九七式艦攻(九三一空)

No.082
	九七式艦攻(九三一空)		艦上攻撃機
	装備ステータス
	火力		雷装	+6
	爆装		対空
	対潜	+7	索敵	+2
	命中		回避
	戦闘行動半径	4
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
	開発不可、改修可、入手方法
改修更新
九七式艦攻 →	(二番艦が蒼龍、飛龍) →*1 九七式艦攻(九三一空) →*2 九七式艦攻改 試製三号戊型(空六号電探改装備機) →*3 天山一二型甲改(空六号電探改装備機)
	(二番艦が鳳翔) →*4 九七式艦攻(熟練)★+6 →*5 九七式艦攻改(熟練) 試製三号戊型(空六号電探改装備機)
初期の機動部隊を支えた主力攻撃機「九七艦攻」。 旧式化した同機を対潜哨戒機バージョンとして運用する九三一航空隊所属の「九七艦攻」装備飛行隊です。

ゲームにおいて

• 対潜重視仕様の艦上攻撃機。
  • 上位装備として、熟練搭乗員バージョン、天山(九三一空)が存在する。
  • 一部軽空母の初期装備として入手できるものの、レア艦のドロップ待ちや改装設計図の使用などがあり、入手ハードルは高め。
  • 九七式艦攻の改修更新での入手も可能だが、更新時に13号対空電探改や新型航空兵装資材を消費するため、改修での量産は現実的とは言えないだろう。
  • これでも、基地航空隊に対潜攻撃させられる対潜値7以上の装備の中では最も入手が容易な部類である。

装備の運用について

• 雷撃能力は低いものの、高い対潜値を持ち軽空母・護衛空母の対潜攻撃力強化はもちろん、先制対潜攻撃を可能とできる(対潜値65以上)。
  • 軽空母の砲撃戦の対潜行動には艦攻・艦爆が最低1つ必要な仕様上、本機と、カ号観測機をはじめとする回転翼機か三式指揮連絡機(対潜)との組み合わせが有用。
    回転翼機・連絡機は対潜以外の攻撃を行わないので、水上艦への攻撃手も確保したいならこちら。

• 護衛空母の先制対潜に必要な「対潜値7以上の艦攻」のうちの一つ。
  • ただし、大鷹型は改以上になると不要になる。加賀改二護も不要。
  • 瑞鳳改二乙・龍鳳改二戊/改二・Gambier Bayは「対潜値7以上の艦攻」or「回転翼機」or「対潜哨戒機」と合計対潜値65が必要になる。
• 基地航空隊対潜向け装備としては、試製東海より行動半径4と狭く威力も低いが配置・運用コストは低め。上位機種が揃ってくるまでは頼ることになるだろう。
  • 肝心の威力はお察しレベル。エリート級潜水艦すらまともに落とせず、改修maxにしても威力はほとんど伸びない。
    殴れるだけまし、という認識で運用するとよい。基地対潜のためにわざわざ作るべきかは微妙なところか。

• 対潜航空支援でなら活躍できる。十分な搭載機数で当たればこれ一発でeliteやflagship潜水艦を大破まで追い込むことも可能。改修が乗らない点には注意。

入手方法について

• 龍鳳改、大鷹改、雲鷹、神鷹改の初期装備
• 任務『航空母艦「雲鷹」、抜錨せよ！』選択報酬 (2個)
• 九七式艦攻から改修更新
  • 2番艦は蒼龍・飛龍。
    • 鳳翔だと 九七式艦攻(熟練)になる。

改修工廠について

• 2019年6月25日のアップデートで改修が可能になった。艦攻カテゴリ内では九七式艦攻と並んで初。九七式艦攻からの改修更新でも入手可能となった。
  • 艦攻の装備改修では雷装攻撃力と対潜攻撃力が上昇するようだ。*6
  • 夜攻の「九七式艦攻改 試製三号戊型(空六号電探改装備機)」へ改修更新が可能。
    ただし対潜値は下がり、上記先制対潜条件を満たせなくなり、基地航空隊に対潜攻撃させられなくなる。

アップデート履歴

• 2014/03/15：2014年 2月作戦報酬として実装。
• 2017/11/17：基地航空隊による対潜攻撃を可能とする装備（対潜値7以上）となった。
• 2019/06/25：改修可能となり、また九七式艦攻からの改修更新でも入手可能となった。艦攻カテゴリ内では九七式艦攻と並んで初。
• 2018/12/21：熟練バージョンに合わせる形でグラフィックが更新された。
  • SBDの寸詰まりみたいなパースから、細い胴体に大きな主翼の九七艦攻らしい画角になった。
  アップデート前の画像

  アップデート前の画像
  

• 2019/07/18：九七式艦攻改 試製三号戊型(空六号電探改装備機)への改修更新が可能になった。

装備ボーナスについて

• 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
  • 対象艦は表中の通り。
  • 搭載一基ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
  • 他装備とのボーナスを持つ艦もいるが、それもまた別に加算される。
  • 各ボーナス値は下表の通り。

  装備		基本値
  九七式艦攻(九三一空)		対潜	回避	累積
  		7		-
  単体ボーナス↓		加算値
  装備	対象艦	対潜	回避	累積
  九七式艦攻 (九三一空)	大鷹 雲鷹 神鷹	+1	+1	◯

  ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら

• 対潜値のボーナスは先制対潜条件、対潜攻撃力(装備対潜値)、遠征対潜値条件に加味される。
  • 装備ボーナス対潜値は2021/09/28アップデートから対潜攻撃力にも加味されるようになった。ボーナス値を装備対潜値に加算してダメージ計算を行う。
  • かつてはボーナス対潜値が対潜先制爆雷攻撃のボーダー100の場合以外に加味されない仕様だったが、2021/09/28アップデートで加味されるよう変更された。

性能比較表(装備最大値/艦攻上位早見表/テーブルより転送)

小ネタ

• 第九三一海軍航空隊が主力として運用した九七式艦攻が元ネタ。
  この部隊は日本海軍の対潜掃討のエキスパートであり、商船改装空母「大鷹」「雲鷹」「海鷹」「神鷹」に乗艦し、船団の護衛を主任務としていた。
  • 史実通り改装空母＝軽空母で運用することで真価を発揮する性能を持っており、史実との親和性が高い。大鷹型が実装されれば初期装備化もある……？実際に大鷹改の初期装備になった。
  • ちなみにあきつ丸や速吸を護衛していたことがあるが、どちらも護衛中に乗り組んでいた改装空母共々米潜水艦に沈められてしまった。今度こそちゃんと守ってあげよう。本人が潜水艦を沈める役に回ってるかもしれないけど
• 通常版よりほんの少しだけ雷装、索敵の性能が高いのは、ネームドユニットが通常ユニットと同じ能力というわけにはいかないというゲーム的ご都合であろう。
  九三一空が結成された頃には腕利きを対潜航空隊という裏方で遊ばせておく余裕はなく、前線の消耗を補うため次から次へと引っこ抜かれて転勤してゆき、残された数少ない腕利きも護衛空母の大鷹、雲鷹、神鷹ごと沈んだ。
  隊員の大部分は昭和19年に実用機教程を終えたばかりの新人であり、海上飛行すらおぼつかなかったのである。
  雷撃に関しては対潜航空隊には必要ないため訓練すら行われていなかった。
• 九三一空は開隊当初から1年強は九七式艦攻が主力であり、途中から主力が天山に置き換わって半年を待たずに終戦を迎え解隊した。
  九七式艦攻の配布数が天山の配布数よりも多いのはこれを反映したのかもしれない単にレア度の差だろうけど……
  • ちなみに当初は純粋な対潜哨戒部隊であったが、菊水作戦辺りからは夜間雷撃任務を中心としており、同隊の搭乗員によると菊水七号作戦の夜間雷撃時に大型輸送船の雷撃轟沈したのを目撃してるとか。*8
    この時期に主力機が天山に置き換わり、いよいよ終戦直前には九三一空は決号作戦での夜間雷撃部隊として温存され、8月12日には戦艦ペンシルバニアをたった四機の天山で夜間雷撃して大破に追い込んだ。その後は終戦を迎え解隊した。
  • 対潜哨戒部隊の時の九三一空は実際のところ潜水艦の撃沈戦果は無い。
    戦史研究者の木俣滋郎氏によると、「SS-273　ロバロ―」「SS-282　タニ―」など3隻のアメリカ海軍潜水艦を損傷させた、としているが……ロバロ―はともかくタニ―の記録によると爆撃ではなく爆雷により損傷したにすぎない。
    いずれにせよ、大きな損害を被ることはあれど、ヒ57船団(無事到着)、ヒ58船団(無事到着)*9、ヒ61船団(無事当遅着)、ヒ62船団(到着したが二隻が損傷)、ヒ65船団(無事到着)、ヒ73船団(無事到着)、ヒ75船団(無事到着)のように潜水艦の攻撃を受ければひとたまりもない輸送船団を無事護り抜いたり、南号作戦で輸送船団の護衛をして同作戦を成功に導いたりしていることは評価されてもいいのではないだろうか。

• 機体後部に取り付けられているのはRATO(ロケット補助推進離陸)用の補助ロケットと思われる。天山や流星では実際に空母からの発艦の際に用いる予定で開発されていた。
  • 補助ロケットではなく60kg爆弾だろう。エンジン排気管直後にも弾頭が見え、6発装備状態と考えられる。
• 描かれてる機体は九三一空所属機がモデル……ではなく通常の九七式艦攻と同じく赤城飛行隊長淵田美津雄中佐の搭乗機で、こちらは真珠湾攻撃時の赤い尾翼のカラーリング。……なんで？
  • 2018年12月21日のグラフィック更新によりついに931空所属機へと変更された。熟練搭乗員バージョンと比べると、塗装の禿げが全然見られない事から開隊初期がモチーフだろうか。

この装備についてのコメント