| No.158 | ||||
|---|---|---|---|---|
![]() | Bf109T改 | 艦上戦闘機 | ||
| 装備ステータス | ||||
| 火力 | +1 | 雷装 | ||
| 爆装 | 対空 | +8 | ||
| 対潜 | 索敵 | |||
| 命中 | 回避 | +4 | ||
| 戦闘行動半径 | 2 | |||
| 装備可能艦種 | ||||
| 駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
| 軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
| 備考 | ||||
| 開発不可、改修可、入手方法 | ||||
| 改修更新 | ||||
| Bf109T改 →*1 Bf109 T-3(G) | ||||
| かの国で開発/量産された主力戦闘機Bf109シリーズ。 メッサーシュミットの名でも知られる、ヨーロッパの空で活躍した名機。 本機はそのE型をベースにした艦上機バージョンのさらなる改修機です。 防空戦闘で大きな能力を発揮します。 | ||||
ゲームにおいて
- 2015年秋イベントにて実装。同日実装されたFw190T改共々、ドイツの艦戦としては初実装の装備。
- 2025/05/30アプデで改修実装。★maxからBf109 T-3(G)へ更新可能に。
入手方法について
- 初期装備艦:Graf Zeppelin
- 任務『西方連絡作戦による航空技術獲得』選択報酬
過去の入手方法
- 2015年秋イベント『突入!海上輸送作戦』E-4乙作戦突破報酬
装備の運用方法について
- 同時実装されたFw190T改共々、火力が上がる初の艦戦。火力上昇の使い方は同装備ページ参照。
- 同装備と比べると、火力上昇値が低いため火力補填の意味では劣り、制空面も余裕が少なく若干使い勝手に劣る。
- 回避上昇値は艦戦カテゴリで同率1位。制空に余裕がある海域で低回避艦に搭載するのが主な使用方法。
以下の候補は、ある程度制空値を稼ぎつつ出来るだけ損傷しない事が求められやすいため、回避上昇値が高い装備は制空値を低くしてでも選択肢になる場合が多い。- 最大の候補はあきつ丸。艦攻を積めないため命中補正がある零式艦戦21型(熟練)を積む意味が薄く、紫電改二よりも回避値が高いメリットを活かせるため。
- 軽空母も候補になる。回避値が低めで、火力も艦攻の搭載スロット数が少ないと不足しやすい共通の悩みがあるため。
- 対空値は零式艦戦21型(熟練)や零式艦戦32型(熟練)と同一。
性能比較表(装備最大値/艦戦上位早見表/テーブルより転送)
アップデート履歴
- 2015/11/18:2015年秋イベント「突入!海上輸送作戦」E-4乙作戦突破報酬、及び同日実装されたGraf Zeppelinの初期装備として実装。
- 2025/05/30:改修及び装備ボーナスが実装。上位装備としてBf109 T-3(G)が実装され、改修更新可能に。
小ネタ
- ドイツ空軍の誇る主力戦闘機、Bf109の艦上機型である「Bf109T」にさらなる改修を施したもの。つまりJu87C改やFw190T改と同系統のif機体。
- 元ネタであるT型は前期設計の最終発展型であるE型の1タイプ、E-3型をベースとして、空母運用のための各種改設計と追加装備を施している。「Graf Zeppelin」級をはじめとする航空母艦群に搭載される予定だった。
- 型式名末尾の“T”は“Trägerflugzeug”すなわち「艦上機」から。
- 主翼を延長して翼端を折りたたみ式とし、前縁スラットおよび補助翼、フラップの面積を増加。カタパルト架台搭載用ハードポイントとアレスティングフック、尾輪旋回固定具、洋上飛行用の航法装置およびアンテナ類の追加。主脚と胴体構造の強化。燃料タンク容量の増強。これらが主な変更点である。
- ただし、陸上機時代から離着陸時の事故の元になっていた狭い左右ホイール間の幅はそのまま。一説にはタイヤ接地点どうしの間で1メートル975ミリ。
そもそも「強度上有利なエンジンマウント付け根の防火隔壁に主脚を取り付けることで、余分な補強を減らして軽量化してしまおう」という発想で設計されていたため、ホイール間隔を広げるためには根本的な変更が不可欠だった。が、これは当然重量や部品点数、製作工数などとのトレードオフとなるため、安易には手がつけられなかったのだ。 - 一部の高高度型を除いて比較的主翼のアスペクト比*2が小さく、胴体全長に対する翼端長比も小さめなBf109シリーズの中にあって、あからさまに主翼が細長く、やや印象の異なる平面形が何よりの特徴となっている。
- 欠点として、艦上機として強化したにも関わらず航続距離がたったの1000㎞しかない。
元が700㎞しかないので大幅に向上してはいるのだが、乗員の疲労を無視すれば実用行動半径が1000kmを超える零戦はもとより、とりあえず5~600kmには届くF4Fや九六艦戦などと比較しても、理論値ですら半径500kmに届かないという制約は明らかに見劣りがする。
そもそも艦載機の場合、全機発進しようものなら、先に発艦した機はかなりの時間空中で後続機の発艦を待たねばならず、そのぶん燃料消費が増えるため、実質的な行動範囲はさらに減少する。
が、ぶっちゃけた話航続距離的に厳しいなら隊列を組まなければいいだけの話であり、また航続距離的な限界から攻撃を仕掛けることが可能な事態が稀であるのだが。 - ドイツ機の機銃といえばマウザー砲ことMG 151/20 20mm機関砲*3が有名なのであるが、E-3型がベースの本機には搭載されていない。代わりに搭載されたのはMG FF 20mm機関砲である。
MG 151/20と比較すると、重量やサイズ以外殆どの面で負けている*4。とはいえ、ドイツ技術の結晶である薄殻榴弾*5に対応出来るモデルもちゃんと存在する。
- ただし、陸上機時代から離着陸時の事故の元になっていた狭い左右ホイール間の幅はそのまま。一説にはタイヤ接地点どうしの間で1メートル975ミリ。
- 元ネタであるT型は前期設計の最終発展型であるE型の1タイプ、E-3型をベースとして、空母運用のための各種改設計と追加装備を施している。「Graf Zeppelin」級をはじめとする航空母艦群に搭載される予定だった。
- この機体に搭載されているダイムラー・ベンツ製液冷エンジン「DB601」は同盟国である日本でもライセンス生産され、陸軍の「飛燕(川崎製・ハ40)」や海軍の「彗星(愛知製・熱田)」などに採用された。
- 原型機は典型的な高翼面荷重*6機であり、日本で言うところの「重戦闘機」的な戦術を得意とする機種であるが、この語感のイメージとは裏腹に、至って小型かつ軽量なパッケージングとなっているのは見逃せない点である。
- 一方、T型は延長主翼のため、各種装備による重量増を加味しても翼面荷重が低く抑えられている。さらに高揚力装置も強化されているため、Bf109系としては異例の短距離離着陸性能と、原型機よりも軽快な旋回性能を持っていた。
- もうひとつ面白い点として、プロトタイプのV型が初飛行したのが1935年、つまり九六式艦戦と同世代の機であることが挙げられるだろう。他はセバスキーP-35やカーチスP-36あたりも同期。あれ、固定脚が一人・・・
- これに続くA型は、エンジンの供給*7が間に合わず、英国製のロールスロイス・ケストレルを搭載。さらにパイロットたちからは競争試作相手であるHe112*8を推す声が多く上がるなど、後のドイツ空軍主力機のイメージからはちょっと想像し難い一面を持っていた。その後の改良に次ぐ改良とパイロットたちの奮闘が、本機を名機として育て上げたのである。
- 特にF型で実施された改良は、もはや魔改造のレベルだった。ぱっと見の印象は洗練されつつもそれほど変わらないのに対し、実質的には完全な新設計・新世代機と化していた。
- 一方、もともと軽量戦闘機として開発された機体は、特に武装の面で発展性に余裕が無かった。
E型で実施された翼内への機関砲搭載は構造上無理があるとされ、F型では思い切って機首上面機銃2丁とプロペラ軸内機関砲1門へと軽武装化がおこなわれている。その後も、以前は7.92mm機銃が収まっていた機首上面に無理やり13mm機銃を押し込んだG-5型以降の生産タイプ、ゴンドラ式で翼下に機関砲を吊り下げる現地改修キット、翼内砲が復活するが主翼構造強化の内容がはっきりとしないK-6型など、シリーズを通して武装強化に苦しんだ痕跡が見られる。
この点が、根本的に設計が新しいFw190系や連合軍側の新世代機に対する本機種の限界として挙げられることがある。
- これに続くA型は、エンジンの供給*7が間に合わず、英国製のロールスロイス・ケストレルを搭載。さらにパイロットたちからは競争試作相手であるHe112*8を推す声が多く上がるなど、後のドイツ空軍主力機のイメージからはちょっと想像し難い一面を持っていた。その後の改良に次ぐ改良とパイロットたちの奮闘が、本機を名機として育て上げたのである。
- 大半の航空母艦調達計画がペーパープランとなり、Graf Zeppelin級2隻の建造も中止されてしまったため、フィゼラー社で製造された先行量産型T-0型10機、E-4/N型ベースのT-1型60機は、母艦運用向けの装備をすべて取り外された上で、ノルウェーのトロンハイム基地やヘリゴランド島基地で防空戦闘機として使われた。
- なお艦載機型としてはG型ベース案やそれを発展させた新型機Me155等が計画されていたが、残念ながらゲーム内での上位機種としてはBf109ベースのIF機体ではなく、ライバル会社製ベースのIF機体が採用されてしまった…。
- 一般的にWW2時における「メッサーシュミット」と呼ばれる戦闘機はだいたいBf109のこと。そのくらいドイツを代表する戦闘機。メッサーシュミットは他にもいろんな機体を作ってるのに…*10
- その生産数は実に3万機を超え、現在に至るまで戦闘機の生産数ランキングの1位を占める。*11
- 一撃離脱が得意な軽量戦闘機として、当時の枢軸国陣営にそれなりの数が輸出されてもいる。フィンランドでは「メルス」の愛称でパイロットたちに親しまれていた。
スペインやチェコスロヴァキアではライセンス生産もされている。 - 枢軸に加盟したユーゴスラヴィアにも輸出されたのだが、その後同国で加盟反対のデモとクーデターが発生して加盟は取り消しとなった。これに激怒したドイツ総統ヒトラーはユーゴスラヴィアに派兵し、侵攻したドイツ空軍のBf109と、ユーゴスラヴィア空軍保有のBf109同士が合いまみえるという事態に。
この時、ドイツ空軍は味方識別のためBf109の機首を黄色に塗装し、ユーゴスラヴィア空軍は鼻っ先の黄色いBf109を狙えと命じたという。 - 艦これ実装艦では、ウォースパイトが1941年5月22日にクレタ島の戦いにおいてBf109によって大破させられている。これはJG77所属の110機撃墜のエース、クルト・ウッベン少佐による戦果とされている。
- 一撃離脱が得意な軽量戦闘機として、当時の枢軸国陣営にそれなりの数が輸出されてもいる。フィンランドでは「メルス」の愛称でパイロットたちに親しまれていた。
- 「メッサーシュミット」と呼ばれるにもかかわらず「Bf109」という型式なのは、開発された時期がメッサーシュミット社の前身にあたる「バイエルン航空機製造(Die Bayerische Flugzeugwerke 、BFW)」社時代のものだからである。ただし、資料によっては「Me109」と表記されている場合もある。*12
- その生産数は実に3万機を超え、現在に至るまで戦闘機の生産数ランキングの1位を占める。*11

グラーフ=★7:対空+1 ★8:対空+1、回避+1 ★9:対空+2、回避+2、命中+1 ★max:火力+1、対空+3、回避+4、命中+1
赤城&神鷹=★9:対空+1、回避+1 ★max:対空+2、回避+2、命中+1の装備ボーナスが付くようです -- 2025-11-18 (火) 17:58:51