No.546 | ||||
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試製 震電(局地戦闘機) | 局地戦闘機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | |||
爆装 | 対空 | +14 | ||
対潜 | 索敵 | |||
対爆 | +5 | 迎撃 | +4 | |
戦闘行動半径 | 2 | 装甲 | ||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修不可、入手方法 基地航空隊にのみ装備可能 | ||||
九州飛行機と海軍航空技術廠が生み出した未完の翼、先進的なエンテ型の試作局地戦闘機「震電」。推進プロペラを後方に配置し重火力を機体前部に集中させた後進翼の前翼型の機体は、まさに未来と希望を感じさせるもの。本機をベースにif艦載機型「震電改」戦歴により、今後さらなる「震電」発展系の戦力化準備も進められています。ぜひ、提督の未来の航空戦力に! |
ゲームにおいて
- アイコンがMe 262 A-1a/R1と同じく機体シルエットの専用のものになっている。
入手方法について
過去の入手方法
- 2024年08月作戦報酬 (1位~5位)
- 2024年09月作戦報酬 (1位~5位)
- 2024年 鎮守府秋刀魚祭り『秋刀魚祭り【拡張任務二〇二四】フィナーレ!』確定報酬 (★+1)
装備の運用方法について
- 詳しい使用方法は基地航空隊を参照。
- 「出撃時」の制空値*1は対空+20相当、「防空時」の制空値*2は対空+28相当。
- 出撃時の制空値は陸戦・局戦トップクラスだが半径が2しかないため使い所は限られる。
なお二式陸上偵察機(熟練)やMosquito PR Mk.IVを使うと半径2→半径5になる関係で陸偵の併用前提だがキ102乙改+イ号一型乙 誘導弾・Do 217系・飛龍系、65戦隊辺りと組んで半径5まで飛ばすことができるようになる。 - 防空用として考えると制空値は烈風改(三五二空/熟練)やMe 262 A-1a/R1と同等だが対爆の低さが気になるところ。
- 配置コストは9であり、一式戦 隼II型(64戦隊)の倍以上ではあるが、届くなら多少のコストには目をつぶって出したくなる場面も考えられる。
烈風改(三五二空/熟練)と比べると同等のコストである。
- 出撃時の制空値は陸戦・局戦トップクラスだが半径が2しかないため使い所は限られる。
- 「出撃時」の制空値*1は対空+20相当、「防空時」の制空値*2は対空+28相当。
性能比較表(装備最大値/局戦・陸戦早見表/テーブルより転送)
- ※shiftキーを押しながら二つ目以降のカラムを選択すると多重ソートが出来ます。
No | 名称 | 火力 | 対空 | 索敵 | 対爆 | 迎撃 | 装甲 | 対空値 (出撃時) | 対空値 (防空時) | 戦闘行動半径 | 配置コスト | ボーキ 消費*3 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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175 | 雷電 | 6 | 5 | 2 | 9 | 18 | 2 | 6 | 108 | 任務、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | ||||
201 | 紫電一一型 | 8 | 1 | 1 | 1 | 9.5 | 11 | 3 | 6 | 108 | 任務、ランキング、開発 | ◯ | 編集 | |||
202 | 紫電二一型 紫電改 | 9 | 1 | 3 | 2 | 13.5 | 14 | 4 | 6 | 108 | 改修、ランキング | - | 編集 | |||
263 | 紫電改(三四三空) 戦闘301 | 11 | 2 | 4 | 2 | 17 | 19 | 4 | 6 | 108 | 改修、イベント | - | 編集 | |||
264 | 紫電改(三四三空) 戦闘701 | 11 | 2 | 4 | 2 | 17 | 19 | 4 | 6 | 108 | イベント | △ | 編集 | |||
265 | 紫電改(三四三空) 戦闘407 | 11 | 2 | 4 | 2 | 17 | 19 | 4 | 6 | 108 | イベント | △ | 編集 | |||
333 | 烈風改 | 10 | 6 | 2 | 1 | 13 | 24 | 4 | 9 | 162 | イベント | - | 編集 | |||
334 | 烈風改(三五二空/熟練) | 11 | 7 | 3 | 1 | 15.5 | 28 | 4 | 9 | 162 | イベント | - | 編集 | |||
350 | Me163B | 2 | 9 | 2 | 20 | 1 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 高高度局戦 | 編集 | ||||
351 | 試製 秋水 | 2 | 8 | 2 | 18 | 1 | 4 | 72 | 任務、イベント、ランキング | - | 高高度局戦 | 編集 | ||||
352 | 秋水 | 3 | 9 | 3 | 21 | 1 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 高高度局戦 | 編集 | ||||
354 | Fw190 D-9 | 2 | 12 | 3 | 3 | 16.5 | 21 | 3 | 8 | 144 | イベント | - | 編集 | |||
418 | 零式艦戦22型(251空) | 12 | 1 | 1 | 3 | 16.5 | 17 | 7 | 4 | 72 | イベント | △ | 編集 | |||
416 | 零式艦戦21型(台南空) | 11 | 1 | 1 | 3 | 15.5 | 16 | 7 | 4 | 72 | イベント | △ | 編集 | |||
417 | 零式艦戦32型(台南空) | 12 | 1 | 1 | 4 | 18 | 18 | 5 | 4 | 72 | イベント | △ | 編集 | |||
516 | Me 262 A-1a/R1 | 15 | 6 | 1 | 16.5 | 28 | 3 | 13 | 234 | イベント | - | 爆装+3 | 編集 | |||
546 | 試製 震電(局地戦闘機) | 14 | 5 | 4 | 20 | 28 | 2 | 9 | 162 | ランキング | - | 編集 | ||||
176 | 三式戦 飛燕 | 8 | 1 | 3 | 12.5 | 13 | 3 | 7 | 126 | 任務、イベント | ◯ | 編集 | ||||
177 | 三式戦 飛燕(飛行第244戦隊) | 9 | 3 | 4 | 15 | 19 | 4 | 7 | 126 | イベント、ランキング、改修 | △ | 編集 | ||||
185 | 三式戦 飛燕一型丁 | 9 | 2 | 3 | 13.5 | 16 | 4 | 7 | 126 | 改修、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | ||||
218 | 四式戦 疾風 | 10 | 1 | 1 | 11.5 | 13 | 5 | 7 | 126 | イベント | △ | 編集 | ||||
221 | 一式戦 隼II型 | 6 | 2 | 9 | 8 | 6 | 4 | 72 | 任務、イベント、ランキング、開発 | ◯ | 編集 | |||||
222 | 一式戦 隼III型甲 | 1 | 7 | 1 | 3 | 11.5 | 12 | 6 | 4 | 72 | 改修、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | |||
223 | 一式戦 隼III型甲(54戦隊) | 2 | 8 | 1 | 1 | 3 | 12.5 | 13 | 7 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 編集 | ||
225 | 一式戦 隼II型(64戦隊) | 1 | 11 | 1 | 1 | 5 | 18.5 | 18 | 7 | 4 | 72 | イベント、ランキング | - | 編集 | ||
250 | Spitfire Mk.I | 1 | 7 | 2 | 1 | 8.5 | 12 | 4 | 5 | 90 | 任務、イベント、開発 | ◯ | 編集 | |||
251 | Spitfire Mk.V | 1 | 9 | 3 | 2 | 12 | 17 | 5 | 5 | 90 | 改修、イベント | ◯ | 編集 | |||
253 | Spitfire Mk.IX(熟練) | 1 | 10 | 2 | 4 | 16 | 18 | 4 | 6 | 108 | イベント | - | 編集 | |||
445 | 二式複戦 屠龍 | 3 | 4 | 1 | 1 | 4.5 | 12 | 3 | 8 | 144 | 開発 | ◯ | 編集 | |||
446 | 二式複戦 屠龍 丙型 | 3 | 6 | 2 | 2 | 6 | 17 | 3 | 9 | 162 | 改修 | ◯ | 編集 | |||
452 | キ96 | 5 | 5 | 4 | 2 | 11 | 19 | 3 | 10 | 180 | イベント、改修 | ◯ | 編集 |
アップデート履歴
- 2024/09/27:ランカー報酬として実装
小ネタ
- 元ネタは大戦末期の日本海軍試作戦闘機J7W1震電。
- 開発元は九州飛行機。作った機体の大半が練習機や偵察機で、零戦等を作った三菱や、紫電改等の川西、九七式艦攻等の中島と比べるとかなりマイナーなメーカーである。
- 実際、震電開発時に九州飛行機の中の人が「本気で主力戦闘機を作ろうとするならウチなんかに頼まないだろう」と自虐している。
- 大手メーカーは戦争末期の苦境の中で過労死状態。こんな斬新過ぎる機体を開発できるメーカーは限られていた。
そんな中たまたま海軍の陸上対潜哨戒機「東海」の開発を終えて余裕のあったこの会社に白羽の矢が立ったというのが実情のようである。
- 大手メーカーは戦争末期の苦境の中で過労死状態。こんな斬新過ぎる機体を開発できるメーカーは限られていた。
- 実際、震電開発時に九州飛行機の中の人が「本気で主力戦闘機を作ろうとするならウチなんかに頼まないだろう」と自虐している。
- もっとも親会社は、今に続く魚雷発射管の名門・渡辺鉄工(2016年現在、海自への納入継続中)であり、海軍では名の知られた会社。発令からわずか13ヶ月で試作機を完成させている。
- 九州飛行機工場の空襲により、機体の一部や部品は博多織の工場で造られた。*4
群馬県の蚕小屋で造られた、橘花と似たエピソード。- ところが、当時紡績系の工場を航空機製造に転換することはわりと多かった。いち早く機械化が進んでいたので、むしろ転換しやすかったのだとか。流石に蚕小屋は違うけど。
- 設計は、海軍航空技術廠の設計者にしてテストパイロット・鶴野大尉。400ノット(740km/h)の戦闘機を実現させるため、この機体構成に行き着いた。彼はいつでも「400ノット」とつぶやいていたという。
- 世界最強戦闘機を自分で設計して自分で飛ばすという「男の子の夢」を実現した史上数少ない人物である。
- 尾翼が機首に付いたその特異な形状(エンテ型*5)はマニアの間ではおなじみ。
- ただ、エンテ型機は零戦のような通常の飛行機に比べ(特に縦方向の)安定性が悪く操縦が難しいという欠点がある。
また後ろにプロペラがあるので、脱出時に操縦士が巻き込まれてミンチになる恐れもあった。
このため震電は、緊急時には仕込んだ爆薬でプロペラをぶっ飛ばす予定だったとか。- もっとも、安定性が悪いということは操作に対して俊敏に反応できるということでもある。問題はどちらをとるかだが……
- ちなみに先尾翼機はラファールといったジェット戦闘機でも採用されている。*6
- 著名な先尾翼機としては、世界初の動力飛行を行ったライト・フライヤー号、初の無着陸・無給油世界一周飛行を行ったルータン・ボイジャー号、ビジネスターボプロップ機のビーチクラフト・スターシップなどが有る。主流とは成らなかったものの長い歴史を持つ形式なのだ。
- ただ、エンテ型機は零戦のような通常の飛行機に比べ(特に縦方向の)安定性が悪く操縦が難しいという欠点がある。
- 鶴野大尉は、震電の設計の利点として、無駄な部分がなく、重量的に有利であることを真っ先に上げている。
- 前部胴体には五式30ミリ固定機銃一型乙4門がみっしり詰まっており「伽藍堂」になっている部分はない。
- その部分はユニット形式になっていて、新しい武装が開発されたときにはそっくり載せ替えられるようになっていた。
- つまり軽量型20ミリ機銃4門装備やロケット弾ポッド搭載なども考えられたというわけ。エンテ型は重心の許容範囲が広く、このような改造は容易である。
- 五式30ミリ固定機銃は1門70kgもあり、99式20ミリ一号機銃の3倍、99式20ミリ二号機銃の倍近い重さがある。薬莢込660gもある弾丸は各々60発・合計240発搭載され、それだけでも160kg近い。
- エンジンは機体の後端にあるわけではなく翼の上にのせてあり、これに延長軸をつけて機体後端のプロペラを回していた。
つまり操縦席より後ろは胴体とは言えず、言うなればエンジンカウルなのである。
エンジンその他駆動系の重量はすべて翼に乗るように工夫され、マスの集中化が図られている。 - 長い主脚は彩雲から、前脚は景雲から流用した。後につけられた接地防止用補助輪も工場にあった白菊の尾輪をつかった。鶴野大尉はこういうところは合理的である。
- 景雲の全備重量は8.1トン、彩雲は同5.25トンの上に艦載機であり、同条件で4.9トンかつ前輪式の震電には、むしろ過剰強度といえる脚である。
- アメリカでもXP-55アセンダーというエンテ型戦闘機が開発されたが、無理があったらしく開発中止に。
- 空冷エンジンを用いたことから冷却設計には注意が払われ、後部に強制冷却ファンを装備したほか、エンジン排気を導くことでカウル内の気流を加速し、均等な冷却が行われるように工夫されている。
- B29迎撃用として開発が開始された。最高速度が時速750kmなど計画上での性能は高い。またエンジンが機体やや後部にあるので、前部に30mm機関砲4丁をガン積みする予定だった。
- が、1号機が完成したのが1945年(昭和20年)6月、初試験飛行が行われたのが同年8月3日で、実戦には間に合わなかった。
- 1号機は米軍により押収され、現在はメリーランド州のポール・E・ガーバー維持・復元・保管施設*9にて分解されたまま
埃をかぶっている保存されている。 - 現在はダレス国際空港近郊にあるウドバー・ハジー・センターにて展示中。ただし、主翼は取り外されて脇に置かれており、胴体のみの展示である。
- 1号機は米軍により押収され、現在はメリーランド州のポール・E・ガーバー維持・復元・保管施設*9にて分解されたまま
- この震電は「もし量産開始が間に合っていたら」と語られることが多いが、実戦で使えるシロモノだったのかというのは結構微妙らしい。
- 空襲で量産体制整えられないだろうだとか、操縦するパイロットいないだろうだとか、そういうのを抜きにしても微妙。
例えば「星型空冷エンジンをこんな所に設置してちゃんと冷えんのか?」「ていうか30mm*4を斉射したら振動ヤバくて当たらないんじゃね?」「そもそもエンジンが信頼できない」などなど。- 長い降着装置、プロペラ延長軸、強制空冷など「一個取り入れたらそれだけで納期が延びる要素」満載である……orz
- なお、試験飛行では低速飛行時に発生するはずのエンジン過熱は問題になっていない。
過熱が問題になっていたのはオイルの方で、オイルクーラのインレットの形状を変えることになっていた。 - 九州飛行機の倉持技師によると、搭載エンジンのハ43は「よく回りました。量産の可能性は十分にあったでしょう」と発言し、雷電では問題となった振動も「エンジン支持架の工夫により、音も振動も押さえ込んだ」とのこと。
トルクの反作用については、飛行中の姿を見てもわからない程度で、右傾化の対策も立っており、「ものになる」と見て、主翼のパーツはすでに30機分、工場に積んであったという*10。 - 同じく九州飛行機の西村技師は「ハ43には信頼感を持っていた。地上運転は順調で、不具合は記憶にない。いきなりよく回ったし、実用の域に達した量産可能なエンジンだった」「動力関係の不具合もなく、テストパイロットのクレームは潤滑油温度の上昇だけだった」と証言している*11。
- いずれにしても、震電が空を飛んだ時間は数回の試験飛行で合計45分なので、実際どのような性能になっていたかはわからないだろう。
もしかしたらとんでもない失敗作だったかもしれない- なお、初飛行に成功する数週間前にも飛行試験に挑んでいるのだがその時は機首上げでプロペラを滑走路に擦り見事にプロペラを曲げてしまい失敗している。その対策として側翼の下に練習機用の小さな車輪を取り付けた。
量産時には主脚位置をやや後方に移すことで解決し、車輪は取り付けない予定だった。
- なお、初飛行に成功する数週間前にも飛行試験に挑んでいるのだがその時は機首上げでプロペラを滑走路に擦り見事にプロペラを曲げてしまい失敗している。その対策として側翼の下に練習機用の小さな車輪を取り付けた。
- なお、その時の映像が残されている。
- NHK福岡局の県内番組『ふっくTV』(2015.11.23)にて、震電の映像が放送された。
- 空襲で量産体制整えられないだろうだとか、操縦するパイロットいないだろうだとか、そういうのを抜きにしても微妙。
- 初飛行時のパイロットは鶴野大尉。つまり、ほかならぬ設計者自身である。最初のトライでプロペラを破損した件については、「つい、やってしまったんですな」と後年製作されたTV番組で述べている。
- 現在でもフィクションでは零戦に次ぐ大人気。ウィキペディアに「震電に関連する作品の一覧」というページが成立するほどである。
- 「未完成の悲劇の機体」「予定では驚異的な高性能」「以上の2つの理由からして、完成していたら勝っていたかもという期待を感じさせる」「レシプロ機とは思えない特異な外見が
厨二マインド永遠の少年達の心を刺激してやまない」という、いろいろな好条件がてんこ盛りゆえだろう。 - 開発がギリギリ間に合って米軍になんとか一矢報いる正統派(?)から、
フィクションで3番目に人気の(これまた計画倒れな)日本の超大型6発戦略爆撃機『富嶽(G10N)』の護衛として米本土まで飛んでいったり、
魚雷や爆弾を積みながら制空戦闘もこなすマルチロールジェット機になったりと、夢とロマンと妄想とチート歴史修正詰め込みすぎの大活躍。 - ゆえに「着艦フックと尾翼を補強して最強の艦上機に」なんてのは非常に大人しい部類に入る。
- 「1950年になっても戦争が続いている」「対米戦争が起こらず、日米同盟でソ連と戦う」ようなif世界と相性がいい。
そのくらいしないと開発できるわけないじゃん、ということでもある。 - こういう状況から、最強の厨戦闘機という異名まであったりする。夢は見たいがあまり現実離れすぎるのも考えものかな……せめてフィクションの中でくらい夢見させてクダサイ
- ただ、その存在の中途半端さ故か、富嶽などに比べると近年は若干不人気である。
理由を端的にいうと「震電を活躍させるのは日本を勝たせるよりも難しい」からである。
- 理由を細かく言うと震電が迎撃一辺倒の兵器であったため、対戦闘機戦での性能が疑問視されることと、……
「そもそも、震電を完成させて生産できるような状況なら勝っている」これ。- それほど日本に有利な状況なら対B-29特化兵器の震電よりも、
四式戦や烈風のような「普通の構造で万能に使える戦闘機」を大量生産している、と考えるのがフツー。 - 逆にそんな状況ならアメリカこそP-55アセンダーやP-63キングコブラ*12にイチかバチかをかけているだろう。
- これは、仮想戦記ブームが成熟していく過程で、『紺碧の艦隊』シリーズに端を発する「厨二病丸出しで超兵器の愉悦」よりも、
「シミュレーションとしてのもっともらしさ」が重視される傾向になったことが主たる要因である。
荒巻鮭御大にとっては不本意だろうが。
すると、アメリカ相手には震電のようなお遊び兵器にかまけるよりも、
零戦→烈風、一式戦・二式単戦→三式戦→四式戦
という正統系の方を数的に強化しないと勝利に結びつかない。
この流れだと、震電どころか雷電すらアウト判定食らっている例があるぐらいである。
一方の厨二病機体の雄・富嶽は“アメリカのチート工業力を直接手にかける能力”としてそれなりに地位はあるのだが……
- それほど日本に有利な状況なら対B-29特化兵器の震電よりも、
- また、「超高性能迎撃機」であればドイツが(後にはイギリスも)実証済みのジェット機に腰を据えればよく、震電という機体自体の開発は、
戦闘機の正統進化系から見ると「裏メニュー」でしかないのがありありと分かるのだ。- とにかく開発動機がB-17からB-36に至る米軍超重爆に苦戦したことが発端なので、
対ソ戦シチュでもいまいち扱いにくいのである。
むしろアメリカ以外の国を敵役にするならビックリドッキリメカの本場ドイツの方が考えやすいぐらいである。
まぁ、日英vs米独って構図の作品もあるっちゃあるんだが。
- とにかく開発動機がB-17からB-36に至る米軍超重爆に苦戦したことが発端なので、
- 理由を細かく言うと震電が迎撃一辺倒の兵器であったため、対戦闘機戦での性能が疑問視されることと、……
- と、“火葬戦記”を卒業した今の日本の仮想戦記コア層からは少し冷めた目で見られている本機だが、その見た目がステキなせいか、相変わらず外人ウケはいいらしい。
- 後述の通り、2023年11月3日に公開された映画『ゴジラ-1.0』にて、震電が映画初登場を果たした。
本作では、戦争末期に僅かに実戦配備された機体の一つが戦後の混乱の中廃棄を免れて残存していたという設定で、主人公・敷島と因縁のある元海軍整備兵の橘たちによって再整備され、さらにとある改造を施されてまさかの震電改、ゴジラ駆除作戦「海神(わだつみ)作戦」にて敷島が搭乗しゴジラを相手に大活躍を果たす。
- 「未完成の悲劇の機体」「予定では驚異的な高性能」「以上の2つの理由からして、完成していたら勝っていたかもという期待を感じさせる」「レシプロ機とは思えない特異な外見が
- 2022年7月からは福岡県の筑前町立大刀洗平和記念館にて実物大模型が展示されている。1/1震電
なお、出所は長らく伏せられていたが、映画『ゴジラ-1.0』の撮影のために制作されたものである事が同映画が公開された2023年11月に公表された。そりゃ出所話せんわな
- 震電改同様、妖精さんは明太子弁当を食べている。
すまんもうこのところの寒暖差だか何だかで体調も頭もぐっだぐだなんだわ聞き流して欲しい-- 2024-11-28 (木) 15:29:08