旧名称→ 爆装一式戦 隼III型改(55戦隊)
No.224 | ||||
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![]() | 爆装一式戦 隼III型改(65戦隊) | 陸上攻撃機 | ||
装備ステータス | ||||
火力 | +3 | 雷装 | ||
爆装 | +9 | 対空 | +6 | |
対潜 | 索敵 | +1 | ||
命中 | +4 | 回避 | +2 | |
戦闘行動半径 | 5 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修可 全ての艦娘に装備不可、基地航空隊にのみ装備可能 2017年春イベE-4甲作戦突破報酬 | ||||
陸軍主力戦闘機、一式戦「隼」、その爆装機を装備する飛行戦隊です。 電波欺瞞紙、現代でいうチャフを装備した爆装一式戦などを駆使して、苦しい戦局の中、通常戦闘で奮戦しました。 |
ゲームにおいて 
- 2017年5月4日に実装された装備。2017年春イベント「出撃!北東方面 第五艦隊」のE-4を甲作戦でクリアすることで入手できた。
- 装備アイコンは一式戦 隼II型等と同じ陸軍戦闘機のものだが、装備分類は一式陸攻等と同じ陸上攻撃機。
- しかし図鑑画面の背景にはINTERCEPTORと書かれている。本機体の分類は陸攻なのでGROUND-BASED ATTACK AIRCRAFTが正しいと思われる。
- 2021年1月13日アップデートで改修可能になり、同時に爆装と命中が+1上方修正された。
- 陸上戦闘機が爆弾を搭載した(海軍側から言うならば)陸軍機版の爆戦。行動半径が小さく爆装しかないが、他の陸攻より対空値が高い。
- 残念ながら行動半径5しかなく、有効利用できる局面は少ない。制空値が不足するのはボス距離6以上の時がほとんどであるのため惜しい。
- 「出撃」で水上艦に対し航空雷撃を実施するが、雷装が0のため雷装を持つ他の陸攻よりも小さなダメージしか出ない。
(陸攻のダメージ計算には基礎火力に加算部分があるとの検証結果があるので、雷装0だからといって攻撃力0になるわけでは無い。装甲の薄い水上艦相手ならば装甲貫通も出来る。)- 一方で陸上型の敵に対しては爆撃エフェクトで攻撃を行い、ダメージ計算も爆装値を参照して行う。
6-4ボスのような、「大半が陸上型で構成されている敵艦隊」が相手であれば、威力十分な対地攻撃&制空補助を1スロットで行える。 - とはいえ爆装についても九六式陸攻より下であり、攻撃面ではいささか力不足感がある。
制空であれば爆戦でも対応できる範囲であり、どうにも利用機会に乏しい。
- 一方で陸上型の敵に対しては爆撃エフェクトで攻撃を行い、ダメージ計算も爆装値を参照して行う。
- 2020年9月17日のアップデートで敵対空射撃回避性能が付加された。
陸上型を攻撃する場合は強対空の砲台小鬼がいる場合が多くありがたい強化である。- 2021年1月13日アップデートでほんの少し性能向上。運営ツイート
- 2021年1月13日アップデートでほんの少し性能向上。運営ツイート
- ちなみに火力+3がついているが、具体的にどの部分に関わる仕様なのかは不明。
- 命中+4や回避+2と普段注目されない項目にかなり高い数値が付いてるが、それがどれぐらい戦闘に関わってるのかはやはり不明。
- 第一期時代の名称は長らく「爆装一式戦 隼III型改(55戦隊)」だった。
2018年8月17日の第2期開幕に合わせ、「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)」に名称が変更された。第一期時代の画像
- 第一期時代において、図鑑項目や装備画面では「爆装一式戦 隼III型改(55戦隊)」、カードイラストでは「爆装一式戦 隼III型甲(55戦隊)」と表示されていた
- 第二期開始時に、「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)」に統一された。
性能比較表(装備最大値/陸攻早見表/テーブルより転送) 
黄色はトップの性能
装備名 | 火力 | 雷装 | 爆装 | 対空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 半径 | 制空値 | 攻撃力*3*4 | ボーキ 消費*5 | 射撃回避 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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四式重爆 飛龍(熟練) | 14 | 16 | 5 | 5 | 5 | 2 | 5 | 21 | 149.4 | 252 | ◯ | ランキング | - | 編集 | |||
四式重爆 飛龍 | 14 | 15 | 5 | 4 | 4 | 1 | 5 | 21 | 149.4 | 252 | - | ランキング・節分報酬 | ◯ | 編集 | |||
銀河(江草隊) | 15 | 15 | 3 | 4 | 4 | 3 | 7 | 12 | 158.4 | 234 | ◯ | ランキング | - | 編集 | |||
銀河 | 14 | 14 | 3 | 3 | 3 | 1 | 9 | 12 | 149.4 | 234 | - | イベント、ランキング | △ | 編集 | |||
一式陸攻(野中隊) | 12 | 13 | 3 | 2 | 4 | 1 | 9 | 12 | 133.2 | 216 | ◯ | イベント、ランキング | △ | 編集 | |||
一式陸攻 三四型 | 11 | 12 | 4 | 2 | 4 | 1 | 8 | 16 | 126 | 216 | - | 任務、イベント | △ | 編集 | |||
一式陸攻 二二型甲 | 11 | 12 | 3 | 2 | 4 | 10 | 12 | 126 | 216 | - | 任務、イベント、ランキング | △ | 編集 | ||||
一式陸攻 | 10 | 12 | 2 | 2 | 3 | 9 | 8 | 117 | 216 | - | 任務、イベント、ランキング | - | 編集 | ||||
九六式陸攻 | 8 | 10 | 1 | 2 | 2 | 8 | 4 | 100.8 | 180 | - | 開発、任務、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | ||||
深山改 | 17 | 19 | 2 | 11 | 6 | 180 | - | イベント、ランキング | △ | 大型陸上機 | 編集 | ||||||
深山 | 16 | 17 | 1 | 10 | 3 | 180 | - | イベント、ランキング | △ | 大型陸上機 | 編集 | ||||||
爆装一式戦 隼III型改(65戦隊) | 3 | 9 | 6 | 1 | 4 | 2 | 5 | 25 | 36 | 72 | ◯ | イベント | ◯ | 編集 | |||
Do 17 Z-2 | 11 | 2 | 5 | 2 | 4 | 8 | 36 | 234 | - | イベント | △ | 編集 | |||||
試製東海 | 2 | 10 | 5 | 8 | 0 | 102.6~145.8 | 162 | - | 任務、イベント | - | 編集 | ||||||
東海(九〇一空) | 2 | 11 | 6 | 1 | 8 | 0 | 109.8~156.6 | 162 | - | イベント | - | 編集 |
小ネタ 
- 第一期時代では「55戦隊」とされていたが、第二期移行に伴い「65戦隊」と改められた
- どうもミスの類であるようだが…
飛行第65戦隊 
- 飛行第65戦隊(通称号:靖9104)は、昭和13年、飛行第9戦隊を分割する形で会寧で編成された。
- 装備する航空機を示す分科は「軽爆」、後に「襲撃」とされた。つまり、対地攻撃部隊である。
フィリピン戦まで
戦隊は編成翌年にはノモンハン事件、その後は中国戦線を転戦し、満州に移駐。中国方面で活動していた。
昭和19年にはフィリピンに転用されレイテ航空戦に参加した。- このころの装備は99式襲撃機*7。船舶攻撃や対潜哨戒を実施している。
- 装備する航空機を示す分科は「軽爆」、後に「襲撃」とされた。つまり、対地攻撃部隊である。
- フィリピンでの損害は甚大で、内地に帰還*8。帰還後、鉾田(茨城)を経て原町(福島)で戦力の回復を図ることとなる。
- この際に装備が改変され、「襲撃」部隊でありながら、一式戦が配備された。
錬成、沖縄戦へ
- 明けて昭和20年1月より本格的な錬成が開始される。
- 計画では1カ月で基礎技量を充実させた後、夜間低空侵攻を重視した訓練を1カ月行うことになっていた。
- 途中、連合軍の艦載機群がしばしば本土空襲を行ったため、これを逆手に取り昼間の飛行を原則禁止して、夜間のみに訓練を行う措置を取った。
- このため、45人いた操縦者の内、30人超が夜間飛行可能な技量を獲得し優秀部隊であるとの評を受けている。
- その後、本拠地となる目達原(佐賀)に移動、沖縄への出撃訓練を行う予定であった。
しかし3月末には日本側の予想を超えた速度で連合軍が沖縄に来襲、対応する形で沖縄戦へと突入する。
部隊は特攻基地として有名な知覧(鹿児島)へ展開した
戦闘方針
- 錬成途上から部隊の戦闘方針が定められ、知覧展開後にもいくつかの条項が追加された。
これによると- 敵レーダーによる捕捉を避けるため、成しうる限り高度100メートル以下で侵攻する。
- 目標の20キロ手前から上昇し、突進開始時点においては600~800メートルの高度を取る。
- 単機で緩(急)降下直撃*11により攻撃する。
- 目標は敵輸送船
- 一式戦の航続距離に限界があるため、徳之島及び、海軍の喜界島・種子島の基地を中継地とする
- 片翼に海軍の25番爆弾、片翼に200リットル増槽を装備する。
- 敵戦闘機に攻撃を受けた際には投弾して回避する。やむを得ない場合は戦闘を行う。
- 体当たり攻撃はやむを得ない場合を除き実施しない。
- 被害を極限するため、戦果確認は行わない。
- 戦闘後は各個に帰還。無理して空中集合を行わない
と、生存し、反復攻撃を行うことに主眼を置いた戦法であった。
- 沖縄戦が始まると、連合軍は中継地点とされた徳之島・喜界島近辺までの制空権をあっさりと確保。
中継地に降りるや機材を片端から空襲で壊されてしまい、喜界島には(他部隊も含め)翼を失った操縦士が溢れるような状態に陥る。 - そんな中、何かの手違いで双発機用の400リットル増槽が部隊に到着、これ幸いと装着試験を行うと問題がないので、以降は中継地点なしでの攻撃が可能となった。
- 戦隊は沖縄戦開始後から急速に戦力を消耗、4月上旬には可動わずか3機という状況に陥る。
以降も補充を受けつつ散発的に艦船や沖縄の飛行場に対する攻撃を実施するが、戦局の悪化は食い止められず6月末に沖縄戦は終結した。推定戦果
- 沖縄戦2カ月の作戦中の戦果は以下の通りと推定された
- 轟沈:大型輸送船1
- 撃沈:大型輸送船1、レーダー監視船1
- 撃破、炎上:輸送船4
- 撃破:駆逐艦5
- 炎上:油槽船1
- 命中弾 艦種不詳:8
- 飛行場攻撃の戦果は不詳
- これと引き換えに空中勤務者23名、地上勤務者4名が死亡。航空機も50機を喪失した。
- 沖縄戦2カ月の作戦中の戦果は以下の通りと推定された
- 部隊は目達原に後退し本土決戦に備え戦力の充実を図っていたが、終戦を迎えた。
- 解説文にある電波欺瞞紙の散布装置は、同戦隊の整備部隊が考案したもの。
- 操縦室内で索を引くと、欺瞞紙が風圧で散布されるというものだった。
この他、先述の大型増槽の改修、夜間に使用する集合灯を機体に増設するなどの創意工夫で戦隊を支えた。 - 効果についてはある程度自信があったようで、出撃の際、後続の特攻隊を支援するため「攻撃および電波霍乱行動を取れ」と命令したケースがある。
- 操縦室内で索を引くと、欺瞞紙が風圧で散布されるというものだった。
- 戦隊は特攻部隊ではなかったが、戦隊長は別に特攻部隊の指導を行うこととされた。
また、あるとき、戦隊に特攻要員を差し出すよう命令があった際、戦隊長が上級部隊に抗議して取りやめさせたという*12。
- 3月の沖縄攻撃時に同戦隊の1機が敵機を撃墜したものの沖縄に不時着。
乗員の軍曹は現地部隊と合流し、分隊長として手榴弾による切込みなどを行っていた。
が、敵機の跳梁を見るにつけ復帰の念断ち難く、見つけた丸木舟で約1カ月をかけて奄美大島までたどり着き、そこから海軍の飛行艇に便乗*13、
6月になって部隊帰還を果たしたという逸話が残っている。
- 尾翼の部隊マークは「65」を図案化したもの。
隼装備時からこのマークとなった。
軽爆時代のマークは「富士山」で、その意匠を盛り込んである
飛行第55戦隊 
- 飛行第55戦隊(通称号:天鷲18427)は昭和19年3月、三式戦装備部隊*14として大正陸軍飛行場(大阪)で編成された。
ほぼ同時期に編成されたのが三式戦 飛燕一型丁に描かれている飛行第56戦隊である。 - 戦隊はフィリピン戦・沖縄戦*15・本土防空戦に投入され、最終位置は佐野飛行場(大阪)。
- 部隊はフィリピン戦から本土に帰還するまで部隊マークを持たなかったが、帰還後「5」を図案化したマークの使用を開始した。その後1回マークを変更している。
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