No.212 | ||||
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彩雲(東カロリン空) | 艦上偵察機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | +1 | 雷装 | ||
爆装 | 対空 | |||
対潜 | 索敵 | +10 | ||
命中 | +2 | 回避 | ||
戦闘行動半径 | 8 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修不可、入手方法 装備搭載可能艦 | ||||
「我ニ追イツク敵機無シ」有名な無電を発した俊足の艦上偵察機「彩雲」。 敵戦闘機の追随を許さない高速性能を誇る、高性能な艦上偵察機です。 伊号潜水艦による「光」作戦でトラック基地に輸送された「彩雲」。 東カロリン空の「彩雲」隊は、ウルシー環礁泊地の偵察に活躍します。 |
ゲームにおいて
- 2017/02/11実装。
- 初出は、2017年冬イベント『偵察戦力緊急展開!「光」作戦』最終海域 E-3 甲・乙作戦 突破報酬。
- 彩雲との差は火力+1・索敵+1。
- 全空母に搭載出来る艦上偵察機において最高峰の索敵を誇る(索敵+11の試製景雲(艦偵型)は装甲空母のみ)。
運用について
- 使い方としては彩雲と同じように使えるだろう。主な使い方例は彩雲のページ、『「T字不利」回避について』参照。
- T字不利を反航戦に置き換える回避能力もしっかりある模様。
- T字不利を反航戦に置き換える回避能力もしっかりある模様。
- 装備搭載可能な艦
- 装備搭載不可な艦
入手方法について
- 2017年 冬イベント『偵察戦力緊急展開!「光」作戦』E-3 甲・乙作戦 突破報酬
性能比較表(装備最大値/艦偵早見表/テーブルより転送)
No | 装備名 | 火力 | 雷装 | 爆装 | 対空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 半径 | 触接 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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151 | 試製景雲(艦偵型) | 2 | 11 | 2 | 8 | 17% | 任務、ランキング | ◯ | 装甲空母のみ装備可能 | 編集 | |||||
212 | 彩雲(東カロリン空) | 1 | 10 | 2 | 8 | 17% | イベント | T字不利回避 | 編集 | ||||||
273 | 彩雲(偵四) | 2 | 10 | 2 | 7 | 17% | イベント、ランキング | △ | T字不利回避 | 編集 | |||||
054 | 彩雲 | 9 | 2 | 8 | 17% | 開発、初期装備、任務 | △ | T字不利回避 | 編集 | ||||||
061 | 二式艦上偵察機 | 1 | 7 | 3 | 5 | 20% | 開発、初期装備、ランキング | ◯ | 伊勢型改二/二航戦改二に装備・改修ボーナスおよび射程延伸効果 | 編集 | |||||
423 | Fulmar(戦闘偵察/熟練) | 2 | 4 | 3 | 4 | 3 | 3 | 4 | 20% | 改修、イベント、ランキング | △ | 米英艦に装備/改修ボーナス | 編集 | ||
543 | SBD VS-2(偵察飛行隊) | 2 | 6 | 2 | 5 | 6 | 3 | 3 | 4 | 20% | イベント、初期装備 | ◯ | 米空母に装備ボーナス | 編集 |
※改修できる艦偵全てで共通の改修ボーナスがある
- 触接攻撃力補正についてはこちらを参照のこと
小ネタ
- ウルシー環礁泊地の最前線で鍛え上げられた
特別な武闘派彩雲。 - 昭和十九年七月十日に第一航空艦隊第二二航空戦隊東カロリン海軍航空隊として編成された乙航空隊の一つ。
- 乙航空隊とは、航空機を持たず航空基地の管理や防衛を行う地上要員部隊で、派遣されてきた飛行隊の指揮を目的としていた。
- 結成時の航空隊司令は小笠原章一大佐(海兵51期・宮城)元は前月のマリアナ沖海戦で壊滅した第二五三海軍航空隊の司令。
- トラック諸島、マーシャル諸島、カロリン諸島の基地航空隊を統括していた。
- ただし、編成時点で既に所属基地の航空戦力は皆無に近い状況であり、各基地の連絡さえ不可能な状況であった。
- 昭和十九年十一月には第四艦隊に所属が変更されている。
- トラック諸島にあった飛行場は、
- 春島第一飛行場(陸上機、航空隊司令部)
- 現在のチューク国際空港
- 昭和十九年二月のトラック空襲までは竹島と合わせて戦闘機300機近くを揃える一大拠点であった。
- トラック空襲で迎撃に上がった約100機は、二〇四空などラバウル以来の熟練を多数揃えていたものの一方的に70機前後が撃墜され、米側の損害は対空砲火を含めても20機前後であった。
- 迎撃に上がれなかった残りの機体は、地上で格納庫ごと完全に破壊されてしまった。
- 南洋諸島(マリアナ諸島)防衛の為、ラバウルより二五三空を移動させて対応、しかしマリアナ沖海戦で稼働全機を出撃させるがグァム目前で全機撃墜され文字通り全滅してしまった。
- 以降は二五三空残存機の他、本土に帰還できなくなった周囲の島嶼の残存機をかき集めたものの、10機前後の戦闘機を細々と運用するだけとなってしまった。
- 春島第二飛行場(水上機)
- 夏島飛行場(水上機)
- トラック空襲以降は第四艦隊司令部用の連絡用水上偵察機を主に運用していた。
- 竹島飛行場(陸上機)
- 島全体を飛行場としており、滑走路型に埋め立てているため人工的な形となっている。
- トラック空襲でほぼ完全に破壊され、以降はほぼ使用されていない。
- 楓島飛行場(陸上機)
- 春島第一飛行場(陸上機、航空隊司令部)
- 光作戦当時のトラック島第四艦隊司令長官は原忠一中将(海兵39期・島根)。かつて珊瑚海海戦で第5航空戦隊を率いていた。
- 東カロリン海軍航空隊司令は今里義光大佐(海兵50期・宮崎)砲兵学校教官を務めるなど陸戦畑を歩んできた人物であり、東カロリン空が実質陸戦隊となっていたことがうかがえる。
- 東カロリン空彩雲隊の搭乗員のトップは、同航空隊分隊長の三木琢磨大尉(海兵70期)。
彼の操縦する彩雲は、ウルシー環礁偵察6回、ブラウン環礁偵察1回、マリアナ諸島偵察1回という、困難な敵地偵察を数多く成功させた。
その功績により、三木大尉は彩雲で同乗した偵察員の伊藤國男飛曹長、電信員の幡谷茂上飛曹と共に、昭和二十年八月一日付で、聯合艦隊司令長官・小澤治三郎中将から個人感状を授与されている。- ちなみに三木琢磨大尉は戦後航空自衛隊に入隊し、昭和三十一年九月二十九日にT-33A*1連絡飛行中、入間基地付近で墜落し、同乗していたジョー・ライリー大尉(殉職後少佐昇進)と共に殉職した。航空自衛隊での最終階級は二階級特進により二佐。
彩雲隊の行動記録
- 東カロリン空の彩雲隊の活動は昭和十九年十一月より始まる。
- このころのトラック島は、戦線は遠く西方に去り日米両国から半ば見捨てられた島であり、輸送用潜水艦が入港する時以外の日課は「食べられるものを探す」ことであり、敵は飢えと病気と栄養失調であった。
- 呉所属の141航空隊より彩雲1機が選ばれ、11月上旬、硫黄島を経由してトラック島へ飛来した。
- 機長は中村三郎大尉であり、ウルシー偵察を何度も行い、翌年5月戦死する。
- 11月16日、第1回目のウルシー偵察が行われた。この時、戦艦や空母を含む艦隊がいることを報告している。
- この報告は、回天を積んだ伊36と伊47の菊水隊にまで送られた。
- だが、偵察の翌日には後の11月19日に行われたマニラ空襲のために出港しており、菊水隊が攻撃した時にはいなかったのであった。
- 彩雲隊の行動はヤップ島に災難をもたらした。ウルシー環礁に近いこの島もまた放置されていたのであるが、彩雲がここからやってきていると考えたアメリカ海軍が猛烈な空襲を行った。
- この空襲により、アメリカ軍の上陸が近いと考たヤップ島の日本軍守備隊は、栄養失調の兵隊を集めて戦車への肉弾攻撃訓練を再開したのであった
- 1月12日の金剛隊の回天による攻撃の前にもウルシー環礁偵察が行われ、戦艦や大小の空母の存在を報告している
- だが、TF38はこの日ウルシーにはいなかったため、戦艦は巡洋艦、大小の空母は護衛空母や戦車揚陸艦であったと思われる。
- アメリカ軍は彩雲はヤップ島からではなく、トラック島からやってくると気がついた。また日本潜水艦がこの島を基地として使用しているのではないかと疑い始めた。かくしてトラック島爆撃強化を決めたのであった
- それまでもB-24で数日おきにトラック島を爆撃していたが、それにB-29も加わった。これにより昭和二十年一月末には彩雲は破壊され、可動機は0となった。
- 2月11日、141航空隊より7機の彩雲と21名の搭乗員が硫黄島を経由してトラック島へ向かうことになった。なお米軍の硫黄島上陸はこの1週間後である。
- 指揮官は三木琢磨大尉、彼は6度ウルシー環礁偵察を行い、戦争を生き延びた。
- 7機のうち2機は途中で分離し、サイパン島とグァム島を偵察する計画であった。が、その2機は再び帰らなかった
- 残り5機のうち1機は硫黄島で離陸に失敗して大破、もう1機は故障のため引き返し、トラック島に到着したのは3機のみであった。
- 彩雲整備用の部品等は伊366が輸送したが、トラック島に入港したのは彩雲到着の数時間後のことであった。
- 翌日2月13日、三木大尉はウルシー環礁を偵察し、敵艦隊が出港しているのを発見した。この報告により米機動部隊の来襲を予測し、日本本土の防備を固めることができたのであった。
- だがしかし、TF58は2月10日に出港、翌日には12隻の護衛空母も硫黄島上陸作戦のために出港、さらに50.8補給部隊の護衛艦及び輸送船団も12日に出港した。三木大尉が見たのは、その主力が全ていなくなった後のウルシーであったが、それでも数十隻はいたのであった。
- 2月14日、彩雲1機がエニウエトク環礁偵察をおこなったが機体は不時着、大破した。これにより彩雲は2機のみになってしまった。
- 3月5日、銀河による特攻作戦・丹作戦(第二次)の準備として、ウルシー環礁の偵察を行ったが未帰還となる。またもや彩雲は1機だけになってしまった。
- 3月9日、三木大尉が偵察を行った。普段は1万メートルの高空まで敵戦闘機が上がってくるまで20分。その間に逃げ切る算段なのだが、この日は運の悪いことにP-38が訓練中だった。また空母等73隻、駆逐艦120隻、輸送船55隻、上陸用舟艇600隻の大艦隊がいた。
- P-38に追われ、追跡を振り切りトラック島へたどり着いた時には、残りの燃料はわずか10分しかなかったという
- 3月11日の夕方、三木大尉は梓隊(第二次丹作戦)到着をウルシー環礁上空で待っていた。戦果を確認するためであった。しかし特攻隊は到着せず遂に燃料が限界に達し、トラック島へ引き返した。それから2時間後、銀河からの「全軍突撃せよ」の電文を受信した。だがもうトラック島近傍であり引き返すことは不可能であった。
- 翌日、戦果確認のために再び、ウルシー環礁へ偵察が行われた。そこで見たものは昨日と変わらない泊地の姿であった。空母の数は昨日より増えているように思えたという。沈没艦らしきものはなく、重油が環礁内に流れているだけであった。攻撃失敗であった。
- この第二次丹作戦には銀河24機が参加し、うち15機がウルシーへ到達し突入。戦果は空母「ランドルフ」に1機が命中し中破させたのみとなった。
- 5月下旬、第一四一航空隊から5機の彩雲がトラック島へ向かった。硫黄島はもう陥落しており使えず、そこで大鳥島と呼ばれていたウェーク島を経由することになった。
- ウェーク島には5機たどり着けたものの、着陸に4機失敗して1機だけとなり、結局トラック島まで到着したのはこの1機だけであった。
- またトラック島も太平洋へ回航してきたイギリス空母の練習用に使われ、6月14日と15日に空襲を受けた。この2日間に渡る空襲でも彩雲2機は無傷であった。
- そして光作戦である。伊14のみが入港した。だがこのころB-29の爆撃練習用に、連日爆撃を受けていたトラック島に彩雲の整備能力はなく、稼働機は0であった。
- 嵐作戦のために、8月10日偵察飛行をする予定であったが4機とも整備完了せず、動かせなかった。
- 4日後に準備が整い、15日早朝に行う予定であった
- 東カロリン空の彩雲隊の活動は昭和十九年十一月より始まる。
- ちなみに三木琢磨大尉は戦後航空自衛隊に入隊し、昭和三十一年九月二十九日にT-33A*1連絡飛行中、入間基地付近で墜落し、同乗していたジョー・ライリー大尉(殉職後少佐昇進)と共に殉職した。航空自衛隊での最終階級は二階級特進により二佐。
- 「カロリン」という響きのおかげか、コメント欄が大喜利化するとかしないとか。
この装備についてのコメント
- カッロリーン! -- 2018-10-09 (火) 02:17:23
- カロリン見るたびに【乙】ですらクリア出来なかったことを思い出します。その後半年以上艦これやめてましたw -- 2018-12-06 (木) 21:51:00
- やめていました(過去形 -- 2020-07-12 (日) 05:11:22
- 伊勢改二が装備出来ることを反映させます -- 2018-12-25 (火) 04:04:49
- 任務で熟練搭乗員消化してもいいからこないかなー まあその前に彩雲の改修来そうだけど -- 2019-03-07 (木) 13:41:32
- 東ケロリンって何だろうと思ったらカロリンだった -- 2020-06-03 (水) 00:39:39
- イベント中に課されるくっそ面倒な任務と、非情な輸送作戦の末に手に入れた「特別な彩雲」だったのに、つい先日チョロい潜水艦から同等以上をゲットしたよorz -- 2020-07-12 (日) 05:10:29
- 3年半も替えが効かない常用装備だったからすごい。索敵分岐が★の差で左右されない場合は火力が上がる分まだこっちのほうが良いだろうし。 -- 2020-07-12 (日) 05:37:39
- なるほど。そういう考え方もあるか -- 2020-07-15 (水) 09:34:06
- 改修値もマップ索敵位しか影響しないから索敵足りてるならカロリンの方しか使わないしなあ… -- 2020-09-10 (木) 01:20:00
- 初心者の時これのイベントで彩雲作りまくってボーキ0になって終了した悪夢が…偵四も高性能だけどカロリン経由のイベとかで再入手の機会欲しい -- 2020-07-20 (月) 08:59:45
- カロリンと前回イベで貰った偵四はその時の気分で選んでる そこまでどっちが優位とかないよね?(ガバ脳) -- 2020-09-10 (木) 01:37:58
- 3年半も替えが効かない常用装備だったからすごい。索敵分岐が★の差で左右されない場合は火力が上がる分まだこっちのほうが良いだろうし。 -- 2020-07-12 (日) 05:37:39
- そろそろ配ってくれへんかな -- 2020-09-10 (木) 00:35:20
- あぁ、ハバネロよりも辛い唐辛子のことね -- 2021-03-01 (月) 00:09:41
- 流石にコレは地名入ってるし再配布来ないだろ、来るとしたら似た名前の別のネームドの方が確率高い -- 2021-10-31 (日) 17:41:52
- 地名うんぬんというよりは「先行実装である」と元々明記してたからなぁ……「何時になるかは分からない」けど何らかの入手手段は将来的にあるとは思うよ。複数持ちになったところで飛びぬけた性能がある訳でもない装備だしのぅ -- 2021-11-06 (土) 01:27:14
- カロリン?ああ、戦闘の風呂桶に書いてあるやつか(棒読み) -- 2021-11-10 (水) 14:07:33
- シマリンだったっけ -- 2022-01-03 (月) 08:08:14
- トロリン・・・。若い人はこのあだ名、知らないだろうなぁ・・・。 -- 2022-07-10 (日) 20:37:39
- ケロリン! -- 2024-08-30 (金) 10:54:25
- 「テンカイチノオチヨウシモノハイルカ」 -- 2022-01-03 (月) 06:59:41
- (マルチポスト)艦偵が増えてきましたので装備最大値/艦偵早見表/テーブルを作成しました。問題なければ各ページに折りたたみで埋込みたいと思います。ご意見は装備最大値のコメント欄までお願いします -- 2022-05-03 (火) 06:11:07
- 偵四はちょいちょい配られるようになったけど、こっちの再配布はマダー? -- 2023-01-01 (日) 08:14:48
- 偵四2つ持ってるけどなんとなくカロリン空欲しい……… -- 2023-04-30 (日) 00:25:20
- これ持ってない❗再配布来ないのかな -- 丁提督? 2023-11-23 (木) 04:07:12
- たった1回配布でここまで一度も再配布無いという事は運営も忘れてるんじゃない? -- 2023-11-23 (木) 04:52:22
- トラック諸島のイベントがいまのところ15冬と17冬(この装備配布)しかないのが厳しいのよね。 -- 2023-11-23 (木) 16:06:19
- 2024年トラック働き方改革でイベントやろう(強引) -- 2023-11-23 (木) 17:07:38