No.195 | ||||
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SBD | 艦上爆撃機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | +1 | 雷装 | ||
爆装 | +6 | 対空 | +2 | |
対潜 | +3 | 索敵 | +2 | |
命中 | +1 | 回避 | +2 | |
戦闘行動半径 | 4 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発解禁日:2021年6月22日、改修可、入手方法 | ||||
改修更新 | ||||
SBD → SBD-5 →*1 SB2C-3 →*2 SB2C-5 | ||||
シンプルかつ頑丈な作りの傑作急降下爆撃機です。 大戦初期の機体でありながら、旧式化したあとも長く使われました。 ドーントレスの愛称で呼ばれた本機は、練度の高いパイロットであれば、ある程度の対空戦闘も可能でした。 |
ゲームにおいて
- 九九式艦爆に比べ、火力+1、爆装+1、対空+2、索敵+2、命中+1、回避+2。
- 火力・命中・対空と付与されているステータスはいずれも魅力的なものだが、肝心の爆装値が低いため中盤以降の海域で使うには力不足が目立つ。
九九式艦爆同様、立ち位置的には序盤の繋ぎといったところ。序盤にこの機体が手に入るかは別問題
- 強化されるステータスが7つあるため、装備図鑑・装備選択画面では索敵+2が表示されない。
入手方法について
- 開発可能 (秘書艦にSaratoga/Hornet/Lexingtonが必要、理論値10/30/10/20、弾薬・ボーキテーブル)
- 初期装備艦
- 任務『空母機動部隊、出撃!敵艦隊を迎撃せよ!』選択報酬 (x2) イヤーリー(6月)
過去の入手方法
- 2016年 秋イベント『発令!「艦隊作戦第三法」』E-2 突破報酬
装備ボーナスについて
- 特定艦に装備した時、パラメータが更に変化する装備ボーナスがある。(2021/05/31追加)
- 搭載一個ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
- 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に計算される。
- 対象艦と各ボーナス値は下表の通り。艦種該当艦は艦娘名一覧(艦種別)で確認を。
艦名記載は、その値が適用される一番下の改造段階が基準。
※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら装備 基本値 SBD 火力 雷装 対空 対潜 索敵 装甲 回避 射程 命中 累積 1 2 3 2 2 1 - 単体ボーナス↓ 加算値 装備1 対象艦 火力 雷装 対空 対潜 索敵 装甲 回避 射程 命中 累積 SBD アメリカ艦 +1 ◯
性能比較表(装備最大値/艦爆上位早見表/テーブルより転送)
装備名 | 火力 | 雷装 | 爆装 | 対空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 砲撃戦威力 | 半径 | 射撃 回避 | 対地 | 国籍 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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噴式景雲改 | 15 | 6 | 3 | 1 | 28.5 | 3 | ◎ | 日 | 改修 | 射程:長、噴式 | 編集 | ||||||
橘花改 | 11 | 12 | 1 | 21 | 2 | ☆ | 日 | 任務、ランキング | 射程:長、噴式 | 編集 | |||||||
試製南山 | 11 | 1 | 4 | 2 | 21 | 5 | ◯ | 日 | 任務、ランキング | △ | 編集 | ||||||
彗星二二型(六三四空/熟練) | 12 | 2 | 5 | 2 | 3 | 22.5 | 6 | 日 | 任務、ランキング | 射程:長、伊勢型改二に装備ボーナス(火力+8、回避+2) | 編集 | ||||||
彗星二二型(六三四空) | 11 | 1 | 4 | 2 | 21 | 5 | 日 | 初期装備、任務、ランキング | 射程:長、伊勢型改二に装備ボーナス(火力+6、回避+1) | 編集 | |||||||
彗星一二型(六三四空/三号爆弾搭載機) | 12 | 3 | 2 | 1 | 1 | 22.5 | 5 | △ | ◯ | 日 | 任務 | 伊勢型改二に装備ボーナス(火力+7、対空+3、回避+2) | 編集 | ||||
彗星一二型(三一号光電管爆弾搭載機) | 11 | 5 | 21 | 5 | △ | ◯ | 日 | ランキング、改修 | △ | 夜襲CI・夜戦補正有、二航戦/最上型軽空母/伊勢型改二に装備ボーナス(火力+2~+4) | 編集 | ||||||
彗星一二型甲 | 10 | 3 | 1 | 19.5 | 5 | 日 | 開発、イベント、ランキング | ◯ | 伊勢型改二に装備ボーナス | 編集 | |||||||
彗星(江草隊) | 13 | 1 | 5 | 4 | 4 | 24 | 5 | ◯ | 日 | 任務、改修 | △ | 飛龍改二、蒼龍改二、伊勢型改二に装備ボーナス | 編集 | ||||
彗星(六〇一空) | 11 | 4 | 1 | 1 | 21 | 5 | 日 | 初期装備、イベント | 伊勢型改二に装備ボーナス | 編集 | |||||||
九九式艦爆(江草隊) | 10 | 5 | 3 | 4 | 19.5 | 4 | △ | 日 | 初期装備 | ◯ | 飛龍、蒼龍に装備ボーナス | 編集 | |||||
九九式艦爆二二型(熟練) | 8 | 1 | 4 | 3 | 3 | 15 | 3 | ◯ | 日 | 改修 | ◯ | 祥鳳型、龍鳳、飛鷹型、翔鶴型(改)に装備ボーナス | 編集 | ||||
九九式艦爆(熟練) | 7 | 1 | 4 | 2 | 2 | 13.5 | 4 | 日 | 初期装備 | 編集 | |||||||
零式艦戦64型(熟練爆戦) | 1 | 6 | 7 | 3 | 2 | 2 | 12 | 5 | △ | 日 | 改修 | ◯ | 鳳翔改二/戦、龍鳳改二/戊に装備ボーナス | 編集 | |||
零式艦戦64型(複座KMX搭載機) | 3 | 4 | 8 | 3 | 4.5 | 4 | 日 | 初期装備 | ◯ | 大鷹型改二、鳳翔改/改二/戦、龍鳳改二/戊に装備ボーナス | 編集 | ||||||
零式艦戦63型(爆戦) | 5 | 5 | 2 | 9 | 4 | 日 | 改修、任務、ランキング | ◯ | 編集 | ||||||||
零戦62型(爆戦/岩井隊) | 4 | 7 | 3 | 1 | 1 | 2 | 7.5 | 5 | ◯ | 日 | 機種転換任務 | ◯ | 夜襲CI・夜戦補正有 | 編集 | |||
零式艦戦62型(爆戦) | 4 | 4 | 3 | 7.5 | 4 | 日 | 開発、初期装備、ランキング | ◯ | 編集 | ||||||||
Ju87C改二(KMX搭載機/熟練) | 10 | 10 | 2 | 3 | 1 | 19.5 | 4 | ◯ | 独 | イベント、ランキング | 射程:長 Graf Zeppelin、Aquila、大鷹型に装備ボーナス | 編集 | |||||
Ju87C改二(KMX搭載機) | 9 | 9 | 2 | 2 | 1 | 16.5 | 4 | ◯ | 独 | 初期装備、イベント、ランキング | △ | Graf Zeppelin、Aquila、大鷹型に装備ボーナス | 編集 | ||||
Ju87C改 | 9 | 5 | 1 | 16.5 | 4 | ◯ | 独 | 初期装備、任務、ランキング | 編集 | ||||||||
Re.2001 CB改 | 3 | 6 | 4 | 3 | 1 | 2 | 15 | 3 | 伊 | ランキング、改修 | ◯ | Aquilaに装備ボーナス | 編集 | ||||
F4U-7 | 3 | 8 | 11 | 10 | 4 | 2 | 2 | 37.5 | 6 | △ | 米 | イベント | 編集 | ||||
AU-1 | 3 | 6 | 12 | 9 | 5 | 1 | 1 | 36 | 6 | △ | 米 | イベント、ランキング | 編集 | ||||
F4U-4 | 2 | 6 | 10 | 3 | 2 | 1 | 13.5 | 6 | △ | ◯ | 米 | イベント | 編集 | ||||
F4U-1D | 1 | 7 | 7 | 1 | 1 | 1 | 15 | 6 | ◯ | 米 | 初期装備、任務、ランキング、改修 | 編集 | |||||
FM-2 | 2 | 2 | 6 | 1 | 2 | 2 | 6 | 4 | ◯ | 米 | 初期装備、ランキング | ◯ | 編集 | ||||
SB2C-5 | 2 | 12 | 2 | 6 | 4 | 2 | 2 | 25.5 | 6 | ◯ | 米 | ランキング、改修 | ◯ | 米英正規空母・軽空母に装備ボーナス、その他の軽空母にはマイナス | 編集 | ||
SB2C-3 | 1 | 11 | 2 | 5 | 3 | 1 | 1 | 22.5 | 5 | ◯ | 米 | ランキング、改修 | ◯ | 米英正規空母・軽空母に装備ボーナス、その他の軽空母にはマイナス | 編集 | ||
SBD-5 | 1 | 7 | 2 | 4 | 3 | 2 | 3 | 15 | 4 | 米 | ランキング、改修、初期装備 | ◯ | 米空母に装備ボーナス | 編集 | |||
SBD VB-2(爆撃飛行隊) | 3 | 8 | 2 | 4 | 2 | 2 | 3 | 19.5 | 4 | 米 | イベント、初期装備 | ◯ | 米空母に装備ボーナス | 編集 | |||
SBD(Yellow Wings) | 1 | 7 | 2 | 3 | 2 | 1 | 2 | 15 | 4 | 米 | 初期装備 | ◯ | Lexington、Saratoga、Ranger、Hornetに装備ボーナス | 編集 | |||
SBD | 1 | 6 | 2 | 3 | 2 | 1 | 2 | 12 | 4 | 米 | 開発、初期装備、イベント | ◯ | 米空母に装備ボーナス | 編集 | |||
Skua | 4 | 2 | 2 | 2 | 7.5 | 4 | 英 | 初期装備、イベント | ◯ | 編集 |
- 砲撃戦威力は、空母の火力や雷装、装備補正値等と合計された後に小数点以下切捨て
- 爆戦を示すセル表示は改修により制空値が上昇するものを判断基準とした
- 航空戦における艦攻・艦爆の威力を比較したい場合には航空戦攻撃力早見表を参考のこと
- 艦爆・艦攻の支援射撃時の威力を比較したい場合にはこちらの表を参考のこと
- 制空補助等の比較には制空値早見表を参考のこと
- 射撃回避(敵対空射撃回避)は☆>◎>◯>△の順に性能が高い(無表記のものは回避性能無し)。詳細はこちらを参照のこと
- 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと
アップデート履歴
- 2016年 11月18日:実装。
- 2021年 05月31日:上位装備のSBD-5が実装された。
- 2021年 06月22日:開発可能となった、秘書艦はSaratoga、Hornet、
- 同時に改修及びSBD-5への装備更新*4が実装された。
友軍を数多く沈めたValを使う改修はありがたいわ…でも提督、本心を言えば、私はMitchellを改修したいのよ?
- 同時に改修及びSBD-5への装備更新*4が実装された。
- 2021年 05月11日:装備画像が変更された。ダイブブレーキが描き込まれている。
変更以前の画像
- 2024年 08月08日:派生装備のSBD(Yellow Wings)、SBD VB-2(爆撃飛行隊)、艦偵版のSBD VS-2(偵察飛行隊)がそれぞれ実装された。
小ネタ
- 元ネタはアメリカのダグラス・エアクラフト社が開発した艦上偵察爆撃機「SBD」で、愛称はドーントレス(Dauntless、英語で「恐れを知らない」、「不屈の」等を意味する)。
- 「S」「B」はそれぞれ偵察(Scout)と爆撃機(Bomber)の略で、「偵察爆撃機」を表す機種記号。そして、「D」はダグラス社を表すメーカー記号である。
- ダグラス社が生産する1機種目の偵察爆撃機なので、本来なら「SB1D」だが、1機種目を表す「1」は省略されるため、「SBD」となる。2機種目以降は必ず表記される。
- 偵察爆撃機という名の通り、攻撃任務のほかに偵察任務もこの機が行っていた。日本では九七艦攻を偵察機に割り当てていたが、アメリカ海軍の場合攻撃機よりもこちらのほうが航続距離が長く、敵機に襲われた際ある程度格闘戦ができる爆撃機を偵察任務に使用していた。
- ついでに偵察任務の際は通常の1000lb(454kg)爆弾より小型の500lb(227kg)爆弾を搭載しており、敵艦を発見した際可能ならば不意打ちを一発当てて逃げることも可能であった。南太平洋海戦ではこの方法で瑞鳳と翔鶴が損傷を受け撤退に追い込まれている。
- SBCヘルダイバー*5、SB2Uビンディケーターに続く海軍の偵察爆撃機としては三代目に当たる……が、軍用機マニアにはむしろ「ミスター・アタックエビエーション(攻撃機開発の総帥)」ことあの鬼才エド・ハイネマンの名前を知らしめた出世作として名高い。
- 原型はダグラスの子会社であるノースロップ社*6の社長ジャック・ノースロップが基本コンセプトを、エド・ハイネマンが設計を担当し1935年に初飛行した艦上急降下爆撃機ノースロップBT-1。改良型XBT-2を開発中にノースロップ社はダグラスに吸収され、ダグラス社エルセグンド部門となりXSBD-1となった後正式採用される。ハイネマンはそのままダグラス社エルセグンド部門のチーフとなり以後数々の傑作機を手掛ける。
- なおこのクーデターに近いノースロップ追放劇は一説には「全金属構造の第一人者」として名を馳せたノースロップを信頼して資金を出したダグラスだったのに対し、社長のノースロップは「採算を度外視した全翼機研究にのめり込んだ」ことで起こったとも言われる。
ハイネマンの主なお仕事一覧
- A-20ハボック(英国名:ボストン)攻撃機
- A-26インベーダー攻撃機
- AD(A-1) スカイレイダー 艦上攻撃機
- A3D(A-3) スカイウォーリアー 艦上爆撃機
- A4D(A-4) スカイホーク 艦上攻撃機
- F3D スカイナイト 夜間戦闘機
- F4D スカイレイ 艦上戦闘機
- ダグラス退社後はジェネラル・ダイナミクスに請われ、技術部門長としてF-16戦闘機設計チームの監督を務める。
4500機を超える売上を誇り、2019年でも台湾が増備を決定するなど非ステルス軽戦闘機のベストセラーであり、本人没後もハイネマンの血脈はまだ続いているのである・・・。
- なおこのクーデターに近いノースロップ追放劇は一説には「全金属構造の第一人者」として名を馳せたノースロップを信頼して資金を出したダグラスだったのに対し、社長のノースロップは「採算を度外視した全翼機研究にのめり込んだ」ことで起こったとも言われる。
- 一方、ジャック・ノースロップは改めて自分の名を冠した企業を立ち上げ直す事となった。こちらは数々の無尾翼機やF-5戦闘機*7、後にF/A-18へ発展するYF-17を開発した後1994年グラマン社と合併。現在のノースロップ・グラマン*8である。ジャック・ノースロップは1980年、執念の結実であるB-2の完成記念模型をプレゼントされ、その翌年に逝去した。*9
- 「S」「B」はそれぞれ偵察(Scout)と爆撃機(Bomber)の略で、「偵察爆撃機」を表す機種記号。そして、「D」はダグラス社を表すメーカー記号である。
- 配備が始まったのは1939年だが、直後にドイツのJu87の欧州での活躍を見てすぐに改良を開始。その為初期型のSBD-1および2はあまり生産されず、本格的に量産されたのは防弾装備や機銃を強化したSBD-3からである。
- SBD-1は海兵隊向けに57機、SBD-2は海軍向けに87機が製造された。
- SBD-3は584機製造された初期量産型、続いて電源を24Vに強化したSBD-4が780機程。ここまでが前中期型と言えるだろう。
- SBD-5は2409機、SBD-6はR1820-66(離昇1350hp)を搭載した最終型で451機製造された。
- 性能・実績共に「艦上爆撃機の傑作」と評されているほどの名機であり、当時のアメリカ海軍を代表する航空機である。
- 性能については同期の九九式艦爆と比べると劣っているのは運動性ぐらいであり、火力、装甲、搭載量、急降下時の安定性など爆撃機としての性能は完全にこちらが上回っていた。現場のパイロット達からも好評で、頭文字から"Slow But Deadly"(遅いけれど必殺)なんて渾名も付けられていた。
- 実績に関して最も有名なのはやはりミッドウェー海戦であろう。加賀、赤城、蒼龍、後に飛龍を撃沈。帝国海軍に大打撃を与えたと同時に追い込まれたアメリカを救った救世主でもある。
- ミッドウェー海戦以前は珊瑚海海戦において祥鳳を撃沈し翔鶴を中破。その他の小規模な攻撃でも
相方のTBDがポンコツだったこともあって劣勢時におけるアメリカ海軍の攻撃の中核を担っていた。同海戦後の南方方面においても龍驤の撃沈や瑞鳳・翔鶴の撃破など多数の実績を上げている。*13 - しかし、その分SBDの犠牲も大きかった。珊瑚海海戦では15機が撃墜され、ミッドウェーでは(TBDほどではないにせよ)壊滅あるいは長期の再編成が必要なほどの損害を出してしまうなど、アメリカ海軍航空隊の中でも死亡率が高かった。SBDなどの急降下爆撃機乗りが「ヘルダイバー」と呼ばれていたのは、この高い死亡率に因んでいるという一面もある。
- ミッドウェー海戦以前は珊瑚海海戦において祥鳳を撃沈し翔鶴を中破。その他の小規模な攻撃でも
- 自前の急降下爆撃機を持っていなかったアメリカ陸軍にも、SBDの陸軍仕様として「A-24」が生産されており、南西諸島における日本軍との戦いで活躍していた。開戦後最初に日本と戦ったのは海軍のSBDではなく陸軍のA-24だったりする。
- 空中戦においても近くを通りがかった九九式艦爆や九七式艦攻を撃墜したり、少ないながらも襲ってきた零戦を返り討ちにしたりと艦爆らしからぬ性能を発揮した。初期においてはF4Fのパイロット達から「俺達の仕事を奪うなよ!」と文句を言われたほどだとか。*14
- ただし、複座であり爆弾を抱えるSBDはさすがに補助戦闘機の域を出ず空戦能力では本職には敵わないため、珊瑚海海戦やミッドウェー海戦、南太平洋海戦では零戦に対し果敢に挑むもかなり損害を出している
- F4Fは零戦に後ろを取られると逃げるしかなかったが、SBDの場合は後方機銃である程度の対抗ができた。後部機銃は7.7mmを1丁とあまり強力な武装ではなかったが*15、防弾装備の無い零戦にとっては厄介ではあり、無用心には近づけなかった。
- 「大空のサムライ」こと坂井三郎も、SBDの後方機銃により片目をほぼ失明する重傷を負わされている。彼はSBDの編隊をF4Fの編隊だと誤認し、後方から不用意に近づいてしまったのである。
- 大戦中期には後継機となるSB2Cヘルダイバーが登場。工業大国アメリカの凄まじい生産力により各部隊に一気に配備され、旧式となったSBDは前線から身を引く・・・はずだった。
- ところがこのSB2C、生産性や空母での運用性を重視するあまり無理な小型化が行われ、それに伴う問題点を抱えたまま海軍に提供。カタログスペックこそ優秀だったものの実際に乗ってみると馬力不足気味のエンジン、電気系統の低い信頼性、劣悪な操縦性能でまともに飛ばせないという代物だった。特に縦方向の安定性が悪く、エルロンの利きも170km/h以下の速度ではマトモに操作できず、着艦時は155km/hまで減速する手前非常に難しいの一言。さらに本業のはずの急降下でも挙動や引き起こしに問題がある有様であった。その為現場のパイロットからは、頭文字をとって"Son of a Bitch 2nd Class"(ろくでなしの二流)という悲惨な渾名が付けられるほど搭乗が嫌がられてしまい、SB2Cの配備が始まった後も現場ではしばらく*16はSBDが使われ続けた。
- このへんは九九艦爆と似ているが、この頃になるとアメリカ海軍の戦術の洗練や両軍パイロットの練度の逆転などにより、あちらと違って充分な成果を上げている。
- マリアナ沖海戦あたりからSB2Cの問題点の内いくらかが解消され次第に転換が進み、空母搭載機としては終戦前に引退している。しかしながら海兵隊*17や陸軍では終戦間際まで運用され続けたため、零戦と同じ太平洋戦争を最初から最後まで見届けた歴史の生き証人といえるだろう。
- SB2Cの方はというと、改良により馬力不足は解消、安定性も僅かに向上したが、結局安定性が悪いことには変わらない上急降下時の異常振動は完全には解決できず、緩降下でしか使えなかったため、急遽雷撃機であるTBFにダイブブレーキを装備したXTBM-4が3機試作され、TBM-4がイースタンエアクラフトに発注されたが生産が開始する前に戦争が終わりすべてキャンセルされた。
- SB2Cは生産が遅れ、配備は1943年12月からであるが1944年にはもう空母の甲板から追い出され、戦闘機に爆装させたほうがましとされ*18、SB2Cの飛行隊を戦闘機に変えたが*19、航空機生産名門のカーチス・ライト社を倒産させるわけにもいかず、エセックス級空母の飛行隊は本来4個であったが、SB2C用の飛行隊が新たに追加され5個になった。*20
- ところがこのSB2C、生産性や空母での運用性を重視するあまり無理な小型化が行われ、それに伴う問題点を抱えたまま海軍に提供。カタログスペックこそ優秀だったものの実際に乗ってみると馬力不足気味のエンジン、電気系統の低い信頼性、劣悪な操縦性能でまともに飛ばせないという代物だった。特に縦方向の安定性が悪く、エルロンの利きも170km/h以下の速度ではマトモに操作できず、着艦時は155km/hまで減速する手前非常に難しいの一言。さらに本業のはずの急降下でも挙動や引き起こしに問題がある有様であった。その為現場のパイロットからは、頭文字をとって"Son of a Bitch 2nd Class"(ろくでなしの二流)という悲惨な渾名が付けられるほど搭乗が嫌がられてしまい、SB2Cの配備が始まった後も現場ではしばらく*16はSBDが使われ続けた。
- イラストでは描かれていないが、見た目の特徴として無数の穴が開いたフラップ兼エアブレーキが主翼についている。これは下に折れるとフラップとして機能し、上下「ハ」の字に開くとエアブレーキになるという非常に変わった機構となっている。
- 米軍艦上機では珍しく主翼の折り畳み機構を持たない。そのためもっぱら正規空母での運用となり軽空母や護衛空母には折り畳み機構のあるTBFが配備された。
この装備についてのコメント
- 『世界の傑作機』シリーズでお目見えしたので講読。どうやら軽空母や護衛空母でも、SBDの配備・運用は事例があったようで、トーチ作戦当時の記録写真ではCVE-29『サンティー -- 2021-04-01 (木) 03:00:22
- あ…途中で切れてもうた…CVE-29『サンティー』甲板上に縦列駐機している様子がはっきり写ってます。あと実戦では使われなかったものの、M2重機関銃入りガンパックまで用意されていたとか…。 -- 2021-04-01 (木) 03:05:08
- SBD-5とかSB2Cとかはよ来ないかなぁ -- 2021-05-14 (金) 15:22:15
- まさかのランカー報酬である -- 2021-05-31 (月) 18:56:16
- 予言者が居たとは 改修もくるかな? -- 2021-05-31 (月) 19:02:31
- 来ましたねw -- 2021-05-31 (月) 19:07:53
- ビンゴ過ぎる、木主には今イベの最終海域甲ラスダンが一発で割れる呪いを掛けておこう。 -- 2021-05-31 (月) 19:15:40
- ばっちりあたってましたな。 -- 2021-05-31 (月) 19:40:14
- SB2Cもきましたな。 -- 2021-06-30 (水) 20:31:36
- 装備イラストが更新されてますね。あと米空母に火力+1のボーナス追加(改修値問わず)。 -- 2021-05-31 (月) 19:46:29
- 新グラは描き込みが細かくなってカッコいいね -- 2021-05-31 (月) 20:10:43
- SBD-5に更新可能になったかぁ -- 2021-06-23 (水) 00:00:41
- この調子でSB2Cも来て欲しいですね -- 2021-06-23 (水) 00:27:28
- ただ米艦爆まだまだあるからなぁ、しかも鬼才が生み出した機体が二つもあるから。(片方はあの有名な便器爆弾投下した機体) -- 2021-06-23 (水) 17:09:50
- この調子でSB2Cも来て欲しいですね -- 2021-06-23 (水) 00:27:28
- 水曜日ホーネット2番艦にSBD改修できます。今日改修をはじめました。 -- 2021-06-23 (水) 01:13:39
- 木曜日同じくホーネット2番艦改修可能 -- 2021-06-24 (木) 02:39:44
- 開発可能になってなにが嬉しいかというと気がねなく処分できることだよな -- 2021-06-23 (水) 13:08:02
- SBD-5の★7からの改修でこれ使うから改修する場合は注意な。 -- 2021-06-23 (水) 23:31:08
- スペックはこれより下でもいいんで、SB2Uも開発装備として復活させてくれないだろうか… -- 2021-06-24 (木) 03:26:16
- 小ネタのライバル機 SB2C のニックネームのくだり、2C(セカンドクラス)って「二流」じゃなくて「二等水兵」の意味じゃなかったかなぁ? うろ覚えでソースが思い出せなくて申し訳ない。 誰かご存じない? -- 2021-06-30 (水) 05:04:04
- 2nd Classだけなら「2級」「二等」どっちもある。まあ一流じゃないってことだけは間違いない。二等水兵を厳密に言うと「2nd class sailor」になるし、そう例えるなら「SB2C」は「ろくでなしの下っ端」になる。二流よりもさらに貶める最底辺扱いやね。 -- 2021-07-03 (土) 21:53:23
- ランカー報酬で後継の地獄飛び込み者(直訳)来ました… -- 2021-06-30 (水) 20:37:29
- 任務リンクを追加 -- 2021-07-13 (火) 14:49:33
- 改修リンク追加 -- 2021-07-18 (日) 00:23:42
- ガンビーMKⅡで開発できました。 -- 2021-07-16 (金) 05:28:58
- ドーントレス「やあ」赤城・加賀・蒼龍・飛龍「ファッ⁉︎ウーン...(心停止) -- 2022-07-24 (日) 21:21:10
- サラ秘書で開発するとこれとハズレ枠のF4F-3よく出るね・・・倉庫カツカツだけど餌で必要そうだから捨てたらマズいのかな -- 2022-08-31 (水) 06:48:18
- レキシントン改を旗艦で開発できました -- 2024-09-16 (月) 20:04:59
- SBDが開発できるということはF4F-3も開発できるのでしょうか? -- 2024-09-16 (月) 20:30:57
- 出来ました。複数回用開発レシピ コメント にあります。 -- 2024-09-28 (土) 16:27:35
- 情報ありがとうございます。開発のページに反映しておきました。 -- 2024-09-28 (土) 17:12:28
- SBDが開発できるということはF4F-3も開発できるのでしょうか? -- 2024-09-16 (月) 20:30:57
- レキシントン秘書艦でYellow_wings版が開発可能になったけれど、こっちは引き続き開発できるのかな? -- 2024-11-12 (火) 19:55:21