彗星

Cached: 2021-10-24 08:09:46 Last-modified: 2021-07-31 (土) 12:06:58
No.024
彗星艦上爆撃機
装備ステータス
火力雷装
爆装+8対空
対潜+3索敵
命中回避
戦闘行動半径4
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発可、改修可
改修更新
彗星彗星一二型甲★+4
「九九艦爆」の後継として開発された高速性能を誇る艦上爆撃機「彗星」。
液冷発動機を装備。当時の一般的な戦闘機より速く、護衛の零戦すら振り切れる高速性とも言われます。
整備の難しい機体ですが、高速艦爆としての完成度は高く、ぜひ機動部隊の中核として運用してくださいね。

ゲームにおいて

  • 何かと艦攻と比べられがちな艦爆の主力機。
  • 彗星一二型甲はレア度のせいか出づらく、改造済み空母が初期装備していることもあるコレを使う場面はおそらく多い。
  • 艦攻と比べて攻撃力の面ではどうしても劣りがち。
    • 艦攻の高い攻撃力は、倍率150%時の威力に依るものが大きい。
      一方、艦爆の攻撃力は倍率100%固定なため、艦攻の倍率80%時よりは優れる。
    • 因みにレア度や史実で対をなす天山の上位艦攻流星とは砲撃戦での最終攻撃力が同じ+15となる。
  • 2013/11/01アップデートで、対潜能力が+2→+3に引き上げられた。
  • 2014/07/18アップデートにて、彗星(江草隊)が実装された。
  • 上位装備の実装は以下の通り。
  • 2019/03/08のオンラインメンテナンスにて、彗星一二型甲と一緒に機体グラフィックが更新され、一気にリアルさが増してカッコ良くなった。

    2019/03/08アップデート以前の画像

    2019/03/08アップデート以前の画像

装備ボーナスについて

  • 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
    • 対象艦は表中の通り。
    • 搭載一個ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
    • 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に加算される。
    • 各ボーナス値は下表の通り。
      装備基本値
      彗星火力対空対潜索敵累積
      3-
      単体ボーナス↓加算値
      装備対象艦火力対空対潜索敵累積
      彗星伊勢改二
      日向改二
      +2
      ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら

対地特効補正について

対地特効補正について/艦上爆撃機・噴式戦闘爆撃機より転送

対地特効補正について

対地特効補正について

乗算補正aキャップ後補正補足
ソフト
スキン
砲台小鬼離島棲姫港湾夏姫集積地
追加
1積み×1.0×1.5×1.4×1.3×1.0艦爆・噴式機の合計数で計算
2積み
以上
×3.0×2.45×1.32~1.62?

集積地追加のみキャップ後補正、他は火力値にかかる補正。
補正のかかる正確な位置については対地攻撃を参照。


  • 陸上型の一部に対して対地特効が発生する。
    対地特効は全滅時(搭載数0機時)も有効。
  • この個数は非対地艦爆・噴式機も合わせて計算される。
    ただし空母が対地攻撃を行うためには最低1スロットの対地艦爆を搭載するか、非対地艦爆・噴式機がすべて全滅している必要がある。
  • 夜間航空攻撃の場合、対地特効は発生しない。

小ネタ

瑞鳳の解説

瑞鳳の解説

  • 帝國海軍の艦上爆撃機、D4Y1彗星一一型ね。悪くないんだけど、整備大変なのよ、整備が。
  • 艦上爆撃機としては結構小型で、単座の零戦とあまり大きさは変わらなかったのよ。
    胴体格納式の爆弾倉と液冷発動機、コンパクトな主翼のお陰で、最高速度は一一型で546km/h、一二型で579km/hと、零戦以上の高速! 艦上爆撃機としては世界的に見てもトップクラスで、しかも高い機動性を持ってたのよ。九九艦爆では無理だった500kg爆弾を搭載できるようになって、最大搭載量も九九艦爆の370kgの1.5倍以上の620kgまで増えたのも大きなポイントね。
  • 九九艦爆の後継機となることを期待されてたんだけど、実は開発自体は九九艦爆のすぐ後に開始されていたのよ。
    • にも関わらず配備は遅れに遅れちゃったの。それは主にエンジン(ドイツのダイムラー・ベンツ社の液冷エンジンを国産化した「アツタ」)のせい……とよく言われるけれど、彗星に限っては、電装関係の開発に手間取ったのが原因なのよね……。
    • アツタエンジンはというと、元々愛知航空がDB600の構造を熟知していたから、整備さえ問題なくできればそれなりに優秀だったのよ。反面、同じくDB601をライセンス生産した陸軍のハ40は川崎の三式戦闘機に使われたんだけど、不良品にすごく悩まされて……最終的には空冷エンジンに換装されちゃったわ*1
      • 前線では整備員の教育やマニュアルが徹底してなかったり、そもそも水冷エンジンに慣れてなかったことや「アツタ」の構造がそれまでのエンジンと全然違ってたのもあって、結構酷いことになってたりして。ほんと整備が大変なのよ、整備が。

        でも最近では、DB601の設計に問題があった、という説もあるわ。

        でも最近では、DB601の設計に問題があった、という説もあるわ。

        • DB601エンジンはクランクシャフトにまでローラーベアリングを採用しており、それが日本においては生産隘路と整備性の悪化にもつながった。
          • 往復運動を回転運動に変えるクランクシャフトは厳密にはそのコネクションロッドの動きに合わせて偏軸回転しており、ローラーベアリングはその圧力で正常に動いていなかったとされる。
            ドイツでもユンカースのエンジンはローラーベアリングを採用していなかったし、アメリカのアリソンやイギリスのマーリン、当時のドイツ製航空エンジンより遥かに精巧になった現代日本車のエンジンでもこんなものは採用していない。
          • ドイツの精巧すぎる機械はアメリカですらコピーをぶん投げたものがあるくらいなので、日本が持て余したのは、日本の技術力がなかったというよりも、ドイツのやることが変態すぎた。
          • あのTa152もタンク博士は当初からDB603を希望していたが、当初はJumo213が指定された。いよいよBf109ではどうにもならんとなった末期も末期に中・低高度用Ta152Cに認められたが、実戦参加は無かった模様。高高度仕様Ta152HはJumo213で完成し、いくつかの問題はあったものの敗戦直前の大混乱の中にあって実用機として活躍し、Ta152Hだけで5機撃墜を記録してエースに叙せられた新人もいる。
  • 整備をきっちりできた部隊では結構活躍したのよ?
  • 整備員泣かせな機体であったのは事実なんだけど、搭乗員からの評価は上々ね。今までよりもずっと高速で、爆弾も積めるならそっちのほうがいいわよねぇ。
  • 実戦参加はソロモン海戦辺りの1943年からなんだけど、結局ある程度数が揃うのは1944年頃になっちゃったのよね。
    • 試作機がミッドウェー海戦に偵察機として実戦出撃しているの。いいかもね! ……無線が壊れてたせいで敵機動部隊の発見を伝えられなかったり、部隊が全滅したせいで試作機も海に沈んでしまったりしたけれど。
      • 蒼龍に貸与された十三試艦爆は試作機二号機と三号機。でも試作機五号機が高速での緩降下試験中に空中分解して強度を見直す必要がでてしまったわ。それで空技廠から愛知航空への図面提出がさらに遅れちゃったの。
      • それに生産が始まったあとも、空技廠より最終的に254頁に及ぶ設計図面の変更があったのだから、生産を受けてる愛知航空さんは大変だったでしょうね……。


  • 彗星12型は4353kgと従来の艦載機の九九艦爆や艦攻である九七式艦攻よりも重くて、さらに翼面荷重が184.44kg/㎡とセミファウラーフラップを展開しても着艦が難しかったの。比較までに九九艦爆一一型は104.38kg/㎡、着陸フラップを展開することによりさらに低くなるわ。翼面荷重以外でも着艦速度が100~120km/hが普通だった零戦、九九艦爆、九七艦攻よりも速い140km/hと着艦が大変だったの。
    • 離艦距離も正規荷重で12m/sで85mと艦爆としては長く、さらに過荷重で運用するには飛行甲板の長い大型空母、もしくは高速の中型空母じゃないと連続発艦など通常の運用が困難な機体だったわ。
      • そのせいで、隼鷹みたいに低速で飛行甲板の短い空母では最低でも風速5mの風が吹いてなければ全速航行しても安全面の問題で発着艦は不可能*2と運用が制限される事になっちゃったんだけど、一方同時期に主力機となった天山艦攻は着艦に関しては着艦速度が133km/h、翼面荷重が139.78kg/㎡でファウラーフラップで翼面荷重が下げれたから着艦性能は良好*3だったわ。
    • 彗星が本格運用された後で唯一の空母機動戦、マリアナ沖海戦では、彗星を搭載したのは一航戦の「翔鶴」「瑞鶴」「大鳳」と二航戦の「隼鷹」だけ。マリアナ沖海戦での私達三航戦は配備数の問題もあって最新鋭の彗星は配備されなかった。代わりに零戦二一型戦爆を攻撃の中心として運用していたわ。あとは誘導機として天山、索敵機として九七艦攻を少数ね。
  • ちなみに海軍が次期空母搭載機として考えていたのは烈風流星で、各空母にある次期艦載機の搭載予定数にも彗星や天山の記載はないわ。
  • 同世代のSB2Cと比較すると、航続距離、高速性、運動性で優ってるのも見逃せないわね。空技廠が最先端技術を駆使しただけあって、性能は本当に優秀なのよ。
    • ちなみにSB2Cの翼面荷重が驚きの192.27kg/㎡。機体としては優秀だけどアメリカでの発着艦評価は散々ね。
  • でも飛行甲板が200m前後しかなく、さらに足が遅い軽空母で重量の嵩む攻撃機、爆撃機を正規空母のように運用するのが難しいのよね。アメリカのインディペンデンス級も、いくらカタパルトがあるとはいえ飛行甲板が190mもないから最終的には急降下爆撃機は降ろして多数の艦戦にごく少数の雷撃機を搭載したに過ぎないわ。
  • ちなみに主な戦果としては、空母プリンストンを撃沈したことね。*4
    • 他には、昭和19年12月8日のレイテ湾で第七六二海軍航空隊・攻撃第三飛行隊所属の彗星4機がアメリカ海軍の輸送艦隊を攻撃して全弾命中、対空砲火とグラマンに迎撃されながらも4機とも帰還するという記録を残しているわ。うち一機で編隊長機を操縦していたの先任搭乗員の山川上飛曹*5はP-38に追われながらこれを振り切って急降下爆撃態勢に入って輸送船を爆撃、攻撃した輸送船のマストに引っ掛かりそうなほど低空を飛行して、輸送船より火柱が上がっているのを確認しているわ。*6
      • 11月24日には同じ第七六二海軍航空隊・攻撃第五飛行隊の彗星艦爆三三型が、レイテ湾にて輸送船2隻を同時攻撃撃沈を報告してるわね。*7
      • 他にも芙蓉部隊が沖縄でアメリカ軍の嘉納手飛行場を連日空爆して損害を与えたり、さらには夜間戦闘機に改造されてB-29を撃墜したりと実は結構前線任務で活躍したのよ。
  • あと、零戦同様、彗星も空中分解事故を何度か起こしているわ。そこで昭和19年の暮れに大分沖で急降下爆撃実験を行って、その際にも空中分解を起こしてしまったんだけど、その時のパイロットの三木開大尉は奇跡的に生還。その記録から飛行強度規定が甘かったという事が発覚したの。それ以降は規定を改めてこのような事故が起きることはなくなったそうよ。余談だけど、三木大尉はその後流星の実用実験でも文字通り命を懸けて挑戦し続け終戦を迎えているわ。

  • そうそう、伊勢さんや日向さんが搭載した、カタパルト射出に耐えられるように機体構造を強化した彗星二二型ってのもあったのよ。 伊勢さんや日向さんは艦上機を自分で収容できないから、近くの基地やに帰還するつもりだったんだって。なんか結構危なっかしい気がしない?
    • 当時の軽空母では発艦に長い滑走距離が必要な彗星の運用は難しかったんだけど、カタパルト射出ができればその心配はなかったわ。
      だから、四航戦の伊勢さん・日向さんに随伴する予定だった隼鷹・龍鳳には彗星を積まないで、零戦天山のみの運用予定だったのよ。
      着艦なら低速の軽空母でもなんとかできたから、この方法でいく計画だったの。
    • 伊勢さんと日向さんの搭載数合計44機は赤城の艦攻艦爆の全力出撃数を超えるのよ。実現した場合の打撃力は無視できないものだったと思うわ。

  • ちなみにグラフィックにある「鷹-13」という機体番号、靖国神社にある遊就館に展示されている機体だったりするわ。ゼロ戦や「アレ」も展示されているので一見の価値はあるわよ。
    • 第五二三海軍航空隊、通称「鷹部隊」所属機で主にマリアナ諸島防衛を担当していたの。展示機はヤップ島から回収した複数機を元にレストアしたものよ。
      • 他には、アメリカは西海岸、唯一栄エンジン搭載で飛行可能な零式艦戦52型を保存していることで有名なプレーンズ・オブ・フェイム航空博物館が一一型をベースに空冷エンジン搭載の三三型風に魔改造したものが最近出来たそうよ(魔改造の理由としては、アツタと同様の倒立V型水冷エンジンでいい状態のものが無かったためとのこと)。魔改造不可避ならアリソンやマーリンでもよかったのに。

  • よく誤解されているけど、本当は九九艦爆ではなく九四艦爆(およびその性能向上型の九六艦爆)の後継機で、開発着手自体は九九艦爆よりも前だったのよ。元々は十試艦上軽爆機としてドイツのハインケル社に発注される予定がドイツの再軍備の関係で契約拒否されて、そのとき代わりに製造権を譲渡されたHe118も急降下性能が不足していたの。結局He118の設計を元に国産機として再開発されたのが後の彗星なのよ。
    • 当然計画は難航が予想されて、実際にある程度形ができて試作機(十三試艦上爆撃機)が発注されるまでに三年以上かかっているの。しかもその機体は結局強度不足で爆弾を搭載できず、飛行性能データ取得のために偵察機に転用することになったわ。これが二式艦偵ね。一方、空母の方は蒼龍さん(昭和十年進水、十三年竣工)を皮切りに飛龍さん、翔鶴さん、瑞鶴さんが次々と完成する予定だったからとても新型高性能艦爆の完成を待っているわけにはいかなかったの。そこで、九六艦爆と彗星の間の中継ぎ機として急遽開発指示が出されたのが九九艦爆なのね。
    • 結果としては海軍のこの判断は正しかったと言えるわ。結局彗星は対米開戦はおろか、ミッドウェー海戦にも、南太平洋海戦にも間にあわなかったもの。
      • そもそも九六艦爆も降爆の不実から九四艦爆に大出力の中島『光』を搭載した繋ぎだったとか、いっそ間に合わないならソードフィッシュのように九六艦爆を使い続けるのも手だったとか考えたら負けよ。九六式艦爆はソードフィッシュほど速度を逆手に取れるほど遅く無いし、ソードフィッシュは後継機の性能がアレだったから使い続けたというのもあるし。
  • 結果的に量産されたけど、当初の予定では実験機に近い形であって実用機として採用されても空母用の少数生産になる、という認識を設計者と海軍は持っていたみたい。
    • ちなみに、開戦時の日本海軍の艦爆の保有機数は126機。戦闘機375機、艦攻194機と比べると少なめね。
    • 彗星は敵空母への先制攻撃用の高速艦爆として限定配備される予定の機体だったから、最初から大量生産は考慮されていなかったともいわれているわ。
    • ところで日本海軍の計画上、最初に彗星を搭載することになっていたのはわたしたち祥鳳型よ。でもわたしたちで上手く飛ばせたかしら……。
  • ちなみに、米軍で同時期に採用されたSB2Cヘルダイバーもトラブルが多くって、形式番号をもじって「サノバビッチ・セカンドクラス(二流のロクデナシ)」と呼ばれていたわ。もっとも、こちらはエンジンではなく大型の機体を無理やり小さくした設計そのものに問題があったんだけどね……。「空母のエレベータに2機載せられること」なんていう無茶な要求もあったから、情状酌量の余地はあると思うけど。
  • 米軍によるコードネームはJudy。*8
  • エンジンのライセンス契約をしに行ったメーカーから「日本国として契約すれば一つで済むよ」と言われたんだけど、陸海軍別々で契約しチョビ髭の人に「日本の陸海軍は敵同士か」と呆れられたって話が有名ね(実際には欧州に派遣された陸軍の調査団が独自に製造権を購入したため。日本本土からの通常購入ではこのようなことはおきなかった)。
    • でもあの国の軍も、SSと国防軍だけじゃなくて陸海空でけっこう仲が悪かったみたい。グラーフさんに載せる艦載機でもひと悶着あったそうだわ。空軍に関しては大体モルヒネデブのせいだが。
    • ライセンス料の件は、陸海軍の対立じゃなくてエンジンの供給量の関係からライセンスを取らせる会社を増やしたって説もあるわ。
      • 海軍では少数生産予定の十三試艦爆にだけ搭載するつもりだったんだけど、陸軍は主力戦闘機として開発中のキ61に搭載する予定で、愛知だけでは生産量が追い付かないと判断されて2社のライセンス取得に繋がったそうよ。
        愛知が取得したライセンスそのものは陸海軍どちらへもエンジンを供給する事が可能だったんだけど。
        異なる会社が同じエンジンを製造する場合、ライセンスの個別購入は資本主義経済においては*9当たり前の事で、特段おかしなことではないのよ。
      • アメリカやイギリスでも至極普通のことよ。例えばB-17はボーイングの他にダグラス、ロッキード、マーチンで転換生産されているし、B-24がそもそもコンソリデーテッドに提案されたB-17の転換生産を蹴って提案されたものと言うのは有名ね。
        戦時計画に従って軍が負担したとはいえ、ボーイングは他社機分のライセンス料を受け取っているわ。
        現在ナチスの社会・経済体制は非主流派マルクス主義とされているわ。つまりドイツ第三帝国は資本主義経済じゃなかったのよ*10
    • マトモに整備されれば動く「アツタ」を三式戦に使えないかと検討はされたみたいだけど、「アツタ」と陸軍のハ40、もとは同じエンジンでも独自仕様に発展してしまって、互換性が無いの。だから融通もできなかったのね……。
    • エンジンの燃料噴射ポンプは別メーカーで、そのメーカーがライセンスを売ってくれなかったの。アツタは無断コピー品を、ハ40はその改造品を使ったそうよ。
      • この噴射ポンプメーカーとはボッシュ社のこと。当時ドイツが世界に誇ったディーゼルエンジン技術を基にしたボッシュの燃料噴射ポンプは、正に世界一ィイイ!!の名に相応しいものだったのね。
      • で、件のフォルクスワーゲンのやらかしの一端を担ったわけだけど……ちなみに、三菱はマツダのSKYACTIVE-Dに比肩するクリーンディーゼル4N4x系エンジンを開発しているわね、日本ではパジェロ、アウトランダー、デリカのRVに搭載しているけど、ヨーロッパでは4ドアセダンのランサーにも搭載されて好評よ。
        日本の技術は世界一ィイィィィィィィィィ!!
        皮肉なことに、三菱もやらかしてしまったわね…。
  • ちなみに三三型にも胴体下後部にRATOの四式一号噴進器が取り付けられるようになってたのよ?*11おそらく胴体に取り付けるから、四式一号二〇型ね。静止推力800kgで燃焼時間9秒、天山の場合は三割ほど距離を短くできると試算されていたわ。つまり彗星の場合なら、85mの三割というと60mくらいかしら?
  • 2016年11月1日にデアゴスティーニ・ジャパンから発売された「第二次世界大戦傑作機コレクション」No.20が彗星である。
    ズバリ第五二三海軍航空隊、尾翼には「鷹-4」とマーキングされており、空母のエレベーターにそのまま載せられる*12ように、九九式艦爆よりもコンパクトなシルエットが特徴的である。
    既刊の流星烈風も揃え、史実では実現しなかった最新鋭の空母機動部隊に想いを馳せてみるのもいいだろう。

この装備についてのコメント


*1 一方、アツタエンジンは愛知航空機から第11海軍工廠に生産を移し、液冷彗星は終戦まで一定のペースで製造され続けた
*2 阿部善朗著・艦爆隊長の戦訓より
*3 ただし離艦距離は12m/sで160mと長く、初期は着艦フックの形状によりワイヤーを切断する事故があった。
*4 余談ではあるが、プリンストンは突如雲の中から現れたたった一機の彗星の急降下爆撃により格納庫内の魚雷や燃料を搭載した航空機に次々と誘爆を起こし、最終的にはプリンストンでは108名が戦死し、艦長は生存したものの右足を切断している。その後、救援中に突然大爆発を起こし、併走して救援活動を行っていた軽巡バーミングハムでは239名の戦死者と4名の行方不明者、及び408人の負傷者を出す大損害を被っている。なお、一つの爆弾でプリンストンを撃沈しバーミングハムを大破に追いやった彗星は爆撃直後に撃墜されている。
*5 真珠湾攻撃からの大ベテラン。真珠湾攻撃からポートダーウィンまで加賀艦爆隊として様々な攻撃に参加し、その後特設航空母艦春日丸では先任搭乗員として後輩の指導、南太平洋海戦では隼鷹艦爆隊として空母ホーネットに命中弾を与え撃沈に貢献している猛者である。戦後は航空自衛隊に入隊。
*6 山川新作著・空母艦爆隊より
*7 小瀬本國雄著・艦爆一代より
*8 なお二式艦偵も機体そのものは同じということで同じコードネームJudyと呼ばれていた。
*9 ナチスの経済は政治側が有用と判断した企業を優先して育てて行こうというもので、むしろ共産主義経済に近いものであった。一方日本は戦時統制はかかっていたと言っても、配給制はあくまで今でいう生活保護のようなものであり、物理的にモノがなくなり始める昭和18年後半までは市場経済が本格的に阻害されることはなかった。
*10 この問題を避ける手法としては、共同で名義上の製造会社をつくり、建前上その会社の製品とするという手法がある。ただ、当時の日本の経済界にはそうした発想がまだなかった。
*11 山川新作著:空母艦爆隊より
*12 艦載機は通常、エレベーターの可動床幅に合わせて、翼端が折りたためるように設計されている。零戦も翼端部が上がるように設計されている。例外は主翼を短く改設計された32形。