No.075 | ||||
---|---|---|---|---|
初春(はつはる) | 初春型 1番艦 駆逐艦 | |||
艦船ステータス(初期値/最大値) | ||||
耐久 | 16 | 火力 | 10 / 29 | |
装甲 | 6 / 19 | 雷装 | 27 / 79 | |
回避 | 43 / 89 | 対空 | 12 / 39 | |
搭載 | 0 | 対潜 | 21 / 49 | |
速力 | 高速 | 索敵 | 5 / 19 | |
射程 | 短 | 運 | 12 / 49 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 15 | 弾薬 | 20 | |
装備 | ||||
12.7cm連装砲 | ||||
61cm三連装魚雷 | ||||
装備不可 | ||||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
初春 → 初春改(Lv20) → 初春改二(Lv65) | ||||
図鑑説明 | ||||
初春型駆逐艦、1番艦の初春じゃ。 わらわは、北方部隊に所属。戦雲渦巻くアッツやキスカなどの北方海域で活躍したぞ。 北海道周辺も好きな海域じゃな。マニラ湾やオルモック…?ああ、熱いところは苦手じゃ。 |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
CV:小林元子、イラストレーター:彩樹
定型ボイス一覧
イベント | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
初 春 | 初 春 改 | 初 春 改 二 | 追加 | ||||
入手/ログイン | わらわが初春じゃ。よろしく頼みますぞ。 | ◯ | ◯ | × | 編集 | ||
初春じゃ♪このわらわがついてる!大丈夫じゃ! | × | × | ◯ | 編集 | |||
母港*1 | 編集 | ||||||
母港1 | 詳細 | なんぞ、気になることでも? | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
母港2 | ふむ。わらわをそうして慕うとよいぞ。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
母港3 | このばちあたりめ!少しは落ち着いたらどうじゃ? | ◯ | ◯ | × | 編集 | ||
貴様は本当に落ち着きがないのう……なんじゃ?わらわに興味があるのかや…? | × | × | ◯ | 編集 | |||
ケッコンカッコカリ | 貴様ぁ…っ!?ななな…な…!?…わ…妾にそのような、破廉恥な言葉を…。……は…恥を知れ!恥を…/// | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
ケッコン後母港 | 初春、なんぞ、めでたいのう。 | ◯ | ◯ | × | 編集 | ||
貴様も…少し休むといいぞ。そうじゃ、時には休むことも大切なのじゃ。…いい子じゃ♪ | × | × | ◯ | 編集 | |||
放置時 | あー、なんじゃ、その…わらわも、もう少し働いても、いいぞ……っ……いいぞっ? | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
編成出撃 | 編集 | ||||||
編成 | 初春、推して参るぞ! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
出撃 | 初春、出撃じゃな | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
開戦・攻撃*2 | 編集 | ||||||
戦闘1 | 昼戦開始 | 行くぞ!砲雷撃戦用意! | ◯ | ◯ | × | 編集 | |
わらわの舞が見たいのか?仕方ないのう…とくと見るがよいわっ! | × | × | ◯ | 編集 | |||
戦闘2 | 昼戦攻撃 | うふふっ、わらわには見える。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘3 | 夜戦開始 | いよいよ、わらわの本領発揮じゃな! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘4 | 夜戦攻撃 | 始末してくれるわ! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘時ステータス*3 | 編集 | ||||||
小破 | くっ、やられただと!? | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
この初春の怒りを買ったようじゃのう! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |||
中破/大破 | まだまだ…この程度では沈まぬぞ! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
轟沈 | わらわも…沈む……か…。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
戦闘終了*4 | 編集 | ||||||
勝利MVP | ふっ…この勝利、わらわの力ではない。皆の働きあっての事じゃ。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
旗艦大破 | この初春の怒りを買ったようじゃのう! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
装備・改修*5 | 編集 | ||||||
装備1 | 改修/改造 | うむ、また強くなったのう。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
装備2 | いままでの武装では物足りないと言うのか?贅沢じゃのー。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
装備3 | 改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見 | 初春、なんぞ、めでたいのう。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
その他 | 編集 | ||||||
帰投 | 艦隊が帰投したようじゃぞ?勝利かや? | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
補給 | うむ、また強くなったのう。 | ◯ | ◯ | × | 編集 | ||
助かるのう…苦しゅうないぞ? | × | × | ◯ | 編集 | |||
入渠(小破以下) | うむ、少し落ち着いたのじゃ。 | ◯ | ◯ | × | 編集 | ||
ふう……風呂はいいのう。やはり檜の風呂が最高じゃ。 | × | × | ◯ | 編集 | |||
入渠(中破以上) | この工廠は、腕の良い職人がおるのう。安心じゃ。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
建造完了 | 新しい艦娘が参ったようじゃのう。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
戦績表示 | 貴様に、なんぞ、文が届いておるのう。 | ◯ | ◯ | × | 編集 | ||
そうじゃな、情報は大切じゃ、よいよい。とくと確認するがよいぞ。 | × | × | ◯ | 編集 |
時報ボイス一覧
時刻 | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
初 春 | 初 春 改 | 初 春 改 二 | 追加 | |||
00 | そうじゃな。今宵は、わらわが貴様のために刻を教えてやろう。特別、じゃぞ?ふふっ♪ | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
01 | マルヒトマルマル。うむ、苦しゅうない。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
02 | マルフタマルマル。そうじゃ。丑三つ時じゃな。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
03 | マルサンマルマル。ふぁぁぁ…。なんじゃ…少し、飽きてきたのう… | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
04 | マルヨンマルマル。貴様、ちゃんと聞いているか?…そうかや? | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
05 | マルゴーマルマル。もう朝じゃのう。また、新しい一日が始まるのじゃな。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
06 | マルロクマルマル。うむ。朝の総員起こし、艦隊にかけてやるがよい!…何?わらわが?なぜじゃ!? | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
07 | マルナナマルマル。朝餉の支度はまだかや?…はあ?わらわが?…ふん。腹が減っておる。冗談は後にせよ! | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
08 | マルハチマルマル。貴様もやればできるではないか。今日の朝餉は良き味じゃ♪これからも、精進せよ! | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
09 | マルキュウマルマル。まあ、そうじゃな。そろそろ艦隊を出すかの。どれ! | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
10 | ヒトマルマルマル。二一駆、集合せよ!にじゅうい…む?誰もおらん。…これ、若葉!皆の者! | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
11 | ヒトヒ……おお若葉!よかった…じゃない。遅いではないか!えっ…今帰ったのか!?ご苦労じゃのう… | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
12 | ヒトフタマルマル。もう昼ではないか。いかん、昼餉を取らねば。支度はどこじゃ?…何?その包み… | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
13 | ヒトサンマルマル。まあ…まあよい。海の上で食すむすび飯も悪いものではない。…そうか、初霜が…ふむ。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
14 | ヒトヨンマルマル。二一駆、やっと揃ったかや?苦しゅうない!それでは出撃じゃ。北方じゃの! | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
15 | ヒトゴーマルマ…あっ、危ない!…っ…大丈夫じゃ。わらわは、衝突には気を付けておるからのう。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
16 | ヒトロクマルマル。…うむ、皆元気そうで何よりじゃ!励むことじゃ。それが、己の未来を切り開く道じゃな! | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
17 | ヒトナナマルマル。貴様、なんじゃ?夕日に見惚れているのか?仕方ないのう。…うむ、見事なものじゃ♪ | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
18 | ヒトハチマルマル。さあ、夕餉の時間じゃ。今晩は何が出てくるのじゃ?さあ、早う持て! | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
19 | ヒトキュウマルマル。おお~、これは立派な夕食膳ではないか。なに?初霜が?そうか…ありがたいのう♪ | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
20 | フタマル…お、なんぞ?…なに?夜戦?…そうじゃな。それも大事じゃが、これからは対潜・対空も肝要じゃ。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
21 | フタヒトマルマル。子日、若葉、初霜、今日も一日お疲れ様じゃあ!ああ、貴様もな。ゆっくり休むがよい。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
22 | フタフタマルマル。なんじゃ、眠れんのか?早い?何を言っておる、明日も早いぞ!早く休むが良い。 | × | ◯ | ◯ | 編集 | |
23 | フタサンマルマル。ん…なんじゃ、貴様がゴソゴソ動くから休めんではないか。落ち着きがないのぉ…。 | × | ◯ | ◯ | 編集 |
季節ボイス一覧
季 節 | イベント | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
初 春 | 初 春 改 | 初 春 改 二 | 追加 | ||||
春 | 桃の節句 | 編集 | |||||
春の訪れ | 編集 | ||||||
ホワイトデー | ふむ。お返し、というわけか。貴様も、義理堅いところがあるのじゃな。……仕方ない。頂いて、おくかの。……ん、ふむ。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
春 | 編集 | ||||||
春本番 | 編集 | ||||||
夏 | 梅雨 | ふむ。わらわも雨は嫌いではないが、よく降るのう。雨というのも、考えれば不思議なものじゃ。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
初夏 | 編集 | ||||||
夏 | 今年も夏が来たのう。蝉が鳴いておるわ。うむ、時が移り変わっても、これは変わらんのう。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
盛夏 | 編集 | ||||||
夏祭り | 編集 | ||||||
秋 | 秋 | わらわが戦列に加わった季節じゃ。実りの季節……うむ、良きかな。わらわはこの季節は、好きじゃな。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
秋刀魚 | わらわに、漁師の手伝いをせよというのか……ふ、ふむ……よし、任せるが良い! わらわの手腕、とくと見よ! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
晩秋 | 編集 | ||||||
ハロウィン | 編集 | ||||||
秋のワイン | 編集 | ||||||
冬 | 冬 | 編集 | |||||
師走 | 編集 | ||||||
クリスマス | く、くりす……ます? じゃと!? けったいな祭りじゃな! これが……チキン? ほうほう…… | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
年末 | 編集 | ||||||
新年 | 初春じゃ、めでたいのう。本年のこの初春を、わらわと祝おうぞ。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
節分 | うむ、節分は大切な儀式じゃ、いろいろな意味があるのじゃぞ?あ、知っておったかや? | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
バレンタイン | まあ、何じゃ、たまには浮世のしきたりに従ってみるのも……これをじゃな、貴様に、授けるのじゃ! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
周 年 | 二周年記念 | うむ、めでたいのう。今日という日を貴様と祝えて、妾も嬉しいぞ。良きかな♪ | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
三周年記念 | うむ、めでたいのう。今日という日を貴様と祝えて、わらわも嬉しいぞ。よきかな。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
四周年記念 | 編集 | ||||||
五周年記念 | うむ、めでたいのう。今日という日を、貴様と祝えて、わらわも嬉しいぞ。五周年、よきかなよきかな。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
六周年記念 | うむ、ほんにめでたいのう。今日という日を貴様と祝えて、わらわも嬉しいぞ。六周年、よきかな。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
七周年記念 | うむ、めでたいのう。わらわ達は遂に七周年か。貴様と祝えて嬉しいことじゃ。よきかなよきかな。 | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | ||
イ ベ ン ト | 決戦前夜 | なんじゃ、その……わらわも貴様を、信頼している……ぞ。うん……ぁ、そういうことじゃっ?! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 | |
我が二十一駆は艦隊主力とは別に輸送作戦を担当かや?苦しゅうないぞ。輸送も大切な作戦じゃ。心得た! | ◯ | ◯ | ◯ | 編集 |
ゲームにおいて
- 吹雪型駆逐艦と比べて初期値が高いが、最終値は同じ。また初期値が高いと言っても若干高い程度であるためさして問題ではない。
- いわゆる「のじゃロリ」。喋りの古風さでは利根えもんと対をなす。
- 同じ彩樹氏による龍田と叢雲とは、「頭の謎ユニット」「艤装の謎マニピュレータ」という共通点がある。
- 公式4コマでは、雨の日で両手がふさがっているときに、この謎マニピュレータに雨傘をセットしていた。
- あと砲台は一基飛んでいる。どんなテクノロジーだ…… こんなものを浮かべて喜ぶか、変態が!
- 扇、ポニテに紙垂(しで)らしき飾り、麻呂眉と、他の駆逐艦娘とは一線を画す和風なデザインも個性的。
- あと、何がとは言わないが駆逐艦にしては「ある」ほう。さすがに潮や浜風や夕雲型には負ける。
- 2014年10月10日のアップデートで改二が実装された
- 2014年11月14日のアップデートで放置ボイスなど複数のボイスが追加・更新された。
- 2018年1月17日のアップデートで改・改二に時報が実装された。
- 2018年2月5日アップデートで、任務「精鋭『第二一駆逐隊』、抜錨準備!」「精鋭『第二一駆』、猛特訓!」(編成任務は初春改二・若葉改・初霜改二が必須。*6)が追加された。また、同日、バレンタイン限定ボイス、冬イベ決戦ボイスが期間限定で追加された。
- わずか6隻の姉妹ながら、初期から実装されていた姉妹艦は自身も属す第21駆逐隊の4人のみ。第27駆逐隊に属した妹たち2人が実装され姉妹艦全艦が揃うまで10年を要した。姉妹艦が全艦揃った駆逐艦型は順に準同型と言える白露型、イタリアのMaestrale級、朝潮型についで4番目である。*7
- 2024年4月23日に朧に実装された時報ボイスで初春に言及するようになった。「はるはる」と呼ばれており、トップヘビーな様をからかってきてくる。
小ネタ
初春型一覧
No. | 艦 名 | 建造所 | 進水日 | 順 | 就役日 | 順 | 所属隊 (開戦時) | 戦没日 | 順 | 艦これ実装 | 順 |
1 | 初春 | 佐世保工廠 | 1933.2.27 | 2 | 1933.9.30 | 1 | 一水戦・21駆 | 1944.11.13 | 5 | 2013. 4.23 | 1 |
2 | 子日 | 浦賀船渠 | 1932.12.22 | 1 | 1933.9.30 | 1 | 1942.7.5 | 1 | |||
3 | 若葉 | 佐世保工廠 | 1934.3.18 | 4 | 1934.10.31 | 4 | 1944.10.24 | 4 | |||
4 | 初霜 | 浦賀船渠 | 1933.11.4 | 3 | 1934.9.27 | 3 | 1945.7.30 | 6 | |||
5 | 有明 | 神戸川崎造船所 | 1934.9.23 | 6 | 1935.3.25 | 5 | 一水戦・27駆 | 1943.7.28 | 3 | 2020.7.11 | 5 |
6 | 夕暮 | 舞鶴工作部 | 1934.5.6 | 5 | 1935.3.30 | 6 | 1943.7.20 | 2 | 2023.3.1 | 6 |
艤装員長・駆逐艦長
艦長氏名(期・本籍) 配属期間 | 他の経歴・小ネタ | |
艤装員長 初代 | 田原吉興 少佐(43・東京) 1933.5.1~7.1(艤装員長) 1933.7.1~35.10.31(艦長) | 矢風・太刀風・沼風の艦長を経て初春艤装員長初代艦長。中佐昇進後浦波艦長、青葉副長、第11水雷隊司令、大佐昇進後狭霧たちの10駆司令、29駆司令、村雨たちの2駆司令、開戦時の那珂艦長。長良艦長、青葉艦長(大淀艤装員長兼務)、能代艤装員長初代艦長、最期の山城艦長として浦波艦長としての先任である西村司令共々スリガオ海峡海戦で戦死。少将。 |
2代 | 丸安金兎 少佐(47・兵庫) 1935.10.31~36.12.1 | 一時子日艦長を兼務。朝風艦長、砲艦二見艦長を歴任。中佐昇進後水雷学校副官。 |
3代 | 吉田正義 少佐(50・山口) 1936.12.1~37.12.1 | 春風艦長ののち初春艦長。野風・江風・荒潮の艦長を歴任。中佐昇進後風雲艤装員長・初代艦長。大湊警備府参謀兼津軽要塞参謀。大佐昇進後第2代43駆司令、第2代41駆司令として冬月に座乗し坊ノ岬沖海戦に参戦。終戦後鳳翔艦長。 |
4代(兼) | 新谷喜一 少佐(50・広島) 1937.12.1~38.11.15 | 睦月艦長ののち子日艦長で初春艦長を一時兼務。薄雲艦長、中佐昇進後谷風艤装員長・初代艦長。第24戦隊参謀として開戦を迎える。43年11月大佐。17駆司令として磯風に座乗し坊ノ岬沖海戦に参戦。 |
5代 | 前川新一郎 少佐(50・福岡) 1938.11.15~39.11.20 | 初春艦長ののち中佐に昇進し白雲艦長、黒潮艦長、兵学校副官、谷風艦長、横須賀防備戦隊参謀、大島防備隊司令兼第22輸送隊長、沖縄方面根拠地隊参謀。沖縄戦にて戦死、少将特進。 |
6代(兼) | 濱中脩一 少佐(51・香川) 1939.11.20~40.4.24 | 主務は菊月艦長。ついで初霜艦長。最期の山風艦長で戦没後大佐特進。 |
7代 | 横山喜一 少佐(50・高知) 1940.4.24~9.27 | 砲艦安宅砲術長、第7号掃海艇長ののち初春艦長。第三遣支艦隊副官兼参謀。 |
8代 | 牧野担 少佐(51・愛知) 1940.9.27~42.11.15 | 水雷艇友鶴・鵲の艇長を経て開戦時の初春艦長。中佐昇進後千島方面特別根拠地隊参謀を経て沖波艤装員長・艦長。沖波大破着底(初春戦没大破着底と同地同日)後水雷学校教官兼研究部員。ポツダム昇進で大佐。 |
9代(兼) | 山名寛雄 少佐/中佐(55・広島) 1942.11.15~43.5.20 | 朧戦没時の艦長で初春らにより助けられ舞鶴工廠で修理中の大潮・霞・不知火・初春の艦長を兼務。兼務解消後は霞艦長として北号作戦で帰国するまで戦い抜き冬月に乗り換えて坊ノ岬沖海戦に参戦。 |
10代(兼) | 人見豊治 中佐(兵50・栃木) 1943.5.20~9.10 | 霞の修理が完了したため今度は同じく舞鶴工廠で修理中の巻波の人見艦長が兼務を継承。修理後巻波艦長としてセント・ジョージ岬沖海戦にて僚艦大波、夕霧とともに戦死。大佐特進。 |
11代 | 飛田清 少佐(兵56・茨城) 1943.9.10~44.4.1 | 開戦時は北上水雷長。初春艦長ののち修理が完了した長波の艦長に。同職中に中佐昇進。長波戦没時放棄された浜波で一夜過ごした後第7次多号作戦で竹に救出される。戦後海上警備隊から海上自衛隊、1等海佐としてあさかぜ艦長。 |
12代 | 長倉義春 少佐(兵60・宮崎) 1944.4.1~10.1 | 開戦時は阿武隈水雷長。利根水雷長、早苗艦長、三水戦司令部付、前任は文月最期の艦長。初春艦長退艦後は横須賀鎮守府付。終戦後隠岐艦長。 |
13代 | 大熊安之助 少佐(兵60・東京) 1944.10.1~11.15(没) | 開戦時は那珂水雷長。前任五月雨最期の艦長かつ初春最期の艦長でもある。五月雨戦没時に運命を共にする気でいたが同期である竹の宇那木艦長の説得に応じ退艦。柳艤装員長艦長。 |
- 読みは「はつはる」である。「はつはる」である。大事なことなので(ry。
頭に巨大な花飾りをつけた天才ハッカーとは何の関係もない。と思われていたが.....。*8 - 艦名はそのまま「春の初め」、転じて旧暦1月や正月の意。初春、なんぞめでたいのう。
- 余談だが、改マル五計画の計画艦である改秋月型の艦名に「初夏(はつなつ)」「初秋(はつあき)」というのもある(ともに未成艦)。何故か初冬だけ存在しない。
- ロンドン海軍軍縮条約によりこれ以上1,500t以上の駆逐艦を作れなくなったため*9、1,680t(計画値)の特型(吹雪型)より小さい1,400tの船体に特型並みの武装を詰め込もうとした艦。
誕生の経緯は異なるが、夕張型と同じようなことを駆逐艦で実現しようとしたとも言える。
3,000t級の船体に5,500t級の装備を積もうとした夕張に比べれば、特型と初春型の排水量差は280t程と少ないものの、無理があることには変わりは無い。
これを実現すべく、造船技師達はさまざまな試案を提示している。 - で、完成まで漕ぎ着けたはいいが、案の定トップヘビーで、なんと最初の航海でいきなり転覆しかけてその生を終えそうになる。
その後友鶴事件が起こったため片っ端から修正されどうにか使えるレベルに落ち着いたのだが、今度は第四艦隊事件が発生。船体の補強に追われたため、最終的な排水量は1,700tを超える条約違反の艦になってしまった。何というオチ。- なお改装は本当に片っ端からやられたので、詳しくない人でも一瞬で改装前後の見分けがつく。というよりもはや別の型と言われても信じるレベル。劇的ビフォーアフター。
改装前と改装後の写真を見比べてもらいたい。写真上は子日と初春だが、元はほぼ同じ艦である。知らない人なら10人中10人が、全く別の艦だと思うだろう。
- なお改装は本当に片っ端からやられたので、詳しくない人でも一瞬で改装前後の見分けがつく。というよりもはや別の型と言われても信じるレベル。劇的ビフォーアフター。
- 上記の事情により吹雪型に対して、ほぼすべての性能で劣る。
主砲6門→5門・魚雷発射管9門→6門、38kt→33kt*11- 特に速力33ノットは艦隊型駆逐艦としてはヤバい、ヘタしたら空母にすら置いて行かれる鈍足。
因みに速力は穏やかな海面での数値(公試値)なので、海が荒れると更に低下する可能性が高い。
一般的に船体は大きい方が波に有利とされるため、特型より小柄な初春型はなおさら不利である。
- 特に速力33ノットは艦隊型駆逐艦としてはヤバい、ヘタしたら空母にすら置いて行かれる鈍足。
- もはや兵器どころか船として失敗作のはずだが、なぜか艦これの初期値では吹雪型を超え、しかも簡単に追い越せる。
- なお魚雷発射管は九〇式といって、さらに最新の次発装填装置を装備した。
唯一と言っていいレベルではあるが、強化された部分もあったのだ。- 次発装填装置とは、文字どおり、次に発射する魚雷を装填するための装置である。
従来の駆逐艦の場合、魚雷を1回発射したら戦場外の安全地帯に退避して、予備魚雷を1本ずつチェーンで吊り上げ慎重に装填し直す必要があり、大変な時間がかかっていた。
それが、この装置を用いることにより1回目の発射後いわばカセット式に予備魚雷を再装填、数分以内に2回目を発射できるようになった。
初春自身はこれを用いる機会はなかったものの、雪風らがコロンバンガラ島沖海戦において1回目を発射した後に一旦離脱、次発装填後再度突撃して2回目を発射し、次発装填装置の存在など知る由もない米艦隊を潰滅に追い込んだことが有名である。当該艦隊(軍隊区分「第二水雷戦隊」)に末妹・夕暮が属していたことは特筆に値する。 - 竣工時の初春の魚雷兵装は3連装発射管×3基+次発装填装置というやんごとない装備で、搭載魚雷数はなんと9+9で18本!
後の陽炎型などの甲型駆逐艦(16本)や重雷装と謳われた島風(15本)も顔負けの重雷装である。
が、上述のとおり改装で発射管1つ削られて、3連装発射管×2基+次発装填装置で12本という、無難な線に落ち着いた。まあ何事も普通が一番ってことで。 - この装置を持つ点が注目されたのか、開戦前に酸素魚雷を運用できるように改修されている。
- 次発装填装置とは、文字どおり、次に発射する魚雷を装填するための装置である。
- あと主砲には高性能なB型が採用された。
綾波型から踏襲したものだが、小さな彼女にとってはこれも重心上昇の一因になってしまった。
- なお魚雷発射管は九〇式といって、さらに最新の次発装填装置を装備した。
- そんなこんなで残念な性能に終わった初春型は、生産を6隻でキャンセルされた。
- 良いところのない艦だと思われがちだが、このタイプから厨房のコンロが石炭焚きから重油焚きになっている。格段に扱いやすく、食事の質が良くなったと好評だった模様。
- 暑いのが苦手なのは、フィリピンのダバオで長良に衝突したりマニラ湾で沈んだからなのだが、実は発言中のオルモック突入には成功している。
逆に活躍したと言ってるキスカへの輸送任務では空襲で大破して航行不能(僚艦の朧は轟沈)になり、助けに来た初霜と若葉に曳航されて幌筵に寄港後、舞鶴に帰っている。 - 最後は米機動部隊の空襲によって被弾炎上し木曾や曙・秋霜・沖波*15らと共に沈没。
- この時、燃え盛る初春の黒煙が煙幕となって妹の初霜を覆い隠したため、初霜は敵の空襲から逃れられたという。最後の力を振り絞って残った末妹を守ろうとしたのかもしれない。
- 艦これに初期から登場している初春型4隻で第二十一駆逐隊を編成していたが、暁型4隻の第六駆逐隊と比べると知名度は天と地の差である*16……。
- なお昭和19年4月頃に艦歌として「駆逐艦初春の歌」が作られ、乗員たちに大いに歌われていたという。
航海長落合豊大尉作詞、主計長池上秀高主計大尉作曲。現在1番の歌詞のみが現存している。
「波濤万里に雲は湧き 御稜威の光さすところ 名も麗しき初春の 勲をつぎて今日も征く」- その後、作詞者の落合大尉が第16号輸送艦へと転勤の辞令を受けたときのこと。当時初春は修理中で、落合氏は出港の日を転勤日と決めていた。
いよいよ初春の修理が成り明日は出港という晩、艦長の主催で落合氏の二度目の送別会が艦内で開かれた。
すると、大勢の下士官たちが宴の会場の士官室にやってきた。士官室への下士官兵の入室は禁じられているのに、である。 - 彼らは室内に入るなりピシッと姿勢を正すと、一斉に「駆逐艦初春の歌」を合唱し始めたのである。
そして艦長以下、室内の士官たちも皆立ち上がり、この歌声に加わった。初春の仲間たちからの心づくしの贈りものであった。
落合氏は戦後、この時の思い出をこう語っている。
「私はその時もう感動して、思わず涙が出ました。なによりの送別でした。そして明くる日、皆に送られて初春を退艦したのです」
仲間と仲間の暖かな人の和に結ばれた艦、それが駆逐艦初春であった。
- その後、作詞者の落合大尉が第16号輸送艦へと転勤の辞令を受けたときのこと。当時初春は修理中で、落合氏は出港の日を転勤日と決めていた。
- ちなみに二代目で、艦これ実装済みの姉妹艦ともども(旧)神風型に初代を持つ。まあ、この(旧)神風型は32隻も居ただけあって、ぶっちゃけ大半の駆逐艦娘の初代が属しているが……。
※日露戦争直後のグループで、太平洋戦争期の二代目神風型ではないので注意。 - 初春の名は海上自衛隊には未だに受け継がれていないが、海上保安庁の巡視艇にはその名が存在した。
- 提督への二人称「貴様」は、海軍的には親愛の呼称である。かの『同期の桜』での「貴様と俺とは同期の桜」のように、近い間柄の相手を呼ぶ場合に用いられる。
陸軍では部下を叱責する時に使うなどで蔑称的な面が強いが、こちらは状況的にも軽い挨拶くらいのものだと思われる(初春は最初だけ「頼みますぞ」と言うので古語の敬称ではないと思われるが、改二やケッコン後のデレ状態でも言うので)。
那智の場合も、気安いが軽蔑があるわけではないので同じ用法だと思われる。
あきつ丸の「提督〈殿〉」の逆で、一般的イメージや陸軍と海軍では意味が異なる呼称と言える。
そうか、これが本当の滞空砲塔なんですね、初春さん? -- 2024-03-02 (土) 08:14:21