磯風

Cached: 2024-11-05 21:34:08 Last-modified: 2024-07-20 (土) 21:19:09
No.167
陽炎型駆逐艦十二番艦、磯風。大丈夫、私が護ってあげる。磯風(いそかぜ)陽炎型 12番艦 駆逐艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久16火力10 / 29
装甲6 / 19雷装24 / 69
回避44 / 79対空14 / 44
搭載0対潜24 / 49
速力高速索敵8 / 19
射程16 / 54
最大消費量
燃料15弾薬20
装備
12.7cm連装砲
25mm三連装機銃
装備不可
装備不可
改造チャート
磯風磯風改(Lv45) → 磯風乙改(Lv68+高速建造材x10+開発資材x40)
図鑑説明
陽炎型駆逐艦十二番艦、磯風だ。
戦歴ならあの雪風にも遅れはとらぬ。*1
数々の海戦、決戦に参加し、戦い抜いたんだ。
大和・武蔵・金剛・大鳳…彼女達の最期もこの目に焼き付いている。
今度こそ…護り抜くさ。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:川澄綾子、イラストレーター:パセリ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

CV:川澄綾子、イラストレーター:パセリ

定型ボイス一覧

イベントセリフ改装段階備考追加


 
 



 



追加
入手/ログイン陽炎型駆逐艦十二番艦、磯風。大丈夫、私が護ってあげる。××編集
陽炎型駆逐艦十二番艦、磯風。司令、共に進もう。心配はいらない。×編集
母港*2編集
母港1詳細どうした。×編集
どうした?この磯風に何か用か?××編集
母港2司令…笑ってる内にやめような。××編集
司令…しつこいのは嫌いではないが、それはどうだろうか。××編集
うむ。それは興味深い。少し、浜風や浦風から聞いたやり方とは違うが。××編集
母港3いいだろう…この磯風が相手になってやろう。たとえ司令が相手でも容赦なぞしない。×編集
よし、今度司令の朝食作りで試してみよう。ありがとう、感謝する。××編集
ケッコンカッコカリ司令、何だ。折り入っての相談というのは。二水戦第十七駆逐隊の編成の話か?何、違う。では浜風のやつが何か?浜風は関係ない…そうか。ん…その指輪を…この磯風に…?な、何…!?えっ…あっ、あの…。編集
ケッコン後母港司令、しっかり食べてるか、食べないといざという時生き残れないぞ、生きることも立派な戦いだ、という訳で間宮に行こうか。編集
放置時司令…第十七駆逐隊、いつでも出撃可能だ…可能だぞ。なぁ浜風…浜風?編集
編成出撃編集
編成第十七駆逐隊磯風、推参。編集
出撃この磯風が出よう。心配はいらない。××編集
磯風、抜錨する。艦隊出撃だ。×編集
開戦・攻撃*3編集
戦闘1昼戦開始敵艦隊発見。全艦、突撃用意。編集
戦闘2昼戦攻撃撃って撃って撃ちまくれ。編集
戦闘3夜戦開始残敵を掃射する、磯風に続け。編集
戦闘4夜戦攻撃磯風の戦歴は伊達ではないぞ。忘れるな。××編集
今の磯風の力、嘗めないでもらおう。×編集
戦闘時ステータス*4編集
小破ちっ…まだまだいける、嘗めるな。×編集
ちっ、この磯風が…信じられん。××編集
やるなぁ…火力がだんちか。だが負けない。××編集
くっ…しかし、まだ航行は可能だ。×編集
中破/大破しまった。こんなところで航行不能になるわけにはいかない。動け、動け。×編集
司令、すまない…この磯風を置いて進んでくれ。頼む。××編集
轟沈航行不能か…皆に迷惑をかけるわけにはいかない。雪風、すまん…また頼めるか。編集
戦闘終了*5編集
勝利MVPん…また磯風が武勲をたてたというのか。いや…この程度の働きでは何の意味もない。編集
旗艦大破やるなぁ…火力がだんちか。だが負けない。××編集
くっ…しかし、まだ航行は可能だ。×編集
装備・改修*6編集
装備1改修/改造そうだな…改装は必要だ、頼む。編集
装備2ありがたい…これでまた戦える。×編集
なるほどな。××編集
装備3改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見進もう。編集
その他編集
帰投艦隊が無事帰投したぞ。編集
補給補給は大事だ。それ無くしては戦えぬ。編集
入渠(小破以下)少し埃を落としてくるぞ。××編集
少し戦場の垢を落としてくるぞ。×編集
入渠(中破以上)また戦うために下がるのだ。大丈夫、直ぐに戻るさ。××編集
また戦うために下がるのだ。大丈夫、直ぐに戻る。心配するな。×編集
建造完了新造艦が完成だ。よかったな。××編集
新造艦が完成。戦力充実だな。×編集
戦績表示情報収集も大切だな。××編集
うん。情報の収集は大事だな。×編集

各ボイス項目の詳しい説明はこちらをご覧ください


時報ボイス一覧

時刻セリフ改装段階備考追加


 
 



 



追加
00日付が更新された。本日の時報はこの磯風が担当する。なんだ?不満でもあるのか?×編集
01マルヒトマルマルだ。夜だな。×編集
02マルフタマルマルだ。夜だ。なんだ?なにか不満なのか?×編集
03マルサンマルマルだ。がっ…司令、そう難しい顔をされては困る。何が言いたい?×編集
04マルヨンマルマルだ。そろそろ朝だな。司令が何に不満なのか少しわかってきた、が…×編集
05マルゴーマルマル。しかし、この磯風に戦闘以外の事を期待されても。努力はするが。×編集
06マルロクマルマルだ。朝だな。では、朝食というのを作ってみるか。なんだその目は?×編集
07マルナナマルマル。大丈夫だ。浜風にやり方は聞いてある。ほら、できたぞ。どうだ?×編集
08マルハチマルマルだ。司令、どうした?腹が痛いのか?いかんな、戦闘指揮に差し障る。×編集
09マルキューマルマル。司令、腹痛は治まったか?普段の鍛錬が足りないのではないか。×編集
10ヒトマルマルマルだ。よし、演習だな。第十七駆逐隊ならいつでも抜錨可能だ。×編集
11ヒトヒトマルマル。昼食も任せておいてくれ。谷風から…あっ、なぜ逃げる。司令!×編集
12ヒトフタマルマル。正午だ。司令、谷風がくれた戦闘配食だ。海での握り飯は格別だな。×編集
13ヒトサンマルマル。握り飯美味かったろ?谷風はああ見えて面倒見のいい良い奴なんだ。×編集
14ヒトヨンマルマルだ。よし、そろそろ本格的に出撃だな。我が主力艦隊を繰り出そう。×編集
15ヒトゴーマルマル。おやつ?いらんいらん。余計なバルジができてしまう。×編集
16ヒトロクマルマル。司令、手強い敵艦隊を叩こう。陣形はもちろん単縦陣。なに、輪形陣だと?わかってないな。わかってないぞ!×編集
17ヒトナナマルマル。司令、そろそろ日が暮れるな。あっという間だな。一日も。×編集
18ヒトハチマルマルだ。司令、夕しょk… なぜ逃げる?大丈夫、浦風が助っ人に来てくれる。×編集
19ヒトキューマルマル。す、少し時間はかかったが夕食の用意ができたぞ。司令、どうだ?×編集
20フタマルマルマル。その茶碗蒸しも浦風が。あっ、その焼き魚こそこの磯風が。美味いか?×編集
21フタヒトマルマル。浦風が来てくれて助かった…料理というのは難しいものだな。×編集
22フタフタマルマルだ。もうこんな時間か。よし、夜戦演習だな。第十七駆逐隊、集結だ!×編集
23フタサンマルマル。司令、本日も一日お疲れだった。明日もよい日だといいな。×編集


季節ボイス一覧


イベントセリフ改装段階備考追加


 
 



 



追加
桃の節句編集
春の訪れ編集
ホワイトデー司令、これは何だ?お返しだと?何のだ?あぁ、あの時の缶詰の…義理堅いな。ありがとう、貰っておこうか編集
編集
春本番編集
梅雨雨か、梅雨だからな。いや、雨も悪くない、心が落ち着くだろ…。この季節は、嫌いでは無いぞ。編集
初夏指令、なんだその目は? え、この夏は海に? 海なら毎日出ているが…え、水着? なんだその兵装は? 新型の電探かなにかか?!編集
編集
盛夏編集
夏祭り編集
秋か…また、あの季節が来るのだな。よし、いいだろう。練度を上げたこの磯風の力、見せてやろう。秋刀魚でも何でも、焼いてやるさ!編集
秋刀魚ヴぇへっ!…い゙や、秋刀魚はな、こうやって、丁寧に焼きあげて…。…おかしい…おかしいぞ…?浦風から聞いていたのと、なにか…違う…。編集
晩秋…来年こそは秋刀魚もしっかり焼けるよう、鍛錬を積んでおこう…。戦闘は誰にも遅れをとるつもりはないが、食の技術も、…大切だ。編集
ハロウィン編集
秋のワイン編集
編集
師走大鳳よ、何をのんびりしている。時は師走。艦隊は全力を挙げて大掃除を展開中だ。さぁ、ドックの箒がけを頼むぞ。うむ、頼む編集
クリスマスふむ、これがクリスマスというやつか。賑やかだな、悪くない。谷風の奴も張り切っているな…どれ、ケーキとやらを頂くか。う…美味いな!編集
年末編集
新年編集
節分節分か…いや、こういった行事は嫌いではない。我が第十七駆逐隊が投げる鬼役は誰だ。ほほう、そうか。よし、十七駆全力で参る編集
バレンタイン編集

二周年記念編集
三周年記念司令、艦隊は、三周年を迎えたそうだな。この磯風も誇らしいぞ。…よし、記念の夜間訓練でも始めようか。手加減はせんぞ。-編集
四周年記念司令、我が艦隊は、四周年を迎えたそうだ。磯風も嬉しく思う。…よし、記念の突入訓練を実施しよう。陣形はもちろん、単縦陣だ!-編集
五周年記念司令。今日という日を共に過ごせて、この磯風、誇りに思う。ありがとう。……大丈夫だ。この磯風、ずっと共に……ある。編集
六周年記念編集
七周年記念司令。今日という日を共に過ごせて、この磯風、誇りに思う。ありがとう。……大丈夫だ。この磯風、ずっと共に……ある。編集


ゲームにおいて

  • 2014年8月8日のアップデートにて新規実装。2014年夏イベント『AL作戦 / MI作戦』のE-6をクリアすると入手できた。
    • 2015年版の秋刀魚祭りにおいて、期間限定だが初めて通常海域でのドロップが実装された。
      このイベント時には2-5や5-3、6-3などでドロップした。
      さらに、磯風を未所持の提督に限り1-5と1-6でもドロップした。
    • 2017年版2018年版の秋刀魚祭りでも、1-6でドロップした。
    • 2018年版の秋刀魚祭り、ならびに秋刀魚modeグラフィック終了後も、引き続き1-6で磯風がドロップしている(所持済みでも可)。
      特に公式発表は無かったが、秋刀魚祭りが終了した10月26日から常設となったとすると、実装から常設解禁まで実に4年2ヶ月かかったということになり、AL/MI作戦実装組のうちではぶっちぎりの最長である。*7
    • 2019年版の秋刀魚&鰯祭りでは、従来とは異なり2-1でドロップした。

  • 同時実装の時津風と共に、Z1Z3に次いで実装された初期金レア駆逐艦娘。

  • 第一改造可能レベルがLv45と非常に高く、浦風を超えて駆逐艦第一改造Lvは実装時点で1位だった。しかしその分、歴戦艦中の歴戦艦としての史実を反映してか、一部能力が標準よりも高めになっている。詳細は磯風改を参照。
    • 改以降は母港台詞が変わる。「司令…笑ってる内にやめような。」が好きな場合は改造しないでおくのも一考。

  • 2018年3月23日に更なる改装である磯風乙改が実装。公式曰く「対空強化if改装」であるが、あくまで改二ではないためか、昨今の駆逐艦改二より改造のハードルはレベル面でもアイテム面でも低め。
    ただし『コンプティーク』2018年4月号の運営インタビューで改二実装も告知されており、そちらがどうなるかは分からないが…。
  • 磯風実装をもって第十七駆逐隊を編成できるようになった。内訳は磯風・浦風浜風谷風雪風の5隻*8である。
    上述の通り雪風以外の4隻による十七駆の編成・出撃などの任務もいくつか実装されているが、長らく磯風の常設が確認できなかったため、かつては最難関クラスの編成難度であった。第十六駆逐隊(初風雪風天津風時津風)編成(こちらは任務ではないが)と同等以上のレベルか。
  • 図鑑の一覧で浦風と手をつないでいるように見える。脳内で、右から浜風谷風→磯風→浦風の順で並べてみよう! 第十七駆逐隊ファンは必見!
  • 磯波と間違えて解体する提督もいるので注意を要する。2014年夏イベントのE-6では磯波もドロップしたためロック等を間違えやすかった。
  • の時報で判明することだが、周りが作ってくれるせいか当人はメシマz料理が不得手のようだ。
    日進の時報では日進に焼き魚を差し入れしているが、その反応は…気を遣われてる?
    また、大鳳の限定ボイスでは大掃除にも取り組んでおり、家事に対するやる気は十分な様子。

  • 言動が長門に似ているためか、実装初期はミニ長門とも呼ばれていた。
    • 演じ方が似ている事から、同じく実装初期は川澄綾子氏が演じた某有名ゲームのヒロイン絡みのネタも散見された。

期間限定グラフィック

  • 2015年秋季(9/7~)の浴衣グラフィック実装時、磯風自身に追加は無かった。
    が、浦風が浴衣グラで、射的の景品と思われる磯風(および谷風)の人形を抱えている。
  • 2015年10月9日のアップデートから期間限定で、「鎮守府秋の秋刀魚祭り」modeとして割烹着姿で秋刀魚を焼く母港グラフィックが公開された。
    • なお、磯風と磯風改とでは、艤装が微妙に異なる別バージョンのグラフィックが用意されている(磯風乙改は改と同一)。
      「鎮守府秋の秋刀魚祭り」modeのグラフィックはあくまで立ち絵限定で、カードイラストはそのまま。
      他の限定グラフィック同様、限定期間終了後に図鑑に格納された。
    • やたら神妙な面持ちで秋刀魚を焼く姿が微笑ましい。ただ中破でドヤ顔しながら秋刀魚を差し出されても反応に困るのだが……肝心の秋刀魚も焦げ過ぎてるし。*9
      一応、松輪が限定ボイスで磯風の秋刀魚を美味しいと言いながら食べているので、7時の時報のような大失敗はしていないようだ。松輪の味覚がおかしいor空気を読んで不味いと言わなかった可能性は否定できないが。
      2021年10月29日に追加されたHornetの限定ボイスで彼女が「少しウェルダンが過ぎる」と言っている駆逐艦がいるが、これはおそらく磯風のことだろう。少なくとも食べれるのか不安になるくらいの焼き加減の模様。
      余談だが、応急修理女神を装備して轟沈させて復活させると、中破グラである完成→小破未満グラである焼き作業に戻るため結構シュールとなる。
      応急修理要員で轟沈させて復活させた場合は秋刀魚をこちらに届けに来るような演出になるのでこれまたシュールである。
    限定イラスト:秋季限定Ver.

    限定イラスト:秋季限定Ver.
    大丈夫だ。浜風にやり方は聞いてある

小ネタ

略歴

略歴

193811.25佐世保海軍工廠にて「第28号艦」として起工
19395.1「磯風」と命名
6.19進水
194011.30竣工
12.15浦風・谷風と共に第十七駆逐隊を編制
19416.30第十七駆逐隊に浜風が編入
12.8南雲艦隊隷下として真珠湾攻撃に参加
19423.6蒼龍以下山口分艦隊隷下に
4.13長良以下第十戦隊隷下に
6.5ミッドウェー海戦。蒼龍の救援を行う。蒼龍沈没後は浜風とともに乗組員救助、千代田に引き渡す
7.14第10戦隊が第三艦隊へ異動
8.24ガダルカナル島にて輸送作戦に参加
10.26南太平洋海戦に参加
19432.7ケ号作戦に参加
7.21日進(水上機母艦)以下乙部隊隷下に
7.22ショートランド北方沖の空爆に遭遇
8.17第1次ベララベラ海戦に参加
9.28セ号作戦に参加
10.5第2次ベララベラ海戦に参加
19443.20第十七駆逐隊に雪風が編入される
3.29パラオ大空襲から退避する武蔵の護衛につく
5.19タウイタウイ進出
6.9米潜水艦ハーダーの雷撃により谷風を失う
6.19マリアナ沖海戦。大鳳の護衛、大鳳沈没後は乗員の救助を行う
8.3座礁していた敷波の救助
10.24捷一号作戦(シブヤン海海戦)。武蔵救援を命じられる。このとき、磯風水雷長・白石東平大尉が武蔵の最期の写真を撮る
11.15第十戦隊解隊、そのまま第二水雷戦隊へ編入
11.21米潜水艦シーライオンの雷撃により浦風、金剛戦没
11.28『信濃』の護衛で横須賀を出発
11.29『信濃』戦没
19451.8浜風がタンカーと衝突事故を起こして損傷したため第十七駆逐隊司令艦の座を引き継ぐ
2.19呉軍港空襲(磯風への被害はなし)
4.7坊ノ岬沖海戦。ニ水戦旗艦・矢矧より司令官・古村啓蔵を移乗させるため横づけするが、直後に空襲を受け、至近弾により航行不能となり漂流、のちに生存者を雪風に移したうえで砲撃処分。死傷74名
5.25除籍
艦長

艦長

艤装員長杉岡幸七 少佐→中佐1940年8月15日~1940年11月1日
第1代1940年11月1日~1940年11月15日
第2代白濱政七 中佐1940年11月15日~1941年2月25日
第3代磯久研磨 中佐1941年2月25日~1941年9月10日
第4代豊嶋俊一 中佐1941年9月10日~1942年11月22日
第5代神浦純也 少佐→中佐1942年11月22日~1943年11月1日
第6代前田実穂 少佐→中佐1943年11月1日~1945年4月15日
  • 磯風は陽炎型の12女。昭和15年11月30日竣工、佐世保海軍工廠生まれ。
  • 磯風・浦風谷風浜風で開戦時の第十七駆逐隊を編成できる。
  • 雪風浜風天津風と並ぶ、陽炎型の中でも最末期まで戦い抜いた歴戦の駆逐艦。*10
  • 雪風とは生まれ(造船所)が同じ(佐世保海軍工廠)だったり、自らの最期に乗員の救出・処分を行ったのが雪風であったりと、何かと縁がある。
  • 参加海戦は主要なものだけでも実に10回。真珠湾攻撃から坊ノ岬沖海戦まで、帝国海軍の作戦には常に参加。帝国海軍の栄光と終焉は、駆逐艦磯風とともにあった。
    • その参加した主要海戦名を挙げるだけでも次の通り。
      真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦、ケ号作戦、
      第一次・第二次ベララベラ海戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、坊ノ岬沖海戦…
      どれだけ名だたる激戦をくぐり抜けてきたかが分かるだろう。
  • インド洋方面で行動中、連合軍飛行艇が南雲機動部隊に触接したため零戦隊がこれを撃墜、「磯風」は搭乗員6名を救助する。勝ち戦なので余裕があり、また「磯風」初の捕虜ということで待遇を良くして豪華な食事を出していた。それから捕虜は空母「赤城」に移送されたが、のちに同艦砲術長から「磯風で甘やかしたから(赤城でも)捕虜が贅沢を云って困る」と苦情を言われたという。なのに艦これでは「飯マズ勢」扱いである…。
  • ミッドウェー海戦には空母機動部隊の直衛として参加し、対空戦闘に従事。
    至近弾で小破したものの、浜風とともに蒼龍の生存者を救出している。
  • ガダルカナルでは弥生と共に作戦に従事していた時、米軍の空爆を受け磯風は回避するものの弥生は撃沈されてしまう。
    空爆が激しくその時は弥生の乗員の救助が出来ずに退避し、その2週間後に生き残った弥生の乗員を救助している。
  • ケ号作戦には3回とも参加。2回目の際、救助された第十七軍司令官・百武晴吉陸軍中将を磯風乗員がそうとは知らずブン殴ってしまったというエピソードがある。*11
    同作戦第3回目の時に艦首へ直撃弾2発を浴び大破炎上、舵まで故障したが、長月時津風の曳航の申し出を断り、自力でショートランドまで帰還した。
    艦首の損傷は凄まじく、五月雨乗員によれば1番砲塔下がえぐられて大穴が空き、左右素通し状態で、1番砲塔は左旋回のままいびつになって傾いているという惨状だった。このときの状況を敷波から転勤した水兵さんが書き残している*12
    南雲忠一中将は「これほど損傷した艦をよく連れ帰ってくれた」と乗員を賞賛し、湯田温泉への慰安旅行をプレゼントしたほど。
  • マリアナ沖海戦には大鳳の直衛として参加。大鳳の被雷から大爆発、沈没までを目撃し、その生存者を救助している。
    • 大鳳が雷撃されたのは攻撃隊の発艦直後だが、この時大鳳はおろか護衛の磯風でも殆どの兵が帽振れで攻撃隊を見送っており、見張りをすっかり忘れていた。
      「アウトレンジだから攻撃されないよねー♪」との安心感が裏目に出たわけで…慢心、ダメ、絶対。
  • レイテ沖海戦で、大破落伍しつつある武蔵の沈没寸前の有名な写真は磯風から撮影されたものである。
    これは栗田艦隊が一時反転した際、落伍した武蔵の近辺を通過した際に撮影されたものである。
    なにげに武蔵の「最後を看取った」とも言われているが、最期を看取ったのは浜風清霜であり、救援活動も磯風はしていない。そして武蔵の最期の瞬間には、磯風以下栗田艦隊は遠く離れており、その場にいなかった。
    • 翌日のサマール沖海戦では矢矧の指揮のもと雪風浦風野分とともに敵護衛空母群に雷撃を加え、
      敵空母一隻轟沈、一隻大破を報告した。しかし残念ながら、戦後判明したことによるとこれは戦果誤認であった。
      魚雷の信管が過敏すぎて、命中直前に自爆してしまったのである。
  • 金剛浦風が沈没した際には浜風とともに生存者を救助。しかし浦風は瞬く間に沈んでしまったため、沈没地点に到着した頃には生存者や浮遊物は全くと言っていいほど残っていなかった。詳しくは浦風のページを参照。
  • 浜風雪風とともに空母信濃の護衛にも参加し、その最後を看取って生存者を救助した。
  • 浦風の沈没で戦死した谷井保司令の後任として、新谷喜一司令が雪風に着任*13したが、その後雪風は機関故障、後を引き継いだ浜風も衝突事故を起こしたため、磯風が第十七駆逐隊の司令駆逐艦となり、天一号作戦発動を迎えることになった。
  • 坊ノ岬沖海戦が彼女の最期となった。戦闘のさなか、第二水雷戦隊旗艦矢矧が被雷し航行不能となったため、二水戦司令部移乗の命令が磯風に下った。
    • 磯風は空襲をかいくぐりながら矢矧に横付けを図ったものの、接舷停止状態となった一番無防備な瞬間を米軍機に狙われた。
      前田艦長はただちに「もやいレッコ―、三戦速!」を命じたが、なにしろ停止状態からの加速である。速力が上がりきらないところへ米軍機は爆弾を投下。
      この一弾は直撃はせず至近弾となったものの、至近弾であったがためにかえって外板に大穴が空き、機械室へ一挙に浸水し始める結果となった。
      それでもなんとか退避しようとしたが浸水は止まらず、停止のうえ決死の乗員が海中に飛び込み毛布で塞ごうとするも失敗。
      ついには送油ポンプが海水に浸かり、潤滑油が送られなくなった機械は間もなく焼き付き停止、航行不能となってしまった。
    • 第十七駆逐隊司令新谷喜一大佐は歴戦の栄光に輝く磯風を見捨てていくに忍びず、雪風による曳航を検討したものの、
      それでは12ノットしか速力が出せず米軍機の追撃を受けることが予想され、初霜に救助されていた二水戦司令官古村少将は結局撃沈処分の命令を下した。
    • 雪風へ生存者を移乗させたのち、砲撃処分になった。雪風砲術長は「この時ぐらい辛い思いをしたことはない」と回想する。
      しかし激戦の振動のため雪風の主砲は照準がすっかり狂ってしまっており、命中しなかった。
      次は魚雷を発射したものの、こちらも調整が狂ってしまっており艦底を通過し、失敗*14*15
      仕方なく再び主砲を使うことにし、磯風の魚雷発射管を狙って目測で徐々に照準点を移動させながら砲撃を実施。
      ついに魚雷へ砲弾が命中した磯風は大爆発を起こし、真っ二つになって瞬く間に海へ消えていった。
    • 雪風艦上でこの光景を見ていた磯風乗員から絶叫が起こった。
      「駆逐艦「磯風」に敬礼!」
      生存者たちは一斉に弾かれたように直立。磯風の消え去った海面へ向かって、涙を流しつついつまでも敬礼を捧げていたという。
  • セリフの各所に出てくる浜風とは何かと縁が深いようで、同じ陽炎型駆逐艦の同型艦で同じ隊に所属して多くの任務を共に遂行し坊ノ岬沖海戦まで共に生き残ったというだけでなく、第一次大戦に際して建造されていた先代の磯風も先代の浜風と同型艦*16であり、世代を超えて姉妹であり続けた仲である。
  • ちなみに昭和18年11月以降、磯風最後の艦長を務めたのは前田実穂少佐。
    参謀出身の峻厳冷徹なうるさ型で、前任のでは先代の温厚な工藤俊作中佐と比較されて、乗員からの評価はぼろくそだった。
    あげく雷を若葉に突っ込ませたり、修理のための帰り道に今度は座礁させたりと、『特型駆逐艦「雷」海戦記』での彼の姿はまことに冴えない。
    しかし戦争末期の激戦の中、磯風を坊ノ岬沖海戦まで生き長らえさせたのも他ならぬ前田少佐である。
    優しい工藤中佐と人柄を比べられたのが不運だっただけで、前田少佐もまた有能な駆逐艦長だったといえよう。
    事実、磯風でも当初はその性格から乗員たちに敬遠されたものの、その操艦技術の確かさから次第に信頼を勝ち得ていったという。
    • 雷が温顔慈父のような工藤艦長の性格を反映しているように、磯風も冷厳峻烈な前田艦長の性格を反映しているのだろうか。
      同じ坊ノ岬沖海戦参加艦でも、雪風浜風初霜朝霜といった各艦が和気藹々とした家庭的な雰囲気だったのに比べ、
      磯風はまるで戦艦のように軍規厳正、口ごたえの許されないピンと張りつめた雰囲気だったという。*17
  • 戦後は海上保安庁にて、巡視艇「いそかぜ(CL-01:第三管区:千葉)」が1989年就役し、2014年9月現在も現役である。 
  • 2016年、五回目の大和海底調査の折に、大和から北東に10km離れた位置に沈んでいる磯風が発見された。
    同じ陽炎型で同日に沈んだ浜風なのではないか、という説もあったものの証言や記録に残る損傷状況を突き合わせた結果、磯風であるという結論に至った。
    同海域ではまだ矢矧浜風が未発見で、調査に当たった深田サルベージでは「いずれは確認したい」としている。
  • その他、「いそかぜ」の艦名は福井晴敏の小説、または同小説を原作とした映画・コミックス「亡国のイージス」にて艦長を含む幹部(映画版では艦長を謀殺した副長以下幹部)が日本政府に対し反乱を起こす架空の護衛艦として登場。
    • 原作、コミックスではFRAM改修によってFCS-3、VLS等を搭載し、SM-2運用能力を得た架空のはたかぜ型ミサイル護衛艦三番艦。妹が増えたよ!やったね島風ちゃん!だが、映画ではこんごう型ミサイル護衛艦(何番艦かは不明)である。
    • ちなみに映画で「いそかぜ」を演じたのはこんごう型ミサイル護衛艦三番艦「みょうこう」である。
  • 宇宙戦艦ヤマトのリメイク作品である「宇宙戦艦ヤマト2199」では国連宇宙軍の宇宙駆逐艦として「磯風型突撃宇宙駆逐艦」が設定され、第1作にも出ていた古代守の乗艦「ゆきかぜ」はこの3番艦として設定された。
    • なお、第一話の劇中にて『いそかぜ』が被弾した報告とその後に撃沈された報告がある為、メ号作戦までは『いそかぜ』は残存していた事になる。
  • 本州~九州間の特急列車に「いそかぜ」があった。
    • 初代(1965~1968年)は大阪~宮崎・佐世保間で、佐世保行きは筑豊本線を経由していた。宮崎行きは「日向」に改名、佐世保行きは「かもめ」に編入されて廃止。
    • 二代目(1985~2005年)は当初は米子~博多間を結んでいたが、走行区間が年々短くなって最後は益田~小倉間に。なおこの列車は1985年に大阪と博多を山陰本線経由で結んでいた「まつかぜ」を米子で系統分離して誕生したものである。
  • 大和や矢矧と最期を共にしたことにちなんでか、イラストでは靴下の長さが左右で異なっていたり、艤装が背負い式や肩掛け式ではなく、腰回りに装着したアームで展開するタイプになっている。
  • なおネット上にて磯風乗組員の著書を遺族が全文公開したホームページ「わが青春の追憶」が存在する。
    2016年2月にいったん閉鎖されたものの、2019年3月より再公開。その後、公開していた遺族の方が2022年3月に他界したが、その姪(=乗組員の孫)にあたる方が管理を引き継いで現在も公開されている。

この艦娘についてのコメント

  • E5にて邂逅、ようやく十七駆逐隊が揃い踏みした!うれしー!…磯風だけ四人も出たけど待ち望んでいただけに解体も改修素材にもし難いなぁ -- 2022-04-01 (金) 11:32:06
  • アトランタ掘ってて最終的に6隻にまで分身した磯風・・・ -- 2022-04-01 (金) 12:11:51
    • 6人揃って、厨房四天王だな。これで貴官の鎮守府における兵站は万全であろう。生きろ。 -- 2022-05-07 (土) 18:02:39
  • 昨日1-6でドロップしました。 -- 2022-11-27 (日) 14:31:13
  • 1-6でドロップ -- 2023-01-09 (月) 17:34:26
  • …磯風、あのな。七草がゆってのはおなかをいたわるための食べ物なんだ。思いつきでいろいろ草を入れていいものではないんだぞ。何を入れたのか白状しなさい。 -- 2023-01-09 (月) 18:11:43
  • 1-6でやっと来てくれた!あっ復帰組ですが何か? -- 2023-01-22 (日) 22:44:23
  • 任務中の1-6で邂逅。艦これ開始前から好きな一隻だったので嬉しい -- 2023-02-08 (水) 17:56:39
  • 今日イベの5-2輸送Rマスで泥した。長くやっているがようやく二人目出たわ。 -- 2023-04-02 (日) 08:48:44
  • 磯風だけ秋刀魚の缶詰でも煙幕を発生できたりしないものか -- 2023-04-24 (月) 10:16:30
    • 煙幕≠毒ガス 退避行動中に敵も味方も全滅のおそれがある。 -- 2023-04-24 (月) 12:40:40
  • (--;”空前絶後の狂乱”とさえ言えうるほどの、昨今の秋刀魚の値のド高騰ぶり。恒例のアレももうすぐでござんすが...どうする磯風姐さん!? (^^; -- かぼちゃ大王? 2023-09-02 (土) 17:55:45
  • 今年こそ、磯風が上手く秋刀魚を焼けるって 俺…信じてるから! -- 2023-11-01 (水) 06:54:24
    • この季節だけ装備なしで煙幕(黒)を上げてくれると思ってる -- 2023-11-01 (水) 13:11:13
    • 秋刀魚塩焼き演習艦隊に迫る磯風の影ッ! -- 2023-11-03 (金) 08:39:31
  • 出なくてあせってきた祈願(ー人ー) -- 2023-11-16 (木) 06:28:29
  • 2-3ボスマスで一発ドロップした -- 2023-11-16 (木) 07:25:11
  • 磯風よ、提督として貴艦に任務を命ずる。そなたの腕を振るい、ギネス級の食材のこれを使い、一品作りあげてみよ!同じ指令を比叡、大和、間宮と伊良湖、鳳翔、白雪、アイオワ、ローマ、リシュリューにもすでに命じた(代表してここだけに書くが)。できた料理で艦娘みなを満足できた艦に、アタッシュケースいっぱい分の金塊を授けるぞよ!! -- ユウウツな提督? 2023-11-16 (木) 15:27:30
    • て、提督、あ、あ、あ、あんた気は確かか!?オレもこれは知っとる(木のリンク先読んでみよ)他の艦娘はともかく、コイツに使わせるなぞ、幼稚園児に「核のスイッチのカバン」持たすようなもんだぞ!!! -- 2023-11-25 (土) 11:25:53
  • ウマ娘のカルストンライトオのアホの子っぷりが磯風っぽい。見た目は黒髪ぱっつんのクールビューティーなのに色々ポンコツ過ぎる。服のカラーリングも似てるし。 -- 2024-07-20 (土) 21:19:07

*1 ボイスでは「遅れをとらぬ」と再生されている。
*2 母港ボイスは各艦娘につき3つ割り当てられています。「詳細」ボイスは編成画面の「詳細」ボタンをクリックすることで聞くことが出来るボイスです。母港画面でも聞くことが出来ます。「母港3」ボイスは「母港画面でのクリック」もしくは「母港画面への遷移」でのみ聞くことが出来る、いわゆる「提督お触りボイス」です。編成画面での「詳細」ボタンでは聞くことが出来ません
*3 4つの基本ボイス(昼戦開始・昼戦攻撃・夜戦開始・夜戦攻撃)がありますが、各ボイスはその他の色々な場面でも使われます。各ボイスをどのフェーズ(航空戦/開幕雷撃/先制対潜/昼戦攻撃/各種CI...など)に割り当てるかは艦娘によって異なり、例えば開戦ボイスを攻撃でも使ったり、夜戦攻撃ボイスを昼戦でも使ったりします)
*4 「小破」ボイスの3,4つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*5 「小破」ボイスの3,4つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*6 装備ボイスは3ボイスありますが、改修/改造ボイスと共用化されています。また、ボイス3は「改修/改造」「開発」「バケツによる即時修復」「遠征出撃」「アイテム発見」ボイスと共用化されています
*7 秋刀魚祭りで期間限定ではあるものの通常海域でのドロップが解禁され、一時は通常海域未実装最長記録の座を時津風に譲ることになったが、2016年3月11日のアップデートで時津風が通常海域に実装されたことにより、現在、3回の期間限定通常海域ドロップの期間を差し引いた上で再び最長となっている。
*8 1944/03/20雪風編入~6/9谷風戦没の間だけ駆逐隊には珍しく5隻編成だった。
*9 実は、落語「目黒のさんま」にもあるが戦前戦中は青魚の脂は落とすのが良しとされていたので、真っ黒に焼くのが普通だったりする。
*10 功績査定評価は駆逐艦の中では最も高い雪風の264点に次いで高い234点。但しこの評価は海軍人事部が担当した本来の功績査定ではなく、悪名高い大本営が国民の戦意高揚のため利用した虚偽の査定であり、戦争体験者や研究家の間で嫌悪の対象となっている点は注意が必要である。例を上げれば、大本営は昭和20年の査定として既に戦没している翔鶴、瑞鶴をそれぞれ1,000点超え(航空兵力の評価を加算した上に過去の作戦まで遡って累積しているからである。この様な評価は戦時下の人事査定で全く意味がない。戦果誤認は多いものの、曲がりなりにも人事部はちゃんと任務ごとに査定しており、例えばレイテ沖海戦時の磯風は73点である)として発表している。
*11 救助の際、極度の栄養失調や熱病に加えて、救助されたという安心感から甲板に座り込んでしまう兵が多く、さらに気の緩みからそのまま息を引き取ってしまうものも多かった。これを鑑みて、磯風艦長神浦中佐は救助時の慣例に従いビンタして正気を取り戻させるよう命令。この命令を受けた下士官が手近にいた百武中将をぶん殴ってしまったのだった。艦長命令でやったことなので、件の下士官は不問に付されている。但し陸軍側はこの逸話は事実でないと否定しており、「百武中将ら司令部を磯風に乗船させる事は作戦前から決まっており迎えの大発も用意してあった」と証言する元磯風乗員もいるなど、異説も多い。
*12 なお、自力ではなく江風に曳航されて帰還したと書いてある
*13 信濃護衛任務時は司令が欠員のままで、これが信濃護衛失敗の一因ともされる。なお、新谷司令は初代谷風艦長、但し開戦前に次の職場に転勤している。
*14 砲撃処分の予定で磯風との距離を短く取っていたためで、雪風の水雷長は事前に「この距離では魚雷が深度調整できないので当たらない」と艦橋に連絡したが、主砲の照準が壊れていたため止む無く雷撃した。
*15 この日の磯風は、戦闘中8本の魚雷が艦底を通過する幸運に恵まれている。この雪風の魚雷を含めると合計9本の魚雷が艦底を通過した事になり、何か憑き物があった。
*16 磯風型駆逐艦の1番艦と2番艦。ちなみに他の同型艦は天津風と時津風。
*17 しかし戦後、戦友会の磯風会が結成された後は、磯風と乗員を坊ノ岬まで守りぬいた前田艦長に下士官兵たちもうちとけて親しげに語りかけ、前田艦長もまたそれを非常に喜ぶといった、穏やかで暖かな雰囲気に変わっていたという。