四式戦 疾風

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No.218
四式戦 疾風陸軍戦闘機
装備ステータス
火力雷装
爆装対空+10
対潜索敵
対爆+1迎撃+1
戦闘行動半径5
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可
全ての艦娘に装備不可、基地航空隊にのみ装備可能
2017年秋イベントE-3作戦突破報酬
2018年冬イベントE-3甲作戦突破報酬
2020年ミニイベント甲・乙作戦突破報酬*1
陸軍の決戦機として開発・量産された傑作戦闘機キ84、四式戦「疾風」。
陸軍戦闘機部隊の主力戦闘機として配備され、捷一号作戦などで戦いました。
フィリピン戦線に投入された四式戦を装備した戦隊は、悪化した戦局の中、
一時的ではあるもののレイテ上空の制空権確保に尽力しました。

ゲームにおいて

  • 「陸軍戦闘機」の1種で、2017/11/17より開始した秋イベントで実装された。
    • 続く2018/02/16開始の冬イベントで新たに入手が可能になった。
  • 性能は三式戦 飛燕一式戦 隼III型甲の中間に位置する。
    • 防空時制空は飛燕と同等の13で、出撃時制空は隼III型と同等の11.5。戦闘行動半径は5で飛燕より2長く隼より1短い。
    • 防空では飛燕と同等に使え、出撃では6-5ボスマスなど行動半径を活かした使い方が考えられる。

性能比較表(装備最大値/局戦・陸戦早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます

No名称火力対空索敵対爆迎撃装甲対空値
(出撃時)
対空値
(防空時)
戦闘行動半径配置コストボーキ
消費*2
入手方法改修備考追加
175雷電65291826108任務、イベント、ランキング-編集
201紫電一一型81119.51136108、ランキング編集
202紫電二一型 紫電改913213.51446108改修、ランキング-編集
263紫電改(三四三空) 戦闘30111242171946108イベント-編集
333烈風改10621132449162イベント-編集
334烈風改(三五二空/熟練)1173115.52849162イベント-編集
418零式艦戦22型(251空)1211316.5177472イベント編集
416零式艦戦21型(台南空)1111315.5167472イベント編集
417零式艦戦32型(台南空)1211418185472イベント編集
350Me163B292201472イベント、ランキング-高高度局戦編集
351試製 秋水282181472任務、イベント、ランキング-高高度局戦編集
352秋水393211472イベント、ランキング-高高度局戦編集
354Fw190 D-92123316.52138144イベント-編集
176三式戦 飛燕81312.51337126任務、イベント編集
177三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)934151947126イベント、ランキング編集
185三式戦 飛燕一型丁92313.51647126改修、イベント、ランキング編集
218四式戦 疾風101111.51357126イベント編集
221一式戦 隼II型62986472、イベント、ランキング編集
222一式戦 隼III型甲171311.5126472改修、イベント、ランキング編集
223一式戦 隼III型甲(54戦隊)2811312.5137472イベント、ランキング-編集
225一式戦 隼II型(64戦隊)11111518.5187472イベント、ランキング-編集
250Spitfire Mk.I17218.5124590任務、イベント、開発編集
251Spitfire Mk.V193212175590改修、イベント編集
253Spitfire Mk.IX(熟練)11024161846108イベント-編集
  • 濃緑色は局戦薄緑色は陸戦
  • 火力および装甲の効果は不明
  • 艦載機との制空値比較はこちらの表を参考のこと
  • ウグイス色は出撃時対空値空色は防空に関連する数値

小ネタ

  • 元ネタは大日本帝国陸軍が1944年4月に制式採用かつ日本陸軍が生み出した最後の「重戦闘機」である「四式戦闘機」。試作名称は「キ84」。連合軍によるコードネームは「Frank」*3。読み方は「よんしきせん はやて」。
    • 「疾風」の呼び名は国民から候補を募集し、最多得票を得た上で陸軍省が制定した愛称である。
      • なお、海軍の艦船である神風型駆逐艦疾風(初代は12番艦、二代目は7番艦)と被ってしまっている。
        もっとも、四式戦のそれは前述のように制式名ではなく愛称という差異があり、運用時期も重なっていないために不都合はなかっただろう。*4*5

開発史

開発史

  • キ-84(四式戦)は元々昭和16年、日本陸軍は重戦闘機のキ-44(のちの二式単座戦闘機)の発展型として中島航空機に対して『速度は680km/hで、航続距離は一式戦並、着陸速度は二式戦より低く、武装も20mm機関砲と12.7mm機関砲をそれぞれ二つずつ、そして制空や防空、襲撃に使える高性能な万能機を開発してくれと指示があった。ちなみに当時はそもそも2000馬力エンジンは研究の真っ最中でいろいろ盛り込んだ要求書だったので、結構な無茶ぶりである。
    • 日本陸軍は開戦前の昭和10(1935)年4月から翌年にかけて陸軍は陸軍航空本部技術部長の伊藤周次郎少将をリーダーとする欧米航空視察団を派遣し主に航空兵備全般や全金属単葉の高速爆撃機の流行と、それを迎撃する戦力について各国が研究している様子を勉強して回っている。この派遣で「各国は爆撃機に最も力を注いでおり、全金属製で空気抵抗減少によりそのうち戦闘機より速い爆撃機が誕生するだろう」「戦闘機分野も以前研究が進められ、近い将来時速400~500km/hを優に超える戦闘機が登場するだろう」「欧米でもエンジンは1000馬力級が登場し始め、武装においても機関銃を多連装したものや、近い将来機関砲を装備した戦闘機が現れるだろう」という確信を得て視察団は帰国していた。
    • 伊藤少将は帰国後に新たな『敵機を攻撃するため銃と機関砲について研究すること』、『欧米に常に優位を持つこと』等を目標に研究に当たった。こうして、新戦闘機として従来型の軽単座戦闘機に加え、機関砲装備の重単座戦闘機を作らなければならない、として生まれたのが前者がキ43こと一式戦隼、後者がキ44、二式単戦「鍾馗」である。
    • また昭和十五年度方針では軽戦闘機は①主に敵戦闘機に対して攻撃を行う ②格闘戦性能を重視し、かつ水平速度も重視する ③方位測定機装備と機関砲については研究するが当面は機銃を2丁装備し無線機も搭載する ④常用高度は4000~7000m といった方針だった。対して重戦闘機は①主に敵爆撃機に攻撃を行うが、軽戦と共同戦闘も行う ②特に火力と速度を重視し、かつ上昇速度も重視する ③装備は銃数増加や方位測定機、特殊爆撃についても研究するが、当面は機関砲を搭載し、要部を装甲で守り無線機を搭載する。 ④常用高度は軽戦闘機と同等  と明確に役割が分けられている。
      • この方針によって軽戦闘機として生まれたのが三式戦 飛燕である。
  • これらの条件から四式戦もといキ84は二式単戦の後継となる重戦闘機して開発が下命され、高速、重武装、そして航続力を兼ね備えた新戦闘機として期待されたのである。
  • 当初はキ-44の主翼を伸ばして燃料タンクを増やして航続距離を長く、翼面荷重を低くして着陸速度を抑えた上で強力なエンジンによって速度や上昇能力を高めようとした。ただし、太平洋戦線で運用するという前提だったので燃料タンクの増加により生じた翼面荷重を抑えるため主翼の長さを増やした結果機体重量が増加してしまう事態に直面する。また、戦訓から防弾装備や消火装置、武装強化という要求が加わり、要求を全て満たした結果機体はかなり重くなった。しかし、これらの要求を満たした試作機は昭和18年に初飛行し、成績も上々で審査官からの評判も良かった。量産型ハ45が搭載された試作機4号以降は常にエンジンとプロペラが不調に悩まされた。だが審査部の後押しもあって制式採用前にも関わらず100機の増加試作が指示され、昭和19年には晴れて『四式戦闘機』として採用されることになった。
  • 小山悌技師長を設計主務に据えた中島飛行機が誇る最高傑作にして正式採用のされた戦闘機としては日本機最速*6(1型乙量産型660km/h 戦後の米軍の記録では687㎞/h)を誇る傑作機。
    • その上ほとんどの性能に優れ、特に生産性は1944年からの配備ながら1年で製造3500機以上*7を実現し、一式戦と比べても一機当たり2/3の時間で生産可能という素晴らしいものであった。
      • 生産は中島飛行機が群馬県太田市に持っている工場で行われた。この工場はそれまで一式戦の生産工場だったが、疾風のために生産ラインを全面的に切り替えたのである。(一式戦の生産は立川飛行機の工場で継続された。)
  • …という理想像の一方で、発動機の整備が物資不足や前線の都合でままならず所定の性能を発揮できなかった機体が多かった、という日本機にありがちな落とし穴には見事にハマってしまう。また、エンジンも審査の段階でも戦地では使い物にならない繊細なエンジンといわれていたのである。あれ、どっかで聞いたような。
    • エンジンはハ45、勘のいい読者諸氏ならもうお気づきであろうが海軍では誉と呼ばれており紫電流星銀河試製烈風 後期型などでも採用あるいは検討され・・・
    • 自国の製造環境を顧みず、よりよい性能を求めた結果採用されたハ45であったが、戦時の折もあり頼っていた熟練工の不足や部材の品質低下、またエンジン構造の複雑さなどから不調が多発、全体の稼働率は40~50%と大量に製造をしたものの使用の出来ない機体も多かった。整備の行き届いた部隊においては良好な稼働率を達成していたが、整備状況に差のある内地と外地の全体平均を出せばあの三式戦と稼働率は大差がなかったのである。

      稼働率あれこれ

      • 四式戦闘機の稼働率について述べると、飛行第47戦隊では常時87から100パーセントに保っていたが、他部隊での稼働率は良好なところで40%、悪いところで20~0%であるとされる。また1945年5月20日調査の「航空総軍飛行機保有状況」では野戦部隊・防空部隊あわせて555機保有の四式戦(航空総軍隷下部隊対象で外地部隊や内地でも特攻飛行部隊は除く)のうち「状態甲」(自隊内にて整備完了、出撃可能機)の機体は235機であり、割合としては42%程だった。
      • 47戦隊で整備指揮班長を務め「整備の神様」と謳われた刈谷正憲大尉は自体の機体整備を厳密なる飛行時間の管理、点火プラグの早期交換、定期的なオーバーホールなど、当時の欧米で主流だった方法を施すことで部隊の四式戦稼働率を高めていた。しかし、一方でそういった教育を施されていない部隊では当然稼働率が低下していた。
      • ただし、大戦後半の稼働率低下は物資と資材の不足の両面から日本の航空機全般に見られるものであった。大戦前半と比べると資材面だけ見てもどうしても不利
      • 要は四式戦闘機の稼働率の低調は機やエンジンの問題というよりは、機体の能力向上に合わせた整備体制や整備教育が追い付いていなかった日本軍の組織上の問題であった可能性がある。逆を言えば劣悪な整備でも稼働率を維持でき、運用次第では米軍新鋭機と渡り合えた一式戦闘機の方が「過酷な戦場で使う兵器」としては優秀であったともいえる。

      誉/ハ45について

      • 誉/ハ45を弁護するならば、なによりも「大量生産が間に合った2000馬力級発動機はこれと、大きさ故に爆撃機用とされた火星2X型、火星を18気筒化したハ104だけ」であることは指摘しておきたい。戦闘機用の大馬力発動機として、日本には誉/ハ45しか持ち玉がなかったのだ。*8*9 次世代発動機として石油精製技術の進歩を見越して100オクタン前提でスタートしたのは自然なことであり*10、米国製石油の禁輸が生んだ、91オクタン+水メタノール*11という代用策につまづいたことは誉のみならず他発動機の稼働率にも悪影響を与えている。
      • ただし、生産は間にあったというより無理に間に合わせたというのが正しい。空技廠の審査員に和田空技廠長から1年以内に審査を通せというあってはならない命令が来た。審査は通常複数基を用意して、性能測定、耐久運転、飛行試験をそれぞれ行うのだがスケジュールがタイトで複数用意できず、一基ですべて行うことになった。特に耐久試験は本来壊れるまで回してだめならば不可とするのだがそれはできなかった。一基しかない試作機を壊してしまえば代替品が来るまで審査が止まるからであり、期限に間に合わなくなるからである。壊れるまで回さないと逆説的だがどこまでなら壊れず運転できるかがわからないのと、限界条件での運転で隠れていた問題点が出てくるのであったが、壊れてもいいとぶん回された他のエンジンの審査とは違い、壊れないように慎重に運転された誉の試験ではどちらもわからなかった。審査員の経験からしても審査中にたくさんの問題を出した、いわば産みの苦しみが強かったエンジンのほうが後々戦地で信頼できる使えるエンジンになることがわかっており、不安しかなかったという。
    • 逆に機体性能では劣るものの、エンジンの信頼性の高さと比較的軽い整備でも元気な一式戦も最期まで生産され、中核戦力として運用された。実際のところ空戦の勝敗で機体性能は二次的なものであり、最も重要なのは有利な態勢を獲ることで「勝てる相手に勝つ」という事だった。
      • 一式戦の運用を続けた飛行第64戦隊などでは性能で劣る分を早期警戒所の増設など組織作りでそれをカバーし、終戦までの間性能で勝る連合軍機相手に互角以上の戦いをしている。
      • こういった事は欧米でも同様で、アメリカ海軍は零戦全盛期に性能で劣るF4Fで対抗しないといけなかったが、零戦1機相手に複数で挑む事の徹底や、ガダルカナル戦では飛行大64戦隊と同様ラバウルとガダルカナルの間に無数の監視所を設置し来襲する日本機の編隊を早期に発見して有利な体制で迎え撃てるようしたりと、運用法を駆使して性能で勝る零戦相手に互角に戦っている。
    • 兵器の評価を性能に求める事は本職の軍隊でも見かける事だが、実際に大切なのは「数のそろえやすさ」「運用のしやすさ」「信頼性の高さ」などの数値に出ない事であり、四式戦と一式戦はその好例と言える。要は「使えなきゃ意味がない」のである。
    • 四式生産開始以降も一式戦の生産が続いたのはエンジンの生産数の問題もあったりする。陸軍航空隊が必要とする戦闘機の分を四式戦で満たそうと思えば、海軍の誉エンジンを使う紫電も銀河も流星も、つまり海軍の新型機をすべて生産中止してその分を陸軍に回すということであり、到底あり得る話ではなかった。
    • 昭和20年になるとエンジンの不調により性能が低下し、8500m以上に上昇できず、8000mで編隊を組めない機体が相当数出るようになっていた。
    • なお四式戦もエンジンなしの首無しが三式戦同様に発生しており、三式戦のエンジンを金星エンジンに換装した五式戦と同じように金星エンジン換装の機体が試作され終戦間際の満州で試験されたものの、直後のソ連軍侵攻の混乱により詳細は不明である。
    • その他では、着陸速度160kmという高速と4t近い重い機体を、整地能力の低さからデコボコな滑走路に着陸させるのは未熟なパイロットには荷が重く、着陸時にバウンドさせよく脚を折った。
      • 無論熟練パイロットであればなんの問題もなく着陸できるのだが、疾風のころは促成教育された未熟なパイロットばかりになっていた。設計者も誰でも着陸できるようもっと脚を丈夫にすべきだったと戦後語っている。なおこれには着陸の際、衝撃を吸収するオレオ式緩衝装置の部品が強度に劣る代用品に代わったためなおさら壊れるようになった。
  • ともあれ、『大東亜決戦機』として四式重爆撃機「飛龍」と共に最重要生産機種に指定され、登場が遅いにも関わらず量産性を生かした大量生産によって随時前線に配備、急速に戦力化された。
  • 運用面ではダンピールの悲劇以降、戦闘機超重点主義に移行した陸軍では一線級部隊に四式戦が配備され空戦のみならず艦船への急降下爆撃、輸送船団の護衛、夜間戦闘と輸送以外のほぼすべての任務を行っている。さらに台湾沖航空戦やフィリピン、ビルマの南方戦線はもちろん本土防空戦など大戦後半のほぼ全ての戦域で活動している。
    • 戦術としては優速攻撃(一撃離脱のこと)こそが四式戦の強みと評されており、現場では格闘戦よりも速度をもってヒットアンドウェー攻撃が指導されていた…のだが、やはり実戦では格闘戦もやってた。まあこれに関してはアメリカも一撃離脱戦術を説かれながらも格闘戦もやってる辺り、空戦をやってるとどうしてもそうなってしまうわけだが。
    • ちなみに初戦は1944年の中国大陸において、日本陸軍の最新鋭機として飛行第85戦隊が同じく新鋭機のP-51B/CやP-47Dと空戦を交えて勝利している。
    • 連合軍No2エースの撃墜も有名である
      • 昭和20年1月7日、飛行第71戦隊の福田瑞則軍曹はフィリピン・マナプラ飛行場より攻撃任務のため僚機とともに四式戦 疾風一型甲を駆り爆装で出撃した。しかし、新兵な上にマラリアによる高熱に侵されていた福田軍曹は僚機とはぐれてしまい攻撃も帰投もできない状況に陥った。そこに別任務から帰投中だった飛行第54戦隊のベテラン、杉本明准尉の一式戦が通りがかり、基地へ先導してもらうことになった。無事基地付近に戻り、互いに別れたその時、当時アメリカ軍のトップエースだったトーマス・マクガイア少佐率いるP-38L戦闘機4機が杉本准尉機と遭遇してしまった。福田軍曹が駆けつけたときには既に杉本准尉は1機と刺し違える形で撃墜されており、残り3機と戦闘に入ることになってしまった。福田軍曹は装備してる爆弾も味方基地上空のため投棄できず、体当たり覚悟で反航戦*12を挑んだところ、1機を撃墜、1機を被弾させることに成功、自身も被弾したものの無事生還に成功している。
    • ビルマでは64戦隊と共に戦った50戦隊は四式戦に機種転換した。空戦のみならず地上や艦船への攻撃も敢行している。
    • 天一号作戦において、大和出撃を知らされた陸軍航空隊第6航空軍*13*14は沖縄へ向かう経路の制空への協力を約束し、稼働機をかき集め第100飛行団所属の疾風を含め41機が周辺空域への出撃を行っており、坊ノ岬で海戦が行われることとなる12時ごろから14時ごろまで航空戦を行っている。
    • その他、5月25日の東京空襲では多数の陸海軍航空部隊と共に帝都防衛のための迎撃、ソ連の対日宣戦後は満洲でソ連軍の地上部隊への攻撃などなど主力機の一つとして活動した。
  • 陸軍航空本部は日本戦闘機にとって最大の強敵P-51に疾風なら対抗できると考えていたが、評価は飛行隊ごとに様々である。
    • 否定的な評価では、レイテ島防衛にあたった第二飛行師団や飛行第11戦隊からの評価は低く、第二飛行師団ではP-38に対して苦戦し、師団長が「四式戦は信頼できず困ったものだ」と誌していたり、学研本の「四式戦闘機・疾風」にはF6Fとの比較もあり、第11戦隊の認識によると四式戦はF6F-5より劣っており、特に速度、上昇、出足においては顕著で、運動性では四式戦とF6F-5は同等と評価している。
    • また、渡辺洋二氏の「陸軍実験戦闘機隊」に寄稿された飛行実験部の佐々木勇曹長の手記によると、本土防空戦時にF4Uと戦った際、格闘戦となり疾風は急旋回の度に高度と速度を失って不利な状況になり、大馬力エンジンを積んだF4Uのパワフルさに驚く場面がある。疾風は重戦闘機として速度と高度の優越で戦うはずが、その点で負け、空戦性能で補うとされた軽戦闘機の戦い方を余儀なくされていたのであった。
    • その一方で好意的評価も存在する。第一錬成飛行隊*15の松山軍曹は、F6Fと同等の性能と評価している。
    • また、第85戦隊に所属していた赤鼻のエースこと、若松幸禧少佐の日記には中国戦線で四式戦に搭乗し、初めてP-51Bを撃墜した日に日記で「赤子の手をねじるがごとし」と絶賛している。
    • 学研の「四式戦闘機・疾風」P85によると中国戦線で実戦から得た情報として、旋回性能ではP-51*2が優るものの、水平速度ではほぼ同等、上昇性能と突っ込みでは疾風が優ると評しており、現場の認識としてはこのような評価だったことが分かる。
  • 戦後実施されたアメリカの試験によると*16速度性能はP-51HやP-47Nに劣るが旋回性や上昇性能は同等かそれ以上、格闘戦の性能はスピットファイアと比較しても格段に優れていると評価されている。
    • 一方で他の日本戦闘機同様、高高度性能に乏しく、高度6000m程度ならP-51と同等だがそれより高度が上がると一気に性能が低下すると評している。
  • そんなこんなで毀誉褒貶、賛否両論さまざまある本機であるが、悪化する戦局の中で老朽化しつつある大戦初期の機体を補うべく、戦時急造の間に合わせとはいえちゃんと量産して前線に広く配備され、最新鋭戦闘機としてほかの戦闘機と並んで多くの戦場を駆ける…そんな地道で他の子とはちょっと違う輝きを見せた点は評価されてもいいのではないだろうか。いいよね?

この装備についてのコメント

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • 主翼内にも着脱が容易な追加燃料タンクがあったそうだけどそれは常につけてたのだろうか。自重はそれ込みの数値なのだろうか? -- 2020-09-30 (水) 17:12:06
    • 外翼前縁にあるインテグラル式の燃料タンクね、主翼の一部を成してるからつけないと飛べないよ 自重には燃料が空の状態の重量が計上されてる(はず) -- 2020-09-30 (水) 22:00:00
      • インテグラル式ということは防漏機能はないってことですか? -- 2020-10-01 (木) 18:32:49
      • ↑某サイトによると全てのタンクにセルフシーリング式防弾防漏防火タンクとあるからそういうタイプのインテグラルタンクってことかね -- 2021-01-06 (水) 21:58:09
      • 主翼前縁部のタンクがインテグラル式にもかかわらず内袋式の防火タンクを何らかの形で実用化できたのか? -- 2021-02-27 (土) 16:01:17
  • 戦雷でも立ち位置なのが微妙なあたり泣ける -- 2020-10-01 (木) 18:45:38
    • え?乙型(20ミリ×4)と丙型(20ミリ×2 30ミリ×2)はかなり強いよ? -- 2020-10-25 (日) 12:19:06
      • 機体性能は良いんだけどどの型も武装と継戦に癖があるのがね… おまけにホ5の弾薬全てがゲーム内の20mmじゃ最底辺クラスの性能だし… -- 2020-10-30 (金) 13:05:50
      • ABでもRBでも、できれば相手にしたくないレベルだと思う。 -- 2020-12-07 (月) 19:05:03
      • 丙型は強いぞ -- 2021-02-18 (木) 10:52:48
  • 上位互換のスピットファイアmkVが作れるようになってさらに改修も解禁。日本の傑作機の明日はどっちだ -- 2020-10-17 (土) 17:55:19
    • まずはスピットⅠ→Ⅴや隼Ⅱ型→Ⅲ型甲みたいに上位版と改修を実装してもらわないと… -- 2020-10-24 (土) 14:29:35
    • 設計の参考にした(というか一回り大きくした)だけどキ87くらいはあってもいいのになぁ -- 2021-02-13 (土) 13:44:39
  • 「まして実績のない新規エンジンでいきなりやる手法ではない。」いや、榮の発展型だから新規ではないと思うが・・・ -- 2020-10-24 (土) 10:31:34
    • その言い分だと世界中のエンジンの多くは新規エンジンでじゃないことになるな。大概前のエンジンの発展型で完全新規設計なんて20年とか30年に一回ぐらいしかない。 -- 2020-10-24 (土) 12:30:13
      • 三菱なんか金星エンジンが成功したから、ほぼこれベースに小型化の瑞星、大型化の火星、18気筒化のハ43だもんな。そしてその金星エンジンもアメリカのホーネットエンジンが源流にある -- 2020-11-10 (火) 11:36:18
      • ↑それ言い出したら栄誉の源流はジュピターエンジンだが…三菱は実績のあるボア・ストロークを組み合わせて設計してたけど中島は設計者が思い思いで設計してたからな… -- 2020-12-06 (日) 15:50:50
  • 随分小ネタが辛口だな。誉は海軍主導で開発したのにまるで疾風と陸軍が悪いみたいだ -- 2020-10-27 (火) 23:08:14
  • 彩雲並に高揚力装置を詰め込んだら艦戦としても使える機体になったのかな? -- 2020-10-30 (金) 13:08:30
    • 着艦装置に耐える強度を考えなきゃならんから大改造になりそう -- 2020-12-14 (月) 19:08:58
  • 四式重爆のほうに熟練つきがあるから、こっちも熟練化して、対空11~12、対爆と迎撃が3、火力と索敵が1になったらワンチャンあるか? -- 2021-01-06 (水) 22:24:52
  • 熟練剥げがあるから使い辛い事この上ないのがひどい -- 2021-01-16 (土) 14:00:42
    • 戦闘機の熟練ハゲが気になるって、余程変な使い方してるかだと思うけど、何でまた疾風のコメに -- 2021-01-16 (土) 14:10:49
      • 防空は普通1部隊だから劣勢で連戦させられて割とあっさり熟練度落ちたりするよ -- 2021-03-03 (水) 23:28:50
    • 熟練度上昇速度の目安によると31~40戦のエリアに属しており、ちょっと重めに入りかけている部類ですね。四式戦 疾風は新型の機体ということもあってこの位置だとは思いますが、ゲーム内の性能的にはそう大したことないのだから、もっと安くて軽いと思っちゃいますよね。 -- 2021-01-16 (土) 14:26:40
  • 運転制限で戦闘速度が落ちたので操縦桿を重くする方針は無駄になってしまったといえるのだろうか -- 2021-02-27 (土) 15:54:55
    • 疾風は1800馬力のハ45特を想定して設計されてるのでハ45の運転制限(2000→1800馬力)は結果的に丁度いい所におさまった感じかな。どちらにせよ乗員の安全のための措置だから無駄って事は無いかと -- 2021-04-09 (金) 18:59:08
  • 無駄に3個もある。一度も使ってないから整理したいけど捨てるのはかなりリスキーだな… -- 2021-04-03 (土) 23:26:58
  • 大東亜決戦機がこの性能とかやっぱ滅茶苦茶なんだなぁって。まぁ艦これは所詮はフィクションか -- 2021-04-03 (土) 23:41:21
  • もうちょっとテコ入れほしいなぁ。同じく使い道が微妙だった爆装一式戦にはバフ入ったんだからこいつもなんとか… -- 2021-05-27 (木) 14:22:15
  • 推敲と編纂その他、記事にそこそこ手を入れてみた -- 2021-06-04 (金) 07:08:32
  • 6-5で使ってるけど、通常海域なら充分使えるね。だから通常海域で配備しっぱなしにしてるわ -- 2021-07-15 (木) 18:40:43
  • 型式の表記無いけど、これ一型甲だよな?上位版の一型乙来ねーかな? -- 2021-08-17 (火) 15:19:14
URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

*1 甲は★+5、乙は改修なし
*2 1スロ当たり
*3 このコードネームはこの機を鹵獲・調査したATAIU(連合軍航空技術情報部)の司令官フランク・マッコイ大佐の名前から来ている
*4 運用時期が重なっている例として、一式戦闘機と鴻型水雷艇3番艇の「隼」がある。両者の一般知名度といえば雲泥の差である。
*5 イタリア軍にも駆逐艦や水雷艇の艦艇名と戦闘機の愛称が被る例があるが、複数あるうえに運用時期も重なりまくっている。
*6 試作のみに終わった機体ではキ83の762㎞/hが日本最速である
*7 これは零戦(10430機)一式戦(5751機)に次ぐ3位の生産数であり、年で換算すると日本軍機で一番の製造率を誇っている。
*8 無理に小さなものを使おうとするからである。アメリカのP&W社製R-2800の外径は火星とほぼ同じなのだ。なおイギリスはネイピアセイバーは初期は信頼性に問題があったが、誉と同時期の1944年のMkVで2400HPを安定して出せるようになり、またマーリン66とグリフォンエンジンがあった。ドイツもJumo213が水メタノール噴射により2050HPを達成しておりFW190D-9に搭載された
*9 誉/ハ45は前例のない常識外れの回転数で出力を増大させた。栄でも2700回転とこの時代の他国製空冷エンジンよりやや高いが、誉は3000回転!回転数増大はお手軽に短時間で出力が上がるように見えて、実績のある枯れたエンジンでもなにかしら問題が発生する。まして実績のない新規エンジンでいきなりやる手法ではない。それをやった大学でたばかりの設計者中川良一の怖いもの知らずの無謀さとそれを許した中島という会社の未熟さである
*10 実はそれすらもアメリカ製原油が前提で、南方製の原油ではそれまでの方法ではハイオクガソリンが作れないことが判明したのは実際に南方から原油がはいってきたときであった
*11 水噴射はどこの国のどのエンジンでも整備員の悪夢となった機構である
*12 要するにヘッドオン
*13 当時連合艦隊指揮下、司令官菅原道大中将
*14 余談になるが第6飛行軍には飛行第65戦隊や雷撃訓練を行った四式重爆の飛行第98戦隊も所属しており沖縄航空戦に参加している。
*15 基本教育を終えた飛行生たちを教育するための飛行隊。この練成飛行隊で4ヵ月に及ぶ練成教育を終えるとようやく実戦配備に付くのが本来の手順なのだが、戦局が悪化すると練成飛行隊が防空任務を行うことが多くあった
*16 なお、この試験はアメリカによる高オクタン価の燃料、整備の徹底されたエンジンを用いたという点に留意。