No.155 | ||||
---|---|---|---|---|
零戦21型(付岩本小隊) | 艦上戦闘機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | |||
爆装 | 対空 | +9 | ||
対潜 | 索敵 | +1 | ||
命中 | +1 | 回避 | +3 | |
戦闘行動半径 | 7 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修不可 任務「「艦戦」隊の再編成」報酬 | ||||
圧倒的な空戦技量を誇る岩本小隊長を擁する「零式艦上戦闘機21型」装備の艦戦隊です。 零戦の優れた格闘戦能力と長大な航続距離、そして搭乗員の高い技量で圧倒的な強さを誇ります。 開戦から珊瑚海海戦まで「瑞鶴」の上空を護りました。 |
ゲームにおいて
- 2015/10/30に実装された艦載機のうちの一つ。そしてこれより機種転換を重ねる岩本小隊長の水端*1でもある。
- 同日実装された任務「「艦戦」隊の再編成」で練度maxの零式艦戦21型(熟練)を機種転換することで入手できる。
- 旧式である21型にもかかわらず零式艦戦52型(熟練)や、同日上方修正を受けた紫電改二の上位互換の性能であり、高い技量による圧倒的な強さがうかがえる。
- そして本装備を練度maxにすることで、更に上位互換の零戦52型甲(付岩本小隊)へ機種転換が行える。
- 2016年4月までは52型甲への機種転換に性能的なデメリットは存在しなかったので、本装備を残しておく提督は少なかった。
しかし2016年春イベントで実装された基地航空隊で利用する場合、艦戦カテゴリの中で戦闘行動半径が最も高い「7」である機種のうち最も上位の機種がこれになる。
この機種を全て機種転換してしまっていた場合で、ボスマスまで7マスある海域でボス戦に艦戦部隊を送り込みたい場合、性能で劣るネームドでない零戦21を使うか、艦戦オンリー部隊を崩して一式陸攻などを混ぜるかしないといけなくなる。
尤も、事実上の艦戦最上位の性能を誇る零式艦戦53型(岩本隊)を捨ててまで戦闘行動半径7にこだわる必要があるのかと言われると微妙なところだろう。
2017年4月にはネームド陸軍戦闘機が実装され、行動半径7最強の戦闘機の座を譲った。
- 2016年4月までは52型甲への機種転換に性能的なデメリットは存在しなかったので、本装備を残しておく提督は少なかった。
- 何故かこれだけ未だに改修不可能である。更新した後は改修可能なのに…
なお、更新後の改修可能日は既に本装備を入れる枠がなくなっている。
小ネタ
- 後に「零戦虎徹」と呼ばれるようになる零戦屈指のエースパイロット、岩本徹三の瑞鶴乗組時代の操縦機である。
史実の岩本は下士官であり、有名なラバウル時代を含めて実際に「岩本隊」として飛行隊を率いた経験はなく、瑞鶴乗組時代では3機の小隊長として従事していた。
「付岩本小隊」という表現はこの事実に基づくものであろう。- 海軍入隊当初は整備兵として龍驤の艦上整備員となり艦内経験を積んでいる。
操縦練習生を卒業して航空兵となり、基地航空隊に配属。
初陣の南昌攻撃で5機を撃墜するという華々しい戦果をあげ、その後も支那事変で計14機を撃墜するという有数のエースとなった。
大戦前に再び龍驤へ乗組、発着艦訓練などの母艦訓練を受けている。
瑞鳳戦闘機隊に配属の後、五航戦創設に伴い瑞鶴に移り、引き続き海上での訓練を続けて大戦を迎える。 - 大戦時、瑞鶴乗組員として参加した作戦は真珠湾攻撃、インド洋作戦、珊瑚海海戦。
- 真珠湾攻撃では上空の警戒任務にあたり、戦果はなかった。
- インド洋作戦時に敵飛行艇カタリナを撃墜し、初戦果をあげる。
- 珊瑚海海戦では3機の戦闘機小隊長として上空警戒及び上空哨戒を行う。
米軍第一次攻撃で岩本小隊3機は高度7500メートルにて30キロメートル先の米攻撃隊(ウォーレス・C・ショート大尉率いる急降下爆撃機17機)を発見し、これに攻撃をかけて投弾を妨害した。ショート大尉は「急降下前、急降下中、引き起こし後、いたるところで零戦の妨害にあった」と報告している。この攻撃で低空に下がった岩本小隊は、上昇中に瑞鶴後方で味方戦闘機を攻撃中の米F4F戦闘機隊を発見し、これに対して攻撃を加え1機を撃墜している。
米軍第二次攻撃では最初のSBD艦上爆撃機への迎撃に対して部下に深追いを禁じ、後続するであろう雷撃機の襲来に備えた。すると予想通り米雷撃隊が低高度で侵入しているのを発見、これを迎撃し米雷撃機は魚雷を捨てて退避、攻撃を頓挫させた。
このように岩本は瑞鶴をよく護り、海戦後に艦長や飛行長から称賛を受けた。
その一方で、味方攻撃隊をはじめ過去に前例がない程多くの戦友の戦死を目の当たりにし、深く悲しむと同時に今後を憂いている。
- 珊瑚海海戦後、瑞鶴から内地の基地戦闘機隊に異動。大村空や横空で搭乗員の教育にあたる。
その後ラバウルの航空隊へ移り、やがて零戦五二型を操縦し、送り狼戦法を駆使する撃墜王「零戦虎徹」として名を馳せることになる。
- 海軍入隊当初は整備兵として龍驤の艦上整備員となり艦内経験を積んでいる。
- 1943年3月に岩本は開隊された281空の所属となり飛行兵曹長に昇進、11月にはラバウルに派遣され201空に編入、激戦の地ラバウルでの彼の戦いが始まる。
- 着任1週間後に米攻撃隊襲来の迎撃に同じ中隊8名と共に出撃し、岩本だけで7機、中隊全体で52機を撃墜する大戦果を挙げる。
12月には204空に異動となるがここでも戦果をあげる。米タロキナ飛行場への攻撃では単機で低高度より侵入するという荒業で奇襲に成功。駐機していた米機20機以上を銃撃で破壊し飛行場は大炎上。その姿は現地の陸軍からも報告されている。 - 12月以降、米軍は延べ1000機もの大編隊で連日ラバウルに猛攻をかけ、たいして日本側は2~30機ほどの零戦で抵抗する。岩本以下零戦搭乗員の粘り強い抵抗に米側は「ラバウルには1000機の零戦が抵抗している」と錯覚し、本国に増援を求めている。
- この時期のラバウルでの岩本らの活躍は報道班員に録画されニュース映像として全国に上映されている。日本ニュース映画「ラバウル」「南海決戦場」映像自体はそのひとつで、「南海決戦場」では米軍機の襲来を零戦隊が迎撃し、69機を撃墜し損害なしという大戦果を記録している。youtubeの映像では8:46頃より黒板に戦果を書いている搭乗員が映っているが、これが岩本である。
- 因みに岩本らラバウル航空隊の活躍は国内でもニュース映像などで紹介されており、郷里の益田でも上映され母校の小学校には岩本の零戦のプロペラが贈られ展示されていた。またその映像を見ていた地元の女学生の一人が戦後に岩本夫人となる。
- 1944年1月、204空がトラック島への撤退に伴い253空へ異動する。しかし翌月には253空もトラックに異動する。しかしトラックも逼迫した状況であり、補給も受けれない状態であった。そのため253空は6月に岩本以下4名を輸送機で内地に送り、飛行機を調達して前線に帰還させようとする。しかし岩本らが内地に帰還した直後に米軍がマリアナ沖に侵攻、岩本らはトラック諸島へ戻る空路を失ってしまう。内地に取り残された岩本は木更津空、332空を経て252空に異動し台湾沖航空戦やフィリピンでの一連の戦いに参加する。
- 1945年になると3月には203空に配属され本土防衛の任を担う事になる。
- 1945年3月26日、米軍沖縄攻略部隊は手始めに沖縄慶良間諸島への上陸を開始。日本は突如の上陸に情報を得るべく夜間強行偵察を実施、岩本が担当する事になった。
彼は海面を這うように飛びながら慶良間諸島に接近、無事に敵情偵察を終えるとそのまま帰還せずに敵上陸地点に接近し銃撃を浴びせる。幾度となく銃撃を浴びせたことで米軍は大損害を被り、島民は勇気づけられたという。
- 1945年3月26日、米軍沖縄攻略部隊は手始めに沖縄慶良間諸島への上陸を開始。日本は突如の上陸に情報を得るべく夜間強行偵察を実施、岩本が担当する事になった。
- 着任1週間後に米攻撃隊襲来の迎撃に同じ中隊8名と共に出撃し、岩本だけで7機、中隊全体で52機を撃墜する大戦果を挙げる。
- 戦後は公職追放を受け日本開拓公社に入社。またそのころに同郷の幸子夫人とお見合い結婚している。結婚直後に北海道へ単身赴任したが、そこで心臓を病み帰郷。以後は社会に適応することが出来ずアルコールに依存するようになる。複数の職を転々とするがGHQの公職追放が解かれたことで益田大和紡績会社に職を得、生活も落ち着いていく。しかし1953年に盲腸炎を腸炎と誤診され誤った手術を受け、敗血症になってしまう。そして1955年5月12日、零戦虎徹は夫人と2人の幼い息子を残して38歳の生涯を終えた。
- 「零戦虎徹」の名は、近藤勇の佩刀としても有名な名刀「虎徹」に因むものである*2。
- 妖精が日本刀を持っているのは、恐らくこのエピソードによるもの。
- 岩本は救命胴衣の背中に「零戦虎徹」などとと大書きしていたので、名前を聞かなくてもすぐに分かったという。
この装備についてのコメント
- ワイ将、遂にトラの恋人(零戦虎徹)を獲得! 「機種転換?そらそうよ」 -- 2018-10-20 (土) 06:21:18
- 通り道に過ぎない機体だけど、久しぶりに図鑑で見たら高解像度になったこの機体結構好きかも -- 2018-10-31 (水) 07:10:31
- ようやっと五航戦任務終えたんでやっと岩本殿ゲットできるかと意気込んでたら、水上反撃部隊任務がトリガーだったのね…時間かかりそう -- 2019-03-24 (日) 21:58:20
- 菊水作戦の時の岩本さんのエピソードが書いてないね -- 2019-05-11 (土) 15:20:48
- 菊水作戦の時の岩本さんのエピソードが書いてないね -- 2019-05-11 (土) 15:20:50
- 64と53持ってないなら、これが最強の半径7艦戦になるのか -- 2019-05-11 (土) 18:00:48
- 一瞬零戦64型のこと言ってんのかと思った -- 2019-05-29 (水) 13:09:37
- まだ零戦21型熟練の数が揃わないので、今イベントは、岩本さんには21型で頑張ってもらいます。 -- 2019-05-29 (水) 11:28:40
- 1機またどこかで配られないかなと期待してる 99江草97友永村田と並べて飛ばしたい -- 2019-05-29 (水) 15:33:19
- これよく見たらエンジンカウルが22型以降のやつになってない?気のせいだと思いたいけど -- 2019-08-16 (金) 16:12:18
- しまった、改修する前に転換しちまった…しゃーない53型まで転換するか -- 2020-05-25 (月) 00:36:25
- もう一度これ配ってくれないかなぁ、21岩本、97友永or97村田、99江草でFBAカットインしたい -- 2020-07-24 (金) 17:16:14
- よく見てみると、これと同時期に実装された52型と53型岩本のイラストと翼の長さが一緒なんだね。どうせなら描き分けて欲しかったわ。 -- 2022-01-17 (月) 01:01:02
- こいつの入手条件が書いてないから「こいつはいつから居るんだ…?」とぬらりひょんを見るような感覚が私の脳を支配している… -- 2022-07-25 (月) 09:06:56
- 任務報酬って書いてるやん -- 2022-07-25 (月) 09:08:44
- これを使うF29機種転換任務に何故か失敗してしまい、零戦52型甲(付岩本小隊)に出来ないでいたり。記載条件は全てクリアできている筈なのだけれども、もしかして瑞鶴改二甲ではダメでノーマル瑞鶴のみとかいう縛りがあるのだろうか…? -- 2022-07-31 (日) 18:03:49
- 装備ロックしてたりしない? -- 2022-07-31 (日) 18:31:56
- 瑞鶴改二甲でももちろんOK。練度、ロック、機体そのものが違う、選択した任務が違うとか? 何かミスがあると思うよ。 -- 2022-07-31 (日) 18:34:05
- リアルタイムで「零戦虎徹」って異名があったのは珍しい※日本エースの異名は戦後の各種書籍から後付けでついたのが多いので。 -- 2023-12-11 (月) 16:28:31