No.395 | ||||
---|---|---|---|---|
深山 | 大型陸上機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | +16 | ||
爆装 | +17 | 対空 | +1 | |
対潜 | 索敵 | |||
命中 | 回避 | |||
戦闘行動半径 | 10 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修可、入手方法 基地航空隊にのみ装備可能 | ||||
大きな航続距離を持つ、四発の大型爆撃機です。 当時の陸上攻撃機としてはかなり大規模な機体で、あのB-29に迫るかなりの大型機です。 米国の大型旅客機を参考に開発されましたが、運動性が悪く、 発動機も機体各部も不具合続きで信頼性と実用性に欠け、不採用となりました。 |
ゲームにおいて
- 艦これ初の【大型陸上機】。アイコンでは「重爆」と表記されている。
- 見た目のステータスこそ非常に高いが、基地航空隊へ配置したときの機数は、他の陸上攻撃機の半分でたったの9機。対空射撃回避も無いか著しく低いとみられ、容易に全滅する可能性が高い。
配備コストは20で、配備時のボーキ消費は180と「九六式陸攻」と同等。- 種別倍率1.0、陸攻補正1.0で艦攻や艦爆と同じ*2。陸攻などとは異なり搭載数の1.8倍補正も無いため*3、現状の計算式上攻撃力は九六式陸攻の7割程度と大幅に劣る。
- 運営曰く「すぐには物凄い役には立ちません」。
- 23年夏イベントにて、深山を配備した航空隊を
深山が生き残っていれば強化する特効(いわゆる艦載機特効の範疇)が確認された。*4 モスキート陸偵でいいとか言わない
- 23年夏イベントにて、深山を配備した航空隊を
入手方法について
過去の入手方法
- 2020年 09月作戦報酬 (1位~5位、21位~500位)
- 2020年 秋イベント『護衛せよ!船団輸送作戦』E-4 甲作戦(★+4)・乙作戦(★+3) 突破報酬
- 2021年 12月 Xmas限定任務『【Xmas限定】聖夜の翼、出撃せよ!』選択報酬 (2021/12/28まで)
- 2022年 12月 鎮守府年末任務『【年末年始】試製 鎮守府年末改修ジャンボ』選択報酬 (2023/01/20まで)
- 2023年 12月 鎮守府年末任務『【年末年始】続:鎮守府年末改修ジャンボ』選択報酬
性能比較表(装備最大値/陸攻早見表/テーブルより転送)
黄色はトップの性能
装備名 | 火力 | 雷装 | 爆装 | 対空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 半径 | 制空値 | 攻撃力*5*6 | ボーキ 消費*7 | 射撃回避 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キ102乙改+イ号一型乙 誘導弾 | 4 | 14 | 20 | 3 | 4 | 3 | 3 | 12 | 149.4*8 | 216 | ◯ | ランキング、任務 | △ | 対駆逐・軽巡・重巡・軽空母特効有 | 編集 | ||
キ102乙 | 4 | 11 | 19 | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 | 126 | 162 | △ | イベント、改修 | △ | 編集 | |||
四式重爆 飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾 | 17 | 21 | 5 | 4 | 5 | 3 | 5 | 21 | 174.6*9 | 270 | △ | ランキング | △ | 対艦誘導弾搭載機 対駆逐、軽巡級・重巡に有効 | 編集 | ||
四式重爆 飛龍+イ号一型甲 誘導弾 | 15 | 20 | 5 | 3 | 4 | 1 | 5 | 21 | 158.4*10 | 270 | △ | ランキング | △ | 対艦誘導弾搭載機 対駆逐、軽巡級に有効 | 編集 | ||
四式重爆 飛龍(熟練) | 14 | 16 | 5 | 5 | 5 | 2 | 5 | 21 | 149.4 | 252 | △ | ランキング、改修 | - | 編集 | |||
四式重爆 飛龍 | 14 | 15 | 5 | 4 | 4 | 1 | 5 | 21 | 149.4 | 252 | - | ランキング、節分報酬 | ◯ | 編集 | |||
銀河(江草隊) | 15 | 15 | 3 | 4 | 4 | 3 | 8 | 12 | 158.4 | 234 | △ | ランキング、イベント | - | 編集 | |||
銀河(熟練) | 14 | 15 | 3 | 3 | 3 | 2 | 7 | 12 | △ | ランキング、改修 | △ | 編集 | |||||
銀河 | 14 | 14 | 3 | 3 | 3 | 1 | 9 | 12 | 149.4 | 234 | - | イベント、ランキング | ◯ | 編集 | |||
一式陸攻(野中隊) | 12 | 13 | 3 | 2 | 4 | 1 | 9 | 12 | 133.2 | 216 | △ | イベント、ランキング、任務 | ◯ | 編集 | |||
一式陸攻(八幡部隊) | 11 | 12 | 3 | 2 | 4 | 1 | 9 | 12 | 126 | 90 | イベント | ◯ | 編集 | ||||
一式陸攻 三四型 | 11 | 12 | 4 | 2 | 4 | 1 | 8 | 16 | 126 | 216 | - | 任務、イベント、改修 | ◯ | 編集 | |||
一式陸攻 二二型甲 | 11 | 12 | 3 | 2 | 4 | 10 | 12 | 126 | 216 | - | 任務、イベント、ランキング、改修 | ◯ | 編集 | ||||
一式陸攻 | 10 | 12 | 2 | 2 | 3 | 9 | 8 | 117 | 216 | - | 任務、イベント、ランキング、改修 | ◯ | 編集 | ||||
九六式陸攻 | 8 | 10 | 1 | 2 | 2 | 8 | 4 | 100.8 | 180 | - | 開発、任務、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | ||||
Do 217 K-2+Fritz-X | 16 | 24 | 4 | 3 | 2 | 4 | 16 | 165.6*11 | 306 | △ | ランキング | △ | 対艦誘導弾搭載機 対戦艦に有効 | 編集 | |||
Do 217 E-5+Hs293初期型 | 13 | 22 | 4 | 3 | 2 | 4 | 16 | 142.2*12 | 270 | △ | ランキング、改修 | △ | 対艦誘導弾搭載機 対小型艦に有効 | 編集 | |||
SM.79 bis(熟練) | 13 | 14 | 3 | 4 | 3 | 2 | 8 | 12 | 142.2 | 252 | △ | イベント | - | 編集 | |||
SM.79 bis | 12 | 14 | 3 | 4 | 3 | 8 | 12 | 133.2 | 234 | - | イベント | △ | 編集 | ||||
SM.79 | 9 | 13 | 2 | 3 | 2 | 7 | 8 | 108 | 198 | - | イベント | △ | 編集 | ||||
B-25 | 2 | 8 | 16 | 4 | 4 | 7 | 16 | 100.8*13 | 234 | - | 任務,イベント | △ | 水上艦に反跳爆撃を行う | 編集 | |||
Mosquito FB Mk.VI | 5 | 18 | 5 | 4 | 5 | 1 | 7 | 21 | 75.6 | 252 | ◯ | ランキング、イベント | - | 編集 | |||
深山改 | 17 | 19 | 2 | 11 | 6 | 76 | 180 | - | イベント、ランキング | △ | 大型陸上機 | 編集 | |||||
深山 | 16 | 17 | 1 | 10 | 3 | 73 | 180 | - | イベント、ランキング | ◯ | 大型陸上機 | 編集 | |||||
爆装一式戦 隼III型改(65戦隊) | 3 | 9 | 6 | 1 | 4 | 2 | 5 | 25 | 36*14 | 72 | ◯ | イベント、任務 | ◯ | 駆逐・PT特効有 | 編集 | ||
Do 17 Z-2 | 11 | 2 | 5 | 2 | 4 | 8 | 36 | 234 | - | イベント、任務 | ◯ | 編集 | |||||
試製東海 | 2 | 10 | 5 | 8 | 0 | 102.6~145.8 | 162 | - | 任務、イベント | - | 編集 | ||||||
東海(九〇一空) | 2 | 11 | 6 | 1 | 8 | 0 | 109.8~156.6 | 162 | - | イベント | - | 編集 |
アップデート履歴
小ネタ
- 元ネタは、帝国海軍が中島飛行機に開発を指示していた大型攻撃機「深山」。
- 十三試大型陸上攻撃機という名前からわかるように、長距離を飛び敵艦隊を攻撃するための機体である。
ゲーム内の説明では大型爆撃機と書かれているが、急降下爆撃能力は持たず攻撃機に分類される。
'名前に'山''が入っているのも命名基準によるもの。- なお、たびたび二式大艇がライバルとされるのは、大艇の方は要塞化が禁じられた南方に配置するつもりで、大攻は本土や台湾の基地に配置するつもりで両者ほぼ同等性能を要求されたことに由来する。
- 特命指定を受けた中島飛行機だったが、単独で大型機の開発は難しいと「海軍も考えた」為、アメリカからダグラス「DC-4E」を輸入し開発の参考にした。
- 主任技師は「主翼はそのまま流用」胴体を攻撃機用に細くすれば行けるだろうし、納期短縮になると考えた。
- ところが、これが開発失敗の原因となる。参考にしたダグラス「DC-4E」がアメリカ本国でも「失敗作」と評されていた機体だったためである。
二式大艇の主翼面積160m^2に対し、原型機から引き継ぐ200m^2は重い上に過剰な空気抵抗を生んでしまった。- DC-4Eが失敗した要因としては、最新技術を多数盛り込み先進的な大型機を作ろうという野心的なコンセプトだった為、それを実現するための技術力が追いつかなかった側面が強い。
当時の世界最高峰の工業力をもつアメリカすら実現できなかったものを、当時の日本が実現できるわけもなく……。 - ちなみにDC-4Eはその後設計を1から見直され、小型化・構造の単純化などでほぼ別物となったDC-4Aとして生まれ変わり、後に民間機として最初の太平洋横断機として活躍している。
- DC-4Eが失敗した要因としては、最新技術を多数盛り込み先進的な大型機を作ろうという野心的なコンセプトだった為、それを実現するための技術力が追いつかなかった側面が強い。
- そのため、試験飛行では当初予定していた飛行性能を大幅に下回る性能しか出せず、試作機が6機作られたのみで不採用となってしまった。
- 昭和13年の「こういう飛行機をつくりたい」という軍令部の要望たる性能標準には、高速での水平爆撃が簡単であること、雷撃ができる操縦性があることと書かれている。
その水平爆撃は深山の開発年次の昭和13年、危機に瀕していた。- いつまでも上がらぬ低命中率に海軍は業を煮やし、昭和13年11月に水平爆撃の命中率向上の研究会を開いた。この研究会の結果次第では、航行中の艦船への水平爆撃は廃止されることになっていたのである。
- 研究会の結果は訓練では限界があり、爆撃照準器を進歩させねば命中率は向上しないということになった。
だが照準器の進歩を待っていられないので、編隊による公算爆撃の訓練が昭和15年から始まる。
なおすぐに開戦となり、航行艦船への公算爆撃はマレー沖ぐらいしかなく、有効なのかそうでないのか評価する前に海軍そのものが無くなってしまった。
- 研究会の結果は訓練では限界があり、爆撃照準器を進歩させねば命中率は向上しないということになった。
- 雷撃と爆撃の優劣については昭和15年、そのものずばり雷爆優劣論という議論が行われた。
結論は艦隊決戦における1回限りの攻撃というならば、大損害と大戦果の雷撃が優れているが、複数回攻撃するならば、戦果も少ないが損害も少ない爆撃が優れている。
どちらも重要であり作戦に応じて使い分けるべき……ということになった。
- いつまでも上がらぬ低命中率に海軍は業を煮やし、昭和13年11月に水平爆撃の命中率向上の研究会を開いた。この研究会の結果次第では、航行中の艦船への水平爆撃は廃止されることになっていたのである。
- 四発大型機なのに深山は雷撃性能を求められた。東港空の九七式飛行艇による雷撃訓練も行われており、後の二式大艇も含めて大型機にも雷撃能力を要求した。
- なお、開戦後やはり飛行艇のような鈍重な機体での雷撃は自殺と変わらないことがわかり、二式大艇が雷撃することはなかったのである。
- 一式陸攻のような中型攻撃機ならいざ知らず、二式大艇を超える大型機を雷撃のため機敏に機動させようと各部に使われている油圧機構も強力な物が要求され、工業力の限界から常に各部の油漏れに悩まされる事となった。
- ベースとなったDC-4Eも油圧機構については多くの不具合を出しており、ノウハウを持たない日本でそもそも解決できるような問題では無かった。
- 不採用決定後、輸送機に転用された際に油圧機器を外し人力操舵になったが、元から重い機体を人力で動かすわけでそれはもう……orzになってしまったのである。
- 鈍重な大型機に雷撃のため求められる低空低速での機敏な機動を要求する事自体、コンセプトとして間違っていたといえる。
- なお大攻用魚雷は中攻用の九一式魚雷より一回り大きい直径53cm、重量1500kgの九四式航空魚雷一型。
完成そのものはしたが、酸素魚雷が秘密兵器のため、航空本部には一切報せず艦政本部のみで開発したこともあり、航空本部は猛反発。結局95本で生産は終了した。
- なお大攻用魚雷は中攻用の九一式魚雷より一回り大きい直径53cm、重量1500kgの九四式航空魚雷一型。
- 深山の後継機「連山」は、鹵獲したB-17を参考に日本版B-17を目指して開発されたが、鈍重な大型機による雷撃という無理なコンセプトは捨てなかった。*16
- 補足すると、急降下爆撃が大好きなドイツ空軍も、He177グライフ重爆撃機の開発時に、水平爆撃が基本の重爆撃機に「急降下爆撃能力の付与」を要求しているという、似たり寄ったりの事例がある。
- しかし、エンジンも当初は新型の護一一型を搭載する予定であったが間に合わず、試作2号機までは低出力の火星を積んでいた。
後に試作3号機から6号機までが完成した護一一型を積み輸送機「深山改輸送機」に改造されて主に東南アジア方面への物資輸送に用いられた。 - 渾名は馬鹿烏。某アニメ映画に登場する輸送機バカガラス*17の由来となっている。なんちゅう脆い船じゃ。
1.唐突に深山→深山改→連山までの改修・更新ルート発表?
2.しれっと連山を先行実装してランカー報酬でばら撒く?
3.大型陸上機の定数を18機にサイレント修正?
4.これ以上は何もしない?
どうなることやら・・・ -- 2024-01-04 (木) 11:38:43