速吸

Cached: 2020-10-24 15:51:58 Last-modified: 2020-10-11 (日) 18:58:43
No.260
おはようございます!航空機搭載給油艦、速吸です!皆さんのサポート、頑張ります!速吸(はやすい)改風早型 1番艦 補給艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久43火力4 / 22
装甲3 / 15雷装0
回避9 / 28対空10 / 32
搭載7対潜5 / 20
速力低速索敵15 / 40
射程7 / 39
最大消費量
燃料100弾薬15
艦載装備
6瑞雲
1洋上補給
装備不可
装備不可
改造チャート
速吸速吸改(Lv25)
図鑑説明
艦隊随伴型の給油艦、速吸です。よろしくお願いします!
様々な物資を補給できる多用途給油艦でありながら、航空機の運用が可能な設計です。
ミッドウェー海戦後の計画変更で流星の発進も可能となりました!

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:野水伊織、イラストレーター:コニシ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

セリフCV:野水伊織、イラストレーター:コニシ
入手/ログインおはようございます!航空機搭載給油艦、速吸です!皆さんのサポート、頑張ります!
母港/詳細閲覧提督さん、補給任務ですか。頑張ります!
はい、速吸参ります
母港/クリック時提督さん、ターンテーブルは、その…いえ、問題ありません。大丈夫です
母港/詳細閲覧(新年)提督さん、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
母港/詳細閲覧(節分)節分ですね。はい、速吸も豆をいっぱいお持ちしました。一緒に投げましょう、えいっ!
母港/詳細閲覧(節分2018)提督さん! 節分のお豆、補給要請ですか? はい! 速吸、了解しました!
母港/詳細閲覧(節分2019)提督さん……っ! ターンテーブルに節分のお豆が……っ! あーそこっ! そこですっ! んー、取れました! ありがとうございます!
母港/詳細閲覧(バレンタイン)提督さん、このチョコレート…受け取って下さい! …て、手作りです…
母港/詳細閲覧(ホワイトデー)え、これを速吸に? チョコレートのお返し、ですか? 提督さん…ありがとうございます! 大事に大事に食べます!
母港/詳細閲覧(春)提督さん、春です! 春の息吹を感じます! よーし、この春も一緒に頑張りましょう! はいっ!
母港/詳細閲覧(七周年)提督さん、七周年ですって! 凄い……凄すぎで、なんか信じられません。速吸、本当に、感謝です!
母港/詳細閲覧(梅雨)梅雨の季節は、ジトジトして少し苦手です…けど、大丈夫です! いつだって艦隊と提督さんをサポートします、はい。
母港/詳細閲覧(夏)今年も夏が来てしまいました。毎年この季節になると、少しお腹が痛くなるんです。うひひ…なんででしょうね……?
母港/詳細閲覧(2015年秋季限定)提督さん、秋ですね、秋。速吸、秋ってなんだかとっても好きなんです。焼き芋焼いちゃいます?
母港/詳細閲覧(2018秋刀魚)ふんふん……秋刀魚漁支援ですね。速吸、了解しました! 漁の支援に特化した装備が大切なんですね。えーとー……
母港/詳細閲覧(2015Xmas)提督さん、メリークリスマス! 速吸もケーキ作ったんですよ! はい、お口開けて!あーん!
母港/詳細閲覧(年末)もう年末です提督さん! 大掃除、大掃除しないと! 伊良湖ちゃんたちも忙しそう! よーし、速吸も頑張ります! はい
母港/詳細閲覧(2018冬決戦前夜)いよいよ、捷一号作戦ですね…いよいよ! この速吸も、決戦補助航空戦力として頑張ります! 艦隊随伴航空給油艦の本領、発揮したいと思います!
母港/詳細閲覧(ローソン)この魚雷…えーと…これ、魚雷じゃなくて、あの…。 大井さん? ああっ、はい、了解です! 補給致します!
母港/詳細閲覧(2018瑞雲祭り前夜)こ、この雰囲気は……この、鎮守府のただならぬ気配は……これはアレですね!? また始まるんですね! 『瑞雲祭り』!
瑞雲よし! 速吸ジャージよし! 皆さんの法被よし! 提督さん、鎮守府瑞雲祭り、兵站準備完了です!
ケッコンカッコカリ(反転)提督さん、お呼びでしょうか。えっ、この箱を速吸に? 空けてもいいですか? あー、きれい! これって、これって!
ケッコン後母港(反転)
編成はい、連合艦隊直属 給油艦速吸、抜錨します
出撃はい、連合艦隊直属 給油艦速吸、抜錨します
第一補給部隊 旗艦速吸、抜錨!
遠征選択時お茶、ですか?はい!
アイテム発見
開戦敵艦隊発見!? は、えっと… 攻撃です。速吸航空隊、発艦始め!
航空戦開始時
夜戦開始夜戦、やるしかないです。主砲 砲戦用意、突入します!
攻撃航空甲板、大丈夫? 航空隊発艦!
敵艦隊発見!? は、えっと… 攻撃です。速吸航空隊、発艦始め!
連撃/弾着観測射撃/夜戦攻撃
小破きゃあー。や、やだ。注油タンクは平気?
小破/旗艦大破ひっ!痛い!あ~大事な補給物資が・・・!もっもう!
中破/大破被弾しました。私、防御力ないので、少しピンチです。
勝利MVPえぇー、速吸の航空隊が大戦果を挙げたんですか。素直に嬉しいです。嬉しい!
帰投艦隊が戻ってきました。はあ、良かったみんな無事で
補給そっか、速吸自身の補給もいりますもんね。提督さん、いつもありがとう
改装/改修/改造この機材は…あ、はい。速吸、運用可能です。
これなら、これなら艦隊の皆さんと一緒に戦えるかもしれません
お茶、ですか。はい
入渠(小破以下)すみません、艤装や補給設備が。あっ、はい 直します。
入渠(中破以上)やだ、注油タンクに穴が!? えっ…弾薬庫や糧食庫も!? すみません、直します。
建造完了新しい艦が就役したみたいです。楽しみですね。
戦績表示提督さん、最新の情報ですね。はい、ご用意します。
轟沈(反転)あ、あれ… 体が傾いて… えっ、速吸沈んでるの、えっ、やだー。
時報にて実装
放置時えっと、次の作戦とか行かなくても。あっ、まだいいんですか。すみません、何かやることがあれば。あ、はい。速吸、待機してます。

ゲームにおいて

  • 2015年8月10日のアップデートで新規に実装。2015年夏イベント「反撃!第二次SN作戦」のE-4海域クリア報酬。
  • 新規実装から7ヶ月弱経った2016年3月11日のアップデートでついに通常海域に実装され、常時入手可能となった。
    • 同日に実装された6-4中部北海域ピーコック島沖のボスドロップとして入手できる。
    • 課金アイテムを持参する非常に珍しい艦。改造することでさらにもう一つ手に入る。
  • 「艦これ」初の出撃可能な「補給艦」。補給艦に洋上補給を装備し艦隊に入れて出撃すると、条件を満たした場合に燃料と弾薬の補給が行われる。
    詳細は洋上補給のページを参照。
    • なお艦種としての補給艦は、速吸実装前は敵の輸送ワ級のみ存在していた(間宮はただのアイテムであり、ゲーム内では艦としては扱われてなかった)
      • 輸送ワ級と速吸は別艦種(「(低速)戦艦」「(高速)戦艦」と同次元の差異)である。
  • 戦闘性能は、まあ特殊艦種系統なので基本的にお察し。
    • ただし改造すると一変し戦艦並の威力の攻撃が出来るようになるため、純粋な破壊力だけ見れば作中の特殊艦の中では最強の部類に入る。詳しくは改装後のページを参照。
  • 瑞雲等の水上爆撃機を乗せていると開幕航空戦に参加する。
  • 素の状態で対潜値があるためか水上爆撃機なしでも爆雷による対潜攻撃を行う。
    • つまり、敵に潜水艦がいる限り対潜攻撃が優先される。
    • エフェクトでは爆雷攻撃をしているが、爆雷は装備できない。小型ソナー、大型ソナーも装備不可。
      • 速吸改になると小型ソナーは装備できるようになる。
    • 速吸の対潜攻撃は常に爆雷エフェクト。カ号観測機瑞雲等を装備した時も爆雷エフェクト。カ号や瑞雲を直接ぶん投げてるようにしか見えない。
    • 速吸改になっても基本的には爆雷エフェクト。しかし昼戦でカ号瑞雲や艦上攻撃機を搭載していると艦載機エフェクトとなる。
      • 夜戦での対潜攻撃は何を装備していても爆雷エフェクトとなる。
  • 装備可能なのは、小口径主砲/小型電探/機関部/機銃/高射装置/水偵/水爆/水戦/カ号観測機/ドラム缶/熟練艦載機整備員/洋上補給など。
    • 特殊艦種なのに副砲は装備不可。電探は小型電探のみ。艦隊司令部施設が積めないのが惜しい。
  • 大火器を載せない給油艦だけあってか弾薬の消費は非常に少ない。あきつ丸明石と似た感じだが、燃料の消費は長門なみに激しい。
    修理資材も嵩む。艦娘になると判り辛くなるが、排水量ではこの娘とほぼ同じ大船なのだ。
  • ちなみに「そくすい」と重箱読みもできるが、艦娘名は「はやすい」なので読み間違え注意。

限定グラフィック

  • 2017年7月14日のアップデートで、山梨・富士急ハイランドでリアルイベント「鎮守府瑞雲祭り」が開催されたのに合わせ、瑞雲modeの母港グラフィックが公開された。
    瑞雲カラーのジャージに衣替えして笑顔でピース。期間限定なのを残念がる提督も多いとか…
    • 中破すると、背面に「瑞雲魂」がプリントされていることが確認できる。
      限定期間終了後に図鑑に格納された。
    • 2018年4月、東京のよみずいランドよみうりランドで第二次瑞雲祭りが開催されたのに合わせて瑞雲modeが復活。
      一方瑞雲祭り会場では、両手でピースする速吸の瑞雲mode新規差分イラストが公開されていたが、残念ながらそちらはゲーム内には実装されなかった。

    限定イラスト:瑞雲mode

    限定イラスト:瑞雲mode
    遊園地任務ですか。頑張ります!

小ネタ

略歴

略歴

19432.1播磨造船所にて起工
12.25進水
19444.24竣工
5.5ボルネオ島バリクパパン(精油所のある町)に向かう途中で伊155と衝突。
6.19マリアナ沖海戦に給油要員として参加。
翌20日の退却戦で空襲に遭い被弾、修理。(~8.1)
8.8ヒ71船団に加入して門司を出港。
8.19ルソン島沖海戦に遭遇。米潜水艦ブルーフィッシュの雷撃で沈没。
10.10除籍
  • 「はやすい」と読む。当時のカナ表記は「はやすひ」。名前の由来は「速吸瀬戸」から。
    九州(大分県・豊後)と四国(愛媛県・伊予)の間の海峡であり、現在は一般的に豊予海峡と呼ばれている。関サバや関アジが穫れることで知られる。艦これサーバー名にある九州佐伯湾と四国宿毛湾も大きな意味で見れば向かい合って位置する。
    • ちなみに「速吸」の地名は神武天皇(神話上の人物で初代天皇&皇室の祖)の東征に登場する由緒正しき地である。 古事記にもそう書かれている(本当)。
    • 四国地方が名前に関係する艦娘としては衣笠があったが、「複数ある説のうちの一つ」で、明確に四国由来というわけではなかった。確実に四国由来の艦娘は速吸が初めてである。

戦前日本の高速タンカーの歴史

戦前日本の高速タンカーの歴史

  • 1934年、神戸の川崎造船所で東亜丸というタンカーが建造された。構造上は3年前に建造された富士山丸と同じ、全長152m、全幅19.8m、深さ11.3m、総トン数約10000t、航海速力15ノット、最高速力18ノットの当時としては大型高速タンカーで、洋上で艦隊に給油できる設備を持ち、複数の異なる種類の油を荷役できるようになっていた。また、前部に貨物室が設けられ、平時には絹糸を運搬していたが、有事には補給物資が搭載できるようになっていた。
    川崎型油槽船と呼ばれた彼女らは、性能の優秀さ、そして戦時の艦隊給油艦として必要なため、1940年建造の神国丸まで12隻が建造され、この内7隻が真珠湾攻撃の補給部隊に参加している。
  • 川崎型油槽船の性能の高さに、略同設計のタンカーが他社でも建造され、相生の播磨造船所(現在のジャパンマリンユナイテッド)でもあかつき丸、あけぼの丸*1、そしてエンジンをディーゼルからタービンに変更した黒潮丸*2が建造されている。
  • 一方、種々雑多な商船の設計を統一しようと、1937年以降、標準船の設計が進められていたが、大型タンカーは川崎型油槽船が事実上の標準船になっていたので、1941年に黒潮丸の設計をベースとして大型標準油槽船(TL型)が設計されたが、民間の海運会社からの発注は全くなく、元ネタの方の川崎型油槽船が1943年に久栄丸として建造されている。これはあるぜんちな丸の空母改装に伴う機関換装で不要となるディーゼル機関2基のうちの1基を活用したためで*3、建造に時間を要したのは脇で大鳳が建造されていたからであった。風早型給油艦はこのTL型タンカーを海軍給油艦仕様として手直ししたもので、風早型給油艦の誕生により高速給油艦は本来の目的である空母に改造されてゆくのである。*4
  • 太平洋戦争開戦で標準化をさらに進めるために、第一次戦時標準大型油槽船(1TL型)が播磨造船所で設計された。一部の曲線を直線にした設計になったが、18ノットの最高速力は維持されており、より簡易化した設計で最高速力も15ノットに低下した第二次戦時標準大型油槽船(2TL型)の建造が始まった後も艦隊給油艦として必要なために建造が続き、大戦中に18隻が完成*5、1隻は全通飛行甲板を装備して完成直前までこぎつけるも(特TL型)空母と間違えられ、空襲を受けて着底、1隻が建造中止状態で終戦直後機雷に触れて沈没、3隻が戦後建造を再開して完成している。*6
  • 当初の計画では風早型給油艦のニ番艦であり、潜水母艦に設計変更された剣埼型給油艦の代わりの艦隊随伴型高速タンカーとして設計建造された。
    • 速吸は対潜哨戒用に水上偵察機を積めるよう設計変更されたが、そこで「アメリカ軍が貨物船を改造して大量の改装空母を建造している」という情報が入る*7
      更にミッドウェーの惨劇が発生。
      慌てた海軍は大型艦艇と合わせて、民間の高速大型船舶の殆どを対象に空母への改装適正があるか検討した。
    • しかし改装に適する船舶が少ないこと、空母にすることで輸送力が減ってしまうことに悩んだ海軍はある案を思いつく。
      「タンカーにカタパルトだけ付けて爆撃機飛ばして、敵の改装空母の甲板ぶち壊せば良いんじゃね?」
    • その結果生まれたのが、空母の補助として流星6+1機を積み込みカタパルトで発艦できるように作り上げられた、異色のタンカーだった。
      搭載されたカタパルトは、航空戦艦となった伊勢日向のものと同じ一式二号11型で、重量級の艦攻・艦爆を短時間で連続射出が可能な物だった。
    • このため姉の風早とは大幅に外見が異なっており、*8ゲーム中では改風早型という表記になっている。

      ただしこの計画変更も一悶着あった

      ただしこの計画変更も一悶着あった
      航空本部「甲板を潰すためにはやはり爆弾だ!高速の十三試艦爆(彗星)を積ませる計画で!」
      艦政本部「おk(って何か爆撃も雷撃もできる十六試艦攻(流星)開発中らしいじゃん?大きい機体が入るようにしておけば後々困らないだろ)」設計書き換え
      ~計画進行中~
      艦政本部(よくよく考えると着艦できないし直掩必要な艦爆だけ積んでも意味ないよな…やっぱり水偵2機だけに戻そ)設計こっそり書き換え。
      上層部「何か設計案色々あるけどどれが本当なの?」
      航空本部「は!?」
      艦政本部「あ、ばれた」
      ……という経緯があったらしく、当初は彗星を搭載予定だったが艦政本部の独断で流星が搭載予定になったという。
      また上記にもあるように、運用面の問題が多いことが分かっていくにつれ、爆撃機のみを6機だけ積む意義が薄れていき、
      せっかく積んだ一式二号11型射出機も大淀と同じように従来型の射出機へ換装する予定であった。*9

    • ちなみに改になると、時報で風早の名前を出している(『大鷹さん』と違って呼び捨て)。風早もいずれ実装するのだろうか。風早は艦攻を射出出来ないがif改装か、それとも艦これ改やアーケードでの登場フラグかもしれない。
    • もちろん流星は艦上機であるので、飛行甲板を持たない速吸は収容不可能。
      付近の空母か陸上基地に降りさせ、それが出来ない場合は不時着水させてパイロットだけ回収するものとした。『とんぼ釣り』の実装はよ。
      同型のカタパルトを搭載する航空戦艦が彗星を積んだ場合と、だいたい同じ運用が想定されていたわけである。
    • ちなみにイギリス海軍でもUボートや空襲対策として商船を改造してカタパルトを搭載し、戦闘機を1機だけ
      搭載したCAMシップを複数運用していた。速吸が7機も搭載していたのは艦隊決戦時の空母の補助という面が大きい。
    • なお、給油艦にカタパルト射出の艦載機を積んで空母の補助をさせるという考えはこの艦だけに終わらず、速吸の倍の流星14機搭載可能(カタパルトも倍の2基)という「妹分」鷹野型給油艦8隻が計画されていたのだが、戦況の悪化により全艦が未着工のうちに建造取りやめとなっている。
      また、空母不足の呪縛はこれだけにとどまらず、イギリスの商船空母:MACシップ*10のように、第一次戦時標準油槽船に空母同様の全通飛行甲板を設置して艦載機を搭載した特TL型という簡易護衛空母兼用油槽船をも生み出している(こちらは「しまね丸」1隻だけが完成直前までこぎつけたが、使いみちがなくなってしまった上に、空母と間違えられて空襲で着底してしまった)。
      • 細かい事情は技術の進歩によって変化してきているが、対潜哨戒には航空機、というのは今も昔も変わらない。
        水上艦よりも遥かに遠くまで見通せ、怪しい場所にはあっという間に到達でき、空中という絶対安全圏から爆雷等で一方的に攻撃できるのである(現代は対潜魚雷が主流)。
  • 殆ど唯一に近い晴れ舞台、マリアナ沖海戦では第一補給部隊として参加。特に命令は無かったものの、事実上の指揮艦として活動した。海軍管理下の船ならば艦長は存在するが、特務艦艦長の場合は予備役編入になっていて、召集された老人がほとんどである。そんな中、速吸は特殊な艦なだけに艦長が現役士官だったからかも。
    • マリアナ沖海戦終了後、補給部隊は生き残った機動部隊各艦に補給を行う。この際に熊野から補給部隊の位置についてツッコミを受けた。*11
    • その後、米機動部隊の追撃を避けるため撤退を始めるも、補給部隊は本隊の後に撤退を開始、何故か殿を務める事態になっている。
      そして約40機の空襲を受け清洋丸*12と玄洋丸*13が被弾炎上。速吸も被弾炎上し死傷者13名を出すも「戦闘航海ニ支障ナシ」と報告している。*14
      清洋丸は雪風に、玄洋丸は卯月によって処分されるものの、速吸は護衛部隊の奮戦もあり無事帰還している。
  • マリアナ沖海戦後、、夕凪とともに、座礁した雪風を救助したこともある。
    • 上記の話は「あ号作戦」における第十戦隊戦時日誌の記述であるが、間違って記述された可能性が高い。
      雪風の座礁はマリアナ沖海戦の一ヶ月前という説が有力で、座礁によりスクリューが破損したためマリアナ沖海戦は後方の補給部隊の護衛任務だった経緯も明らかとなっている。
      マリアナ沖海戦後も、速吸は響らと共にバコロド市に撤退後マニラに向かったが、雪風はギマラス島に撤退した後修理のため単艦で内地に直行したなど航海記録も異なっている。
  • 最後はヒ71船団として輸送任務の途中、昭和19年8月19日に潜水艦「ブルーフィッシュ」の攻撃を受けて沈没。

    ヒ船団って何?

    ヒ船団って何?
    1943年、門司~シンガポール*15直航の高速タンカー船団が設定され、ヒ船団と呼称された。ヒの後に出航順に二桁の数字(奇数がシンガポール行き、偶数がシンガポール発、一桁は01~09と表示する、ヒ99船団の次はヒ01船団に戻ったが、日本行き船団がヒ98で終わってしまったので、その次が二代目ヒ02なのかは永遠に謎である。)が付けられているが、実際には出航しなかった空番の船団もある。直航高速タンカー船団ではあるが、高雄やマニラに寄港することがしょっちゅうであり、船団速力も航海速力9ノットと低速船でも加入できる*16状態であったが、低速船はボルネオ島のミリへ向かうミ船団*17、継承するミリ~シンガポール間のミシ船団を設定することになり、ヒ船団は高速化される。
    ヒ71船団ということはシンガポール行きの36番目に企画された船団ということで、対潜艦艇の少なさを補うために順次大船団となってゆき、このヒ71船団はシンガポール行きのタンカー船団と、満州からルソン島に送り込む陸軍歩兵第26師団を輸送する船団を統合した船団であった。

    • 8月8日、門司を出港して、10日に伊万里湾で編成(速吸を含むタンカー8隻、陸軍特殊船3隻、客船・貨物船8隻、伊良湖?、護衛艦艇8隻(対潜警戒の護衛空母大鷹*18、駆逐艦藤波、夕凪(神風型、未実装)、海防艦5隻)を整え、台湾海峡の島、馬公に15日夕刻に到着、伊良湖、タンカー2隻、貨客船1隻が船団から離脱した。
      17日朝、馬公出港時には駆逐艦朝風、海防艦日振択捉松輪佐渡が船団に加入し、速吸を含むタンカー6隻、陸軍特殊船2隻、客船・貨物船7隻、護衛艦艇13隻の計28隻というヒ船団の中でも最大規模の編成となっており、全ての船が最高速力15ノット以上で揃えられていた。
    • 船団はタンカー永洋丸*19が18日朝に被雷落伍*20したほかは比較的順調に航海を続けた。
      しかしそれは嵐の前の静けさに過ぎなかった。目的地リンガエン湾まであと少しのルソン島西北に差し掛かったところで、悪天候になり監視や船団の隊形維持が困難になる状況の中、船団は米軍のウルフパックに包囲されたのであった。
    • ウルフパック(群狼戦術)*21の名の示す通り、群狼のごとき米潜水艦群に重包囲された船団の運命は、ただただ悲惨であった。
      真っ先に血祭りにあがったのは、護衛の主力であったはずの空母「大鷹」であった。*22*23同艦へは魚雷2発が命中、ガソリンタンクの大爆発により火だるまと化し10分たらずで沈没した。
      頼みの空母が真っ先にやられたショックに加え、各船の通信室には米潜水艦の交わす無線交信がしきりに入るようになり、船団は大パニックに陥った。
      船団は増速し離脱しようとしたが、悪天候と視界不良により隊形維持は非常に困難な状況だった。
    • 船団指揮官(第6護衛船団司令官・梶岡定道少将*24、旗艦は択捉型海防艦「平戸」)は「船団は敵潜水艦に包囲された模様、各艦船は警戒を厳重にし全速単独航行に切り替えよ」と命令。
      恐慌状態に折からの悪天候も加わって船団はてんでバラバラ、思い思いの方向へ散り散りに逃げ惑う各船へは片端から魚雷攻撃が加えられた*25
      「帝亜丸」*26沈没、「能代丸」被雷大破*27、「阿波丸」*28被雷大破、「玉津丸」*29轟沈、「帝洋丸」*30轟沈……
      この大混乱のさなか、「速吸」にもまた魚雷2本が命中。航行不能になったところへ止めの魚雷3本が撃ち込まれ、その短い生涯を閉じたのであった。
    • ヒ71船団は結果、一個旅団相当の約7,000人もの陸軍将兵が戦わずして死亡。一個連隊相当の約3,000名の将兵は救助されたものの、食料も武器も失って戦力喪失。
      さらに1万トン以上にのぼる兵器、弾薬、食料も海没。「速吸」をはじめとしたなけなしの大型高速優秀船の喪失は、逼迫する輸送事情への更なる大打撃となった。*31
      フィリピン決戦に備えての戦力増強を期待された大輸送船団は、結果としてかつてのダンピールの悲劇をも上回る大惨劇となってしまったのだった。*32
    • 船団の生き残りは21日にマニラに入港、25日に出港して、ここから損害なく9月1日にシンガポールに到着している。なお、馬公で加入した海防艦は能代丸の護衛についた択捉以外の3隻が対潜掃討ののちマニラに向かったが、22日に返り討ちにあって全滅してしまった。
  • 彼女の写真は帝国海軍艦艇の中でもとりわけ少ない。
    なにしろ米潜水艦ブルーフィッシュの魚雷が命中、沈没中の姿を潜望鏡越しにとらえた1枚しか存在しないのである。
  • ヒ71船団を含め、バシー海峡方面で沈んだ数多くの霊を慰めるために、生存者と日台仏教関係者が尽力。
    海峡を望む台湾最南端の猫鼻頭の地に「バシー海峡方面万国戦没者慰霊堂」が建立された。*33いま「潮音寺」として知られている慰霊施設がそれである。
    • しかし現在現地台湾人の善意で管理運営されているものの、建立から30年以上が経ち老朽化・損傷が甚だしく、支援が待たれる状態であるという。

この艦娘についてのコメント

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • 19秋でお迎えしたはずなのに消えてる不思議(殴 -- 2020-01-26 (日) 00:54:13
  • 節分任務のおかげで運良く着任してくれました -- 2020-02-03 (月) 16:24:07
  • 速吸の元設計の風早、その原設計の黒潮丸の一度沈んだ後の数奇な運命を追記しておきます -- 2020-03-03 (火) 17:22:57
  • うちの速吸はいつも増設に機銃積んでるせいか魚雷艇絶対殺すウーマンになってる -- 2020-03-17 (火) 22:05:51
  • 例の5人で持ってないのは速吸だけなんだけど、二人目の秋津洲とだったらどっちを選んだ方がいいだろう? -- 2020-04-24 (金) 20:55:47
    • 何故そこで選択肢に無い秋津洲が出てくるのか知らんが、持ってないなら素直に速吸でいいよ -- 2020-04-26 (日) 17:17:00
  • 7周年拡張任務報酬として敏腕マネージャー初着任。6-4周回で出せていなかったから良しとしよう。 -- 2020-04-30 (木) 02:10:13
  • 速吸お迎えするつもりで7周年任務やってたら、残すは6-5のみ!となった6-4でドロップしました。うれしいやらなんとやら。 -- 2020-05-02 (土) 14:08:58
    • 同じく拡張作戦速吸目当てに死ぬ気で6-4ラスダン突破したらドロップ。報酬艦どうするか -- 2020-05-17 (日) 22:21:55
    • 同じく七周年任務途中でお迎えしてしまった。同じ2人目ならコマちゃんの方がいいかなあ -- 2020-05-19 (火) 11:47:25
  • 瑞雲祭りのジャージが可愛いマネージャさん、任務でお迎えできました。 -- 2020-05-10 (日) 17:47:03
    • フレッチャー掘ってたら夜戦マスでドロップ。ビックリしすぎて変な声が出るってマジだった。 -- 2020-08-15 (土) 21:58:25
      • ごめん、間違えてくっつけちゃった。 -- 2020-08-15 (土) 21:59:57
  • 6-4-ボスで初ドロップ、120提督です、長かった -- 佐鎮? 2020-05-23 (土) 23:02:42
  • 唯一複数持っていなかったこの子を任務報酬で迎えたけど神威もいる中で速吸を複数持ちするメリットあったかね…かわいいからまぁいいか -- 2020-05-30 (土) 20:15:36
  • わざわざVマスでお迎えしてきた。カワイイヤンケ! -- 2020-08-07 (金) 02:50:01
  • Vマスでこいつ泥できた人何人おるんやろw持ってるけど来てしまったwww -- 2020-08-13 (木) 07:06:55
  • 所持済みのところ,イベントE6丙で日進堀りのところ,S(夜戦)マスS勝利でドロップ。日進より確率が低いのにorz。しかもかわいすぎて棄てられないっす。 -- 2020-08-14 (金) 23:18:02
    • ナカマ、ナカマw で、日進、ドコ? (OO; -- 2020-08-20 (木) 19:29:20
    • 同士よ、私も日進に会えない。あと同士ちゅうくらいにもあえない。 -- 2020-08-21 (金) 23:50:10
      • やっと日進出たよ。これから同士ちゅうくらいを探しにいく。 -- 2020-08-26 (水) 23:35:04
    • お前らは俺か -- 2020-08-23 (日) 23:23:09
    • Sマスでレアドロップする人は日進出にくいのかねぇ・・・現在E6を250周超え、日進(未所持)は0なのに春日丸と速吸はポロポロ出る -- 2020-08-24 (月) 18:36:39
    • やあ同志、うちも速吸到着だよ…ところで迅鯨見なかった? -- 2020-08-24 (月) 23:33:15
      • 春日丸も出て、Sマスレアドロップで日進会えない説を補完してしまったよ… -- 2020-08-27 (木) 21:08:06
  • 幼女ウホ級 誕生5周年記念カキコ(過去ログ 速吸/コメント1 を参照) -- 2020-08-28 (金) 18:33:16
  • 6-4で泥して洋上補給は嬉しい。改にしてもう一個は燃料が割に合わないか -- 2020-09-09 (水) 13:23:20
    • 演習旗艦にして、僚艦に練習艦を付けたら節約できるかなぁ -- 2020-09-09 (水) 13:25:03
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*1 両船とも石原産業海運が油輸送を開始することに伴い発注されたもので、2隻を運航するために石原産業海運の関連会社として設立されたのが後にあきつ丸を所有することになる日本海運であった。
*2 ヒ87船団で南下の途中、1945年1月9日に台湾の高雄でハルゼー機動部隊の空襲を受けて大破擱座、21日には再度の空襲で沈没してしまった。1947年に中華民国政府に接収され引き上げられて翌年香港へ送られ、1951年春に修理は完了した。だが、修理中に中華人民共和国が成立して、人民共和国と中華民国の双方が所有を主張した。一度は北京政府のタンカーと宣言したものの、時は朝鮮戦争の真っ只中、中国人民志願軍に使われたら大変とばかりに、1951年4月、香港を当時領有していたイギリスによって接収され、「サーフ・パイロット」と改名した。流石に使うのは忍びなかったのか、シンガポールでステーションタンカーとして1960年まで用いられて解体されるという数奇な運命をたどった。
*3 もう1基は1942年10月24日に米潜トリガーの雷撃により日章丸の機関が大破し復旧不能と判断されたため、代わりの機関として搭載された。同船は三菱重工業横浜造船所で建造された川崎型油槽船の略同設計のタンカーで、船体の至るところに「流線形」を取り入れ、「日本油槽船の史上に残る名船」とうたわれた。
*4 岩重多四郎 戦時輸送船ビジュアルガイド―日の丸船隊ギャラリー2より
*5 この内戦争を生き抜いたのは東亜丸と橋立丸の2隻だけであった
*6 松井邦夫 日本・油槽船列伝より
*7 「週間護衛空母」ことカサブランカ級を始めとする、護衛空母群である。最終的に100隻近く建造された。
*8 風早型給油艦は風早、速吸含め4隻計画されたものの速吸は設計が変更され、残り2隻は建造中止になっており、計画通り竣工したのはネームシップの風早1隻のみとなった。
*9 川崎まなぶ著「日本海軍の航空母艦」及び著者ブログ記事より。
*10 通常の商船に全通式の飛行甲板を載せた簡易型空母。全部で19隻が改造され、護衛空母が登場するまでの繋ぎとして船団護衛に従事した。
*11 「補給部隊ガ艦隊前方ニ占位スルハ不適当ナリト思フ御参考迄」。
*12 1TLタンカー
*13 川崎型油槽船
*14 この際搭載していた零式水上偵察機1機が炎上した。
*15 大戦中は昭南と呼んだ、また、星港ということもある
*16 高速タンカーは連合艦隊に随伴したり、シンガポール~トラック間の油輸送に用いられることが多かった
*17 南西海域マンスリー遠征のミ船団の元ネタである。
*18 日本郵船の欧州航路向け客船新田丸型(3隻)の春日丸を改装した特設空母。ちなみに、日本郵船が新田丸型の後に北米航路向け大型客船として建造したのが橿原丸型で、こちらは後に改装され飛鷹型空母となった。
*19 最高速力15.9ノットの在来型タンカー
*20 夕凪の護衛で引き返して高雄に入港した。
*21 元々はドイツのカール・デーニッツ提督が考案した、Uボートの基本戦術であった。
*22 夜間で搭載機による哨戒が行えない状況であった。
*23 「まず護衛艦艇を撃破し、あとで船団をゆっくり料理する」──この時期の米潜水艦の日本船団に対する基本戦法であると言われる。駆逐艦涼風などもこの戦法の犠牲になっている。
*24 かつて第6水雷戦隊司令官時代にウェーク島攻略作戦で「疾風」「如月」を喪失している。復路のヒ72船団を指揮中に旗艦「平戸」を撃沈され戦死。
*25 潜水艦を相手に護衛船団を解くのは非常に危険で、援ソ輸送船団のPQ-17船団もこの子の妹達の出撃情報(誤報)によって船団を途中で解散した結果、商船や給油艦など24隻がUボートや航空機に撃沈された。
*26 旧フランスMMラインの客船「アラミス」。犠牲者2,654名。撃沈したのは米潜水艦ラッシャー
*27 最高速力18.5ノットの優秀貨物船で、阿波丸とほぼ同時に被雷。雷撃したのはラッシャーで、この攻撃で魚雷を使い果たした
*28 オーストラリア航路に投入予定だった貨客船、翌年4月、病院戦に準じて攻撃を受けないことを約束されていた緑十字船であったにも拘らず、潜水艦の魚雷攻撃を受け沈没、船員1名以外の2,000名以上が犠牲になった
*29 あきつ丸」の準姉妹の上陸用舟艇母船。大発を多数収容可能な船倉構造が災いしほぼ轟沈、乗船者の99%にあたる4,755名が犠牲となった。撃沈したのは米潜水艦スペードフィッシュ
*30 最高速力17.5ノットの在来型タンカー。犠牲者41名。アメリカ側記録では撃沈したのはラッシャーとされているが、被雷時刻から実際は米潜水艦ブルーフィッシュの魚雷によるもの
*31 一連の輸送作戦での大量損耗の末、大型輸送船や大型タンカーなどの優秀船舶はあらかた海没。以後は煤煙濛々たる明治生まれの老朽船舶であるとか、短距離用の小型タンカーであるとか、さらには別名「轟沈型」とすら言われる粗悪な戦時標準船だとかが主力を占める、末期的な状況へと転がり落ちていった。
*32 ヒ船団は元々高速タンカー主体の油送船団だったのだが、シンガポール行きの奇数番号船団についてはフィリピン方面向けの増援部隊を乗せた陸軍輸送船も途中まで同行するようになり、これも大船団化に拍車をかけていた。大船団化は対潜艦艇を集中投入しやすいという利点もあったが、その反面敵潜水艦群や空母機動部隊に捕捉されるとヒ71船団やヒ81船団のような大被害を出しやすいという欠点もあった(事実、末期のヒ船団は小船団化されている)。
*33 猫鼻頭の海岸には、多数の商船や護衛艦の乗員の遺体が漂着している