しまね丸

Cached: 2025-05-30 18:41:21 Last-modified: 2025-05-30 (金) 16:26:42
No.603
603_2.pngしまね丸(しまねまる)特1TL型 1番艦
特設護衛空母
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久39火力6 / 26
装甲9 / 23雷装0
回避14 / 29対空16 / 30
搭載14対潜24 / 62
速力低速索敵13 / 57
射程11 / 61
最大消費量
燃料40弾薬20
搭載装備
1012cm単装高角砲+25mm機銃増備
425mm三連装機銃
装備不可
装備不可
改造チャート
しまね丸しまね丸改(Lv60+高速建造材x22+開発資材x18)
図鑑説明
民間で建造された戦時標準船をベースに、全通飛行甲板と空母並みの航空艤装を持つ、特1TL型特設航空母艦、しまね丸です。
洋上に出撃することは叶わなかったけど、あたしたちのことも、覚えていて。
きっとだよ?

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、改造直後の値とは異なります。
最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:未発表、イラストレーター:未発表 (クリックするとセリフ一覧が開きます)

CV:未発表、イラストレーター:未発表*1

定型ボイス一覧

イベントセリフ改装段階備考追加




 




追加
入手/ログイン私、1TL型戦時標準船、しまね丸! じゃなかった……
特1TL型特設航空母艦、しまね丸です! 船団護衛用の特別な艦なの! 提督、あたし、働きたい、ですっ!
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母港*2編集
母港1詳細ご、御用ですか提督?編集
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母港2完成してます。働けますから!あたし!編集
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母港3な、なんですか?あぁ、そこですか?あたしって、ほら元タンカーですから。そういった運用は得意ですけど…。え、烈風?完成してたの!?載せたいです!是非!!編集
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ケッコンカッコカリ反転ボイス編集
ケッコン後母港反転ボイス編集
放置時あー、イギリスの機動部隊ねぇ…。ちょっとあれかな~、苦手かなぁ…。え?紹介してくれる?ううん!いいよ、別に!あぁ…手ひっぱんないで、マジでいいからホント…。編集
編成出撃編集
編成特1TL型、特設航空母艦、しまね丸!出撃です!ま、任せてください、あたしだって…空母です!編集
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出撃海上護衛船団、抜錨します!旗艦はあたし、しまね丸!皆さん、警戒を厳に!いきましょう!しゅっぱーつ!編集
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開戦・攻撃*3編集
戦闘1昼戦開始え、敵?敵です!間違いありません!襲ってきます!迎え撃つしか…合戦用意です!編集
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戦闘2昼戦攻撃む、迎え撃て!編集
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戦闘3夜戦開始夜は…無理、かも……。あたし、夜戦はちょっと…。編集
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戦闘4夜戦攻撃やれるかな…あたし。編集
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戦闘時ステータス*4編集
小破ふぇぇあぁぁー!むーりーー!!編集
痛っ、痛すぎ!ダメだってばー!!!編集
中破/大破あぁあ飛行甲板がぁ…。あたし、マジで撃たれ弱い…。でも、沈まない!沈まないから!!あたし、働くんだ!編集
轟沈反転ボイス編集
戦闘終了*5編集
勝利MVPえ?あたし、働けた?ちゃんと?提督、みんな、ホントに?やった…!やったぜあたし!!編集
旗艦大破痛っ、痛すぎ!ダメだってばー!!!編集
装備・改修*6編集
装備1改修/改造ありがとうございます!編集
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装備2提督!充実装備、夢見ていました!編集
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装備3改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見よし、ここまでは順調!編集
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その他編集
帰投ふぅ~無事に戻ってこれました~。作戦、完遂です!編集
補給提督、ありがとう!この分、ちゃんと働きます!編集
入渠(小破以下)あぁ、ちょこっと、ちょこっとだけですから!編集
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入渠(中破以上)はい…直撃弾です…。な、直りますから!編集
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建造完了お仲間、完成しました!編集
戦績表示最新情報の整理ですね、お任せください!どぞ!編集

各ボイス項目の詳しい説明はこちらをご覧ください


時報ボイス一覧

時刻セリフ改装段階備考追加





 





 
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00日付が変わりました。本日は私、しまね丸が秘書艦を務めます。提督、よろしくお願いです。
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01マルヒトマルマル。提督、この鎮守府は、飛行機が一杯ありますね。いいなぁ…私の分も、ありますよね?
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02マルフタマルマル。よし!これで書類関係はおしまい。あ、はい。お昼のうちに進めておきましたから。えっ?
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03マルサンマルマル。違いますよぉ。暇とか仕事がないとか、まったく違いますぅ。さぁ、早く寝ましょう、寝れるときに。編集
04うんん…提督ぅ、…あたしぃ…働きますよ~… んんん…見てて…くださいぃ…見ててぇ…編集
05んんん…もう…食べられない…んんん…むにゃ…ん…んぁっ! あっ 時間は!マルゴー、マルマルかっ。編集
06マルロクマルマル。提督、総員起こし、かけますね。総員起こし!艦隊起床!新しい一日ですっ!編集
07マルナナマルマル。朝食はこちらです。麦飯に大根のお汁、お漬物です。…おかずですか? お…お昼はきっと!編集
08マルハチマルマルです。さぁ、食後のお茶です。落ち着きますねぇ。ああっ四航戦の二人、大きいですねぇ。編集
09マルキュウマルマル。今度は二水戦の駆逐艦、霞、朝霜、そして初霜が抜錨しますね。精鋭ですっ。いいなぁ。編集
10ヒトマルマルマル。あ、提督ちょっと待ってください。この書類の束を片付けたら。ふぅ、もうちょいです。編集
11ヒトヒトマルマル。書類関連は一段落しました。ふぅ。あ、もうこんな時間。もうすぐお昼、支度しなきゃ。編集
12ヒトフタマルマル。提督、お昼です。見てください!お魚の切り身、戴きましたぁ。おかず付きのお昼ご飯ですっ。編集
13ヒトサンマルマル。提督、ほら見て。このお魚の端っこと佃煮を麦飯にのせて、お茶かけて…ごちそうっ! どうぞっ!編集
14ヒトヨンマルマル。そうですよ、瀬戸内のお魚。美味しかったですぅ。カサゴとか最高でぇ…ああ、仕事しますっ。編集
15ヒトゴーマルマル。え?提督。 艦載機を搭載して海上護衛ですか? でます!行きましょう!いますぐっ!編集
16ヒトロクマルマ… あぁ…前方に艦影?。あれは、陸さん、熊野丸、山汐丸! おーいっ、おーいっ、やっほーっ編集
17ヒトナナマルマル。提督、港に帰投しましょう。ほら夕日が綺麗です。志度湾の夕日も綺麗でした。編集
18ヒトハチマルマル。提督、夕食はどうしましょう? え? 夜は、提督が…作ってくれるって? いいんですか?編集
19ふんふん、良い匂いっ! この匂いは…カレーライスっ! こんなごちそう、いいんですか? ヒトキュウマルマル!編集
20フタマルマルマル。カレーライス、最強~っ! おいしい~! こんなごちそう、ずっと食べられる時代っ! いいですねぇ~。編集
21フタヒトマルマル。片付けや洗い物は、私に任せてくださいっ。それくらいはええ、働きますとも! 幸せですっ。編集
22フタフタマルマル。うん、そうです。戦標船の改装艦も海軍関連だけじゃなくて、陸さんもけっこうありますよね。編集
23フタサンマルマル。もうこんな時間っ。提督、本日も大変お疲れ様。明日も頑張って働きますっ、はいっ!編集


季節ボイス一覧


イベントセリフ改装段階備考追加





 





 
追加
桃の節句編集
春の訪れ編集
ホワイトデー編集
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春本番編集
梅雨編集
初夏編集
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盛夏編集
夏祭り編集
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秋刀魚編集
晩秋編集
ハロウィン編集
秋のワイン編集
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師走編集
クリスマス編集
年末編集
新年編集
節分編集
バレンタイン編集

12周年記念編集


ゲームにおいて

  • 2025春イベント後段作戦『突入!第二次礼号作戦』E5にてドロップ艦として初登場。
  • 山汐丸と同じく艦種が特設護衛空母となっている、内部的には補給艦。
  • 当初アイコンが山汐丸と同じ「陸護空」となっていたが後に「特護空」に変更された(3/31頃修正?)。
    • 特1TL型は海軍配当船。陸軍配当船の山汐丸は特2TL型。

運用について

  • 装備可能種別は未改造と改造後で異なる。
  • 装備可能な種別は以下。
    • 副砲(高角砲/通常副砲)、艦上戦闘機、小型電探、小型ソナー、爆雷、機関部強化(タービン/強化缶)、対空機銃、応急修理要員、対潜哨戒機、中型バルジ、探照灯、照明弾、航空要員、高射装置、見張員、戦闘糧食、洋上補給
  • 補強増設に装備可能な種別は以下。

アップデート履歴

キャラクター設定について

  • 神戸の川崎造船所で建造。北海道防衛作戦で実装された艦娘のうち、大泊も川崎造船建造なので、神戸出身が2隻ということに。
    • しまね丸は、いわゆる特設航空母艦である。*7 正確にいえばタンカーの船体に飛行甲板を増設したMACシップという艦種。
    • 上空からは護衛空母とMACシップの区別がつくはずもなく、アメリカ軍は「神戸型護衛航空母艦/Kobe type escort aircraft carrier」と類別していた。*8
  • その生涯は、瀬戸内海で完結してしまった。太平洋に出たこともない。*9 戦時中は瀬戸内海から動けず、終戦後、復員輸送のため東南アジアやラバウルまで航海した葛城熊野丸とは対照的である。

小ネタ

略歴

略歴

19446.8川崎重工業神戸造船所において起工
12.19進水
19452.28竣工(艤装工事中止)
3.19空襲を受け被弾損傷
7.24再度空襲を受け大破着底
194611.11浪速船渠により解体開始
19487.1解体完了
  • しまね丸は石原汽船に割り当てられた船で、1TL型戦時標準油槽船19番船として1944年6月8日、川崎重工業神戸造船所(川崎造船所)にて起工。特1TL型、つまり海軍タンカー兼用護衛空母へと設計変更がなされ、12月19日進水、1945年2月28日に竣工(というか艤装工事が中止)した。
  • 加古榛名足柄といった名だたる軍艦を送り出してきた川崎造船所が、終戦前に建造された艦艇としては最後に完成させた1万トン級艦船*10がしまね丸であった。寒い時代だとは思わんか…*11
    • 川崎造船所が建造した航空母艦としては、加賀瑞鶴飛鷹大鳳が先輩になる。川崎造船では雲龍型空母生駒?も建造していたが、1944年11月17日に進水した段階で建造中止、船体だけの状態で、しまね丸の近くで放置されていた。*12
  • 太平洋戦争末期に建造された艦船のため、情報が少ない。進水日、竣工日ですら複数の出典があるほど。
「石原汽船について」
  • 所有者の石原汽船の所有船は、他社からの購入船を除き「ひらがなの船名+丸」となっており、しまね丸の他は同じ1TL型で竣工後30日で戦没したたかね丸*13、悲運な最期を遂げた2TL型油槽船のありた丸、2TM型油槽船のあやなみ丸等を所有していた。
  • そのルーツは、1920年に石原広一郎が、マレーシアのスリメダン鉱山の採掘を目的とした会社、南洋鉱業公司を設立したのが始まりで、1924年に産出される鉄鉱石輸送のため海運業にも参入。1929年に石原産業海運に社名を変えている。
  • 1936年、北アメリカや南方からの油槽船による油輸送に参入するため、関連会社として南洋航路を設立し、1938年3月に日本海運と改称。開戦後、石原産業海運は軍の命令で海南島や東南アジアでの鉱山開発にも着手しており、海外での事業を拡大していった。1943年6月、石原産業海運は海運部門を分離して日本海運に譲渡。それに伴い日本海運は石原汽船と社名を変えた。終戦後、1946年に石原汽船は日本海運と社名を戻している。それに対し、海運部門を分離した石原産業海運は石原産業と社名を変えた。
  • 敗戦により、日本が海外に所有していた海外資産は連合国により戦争賠償として没収されることになった。そしてそれは石原産業も例外ではなく、海外にあった鉱山と関連施設・事業を喪失した。これにより海外からの鉱石輸送ができなくなったことと、北アメリカや南方からの油槽船による油輸送が再開されなかったこともあって日本海運は経営が行き詰ったようで、1956年に最後の所有船、羽洋丸*14を売却。その後まもなく倒産したと思われる。
  • 一方、石原産業は三重県の紀州鉱山と関連施設・事業、四日市の銅精錬工場の運営で経営の立て直しを図った。現在は大手化学メーカーとして酸化チタン*15や農薬などの販売を行っている。
  • なお、同じ海運会社所有船としてはあきつ丸が先輩にあたる。竣工時の彼女は日本海運所有とした陸軍特殊船だったが、日本海運から石原汽船への社名変更に伴い石原汽船所有となっていた。
「1TL型油槽船について」
  • 1TL型については速吸山汐丸の項も参照してもらうとわかるが、戦前の大型高速油槽船のデファクト・スタンダードであった川崎型油槽船の略同形船として播磨造船所(現在のジャパンマリンユナイテッド)で建造されたあかつき丸*16のエンジンをタービンエンジンに変更した黒潮丸*17をベースに播磨造船所が設計した油槽船である。第1次戦時標準船のうち、南方から内地への油輸送と艦隊に随伴する給油艦にも使用できる1万トン級大型タンカーとして建造が計画されたもので、艦隊への随伴を考慮して、21号水管缶2基を組み合わせた最大出力8,600馬力の2段減速複筒タービン機関を搭載。航海速力15ノット、最大速力18.2ノットを発揮することができた。なお、船型は建造造船所・建造時期により船橋等の上部構造物に若干のバリエーションがある。
    • 第1次戦時標準船は日本の戦時標準船としては最も早く建造が始まったこともあって各型合わせて合計185隻が建造されたうちの大半が戦没しており、終戦時に残っていたのはわずか11隻、1TL型では2隻だけだった。
  • 戦争の進展により粗製乱造の第2次戦時標準船に建造はシフトしていったが、2TL型が最大速力15ノットと低速力で艦隊への随伴能力を考慮していなかったため、海軍にとっては艦隊随伴油槽船として1TL型の需要があったことから、川崎造船所では2TL型を建造せず、最後まで1TL型の建造を続けていた。
    25隻の建造が計画されており、その中には給油艦として海軍が発注し、播磨造船所で建造された「針尾」(未実装)も含まれている。戦局悪化による資材不足で、このうち終戦までに竣工できたのはしまね丸を含めて20隻にとどまる。このうち18隻が戦没した。その他3隻が戦後に竣工し、2隻が建造中止となった。
  • 姉妹船には、1944年末から1945年初頭にかけて、ヒ84船団で日本本土への石油輸送に成功し、戦後は掃海試行船として掃海した海域に機雷が残っていないか実際に航行して確認するモルモット役を勤めたことで知られる飯野海運の二代目東亜丸*18や、同じヒ84船団に参加して戦争を生き残り、戦後は捕鯨母船が全て戦争で沈没したために、1946年に自らが捕鯨母船に改造され、タンカーに復元後*19に飯野商事へ売却され、1960年まで使われていた日本水産(現在のニッスイ)の橋立丸の他、白露と衝突して彼女を沈めてしまった国洋汽船の清洋丸、朝風の戦没と第二十二号海防艦によるアメリカ潜水艦「ハーダー」の撃沈を目撃した浅野物産の二洋丸、竣工後わずか22日で放棄と同型船で最も短命だった日本油槽船の第二八紘丸*20*22などがいる。
  • 艦これでは初めての軍に徴用されていない純粋な民間船。元々特1TL型は1TL型を設計変更したもので、海軍配当船として運航する予定だったのである。軍配当船とは、わかりやすく言えば軍に徴用されないまま南方と内地の間、または南方での人員・物資等の軍事輸送に従事するために軍が指定した船の事で、陸軍指定の陸軍配当船、海軍指定の海軍配当船の2種類があり、1944年7月にはフィリピン以北の諸要地の防備強化および南方必要物資の内地への輸送促進のために期間限定で配当船に指定された陸軍臨時配当船・海軍臨時配当船が加わった。
  • 特1TL型は1TL型改装の空母で、タンカーとしての機能を残しているためタンカーとしても運用可能。右舷後部舷側に煙突があり、船橋は飛行甲板下にある*23。搭載機は九三式中間練習機12機を搭載できる。
    ミッドウェー海戦の敗北以降、空母不足に悩んでいた日本海軍は、場合によっては特1TL型を艦隊型空母の補助として艦隊戦に用いることも想定していた。しかし、南方航路の終焉直前の1945年3月1日に特1TL型の建造中止が決定している。このため、しまね丸も竣工直前まで建造が進んでいたものの艤装工事が中止となった。
  • 特1TL型は4隻が指定されているので、当然ながらしまね丸の特1TL型としての姉妹船も存在する。いずれもしまね丸と同じ川崎造船所で建造された。
    • 2番船(1TL型21番船)の大瀧山丸は三井船舶(1964年に大阪商船と合併し大阪商船三井船舶となり、1999年にナビックスラインと合併し商船三井となる)割り当てで、1945年1月14日に進水したものの3月2日に建造が中止。終戦直後の8月25日、係留索が切れて逸走した挙げ句、アメリカ軍の磁気機雷に触れて沈没。1948年5月に解体が開始され、10月に解体完了となった。
    • 3番船(1TL型23番船)の大邱丸*24は日本郵船割り当てで、1944年12月18日に起工はしたものの、キールと船体骨組みだけの状態で1945年2月に建造が中止。日本郵船がタンカーの運航を嫌がった*25ためか戦後も放置されていたものの、1949年に飯野海運がこれを購入。10月19日に建造工事を再開して1950年3月6日に進水、6月3日に飯野海運の戦後初の新造油槽船、隆邦丸として竣工。竣工後はすぐに原油輸送のためにバーレーンへ向かい、戦後復興期の油輸送に活躍。1964年5月に横須賀で解体された。
    • 4番船(1TL型24番船)の大社丸は起工準備中に建造中止となっており、未起工のため割り当て先はまだ決まっていなかったものと思われる。
      「民間船舶の命名法について」
      • かつての日本の商船は一定の法則で命名されていた。
        • 日本郵船:一部の例外を除き、貨物船は姉妹船の頭文字のアルファベットが揃う様になっている。C級だったら全部「ち」から始まるのだ。
          • 客船は別で、神社の名前から命名されているが、氷川丸、日枝丸、平安丸のように、頭文字がHの神社名で揃えられたり、新田丸、八幡丸春日丸のように日本郵船のイニシャルNYKで揃えられたりしている。
        • 三井物産船舶部→三井船舶:「○○山+丸」となっていた。
          • 赤城山丸*26や秋葉山丸*27、音羽山丸*28や御室山丸*29、淡路山丸*30や有馬山丸*31、など。なおニューヨーク航路の高速貨物船は頭文字もAで統一されていた。
        • 川崎汽船*32:「○川+丸」となっていた。
          • 神川丸*33や宏川丸*34、靖川丸*35や建川丸*36など。
        • 乾汽船:一部の例外を除き、一文字目が乾で始まる。
          • 乾祥丸*37や乾國丸*38、乾進丸*39など。
        • 日本水産*40:船種によって異なり、所有する捕鯨母船3隻は「図南丸」で統一。捕鯨船は「拓南丸」もしくは「昭南丸」で統一。また、捕鯨母船の補助として捕鯨船団への給油や鯨油の輸送のためにタンカーを所有していて、そちらは日本三景から名付けられている。
          • 厳島丸*42や上述の橋立丸、松島丸*43、第15昭南丸*44など。
        • 山下汽船(1964年に新日本汽船と合併して山下新日本汽船となり、1989年にジャパンラインと合併してナビックスラインとなるが、1999年に大阪商船三井船舶と合併):一部の例外*45を除き一文字目が山で始まる。
        • 大阪商船(1964年に三井船舶と合併):一部の例外を除き、貨物船は一文字目が大で始まる。
          • 大倫丸*48や大天丸*49、大翼丸*50など。
          • ニューヨーク航路の高速貨物船は例外的に、畿内丸、東海丸、山陽丸、北陸丸(ほくろくまると読みます)、南海丸、北海丸と五畿七道から命名されていた。
          • なお、貨客船は多くが投入航路の目的地や経由地の地名を使っていた。はわい丸(タコマ航路)やあるぜんちな丸(南米航路、のちの空母海鷹)、黒龍丸(大連航路)のように。愛国丸型?時代なんでしょう。
        • 岸本汽船(1943年末に会社解散?詳細不明):傭船*51専門の海運会社で、一文字目が神で始まるが、大戦中に保有していたのは以下の2隻のみであった。
          • 神愛丸*53および神威丸*54
          • なお、大阪商船の畿内丸の同型船として関東丸、関西丸の2隻を所有し、大阪商船が傭船していたが、1937年に大阪商船の子会社の原田汽船*55に売却された。
        • 浅野物産(戦後原油輸入から撤退し、1966年に丸紅に吸収されている):浅野財閥系の商社で、油輸送に参入していたためタンカーを保有していた。同じ浅野系の東洋汽船と同じ「○洋+丸」となっていた。
          • 玄洋丸*56や二代目紀洋丸*57、一洋丸*58や上述の二洋丸、三洋丸*59など。
        • 東洋汽船(1960年に日本油槽船と合併):浅野物産と同じく浅野財閥系の海運会社で、浅野物産と同様に「○洋+丸」となっていた。
          • 大洋丸*60や安洋丸*61、麗洋丸*62など。
        • 三菱商事→三菱汽船(1964年に日本郵船と合併):三菱財閥のタンカー運行部門、油田や製油所がある地名をつけている。
          • さんぢゑご丸*63やみりい丸*64、さらわく丸*65など。
        • 東洋海運(1966年に協立汽船と合併して新栄海運となり、1995年に大阪商船三井船舶と合併):「○○川+丸」となっていた。
          • 富士川丸*66や球磨川丸*67、大井川丸*68など。
        • 辰馬汽船(1947年に財閥解体で新日本汽船と改称し、1964年に山下汽船と合併):一部の例外を除き、一文字目が辰で始まる。
          • 辰羽丸*69や辰珠丸*70、辰鳩丸*71など。
        • 日産汽船*72:一文字目が日で始まる。
          • 日秀丸*73や日翼丸*74、日寅丸*75や日鉄丸*76など。
        • 原商事*78:一部の例外を除き、船名は「眞盛丸(真盛丸)」で統一されている。
          • 第一眞盛丸*79や第十八眞盛丸*80、第十三眞盛丸*81など。
        • 共同企業→日本油槽船:共同企業は国の方針により設立された国策会社。石油の輸入,貯蔵,配分を目的として東亜石油協会や国内の主要石油会社の出資により設立された。1942年に東亜石油協会を吸収合併し、1944年1月には国内の主要石油会社の海運部門および所有タンカーを集約した他、関東タンカーを吸収合併した。共同企業は南方石油の買付、輸送、保有、配分ならびに価格調整等の事業も行うなどその事業規模が巨大であったため、共同企業が保有するタンカーを運航するための専業船主として1944年に日本油槽船が設立された。1964年、日本油槽船は日産汽船と合併。一応「○心+丸」となっていたが、その複雑な沿革から大半が前企業からの移籍船かつ船名をそのままとしたものが多い。
          • 永洋丸*82や第1小倉丸*84、第2小倉丸*85や初代八紘丸*86、天心丸*87など。
        • 日東鉱業汽船→日東汽船(戦後日東商船と名を変え、1964年に大同海運と合併してジャパンラインとなる。1989年に山下新日本汽船と合併):「○栄+丸」となっていた。
          • 久栄丸*88や良栄丸*89や萬栄丸*90、桑栄丸*91など。
        • 帝国船舶:国際情勢悪化による船腹確保のため、国内にいる外国船舶の購入・傭船を目的として国内の主要海運会社各社の出資によって設立された国策会社。1946年会社解散。一部の例外を除き、一文字目が帝で始まる。
          • 帝亜丸*92や帝仙丸*93、帝安丸*94など。
  • 1945年3月18日、沖縄戦を見据えてマーク・ミッチャー提督指揮下の第58任務部隊が日本列島を攻撃した。
    • 3月19日、58.2任務群は神戸攻撃を命じられ、攻撃隊が発進…しようと思ったら、銀河の奇襲で旗艦フランクリン?が大破!大炎上して、あやうく沈むところだった。*95 大混乱の中で、それでも他の健在空母から攻撃隊が発進して神戸や大阪を空襲した。しまね丸にも空母ハンコックのF4U-1Dが襲いかかり、爆弾やロケット弾が命中して小破している。インディペンデンス級軽空母のサン・ジャシントやバターンの攻撃隊も、しまね丸を攻撃したようだ。*96
      • でもエセックス級正規空母1隻大破と、特設空母1隻小破の交換では、割に合わない戦果であろう。*97
  • 1945年7月24日、高松の近くの志度湾で停泊していたところ、イギリス太平洋艦隊のイラストリアス級空母から飛来した艦上機の攻撃で大破し船体折損、後部が着底してしまった。この時に船員6名が戦死している。
    • どの所属機がしまね丸に致命傷を与えたかは特定できていないが、Victoriousが関与していた事だけは間違いない。
  • 終戦後の1946年11月11日、浪速船渠の手で浮揚解体が開始され、1948年7月1日に解体完了となったが、その際マスト2基を志度町*98の有志が貰い受け、消防団の警鐘台*99として活用。うち1基は高松市の野外博物館、四国村に移設されており、どちらも現存する。両者とも機銃掃射による弾痕が残っている。2006年4月、国の登録有形文化財に指定された。

この艦娘についてのコメント

  • 龍鳳改二入れたら出たけど、関係ないよなぁ。 -- 2025-05-11 (日) 22:37:49
  • 時間ギリギリ最後の一回ででたー!マジで100周近かった、やっとイベント終了。 -- 2025-05-11 (日) 22:47:22
  • 現在乙で攻略中、2連続しまね丸ドロップして「は?」ってなった。他の提督のとこ行ってあげなよ・・・ -- 2025-05-11 (日) 23:37:36
  • 何とか無事に邂逅できたわ。燃料が20万から8千にまで減ったけど・・・ -- 2025-05-11 (日) 23:47:57
  • 勝った。春イベ完! -- 2025-05-12 (月) 01:17:32
  • 盛り上がってまいりました -- 2025-05-12 (月) 01:43:44
  • もう出ない -- 2025-05-12 (月) 01:52:45
  • 乙で85S勝利で来た。A勝利含めたら100勝以上してるわ。連合艦隊掘りのせいで資源不足で苦しんでる人多そう -- 2025-05-12 (月) 02:55:07
  • でないぃ… -- 2025-05-12 (月) 03:12:08
  • 乙で武蔵目当ての待ったり掘り中にまさかの2隻目ゲット、どうすればいい? -- 2025-05-12 (月) 03:15:42
    • 改と未改装とで季節限定グラの差分がある場合があるから、それを楽しむために改と未改装と両方手元に残すのも一興 -- 2025-05-12 (月) 03:21:39
  • 鷹の爪団の動画観ながら出勤前に掘り続けてラストで出たという感じ。イベント完走諦めてたからの盛り返しで、明日◯ぬんじゃないかと思った。(大学受かったのもこんな感じだったもんなー) -- 2025-05-12 (月) 08:16:22
    • どうでも良くないが、こういう対馬丸みたいに使われてた艦はこういう時期になるとじわじわ来るものがある。手に入れた喜びよりもそちらを鑑みよう。 -- 2025-05-12 (月) 08:21:20
      • 対馬丸の件はアメリカ人(特にWW2のころに生きていた人)からしたら「輸送船に子供を乗せた上に守れなかった日本人が悪い、アメリカ人は仕事をしただけだから何の罪もない」って感じかもしれない(意図的な民間人虐殺行為を戦争犯罪ではなく正義の鉄槌としているのなら過失では絶対かえりみないはず) -- 2025-05-14 (水) 12:22:51
  • しまね丸2隻掘れたのはいいんだけど、12cm単装高角砲+25mm機銃増備を持ってくるんだよな。去年ランカーで2個もらったからもう十分堪能したよ…(満身創痍) -- 2025-05-12 (月) 08:26:50
    • ランカー装備を持参するなんて大盤振る舞いじゃん。流石は最終海域のボスでドロップする新艦だね -- 2025-05-12 (月) 08:38:03
  • あと2時間半!頼むから! -- 2025-05-12 (月) 08:32:21
    • ああああああといちじかんんんんん!ダメか?ダメなのか? -- 2025-05-12 (月) 10:08:01
      • 髪は死んだ・・・ -- 2025-05-12 (月) 11:22:28
  • きちゃあ!あきらめないでよかった。春イベおわりっ! -- 2025-05-12 (月) 08:49:59
  • しまね丸ドロップ祈願。どうか逢えますように。 -- 2025-05-12 (月) 09:06:55
  • 出勤前最後の出撃で来てくれた! -- 2025-05-12 (月) 09:25:12
    • おおー、おめでとうございます! -- 2025-05-12 (月) 09:48:34
    • おめ!これでラストってとこで出ると何か余計に報われた感あるよね -- 2025-05-12 (月) 11:07:50
  • 結局お迎えならず…またどこかで拾えるのをお祈りしよう… -- 2025-05-12 (月) 10:12:54
    • それから10年の月日が流れた… -- 2025-05-12 (月) 10:36:24
      • 10年はやっ! (OO; -- 2025-05-12 (月) 11:02:56
      • まあ5年後くらいに任務で選択できるかと -- 2025-05-12 (月) 11:10:20
      • マジレスすると空母とか特殊艦は割と早めにイベで出てくる …といっても1年後ぐらいだけどな! -- 2025-05-12 (月) 11:18:43
      • 艦これ開始22年目にして初邂逅とは胸が熱いな… -- 2025-05-12 (月) 16:13:35
      • 多分艦これサービス終了間近になったら、これまでの実装艦と装備は何でも好きなのもってけ状態になるだろうな・・・ -- 2025-05-13 (火) 20:12:05
      • 震電改「デスヨネー」 -- 2025-05-17 (土) 05:52:33
  • 天井もない確率表示もないのに出てこないのは流石に詐欺だろ -- 2025-05-12 (月) 11:17:29
  • 丙で107回S勝利で出なかった… 出ない人にはとことん出ないということが分かったので上手いタイミングで見切りをつけなきゃなあ…次イベでもドロップあることを祈る(できれば掘りやすいところで…) -- 2025-05-12 (月) 11:20:31
    • 105回回して出なかった 10回目で武蔵、35回目で掘り始めてから3隻目の三隈が出た後は吹雪だとか那珂だとか摩耶だとか何の足しにもならんゴミしか出なかったな 使った資材と時間を金で返せレベルのクソイベ -- 2025-05-12 (月) 18:54:30
  • 6-3丙を約200周はしたんだが、お迎えできず。無念。油と鉄が払底してまでやったんだがなぁ。 -- 2025-05-12 (月) 12:20:02
  • しまね丸のイラストは海原さかなさんかな? -- 2025-05-12 (月) 13:43:00
  • 米駆逐艦が通常海域に搭載されるようですねw自分はしまね丸堀も何一つ堀はしてないので、資源を米駆逐に投入できるんですよねwうきうきだぜ、まぁ1週間は掘りもせんかな?アルフォンシーノとかならウィークリー回すだけで出るかもわからんし。 -- 2025-05-12 (月) 17:56:01
    • まぁ、ウィークリー周回中にフレッチャー級が出ればいいですが、もし他のフレッチャー級より運ちが冴えないなら、掘るのやめるかな。 -- 2025-05-12 (月) 18:52:32
    • すっぱい葡萄案件かな? -- 2025-05-13 (火) 07:07:11
  • 今日こそしまね丸お迎えするぞ~! -- 2025-05-13 (火) 01:25:43
    • と言う夢を見ました… -- 2025-05-13 (火) 20:07:21
  • もう打ち切って寝ようとしてた5/11日付が変わるころにドロップ。瀬戸内海から出たことも無いって事は箱入りのお嬢様? -- 2025-05-13 (火) 23:41:26
  • 蒼いずんだもん -- 2025-05-15 (木) 10:10:03
  • 地獄からの使者、しまねマッ!(デーデデー -- 2025-05-19 (月) 08:31:06
  • 初勝利初S初ドロップしまね丸ワイ提督、愉悦の表情 -- 2025-05-22 (木) 16:29:56
  • 改造までが遠いけど、なんだかんだ毎日の演習で制空箱役として出ずっぱりなのでそろそろ改造に手が届きそうだ -- 2025-05-24 (土) 10:14:43
  • 中破を見ていると、まるで提督に両腕を組し抱かれておっぱじまる寸前に見えなくもない -- 2025-05-27 (火) 19:55:25
    • 何が始まるんです? -- 2025-05-29 (木) 06:23:08
  • Lvも80になったし思い立って志度町の警鐘台とバベ木の端に行ってきた。やっぱリアルで見ると感慨深いね -- 2025-05-30 (金) 16:26:41

提案意見掲示板からのお知らせ

  • ドロップ祈願や海域攻略祈願のために、wiki内神社というページが設置されました!ぜひご利用ください。

  • 建造成果の報告は建造レシピ内にあるコメント欄に、
    ドロップ報告に関しては出撃ドロップ内にあるコメント欄にて行なっていただけると幸いです。

*1 CVやイラストレーター加筆時はそれぞれCV・イラストレーターに出典を記載
*2 母港ボイスは各艦娘につき3つ割り当てられています。「詳細」ボイスは編成画面の「詳細」ボタンをクリックすることで聞くことが出来るボイスです。母港画面でも聞くことが出来ます。「母港3」ボイスは「母港画面でのクリック」もしくは「母港画面への遷移」でのみ聞くことが出来る、いわゆる「提督お触りボイス」です。編成画面での「詳細」ボタンでは聞くことが出来ません
*3 4つの基本ボイス(昼戦開始・昼戦攻撃・夜戦開始・夜戦攻撃)がありますが、各ボイスはその他の色々な場面でも使われます。各ボイスをどのフェーズ(航空戦/開幕雷撃/先制対潜/昼戦攻撃/各種CI...など)に割り当てるかは艦娘によって異なり、例えば開戦ボイスを攻撃でも使ったり、夜戦攻撃ボイスを昼戦でも使ったりします)
*4 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*5 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*6 装備ボイスは3ボイスありますが、改修/改造ボイスと共用化されています。また、ボイス3は「改修/改造」「開発」「バケツによる即時修復」「遠征出撃」「アイテム発見」ボイスと共用化されています
*7 一般的には、特設空母 or 護衛空母 Escort aircraft carrier のどちらかで表記される。日本海軍も「特設護衛空母」という表現を使ったことはない。特空母、護衛空母、小型空母のどれか。
*8 イギリス海軍最初の護衛空母(特設空母)オーダシティも、鹵獲したドイツ貨物船の船体に飛行甲板を張っただけの簡易式、格納庫・エレベーターなし・露天駐機、マートレット戦闘機6機搭載がやっと……という寒い仕様だった。MACシップと特設空母の区別はあいまいである。
*9 天城山汐丸も、しまね丸と似たような艦歴だ。天城は呉と桂島泊地から、山汐丸は東京湾から出たことがない
*10 軍艦の場合は水面下の体積、商船の場合は船内すべての空間の体積なので同じトン数でも容積が違うのである。
*11 潜水艦や小型艦艇については、しまね丸以外にも建造を続けている。
*12 3月19日、神戸を空襲したアメリカ軍機も「神戸港で護衛空母1隻を撃破、建造中の正規空母にもダメージを与えたぞ!」と報告している。
*13 1944年9月30日竣工、レイテ沖海戦で小沢機動部隊の給油船団に参加、10月30日戦没。第二十二号海防艦が護衛していた。
*14 2TM型油槽船を改装した貨物船。旧名あやきく丸。
*15 白色系着色料の原料として高い需要がある。
*16 日本海運が油槽船の運航を始めるにあたって播磨造船所に発注したもの。ということは、同型のあけぼの丸とともに、しまね丸の先輩にあたる
*17 その数奇な運命は速吸を参照してください。
*18 初代は川崎型油槽船で、1943年11月25日にアメリカ潜水艦「シーレイヴン」の雷撃により沈没。
*19 1951年にトラック島空襲で着底していた第三図南丸を浮揚して、図南丸として復活させたため。戦前の図南丸と混同せぬように。
*20 1944年7月31日竣工。ヒ71船団で門司から馬公へ移動後、高雄へ移動。そこからタマ24A船団でマニラへ向かうが、8月22日にアメリカ潜水艦「スペードフィッシュ」の雷撃で被雷擱座し、9月21日に船体切断により積荷を他の船に積み替えて放棄。
*21 戦没時に岸波も共に戦没している。
*22 船名の由来は「天下や世界を一つの家にすること」を意味する「八紘一宇」からで、同じ日本油槽船が所有する姉妹船の二代目「八紘丸」*21と区別するために「第二」がつく。また、同じく日本油槽船が所有する1TM型戦時標準タンカーに「一宇丸」がいる。
*23 イラストレーター兼戦時輸送船研究家の岩重多四朗による再現模型。ww6.enjoy.ne.jp/~iwashige/shimanemaru.htm
*24 たいきゅうまると濁らず読む。だいきゅうまるやてぐまるではない。だいきゅうまるだったら大阪商船の船になりそう。大邱丸 TAIKYU MARU (なつかしい日本の汽船)
*25 三菱財閥では、タンカー運行は本来、三菱商事→三菱汽船が担当していた。否応なしに引き受けさせられた2A型貨物船を改造した2AT型応急油槽船9隻と1TL型と2TL型をそれぞれ2隻ずつ、3TL型油槽船1隻を強制的に割り当てられて、2TL型油槽船1隻と2AT型応急油槽船は実際に運航していた。なお、生き残ったのは2AT型4隻だった。
*26 ディーゼル機関船とレシプロ機関船との比較のために建造された2隻の貨物船のうちのディーゼル機関船。第八次多号作戦でレイテ島サンイシドロの海岸に強行擱座し、空襲により全損。船長以下船員58名、船砲隊69名は最後まで持ち場を離れず、全員戦死した。
*27 赤城山丸と同様の理由で建造されたレシプロ機関船。クェゼリン上陸の事前空襲により被弾沈没し、船員はクェゼリンの戦いに巻き込まれた。
*28 川崎型油槽船より少し短い在来型高速タンカーで、戦前優秀高速タンカーとしては唯一陸軍に徴用された。
*29 音羽山丸の同型船で、ヒ03船団ではU-511と出会っている。最期はヒ82船団で姉妹まとめて沈没。
*30 ニューヨーク航路の高速貨物船で、開戦初日に沈没した。
*31 同じくニューヨーク航路の高速貨物船。1945年に病院船になったこともあり、無事終戦を迎えて1970年まで現役であった豪運船。
*32 第一次大戦終結により船腹余剰となり、保有するストックボートの処遇に困った川崎造船所が子会社として設立したもの。
*33 ニューヨーク航路の高速貨物船で、姉妹船3隻と合わせて船名の頭文字が「神聖君国」となっている。姉妹4隻全てが水上機母艦に改造されている。最期はScampの雷撃で戦没。
*34 「神聖君国」型貨物船の追加建造船で、準姉妹船。全て海軍に徴用された「神聖君国」型とは違い、陸軍に徴用された。
*35 マニラで火災事故により全損となり、日本に曳航されて解体されそうになっていたイギリス貨物船を購入し復旧させたもの。
*36 川崎型油槽船、川崎汽船が自社でも油槽船を持とうと親会社で建造した。1944年5月、バリクパパンからタウイタウイを経由してダバオへ向かう途中、ダバオ沖で被雷沈没
*37 在来型貨物船。トラック島空襲により戦没。
*38 2A型貨物船で、終戦時は空襲により中破し擱座した状態。後に修理がされて復帰し、1950年にAB船級取得工事を受けて大改造された。1962年解体。
*39 2代目で、在来型貨物船である初代はラバウルにて空爆を受け沈没。2D型貨物船だが、元々は2D型をベースに敷設艦仕様とした海軍敷設艦「箕面」(未実装)の姉妹艦として建造中だったものを戦後に乾汽船に割り当てられたもの。竣工後4ヶ月で荒天により遭難し沈没。
*40 2022年にニッスイと社名変更
*41 他の捕鯨母船の第二図南丸と第三図南丸は、総トン数1,9200トン、排水トン数3,5000トンと長門型戦艦より2,000トン以上大きく、タンカーの補助を必要としないほど大型だったため。
*42 川崎型油槽船で、宮島丸ではない。中古の冷凍品輸送船改装の捕鯨母船「図南丸」(総トン数9,866t)の補助として建造され、戦前の日本水産が保有した唯一のタンカー*41。平時の最後のカリフォルニア産原油を持ち帰った。レイテ沖海戦で栗田艦隊への補給任務に出港したが、バラバック海峡で被雷、ボルネオ島北岸まで後退し、応急修理を行ったが、ハルゼーの空母部隊の空襲で沈没。
*43 2TL型油槽船、1945年1月、香港でハルゼー艦隊の空襲を受け沈没。
*44 捕鯨船で、海軍に徴用されて特設駆潜艇となる。1944年2月17日のトラック島空襲の際は北水道周辺の外海で哨戒中で、空襲による被害はなかったが米海軍第50任務部隊より分派された艦隊(戦艦アイオワ、戦艦ニュージャージー、重巡2、駆逐艦4、計8隻)と遭遇し、絶望的反撃もむなしく被弾、大爆発を起こし沈没。その最期の瞬間は米軍により撮影されている。
*45 川崎型油槽船の日本丸。有名な帆船の方ではない。真珠湾攻撃やキスカ撤退作戦に参加し、最期はバリクパパンからトラックへガソリンを輸送中にScampの魚雷を受け沈没。
*46 在来型貨物船。海軍に徴用され、特設工作艦として活躍した。
*47 在来型貨物船で、第二次ガダルカナル島輸送で強行擱座。現地の人で擱座地点の地主によれば、戦後山浦丸の残骸は地元民によりバラバラに細かく切り刻まれ、鉄屑として販売されたという。
*48 1A型貨物船(6,400トン級)として起工し、途中の設計変更で2A型貨物船(6,800トン級)として竣工した(6,862トン)。
*49 1B型貨物船で、春風船団で戦没。
*50 1K型鉱石運搬船ではあるが、第2次戦時標準船に後継型式が設定されなかったため、非公式の第2次戦時標準船形態で設計された日立因島製後期5隻の1番船。
*51 海運会社が別の海運会社の船を借り上げること。要するにリースである。
*52 第一次大戦により鉄鋼材の輸入が困難になり、深刻な材料不足となった造船業界の救済のため、日本の造船所で建造した船をアメリカに引き渡し、その代金でアメリカ産の鉄鋼材を購入し輸入するという政策。
*53 1920年に藤永田造船所で建造された貨物船2隻のうちの1隻で、もう1隻は日米船鉄交換船に指定されてアメリカ船「イースタン・リーダー」となった*52。三井物産船舶部の傭船で、ビスマルク海海戦により戦没。
*54 1919年から横浜船渠で建造され、日米船鉄交換船となった1番船の船名から「イースタン・ガイド型貨物船」とも呼ばれる標準型貨物船7隻のうちの1隻で、同じく三井物産船舶部が傭船。1943年11月26日、アメリカ潜水艦「ティノサ」の雷撃を受けて沈没。同船の戦没により岸本汽船は所有船が皆無となる。
*55 1943年11月に大阪商船に吸収合併。
*56 川崎型油槽船で、ミッドウェー海戦や南太平洋海戦の補給部隊に参加、南太平洋海戦では、攻撃後不時着水して漂流中だった瑞鶴飛行隊長の高橋大尉機の艦爆を発見して救出している。最期はマリアナ沖海戦の補給部隊に参加し、至近弾を受けて自沈。
*57 ノルウェーからの購入船で、最期は後述の初代八紘丸と同じ船団に加入して航行中、初代八紘丸と共に沈没。なお、初代もタンカーだが、当初は貨客船として運航されていた。こちらは1935年解体。
*58 逓信省TM型油槽船、ヒ40船団で、同型の南栄丸、日輪丸と1TM型油槽船の国栄丸、1TL型油槽船の南邦丸がまとめて撃沈され、高雄までたどり着いたのはサンフランシスコ航路の客船を改造の軍隊輸送船の浅間丸のみであった。何しろ護衛が占守一隻しかいなかったのだから。
*59 2TM型油槽船、モタ30船団で潜水艦「バーブ」の魚雷を受け、砂地に座礁したものの、翌日早朝船体が折れて沈没、1944年12月1日竣工で1945年1月9日沈没の、船齢わずか40日であった。
*60 第一次大戦でドイツから戦争賠償として日本政府に引き渡された船。後に旅客部門が分離を経て日本郵船に吸収されたため、日本郵船所有となり、浅間丸型三姉妹とともに、サンフランシスコ航路に投入されていた。1942年5月8日、南方開発要員を乗せて航海中に潜水艦の魚雷を受け沈没、乗員乗客軍属ら817名が死亡する惨事となった。
*61 主に南米移民の輸送を担った南米航路用の大型貨客船。戦没時に加わっていたモタ30船団では船団内最優秀船(最大速力15.5ノット)ではあったが、機関室に魚雷が直撃して船体をへし折られ、3分で沈没。これにより船団は大混乱に陥った。
*62 浅野造船所(後の日本鋼管鶴見造船所)が大正時代に建造した8,800重量トン級の標準型貨物船、通称浅野B型の1隻。トラック島空襲で戦没。
*63 在来型油槽船、1928年から1960年まで戦争を生き抜いて健在であった。
*64 ヒ84船団から香港で分離して高雄に向かい、ハルゼー機動部隊の空襲を受け、港外で擱座沈没した。終戦時生き残っていた2隻に次いで長い期間健在であった1TL型で、ミ船団の目的地であるミリから
*65 姉妹船26隻の中では最も長命かつ最後まで残存した1TM型油槽船で、戦没時の時雨の護衛対象。そのヒ87船団では機銃掃射や至近弾、魚雷の直撃、そして触雷と満身創痍になりながらもシンガポールにたどり着いた強運船でもある。先述のミリが所在するサラワク州から。
*66 在来型貨物船で、トラック島空襲で沈没。現在はダイビングスポットになっており、映画「タイタニック」の撮影にも使われた他、その監督のジェームズ・キャメロンにも「世界で最も美しい沈船」と言われた。
*67 在来型貨物船で、1943年に応急油槽船に改装。サンジャックにて空爆を受け戦没。
*68 川南工業が1A型の前段階として建造したストックボート「川工丸」を購入したもの。ビスマルク海海戦で空爆を受け航行不能となっていたところを魚雷艇に襲撃され戦没。
*69 1918年にイギリスで建造された貨物船を1928年に購入したもの。第3206船団に参加中空爆を受けて沈没。生存者は同じく撃沈された貨物船瑞海丸の生存者と共に藤波に救助されたが、艦内スペースの関係で海上にいる生存者全員を救助することはできなかった。
*70 拿捕船で、開戦直後に香港で鹵獲された1920年製のアメリカ貨物船「アドミラル・Y・S・ウィリアムス」。終戦を無事迎えて返却されたが、アメリカでは戦時中に建造されていたリバティ船他の貨物船が大量に余剰となっていたことから即座に山下汽船に売却され、山萩丸に改名。1965年まで活動した。
*71 1K型鉱石運搬船で、ヒ86船団に参加中空爆を受けて戦没。
*72 鮎川財閥とも呼ばれた日産コンツェルンに属する会社で、現在の日産自動車もこの日産コンツェルンの一員だった。1964年に日本油槽船と合併して昭和海運となり、1998年に日本郵船と合併。
*73 1917年にアメリカで建造された貨物船を1940年に購入したもの。第3714船団に参加して戦車を輸送中アメリカ潜水艦コビアの雷撃を受け沈没。
*74 D型平時標準船改装の応急油槽船。ヒ88H船団に参加中雷撃を受け沈没。
*75 拿捕船で、上記の辰珠丸の姉妹船。開戦時に上海で鹵獲された1920年製のパナマ貨物船「ラモナ」で、海軍運航の特設砲艦「羅門丸」となっていたのを1942年5月に運航を委託されたもの。1945年7月に空爆を受けて大破着底したが、戦後に浮揚修理されて返還され、1967年まで活動した。
*76 逓信省K鉱石輸送船改装の応急油槽船で1944年10月14日、コタキナバル沖で潜水艦「デース」の魚雷を受け沈没。
*77 分離された商事部門は新会社原商事として設立。
*78 1951年に原商船と改称し、1953年に商事部門を分離*77。1967年に日本近海汽船と合併して日本汽船、1994年に神戸汽船と合併して神戸日本汽船、2000年に太洋海運と合併して太洋日本汽船と変遷の末、2018年にケイラインローローバルクシップマネージメントに改称。
*79 第一大福丸型貨物船で、元は1919年製の華盛頓丸(わしんとんまる)。春風船団で戦没。
*80 逓信省C型貨物船で、パラオ大空襲で戦没したが。1957年に浮揚修理されて復帰。1969年まで活動した。
*81 悪名高い2E型貨物船で、焼玉機関船。終戦を無事迎え、1961年にエンジンをディーゼルエンジンに交換。1978年に解体。
*82 関東タンカー→共同企業→日本油槽船と引き継がれた在来型油槽船。ヒ90船団参加中、アメリカ潜水艦「ガヴィナ」の雷撃を受けて沈没。
*83 当時マニラには南方資源を満載した船や兵士輸送を終えた船、南方へ向かうために途中寄港していた船などがおり、日本はそれら輸送船を急遽退避させることにした。こうして編成された船団のうち、南方へ向かう輸送船で編成された輸送船団を待避船団(途中哨104船団に船団名を変更。)と命名した。ちなみに、逆方向の台湾方面に向かう船団か春風船団である。
*84 小倉石油→日本石油→共同企業→日本油槽船と引き継がれた在来型油槽船で、前述したさんぢゑご丸の同型船。ミ11船団に参加中にバシー海峡で被雷し、修理のためにマニラに寄港中の1944年10月、米機動部隊によるルソン島北部からマニラ湾にかけての大規模空襲を受け、17日発のミリ行き退避船団*83に参加して脱出したものの、僚船5隻とともに沈没。
*85 第1小倉丸の姉妹船で、経歴も同一。ミ14船団に加入中の9月16日、高雄へ向かう途中僚船が被雷。その爆発のあおりで機関室に亀裂が発生したため機関を停止して応急修理の後船団を追及中、台湾南岸沖でアメリカ潜水艦「レッドフィッシュ」の雷撃を受けて沈没。
*86 東亜石油協会→共同企業と引き継がれた船で、1916年にアメリカで建造された捕鯨母船を改造して東亜石油協会が1941年に購入したもの。1944年1月にアメリカ潜水艦「ブルーフィッシュ」の雷撃を受け沈没。
*87 共同企業→日本油槽船と引き継がれた1TM型油槽船。シマ02船団参加中、アメリカ潜水艦「レイポン」の雷撃を受けて沈没。
*88 川崎型油槽船の最終船だが、戦時標準船と同じ産業設備営団発注で割り当てられたもので、大阪商船のあるぜんちな丸の空母改装の際に余ったディーゼルエンジンを流用と造船経緯としては逓信省TL型と川崎型の折衷型ともいえる。脇で大鳳が建造されていたため、竣工が1943年9月まで遅れた。しかし、その年の暮には沈没した。
*89 播磨造船所製1TL型の3番船で、同造船所製民需用1TL型の最終船でもある(後にもう1隻建造されているが、それが上述の「針尾」である。)。
*90 1TM型油槽船の最終船で、佐世保鎮守府所管の特設運送船(給油船)として行動。1944年11月8日未明にミリからマニラへ重油を輸送中、魚雷4本が直撃。大轟音と共にものすごい高さの水柱と火柱が船体を覆い、それが消えた後には何もなかったそうで、文字通りの轟沈という悲惨な最期を遂げた。しかも同じ佐世保鎮守府籍の時雨の目の前での惨事で、生存者はいなかったとされる。
*91 2TM型油槽船で、竣工が1945年1月10日と大戦末期だった。戦後は海上保安庁により掃海試航船として使用されたことで知られる。
*92 元フランス貨客船「アラミス」で、第二次大戦により帰国不能となって仏領インドシナにて停泊していたもの。ヒ71船団で沈没。その最期は速吸を参照のこと。
*93 元ドイツ貨物船「ウルスラ・リクマス」。同じく第二次大戦の勃発により帰国不能となって大連に停泊していたもの。
*94 元イタリア貨物船「ヴェネツィア・ジュリア」で、元をたどれば1941年10月にメルボルンから上海に到着したユーゴスラビア貨物船「トミスラフ」を、「船はイタリアの大手海運会社、ロイド・トリエスティーノが購入したものだ」とイタリア海軍がいちゃもんをつけ、船長と乗組員を拳銃で脅し、船と所持品を放棄するよう強要までして拿捕したもの。
*95 炎上するフランクリンは、映像でも良くみかける。なお58.2任務群には戦艦Washingtonもいた。
*96 サンジャシントの戦闘レポートに、被弾直後のしまね丸の写真がある。またガンカメラの映像も動画サイトにあげられている
*97 因島で完成間際だった熊野丸も至近弾で済んだ。
*98 現在のさぬき市。
*99 いわゆる火の見櫓。