No.061 | ||||
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二式艦上偵察機 | 艦上偵察機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | |||
爆装 | 対空 | +1 | ||
対潜 | 索敵 | +7 | ||
命中 | +3 | 回避 | ||
戦闘行動半径 | 5 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発解禁日:2014年5月23日、改修可 改装航空戦艦(伊勢型改二)も装備可能 春日丸/大鷹/改、神鷹/改は装備不可 2013年8~11月作戦報酬 龍驤改二・蒼龍改二の初期装備 | ||||
名機「彗星艦爆」の艦上偵察機型です。 偵察用カメラと増加燃料タンクを搭載して、艦隊の目として活躍可能です。 ぜひ、彩雲と共に機動部隊で運用してね! |
ゲームにおいて 
- ランキング上位褒賞として先行実装、開発解禁は2014年5月23日。同日のアップデートで実装された龍驤改二が初期装備として持って来てくれる。
- 空母のほか改装航空戦艦も搭載可能。本装備で射程を延長する効果(ただし2個以上装備しても重複なし)を得られる。詳細は伊勢改二で。
- 彩雲との大きな違いはT字不利を防ぐ効果がないこと。
「道中T字不利を引いても構わないが索敵値は稼ぎたい、触接の効果を上げたい」場合や「彩雲を別の空母が持っているので二個目の偵察機を用意したい」場合に有効となる。
ただし、開幕偵察そのものは艦上攻撃機がいれば概ね成功するので、開幕偵察のためだけにわざわざ本機を選ぶ意味は薄い。- T字有利の確率には一切寄与しない。彩雲を積んでもT字有利の確率は増えないし、これを積んでもT字有利の確率は減らない。
- 対空+1だが本機自体は制空権争いには一切関わらない(基地航空隊に配備した場合を除く)ので注意。
- 本機も彩雲系と同じく基地航空隊に配備することで、同じ中隊に所属する他の機体の戦闘行動半径を延長することができる。
しかし、この機体の半径はたった5しかないため、この用途で使用することはほぼないと思われる。
- 彩雲より優っている点は触接のダメージ上昇幅が高いことと、後述するように搭載する艦によっては改修の度合いで様々な付加効果が得られることである。
触接による開幕航空戦のダメージ上昇率は運営告知によると索敵機の命中に依存しており、彩雲よりも開幕航空戦のダメージ増加により大きく貢献できる。
- 以上の特徴から、空母を中心とした機動艦隊で出撃する場合や、T不利を引いても高い攻撃力を保持できる戦艦隊の随伴空母などに使うのが特徴を生かせる運用法になる。
- 戦艦隊の随伴空母に使う場合は水偵による昼戦特殊砲撃との関係上「制空力を計算した上で余りスロットに艦戦以外を入れる」という行為が必要になるので、彼我の制空力を計算できる慣れたプレイヤーならば価値を最大限に引き出すことができるであろう。
- 下記のように、改修を進めると空母を中心に装備ボーナスが得られるようになっている。
艦載機熟練度のリセットが起こりやすい3~4機スロットなどでは、攻撃機よりこちらを装備した方が、航空戦(の触接バックアップ)・砲撃戦で有利になるケースも多々あるので、
艦隊編成、制空値との兼ね合いで他の航空装備とよく吟味していきたい。
装備ボーナスについて 
- 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
- 対象艦は表中の通り。本装備の改修値に応じてボーナスが変動する。
- 他装備とのボーナスを持つ艦もいるが、それもまた別に加算される。
- 各ボーナス値は下表の通り。*1
各改修度ごとの表
装備1 対象艦 加算値 累積可 火力 対空 索敵 装甲 回避 射程 命中 二式艦偵
(基本値)- 1 7 3 - 単体ボーナス↓ 二式艦偵★0~1 伊勢改二 +3 +1 +2 1段階延長 +5 × ★2~3 +3 +1 +1 +2 +5 ★4~5 +4 +1 +1 +2 +5 ★6~9 +4 +2 +1 +2 +5 ★max +5 +3 +1 +2 +5 二式艦偵★0~1 日向改二 +3 +3 +3 1段階延長 +5 × ★2~3 +3 +1 +3 +3 +5 ★4~5 +4 +1 +3 +3 +5 ★6~9 +4 +2 +3 +3 +5 ★max +5 +3 +3 +3 +5 二式艦偵★0 蒼龍改二 1段階延長 +5 × ★1 +3 +3 +5 ★2~3 +3 +4 +5 ★4~5 +4 +4 +5 ★6~7 +4 +5 +5 ★8~9 +5 +6 +5 ★max +6 +7 +5 二式艦偵★0 蒼龍 × ★1 +3 +3 ★2~3 +3 +4 ★4~5 +4 +4 ★6~7 +4 +5 ★8~9 +5 +6 ★max +6 +7 二式艦偵★0 飛龍改二 1段階延長 +5 × ★1 +2 +2 +5 ★2~3 +2 +3 +5 ★4~5 +3 +3 +5 ★6~9 +3 +4 +5 ★max +4 +5 +5 二式艦偵★0 飛龍 × ★1 +2 +2 ★2~3 +2 +3 ★4~5 +3 +3 ★6~9 +3 +4 ★max +4 +5 二式艦偵★1 瑞鳳改二乙
鈴谷航改二
熊野航改二+1 +1 × ★2~3 +1 +2 ★4~5 +2 +2 ★6~9 +2 +3 ★max +3 +4 二式艦偵★2~3 その他の空母 +1 × ★4~5 +1 +1 ★6~9 +1 +2 ★max +2 +3 単体ボーナス↑ 装備1 対象艦 火力 対空 索敵 回避 装甲 射程 命中 累積 ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら
- 彩雲や試製景雲(艦偵型)と見比べると、上昇値の共通部分として艦上偵察機の改修効果としての装備ボーナスが存在すると考えられる。
改修した本装備を搭載したときのステータス上昇分(上表値)はこの2種ボーナスの合計値。2種類のボーナスを分解したときの表
装備1 対象艦 加算値 累積 火力 対空 索敵 装甲 回避 射程 命中 二式艦偵
(基本値)- 1 7 3 - 改修効果ボーナス↓ 艦上偵察機
★2~3改修効果 +1 ×
(装備艦偵のうち最も★の高いものを参照)★4~5 +1 +1 ★6~9 +1 +2 ★max +2 +3 装備艦単体ボーナス↓ 二式艦偵 伊勢改二 +3 +1 +2 1段階延長 +5 × 二式艦偵 日向改二 +3 +3 +3 1段階延長 +5 × 二式艦偵★0 蒼龍改二 1段階延長 +5 × ★1~7 +3 +3 ★8~max +4 +4 二式艦偵★0 蒼龍 × ★1~7 +3 +3 ★8~max +4 +4 二式艦偵★0 飛龍改二 1段階延長 +5 × ★1~max +2 +2 二式艦偵★0 飛龍 × ★1~max +2 +2 二式艦偵
★1~max瑞鳳改二乙
鈴谷航改二
熊野航改二+1 +1 × 装備艦単体ボーナス↑ 装備1 対象艦 火力 対空 索敵 装甲 回避 射程 命中 累積可
- 伊勢型改二は超長時に射程+1延長した場合、他の射程超長より先に行動する。(超長から超長+になれる)
- 当初は伊勢改二のみの補正だったが、2019/02/08アップデートで改修実装とともに拡張された。
- 2019/04/30に飛龍蒼龍にも射程延長効果がついた。
- 2020/03/03にボーナス変動値の可視化がなされ、命中値ボーナスも存在していたことが明らかになった。
元ネタ 
- 元ネタは、空技廠 二式艦上偵察機一一型(D4Y1-C)*3。愛知航空機で生産されたため、愛知 二式艦偵とも呼ばれる。
飛行試験中に空中分解事故が発生したことで、艦上爆撃機としては強度不足という問題が露見した十三試艦爆(後の彗星)だったが、通常飛行には問題がなく*4、また優れた速度と航続距離を発揮したことから、
試作機の十三試艦爆を艦上偵察機に転用、爆弾倉に偵察用カメラや増加燃料タンクを搭載し、当時の帝国海軍随一の速度と航続距離を持つ偵察機として採用した。 - ゲームでは彩雲と比較されがちだが、彩雲が登場する頃には二式艦偵の役割は変わったので単純には比べられない。
- 彩雲や零水偵は空戦は考慮せず、長距離航行時の負担軽減をよく考慮した三座偵察機。二式艦偵や零観はある程度長距離航行の負担軽減に考慮したが、空戦も考慮した二座偵察機。現に二式艦偵には艦爆譲りの機体強度に加え、彩雲や零水偵には無い機首の固定機銃も搭載している。
無論二座じゃないと長距離偵察ができないというわけでは無い。事実、二式艦偵は彩雲が登場するまで空母艦隊の他に陸上基地から発進し、戦術・戦略偵察を中心に敵艦隊の情報収集を行っている。
しかし、より速い彩雲が登場して配備が始まると、戦術・戦略偵察を彩雲に任せ、二式艦偵は主に戦果確認と攻撃隊の誘導機として使用された。 - ちなみに彩雲も大戦末期になると、本土の陸上基地から攻撃隊の誘導と戦果確認が主な任務になっていった。
艦これ内でも高い索敵値とT字不利を防ぐ特殊効果を持つ彩雲と、高い命中率と触接時のダメージ上昇率が高くなる効果を持つ二式艦偵と、役割が異なっているのはこのためと思われる。 - 偵察専用機の彩雲に対し、二式艦偵はほぼ彗星そのままなので、艦爆として彗星を搭載している艦であれば機体の保守・整備の面でも都合は良い。
彗星自体整備が難しい問題はこの際置いておいて。 - 米軍側でも、彗星に似た運用例として偵察爆撃機(SB)がある。南雲部隊のトラウマSBDや、その後継機SB2Cがそれ。
編隊飛行なので偵察の目が多く、全滅や無線機故障で偵察情報が不達*6になるのを防ぐことができる利点がある。
一方、日本では偵察は艦攻の仕事。長距離・長時間の飛行に適し、編隊も少数機なので発見されづらい。
…はずだが、そもそも敵を見つけるのが偵察なので、その時こちらも発見される可能性もあった。初期の頃はともかく、迎撃機が高性能化すると速度に不安がある艦攻や水偵では敵機動部隊の索敵は危険になり、少なくともミッドウェー海戦前には高速偵察機が求められた。二式艦上偵察機がその結果
他に機体とは別に少数機での偵察は見逃す可能性もあった。ミッドウェー海戦では偵察機は僅か10機であり、あまりにも偵察の目が少なかった。そしてアメリカ海軍の空母機動部隊を見逃し、先制攻撃を許したことによってミッドウェー海戦敗北原因の一つとなってしまった。 - ミッドウェー以降ではこれを戦訓として、二式艦偵のみならず巡洋艦搭載の水偵、艦攻をも積極的に投入することで偵察の目を増やし、二段、三段での索敵を行った。これによって南太平洋海戦では米空母艦隊を迅速に発見できた。
- 彩雲や零水偵は空戦は考慮せず、長距離航行時の負担軽減をよく考慮した三座偵察機。二式艦偵や零観はある程度長距離航行の負担軽減に考慮したが、空戦も考慮した二座偵察機。現に二式艦偵には艦爆譲りの機体強度に加え、彩雲や零水偵には無い機首の固定機銃も搭載している。
- 蒼龍に搭載されミッドウェー海戦に参加したのは、正確には「十三試艦爆」という正真正銘の試作機。
5機しかない試作機のうち3機を偵察機に改造。その内の2機が高速偵察機を切望していた二航戦に届けられた。
- 二式艦上偵察機としては、マリアナ沖海戦時の翔鶴に10機ほど搭載され索敵に参加した記録がある。
空母機動部隊を失って以来、主に陸上基地で運用された。そのためか文献によっては形式名の末尾を、艦上偵察機の「C」ではなく、陸上偵察機の「R」としている。- 二式陸上偵察機(J1N1-R)という全く別の機体がある。(後に夜戦"月光"となった)二式偵としか書かれていない資料もあり、今日も研究者を悩ませている。
小ネタ 
艦娘による解説
瑞鳳の解説
- 艦上爆撃機彗星の偵察機版ね。発動機周りだとか電動機構だとか、整備大変なのよ、整備が。
- 艦上爆撃機としては非常に速かったから、開発中に「とりあえず偵察用に採用する」と言われたのよ。
それまでは水上偵察機が主な偵察手段だったんだけど、水上機だから遅かったし、相手の直掩機に比べて弱かったからね。- 一応、九七式艦攻と同じ時期にも艦上偵察機を制式化していたのだけど、「艦攻や艦爆を使えばいい」なんて言われちゃったのよ。
- そこで目をつけられたのが、当時最新の艦爆だった彗星。開発中だったのだけど、とりあえず普通に飛ぶ分には問題ないと判断されて、艦爆としてよりも先に制式採用されたの。それがこの二式艦偵ね。
- この子が活躍したことで有名なのは、ミッドウェー海戦ね。彗星の試作2号機と3号機を改造した分が多聞丸さんちのお姉さんに載せられていて、利根さんが見つけた敵機動部隊を追いかけ続けてより詳しい情報を集めたの。
この情報を元に多聞丸さんが反撃したのよ。でも、最後は母艦と一緒に沈んでしまったそうなの。- 飛龍に敵空母の位置を知らせてきたのは筑摩5号機で、本機は飛龍より発艦した第一次攻撃隊及び第二次攻撃隊の誘導も行っている。
二式艦偵も敵空母を発見したのだが、通信機の故障で報告は伝わらなかった。
結局、帰還してきた二式艦偵が飛龍に着艦したのは、第二次攻撃隊が発艦した直後だったので、索敵には寄与できなかった。
- 飛龍に敵空母の位置を知らせてきたのは筑摩5号機で、本機は飛龍より発艦した第一次攻撃隊及び第二次攻撃隊の誘導も行っている。
- もう一つ有名なのが、こっちでも紹介してる芙蓉部隊ね。偵察機としても夜間戦闘機として使われたそうよ。もっとも、私はあんまりよく知らないのだけどね……
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