No.403 | ||||
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![]() | 四式重爆 飛龍 | 陸上攻撃機 | ||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | +14 | ||
爆装 | +15 | 対空 | +5 | |
対潜 | +4 | 索敵 | +4 | |
命中 | +1 | 回避 | ||
戦闘行動半径 | 5 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修可、入手方法 基地航空隊にのみ装備可能 | ||||
改修更新 | ||||
四式重爆 飛龍 →*1 四式重爆 飛龍(熟練) | ||||
陸軍で開発された新鋭双発爆撃機キ67 四式重爆撃機「飛龍」です。 爆弾搭載量は大きくないものの、軽快な運動性を誇り、機外懸架ではありますが魚雷装備も可能。 決戦機として配備され、日本爆撃機としては充実した武装と装備を持つ本機は、 困難な戦局の中で、陸軍雷撃隊としても戦いました。 |
ゲームにおいて
入手方法について
過去の入手方法
- 2020年 11月作戦報酬 (1位~20位) x1、(21位~100位) x2、(101位~500位) x1
- 2021年 01月 期間限定任務『「新春任務群【拡張作戦】第一艦隊、出撃!」』選択報酬
- 2021年 01月【節分任務群】報酬の節分の豆と交換
- 2022年 01月【節分任務群】報酬の節分の豆と交換(2つまで)
- 2024年 12月 期間限定任務『【拡張作戦】Xmas最終決戦、艦隊出撃せよ!』選択報酬
運用方法について
- 「銀河」と同等の対艦攻撃力に対空+5と破格の性能。
- 配置コストも銀河以上、ギミック解除などで基地航空隊を頻繁に入れ替える際は注意。
改修更新について
アップデート履歴
- 2020/12/29:実装。
- 2021/01/13:アップデートで改修と更新が実装された。
- 2021/11/30:上位装備「四式重爆 飛龍+イ号一型甲 誘導弾」が実装された。
- 実装時点で改修更新は不可能。
- 2022/10/31:上位装備「四式重爆 飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾」が実装された。
性能比較表(装備最大値/陸攻早見表/テーブルより転送)
黄色はトップの性能
装備名 | 火力 | 雷装 | 爆装 | 対空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 半径 | 制空値 | 攻撃力*3*4 | ボーキ 消費*5 | 射撃回避 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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キ102乙改+イ号一型乙 誘導弾 | 4 | 14 | 20 | 3 | 4 | 3 | 3 | 12 | 149.4*6 | 216 | ◯ | ランキング、任務 | △ | 対駆逐・軽巡・重巡・軽空母特効有 | 編集 | ||
キ102乙 | 4 | 11 | 19 | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 | 126 | 162 | △ | イベント、改修 | △ | 編集 | |||
四式重爆 飛龍(熟練)+イ号一型甲 誘導弾 | 17 | 21 | 5 | 4 | 5 | 3 | 5 | 21 | 174.6*7 | 270 | △ | ランキング | △ | 対艦誘導弾搭載機 対駆逐、軽巡級・重巡に有効 | 編集 | ||
四式重爆 飛龍+イ号一型甲 誘導弾 | 15 | 20 | 5 | 3 | 4 | 1 | 5 | 21 | 158.4*8 | 270 | △ | ランキング | △ | 対艦誘導弾搭載機 対駆逐、軽巡級に有効 | 編集 | ||
四式重爆 飛龍(熟練) | 14 | 16 | 5 | 5 | 5 | 2 | 5 | 21 | 149.4 | 252 | △ | ランキング、改修 | - | 編集 | |||
四式重爆 飛龍 | 14 | 15 | 5 | 4 | 4 | 1 | 5 | 21 | 149.4 | 252 | - | ランキング、節分報酬 | ◯ | 編集 | |||
銀河(江草隊) | 15 | 15 | 3 | 4 | 4 | 3 | 8 | 12 | 158.4 | 234 | △ | ランキング、イベント | - | 編集 | |||
銀河(熟練) | 14 | 15 | 3 | 3 | 3 | 2 | 7 | 12 | △ | ランキング、改修 | △ | 編集 | |||||
銀河 | 14 | 14 | 3 | 3 | 3 | 1 | 9 | 12 | 149.4 | 234 | - | イベント、ランキング | ◯ | 編集 | |||
一式陸攻(野中隊) | 12 | 13 | 3 | 2 | 4 | 1 | 9 | 12 | 133.2 | 216 | △ | イベント、ランキング、任務 | ◯ | 編集 | |||
一式陸攻(八幡部隊) | 11 | 12 | 3 | 2 | 4 | 1 | 9 | 12 | 126 | 90 | イベント | ◯ | 編集 | ||||
一式陸攻 三四型 | 11 | 12 | 4 | 2 | 4 | 1 | 8 | 16 | 126 | 216 | - | 任務、イベント、改修 | ◯ | 編集 | |||
一式陸攻 二二型甲 | 11 | 12 | 3 | 2 | 4 | 10 | 12 | 126 | 216 | - | 任務、イベント、ランキング、改修 | ◯ | 編集 | ||||
一式陸攻 | 10 | 12 | 2 | 2 | 3 | 9 | 8 | 117 | 216 | - | 任務、イベント、ランキング、改修 | ◯ | 編集 | ||||
九六式陸攻 | 8 | 10 | 1 | 2 | 2 | 8 | 4 | 100.8 | 180 | - | 開発、任務、イベント、ランキング | ◯ | 編集 | ||||
Do 217 K-2+Fritz-X | 16 | 24 | 4 | 3 | 2 | 4 | 16 | 165.6*9 | 306 | △ | ランキング | △ | 対艦誘導弾搭載機 対戦艦に有効 | 編集 | |||
Do 217 E-5+Hs293初期型 | 13 | 22 | 4 | 3 | 2 | 4 | 16 | 142.2*10 | 270 | △ | ランキング、改修 | △ | 対艦誘導弾搭載機 対小型艦に有効 | 編集 | |||
SM.79 bis(熟練) | 13 | 14 | 3 | 4 | 3 | 2 | 8 | 12 | 142.2 | 252 | △ | イベント | - | 編集 | |||
SM.79 bis | 12 | 14 | 3 | 4 | 3 | 8 | 12 | 133.2 | 234 | - | イベント | △ | 編集 | ||||
SM.79 | 9 | 13 | 2 | 3 | 2 | 7 | 8 | 108 | 198 | - | イベント | △ | 編集 | ||||
B-25 | 2 | 8 | 16 | 4 | 4 | 7 | 16 | 100.8*11 | 234 | - | 任務,イベント | △ | 水上艦に反跳爆撃を行う | 編集 | |||
Mosquito FB Mk.VI | 5 | 18 | 5 | 4 | 5 | 1 | 7 | 21 | 75.6 | 252 | ◯ | ランキング、イベント | - | 編集 | |||
Ho229 | 3 | 16 | 8 | 3 | 4 | 33 | 36 | ? | ? | イベント | - | 全翼型戦闘爆撃機、噴式機 | 編集 | ||||
深山改 | 17 | 19 | 2 | 11 | 6 | 76 | 180 | - | イベント、ランキング | △ | 大型陸上機 | 編集 | |||||
深山 | 16 | 17 | 1 | 10 | 3 | 73 | 180 | - | イベント、ランキング | ◯ | 大型陸上機 | 編集 | |||||
爆装一式戦 隼III型改(65戦隊) | 3 | 9 | 6 | 1 | 4 | 2 | 5 | 25 | 36*12 | 72 | ◯ | イベント、任務 | ◯ | 駆逐・PT特効有 | 編集 | ||
Do 17 Z-2 | 11 | 2 | 5 | 2 | 4 | 8 | 36 | 234 | - | イベント、任務 | ◯ | 編集 | |||||
試製東海 | 2 | 10 | 5 | 8 | 0 | 102.6~145.8 | 162 | - | 任務、イベント | - | 編集 | ||||||
東海(九〇一空) | 2 | 11 | 6 | 1 | 8 | 0 | 109.8~156.6 | 162 | - | イベント | - | 編集 |
小ネタ
- 元ネタは日本陸軍の双発重爆撃機「四式重爆撃機」開発は三菱重工業。計画名称はキ67、連合国側のコードネームは「Peggy(ペギー)」。
- 九三式重爆撃機、九七式重爆撃機、一〇〇式重爆撃機「呑龍」などに継ぐ新型重爆撃機として開発された。
- 長らく仮想敵であったソ連のシベリア地域に大規模な戦略目標が無かったこともあり、陸軍の重爆撃機はソ連との開戦初頭に単独で敵地深く侵入し、敵飛行場を攻撃して制圧することを目的として計画された。
- この目的のため、落伍せずに長躯進出し、敵基地でソ連機を破壊するという運用を目的に設計が行われた。開発は三菱重工業。
- エンジンは海軍では雷電や一式陸攻に搭載された14気筒の火星エンジンの陸軍型にあたるハ101をベースに、18気筒としたハ104(ハ42)を搭載、最高速度は高度6000mで537km/hに達した。
試作機では510km/h止まりであり、軍の要求する550km/lには遠く及ばなかったが、推力排気管などの導入で採用時には537km/hまで引き上げられた。 - ハ104は昭和14年試作開始で同年8月には試作機が完成し、昭和15年に採用となった離昇馬力1900馬力のエンジン。原型のハ101(火星エンジン)としては初期の1X番台の物に当たり、火星の当時の出力は1530馬力。
火星が14気筒に対し、ハ104が18気筒になったため、その分出力が上がった。ここからさらに気筒ひとつあたりの出力を火星2X番台と同じにすればさらなる出力向上が可能となるため、ハ214系列が開発されたが実用化される前に終戦となった。- なお、火星も1X番の時は信頼性が高いエンジンであったが2X番は軒並み不調であり、ハ214も同じようになったと思われる。
- 海軍は火星エンジンが改良された2X番台で1850馬力にパワーアップした事もあり、試験はしたが火星に比べ重量、燃費共に格段に大きくなるこのエンジンに興味を示さなかった。
- 完成した機体は、敵戦闘機を振り切る高速と接近させないための重武装と落ちないための堅牢さ、飛行場に並ぶソ連機を破壊するための50kg爆弾*15個もの小型爆弾多数を搭載できる能力を兼ね備え、そして陸軍機としては長い航続距離*16を持つ機となった。ただし、速度のために搭載量は同クラスの他国機と比較して小さくなっている。
- 運動性能も高く、急降下爆撃もできた。
- ただ、太平洋戦争初頭ならば戦闘機を振り切る高速爆撃機として活躍できたであろうが、実戦投入は昭和19年、時速700km近く出せるレシプロ戦闘機の最後の世代が飛んでいたのである。
- 戦後に進駐軍の一員として貴重な日本機の写真を撮影したジェイムズ・P・ギャラガー氏は間に合いはしたが遅すぎたと評している。
- 試作機は昭和17年に飛行、昭和19年(1944年)の初頭から量産が開始され、8月に制式採用、重点生産機に指定された。
- 総生産数は600機を超える程度だが、陳腐化し損耗を重ねる従来機種から急速に置き換えられつつ、前線で新戦力として戦うことになる。
- その任務は爆撃だけではなかった。特攻も一例ではあるが、機体特性から雷撃機として海上でも利用されることとなったのである。
- 終戦後、フィリピンでダグラス・マッカーサーによる降伏要求文書を受領した全権団は一式陸攻の輸送機版で東京に向かっていたが、静岡県天竜川の付近で機体トラブルから不時着、その後調布飛行場までは四式重爆が繋いだ。
- 派生や改良もいくつかあり、警戒機、長距離爆撃機化(計画のみ)、グライダー牽引機、貫甲爆弾を直接投げつける機体、特攻に向けた改造、海上運用用のレーダー高度計搭載、果ては高射砲を搭載の防空機版と敵を探す探照灯搭載版の組み合わせなどまで生まれた。
- こういったもののなかでも有名なものは、イ号一型甲無線誘導弾という対艦ミサイル搭載の計画だろう。三菱が設計し、800㎏のロケット爆弾を母機からの無線誘導で敵艦(あるいは地上目標)に命中させる予定であった。*17
- 自動追尾誘導弾も実験止まりながら研究が行われていた。
- 航続距離が海軍の陸上攻撃機より短いのは、陸軍が大陸の中国軍やソ連軍との戦闘を想定して機体を発注したことによる。
- 海軍は太平洋のことは海軍の領分、陸軍は手を出すなと言っており、陸軍も海軍が主体となる戦場に興味を持っておらず*18対アメリカ戦のう号研究が始まったのは昭和19年である。手遅れ…
- 日本製エンジンの性能が低い事もあり、海軍機は飛距離を伸ばすために、なるたけ防御兵装はギリギリまで削って減量しているが、本機は防御機銃などの分だけ重くなっている。
- これらの点から海上での運用に最適化されていたとは言えない。まあ、そもそも海上運用に合わせた設計でないのだが。
- とはいえ、陸軍の機体としては航続距離は十分長かった、からこそ戦局の推移で海の上でも使われ艦これにも登場した。
陸軍雷撃隊
- 上述のように、戦局の悪化は四式重爆を海に駆り出すこととなった。
- 陸軍でも艦船攻撃の重要性が増してきたため、陸軍は天山の供給を打診したが、これに対し海軍は飛龍の雷撃機としての適性を指摘し、魚雷を装備できるように仕様変更が行われた。
- 一式陸攻なら機内に収容できたが、陸軍は航空魚雷なんて長いモノを積むのは想定外だったため、飛龍の爆弾倉には収容できなかった。このため腹の下に魚雷を抱えている。
- 海軍の指導の下の雷撃訓練でそこそこ良い結果を出したため、懸架システムは標準化された。
- 海上運用向けには夜間雷撃の運用に向けて空間感覚を失うことも考慮し、レーダー高度計を搭載したものも生産された。
- 陸軍の部隊の一部は陸軍雷撃隊として1944年の早いうちから雷撃訓練を開始した。これらはその後、陸軍部隊でありながら海軍指揮下で運用されることになった。
- 飛行第7戦隊・第61戦隊・第98戦隊などが陸軍雷撃隊として良く知られる。これらの部隊は海軍側からは「靖国部隊」と呼ばれていた。
- 飛行第98戦隊
- 陸軍最初の雷撃隊。ビルマ戦線で戦い、1943年12月、331空の零戦、705空の一式陸攻とカルカッタ(現在のコルカタ)空襲に参加したこともある。
- これが縁になったのかどうかは分からないが、マレー半島に後退して、1944年1月に内地帰還して761空の指揮下に入り、同隊がマリアナ進出後新設された762空の指揮下に入った。
- 5月には九七式重爆から待望の四式重爆に機種更新を行い、雷撃訓練を開始する。このとき敵艦役の練習相手となったうちの一隻は鳳翔さん。陸軍機の訓練までしていただけるでありますか…
- 10月、いよいよ台湾沖航空戦に参加することになるが、それ以降のことは四式重爆 飛龍(熟練)で。
- 海軍指揮下の運用にあたって、海軍式の塗装パターンを採用しており、尾翼の塗装も陸軍の機体の尾翼によくある派手なマーキングではなく番号のみになっている。
- 飛行第7戦隊
- 1925年に創設された歴史ある部隊で、実はこちらがまっ先に陸軍雷撃隊に予定されていた部隊であった。
- ニューギニア戦線に投入され、引き上げが困難になったので第98戦隊が先に海軍指揮下に入ることになった。ニューギニアで損耗したので、1944年3月、60名ほどの空中勤務者を飛行第61戦隊に編入して、残りは内地帰還し、浜松で錬成に入る。
- 7月、一〇〇式重爆から四式重爆に機種改変し、762空の指揮下に入る。
- 台湾沖航空戦には間に合わず、11月、訓練未了ながら高雄に進出し、フィリピン周辺に展開する敵艦隊攻撃に出撃し、19日には雷撃も行っている。
- 12月半ばには内地へ帰還し、一転してサイパン島の飛行場攻撃に投入され、4月にはまた西へ移動し、沖縄周辺の敵艦隊攻撃を行っている。
- 7月1日に第98戦隊とともに、海軍の指揮下を離れ、伊丹で終戦を迎えた。
- イラストに描かれた機体は7-xxという表示から第7戦隊所属機と思われる。余談となるが熟練に書かれているのは98戦隊とみられる。
- 飛行第61戦隊
- 1945年6月25日、ボルネオ島のバリクパパン沖で雷撃を行った部隊。奇しくもニューギニアから引き上げてきた飛行第7戦隊の南西方面残留者が編入された部隊である。
- こちらは南西方面で艦攻搭乗員の教育にあたっていた12航空隊の教官、教員の指導を受け、13航空隊や936空の偵察員が同乗して攻撃に参加している。
- 1945年1月、四式重爆に機種改変し、4月15日から5月24日までシンガポールを基地として雷撃訓練が行われている。こちらの練習相手は南西方面に残留していた羽黒、足柄、神風であった。
- 6月25日未明、シンガポールのチャンギー飛行場を一機一機バラバラに離陸した第61戦隊機はジャワ島スラバヤ飛行場に一旦着陸して給油と魚雷搭載を行い、夕刻、触接機1機と攻撃隊8機が離陸してバリクパパン上陸作戦を行う予定の第7艦隊が護衛する輸送船団であった。この攻撃で攻撃隊2機が自爆、触接機が未帰還となっている。
- 海軍指揮下に入ったわけではないので、派手なマーキングのまま攻撃に参加している。
- 残存機は、沖縄攻撃を予定していたのか、嘉義で終戦を迎えている。
>2022年 01月21日【節分任務群】報酬の節分の豆と交換」
>「2022年 02月22日【節分任務群】報酬の節分の豆と交換(2機目)」
と何故か2つに分けられてるので、まとめました。COしてあるので問題あれば差し戻してください。 -- 2025-08-09 (土) 18:30:07