No.432 | ||||
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有明(ありあけ) | 初春型 5番艦 駆逐艦 | |||
艦船ステータス(初期値/最大値) | ||||
耐久 | 16 | 火力 | 10 / 29 | |
装甲 | 6 / 19 | 雷装 | 27 / 70 | |
回避 | 43 / 80 | 対空 | 8 / 38 | |
搭載 | 0 | 対潜 | 21 / 50 | |
速力 | 高速 | 索敵 | 5 / 19 | |
射程 | 短 | 運 | 10 / 49 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 15 | 弾薬 | 20 | |
装備 | ||||
12.7cm連装砲 | ||||
未装備 | ||||
装備不可 | ||||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
有明 → 有明改(Lv48+高速建造材×10+開発資材×15) | ||||
図鑑説明 | ||||
あたしが初春型駆逐艦五番艦、有明さ。有明型って呼んでくれたって、あたしは全然かまわないよ。 南方を中心に数々の戦域を駆け抜けたぜ。な? 覚えておいてくれよ? 新しい時代の護衛艦にこの名は受け継がれ、現代の海自むらさめ型としても活躍しているんだ。 |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、改造直後の値とは異なります。
最大値はLv99の時の最大値を指します。
CV:タニベユミ、イラストレーター:玖条イチソ
定型ボイス一覧
イベント | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | ||
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有 明 | 有 明 改 | 追加 | ||||
入手/ログイン | よお!あたしが初春型の有明だ。よろしくな!有明型っていう奴もいるけど、どっちだっていいよ。あたしはあたし、それが全てさ。いくぜ! | ◯ | × | 編集 | ||
よお! 有明だ。元気してるかい、提督。そうか、ならいいんだ。今日もあたしと行くだろう? よし、露、時雨も、いくぜ! | × | ◯ | 編集 | |||
母港*1 | 編集 | |||||
母港1 | 詳細 | あたし? いいぜ、やるか! | ◯ | ◯ | 編集 | |
母港2 | 露、なんだその顔は。問題ないって、いけるさ! | ◯ | × | 編集 | ||
*2 時雨、なんだその顔は。シケた面するなって、いけるさ! | × | ◯ | 編集 | |||
夕暮、時雨、なんだよ。シケた面するなって、いけるさ! | × | ◯ | 編集 | |||
母港3 | や、三日月。元気してたか? ……そっか、何よりだ。ああ、そうだな。わかってる。次は上手くやろう。あたしも昔のあたしじゃない。頼りにしてくれ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
ケッコンカッコカリ | 提督、なんだい? はは、戦の話? そうだな、上空援護ってのいいもんだ。嬉しくなるぜ。なに、違う? こ、これって…これってぇ…あれか? まじで? …あ、りがてぇなぁ…何だよ、ったく…嬉しく、なるぜ。 | ? | ◯ | 編集 | ||
ケッコン後母港 | 提督さ。もしさ…もし、あたしが沈んだら、どうする? 泣いて、くれたりするんか? ああ、いや、何でもねぇさ! 何だよ、わりぃわりぃ。 | ? | ◯ | 編集 | ||
放置時 | なんだよ、提督のやつ、忙しそうだな。夕暮……は、いないんだっけ……。時雨も……なんか忙しそうだな。つっまんねぇなぁ……お、三日!ちょうどいい!なんかしようぜ!なんかって?なんかだよ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
編成出撃 | 編集 | |||||
編成 | 一水戦、二七駆、有明。出るぜ。ついてこいよ! | ◯ | × | 編集 | ||
四水戦、二七駆、有明。出るぜ。ついて来いよ! | × | ◯ | 編集 | |||
出撃 | 旗艦、二七駆有明、出撃する! 行くぜ、遅れるな! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
開戦・攻撃*3 | 編集 | |||||
戦闘1 | 昼戦開始 | 見つけたぜ、やるしかないな。見敵必殺だ! 砲戦、魚雷戦、用意! いくぜぇ! | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘2 | 昼戦攻撃 | そこだろ、見えてる! | ◯ | × | 編集 | |
そこだろ、舐めんなよ、てえっ! | × | ◯ | 編集 | |||
戦闘3 | 夜戦開始 | 夜戦で殲滅する。陣形を整えろ、再突入だ! | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘4 | 夜戦攻撃 | 喰らえ! | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘時ステータス*4 | 編集 | |||||
小破 | ちっ……ぶねぇなっ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
うざいんだよ! | ◯ | ◯ | 編集 | |||
中破/大破 | 待て、待てって! まだ沈むわけに、いかねーし……待てったら! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
轟沈 | ここまでか、あたしも。……三日さぁ、お前は、後から来いよ……向こうでは、あたしが先輩さ。……また、組もう、ぜ……。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
戦闘終了*5 | 編集 | |||||
勝利MVP | ふっ、まあそんなもんだな。……ああ別にいいよ。褒められたくって、やってるわけじゃねえんだ。なっ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
旗艦大破 | うざいんだよ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
装備・改修*6 | 編集 | |||||
装備1 | 改修/改造 | いいね、助かる。 | ◯ | ◯ | 編集 | |
装備2 | こいつ、嫌いじゃないぜ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
装備3 | 改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見 | いいよな。 | ◯ | ◯ | 編集 | |
その他 | 編集 | |||||
帰投 | 艦隊、戻ったぜ。皆、お疲れさん。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
補給 | マジか、礼は言っとく。……言える内に、な。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
入渠(小破以下) | こんなんかすり傷だよ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
入渠(中破以上) | ヘマした、わりぃ。 | ◯ | × | 編集 | ||
やっべ、ヘマした。わりぃ。 | × | ◯ | 編集 | |||
建造完了 | ほう、出来たか。新しいやつ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
戦績表示 | *7 夕暮、情報をとってきてくれ。……ん、ああそっか、キミは今いないのか……あ、あたしがとってくるよ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
夕暮、情報をとってきてくれ。ああ、ありがと、助かる。提督、はいよ。情報の把握は、うん、大事だな。 | ◯ | ◯ | 編集 |
時報ボイス一覧
時刻 | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | |
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有 明 | 有 明 改 | 追加 | |||
00 | てっぺん回ったね。……あ、今日あたしが当直だ。提督、よろしくな。まあ任しとけって、なっ! | × | ◯ | 編集 | |
01 | マルヒト、マルマル! ん? あたし何やったらいい? | × | ◯ | 編集 | |
02 | マルフタ、マルマル! い……この残った書類片付けるの? いやー、あたしこういうの苦手で…… | × | ◯ | 編集 | |
03 | マルサン、マルマル! 提督、書類事務、意っ外と早いよな。いい秘書艦になれるぜ。なっ! | × | ◯ | 編集 | |
04 | マルヨン、マルマル! まあ、なんだ……。じゃ、あたし、お茶入れてやるよ! 番茶でいいよな。やかん……と……。 | × | ◯ | 編集 | |
05 | マルゴー、マルマル! や、もう朝だ。やっべー! ちょっと仮眠しとく? 今のうち、ちょっとだけ……な。 | × | ◯ | 編集 | |
06 | マルロク、マルマル! ……じゃ、やるぜ。総員、起こーし! てめえら朝だ! 起きろ、朝だぜ! | × | ◯ | 編集 | |
07 | マルナナ、マルマル! 艦隊の連中を片っ端から起こしてきたぜ。さ、提督、あたしの朝メシは? ……えっ!? | × | ◯ | 編集 | |
08 | マルハチ、マルマル! え、あたしが作るの? ……だって当直じゃん、って……あ、そゆこと? こいつは一本取られたな、あはははは……っち! | × | ◯ | 編集 | |
09 | マルキュー、マルマル! 露が作ってくれた握り飯と味噌汁銀蝿して、朝はなんとかなったな。……露って、意っ外と女子力あるんだ。な! | × | ◯ | 編集 | |
10 | ヒトマル、マルマル! さ、提督、海に出よっか! んん~っ、この潮風、たまらんなぁ。 | × | ◯ | 編集 | |
11 | *8 ヒトヒト、マルマル! 二七駆、集合だな。…露、朝はありがとな。…時雨、元気を出せ! ……よし! これで夕暮がいれば完璧だ。なっ、提督。よーしっ! | × | ◯ | 編集 | |
ヒトヒト、マルマル! 二七駆、集合だな。…露、朝はありがとな。…時雨、元気を出せ! …よし! …夕暮は…うん、いっつも通りだな。提督、ばっちりだぜ! | × | ◯ | 編集 | ||
12 | ヒトフタ、マルマル! さあメシだ! 露、朝の持ってきてない? ……おおー、あるじゃんあるじゃん。……お、時雨、お茶かい? 気が利くねぇ。ありがとよ。……よし、じゃあ、いっただきまーす! ……ん……くーっ! うめえ! | × | ◯ | 編集 | |
13 | ヒトサン、マルマル! あー、食うと眠くなるよなぁ。ぁふぁ~、少しだけ、休まねぇ? ……は……ふぁ……ふぅ……。 | × | ◯ | 編集 | |
14 | ヒトヨン……マルマル……ん……ふあぁ……。なんだよぉていとくぅ……くすぐってぇって……はっ! え、何!? ……あたし、寝てた!? ……マジ? | × | ◯ | 編集 | |
15 | ヒトゴー、マルマル。提督、なんだよ。起こしてくれりゃいいじゃん。……え。寝顔が、意外と、アリ、だった。……はっ!? | × | ◯ | 編集 | |
16 | ヒトロク、マルマル! あ、うーちゃん先輩! その後、大丈夫っすか? ……ならいいっす、はい! また! | × | ◯ | 編集 | |
17 | ヒトナナ、マルマル! ……あ、いや。先輩、だからね。……え、三日? 奴は、ガチのダチ。夕日落ちるな……きれいだな。なっ。 | × | ◯ | 編集 | |
18 | ヒトハチ、マルマル! ……あ、夕食ね。夕食の、支度。……うーん、どうすんべか……お、三日! わかってんなぁ、ありがてえ!提督、三日が一緒に鍋しようってさ! いいよな、なっ! | × | ◯ | 編集 | |
19 | ヒトキュー、マルマル! 提督、こっちの肉、いけるぜ。あ、三日! そのネギはまだだ。豆腐食え豆腐。……え、お前鍋奉行気質だ、って? ……そうかもしんねえな。なっ! | × | ◯ | 編集 | |
20 | フタマル、マルマル! なんか川内さんとこが騒がしいな、と思ったら……ありゃ二水戦じゃん。……はぁーっ、あそこはマジだからねぇ。くわばらくわばら……。 | × | ◯ | 編集 | |
21 | フタヒト、マルマル! さ、腹も一杯になったし、あたし達はもう寝ちまおうか? なっ。……え。 | × | ◯ | 編集 | |
22 | フタフタ、マルマル。 ……ねー。この書類、今日中に片付けんの? むーりーだーよーこんな量、明日にしよう明日に、なーっ? | × | ◯ | 編集 | |
23 | フタサン、マルマル! 今日はもうカンバンにしようカンバンに! もうてっぺんだもん! 終わり終わり! なっ! 提督、お疲れ! また明日! | × | ◯ | 編集 |
季節ボイス一覧
季 節 | イベント | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | |
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有 明 | 有 明 改 | 追加 | ||||
春 | 桃の節句 | 編集 | ||||
春の訪れ | 編集 | |||||
ホワイトデー | あたしにもくれんだ、お返し。提督そういうとこ、変に義理堅いよな。ああ、もらっとくよ、折角だし。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
春 | 編集 | |||||
春本番 | ん。時雨、何だ? ……二七駆で花見? 別にいいけど、あたし料理とかできねーぜ? ……お、露か。ふーん……。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
夏 | 梅雨 | よく降りやがんなあ。まあ敵機も来ねえから、いいけどさ。今のうちに、整備をしとくか。いざっつーときのために、な。 | ◯ | ◯ | 編集 | |
初夏 | 編集 | |||||
夏 | 編集 | |||||
盛夏 | よーしっ、なんか乗り越えたぜ。もう大丈夫だ。……あん? 露も時雨も何だその格好は。……え、あたし!? | ◯ | ◯ | 編集 | ||
まぁ……いっか、あたしもいっちゃえ! ……ふーっ、楽だ楽! | ◯ | ◯ | クリック時 | 編集 | ||
夏祭り | 編集 | |||||
秋 | 秋 | ーん、いやあ……いい匂い。あたし、この屋台の匂いって大好きなんだ。提督、どれから行く? なあっ!? | ◯ | ◯ | 編集 | |
秋刀魚 | 秋刀魚漁だって? なんじゃそりゃ。……ああ、食べんのは好きだねぇ。仕方ねぇ、手伝うか! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
晩秋 | 編集 | |||||
ハロウィン | 編集 | |||||
秋のワイン | 編集 | |||||
冬 | 冬 | 編集 | ||||
師走 | 編集 | |||||
クリスマス | はー、これがクリスマスってやつかい? ぶっちゃけ、飯がうまいな、飯が。……あ、なんか空母揉めてんな。近寄らんとこ。……あ、提督!? こっち来んな!?うわあっ!? | ◯ | ◯ | 編集 | ||
年末 | 編集 | |||||
新年 | 提督、謹賀新年! 今年もよろしくな! ……さ、今日はこれで終わり! ……初詣? 明日でいいだろ? な! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
節分 | あー節分な。これは負けらんね。二七駆、やるぜ! ……え、あたしが鬼なん? じゃ、反撃もいいだろ? なっ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
見つけたよ、露、時雨、覚悟しな! ……鬼の反撃! なっ! なーっ!! | ◯ | ◯ | 編集 | |||
バレンタイン | あー。なんつーか、あの、決まりなんだろ? てわけで、やるよ、あたしも。……後で開けろよ? な。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
周 年 | 二周年記念 | 編集 | ||||
三周年記念 | 編集 | |||||
四周年記念 | 編集 | |||||
五周年記念 | 編集 | |||||
六周年記念 | 編集 | |||||
七周年記念 | 編集 | |||||
八周年記念 | 八周年ね。いーんじゃないの? 提督、よかったな。あたしも二年目か。今年もよろしく頼むぜ、なっ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
九周年記念 | 艦隊は九周年か。いーんじゃね? 提督、よかったな。あたしも三年目ってか。……そうか。これからも頼むぜ、なっ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
十周年記念 | 艦隊はついに十周年か、そうか。 提督、よかったな。あたしも感謝してる。これからも、頼むぜ。ずっと、なっ。 | ◯ | ◯ | 編集 |
ゲームにおいて
- 2020年7月11日に実装。初春型としては初の追加実装艦。
初登場の2020年梅雨&夏イベント「侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦」ではE-5でドロップした。 - 性能は同時期実装の薄雲と同じくごく普通だが、改装すると大発動艇系を装備可能になる。その為、普通のコモン艦よりかは育成の優先度は高め。
実装以来、期間限定イベント海域でも活躍できる機会が多く、必須級ではないが持っていれば提督の負担を軽くしてくれる。- その対価として改造練度はLv48と高く、また高速建造材×10/開発資材×15も要求される。
- 艦籍順でソートした場合、初霜と白露の間に登場する。薄雲と違い、字面が異なるためその点での誤解体は少ないと推測されるが…
- 2021年6月22日から南方海域サーモン海域(5-4)ボスマスPに期間限定ドロップが実施されている。(2024年6月時点も継続中)
キャラクター設定について
- 下記史実にあるとおり、(夕暮共々)建造中の艦を組み直したためか、既存の初春型・白露型前期艦(絵師の異なる五月雨を除く)の持つ要素の折衷的な衣装となっている模様。
- 数少ない「第一水雷戦隊」所属*10を自称する艦娘。
- 白露のことは「露」、三日月のことは「三日」、卯月のことは「うーちゃん先輩」と呼ぶ。
- スレンダーな体型だが、中破時に胸元を見るとさらしが巻かれているのが確認できる。
なので普段はさらしで抑えられているだけで、実は結構な胸部装甲がある可能性も……。- と推測されていたが、2020/07/31に実装された改の水着modeにて、かなりの物を持っていることが判明した。
初春型は勿論のこと、白露型と比べても恐らくトップクラスの胸部装甲と思われる。
- と推測されていたが、2020/07/31に実装された改の水着modeにて、かなりの物を持っていることが判明した。
- 2023/06/14アップデートで一部ボイスが差し替えられた。夕暮がいない前提だったものが居るようになっている。
小ネタ
略歴
1933 | 1.14 | 神戸川崎造船所にて起工 |
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1934 | 9.23 | 進水 |
1935 | 3.25 | 就役 |
1942 | 2.19 | ポートダーウィン攻撃に護衛として参加 |
5.4 | 珊瑚海海戦に参加 | |
6.5 | ミッドウェー海戦に主力部隊護衛として参加 | |
8.25 | ナウル島攻略に参加 | |
11.6 | ガダルカナル島への輸送作戦の帰路に機関故障。同月28日までトラック泊地で修理を行う | |
12.26 | ムンダ輸送作戦中に航行不能になった卯月を曳航中に空襲を受け、28名が戦死 | |
1943 | 7.28 | 三日月と共にニューブリテン島への輸送作戦中、航空攻撃により沈没 |
- 初春型駆逐艦5番艦「有明」がモデル。艦名は「夜明け」の意味*12で、6番艦の夕暮と対の名前になっている。また、「有明」は、東京都江東区の地名としても知られている。*13
- 「有明」の名を持つ艦船としては二代目。初代は日本海軍初の国産駆逐艦である春雨型駆逐艦の5番艦「有明」。1905年に竣工し、日本海海戦や樺太作戦に参加。1924年に除籍された後内務省に移管され、1927年に東京水上警察署の取締船となったが、大型な上に老朽船だったこともあり一年ほどで廃船となっている。日本の警察用船舶としては現在に至るまで最大の船である。
- 初春型であるが、後述の事情や戦歴から初春~初霜までの4隻よりも白露型(特に白露・時雨)との繋がりが深い。
艦長氏名(期・本籍) 配属期間 | 他の経歴・小ネタ | |
艤装員長 初代 | 天野重隆 少佐 (47・大阪) 1934.11.1~35.3.25 (艤装員長) 1935.3.25~36.12.1 (艦長) | 疾風艦長を経て有明艤装員長・初代艦長。敷波、陽炎艦長を経て13駆司令、開戦時第1水雷隊司令。戦中は21駆、10駆、61駆司令を歴任。レイテ沖海戦にて乗艦初月と運命をともにする。少将特進。 |
第2代 | 榎尾義男 中佐 (51/大甲33・広島) 1936.12.1~37.12.1 | 佐鎮副官兼参謀を経て有明艦長。その後、呉鎮参謀、第701航空隊司令。 |
第3代 | 磯久研磨 少佐 (48・高知) 1937.12.1~38.6.14 | 本艦艦長の後、狭霧、霞、磯風艦長、第11水雷隊司令、八丈艦長。第4駆逐隊司令として乗艦の舞風戦没時に戦死、少将特進。 |
第4代 | 古閑孫太郎 少佐 (49・熊本) 1938.6.14~38.12.15 | 野風、松風(旗風兼務)を経て本艦艦長の後、叢雲、東雲艦長、野分艤装員長・初代艦長。第1掃海隊司令、第7駆逐隊司令。レイテ沖海戦前に陸上勤務に転属し終戦を迎える。 |
第5代 | 市原千代次 少佐 (54・東京) 1938.12.15~39.3.10 | 満潮艤装員・初代水雷長を経て本艦艦長。第23駆潜隊司令。トラック島空襲にて戦死、大佐特進。 |
第6代 (兼) | 萩尾力 少佐 (52・福岡) 1939.3.10~39.3.20 | 本務は夕暮艦長。後、追風、浦波(開戦時)、舞風艦長。当艦3代艦長(当時、舞風属する第4駆逐隊司令)の磯久大佐と共にトラック島空襲にて戦死、大佐特進。 |
第7代 | 緒方友兄 少佐 (50・熊本) 1939.3.20~39.11.15 | 27駆僚艦の時雨艦長から転任。後、磯波、霰(開戦時・戦没)艦長。木曾副長、秋月艦長(エンガノ岬沖海戦にて秋月は戦没したが生還)。 |
第8代 | 吉井五郎 少佐 (50・高知) 1939.11.15~40.10.15 | 早苗(呉竹兼務)、夕風艦長を経て有明艦長。若葉艦長を経て開戦時朝潮艦長。ダンピールの悲劇における朝潮戦没時に戦死。大佐特進。 |
第9代 | 吉田正一 少佐/中佐 (52・鹿児島) 1940.10.15~43.7.15 | 刈萱、菊(葵兼務)、太刀風(兼朝顔)を経て開戦時の有明艦長。浦風艦長を経て陸上勤務で終戦を迎える。 |
第10代 | 川橋秋文 少佐 (54・岐阜) 1943.7.15~43.7.28(戦没) | 開戦時は野風艦長。敷波艦長を経て有明艦長に着任後僅か2週間で戦死。中佐特進。 |
有明型とはなにか
- ロンドン軍縮条約により駆逐艦の排水量が制限され、特型駆逐艦より300t以上軽いのに同じ性能の駆逐艦を日本海軍は要求、これが初春型であるが、初春が完成してみると復元力が不足する危険な船であることが判明、この対策としてバルジを装着した。
- 工事が進んでいた子日、若葉、初霜はバルジを装着、有明と夕暮は船体の幅を最初から拡張して建造されることになり、有明型が新設された。
- 白露型の基本計画番号はF45DとF45の初春型と本来同型艦であり、機関記録には初春型16隻と記されているものもある。白露達は有明をタイプシップとして建造される予定であった。
- だが友鶴事件により、根本的に復元力が不足していることが判明、初春型からバルジを撤去する等大改装が行われ、夕暮、有明も拡張した船体幅を元に戻すために建造中の船体をばらしてまた作り直したのであった。
- この時点で基本船型に戻ったため有明、夕暮は初春型になり、一方条約の範囲内では十分な性能の駆逐艦はできないことがわかり白露型は改設計が行われ、初春型とは別個のものになったのであった。
- ちなみに竣工した有明、夕暮の船体は、改装後の初春型と多少の差異がある。両艦とも、船首楼がわずかに短く、夕暮では船首楼より後ろの舷側のフレアが無くなり、ほぼ垂直になっていた。
艦歴
- 有明は1933年1月14日に神戸川崎造船所にて起工、上記の通り建造途中で判明した初春型の不具合に伴う改修を行い、1934年9月23日に進水、翌年3月15日に竣工した。
竣工後は妹の夕暮と共に第九駆逐隊を新編し、空母赤城を旗艦とする第二航空戦隊に編入。11月15日からは第一艦隊隷下の第一水雷戦隊所属となる。翌年には白露型の白露と時雨が編入されて第九駆逐隊は4隻編成となった。 - 1938年12月に第九駆逐隊は横須賀から佐世保鎮守府に転籍すると共に第二七駆逐隊に改称した。1940年9月に北部仏印進駐が始まると、第二七駆逐隊は輸送船団護衛として参加した。
- 1941年12月8日に太平洋戦争が開戦、第二七駆逐隊は真珠湾攻撃を終えて帰投する南雲機動部隊を迎えるため瀬戸内海から出撃した主力部隊の護衛に就き、その後も帰投する南雲機動部隊本隊や、ウェーク島攻略戦から帰投する機動部隊別働隊の護衛に当たった。
- 同年以降、南方作戦が本格化すると、二七駆から有明と夕暮が第二小隊として第二航空戦隊に編入、機動部隊の警戒艦としてアンボン攻略作戦やポートダーウィン攻撃に参加した。有明と夕暮はその後も南雲機動部隊警戒隊に所属し、ジャワ島南方での掃討作戦に参加、1942年3月11日には警戒隊の指揮を離れて重巡洋艦高雄・摩耶の護衛に就き、22日に内地に帰投、佐世保で修理を行った。
- 1942年4月、第二七駆逐隊は第五戦隊・第五航空戦隊・第七駆逐隊と共に南洋部隊を編成。南洋部隊はMO作戦(ポートモレスビー攻略作戦)を発動し、佐世保にいた二七駆はインド洋作戦から帰投中の五航戦と台湾で合流すべく佐世保を出発した。4月18日に東京空襲(ドゥーリットル空襲)が発生すると、翌日に五航戦と二七駆は東京を空襲した米機動部隊追撃のため台湾から出撃したが、追撃は叶わずその日の夜に南方部隊に戻っている。
- 5月1日、第二七駆逐隊を含むMO機動部隊はポートモレスビー攻略のためトラック泊地を出撃、5月7・8日に米第17任務部隊との間で珊瑚海海戦が生起することになるが、有明は7日に珊瑚海のインディスペンサブル礁に不時着した空母翔鶴艦載機の九七式艦攻2機を救援するため分離し、8日の対空戦闘には参加しなかった。
- 珊瑚海海戦で南洋部隊は米空母レキシントンを撃沈するも、空母祥鳳撃沈、翔鶴中破の損害を被り、MO作戦は延期を余儀なくされた。第二七駆逐隊は5月17日に南洋部隊を離れ、夕暮が翔鶴、白露・時雨・有明が第五戦隊の重巡妙高・羽黒の護衛にそれぞれ就いてトラック泊地を出港し内地へと帰投した。
- 1942年6月のミッドウェー海戦では、二七駆は有明が山本五十六連合艦隊司令長官直率の主力部隊主隊、白露・時雨・夕暮が警戒部隊にそれぞれ所属し、有明は空母鳳翔の護衛に就いていたという。しかし、海戦は日本海軍の大敗に終わり、主力部隊は6月中旬に内地へ帰投したのだった。
- 同年7月、第二七駆逐隊は第四水雷戦隊に編入された。8月にガダルカナル島の攻防戦が始まると、第二艦隊麾下の四水戦を含む前進部隊はトラック諸島に進出する。有明は夕暮と共に8月21日にナウル島・オーシャン島の攻略作戦に参加し、有明は22日にナウル島への艦砲射撃を実施、25日には陸戦隊を島に上陸させて28日の交替部隊到着まで島の確保に成功した。
この間に有明と夕暮は外南洋部隊増援部隊に編入され、9月以降はガダルカナル島への輸送作戦や攻撃作戦の支援に明け暮れることになる。- 11月4~6日の輸送作戦では、ショートランド泊地への帰路で機関故障に見舞われ、28日までトラック泊地で修理を余儀なくされた。このため、12~15日に生起した第三次ソロモン海戦には参加できなかった。
- 12月7日の第三次ドラム缶輸送では、往路に空襲で航行不能となり長波に曳航されてショートランドへ撤退する野分の護衛に嵐と共に就いた。
- 12月19・20日にかけて、江風と共にニュージョージア島ムンダへの輸送作戦中、襲撃してきた米潜水艦の撃沈を報告している*14。この敵潜はガトー級のSS-219アンバージャックで、実際には爆雷攻撃で損傷するも生還している。
- 12月25日夕刻、ムンダ輸送作戦中に敵潜水艦の襲撃を受け、輸送船と衝突して航行不能となった卯月の救援のため、長波・有明・谷風・浦風の4隻がラバウルから出撃。有明は卯月の曳航を担当するが、翌朝にB-24爆撃機の空襲に遭い至近弾6発を受けて損傷、戦死28名・重軽傷60名の被害を出してしまう。卯月と輸送船の救援を浦風・谷風に任せ、有明は単独でラバウルに戻って応急修理を受けている。
- 1943年1月7日、有明を含む駆逐艦6隻は戦艦陸奥・空母瑞鶴・重巡鈴谷を護衛してトラック泊地から内地へ帰投した。有明は佐世保での修理を経て2月下旬にトラック泊地に戻り、以降は船団護衛や航空機輸送任務を行う大鷹型空母(大鷹、雲鷹、冲鷹)の護衛等の任務に従事する。5月17日には、海軍甲事件で戦死した山本五十六元帥の遺骨を乗せた戦艦武蔵他の艦隊に時雨と共に随伴し、22日に横須賀に到着した。
- 6月10日、有明と時雨はトラック泊地へ向かう空母飛鷹の護衛に就いて横須賀を出港するが、三宅島近海で米潜水艦トリガーの襲撃に遭い飛鷹が大破、飛鷹は軽巡五十鈴に曳航されて横須賀に戻る羽目となった。その後、時雨・有明・夕暮は栗田健男中将が指揮する第三戦隊・第七戦隊・空母3隻・五十鈴および駆逐艦数隻と共に16日に横須賀を出港し、21日にトラック泊地に到着した。
- 1943年、カートホイール作戦を進める連合軍と日本軍との間でニュージョージア島の戦いが始まる中、有明は機関不調で28ノット程度しか出せなかったものの、トラック泊地を拠点に護衛任務に従事した。
- 7月12日のコロンバンガラ島沖海戦で第二水雷戦隊旗艦・軽巡神通が戦没、同司令部が全滅したのを受けて、日本海軍は20日に四水戦を解隊して二水戦残存兵力と統合再編し、時雨・有明・夕暮ら第二七駆逐隊*15も二水戦隷下となった。
- 7月27日、ラバウルに展開していた有明は第三〇駆逐隊の三日月と共にニューブリテン島ツルブへと向かうが、敵潜水艦の攻撃を避けるため陸地に近い航路を取ったのが裏目に出て、同島グロスター岬沖で二隻とも座礁してしまう。有明は離礁したものの左舷推進軸が曲がって6ノット程度しか出せなくなり、一方の三日月は左推進軸変形・右スクリュー脱落で完全に擱坐してしまった。有明は三日月から人員と物資を受け取って翌28日未明に単艦でツルブに揚陸させると、座礁現場に戻って三日月の救出を試みたが、自らも推進力を半減している有様では如何ともできず、三日月に坐乗する第三〇駆逐隊司令・折田常雄中佐は有明にラバウルへの帰投を指示した。
だが、そこへアメリカ陸軍航空隊第5空軍のB-25爆撃機約30機が襲来、反跳爆撃により爆弾4発直撃ほか至近弾多数の滅多打ちにされた有明はついに総員退去となり、14時40分に沈没した。一方の三日月も多数の被害を受けて放棄が決定、沈没したのだった。 - 有明では艦長の川橋秋文少佐を含む8名が戦死、11名が重傷。生存した乗員のうち179名は三日月の生存者170名と共に救援の峯風型駆逐艦秋風に移乗した。また、52名が陸軍の大発動艇に救助されてツルブに上陸し、後に駆け付けた江風と松風に救助されてラバウルに帰還している。
- 有明は珍しく艦内神社に関する記録が残っている。
- 長野県南安曇郡有明村(現在長野県安曇野市穂高有明)の有明山神社であり、分霊記念塔が境内に立っている。
- 分霊塔の揮毫は加藤海軍大臣により、1800円を投じて建設された。昭和10年3月20日、天野重隆艦長、秋山村長、三村長野県議以下軍人、児童生徒、男女青年団その他2千数百名の参列のもと除幕式が行われた。
- 駆逐艦は土地に由来した命名を行っていないこと、艦内スペースが手狭なことから、多くは(伊勢)神宮の小型大麻を祀っていたとされ、有明のようなケースは珍しい。
- 戦後再び「ありあけ*16」が就役することになると、有明山神社の宮司は再び分霊に来ると考え、その準備を行っていた。しかし、戦時の資料の多くが紛失していたこと、政教分離にナーバスな当時の思想的背景もあり、なかなか実現に至らなかったという。
- 艦内神社の伝承が確立した、本艦以降の「有明」はすべて「有明山神社」を艦内神社に設定しており、これは現行の4代目(DD-109 むらさめ型)でも続いている。
- 艦内神社の伝承が確立した、本艦以降の「有明」はすべて「有明山神社」を艦内神社に設定しており、これは現行の4代目(DD-109 むらさめ型)でも続いている。
- 長野県南安曇郡有明村(現在長野県安曇野市穂高有明)の有明山神社であり、分霊記念塔が境内に立っている。
- 上記にもある通り、戦後は海上自衛隊の護衛艦に二度艦名が継承されている。
- 1959年、発足間もない海上自衛隊に供与された米フレッチャー級駆逐艦「ヘイウッド・L・エドワーズ」(DD-663)が「ありあけ」(DD183)と命名された。ちなみに、一緒に供与された同級の「リチャード・P・リアリー」(DD-664)は、先代有明と姉妹だった「ゆうぐれ」(DD184)の名を受け継いでいる。「ありあけ」は1974年まで現役を務めた。
- 2022年冬コミのKADOKAWA公式ブースにて販売された「2023年実装予定の最新艦娘」の公式アクリルボードで、3代目ありあけことヘイウッド・L・エドワーズが実装されることが明らかになった。夕暮と同時実装(両艦とも2023年春イベE-2のドロップ艦として実装された)。
- 現在は2002年に就役したむらさめ型護衛艦9番艦「ありあけ」(DD109)が4代目として現役である。
- 彼女の実装をもって、現行のむらさめ型9隻のうち、日本海軍で使われていない「きりさめ(霧雨)」を除く8隻すべてに、先代または先々代の艦娘が実装されたことになる。
- 1959年、発足間もない海上自衛隊に供与された米フレッチャー級駆逐艦「ヘイウッド・L・エドワーズ」(DD-663)が「ありあけ」(DD183)と命名された。ちなみに、一緒に供与された同級の「リチャード・P・リアリー」(DD-664)は、先代有明と姉妹だった「ゆうぐれ」(DD184)の名を受け継いでいる。「ありあけ」は1974年まで現役を務めた。
お兄お姉ちゃんの悶々ほのぼのとした鎮守府日記」的萌えシチュエーションをひとつ(艶 -- 2023-02-27 (月) 18:23:09「つーか、あたしたち、後段作戦のために温存しとく…ってのも手だよな。なっ? 提督、夕暮」 -- 2024-07-27 (土) 04:08:34