時雨

Cached: 2024-11-21 04:03:38 Last-modified: 2024-10-16 (水) 17:24:20
No.080
僕は白露型駆逐艦、「時雨」。これからよろしくね。時雨(しぐれ)白露型 2番艦 駆逐艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久16火力10 / 29
装甲6 / 19雷装24 / 69
回避43 / 79対空9 / 39
搭載0対潜21 / 49
速力高速索敵5 / 19
射程10 / 49
最大消費量
燃料15弾薬20
装備
12.7cm連装砲
未装備
装備不可
装備不可
改造チャート
時雨時雨改(Lv20) → 時雨改二(Lv60)→
時雨改三(Lv97+戦闘詳報×2+新型兵装資材×3+改装設計図×2+開発資材×77)
図鑑説明
僕は白露型駆逐艦2番艦の時雨だよ。
あのレイテ沖海戦では、西村艦隊に所属して、運命のスリガオ海峡に突入したんだ。
扶桑も山城も凄かったよ……。
皆が忘れても、僕だけはずっと覚えているから……。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:タニベユミ、イラストレーター:玖条イチソ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

CV:タニベユミ、イラストレーター:玖条イチソ

定型ボイス一覧

イベントセリフ改装段階備考追加


 
 



 






追加
入手/ログイン僕は白露型駆逐艦、「時雨」。これからよろしくね。×編集
僕は、白露型駆逐艦、「時雨」。これからも、よろしくね。×××編集
母港*1編集
母港1詳細提督、呼んだ?×編集
提督、僕を呼んだ? うん、いいよ。×××編集
母港2いい雨だね。×編集
いい雨、だね。×××編集
母港3僕に興味があるの?…いいよ、何でも聞いてよ。×編集
そうだね。……雨は、いつか止むさ。そうしたら……提督。いつか……いつかあの海で、二人で。
……ううん、なんでもない。なんでもないんだ。
×××編集
ケッコンカッコカリ雨…止みそうにないね。提督、そこにいると濡れるよ? もう少しこちらにおいでよ。雨が上がるまで、こうしていよう。×編集
雨…うん、止みそうにないね。提督、そこにいると濡れるよ? もう少し、もう少しだけ、こっちにおいでよ。…温かい。雨が上がるまで… そう、この雨の間だけ、こうしていよう。いいよね?×××編集
ケッコン後母港頑張る提督もすてきだね。でも、無理しちゃだめだよ?×編集
うん、頑張る提督もすてきだね。でも、無理しちゃだめだよ? 僕が、お茶を淹れようか? そうだ、白露に貰った、とっておきの蜂蜜、あるんだ。二人で飲もう?待ってて。×××編集
放置時僕はまだ、ここにいても大丈夫なのかな…。×編集
僕はここにいて、いいのかな。
……あっ、提督。……そう、なのかな。なら、ならよかった。
……うん、わかった。今はやれるだけ、やってみるよ。
×××編集
編成出撃編集
編成時雨、行くよ!×編集
佐世保の時雨、行くよ!×××編集
出撃駆逐艦時雨、出撃するね。×編集
第二水雷戦隊所属、駆逐艦時雨。出撃します。×××編集
開戦・攻撃*2編集
戦闘1昼戦開始見つけたよ。×編集
見つけたよ。任して。×××編集
戦闘2昼戦攻撃ここは譲れない。×編集
今なら、守れるから!×××編集
戦闘3夜戦開始君たちには失望したよ。×編集
君たちには、失望したよ。……やらせないっ!×××編集
戦闘4夜戦攻撃残念だったね。×編集
残念だったね。逃さない!×××編集
戦闘時ステータス*3編集
小破当たった…っ?×編集
……っ、当たった? 僕に?×××編集
やめてよ、痛いじゃないか。×編集
い、痛い……でも、こんなの!×××編集
中破/大破この僕を、ここまで追い詰めるとはね。まあ、いいさ。×編集
……っ、今の僕を、ここまで……でも、負けないよ。まだ、まだいけるから!×××編集
轟沈僕もここまでか… 提督…みんな… さよなら…編集
戦闘終了*4編集
勝利MVPこの勝利、僕の力なんて些細なものさ。この雨と…そう、提督のおかげだよ。×編集
この勝利、僕の力なんて本当に些細なものさ。この雨と……そう、提督と、皆のおかげだよ。ありがとう。×××編集
旗艦大破やめてよ、痛いじゃないか。×編集
い、痛い……でも、こんなの!×××編集
装備・改修*5編集
装備1改修/改造ありがとう。少し、強くなれたみたいだ。×編集
うん、ありがとう。少し……そうだね。強くなれた、みたいだ。×××編集
装備2酸素魚雷とか? うん、積みたいかな。×編集
最新の対潜兵装、そして、電探。提督、ありがとう。これなら……負けないよ。×××編集
装備3改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見雨は、いつか止むさ。×編集
雨はいつか、止むさ。×××編集
その他編集
帰投艦隊が、無事帰投したね。よかった。×編集
艦隊は、無事帰投。よかった。×××編集
補給ありがとう。×編集
ありがとう。……よしっ。×××編集
入渠(小破以下)ありがとう…これで行けるね。×編集
提督、ごめんね。すぐ支度するから、待ってて。×××編集
入渠(中破以上)みんなに迷惑かけてるかな…。この分は、きっと取り返すから。×編集
どうだろう、やっぱり装甲が少し薄いのかな...
×編集
みんなに迷惑かけてるかな……。この分は、きっと取り返すから。×××編集
建造完了新しい艦が建造されたね。×編集
新しい艦が、建造されたね。×××編集
戦績表示提督、手紙が届いているよ。×編集
提督、手紙が届いているよ。僕が開けていい?……あ、ごめん。最新の艦隊情報だった。はい、どうぞ。×××編集

各ボイス項目の詳しい説明はこちらをご覧ください


時報ボイス一覧

時刻セリフ改装段階備考追加


 
 



 






追加
00深夜0時だよ。日付が変わったね。×編集
01マルヒトマルマル。提督、疲れたね。×編集
02マルフタマルマル。大丈夫?×編集
03マルサンマルマル。静かな夜だね。×編集
04マルヨンマルマル。僕は大丈夫。提督は優しいね。×編集
05マルゴーマルマル。新しい一日がはじまるね。×編集
06マルロクマルマル。今日一日、僕が提督に時間を伝えるよ。×編集
07マルナナマルマル。朝は僕も好きだな。×編集
08マルハチマルマル。提督、そろそろ出撃しよう。×編集
09マルキュウマルマル。世間は忙しないね。×編集
10ヒトマルマルマル。提督の仕事は…まぁ、提督が仕事だよね、うん。×編集
11ヒトヒトマルマル。僕も少しお腹が空いたなぁ。×編集
12ヒトフタマルマル。疲れたかい?丁度いい、お昼にしよう。×編集
13ヒトサンマルマル。提督とお昼、嬉しいね。××編集
14ヒトヨンマルマル。午後の任務も頑張ろう。×編集
15ヒトゴーマルマル。比叡、大丈夫。僕も、そばにいる。×編集
16ヒトロクマルマル。そうだね、白露、良かった。僕もそう思うよ。×編集
17ヒトナナマルマル。夕日が、あんなに赤くて…。提督、綺麗で…そして何故だろう、少し、悲しいね。×編集
18ヒトハチマルマル。ごめん、僕は大丈夫。提督、ありがとう。夕食、用意するね。×編集
19ヒトキュウマルマル。提督、簡単なものだけど、ご飯、作ったよ。一緒に食べよう。麦飯のおかわり、あるから。×編集
20フタマルマルマル。そろそろ夜戦の時間か…。騒がしくなるね。×編集
21フタヒトマルマル。すっかり夜か…。×編集
22フタフタマルマル。マイペースでいいんだ。うん、僕もそうさ。×編集
23フタサンマルマル。今日は佐世保の時雨もそろそろ看板かな。×編集
2018/07/12のアップデートにて差し替えられた時報
時刻セリフ改装段階備考追加


 
 



 



追加
15ヒトゴーマルマル。ランキング、気になる?××編集
16ヒトロクマルマル。提督、お疲れ様。××編集
17ヒトナナマルマル。提督は忙しいんだね。××編集
18ヒトハチマルマル。僕もお手伝いができたらいいのに。××編集
19ヒトキュウマルマル。そろそろ、夕食の時間だね。××編集


季節ボイス一覧


イベントセリフ改装段階備考追加


 
 



 






追加
桃の節句編集
春の訪れ編集
ホワイトデー提督。これ、は…僕に? ありがとう♪編集
編集
春本番提督。いい、春だね。風も、気持ちいいね。編集
梅雨提督。……止まない雨はないさ。……そう、心配しなくていいんだ。……僕も、いつでも一緒にいる。そばにいて……いいんだよね編集
梅雨の雨……うん、大丈夫。もう止むさ。編集
梅雨の雨……うん、大丈夫。もう止むさ。提督……もうすぐ、僕らの夏、だね。編集
初夏もうすぐ今年も夏がくるね。水着? ああ、去年のがあるから、僕は大丈夫編集
うん、ちょっぴり僕も、恥ずかしい…かな…編集
やっぱり夏は暑いね…提督、大丈夫かい?…そう、提督は立派だね。見習うよ!編集
どうだろう、やっぱり装甲が薄いのかな?編成/出撃編集
盛夏編集
夏祭り編集
秋は、少しさみしいね……あっ…ううん、僕は元気だよ。2015編集
提督、夏が終わってしまったね。大丈夫、秋も…良い季節だよ。2017編集
秋は、少し物悲しくなる季節だね。……あっ、ごめん。ううん、僕は大丈夫。ありがとう、提督。2018編集
白露、いくらなんでもお芋、食べ過ぎじゃあ。……そ、そう? なら止めないけど。……いいのかな。2023
クリック時
編集
秋刀魚提督。秋刀魚漁は、今年は大変そうだ。僕も本気で行くよ!編集
秋刀魚漁の季節だね、提督。僕も頑張るよ。編集
そうだね、次の漁場は北の方が良いかもしれない。ポイントを変えてみよう。編集
勿論、僕も出るよ。毎年だから、少し、要領はわかってきた。任せて。2018編集
そうだね、北海道沖の新秋刀魚は、とても素晴らしいよ。身の厚さが、ぜんぜん違うね。
僕も、食べてみたいな。頑張るよ。
2023編集
晩秋提督、少し寒くなってきたね? 僕は大丈夫。提督、風邪ひかないように僕、マフラー作ろうか? あ、ごめん。余計だったかな?編集
僕は白露型駆逐艦、「時雨」。提督、少し……少しだけ、寒くなってきたね。*6××ログイン/入手編集
僕は白露型駆逐艦、「時雨」。提督。少し、寒くなってきたね。
もう少しだけ……ここに、ううん、傍に行っても、いい……かな?
ログイン編集
ハロウィン編集
秋のワイン編集
流石に、冬は寒いね……あ……提督の手も冷えてるね。そうだね、暖炉で早く温まろう。編集
師走編集
クリスマス提督、メリークリスマス。今日は、僕がプレゼントを渡すよ。…はい。編集
提督、クリスマスシーズンだね。メリークリスマス。…あ、僕少し早かったかな。編集
えっ、この格好かい? クリスマスはこうするものだって。…提督、もしかして嫌だった? ごめん…編集
年末もう年末か。艦隊の大掃除をしないと。門松も、出さないといけないね。どこだろう…編集
新年あけましておめでとう、提督。今年も僕を…僕たちをよろしくね。編集
節分豆まき…か。結構、当たると痛いね。編集
白露、なんかテンション高いね。元気なのはいいことだけど。2024追加編集
バレンタイン提督。一応これ、僕からも渡しておくね……邪魔、かな?編集

二周年記念提督。雨が上がったね。今日は、僕にも大切な日さ。編集
三周年記念提督。僕達、3周年だね。長いよね…あっと言う間だった気がする…うん編集
四周年記念提督。雨が上がったね。今日は、僕にも大切な日さ。編集
五周年記念提督。僕達、5周年だね。長いようで……あっと言う間だった気もする……うん。これからも、よろしくね。編集
六周年記念編集
七周年記念7周年なんだ。提督、止まない雨はないよ?編集
八周年記念提督。僕達、ついに八周年だ。長いようで、あっという間だった気がするよ。……うん、そうだね。これからも、よろしくね。編集
九周年記念僕たち、九周年だね。長いようで、本当、あっという間だった気がする。ん、そうだね。提督、これからも、よろしくね。編集
十周年記念提督。僕たち、ついに十周年なんだ。長いようで、あっという間だった気がする。
……うん、そうだね。提督、ありがとう。やまない雨は……ない。これからも……うん、一緒に!
編集



2016秋イベこの海域は…この海域は危険な感じがする。川内さん、江風、気を付けて。編集
この作戦…僕も一緒に行っていいかな? 何か…少し嫌な予感がする。でも提督と一緒なら、何かが変わる気がするんだ。編集
2017決戦前夜提督、いい…雨だね。編集
僕は…ううん、なんでもない。編集
そうだね…進むしかない。止まない雨は、ない。僕も…提督? ありがとう。うん、そうだね。わかった。編集
この季節は……ううん、提督、いい雨だね。追加1編集
満潮? そうか、よかったね。一緒に準備をしよう……うん。編集
扶桑、山城、気をつけて。大舞台だけど、油断は全然できないんだ。僕も、僕も全力で守るから。追加2編集
2017決戦突入提督、みんな、ん、行こう。編集
あの海峡は…ううん、なんでもない。行こう。もちろん、僕も、行く。編集
了解。満潮、みんな、油断しないで行こう。空襲が止んだら、海峡までは、警戒陣形で接近しよう。編集
いよいよ、僕たちの出番だね。扶桑、山城、みんな、行こう。必ず全員で、戻るために!編成/出撃編集
通してもらう。攻撃編集
2017決戦完遂&クリスマス提督、本当に、お疲れ様でした。僕達、提督のおかげで、あの夜を、越えたよ。見届けてくれて、ありがとう。編集
そして…提督、街はもうクリスマス色だね。こんな気持ちで冬を迎えることができるなんて、ありがとう、提督。いい…冬だね。編集
なんだか、お腹も空いちゃったね。提督、一緒にケーキ食べよ。はい、どうぞ。メリークリスマス、提督。止まない雨はない。僕は…信じていたよ。ありがとう。編集
2018決戦前夜&バレンタインありがとう、受け取ってくれて。 そうだね…僕たち…次こそ決戦だ……主力艦隊も…突入するね。編集
2020春夏合同イベ後段作戦この感じ、もしかして……有明、なのかな。編集


瑞雲祭り由良、何やってるの? お祭りの……準備? そ、そう、頑張ってね。編集
おにぎり長波、それ、良いおにぎりだね。うん、僕も食べたいな。え、そうなんだ…そう…僕もお料理、やってみようかな。編集
共に乗り越える提督。止まない雨は、無いよ。コロナ禍ボイス編集
そうだね。今日は、部屋にいよう。編集
僕だって、気が滅入ってしまう事もあるよ。でも、提督となら。……うん、一緒にがんばろう。コロナ禍ボイス
クリック時
編集
いつ海最終回記念吹雪、ありがとう。僕は大丈夫。一緒に、進もう!クリック時編集
時雨改三直前?僕に興味があるの? ……うん、いいよ。何でも聞いて。……そうだね、あともう少しで……きっと。編集


ゲームにおいて

  • 2013/10/23のアップデートで夕立に続き、Lv60にて二段階目の改造を行い時雨改二にまで成長する様になった。
    対空最大72を誇る対空特化艦で、運も実に50にまで向上する。雪風島風等にも攻撃力はそうひけをとらない。詳しくは当該項目を参照。
  • 2013/10/16のアップデートで補給ボイス&放置ボイスが追加された。いよいよ彼女にもスポットライトが当たるはず。
  • 2023年2月12日、アニメ「いつかあの海で」で時雨改三が登場した。ゲームには2023/6/14実装。
  • 「西村艦隊」の一員として任務で必要になるので、一応留意。
    2-3クリアに立ち会う必要があるため、序盤から多少は育成しておくと任務達成が楽になるはずだ。
    • 西村艦隊には、満潮を加えて再編成・5-1クリアで勲章を入手する任務も新たに追加されているのでその点も留意。
  • 背中に背負っている某MSのような状態の連装砲は、絵師さん曰く「リュックサックのように背負って持ち運んでいるだけで、
    砲撃時はこうして前に持っていく(陽炎黒潮の25mm連装機銃に近似したスタイル)からガンキャノンじゃないよね?」だそうだ。
    某MSのような肩越し射撃説は、半ば公式に否定されている。但し、背負っているせいで、言われ続けることは間違いない。
    アーケード版の砲撃シーンで正解を見ることが出来る。

キャラクター設定について

  • 艦娘では意外に少ないボクっ子なのだが、経歴が鮮烈すぎるためかあまり話題にならないようである。
    • 勝ち気な皐月、ややとぼけた最上と来て達観した性格をしている。下記したその戦歴がそうさせているのか。
  • 頼りになるキャラクター性からか、コミックや小説でちょっぴりだいぶ優遇されていたりする。
    • 「side:金剛」が単行本化するにあたって連載時に白だった下着が黒になるという、些細だが非常に重要な変更がなされている。
    • 「水雷戦隊クロニクル」でも佐世保駆逐隊(時雨・白露・五月雨・涼風)の旗艦として登場(デザインはほぼ改二)。こちらは残念ながら霧島率いる特別艦隊との演習で敗退。
    • 「鶴翼の絆」、「陽炎、抜錨します!」、「瑞の空、鳳の海」に登場。「陽炎、抜錨します!」においては佐世保鎮守府随一の腕利きと称され、出撃時には独自の判断で単騎突撃し、戦艦棲姫を撃沈させている。
  • かつての僚艦であった雲龍と仲が良いのか雲龍改の時報で夕食としておにぎりと沢庵を差し入れしてたりする。また佐世保籍であったことからか武蔵改二の時報では佐世保バーガーに興味を示した彼女に実物を差し入れしており、これを食べた武蔵は大層お気に召したご様子。

小ネタ

アニメ2期主役ばんざーい!

略歴

略歴

193312.9浦賀船渠にて起工
12.15「時雨」の名が与えられる
19355.18進水
19369.7竣工。横須賀鎮守府籍となる
9.24陸軍特別大演習の実施にあたり、御召艦となった比叡の警護にあたる(~10.12)
11.1有明・夕暮・白露の第9駆逐隊に編入される
12.1第1艦隊第1水雷戦隊所属
193812.15佐世保鎮守府に転籍、予備艦となる。同時に第9駆逐隊*7が「第27駆逐隊」に改称
193911.15第1艦隊第1水雷戦隊所属
19424.10第5航空戦隊所属
5.8珊瑚海海戦に参加
7.14第2艦隊第4水雷戦隊に転籍
11.12第3次ソロモン海戦に参加
19437.19第4水雷戦隊解隊。第2艦隊第2水雷戦隊に移籍
8.6ベラ湾夜戦。江風萩風が戦没、陸海軍兵士合わせて1500名以上が戦死
10.1第2駆逐隊(7月1日解隊)より五月雨を第27駆逐隊に編入
10.6第2次ベララベラ海戦に参加
11.2ブーゲンビル沖海戦に参加。川内初風を失う
11.30春雨が第27駆逐隊に編入
19442.17トラック空襲。那珂舞風など多数艦艇を失い、時雨も大破
6.8渾作戦。時雨はB-25 4機を撃ち落とすも、春雨および第27駆逐隊司令・白濱政七大佐を失う
6.15白露がタンカーと衝突、爆沈
6.19マリアナ沖海戦。大鳳飛鷹翔鶴戦没
8.26五月雨戦没
10.10第27駆逐隊解隊
10.25スリガオ海峡海戦。第1遊撃部隊第3部隊(西村艦隊)でただ一隻生き残る
11.8哨戒中の米軍潜水艦*8を撃沈
11.15第2艦隊第1水雷戦隊第21駆逐隊所属となる
11.20第1水雷戦隊の解隊に伴い第2水雷戦隊に復帰
12.31ヒ87船団の護衛に就く
19451.24米軍潜水艦*9の雷撃を受け戦没。戦死38名
3.10除籍
艦長

艦長

艤装員長杉野修一 少佐1935年8月26日~
1936年9月7日
22駆・11駆司令、大鷹艦長、長門艦長などを歴任。
第1代1936年9月7日~
1936年12月1日
第2代横井稔 少佐1936年12月1日~
 ? 
朝潮江風陽炎艦長。陽炎艦長(2期め)中に病魔に襲われ離職後病死。
第3代緒方友兄 少佐1938年12月15日~
1939年4月1日
有明磯波艦長、木曾副長、秋月艦長。霰・秋月それぞれ最期の艦長でもある。
第4代金田清之 少佐1939年4月1日~
 ? 
早潮・新月のそれぞれ最期の艦長。新月にて戦死。
第5代瀬尾昇 少佐1941年9月1日~
1942年11月20日
涼月艦長として1944年初頭の損傷時に戦死。
第6代山上亀三雄 少佐1942年11月20日~
1943年12月8日
時雨艦長以前は如月・沼風艦長。海上自衛隊大阪基地隊司令、第1掃海隊群司令。海将補として退官。
第7代西野繁 少佐1943年12月8日~
1944年12月1日
夏月の艤装員長・艦長。
第8代荻原学 少佐1944年12月1日~
1945年3月10日
時雨戦没後、初桜艤装員長・艦長。
  • 白露型駆逐艦2番艦。開戦時は同型艦の白露、初春型駆逐艦の有明夕暮 と時雨の4隻で第一水雷戦隊第二十七駆逐隊に所属した。
    1943年7月に有明、夕暮を相次いで失ったため同年11月に同じ白露型駆逐艦の五月雨春雨が編入され、第二十七駆逐隊は白露、時雨、春雨五月雨の4隻編成となる。
  • 艦これのモデルになっている白露型の「時雨」は旧神風型を先代にもつ二代目である。
    先代の時雨は旧神風型の10番目として、日露戦争直後に誕生。しかし第一次大戦に参加したという記録も無く、実戦を迎えることなく引退したとされている。ある意味本当の幸運艦だった。
    • 代々幸運に恵まれた名前にもかかわらず、海自、海保とも「しぐれ」の採用例は今のところ無く、「時雨」の系譜は彼女を最後に途切れている。
  • 「時雨」とは晩秋から冬にかけての通り雨のこと、俳句では初冬の季語になっている。
    室町以降の長い戦乱の時代に、人の世の定めなさを時雨に託し詩歌に詠む風潮ができた。
    爾来、時雨は単なる自然現象としてだけでなく、人生の無常さの象徴とされてきたのである。なお、「時雨月」とは旧暦10月*10のこと。
  • 史実では歴戦をくぐり抜け、「呉の雪風・佐世保の時雨」と言われた超のつく幸運艦*11時雨改まではその強運ぶりは影を潜めているが時雨改二に成長すると存分に発揮してくれるだろう。
  • 一方で雪風と同じく、味方が沈むシーンも多数見る羽目になった。
    • 第三次ソロモン海戦にて、かつては供奉艦として共に行動していた比叡の最後の姿を雪風等と共に見届けている。
    • 1943年8月6日のベラ湾夜戦では、コロンバンガラへの輸送作戦中に同僚の陽炎型駆逐艦「萩風」「」そして妹の白露型9番艦「江風」が、アーレイ・バーク大佐考案の米駆逐艦群のレーダー射撃によって沈没。時雨にも魚雷1本が命中するも不発、その後魚雷で反撃し1隻大破を報じたが、米駆逐艦側に全く被害は無く第三水雷戦隊旗艦川内と合流してラバウルへ戻った。この作戦で生き残ったのは彼女だけという完敗だった。
  • ブーゲンビル沖海戦では川内の部下として行動している。なお一部で「川内の救援要請を無視し黙殺した」と見殺しにしたかの様に言われているが、実際は川内が通信設備の内受信機をやられ送信機のみが生きている状態であった為*12時雨側は正確な状態が掴めず僚艦の白露と五月雨も衝突し離脱に掛かっており戦況から言っても危険な状態だった為救援を断念したというのが正しい。
  • 11月10日の輸送船2隻からなる第2082船団護衛中には米潜「スキャンプ(SS-277)」の雷撃で特設運送船「東京丸」が被雷し行動不能となる。同船は必死の救援作業を受けたものの、12日に沈没してしまった。
  • トラック島空襲(丁事件)、渾作戦(第二次作戦で春雨が空襲で沈没)、あ号作戦(作戦発動まもなく白露が衝突事故で沈没)、捷一号作戦警戒(この任務で五月雨が座礁しのちに爆撃され放棄)を経て、とうとう第二十七駆逐隊でひとりぼっちになってしまった。特に彼女の場合スリガオ海峡夜戦で臨時に編入された西村艦隊でほぼ壊滅の被害を受け(扶桑山城最上満潮山雲朝雲)、彼女を除いて誰一人残らなかった。
    孤軍奮闘スリガオ海峡海戦

    孤軍奮闘スリガオ海峡海戦
    1944年10月17日、前日までの台湾沖航空戦で壊滅したはずの米軍が、その一隊をスルアン島に差し向け占領、日本側は米軍の本格的なフィリピン侵攻の予兆と判断し、18日にフィリピン防衛作戦である「捷一号作戦」を発動する。この時、第二十七駆逐隊は10月10日付で解隊となっており、時雨は第二水雷戦隊直率となっていた。但しこの時リンガ泊地には不在*13だったため、直接最終補給地点であるブルネイに向かい、21日夕方に第一遊撃部隊と合流している。

    • 合流した時雨に課せられた命令は、新設された第一遊撃部隊第三部隊、通称「西村艦隊」に加わり、別隊としてレイテ湾に向かうというものだった。時雨の西野繁艦長は山城の司令官公室にて指揮官の第二戦隊司令官西村祥治中将からレイテ突入作戦の説明を受け、その壮烈な計画内容に身震いしながらも決意を眉宇に漲らせ「よくわかりました司令官。『時雨』は火の玉となって突入します」と答えたと証言している。
      • 西村艦隊を編成し本隊(通称「栗田艦隊」と挟撃作戦をとるという構想は、ブルネイに向かう途上で決定し、ブルネイ到達後に発令された。この為所属艦艇同志での連携訓練などは一切できず、寄せ集めの状態で臨まなくてはならなかった。更に言えば、基幹となる第二戦隊(山城扶桑)自体が前月に再編成され、10月4日にリンガ泊地に来たばかりであり、戦隊内での合同訓練も殆ど出来ていなかった。個艦では練度優秀でも部隊としての練度は未熟な状態だったのだ。この為時雨は連携が特に重視される駆逐隊で、満潮朝雲山雲の第四駆逐隊に加わらず、指揮官直率で行動する事を命じられている。
    • 22日、本隊出発から7時間30分後の15時30分に西村艦隊はブルネイを出撃、何事もなく翌23日10時20分にパラパック海峡を通過しスルー海に入った。この時の艦隊陣形は対空戦闘を考慮した円形陣を取り、山城を中心に円形に艦艇を配置、時雨は山城から見て左舷後方に位置していた。9時30分頃ハルゼー機動部隊第4群「デヴィソン隊」の艦載機約30機が襲来、対空戦闘となり扶桑が艦尾に被弾し搭載偵察機2機が炎上、更に一部浸水が発生し少し傾いた状態となる。また最上も機銃掃射を受けて8名の死傷者がでた。
      • この時時雨は第一砲塔に命中弾を受け、11名の死傷者が出たが砲の運用には支障はなかったと戦史叢書には記載されている。この損害について西野艦長は「艦長たちの太平洋戦争」などで「命中弾は貫通したので損害は大したことはなく、死者もでていない」と証言し戦史叢書の内容を否定している。但し作戦後に時雨が纏めた報告書である「駆逐艦時雨戦闘詳報」*14や、終戦後西野艦長自身が記載し第二復員省(旧海軍省)に提出した「1YB第三部隊比島沖海戦経過概要」*15では多大な犠牲を出したと記載されており、過去との証言とに食い違いが発生している。「艦長たちの太平洋戦争」は戦後何十年も経て、老境に差し掛かるころの証言を纏めたものであり*16、西野艦長の記憶違いではないかと考えられる。
    • 空襲を切り抜けた西村艦隊だが、空襲はこれ一度であり艦隊は再び平穏となった*17。西村司令官は主隊に向け予定通り進撃している事を報告している。また西村司令官は最上と第4駆逐隊の3隻に対し、日没後に分離前進して前方針路の掃討とパナオン島西岸のレイテ島ソゴト湾の敵舟艇群の攻撃を命じている。
      • 最上以下の前衛隊は日没後に分離行動するが、その途上魚雷艇3隻と交戦、双方損害はなく、間もなく司令官から合流命令を受けたので反転し再合流している。
    • 掃討隊分離後、時雨は山城、扶桑と共に尚も前進していたが、23時前になって突如敵魚雷艇と遭遇する。右艦首側に魚雷艇3隻を見た時雨は直ちに通報、山城からも「探照灯を照射せよ」などの指令が出るが、時雨側は「距離遠し、射すれば我砲撃できず、止めたし」と応答している*18。時雨は敵発見とほとんど同時に発砲し、魚雷艇1隻の撃破を報告している。
    • この戦闘の直前、西村司令官は栗田長官に対して「25日0400時「ダラグ」沖に突入の予定」と打電している。これはシブヤン海での戦闘で一時反転した栗田艦隊が、予定期日の突入が難しくなっており、それに関する西村艦隊への指示がないままスリガオ海峡眼前まで迫っていた西村司令官が単独での突入を決意し発信したものである。
    • 25日1時30分頃に掃討隊と合流した西村司令官は第二索敵配備を下令しぶたいは単縦陣を形成した(但し山雲と時雨は旗艦山城の左右75度方向1500mに配置)。そして1時48分に20ノットに増速、北上突入を開始した。
      • この前後、先頭を進む満潮が再び接近する魚雷艇を発見し照射砲撃を実施、魚雷艇1隻が命中弾を受けたのみに終わっている。
      • この単縦陣の陣形に対して、西野艦長は「艦長たちの太平洋戦争」にて実際は3列縦隊で進行方向右から駆逐艦4隻、戦艦2隻、最上の3列で突入したと証言し、単縦陣は後続の志摩艦隊が誤認して報告したのを、一艦長の証言よりも艦隊司令部の証言の方が正しいと判断して取り上げたのが広まてしまったとしている。だが、これも「駆逐艦時雨戦闘詳報」では突入時の陣形は単縦陣であると、態々図を描いて報告しており、当時の証言と食い違う事になっている*19
    • 北上を続けると時雨は2時53分頃に北東方向に敵らしき船影を見つけ通報する。やがてそれが駆逐艦3隻以上であることが判明すると西村司令官は左右の山雲と時雨を呼びよせて駆逐艦先頭単縦陣に陣形を変える指令を出す。3時9分、西村艦隊は北東方向の敵に対して照射射撃を実施するが敵は煙幕を展開して反転し命中弾はなかった。
      • 西村艦隊側は敵を砲撃で追い払ったと判断したが、この敵はカワード大佐指揮第54駆逐連隊の東側に展開していた駆逐艦メルビン、マクゴワン、リメイの3隻で、山城、扶桑、最上に対して魚雷を発射し回避行動を開始した直後であった。この魚雷を最後尾にいた最上以外は気づかなかった。最上は緊急回避でかわし、山城への魚雷は命中しなかったが、扶桑は気づかぬまま右舷中部に被雷したちまち右舷に傾斜、同時に速度が落ち、電気系統をやられたらしく全ての電力が落ち沈黙してしまう。最上は脱落した扶桑を追い抜き山城に続行したが、この扶桑脱落を前にいた山城や時雨らは気づかず、最上を扶桑だと誤認してしまう。
        • その後扶桑は航行不能となり、間もなく大爆発を起こし船体は2つに断裂、その状態で炎上し続ける。後続していた志摩艦隊がこれを発見した際、最初は炎上する2隻の敵艦だと思ったが、やがて火の勢いが増し光芒が大きくなると、扶桑特有の大艦橋が崩れ落ちるのが見えた事で、これが扶桑型戦艦だと気づいた。結局分断した船体は志摩艦隊が突入を断念して南下した際も浮き続け、その姿はさながら溶鉱炉から取り出したばかりの真っ赤に燃えた鉄塊のような状態だったという。その後米軍の記録では艦首部分は4時20分頃、艦尾部分はそれから1時間以内に沈み、10名の生存者以外の乗員は艦と運命を共にした。
    • 扶桑落伍を知らない西村司令官はなおも前進を続けたが、3時12分時雨は今度はレイテ島方向に敵らしい船影(第54駆逐連隊の西側に展開していたモンセン、マクデルマットの2隻)を見つけ通報、13分には山雲も雷跡発見を通報した。艦隊は急速回避をしつつ砲撃するが今度も命中弾はなく、敵も煙幕を展開して右に回頭、北方に避退していった。艦隊は3時18分に緊急斉動で元の針路に戻したが度重なる来襲と針路変更で、時雨と山雲は最初の駆逐艦先頭単縦陣の形成が完成していなかった。先頭2番艦の位置につこうとしていた山雲は司令駆逐艦の満潮に速力の確認を行い、3時20分に満潮より「我速力20ノット」との返信があったが、この行動が悲劇を招いた。
      • 4隻の駆逐艦は単縦陣形勢に気を取られたのか、モンセン、マクデルマットが3時11分に放った魚雷に誰も気づかなかった。3時20分魚雷を受けた山雲は大爆発を起こし3分で轟沈、生存者はいなかった。同時に満潮も左舷機械室に被雷したちまち航行不能に陥る。更に朝雲が一番砲塔下に被雷し艦首を切断、速力最大12ノットにまで激減した。入列運動のため北東に針路をとっていた時雨のみが魚雷の襲来から逃れる事が出来た。
    • あっという間に駆逐艦3隻を失った西村艦隊。満潮は程なく沈み、朝雲は低速で後退。残りは山城と最上、時雨の3隻だけとなる。時雨は第4駆逐隊の被雷を見るや直ちに26ノットに増速して北進し前方に躍り出たが何も見えず、自身の正確な位置も分からなかった。
      • 実はこの時、時雨の西野艦長はある勘違いをしていた。最初の被雷で脱落した扶桑を旗艦山城だと思っていたのだ。そのため時雨は山城を見つけて西村司令官を収容すべく反転し1隻だけ南下を開始する。しかし南下しても見つけられず、見張り員の一人から山城らしい1艦が沈没するのを見たと報告があったので合同を断念、再び反転して北上を開始する。この為時雨は艦隊最後尾となりその後の戦闘で彼女が生き残る要因となる。
    • 扶桑と山城を勘違いしていた時雨は前方を行く戦艦を旗艦脱落により指揮を継承した阪艦長率いる扶桑と思い込み進撃したが、時雨が南下と北上をしていた間に山城は米駆逐艦(マクメーン大佐指揮の第24駆逐連隊の6隻)からの襲撃を受けていた。山雲の爆発で付近が明るくなり、米側は攻撃がしやすかったと報告されている。この攻撃は時雨が未だ先頭にあった3時23分に魚雷が発射され、時雨に4本、山城に11本が向けられたが、時雨は気づかずに南下を開始した事でこれをかわし、山城には1本が左舷後部に受け後部弾火薬庫に爆発の危険が出たので篠田艦長は5・6番主砲弾火薬庫に注水を命じ速力は5ノットまで低下するが進撃を続けていた。間もなく山城は間断ない敵の艦砲射撃を受け始め、3・4番砲塔も火災で使用不能となる。更に魚雷が左舷中部に命中し、艦内通信が不能となる。これらの砲撃は第24駆逐連隊からのものだった。
    • 時雨は山城(扶桑と思い込んでいた)と最上の前に出るべく前進する。この頃西村司令官から有名な「我魚雷を受く、各艦は前進して敵艦隊を攻撃すべし」との下令が届き、西野艦長は山城は既に脱落しており、これは指揮を継承した扶桑艦長以下残存艦への最後の指令だと判断し、指揮権は扶桑艦長に委ねられたと誤断した。3時40分には山城を先頭に最上が続行し、時雨はその右にいて先頭に立つべく航行していた。しかしその前方に待ち構えていたのは戦艦6隻を擁し完全なT字体制で待ち構えるオルテンドルフ艦隊主力だった。
    • 3時51分、オルテンドルフ提督直率の巡洋艦部隊5隻が砲撃を開始、続いて6隻の戦艦部隊がその2分後に砲撃を開始する。この砲撃で先頭を行く山城はたちまち命中弾を受け艦橋下に火災を発生、1・2番砲塔のみで応戦する。またスムーツ大佐指揮の第56駆逐連隊の9隻が主力の砲撃開始前に襲撃を行うべく、3隻毎3隊に別れて接近しており、東より進撃した第二小隊3隻は3時51分に山城に対して射撃を開始し、54分には時雨に対して魚雷を放った後に避退する。西より進んだ第三小隊3隻は57分より時雨と山城に対して雷撃するが直後に2隻が反撃してきたのでレイテ島の方向に退避した。中央の第一小隊3隻は山城と同航態勢をとなり4時4分に5500mの近距離から魚雷を発射し2本が命中した。ところが米戦艦、巡洋艦が山城めがけて砲撃する渦中に突っ込んだことで同士討ちを受ける羽目になり、3番艦アルバート・W・グラントが18発も被弾(11発が友軍の誤射で7発は山城からのもの)してしまう。このためオルテンドルフ提督は第一小隊を避退させるため、4時9分に砲撃を一時中止する。
      • 山城はここで力尽きた。4時前に針路を西方に替えて砲撃していた山城は魚雷は右舷機械室付近に命中し艦は艦首を南西にむけたまま機械が停止、続けて1本が右舷に命中し艦体は傾斜し始めた。篠田艦長は4時17分頃に総員退艦を命じるが傾斜は急速に増し、4時19分山城は沈没。主計長江崎壽人大尉外9名の生存者以外は西村提督以下総員が艦と運命を共にした。
    • 時雨はこの間西野艦長の指揮で攻撃を何とかかわしつつ北東方向に航行しなんとか集中砲撃から逃れたが、米軍の砲撃は今度は後続していた最上に集中する。最初に3番砲塔に20㎝砲弾が命中し、続いて艦体中部にも命中して火災が発生。そして4時2分頃に中口径の砲弾が艦橋と防空指揮所に命中。藤間艦長以下副長、航海長、水雷長、通信長など艦橋にいた幹部や兵員は全滅し、横の旗甲板にいた信号員長(山本一曹)以下4名だけ無事だった。咄嗟に信号員長が舵を取り人力操舵に切り替えて南下を開始、艦橋の異変に気付いて射撃指揮所から降りてきた砲術長が指揮を掌握して南下を継続するが船体は無数の被弾を受け大火災が発生していた。
    • この山城と最上の惨状を見て、西野艦長は西村艦隊は全滅したと判断、独断反転して戦場から離脱する事を決意する。この時次々と僚艦がやられて健在な艦が時雨一隻になったため、西村中将の命令に従い一艦だけでも敵艦隊に突っ込み刺し違えてやろうと西野艦長は考えたという。しかしこの時敵艦隊は煙幕を展開しており、既にその姿は見えなくなっていた。また敵艦の発砲する光芒がすさまじく、目を凝らすのも困難な状況だった。
      砲には弾丸が込められ、魚雷も装填済み。にもかかわらず撃つことが出来ない。
      「この状態で突っ込んでも、いたずらに犬死にするばかりだ」そう艦長が思いなおし、ともかく一旦反転してみようと反転する。ところが少し行った所で敵からの砲撃を受け艦尾に命中弾を受け舵が故障してしまう。
      なんとか舵の修理が完了した時には30分も経過し完全に戦場から離れてしまっていた。これにより完全に機を逸してしまい、艦長の決意は実を結ぶことなく退却を開始する。
      • この後時雨は4時40分頃後続する第二遊撃部隊(通称「志摩艦隊」)とすれ違う。旗艦那智からは「那智の後につけ」との信号を受けたが、舵が故障しているし、西村艦隊の所属する第一遊撃部隊と南西方面艦隊に所属する第二遊撃部隊とは指揮系統が異なるので、西野艦長は「我舵故障中」とのみ報告して南下を続けた。
        その後時雨は6時頃スリガオ海峡を脱出、6時48分には敵魚雷艇と遭遇しこれを撃退、9時42分から1時間米陸軍機約30機の攻撃を受けたが、相手は水平爆撃しかできないB-24などであった事が幸いして殆ど損害を受けずにこれを切り抜け、10時19分に西野艦長は栗田艦隊や連合艦隊などの各隊に報告、コロン湾に向かったが米軍機の空襲の危険がある事からブルネイに針路を替え、27日17時に帰還。時雨の長い戦いは終わった。
    • 大破しながら後退していた最上、朝雲のうち、朝雲は艦首を失った事で速力がでず、最上にも追い抜かれ、5時20分頃追撃してきた米巡洋艦部隊に捕捉され攻撃を受ける。この砲撃により火災が発生したので艦長の柴山中佐は総員退艦を命じ内火艇数隻に移乗したが、その後追いついた2~30隻の米艦隊の砲撃で朝雲は沈み、内火艇も接近した米駆逐艦2隻により沈められてしまう。生き残った艦長以下少数の生存者は漂流するカッターを発見し乗り移り、なんとか島に上陸し、土民に捕らえられ米軍に引き渡され終戦後に帰国している。最上の方は砲術長の指揮のもと南下するが北上してきた志摩艦隊の那智と衝突してしまい、志摩艦隊から駆逐艦が護衛につくが夜明けと共に米軍機の空襲を受け8時30分に機関停止、やむなく曙に生存者移乗ののち、最上は曙の雷撃で処分された。
    • レイテ沖海戦後の1944年12月、フィリピンに特攻兵器などを緊急輸送する空母雲龍の護衛任務に就いたが、雲龍は目的地にたどり着くことなく潜水艦の雷撃によって撃沈されてしまった。
  • そんな彼女も1945年1月24日、日本からシンガポールへ向けてヒ87A船団の「さらわく丸」を護衛中、マレー半島東岸のシャム湾において、米潜水艦ブラックフィン(Blackfin:SS-322)の雷撃により被雷、ついに力尽きてしまう。
    • そのためか能力値は平均的。
    • さらわく丸は香港での空襲による至近弾や機銃掃射、ブラックフィンの近くにいた米潜水艦べスゴ(Besugo:SS-321)の魚雷の命中(不発)、昭南到着直前の触雷と満身創痍になりながらもなんとか昭南に到着したものの、門司行きのヒ88J船団参加中に触雷沈没*20。同船団には後に第26号海防艦が加わっており、ブラックフィンに損害を与えている*21
  • 時雨の戦没により、10隻いた白露型駆逐艦は全滅した*22
    • なおこの際生き延びていた場合、所属や錬度の高さなどから考えても坊ノ岬沖海戦に参加することになった可能性は高い。もしそれが実現していた場合(途中離脱トラブルにより参加予定に留まった艦も含めるIFではあるが)特型以降の全タイプの駆逐艦が一同に会するという光景が見られたかもしれなかったのである。
  • 敷波らを沈めたSS-215「グロウラー」を撃沈している。
    • 護衛任務中にグロウラーを含む狼群に遭遇して、部隊全体でグロウラーを撃沈したことまではほぼ確実だが、時雨がとどめを刺したかまでは確認されていない。*23
  • 渾作戦においてB-25爆撃機4機の撃墜を報告した際、「B-25ノ超低空爆撃敢テ恐ルルニ足ラズト言フベシ」と25mm機銃に相当な高評価を与えた上で対空戦闘に対する自信を見せている。続くマリアナ沖海戦にて龍鳳の直衛に就き、自分を狙った爆撃を回避し、龍鳳に迫る雷撃機アヴェンジャーの雷撃も砲撃を以て阻止した後、自身に向けて投下された魚雷をも至近距離にて回避した事から、錬度に裏付けられた自信であった事が窺える。
    • またその当時から米軍のレーダー射撃を高く評価し、重大な関心を寄せていると同時に「敵トノ真面目ナル交戦ヲ避ケ避退運動中ノ陣形ハ単縦陣ハ不可ナリ、今日単縦陣ナレガ故ニ敵ノ電探射撃ノ左右精度ヲ増加セル傾向アリ、梯陣等ガ適当ナルベシ」と提言し、レーダー全盛時代の戦術を模索している。ここまで強い関心を持っていたのはベラ湾夜戦にて米駆逐艦がレーダーを装備し、十分に活用していたのに対し、日本駆逐艦がレーダーを搭載しておらず、敵にまったく気付かぬまま攻撃を受け、結果僚艦全滅に至ったという経験からだと思われる。しかし、戦場で得られた所見を艦隊全体に共有する時間的余裕はなかったという。
    • 関心が深かった故か、対抗策の考案だけでなく行われる電探射撃の技量も高かったとされる。この事は沈没間際の対潜戦闘中に発せられた『本艦電探射撃照明射撃施設完備相當ノ練度アリテ自信アリタリ』という記録から窺える。*24
  • 第十七駆逐隊の面々、特に磯風浜風はソロモン海での戦いやヒ78船団の護衛などで関わり深く、歴戦を共にした戦友とも呼べる存在だが、並び称された「雪風」とは、同じ艦隊に編成はされても諸々の事情で別行動する事が多く、戦場での関わりはほとんどなかった。互いに別々の場所で活躍があったからこそ『呉の雪風、佐世保の時雨』と並び称されたのだと思われる。

コメント

  • 佐世保リアイベが来月前半ぽい予告通りならそれまでに改三のはず -- 2023-05-15 (月) 21:57:41
    • 一番早くて今月下旬に行われるメンテくらいかね。 -- 2023-05-16 (火) 08:40:04
  • 進水日今日じゃん!おめでとー! -- 2023-05-18 (木) 16:58:26
  • グッスマが改三のプラモを出すそうです…フライング過ぎない? -- 2023-05-18 (木) 21:42:35
  • 佐世保と言ったら時雨……のシルエットだよな?改三にしばふ表紙にプラモに休む暇なしだ時雨。 -- 2023-05-27 (土) 10:51:44
  • 時雨改三は開発資材490使うと予想している。いまのうちに6-3を周回しておこうかな。 -- 2023-06-07 (水) 00:02:21
    • どんなアイテムが必要かも気になるね。 設計図はほぼ確定だろうけどそれ以外に何を要求されるのか。 この娘は入手も改二も容易で戦力になるから複数育ててる提督も多いだろうし、改三牧場阻止のために厄介な条件が付与される気がする。 -- 2023-06-08 (木) 13:33:21
      • カタパルト使用で駆逐艦初の水偵搭載とか? -- 2023-06-08 (木) 13:58:20
    • 改装時に消費する弾薬と鋼材が490ならわかるが、開発資材490はさすがに…。 -- 2023-06-08 (木) 14:04:53
      • まあ高い資源使った分強くなるならそれでもいいかな。雪風改二みたいに無駄に大量なアイテム使わされて、大したもの乗らないスロットも増えないあんまり強くならないみたいなのは勘弁。 -- 2023-06-08 (木) 17:23:00
      • 強くなるのは一向にかまわないんだけど、矢矧とか最上みたいに他の改二実装の楽しみをぶち壊すほどに強くされるほうが嫌だな。ステとか何度もテコ入れされてきて他の白露型の改二と遜色ないほどになったし、自動先制対潜や大発積めるようになるだけで十分すぎるほどじゃない? -- 枝主? 2023-06-08 (木) 17:52:33
    • 77→7×7=49→しぐみたいな・・・ -- 2023-06-28 (水) 03:14:25
      • なるほど… えっじゃあ4×9で36にしてよ!(値引き交渉) -- 2023-06-28 (水) 06:46:33
  • 佐世保商工会議所が大々的にアピール。想像以上に佐世保が時雨推しで来ててショックのあまり扶桑型の艦橋が倒壊しそうだ。そして提督の理性も崩壊寸前。 -- 2023-06-09 (金) 21:43:16
  • 「10周年 佐世保の時雨」「佐世保の時雨 2023」「時雨 佐世保の妖精mode」「佐世保の時雨 夏服mode」改三も間近なのに際限なく増えんな (OO;(OO;(OO;(OO; -- 2023-06-10 (土) 10:27:56
    • 落ち着け。10周年時雨と時雨2023のイラストは同じだ。あと佐世保の妖精modeは文字通り妖精さんだ 。 -- 2023-06-10 (土) 22:07:48
  • 時雨と一緒に万世橋駅跡に行ってみたい衝動。「ここに広瀬中佐と杉野兵曹長の銅像があったんだってな」「実は倅さんの方はボク、チョット知っててね」 -- 2023-06-28 (水) 01:53:17
  • なんでこの子ってこんなにエロ同人が似合うのかな? -- 2023-08-18 (金) 20:06:55
  • 誤タップで大破した時雨を進軍させちまって、戦闘に突入した瞬間絶望したまま目を瞑ってたけど、HP2のギリギリの状態で生きて帰ってきてくれてほんと感動してる。びびったぁ… -- 2024-01-13 (土) 22:40:50
  • ファミ通の「海色のアルトサックス」特別編の時雨。朝霜にトランペット勝負を挑んでたが、時雨は割と自信家として描かれる事があるな。 -- 2024-05-12 (日) 11:35:03
    • そう言う時の時雨は戦ってわかり合う艦娘の本能に従ってるから -- 2024-05-13 (月) 05:18:15
    • 時雨を杉野視点で見るか西野視点で見るかで印象が変わってくるかも知れない -- 2024-05-13 (月) 06:09:12
    • あれはタニベさんの特技がトランペットって言う声優ネタですかね。イラストはコマだけどつーかコマ出して欲しかった! -- 2024-05-18 (土) 14:56:37
      • コマンダン・テストはサルーテでたくさん出番あったから…… -- 2024-05-19 (日) 09:19:29
  • 艦娘たちのお財布事情として秋雲の年2回の雑所得はまぁ置いといて、おそらく時雨はIDECOくらいの軽めの投資を無理のない範囲でしてるとみた。アイオワあたりは余裕資金全部株式にぶち込んでる。朝潮は投資は手を出さないがふるさと納税くらいは欠かさずにしてそう -- 2024-07-05 (金) 19:53:46
    • 割り込み失礼。響と雪風、ネバダ(ベガスで鍛えられてる?)Pオイゲンら”ケタ外れ的な強運”の姐さんはソレを武器に、各種ギャンブルや宝くじで荒稼ぎ、だろうか? -- かぼちゃ大王? 2024-07-05 (金) 21:25:39
  • 時雨のスリップは斬新と言うか…… -- 2024-09-01 (日) 11:35:20
  • アニメ見てて疑問なのが時雨ってえらく山城になついてるけど山城と時雨の間柄って、扶桑と時雨以上の特別な関係あったっけ? ぶっちゃけどっちも西村艦隊の間柄ってだけで同等な関係よな? -- 2024-10-05 (土) 18:59:17
    • やましぐ好きになったのはずっと昔。好きになった切欠はとっくに忘れたが、別に気にしない。それと同じようなもんだ。 -- 2024-10-06 (日) 11:20:52
    • 満潮も印象としては姉妹艦である朝雲山雲よりも時雨と仲良い印象がある。実装時期の違いとかあるかもしれんが22駆は水無月が皐月文月長月より割と後に実装されてそれでも彼女らと仲良かったりするけど(こちらはこちらで他に絡めそうなキャラ思い浮かばないからかもしれないが) -- 2024-10-06 (日) 12:07:38
    • あの世界だと回想シーンみたいに前からちょくちょく組んでたからっていうのはあると思うぞ。赤城の護衛艦に憧れるぶっきーみたいに何か思うところもあったんじゃなかろうか。 -- 2024-10-06 (日) 23:15:23
  • タニベさんお顔拝借は流石にダウト -- 2024-10-16 (水) 17:12:24
    • ダウトどころか事と次第によっちゃアウトじゃない? -- 2024-10-16 (水) 17:24:20

*1 母港ボイスは各艦娘につき3つ割り当てられています。「詳細」ボイスは編成画面の「詳細」ボタンをクリックすることで聞くことが出来るボイスです。母港画面でも聞くことが出来ます。「母港3」ボイスは「母港画面でのクリック」もしくは「母港画面への遷移」でのみ聞くことが出来る、いわゆる「提督お触りボイス」です。編成画面での「詳細」ボタンでは聞くことが出来ません
*2 4つの基本ボイス(昼戦開始・昼戦攻撃・夜戦開始・夜戦攻撃)がありますが、各ボイスはその他の色々な場面でも使われます。各ボイスをどのフェーズ(航空戦/開幕雷撃/先制対潜/昼戦攻撃/各種CI...など)に割り当てるかは艦娘によって異なり、例えば開戦ボイスを攻撃でも使ったり、夜戦攻撃ボイスを昼戦でも使ったりします)
*3 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*4 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*5 装備ボイスは3ボイスありますが、改修/改造ボイスと共用化されています。また、ボイス3は「改修/改造」「開発」「バケツによる即時修復」「遠征出撃」「アイテム発見」ボイスと共用化されています
*6 ボイスのみ。表示される文章は同じ
*7 これに伴い、『第41駆逐隊』(朝雲山雲夏雲峯雲)が第9駆逐隊と改称される。
*8 グロウラー(USS Growler、SS-215)。敷波など多くの駆逐艦達の仇である。
*9 ブラックフィン(USS Blackfin、SS-322)。
*10 初霜月」も旧暦10月を表す語である。
*11 もっとも、もう一つ座乗していた原司令の言葉として「時雨は飲兵衛で雪風は助兵衛」(上陸時の搭乗員の休暇の傾向)というのもある。雪風の小ネタでも触れられている。
*12 艦娘で例えるならば「声は出せるので叫んでいるものの耳が全く聞こえない」状態である。
*13 避難する邦人をセブ島に送る任務中だった
*14 詳報の砲術科戦訓の対空戦闘の項第4にて「~1発の弾丸砲塔天蓋に命中炸裂9名死傷者(いずれも即時先頭不能となる)を出せり」と記述がある。ここでは命中したのをグラマン戦闘機搭載の20㎜機銃弾としているが、この時期の米軍機に20㎜機銃搭載機はなく、恐らく戦闘機にも搭載できた5インチロケット弾ではないかと思われる
*15 時雨一砲塔に手榴弾の如き小型B(爆弾の略号)命中砲員の大半死傷と記載されている
*16 同書によると、西野艦長へのインタビューは1980年8/23であり、30数年も経てのものである
*17 新たに発見した栗田艦隊にデヴィソン隊も攻撃を向けたため
*18 これに関しても西野艦長は照明弾を放ち、米魚雷艇が2000mちかくまで近迫していたのを認めたと証言している
*19 というかアジア歴史資料センターのホームページで公開されている各戦闘詳報を見る限り、西村艦隊の陣形を単縦陣で態々配置図まで書いて報告しているのは時雨戦闘詳報しかなく、戦史叢書の記述自体が時雨側の報告を基にしている可能性が高い。尚この戦闘詳報は作戦終了後の11月20日に作成を終え、翌12月には提出されている。西野中佐は12月1日に艦長を交代しているので作成時は西野艦長が責任者であり、戦闘詳報の内容を西野艦長が確認していないとは考えづらい
*20 船歴485日は姉妹船26隻の中で最長だった。
*21 第26号海防艦は途中損害を受けて楡林で船団から分離した後、無事本土に到着。護衛含めほぼ全滅したヒ88J船団に参加した500トン以上の艦船としては、唯一本土に帰り着いた強運艦となり、七尾湾で終戦を迎えた。
*22 護衛対象の「さらわく丸」自身も姉妹船が25隻いたが、時雨の戦没当時に生き延びていた姉妹船はいなかった。
*23 ちなみに肝心の護衛任務の方は、対象である「萬栄丸」をSS-365「ハードヘッド」に沈められて失敗した。その時の様子については父への手紙を参照のこと。また、「萬栄丸」は時雨と同じ佐世保鎮守府所管で、「さらわく丸」の姉妹船だった。
*24 ただ皮肉な事に、この電探射撃からなる運動により「ブラックフィン」に絶好の射角を与える事となった。