九六式艦戦

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No.019
九六式艦戦艦上戦闘機
装備ステータス
火力雷装
爆装対空+3
対潜索敵
命中回避+1
戦闘行動半径3
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発可、改修可
改修更新
九六式艦戦九六式艦戦改
旧式の艦上戦闘機です。
零戦より前に実戦配備されていた旧型機ですが、優れた格闘戦能力を持っています。
武装や航続力、速度の点で既に二線級ではありますが、防空戦闘には活用可能です。

ゲームにおいて

  • 飛鷹隼鷹龍驤が持参してくる。艦戦の中では最も弱く、一部の素材目的以外で特に集める必要もない。
    • 艦戦はそれ自体に対艦攻撃力を持っていないが、制空権を確保するという重要な仕事がある。
      制空権を確保(もしくは優勢)になれば味方の開幕航空攻撃にプラスの補正がかかったり、砲撃戦時に弾着観測射撃を行うことができるなどの恩恵がある。
      • が、後述の通りこの装備は性能が極端に低く、序盤の海域であってもこれだけで制空優勢を狙うのは無謀
        上位の艦戦を使う際に比べて倍近い数を装備しなければならず、攻撃機を装備する余裕が無くなってしまう。
    • とはいえそもそも戦闘機が必要になる頃には零戦21型52型が出撃時の必要数くらいはあるのが普通なのでほぼ出番は無いだろう。
      • これしかないような状況なら攻略より先にゼロ戦の頭数を揃えよう。
  • バグか仕様か、艦載機熟練度システム実装当初はこの艦戦には熟練度がつかなかった模様。
    • 2015/11/18のアップデートでこっそりと修正された。
  • 2016/06/29アップデートにて、零戦系同様改修が可能に。
    • 2021/10/15アップデートで更新先が零式艦戦21型★+3から九六式艦戦改に変更された。
    • 装備更新する利点はほぼ無いため、基本的には後述の任務用に★maxを調達するために改修することになるだろう。
    • ★+0~5の改修には九六式艦戦を1個ずつ、★+6以降の改修時には7.7mm機銃を1個ずつ消費する。
      改修資材の消費は確実化しなければ★maxまで1個ずつのうえ、全曜日で改修可能なのでコツコツ地道に改修していくといい。
    • 担当2番艦は鳳翔
  • 2016/07/15アップデートで実装されたクォータリー任務『「熟練搭乗員」養成』では、勲章2個と★maxかつ熟練度maxの本装備を消費することで熟練搭乗員を増やすことができる。
    • マンスリー任務で零式艦戦21型を熟練化する機種転換で熟練搭乗員が必要になる。
      最終的には零式艦戦52型(熟練)に、更に1度きりだが岩井の機体にまで発展する。
      改修引継が可能で毎月の機種転換で量産可能の★max零式艦戦52型(熟練)でも烈風(六〇一空)の完全上位互換になるため、この任務を消化しても損は無いはず。

      また、単発系で熟練搭乗員が要求される機種転換任務も二式水戦改(熟練)瑞雲(六三四空/熟練)など有能な装備ばかり。今後も要求任務が増える可能性があるのでマンスリーでの消費をしない場合でも熟練搭乗員はなるべく増やしたい。
    • 開発以外では龍驤、隼鷹、飛鷹が初期装備として持参する。いざ改修しようとすると開発における出現率が低く、計7個を用意するとなると意外と手間がかかるのでキープしておくのもいいだろう。
  • 因みに、空母系秘書で10/10/10/11の開発レシピを回すと開発テーブルが確率の低いコレのみになるので、ペンギン以外望まないならデイリーで回すのもあり。
    2020/03/27以降、91式高射装置も同レシピで開発落ちするようになったため、ピンポイントで狙えなくなった。
    • ボーキテーブルの場合誰で開発しても出てくることがある。
  • 2017/03/17アップデートで機体のグラフィックが更新された。

    更新前

    更新前

  • 2017/05/02アップデートで九六式艦戦改が登場した。
  • 2018/11/29アップデートで対空と回避がそれぞれ+1上方修正された。
  • 2019/08/08アップデートで装備ボーナスが追加された。
  • 2020/03/27アップデートで装備ボーナスが上方修正された。

装備ボーナスについて

  • 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
    • 対象艦は表中の通り。
    • 搭載一基ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
    • 他装備とのボーナスを持つ艦もいるが、それもまた別に加算される。
    • 各ボーナス値は下表の通り。
      装備基本値
      九六式艦戦火力対空対潜回避累積
      31-
      単体ボーナス↓加算値
      装備対象艦火力対空対潜回避累積
      九六式艦戦鳳翔+2+3+2+3
      春日丸
      神鷹
      +2+1+3+1
      その他の軽空母+1+1
      ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら
  • 装備ボーナスによる対空値の上昇分は制空値に一切寄与しないとみられる。
  • 対潜値のボーナスは先制対潜条件、対潜攻撃力(装備対潜値)、遠征対潜値条件に加味される。
    • 装備ボーナス対潜値は2021/09/28アップデートから対潜攻撃力にも加味されるようになった。ボーナス値を装備対潜値に加算してダメージ計算を行う。
    • かつてはボーナス対潜値が対潜先制爆雷攻撃のボーダー100の場合以外に加味されない仕様だったが、2021/09/28アップデートで加味されるよう変更された。

小ネタ

  • 元ネタは、三菱 九六式艦上戦闘機(A5M2b)。機体番号や形状から、改良型の2号2型だと推測される。連合軍コードネームは「Claude(クロード)」
  • 開発に当たっては九試単座戦闘機として三菱航空機と中島飛行機とが競争試作を行い、三菱・堀越二郎技師設計の本機が採用された。
    当時は複葉機と単葉機の過渡期であり、単葉機の実用化は一流国の証でもあった。帝国海軍初の全金属製単葉機というだけに留まらず、独自の設計思想と革新的な技術を盛り込んだ日本航空史に残るエポックメイキングな機体。
    • 沈頭鋲(皿リベット)を全面的に採用することで機体表面の凸を廃し、空気抵抗の大幅な低減に成功したことが特に知られている。
      テスト飛行において海軍の開発要求を大幅に上回る451km/hを記録。関係者を大いに驚かせた。
      • 発注側の海軍は驚く以前に計器の故障や気象条件を疑い、軍のパイロットが試すまで性能を信じていなかった。
        当時の新鋭機であった九五式艦上戦闘機(複葉機)は最高速度352km/hであり、海軍の開発要求もこれに準じるものだったため無理もない話である。
        同じ九五式でも陸軍のそれは最大速度400km/h、良い燃料を入れれば420km/h出せたのは秘密。
        ただし初期の一型では最大速度は400km/h程度であり、主力生産型となった四型でようやく最大速度が435km/hになった。
        これは試作機で採用した発動機の信頼性が極めて低く、信頼性が高い代わりに最大出力が低い発動機に換装した為。
        つまり本当に「試作機の性能が量産型より上」な上、主力生産型である九六式四号艦戦になっても試作機の性能は超えられなかったのである。
        ただしこれは堀越技師が余りにも自分の理想を追いかけすぎた結果であり、試作機の段階では性能は兎も角実用性に大きな問題を残していた事の裏返しでもある(試作1号機と量産機ではほぼ別物になっている)。
      • テストパイロットを務めたのは、後の第一航空艦隊航空参謀(真珠湾攻撃の作戦立案)、三四三空司令として知られる源田実*1*2
        格闘戦至上主義者だった故に当初は単葉機である本機の運動性能に懐疑的であったが、テスト飛行で複葉機に勝るとも劣らない高い運動性能に惚れ、これ以降源田は堀越機シンパになったという。
      • 以前の開発計画が失敗に終わったことを踏まえ、要求性能は無茶振りが大好きな海軍上層部にしては珍しくさほど厳しいものではなかった。
        艦上戦闘機なのに「単座戦闘機」として開発されたのもそのためである。
      • ↑とよく言われるのだが、実際は「単座戦闘機」とされたのは同時期に「八試複座戦闘機」の開発計画が進められていたのでこれと区別する為でしかない。
        加えてこの時期は海軍戦闘機の使用区分に陸上戦闘機がなく、戦闘機=艦戦だったという事情もある。
        海軍が用途別に艦戦と陸戦を明確に分けるのは昭和13年の性能標準制定以降の事。
        さらに山本五十六が「性能要求を満たせば空母を改装させる」と言ったと言われるが、現実として改装された空母は存在しない。
    • 高速かつ優れた運動性を持つ機体であったが、中国大陸奥地へ向かう爆撃機を護衛するには航続距離が不足であった。そのため落下型増槽が使用された。
      • 落下型増槽は、前期型は胴体に密着するスリッパ型、後期型では零戦同様の涙滴型を装備した。
      • なぜか「世界初の落下増槽説」があり根拠もなく広く信じられているが、実際に初めて採り入れたのは1917年のツェッペリン・リンダウD1戦闘機。
  • 後継機の開発が珍しく成功し、昭和17年(1942年)末には概ね更新が完了。第一線から退いていた。
    大戦において目立った戦果はないが、日中戦争初期(日華事変)での活躍は凄まじいものがある。
    • 漢口上空で行われた空中戦では旧式機相手とは言え27機対78機の圧倒的劣勢の中、損害2機・撃墜51機と圧勝している。
      これ以降、飛んでくる敵機が居ない状態になってしまった。
    • 樫村寛一兵曹操縦の機は、敵機との衝突で左主翼の約1/3を失いながら600km以上を飛行して無事に帰還。「片翼帰還の樫村」として報じられた。
  • 描かれている機体は3-108。第一二航空隊所属機、青木恭作1等兵曹搭乗。別名は「報国212『帝國生命號』」。本来帝國生命號は二号二型ではなく四号二型なのだが、まあ艦これクオリティということで・・・青木兵曹は日中戦争から太平洋戦争を戦い抜いたベテランであり、操練25期出身。操練を卒業後には空母蒼龍戦闘機隊*3に所属し、その後一二空へと転勤、日中戦争を戦い抜いた。その後17年7月には空母大鷹の戦闘機隊に所属し、17年10月以降に大村空へと転勤、太平洋戦争を迎える。終戦後は静岡県で余生を送った。
    • 「報国」とつくのは、民間から軍へと寄付された「献納兵器」であることの証。報国212号は帝国生命(現:朝日生命保険相互会社)の重役社員一同の寄付によるもの。
      海軍の場合は「報国○○号」、陸軍の場合は「愛国○○号」と命名され、寄付者には献納兵器を写した絵葉書等が送られた。
  • アニメ映画「風立ちぬ」作中にて完成・飛行した機体は本機のプロトタイプにあたる九試単座戦闘機の試作1号機。
    1号機にて印象的だった逆ガル翼は試作2号機で直線翼に改められ、量産化に至った。

この装備についてのコメント


*1 戦後、航空自衛隊空将、参議院議員。ブルーインパルス創設で有名。
*2 有能な参謀として名を馳せた一方、有名人だけに批判的な意見もある。加賀さんお馴染みの「鎧袖一触」は、ミッドウェー侵攻の作戦会議でのこの人の発言が元ネタと言われている(その後、山本長官に叱られたらしい)。根っからの航空主兵論者で「秦の始皇帝は阿房宮を造り、日本海軍は戦艦大和をつくり、共に笑いを後世に残した」と言って大艦巨砲主義に執着する軍部を愚弄したりもした。
*3 名簿には無いため、恐らく練習航空隊と思われる