洋上補給

Cached: 2024-12-20 15:09:44 Last-modified: 2024-12-06 (金) 21:01:14
No.146
weapon146.png洋上補給補給物資
装備ステータス
火力雷装
爆装対空
対潜索敵
命中回避
射程装甲-2
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可、入手方法
補給艦(速吸神威)と、宗谷(3種)・山汐丸/*1、及び熊野丸/*2に装備可能
補強増設枠に装備可能
戦闘航海中の洋上で燃料弾薬を補給することが可能です。
これを保持した状態で燃料弾薬が欠乏すると戦闘航海中に「洋上補給」が発動し、燃料弾薬が洋上で「補給」されます。
長期戦となる艦隊決戦のサポートにご活用ください。(発動すると消滅します)

ゲームにおいて

  • 補給艦(速吸・神威)と、内部的に補給艦の宗谷宗谷(灯台補給船)宗谷(南極観測船)山汐丸/、補給艦扱いではないが熊野丸/のみが装備可能。
    • 神威改の状態では装備不可、改母にすれば装備できるようになる。
    • 速吸、神威、宗谷、山汐丸、熊野丸に補強増設を使うことで、最大3or4個を同時装備可能になる。
      • 余談だが、速吸の初期装甲値は3のため、洋上補給を2つ以上装備すると装甲0になる。
  • 装備ソートでは補給物資(おにぎりマーク)の項にある。
    • 2018/12/7のアップデートにより、ブラウザ版の装備リストのソートフィルターに【全装備】が追加実装されたため、誰でもロックできるようになった(Android版は未実装)。
  • 2016年9月16日のアップデートで実装された新マンスリー任務『「洋上補給」物資の調達』をクリアすることで毎月1つずつ入手できるようになった。
    • 非ロック状態のドラム缶(輸送用)2個と九一式徹甲弾1個、及び燃料弾薬各750を用意し、三式弾1個を廃棄することで達成。
      ドラム缶はともかく、2種類の砲弾がどう使われるのかは謎である(戦艦用の補給物資とかそういうことなのだろうか…?)
      しかも、洋上補給を行う際の燃料・弾薬は、実際には鎮守府の資源から天引きされる
      つまり、正確には「装備すると洋上補給する権利が得られる」とでも言うべきものである。加えて言えば、消耗品である。
      任務時に消費する砲弾はどこへ行くのだろうか…?
      • 工廠系の任務で、直接に資源消費を要求してくる任務はこれが初となる。
  • 2017年7月14日に実装された新クォータリー任務『強行輸送艦隊、抜錨!』において、三か月毎に1つ入手可能。

運用について

  • 補給艦(及び宗谷、山汐丸、熊野丸)に洋上補給を装備して出撃すると、ボスマスへの進撃時または残りの弾薬/燃料量に応じて発動し、燃料と弾薬の補給ができるようになる。
    • 進撃する際に「 許可 」「 却下 」の選択肢が表示され、「 許可 」を選択すると補給が行われる。
    • 補給艦が旗艦でも随伴艦でも発動する。連合艦隊第二艦隊配置でも発動可能。
      • 当たり前だが、補給艦がすでに護衛退避していると発動しない。
    • 装備させた洋上補給は発動させると消滅するので、強行突破が必要な勝負所以外では温存すべし。
      • 装備している洋上補給は一度に最大3つまで消費され、消費する個数を選ぶことはできない
        つまり、補強増設を使って4つ装備しても1つ残るので、最初から別の装備を積もう
    具体的な(道中での)発動例

    具体的な(道中での)発動例
    前述の通り、ボスマスへの進撃時には無条件で発動可能。以下はボスマス以外で発動させるための条件である。


    例1:全員補給した状態で出撃し、道中昼戦のみ4回後に進撃する
    →全員の燃料と弾薬の残量が20%なので、洋上補給が発生する
    例2:全員の燃料と弾薬の残量が40%の状態で出撃し、道中昼戦のみ1回後に進撃する
    →全員の燃料と弾薬の残量が20%なので、洋上補給が発生する
    例3:全員補給した状態で出撃し、イベント海域の潜水艦マス1回を含む道中昼戦のみ4回後に進撃する
    →全員の燃料が20%、弾薬が40%、平均して30%なので、洋上補給が発生しない
    例4:全員補給した状態で出撃し、イベント海域の潜水艦マス1回を含む道中4戦、うち昼戦と夜戦両方を1戦後に進撃する
    →全員の燃料が20%、弾薬が30%、平均して25%なので、洋上補給が発生する
    例5:速吸のみ燃料と弾薬60%、他5隻が補給した状態で出撃し、イベント海域の潜水艦マス1回を含む道中昼戦4回後に進撃する
    →速吸の燃料弾薬は0%、他5隻の燃料が20%、弾薬が40%
    平均値は(20%×5÷6+40%×5÷6)÷2=25%
    よって、洋上補給が発生する

  • 効果は、1個使用時に通常艦隊では艦隊全員の燃料と弾薬を25%(端数切り捨て)回復させる。
    連合艦隊時には、第一/第二両方が15%回復する。
    2個以上使用すると、効果は累加するが単純な倍増より低下する。
    • 使用個数ごとの回復量
      使用個数通常艦隊連合艦隊
      1個+25%+15%
      2個+36%+27.5%
      3個+47%+40%
  • 発動すると、補給した分だけ母港の燃料弾薬が消費される
    • ケッコン艦へ補給する際、燃料弾薬消費量15%軽減効果が反映されない。
    • 母港の燃料弾薬が不足した場合、旗艦から順に上から可能な範囲で補給されるが不完全になる。
      • 発動時点での備蓄を参照するため、出撃時に足りていても空襲などで出撃中に不足した場合影響を受ける。
      • 母港の燃料弾薬が0で全く補給ができない場合、洋上補給の発動許可・却下の選択肢が出ない。
  • 燃料・弾薬残量と補正目安
    詳細、燃料は命中と回避について、弾薬は戦闘について
    ざっくり言えば燃料残60%から回避ペナルティが発生、弾薬残40%から与ダメペナルティが発生する。
    洋上補給では基本運用としてボス戦時のペナルティを解消して突入することが求められる。
    残燃料率昼砲戦のみ燃料補正
    80%2戦目0(補正無し)
    75%以上
    60%3戦目-15
    50%  -25
    40%4戦目-35
    30%  -45
    20%5戦目-55
    10%  -65
    0%6戦目以降-75
    残弾薬率昼砲戦のみ弾薬補正
    50%以上1.0
    40%4戦目0.8
    30%0.6
    20%5戦目0.4
    10%0.2
    0%6戦目全てカスダメ
    2016年4月1日メンテナンス前の発動条件

    2016年4月1日メンテナンス前の発動条件

    • 速吸に洋上補給を装備し艦隊に入れて出撃すると、各艦の残資材量の平均が25%以下になった状態で進撃を選択した際に、燃料と弾薬の補給が行われる。
      • 連合艦隊に編成した場合は速吸が編成された方の艦隊の残資材量で判定される。
      • 残資材量で発動判定が行われるので、ルートや装備をよく考えた上で運用しないと不発のままボスに向かってしまう場合がある。イベント海域の潜水艦マスを通る場合や、応急修理女神装備の際は特に注意が必要。
        • あらかじめ適度に消耗させてから出撃する、夜戦に突入して弾薬を追加消費する、等の方法で発動タイミングを調整することも可能。具体例は下記参照。
      • 6艦編成の場合の資材量平均25%以下とは、具体的には燃料・弾薬のメモリが全艦合計で120メモリなので30メモリ以下が該当する。

入手方法について

小ネタ

  • 海上での重油補給(日本海軍では「曳航補給」と呼んだ)は、日本海軍では1920年に竣工した能登呂型給油艦に洋上給油装置が搭載されたことで始まる*3
  • 方法としては縦曳き給油横曳き給油側曳き給油などがあった。
    • 縦曳き給油は、給油艦の艦尾に受給艦を接近させながら一定の距離を保ち、縦に並んで航行しながら送油管を送る方法。
      この方法とは反対に、給油艦が受給艦の後方から接近して一定の距離を保って縦に並んで航行しながら給油を行う方法を逆縦曳給油法という。
      艦側に特別な技量を必要としないので安全に行えるが、給油口までの接続ホースが長くなるので給油に時間がかかり、準備や後片付けも手間取るのが特徴。
    • 横曳き給油は、給油艦と給油したい艦をぴったり並走させ、その状態で舷側から舷側に給油ホースを渡す方法。
      接続ホースに太くて短いものを使用可能で前後の動作も含めて給油が短時間で済むものの、海面状況に左右されやすく、また双方にぴったり並走するだけの技量が必要なのが特徴。
    • 側曳き給油は横曳きのバリエーションで、給油艦の至近距離に給油したい艦を配し、その艦は給油艦に曳航されながら給油する方式である。
      主に駆逐艦相手に行う給油方式で、日本海軍では給油艦両舷に給油したい艦を配する両舷側曳き給油を主体としていた。
    • さらに横曳き・縦曳き同時給油という方式もあり、日本海軍では給油時間短縮のためにこちらを用いることも多かった。

  • 当時の日本海軍では、艦艇の洋上給油は従来からの『洋上給油教範』に基づいて行われていた。
    給油相手が駆逐艦のような小型艦の場合は横曳給油、戦艦のような大型艦の場合は縦曳給油を行っていた。
    • しかし、戦艦が大型化した当時の状況では、受給艦が給油艦の後方につく方法は操艦上、或いは給油作業上、いろいろと問題があった。
      そこで昭和15年の後半、第三艦隊司令長官は部下の戦艦と特設給油艦「極東丸」に対して給油方法の再検討を命令した。
      関係者は秘密裡に検討を重ねたが、この研究で具体的、技術的な主役を務めたのは「極東丸」の航海長と機関長であった。
      航海長、機関長らは、操艦方法の研究と給油設備の検討を行った末、最終的に従来の方法とは反対に、給油艦を受給艦の後方につける逆縦曳給油法を編み出して完成させた。
      これは、ほんの一例に過ぎないが、聨合艦隊の、いや日本海軍の動きを支えた裏方さんの隠れた努力の一端である。
      • 余談であるが、この研究を行った航海長・竹田少佐と機関長・池田少佐は「極東丸」とともに真珠湾攻撃へ向かう機動部隊に随伴し、攻撃前に最後の補給を行っている。
        この2人は正規の軍人ではなく、商船学校出身の応召された予備士官である。

  • 艦隊随伴型タンカーである速吸は、当然このホースによる給油設備を備えていたはずだが、イラストに描かれているのはドラム缶一体何に使うというのか
    • 公式4コマ103話にてようやくこの謎が判明。
      ドラム缶は重油等の複合タンクで、対象艦との間にスパンワイヤー(導索)を通して給油管とリターンワイヤー(揚収索)相当と思われる妖精さんをぶら下げ給油する、現代でもよく用いられているスパンワイヤー方式と思われる。
      給油が終わるとリターンワイヤー(妖精さん)を引き戻し、給油管を回収する至って普通の方法である(帰りも飛んで帰ると思ったのか……)。
      • スパンワイヤーを通す(張る)方法はいろいろあるが、一般的なのは4コマのように先端にサンドレット(おもり)を付け、対象艦目掛けて投げつける(飛ぶ)方法である。
        その他にはガスガンを使って打ち込む方法などがある(つまり妖精さんは、リターンワイヤーとサンドレットの一人二役?)。
    • 余談であるが、真珠湾攻撃において赤城蒼龍飛龍、さらに護衛のは航続距離の問題から、重油入りのドラム缶を艦内に積載していた。

  • ちなみに、海上自衛隊を始め、現在の各国海軍は横曵き給油が主流である。
    一見停泊した方が簡単そうに見えるが、並走した方が波の影響を受けにくく、作業がやり易いそうだ。
    • 参考:補給艦「ときわ」から護衛艦「はるさめ(春雨)」への給油写真
      参考:補給艦「ときわ」からフランス海軍フリゲート「Aconit(アコニト)」への給油写真(後ろに要るのは護衛艦「いかづち()」)
      • 上記の給油で2008年からの給油活動再開(補給支援特措法成立)から100回目に当たり、給油完了後Aconitの艦橋に横断幕が掲げられ、離脱時には両艦共に国歌斉唱をして別れるという事があった。
        更にAconitがジブチの任務を終え、帰国する際には護衛艦「さみだれ(五月雨)」から、航海の無事安全祈念の横断幕が掲げられた。
      • 給油時に、送油ホースの先端にささやかな贈り物を括りつけ、受油側の艦船に届けることがある。心温まる洋上交流の一幕である。
        これらはほんの一例なので、興味のある提督方は調べてみたらいかがだろうか。

この装備についてのコメント

  • 貯めに貯めた洋上補給153個捨てずに取っておいて良かった…マンスリーサボらずにずっとやってたらこんなに貯まってしまった -- 2022-01-22 (土) 20:44:42
  • このアプデか。装備保有数がいきなりガッツリ減ってて焦ったわ -- 2022-01-23 (日) 02:08:29
  • マンスリー任務で作ると赤字だけどそれ以外でもらう分には解体で得られる資源多めなので第5か第6くらいの予備資材になるな(勲章プレゼント箱etc) -- 2022-01-24 (月) 23:02:06
  • まさか新任務で要求されるとは思わなかったぜよ、1個足りねぇ・・・速吸育てて改にすっか・・・。 -- 2022-06-08 (水) 17:42:21
  • 出来ないよなーって見に来たけどやっぱ弾油だけでボーキは無理か。。。 -- 2022-06-22 (水) 22:25:36
  • E5-4で洋上補給3つ積んでる人を見たけど、これってボス戦の回避ペナも無くす配慮ってことなんかな? -- 2022-06-27 (月) 01:31:49
  • 5-4で洋上使い始めたんですが、1つなのか2つなのか悩みますね -- 2022-07-10 (日) 20:22:12
  • 機動部隊決戦の上ルートで宗谷入れてやってみようとしたんじゃが、使った瞬間固まったわ。こいつ、さては諸々バグが埋まっとるな? -- 2022-08-30 (火) 16:04:38
    • 念のため追記。洋上補給は増設に装備 -- 木主? 2022-08-30 (火) 16:08:06
    • すまん、発生したの最初の2回だけで再現しなくなったわ。音声再生関係でうちの環境由来っぽい。とりあえずイヤーリー機動部隊決戦6-5の上ルートがずいぶん楽になった -- 木主? 2022-08-30 (火) 16:21:30
  • 工廠任務の新装備開発計画IIってのでこれ4つ要求されて入手したことのない俺詰んだ どうしよ -- 2023-05-15 (月) 04:24:44
    • ほかの任務でもらえるから、やるのです -- 2023-05-15 (月) 05:56:21
    • マンスリー任務で1個 / クォータリー任務群で1~10個 / イヤーリー任務群で1~10個入手可能なので、遅くともクォータリー任務群が再受託可能となる来月には当該任務を達成可能です。 -- 2023-05-15 (月) 06:26:15
  • セッツブーンで毎週増殖するウホ級……とうとう82個に。しまいには宇宙に投棄することになるか -- 2024-02-26 (月) 12:37:13
  • 皆様は、普段どこで消費されてるのでしょうか。思えば一回も使った事が無い様な。 -- 2024-07-19 (金) 00:30:18
    • 普段使いするような装備では無いので普段は消費しない。イベントや一部任務とかで使う機会があるまで溜めてる -- 2024-07-19 (金) 00:58:40
    • ときどき目的と手段を履き違えて「こういう編成で使える!」って主張するコメントが生えるけど、通常海域じゃコレを使う場面は皆無に等しいよ。持ってても装備枠を圧迫することはないので安心してイベント海域に向けて貯めていこう。 -- 2024-07-19 (金) 02:13:05
    • 解体すれば油30/弾30。装備枠にカウントされないので、装備リストに大量に並ぶのを我慢すれば、一時的な資材保管と思えばいいのかも。 -- 2024-07-19 (金) 06:35:43
    • 偶然だけど、ちょうどこのコメ直後のイベで使いどころが来てたな。今回イベのE4-3やまむさルートみたいに必要な時が来るまで溜める装備です、普段使いするものじゃない。 -- 2024-09-01 (日) 20:25:53
  • E4-3で今後(これまでも含め)どれだけの消費になるでしょうかね…この装備は。 -- 2024-08-14 (水) 00:59:11
    • 甲ですが2つ積み×6回到達で12個消費しました…たぶん運いいほうですね -- 2024-08-17 (土) 02:20:41
  • 台風10号は海上でエネルギーを補給...。お前か?幼女補給お前なのか?! -- 2024-09-01 (日) 00:49:51
  • 発動条件が「ボスに突っ込むときに洋上補給を任意で選択」に変わったのに反映されてないような 参考: https://zekamashi.net/kancolle-kouryaku/youzyouhokyuu-hayasui/ -- 2024-09-01 (日) 18:02:39
    • 「ボスに突っ込むとき以外に勝手に発動する」なら、25%切ったら出る従来通りの仕様(「新規の仕様」って書き方が分かりづらいけど「従来仕様に加えて」ってことだね)。「ボスに突っ込んだのに選択肢が出ない」なら、なんかおかしいから発動条件(残資源とか、それ本当にボスマス?とか)を確認した方がいいかも -- 2024-09-08 (日) 19:24:16
      • ボスマスへの進撃時に発動可能である旨を明記しました。旧発動条件が折り畳まれただけで、追加条件が書かれてないまま8年以上放置されてたのか・・・? -- ? 2024-09-20 (金) 19:24:30
      • 逆に道中でも発動=補給の選択肢が出ると、初めて知りましたわ・・・ -- 2024-09-20 (金) 19:54:11
  • やばい、E4-3で幼女めっちゃ減る…マンスリー任務ちゃんとやっとけばよかったな -- 2024-09-08 (日) 15:33:56
    • 高速+で割る提督もいるけど、引きが悪いと試行回数が嵩むのは低速遠回り編成以上だから、時間との勝負ね。 -- 2024-09-20 (金) 20:01:11

*1 ルート分岐上補給艦扱い
*2 ルート分岐上補給艦扱いではない
*3 能登呂型は1番艦と2番艦の艦種変更でネームシップが2度繰り下がっており、2番艦の名を取って知床型、3番艦の名を取って襟裳型と呼ばれる場合もある