No.201 | ||||
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紫電一一型 | 局地戦闘機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | |||
爆装 | 対空 | +8 | ||
対潜 | 索敵 | |||
対爆 | +1 | 迎撃 | +1 | |
戦闘行動半径 | 3 | 装甲 | +1 | |
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修可 全ての艦娘に装備不可、基地航空隊にのみ配備可能 2017年「9月作戦」作戦報酬 任務「運用装備の統合整備」選択報酬 任務「基地航空隊戦力の拡充」選択報酬 | ||||
改修更新 | ||||
紫電一一型 → 紫電二一型 紫電改 | ||||
水上戦闘機「強風」を陸上戦闘機として改修発展させた局地戦闘機「紫電」。 待望の新鋭機ではありましたが、「強風」由来の主翼の中翼配置、 それに伴う二段伸縮式主脚、視界不良や翼下のガンポッドなど課題を大きく残す機体となりました。 台湾沖航空戦や捷一号作戦などに出撃します。 本機は、その後改良され、名機「紫電改」へと発展していきます。 |
ゲームにおいて 
- 2017年10月28日にランカー報酬として実装された、雷電に続く局地戦闘機。同日には改良型の紫電二一型 紫電改も同時実装されている。
- 基地航空隊にしか配備できない機体でありながら装甲+1がついているが、どういう効果を持っているのかは不明。
- 2017年12月11日のアップデートにて実装されたクォータリー任務『運用装備の統合整備』の選択報酬として受け取り可能となり、量産出来るようになった。
性能比較表(装備最大値/局戦・陸戦早見表/テーブルより転送) 
No | 名称 | 火力 | 対空 | 索敵 | 対爆 | 迎撃 | 装甲 | 対空値 (出撃時) | 対空値 (防空時) | 戦闘行動半径 | 配置コスト | ボーキ 消費*2 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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175 | 雷電 | 6 | 5 | 2 | 9 | 18 | 2 | 6 | 108 | 任務、イベント、ランキング | - | 編集 | ||||
201 | 紫電一一型 | 8 | 1 | 1 | 1 | 9.5 | 11 | 3 | 6 | 108 | 任務、ランキング | ◯ | 編集 | |||
202 | 紫電二一型 紫電改 | 9 | 1 | 3 | 2 | 13.5 | 14 | 4 | 6 | 108 | 改修、ランキング | - | 編集 | |||
263 | 紫電改(三四三空) 戦闘301 | 11 | 2 | 4 | 2 | 17 | 19 | 4 | 6 | 108 | イベント | - | 編集 | |||
333 | 烈風改 | 10 | 6 | 2 | 1 | 13 | 24 | 4 | 9 | 162 | イベント | - | 編集 | |||
334 | 烈風改(三五二空/熟練) | 11 | 7 | 3 | 1 | 15.5 | 28 | 4 | 9 | 162 | イベント | - | 編集 | |||
350 | Me163B | 2 | 9 | 2 | 20 | 1 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 高高度局戦 | 編集 | ||||
351 | 試製 秋水 | 2 | 8 | 2 | 18 | 1 | 4 | 72 | 任務、イベント、ランキング | - | 高高度局戦 | 編集 | ||||
352 | 秋水 | 3 | 9 | 3 | 21 | 1 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 高高度局戦 | 編集 | ||||
354 | Fw190 D-9 | 2 | 12 | 3 | 3 | 16.5 | 21 | 3 | 8 | 144 | イベント | - | 編集 | |||
176 | 三式戦 飛燕 | 8 | 1 | 3 | 12.5 | 13 | 3 | 7 | 126 | 任務、イベント | ◯ | 編集 | ||||
177 | 三式戦 飛燕(飛行第244戦隊) | 9 | 3 | 4 | 15 | 19 | 4 | 7 | 126 | イベント、ランキング | △ | 編集 | ||||
185 | 三式戦 飛燕一型丁 | 9 | 2 | 3 | 13.5 | 16 | 4 | 7 | 126 | 改修、イベント、ランキング | △ | 編集 | ||||
218 | 四式戦 疾風 | 10 | 1 | 1 | 11.5 | 13 | 5 | 7 | 126 | イベント | △ | 編集 | ||||
221 | 一式戦 隼II型 | 6 | 2 | 9 | 8 | 6 | 4 | 72 | 任務、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | |||||
222 | 一式戦 隼III型甲 | 1 | 7 | 1 | 3 | 11.5 | 12 | 6 | 4 | 72 | 改修、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | |||
223 | 一式戦 隼III型甲(54戦隊) | 2 | 8 | 1 | 1 | 3 | 12.5 | 13 | 7 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 編集 | ||
225 | 一式戦 隼II型(64戦隊) | 1 | 11 | 1 | 1 | 5 | 18.5 | 18 | 7 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 編集 | ||
250 | Spitfire Mk.I | 1 | 7 | 2 | 1 | 8.5 | 12 | 4 | 5 | 90 | 任務、イベント、開発 | ◯ | 編集 | |||
251 | Spitfire Mk.V | 1 | 9 | 3 | 2 | 12 | 17 | 5 | 5 | 90 | 改修、イベント | ◯ | 編集 | |||
253 | Spitfire Mk.IX(熟練) | 1 | 10 | 2 | 4 | 16 | 18 | 4 | 6 | 108 | イベント | - | 編集 |
- 濃緑色は局戦、薄緑色は陸戦
- 火力および装甲の効果は不明
- 艦載機との制空値比較はこちらの表を参考のこと
- ウグイス色は出撃時対空値、空色は防空に関連する数値
- 対爆値は防空時の撃墜ボーナスに関係。 対空値(防空時)は防空時の制空状態に関係
小ネタ 
- 帝國海軍の局地戦闘機、紫電(紫電一一型)が元ネタ。
- 設計製作は世界最高峰の飛行艇と名高い二式大艇の開発を手がけた
変態水上機メーカー川西航空機。
戦後は新明和工業となり、海自の哨戒飛行艇PS-1、救難飛行艇US-2の開発・製造元でもある。- 元型となった「強風」は昭和15年に川西1社指名の形で海軍側から開発指示が出されたが、国際情勢の悪化から必要とされる時期に配備が間に合わないと判断された。
そのため、すでに艦上戦闘機として採用されていた零戦の中古機体を流用した一号水上戦闘機の開発を中島に依頼*3。十五試水上戦闘機の完成までのつなぎとすることにした。 - そして、昭和16年12月の開戦直後に二式大艇の大量配備計画が取り消されてしまう。
開発中の「強風」も主力としての大量発注が見込めない機種であったため会社存続の危機に陥ることが予測され、川西は海軍に「強風」のパーツを流用した局地戦闘機計画を提案。
海軍の本命だった雷電は振動問題の原因究明に難航しており、開発は遅れに遅れまくっていたという事情も合った。
まさに渡りに船といった状況の提案であり、川西への救済措置も兼ねて、仮称一号局地戦闘機、後の「紫電」の開発がスタートしたのである。
- 元型となった「強風」は昭和15年に川西1社指名の形で海軍側から開発指示が出されたが、国際情勢の悪化から必要とされる時期に配備が間に合わないと判断された。
- 紫電一一型はそのためフロートが無くなった以外「強風」と殆ど同じ、と思うであろうが……。
- 実際はエンジンが「火星」から「誉」に変更された。
- また、胴体に中翼で繋がる主翼とそれに合わせた二段引き込み脚を作った。
- 水上に特化した、紡錘形に絞った胴体では地上姿勢が上向きすぎたため、後部胴体は高さをもって尾輪位置を下げることにした。結局そのまま使えたのは中央胴体だけである。部品の流用どこいった
- 各サブタイプは以下の通り。カードイラストは紫電一一型か、一一型甲と思われる。
- 紫電一一型 機首に7.7mm機銃✕2丁、主翼に20mm機銃✕4丁。強風よりも20mm機銃が2丁追加されたが、主翼改設計を最小限に抑えるため、翼下にゴンドラを設けて設置している。
- 紫電一一型甲 火力的に効果が薄くなっていた機首の7.7mm機銃を外したもの。カウリングの機銃口はそのまま残されている。
- 紫電一一型乙 ベルト給弾式20mm機銃が完成したことで、主翼内に4丁収めることが可能になり翼下のゴンドラが消えたもの。爆弾懸吊器も250kg爆弾対応の物を二つ装備し、爆撃能力も強化された。
- 紫電一一型丙 爆弾懸吊器を4個に増やしたもの。
- しかし元々少数生産予定の機体だったものをそのまま量産しようとした結果様々な弊害が起こった。
- 自動空戦フラップは生産数が少ない強風では目論見通り作動していたが、紫電では速度計測機器に使用されている水銀漏れによる電気系統の不具合、圧力系配管の設計ミスによる高速飛行時の意図しないフラップ展開と言った初期不良が多発したことが尾を引き、現場からの評判はあまり良くなかった。
- 余談だが、自動空戦フラップの設計グループに参加していた人物が、世界の傑作機No124に開発時の状況を寄稿していたり、艦これに提督として着任しているという噂*4もある。
- 新しく取り付けた二段引き込み脚も、これがまたトラブルを起こすなど散々の出来栄えだった。*5
- 二段引き込み脚は中翼に大直径プロペラを用いた米陸軍P-47でも行われているが、故障多発という話は出ていない。彼我の工業力格差がもろに現れたと言えよう。
ただ、P-47で着陸事故がなかったと言うよりは、喪失機を上回る数を投入して補うという考え方のため、単純に故障率や故障件数を比べてもあんまり意味がなかったりする。
ちなみにアメリカ機はP-47に限らず変に降着装置を弄るのが好きだったため重量増加の原因になる上事故も決して少なくなかったようである。わかりやすいのがグラマン製戦闘機でF4Fは複葉の先代由来の胴体格納。F6Fは後方引き込みだが意外や意外、これが一番シンプルな形式。ヤンキー・ゼロことF8Fは大直径プロペラをクリアするコンパクトな脚を模索した結果、脚の基部が外側に、下部は内側に畳む二つ折れ引き込み脚と凝った作りになっている。
- 二段引き込み脚は中翼に大直径プロペラを用いた米陸軍P-47でも行われているが、故障多発という話は出ていない。彼我の工業力格差がもろに現れたと言えよう。
- 例によって誉エンジンはgdgdだわ、自動空戦フラップは信用できないわ、翼内機銃の増強で設計時に予定していた速度が出ないなどの問題だらけで、出来た機体は零戦より速度こそ出るものの着陸時の視界の悪さと複雑な機構が原因で着陸時の事故が多発し、九六式艦戦時代に戻った感のある航続距離、零戦に劣る運動性、「誉」に起因する低い稼働率など、見るべきところはあるが現在必要とされている要求に達しない代物だった。
元々のエンジンが「火星」だったので「なぜエンジン変えたし」と言われることもしばしば。
- 自動空戦フラップは生産数が少ない強風では目論見通り作動していたが、紫電では速度計測機器に使用されている水銀漏れによる電気系統の不具合、圧力系配管の設計ミスによる高速飛行時の意図しないフラップ展開と言った初期不良が多発したことが尾を引き、現場からの評判はあまり良くなかった。
- とはいえ紫電は「改」までのつなぎとして約1,000機が製造され、不満はあるものの老いつつある零戦の穴を埋める成果を上げたといえる。
- フィリピンを巡る戦いに「航空隊規模で間に合った新型機」であるという点はもう少し評価されても良いのではないだろうか。
フィリピンを失陥したことで南方の原油航路は完全に途絶して持久も不可能となる。*6紫電改は「負けが確定した後に出てきた」とも言えよう。
- フィリピンを巡る戦いに「航空隊規模で間に合った新型機」であるという点はもう少し評価されても良いのではないだろうか。
- レイテ沖海戦には第341海軍航空隊(戦闘第401飛行隊、戦闘第402飛行隊)と戦闘第701飛行隊所属機が参加している
- いずれも圧倒的な数的劣勢の前にには多勢に無勢であり一方的に大損害を被ってしまった
- 生き残った機体や搭乗員は後に第343海軍航空隊に編入された
- 第341海軍航空隊の地上要員は稼働機全滅後に地上部隊となり航空隊司令の舟木忠夫中佐以下玉砕している
- 紫電改で有名なあの343空でも紫電改の数が初期は揃わなかったため、本機が使われた。切り札である紫電改を温存するため、訓練飛行では積極的に紫電が回されたとも言う。3月19日の迎撃戦では本機と紫電改の両方が一緒に使われた。一緒に使われたのはそれが最後だったとのことである。
- 紫電と紫電改の両方に乗った343空の隊員は、紫電改と同じ設計者だけど、本機は使い物にならないつまらない飛行機と評している
- 343空の主力が大村基地に移動した後も紫電を装備した戦闘401飛行隊は練成部隊として松山に残留しており、1945年8月6日、エノラ・ゲイに対して迎撃機を上げたという隊員の話もあるが飛行隊の記録には残っていない
- なお、この迎撃は事実であったとしてもエノラ・ゲイは認識さえしていない。エノラ・ゲイが記録しているのは陸軍飛行第4戦隊(小月基地)所属と推定される二式複座戦闘機「屠龍」単機による対進戦のみである
- 赤城か加賀を2番艦にすることで改修出来るのは、紫電のテストパイロットを務めた志賀淑雄少佐が搭乗した経験があることに因むと思われる。
ミッドウェーに向かう約1ヶ月前に開発着手したばかりの当機の存在を艦娘自身が知っていたかは微妙なところ
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