No.185 | ||||
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![]() | 龍鳳(りゅうほう) | 龍鳳型 1番艦 軽空母*1 | ||
艦船ステータス(初期値/最大値) | ||||
耐久 | 39 | 火力 | 0 / 20 | |
装甲 | -- / 38 | 雷装 | 0 | |
回避 | 27 / 49 | 対空 | 24 / 48 | |
搭載 | 31 | 対潜 | 0 | |
速力 | 低速 | 索敵 | 28 / 64 | |
射程 | 短 | 運 | 20 / 69 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 35 | 弾薬 | 35 | |
艦載 | 装備 | |||
18 | 零式艦戦21型 | |||
7 | 九七式艦攻 | |||
6 | 未装備 | |||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
大鯨 → 龍鳳(Lv25+改装設計図) → 龍鳳改(Lv50) | ||||
図鑑説明 | ||||
潜水母艦改装空母の龍鳳です。 機関の換装の影響で速度は計画通りには出なかったけれど*2、このクラスの軽空母としては充実の飛行甲板と兵装なんです。 空母龍鳳、精一杯頑張ります! |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、改造直後の値とは異なります。
最大値はLv99の時の最大値を指します。
セリフ | CV:小倉唯、イラストレーター:玖条イチソ |
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入手/ログイン | 潜水母艦改装空母の、龍鳳です。航空母艦として、私、頑張ります! |
母港/詳細閲覧 | はい、出撃ですか? |
不幸…? 運が悪い…? え、私が!? そんなこと無いです! | |
ドーリットル? 何か、ちょっと苦手な響きの言葉ですね。何もしない…? 何…? | |
母港/詳細閲覧(五周年) | て・い・と・く♪ おめでとうございます。艦隊は遂に五周年を迎えました。龍鳳もお祝い申し上げます。祝賀のお料理、頑張りますね。 |
母港/詳細閲覧(梅雨) | 雨の季節。ふふふ。作っちゃった。て・い・と・く・と・龍鳳のてるてる坊主。あ、提督、ほら見て。かわいいでしょ。 |
母港/詳細閲覧(秋刀魚) | 艦隊全力で、秋刀魚漁支援ですか? 龍鳳、了解しました。磯風さん、浜風さんも準備万端ですね? |
ケッコンカッコカリ(反転) | 提督、改装空母の私をここまで育ててくれて、本当にありがとうございます。いつも、いつも感謝しています。いつまでも、いつまでも提督の機動部隊に、私…! |
ケッコン後母港(反転) | 提督、お疲れではないですか?私の飛行甲板で少しお休みになられますか?はい! |
編成 | はい! 航空母艦「龍鳳」、抜錨します! |
出撃 | はい! 航空母艦「龍鳳」、抜錨します! |
機動部隊、出撃です! 勝つ気で参ります! | |
遠征選択時 | やりましたね! |
アイテム発見 | やりましたね! |
開戦 | 気持ちいい…第一攻撃隊、発艦! |
航空戦開始時 | 私達、改装空母をなめないで! |
夜戦開始 | 追撃に移行します。全艦、突撃! |
攻撃 | 続けていきます! 龍鳳、攻撃隊、発艦! |
七面鳥ですか!? 誰が…?わたしの!? いいえ、精鋭たちです!侮らないで! | |
追撃に移行します。全艦、突撃! | |
小破 | きゃあ~! |
やだ!飛行甲板の格納庫が!! | |
中破/大破 | やられました…エレベーターが……でも、まだ大丈夫、沈みません! |
勝利MVP | 私の艦載機が活躍したの? や、やったー! これが空母の、龍鳳の力なんです! |
帰投 | 今回も無事帰って来れました。よかったぁ。 |
補給 | 艦載機の補充も、感謝いたします! |
改装/改修/改造 | 嬉しいです、ありがとうございます! |
これなら、敵艦載機に負けません! | |
よかった、修理完了みたい | |
入渠(小破以下) | ちょっとお風呂入りますね。 |
入渠(中破以上) | すいません。ちょっと、長いお風呂になるかも |
建造完了 | 新しい仲間が来たみたい。 |
戦績表示 | 提督、どんな状況ですか? 大丈夫? |
轟沈(反転) | 空母として、沈むのね…今度は活躍、できた…かな? |
時報 | ちょうど午前零時です。すっかり深夜ですね。お疲れじゃないですか? |
マルヒトマルマル。提督、深夜ですよ? | |
マルフタマルマル。提督、お休みにならなくていいのですか? | |
マルサンマルマル。ふはぁ、私も少し眠くなってしまいました…だ、大丈夫!ふあぁ… | |
マルヨンマルマル。だ、大丈夫です!格納庫の天山数えて起きているので、大丈夫。 | |
マルゴーマルマル。提督、朝です!お早いですね?まさか、徹夜でしょうか… | |
マルロクマルマル。朝ごはんは何がいいですか?流石に朝からカレーは重いですよね… | |
マルナナマルマル。提督、朝ごはんはお味噌汁と卵焼き、鮭の切り身を焼いてみました。さぁ、召し上がれ! | |
マルハチマルマル。さぁ、今日も元気に頑張りましょう!ね?提督!? | |
マルキュウマルマル。鎮守府のお掃除もしたいですね。私、掃き掃除しますね! | |
ヒトマルマルマル。けっこうホコリも溜まっていますね。提督も一緒に、はい、これ持って? | |
ヒトヒトマルマル。お掃除すると、お腹がすきますね…お昼ご飯は何にしましょうか? | |
ヒトフタマルマル。今日のお昼ご飯は、大げぃ…じゃなかった、龍鳳特製カレーです! | |
ヒトサンマルマル。龍鳳特製カレー、いかがでしたか?馬鈴薯もおいしいでしょ? | |
ヒトヨンマルマル。提督、あのぉ、そろそろ本格的な機動部隊を…あ、まだ?…はいぃ… | |
ヒトゴーマルマル。提督、そろそろ本格的に、空母機動部隊が出撃ですよね?…ね!? | |
ヒトロクマルマル。なんだか、夕焼け空が綺麗…もう夕方ですね。 | |
ヒトナナマルマル。そろそろ、お夕食の準備をしないと。提督、何がいいでしょう? | |
ヒトハチマルマル。お昼はカレーですし、夜は少し凝ったものがいいでしょうか… | |
ヒトキュウマルマル。提督、今晩はフーカデンビーフ*3にしてみました。どうでしょう? | |
フタマルマルマル。フーカデンビーフ、いかがでしたか?…ふふ、良かったぁ! | |
フタヒトマルマル。提督、洗い物片付けたら、明日の作戦の計画を立てましょう? | |
フタフタマルマル。明日こそ、本格的な空母機動部隊による出撃を…ね、提督!? | |
フタサンマルマル。提督、本日も一日、大変お疲れ様でした。明日も頑張りましょう? | |
放置時 | て・い・と・く?提督!あ、あの、空母機動部隊の出撃は?…あ…えっと…暫くお休み?…そ、そうですか…あ、はい… |
ゲームにおいて 
- レベル25以上の潜水母艦大鯨を改造することで、艦種が軽空母に、艦名が龍鳳に変わる。
- 改造には、アイテム「改装設計図」が1つ必要。最初から空母への改装が予定されていたのに…。
- 艦種の変更に伴い出来なくなる事を以下に挙げる。自身の任務や遠征の状況をよく確認した上で改造されたい。
- 成功しなくなるのは、遠征「遠洋潜水艦作戦」と、任務「潜水艦隊「第六艦隊」を編成せよ」。
- 大鯨がいない状態で達成できないのは、任務の「遠洋潜水艦作戦を実施せよ!」と「遠洋潜水艦作戦の成果を拡大せよ!」。
- ルート制御要員として使えなくなる通常海域は、中部海域哨戒線(6-1)。大鯨の有無で劇的に難易度が変わる訳では無いが、選択肢が狭まる。
- なお、響・Верныйと同じく、龍鳳と大鯨は同一艦隊に編成出来ない。
- 性能は、耐久力が飛鷹と同等、搭載数と燃費が祥鳳と同等。
ただし低速なので、速力がルート分岐に影響する海域には注意。- 無改造の軽空母としては普通の性能。改造艦としては千歳航なみの弱さ。
- 終戦時に損傷状態とはいえ「浮いた状態で」生き残ったためか、運は若干高め。詳しくは小ネタでどうぞ。
- 主要な海戦への参加は一度きりで建造当初から空母改装までトラブル続きだった割には高い評価といえる。
- Lv50で龍鳳改へ改造可能。改造後は九七式艦攻(九三一空)を初期装備として持参する。
- ちなみに「鳳」の付く艦娘には、いずれも提督への愛情(親しみ)がこもった台詞が大変多い。
大鳳に鳳翔、祥鳳、そして瑞鳳、本艦も例外ではない。 - よく見ると艦名表示が金色ではなく、未改造と同じ白色。
- 大鯨ほどではないが、艦船図鑑において説明文とボイスの一部が一致しない部分がある。
限定グラフィック 
- 2016/8/1のアップデートで期間限定グラフィック「水着mode」が実装された。大鯨は青系の水着に鯨のアクセサリーに対して、龍鳳は赤系の水着に花のアクセサリーになっている。
限定イラスト:水着mode
- 2016年10月21日のアップデートにて「鎮守府秋の秋刀魚祭り」mode及び期間限定ボイスが実装された。
- 磯風に加えて浜風も応援に来てくれたようである。助かった・・・。
限定イラスト:鎮守府秋の秋刀魚祭りmode
- 2020年12月10日のオンメンテナンスで、期間限定グラフィック「Xmasmode」が追加された。
- こちらはオーソドックスな赤。
限定イラスト:Xmasmode
小ネタ 
]戦歴
潜水母艦時代の艦歴は「大鯨」の項を参照 | ||
1942 | 11.30 | 空母「龍鳳」として改装完了。即日第三艦隊に編入 |
12.12 | 沖鷹と共に横須賀を出港。道中で米軍潜水艦*4に雷撃され横須賀へ退避 | |
12.16 | 横須賀で修理を受ける | |
1943 | 1.15 | 酒巻宗孝少将以下第三艦隊第50航空戦隊所属 |
3.19 | 横須賀を出港 | |
3.31 | 呉に入港。着艦練習艦として使用される | |
5.25 | 呉を出港 | |
6.10 | 米軍潜水艦*5の攻撃により飛鷹が被雷損傷。飛鷹航空隊機はそのまま龍鳳航空隊に転用される | |
6.12 | 第三艦隊第二航空戦隊に編入。同日附で同戦隊旗艦を拝命 | |
6.21 | トラック泊地へ入港 | |
7.19 | 雲鷹と共にトラック泊地を出港 | |
7.24 | 呉に入港。着艦練習艦として使用される | |
10.6 | 初春に護衛され輸送任務に従事 | |
11.5 | ||
11.25 | 飛鷹・初春・初霜・谷風と共に輸送任務に従事 | |
1944 | 1.2 | |
3.19 | 呉を出港 | |
3.29 | 瑞鳳と合流 | |
3.30 | 瀬戸内海を出港。雪風・山雲・初霜の護衛下におかれる | |
5.11 | 隼鷹らと共に佐伯を出港 | |
5.16 | タウイタウイ泊地に入港 | |
5.20 | あ号作戦発令 | |
6.13 | タウイタウイ泊地出港 | |
6.19 | マリアナ沖海戦。至近弾1発を受け小破 | |
7.3 | 呉に入港 | |
7.10 | 第三艦隊第一航空戦隊に編入 | |
8.10 | 第三艦隊第四航空戦隊に編入 | |
11.7 | 第一機動艦隊旗艦を雲龍より引き継ぐ | |
11.15 | 第三艦隊・第一機動艦隊解隊。聯合艦隊第一航空戦隊所属となる | |
12.13 | 雲龍と共にロケット特攻機『桜花』の輸送艦に指定される | |
12.28 | 桜花58機を搭載し、ヒ87船団の護送を行う | |
1945 | 1.10 | TBFアヴェンジャー12機の空襲に遭遇。対空戦闘を行い1機を撃墜 |
1.18 | 呉に入港 | |
3.19 | 第1次呉軍港空襲において大破炎上。死傷者42名 | |
3.23 | 鳳翔と共に第二艦隊に編入される | |
4.20 | 第二艦隊解隊。呉鎮守府第四予備艦となる | |
6.1 | 特殊警備艦(防空砲台)として江田島に係留される。高角砲要員・機銃要員以外は下艦 | |
8.15 | 太平洋戦争終結 | |
11.30 | 除籍 | |
1946 | 4.2 | 播磨造船呉船渠において解体開始 |
9.25 | 解体完了 |
歴代艦長
潜水母艦時代の艦長は「大鯨」の項を参照 | ||
第12代 | 亀井凱夫 大佐 | 1942年11月30日~1944年3月16日 |
第13代 | 松浦義 大佐 | 1944年3月16日~1945年1月20日 |
第14代 | 高橋長十郎 大佐 | 1945年1月20日~1945年4月28日 |
第15代 | 佐々木喜代治 大佐 | 1945年4月28日~1945年11月30日 |
- 太平洋戦争の勃発後、大鯨は横須賀海軍工廠で改装工事が行われた。
- この時に主機を不具合の多かったディーゼルから陽炎型に搭載され信頼性のあるタービンエンジンに換装し、最大速度が計画時よりも低下している(「瑞鳳」「祥鳳」:28ノット、「龍鳳」:26.5ノット)。
これが工期を伸ばしたそもそもの大きな原因だった。
機関を積み替えずに短期で空母にする目論見が外れた結果である。
結果、本ゲームで速力の門番を務めている姉妹に届かず、低速の座に甘んじることとなる。 - 改装途中の1942年4月18日、初の米軍による日本本土爆撃(ドーリットル空襲)が発生。B-25爆撃機の投下した爆弾が横須賀軍港第4ドックにいた大鯨に命中、大穴
が空き火災が発生している。
- これによって更に工事が大幅に遅延し、改装が完了するのは11月30日となった。ここにおいて瑞鳳型軽空母「龍鳳」が誕生する。
- この時に主機を不具合の多かったディーゼルから陽炎型に搭載され信頼性のあるタービンエンジンに換装し、最大速度が計画時よりも低下している(「瑞鳳」「祥鳳」:28ノット、「龍鳳」:26.5ノット)。
- 艦名は「竜鳳」と表記されることもあるが、日本海軍的にはそれも正解。書類上*10で度々「竜」の文字が使われている。
- 第三艦隊に配属された龍鳳であるが、まだまだ彼女の試練は続く。
- 既にソロモン方面での空母同士の戦いは事実上終結しており、文字通り間に合わなかった。*11
- 12月、最初の航海で潜水艦の雷撃*12で損傷、またもやドック入り。この時は時津風の護衛を受けていた。
- 1943年は航空機輸送と訓練で出撃なし。
- この頃、このクラスの空母では搭載しなかった九九艦爆が所属した事がある。1943年6月、横須賀からトラックへ移動中の飛鷹が潜水艦の魚雷攻撃を受け引き返し、所属艦載機が龍鳳所属となったためである。
ただし、全ての艦載機を搭載しきれなかったので、搭載したのは零戦と九七艦攻のみで、艦爆隊は島伝いに空路移動している。 - しかも移動直後の7月、ソロモンの戦いに駆りだされ、9月には戦闘機隊が二〇四空、爆撃機と攻撃機は五八二空に編入されて、二航戦は母艦戦闘なしに消滅してしまった。
- 戦闘デビューはマリアナ沖海戦。「飛鷹」「隼鷹」と第二航空戦隊を組むも空襲を受け小破。これが最初で最後の航空戦であった。
- 祥鳳や瑞鳳、龍驤などと同じく、彼女も飛行甲板下に艦橋がある構造だったため、飛行甲板前端がヒサシのようになって敵機が見えにくいという欠点があった。*13
そこで飛行甲板前端左舷側に仮設艦橋を設置、艦橋まで伝声管を引いて、敵機を見ながら操艦することが可能になった。
艦長松浦義大佐*14は飛行甲板右舷の飛行作業指揮所で戦闘全般と発着艦の指揮、仮設艦橋では航海長越口敏男少佐が艦長から操艦を一任され陣取り、本来の艦橋では副長が艦内全般指揮と、
幹部たちがそれぞれ持ち場を分担することによって、龍鳳を守り抜くために全力を尽くせるよう方策が講じられていたのである - 僚艦隼鷹が直撃弾により損傷、飛鷹が被雷により大火災となると、敵機の攻撃は龍鳳へ集中された。
この時、突っ込んでくる艦爆一機の発見が遅れ、航海長は慌てて「面舵一杯急げ、前進一杯!」を命令するも時既に遅く、爆弾直撃を免れ得ない状態となった。
ところが、龍鳳は急激な大角度転舵のため、飛行甲板上の零戦3機を海中へぶち撒けたほどに大傾斜。
傾斜した分だけ身を捩った格好となり、命中するはずの爆弾は倒してあった後部マストをもぎ取ったのみで舷側の海中に落下、至近弾となった。
あと一瞬転舵命令が遅ければ、またもし爆弾が瞬発信管でマストの位置で爆発していたら*15、龍鳳は間違いなく致命傷を負っていたという。
命の瀬戸際で豪運を発揮したのだった。- この戦闘の際に護衛として随伴していた時雨から、急降下爆撃機を警戒するあまり雷撃機の警戒を怠っているとの注意を受けている。
- 自身の搭載機の他に二航戦僚艦の分の艦載機も収容する羽目になったが、なにせ僚艦は大型の隼鷹(発着艦不能)と飛鷹(沈没)。
戦闘で消耗しているとはいえ、龍鳳の搭載機数では収容にも限度があった。結局途中からは駆逐艦のそばへ不時着水を命じ、搭乗員だけ収容することになっている。 - この戦いで、龍鳳は乗員から1人の戦死者も出さなかった。
僚艦飛鷹をはじめ、翔鶴、大鳳も無残に沈没し、艦載機の大部分も還ってこない。
そんな大敗北のなか、対空戦闘で死者を出さなかったことだけが、龍鳳乗員たちの心の慰めだったという。
- 祥鳳や瑞鳳、龍驤などと同じく、彼女も飛行甲板下に艦橋がある構造だったため、飛行甲板前端がヒサシのようになって敵機が見えにくいという欠点があった。*13
- マリアナ沖海戦後新鋭機の運用のために飛行甲板の延長工事を受ける。
- 龍鳳改はこの状態か?
- 1944年8月、航空戦艦となった日向・伊勢と組むべく、隼鷹とともに第四航空戦隊に編入された。
伊勢型姉妹に予定通り彗星が搭載されて実戦投入されれば、龍鳳と隼鷹はその収容先としても機能するはずだった。 - レイテ沖海戦後、四航戦主力の日向と伊勢がH部隊としてフィリピン方面に進出していった。
残された龍鳳と隼鷹は、他の空母らとともに第一航空戦隊を編成したが、もはや一航戦の栄光も過去のもので、文字通り生き残り空母の書類上の寄せ集め*16であり、これを用いて航空作戦をする力など当時の日本には既になかった。- 龍鳳は、空母機動部隊である第一機動艦隊の最後の旗艦である。この後も一航戦の名は残っていたが、その内情はもはや空母戦隊ではなかった。
- 艦載機を失った「龍鳳」は輸送艦として運用される。1945年1月、ヒ87船団*17の一員として、ロケット特攻機「桜花」を積み荷として載せ出撃。
行き先をフィリピン・ルソン島から台湾に変更し、台湾で積荷を下ろして本土行き船団に合流、磯風とともに本土へ帰還する(浜風は損傷し船団から分離、修理を受けた)。
しかしながら、随伴していた駆逐艦「時雨」とは、永遠の別れとなってしまった。時雨はそのままシンガポールへ向かうヒ87船団の護衛を続け、その最中に潜水艦に撃沈され還らぬ艦となったのである。
このヒ87船団は最終的に輸送船9隻の内5隻を喪失、シンガポールに到着できた輸送船は(落伍により後続の船団に入って到着した1隻含め)2隻のみと惨憺たる結果に終わっている。*18- 艦娘としての龍鳳が桜柄の着物をまとっているのは、特攻兵器「桜花」の輸送艦として使われた史実を表すものと思われる。
- 呉に戻った後は練習空母に戻るが、燃料不足でろくに活動出来ぬまま、1945年3月19日の呉軍港空襲で大破、炎上する。
- 歴代艦長には特潜育ての親・原田覚
や、夜間空母着艦を成功させた亀井凱夫
などがいる。
- 最後の艦長となった佐々木喜代治大佐は、昭和21年4月24日に名を「喜代治」から「龍鳳」に改めた。(第二復員省公報第104号(昭和21年6月14日)218頁)
- なお、改装時に取り外された大鯨の艦橋は横須賀鎮守府の号令台に流用され、アメリカ軍接収後もヘリポートの管制塔として1970年代まで残存していたと言う。
- 夕食に作ってくれるフーカデンビーフ
とは海軍風のスコッチエッグ。主に士官以上に供された。
大きな特徴としては、ひき肉でゆで卵を包んだ後は揚げるのではなくオーブンで焦げないように焼くこと。
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