三隈

No.116
	三隈(みくま)		最上型 2番艦 重巡洋艦
	艦船ステータス(初期値/最大値)
	耐久	40	火力	40 / 59
	装甲	30 / 59	雷装	18 / 69
	回避	31 / 62	対空	18 / 59
	搭載	6	対潜	0
	速力	高速	索敵	14 / 39
	射程	中	運	5 / 49
	最大消費量
	燃料	40	弾薬	65
	搭載	装備
	2	20.3cm連装砲
	2	零式水上偵察機
	2	未装備
	装備不可
改造チャート
三隈 → 三隈改(Lv30) → 三隈改二(Lv82+改装設計図+新型航空兵装資材x2+戦闘詳報+開発資材x60) ⇔*1 三隈改二特(Lv89+新型兵装資材+高速建造材x40+開発資材x45)
図鑑説明
最上型1番艦のモガミンとは、とっても仲がいいのだけれど、 仲が良すぎて彼女とは衝突することも多いの…ええ、そう…物理的に… 私はちゃんと前見てるのよ?

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

ゲームにおいて

• 2013/6/26、リランカ島空襲とともに実装。海域名はランカ・リーと関係があるとかないとか……。
  • 4-3、4-5、5-2、7-1のボスマスでの邂逅が可能。ウィークリー任務をこなすと20.3cm(3号)連装砲牧場も行えるようになる親切設計。
  • 2013/12/24実装の「大型艦建造」で建造することも可能。

• 改造可能レベルが通常の重巡に比べて少し高いが、他の航巡と比べると低い方に入る。
  • 大きな特徴は三隈改が持ってきてくれる20.3cm(3号)連装砲、通称「三隈砲」である。
  • 三隈砲の他の入手方法は、ランキング報酬か、改造Lv55の衣笠改二か、改装設計図が必要な利根改二・筑摩改二くらいしかないレア装備である。
  • 2014/10/24実装の改修工廠でも入手可能。
    • 20.3cm(2号)連装砲が2020年2月7日に開発解禁となり、必要最低限の消費数6本を満たすハードルは下がった。
• 20.3cm(3号)連装砲を改修工廠で改修する場合、二番艦に必須な艦娘である。上記の通り、三隈は獲得が難しい艦娘であるため、三隈がいないせいで20.3cm(3号)連装砲の改修ができない、という事態に陥ることも。

期間限定グラフィック

• 2016年8月1日のアップデートで「水着」mode(2016)Ver.が実装された。
  • 「艦これスタイル 弐」で、田中謙介Pが水着modeについて「最上型重巡二番艦…」と発言したことから、三隈の水着modeの実装が決定的となった。
    • 図鑑で全体を見ると、ビート板に「Kumarinko」と書かれている。
  限定イラスト：夏季限定「水着」mode(2016)Ver.

  限定イラスト：夏季限定「水着」mode(2016)Ver.
  

• 2017年7月31日に新たな「水着」mode(2017)Ver.で最上と共に実装された。
  • 2017年7月14日のアップデートでは多くの艦娘が「水着」modeになったが、三隈はこの時点では見送られていた。
  • 三越のサイトに掲載されたグラフィックと比較すると、麦わら帽子がタオルに差し替えられ、三越の袋とビーチパラソルを魚雷に持ち替えている。2018年以降、水着modeは2017バージョンが使用されている。
  限定イラスト：夏季限定「水着」mode(2017)Ver.

  限定イラスト：夏季限定「水着」mode(2017)Ver.
  

• 2018年4月21日から開催中の「艦これ」鎮守府第二次瑞雲祭り in よみうりランド泊地で、前回披露した最上に続いて、瑞雲modeを披露した。

• 2019年2月27日アップデートで三越・伊勢丹コラボ限定グラフィックとして艦娘レディスカジュアルを着こなした【お出掛けmode】が実装された。
  • いかにも「おめかし」といった感じの吹雪と異なり、実に自然にかつ颯爽とした立ち絵になっている。
  限定イラスト：お出掛けmode

  限定イラスト：お出掛けmode
  

小ネタ

• ミッドウェー海戦で空母4隻とともに散った重巡洋艦。
  …と言えばいきなり米航空機にやられたのかというとそうではなく、作戦失敗で帰投する際の反転時、本人の言うとおり最上と物理的に衝突し、本艦の損傷は最上に比べ軽微であったが、動き回って反撃してくる三隈に敵機の攻撃が集中し、結果的に帝国海軍初の戦没重巡となってしまった。
  詳しい経緯は鈴谷、熊野のところで。とにかく、四空母を喪失した直後に1万トン級の重巡まで失って、帝国海軍は踏んだり蹴ったりである。
  • 開戦から沈没までの艦長は崎山釈夫大佐。砲術学校高等科学生を卒業した「鉄砲屋」のエリートだった。ところが卒業後は8隻の駆逐艦*7と一水戦参謀を渡り歩いた水雷屋顔負けの駆逐艦乗りという異色の鉄砲屋だった。
  • 衝突事故後、追い討ちをかけてくる米機の空襲を崎山艦長は艦橋の天蓋から身を乗り出して防戦指揮していたが爆風で重傷を負い艦も航行不能に。指揮を引き継いだ副長の指示で総員退艦が決まり、崎山艦長ら負傷者は短艇で朝潮に移乗する(高嶋秀夫副長は艦と運命を共にした)。
  • その後、崎山艦長を乗せた朝潮は8日早朝に鈴谷と合流し艦長は鈴谷に移される。この頃は崎山艦長は快方に向かっていたのだが、明日はトラックに帰港できるという6月23日に容態が急変し帰らぬ人となる。

• 三菱造船長崎造船所にて1934年5月31日進水、1935年8月29日就役。
  • 就役の1か月後に「第四艦隊事件」に巻き込まれ、損傷を受けた。
• 艦名は、筑後川本流の大分県・日田盆地における呼称「三隈川」から。艦内神社は日田盆地の大原八幡宮から分祀されている。
  • 当初は15.5cmの主砲を装備した軽巡洋艦だったため、名前が山ではなく川から取られている。
  • 1939年12月に主砲を20.3cmに換装し重巡扱いとなった。
    なお、書類の上では最後まで二等巡洋艦（＝おおよそ軽巡の区分）という扱いだった。
    システム上、15.5cmに戻しても軽巡にはなれない。

• 腰から吊り下げているのは探照灯。バタビア沖海戦で照射砲撃を実施したことに由来するものだろうか。装備として持ってこないのは探照灯の実装時期が遅かったせいなのでしょうがないのだが……。
  • 同海戦では電気系統故障により一時照射不能になるも、復旧と同時に艦長は「三隈が今行くからと言って駆逐艦を安心させてやれ」と命令。
    「我今ヨリ敵ノ止メヲ刺ス」と威風堂々たる電文を全軍へ平文で打電し、敵重巡ヒューストンめがけ照射砲撃を浴びせた。意外と武闘派である。
  • さらにヒューストンが大破沈没寸前となった際、敷波が推進器損傷で速力が落ちて雷撃出来ていなかったことを気遣い、「敷波に撃たせてやろう」と提案。
    三隈の命を受けた敷波は単独でヒューストンへ突撃し、魚雷1本を命中させ止めを刺した。敷波艦長の岩上次一少佐は三隈の配慮に男泣きして感謝したという。
    敷波はこの戦功により連合艦隊司令長官から殊勲甲の感謝状を授与されている。
    （圧倒的な勝ち戦とはいえ）部下への思いやりも忘れない、良き上司でもあったのである。

• 一人称は「私」、「三隈」、「くまりんこ」。「くまりんこ」を決してアナグラムの要領で入れ替えてはいけない。絶対だぞ！
• ボイスで計19回も「提督」と発言するキャラ。実装直後（2013年6月）は最多であったが、11月に実装された金剛改二にトップの座を明け渡した。
  • ちなみに三隈改にすると14回に減る。

• 戦後、海上自衛隊においては、「ちくご」型護衛艦の3番艦DE-217が「みくま」の名を受け継いだ。1971年就役、1997年除籍。同型艦には「ちとせ」「くまの」「のしろ」もいた。なお、1番艦の「ちくご」は、三隈川の下流の筑後川に由来するものであり、同じ川由来の艦が姉妹艦として存在したことになる。

• 2021年12月10日、もがみ型護衛艦4番艦(FFM-4)が進水、「みくま」と命名された。初代から87年ぶりに三代目が同じ三菱長崎造船所において進水したことになる(二代目は三井玉野生まれ)。

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