No.603 | ||||
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![]() | しまね丸(しまねまる) | 特1TL型 1番艦 特設護衛空母 | ||
艦船ステータス(初期値/最大値) | ||||
耐久 | 39 | 火力 | 6 / 26 | |
装甲 | 9 / 23 | 雷装 | 0 | |
回避 | 14 / -- | 対空 | 16 / 30 | |
搭載 | 14 | 対潜 | 24 / -- | |
速力 | 低速 | 索敵 | 13 / -- | |
射程 | 短 | 運 | 11 / 61 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 40 | 弾薬 | 20 | |
搭載 | 装備 | |||
10 | 12cm単装高角砲+25mm機銃増備 | |||
4 | 25mm三連装機銃 | |||
装備不可 | ||||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
しまね丸 → しまね丸改?(Lv??) | ||||
図鑑説明 | ||||
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、改造直後の値とは異なります。
最大値はLv99の時の最大値を指します。
ゲームにおいて
- 2025春イベント後段作戦『突入!第二次礼号作戦』E5にてドロップ艦として初登場。
- 山汐丸と同じく艦種が特設護衛空母となっている、内部的には補給艦。
- アイコンが陸護空となっているが特1TL型は海軍配当船。
アップデート履歴
- 2025/03/23:イベントドロップ艦として実装。
キャラクター設定について
- 神戸の川崎造船所で建造。北海道防衛作戦で実装された艦娘のうち、大泊も川崎造船建造なので、神戸出身が2隻ということに。
- その生涯は、瀬戸内海で完結してしまった。太平洋に出たこともない。終戦後、復員輸送のためラバウルや東南アジアまで航海した葛城や熊野丸とは対照的である。
小ネタ
略歴
1944 | 6.8 | 川崎重工業神戸造船所において起工 |
12.19 | 進水 | |
1945 | 2.28 | 竣工(艤装工事中止) |
3.19 | 空襲を受け被弾損傷 | |
7.24 | 再度空襲を受け大破着底 | |
1946 | 11.11 | 浪速船渠により解体開始 |
1948 | 7.1 | 解体完了 |
- しまね丸は石原汽船に割り当てられた船で、1TL型タンカー19番船として1944年6月8日、川崎重工業神戸造船所(川崎造船所)にて起工。特1TL型、つまり海軍タンカー兼用護衛空母へと設計変更がなされ、12月19日進水、1945年2月28日に竣工(というか艤装工事が中止)した。
- 加古、榛名、足柄といった名だたる軍艦を送り出してきた川崎造船所が、終戦前に建造された艦艇としては最後に完成させた1万トン級艦船がしまね丸であった。寒い時代だとは思わんか…*4
- 太平洋戦争末期に建造された艦船のため、情報が少ない。進水日、竣工日ですら複数の出典があるほど。
- 所有者の石原汽船の所有船は、他社からの購入船を除き「ひらがなの船名+丸」となっており、しまね丸の他は同じ1TL型で竣工後30日で戦没したたかね丸*6、悲運な最期を遂げた2TL型タンカーのありた丸、2TM型タンカーのあやなみ丸等を所有していた。
- そのルーツは、1920年に石原広一郎が、マレーシアのスリメダン鉱山の採掘を目的とした会社、南洋鉱業公司を設立したのが始まりで、1924年に産出される鉄鉱石輸送のため海運業にも参入。1929年に石原産業海運に社名を変えている。
- 1936年、北アメリカや南方からの油槽船による油輸送に参入するため、関連会社として日本海運を設立。開戦後の1943年6月、石原産業海運は海運部門を分離して日本海運に譲渡。それに伴い日本海運は石原汽船と社名を変えた。終戦後、1946年に石原汽船は日本海運と社名を戻している。それに対し、海運部門を分離した石原産業海運は石原産業と社名を変えた。
- 敗戦により、日本が海外に所有していた海外資産は連合国により戦争賠償として没収されることになった。そしてそれは石原産業も例外ではなく、海外にあった鉱山と関連施設・事業を喪失した。これにより海外からの鉱石輸送ができなくなった日本海運は経営が行き詰ったようで、1956年に最後の所有船、羽洋丸*7を売却。その後まもなく倒産したと思われる。
- 一方、石原産業は三重県の紀州鉱山と関連施設・事業、四日市の銅精錬工場の運営で経営の立て直しを図った。現在は大手化学メーカーとして二酸化チタンや農薬などの販売を行っている。
- なお、同じ海運会社所有船としてはあきつ丸が先輩にあたる。竣工時の彼女は日本海運所有とした陸軍特殊船だったが、日本海運から石原汽船への社名変更に伴い石原汽船所有となっていた。
- 1TL型については山汐丸の項も参照してもらうとわかるが、第1次戦時標準船のうち、南方から内地への油輸送と艦隊に随伴する給油艦にも使用できる1万トン級大型タンカーとして建造が計画されたもので、艦隊への随伴を考慮して、21号水管缶2基を組み合わせた最大出力8600馬力の2段減速複筒タービン機関を搭載。航海速力15ノット、最大速力18.2ノットを発揮することができた。なお、船型は建造造船所・建造時期により船橋等の上部構造物に若干のバリエーションがある。
- 第1次戦時標準船は日本の戦時標準船としては最も早く建造が始まったこともあって各型合わせて合計185隻が建造されたうちの大半が戦没しており、終戦時に残っていたのはわずか11隻のみであった。
- 戦争の進展により第2次戦時標準船に建造はシフトしていったが、2TL型が最大速力15ノットと低速力で艦隊への随伴能力を考慮していなかったため、海軍にとって1TL型の需要があったことから川崎造船所では2TL型を建造せず、最後まで1TL型の建造を続けていた。
25隻の建造が計画されており、その中には給油艦として海軍が発注し、播磨造船所で建造された「針尾」(未実装)も含まれている。戦局悪化による資材不足で、このうち終戦までに竣工できたのはしまね丸を含めて20隻にとどまる。このうち終戦時に残っていたのはわずか2隻と18隻が戦没した。その他3隻が戦後に竣工し、2隻が建造中止となった。 - 姉妹船には、戦争末期に日本本土への石油輸送に成功したことで知られる飯野海運の東亜丸*8や、戦後に捕鯨母船として復興期の日本の食を支えた日本水産(現在のニッスイ)の橋立丸の他、白露と衝突して彼女を沈めてしまった国洋汽船の清洋丸、朝風の戦没と第二十二号海防艦によるアメリカ潜水艦「ハーダー」の撃沈を目撃した浅野物産の二洋丸、竣工後わずか2ヶ月で放棄と短命だった日本油槽船の第二八紘丸*9*10などがいる。
- 艦これでは初めての軍に徴用されていない純粋な民間船。元々特1TL型は1TL型を設計変更したもので、海軍配当船として運航する予定だったのである。軍配当船とは、わかりやすく言えば軍に徴用されないまま南方と内地の間、または南方での人員・物資等の軍事輸送に従事するために軍が指定した船の事で、陸軍用の陸軍配当船、海軍用の海軍配当船の2種類があり、1944年7月にはフィリピン以北の諸要地の防備強化および南方必要物資の内地への輸送促進のために期間限定で配当船に指定された陸軍臨時配当船・海軍臨時配当船が加わった。
- 特1TL型は1TL型改装の空母で、タンカーとしての機能を残しているためタンカーとしても運用可能。右舷後部舷側に煙突があり、船橋は飛行甲板下にある*11。搭載機は九三式中間練習機12機を搭載できる。
ミッドウェー海戦の敗北以降、空母不足に悩んでいた日本海軍は、場合によっては特1TL型を艦隊型空母の補助として艦隊戦に用いることも想定していた。しかし、南方航路の終焉直前の1945年3月1日に特1TL型の建造中止が決定している。このため、しまね丸も竣工直前まで建造が進んでいたものの艤装工事が中止となった。 - 特1TL型は4隻が指定されているので、当然ながらしまね丸の特1TL型としての姉妹船も存在する。いずれもしまね丸と同じ川崎造船所で建造された。
- 2番船(1TL型21番船)の大瀧山丸は三井船舶(現在の商船三井)割り当てで、1945年1月14日に進水したものの3月2日に建造が中止。終戦直後の8月25日、係留索が切れて逸走した挙げ句、アメリカ軍の磁気機雷に触れて沈没。1948年5月に解体が開始され、10月に解体完了となった。
- 3番船(1TL型23番船)の大邱丸は日本郵船割り当てで、1944年12月18日に起工はしたものの、キールと船体骨組みだけの状態で1945年2月に建造が中止。日本郵船にタンカーの運航実績がなかったためか戦後も放置されていたものの、1949年に飯野海運がこれを購入。10月19日に建造工事を再開して1950年3月6日に進水、6月3日に飯野海運の戦後初の新造油槽船、隆邦丸として竣工。竣工後はすぐに原油輸送のためにバーレーンへ向かい、戦後復興期の油輸送に活躍。1964年5月に横須賀で解体された。
- 4番船(1TL型24番船)の大社丸は起工準備中に建造中止となっており、未起工のため割り当て先はまだ決まっていなかったものと思われる。
- 1945年3月18日、沖縄戦を見据えてマーク・ミッチャー提督指揮下の第58任務部隊が日本列島を攻撃した。
- 1945年7月24日、高松の近くの志度湾で停泊していたところ、イギリス太平洋艦隊のイラストリアス級空母から飛来した艦上機の攻撃で大破し船体折損、後部が着底してしまった。この時に船員6名が戦死している。
- どの所属機がしまね丸に致命傷を与えたかは特定できていないが、Victoriousが関与していた事だけは間違いない。
- 終戦後の1946年11月11日、浪速船渠の手で浮揚解体が開始され、1948年7月1日に解体完了となったが、その際マスト2基を志度町*14の有志が貰い受け、消防団の警鐘台*15として活用。うち1基は高松市の野外博物館、四国村に移設されており、どちらも現存する。両者とも機銃掃射による弾痕が残っている。2006年4月、国の登録有形文化財に指定された。
この艦娘についてのコメント
- 最近の空母は飛ぶんか…… -- 2025-03-23 (日) 17:30:53
- そして伝説へ・・・🐤 -- 2025-03-23 (日) 17:34:04
- かわいいね! -- 2025-03-23 (日) 17:40:57
- これが新時代の空母か…… -- 2025-03-23 (日) 17:41:51
- ふいいいいい~~ ごめんなさいごめんなさい…(単艦出撃からの大破 -- 2025-03-23 (日) 17:45:39
- かわいいね🐤 -- 2025-03-23 (日) 17:51:56
- しまね丸って飛べるのと同時に、もふもふしてるんか。 -- 2025-03-23 (日) 17:55:26
- あらかわいい、前段の地方に居そうな -- 2025-03-23 (日) 17:57:32
- 名前だけなら山汐丸の時報で挙がっていた娘か -- 2025-03-23 (日) 18:00:55
- 知らん艦だったのでWikipediaでチェックしてみたけど、要するに飛鷹型みたいな戦時標準船の改装空母って事でええんかな?日本においては設計的にちょっと画期的かの様なニュアンスにも本文から見て取れたけど -- 2025-03-23 (日) 18:24:35
- 飛鷹型とか大鷹型、ついでにアメリカのカサブランカ級みたいな本格的な改造空母じゃなくて、戦時急造(やっつけ)護衛空母だよ。イギリスのオーダシティとかに近い -- 2025-03-23 (日) 21:19:07
- 山汐丸やMACシップみたいに、オイルタンカーの上に板を乗せて間に合わせで艦上機を使えるようにしたような艦ですね -- 2025-03-23 (日) 21:29:10
- 飛鷹や大鷹は完全に空母になってるから、本来の輸送船としての能力は失われている。(やろうと思えば格納庫に物資詰め込みみたいなことはできるが)それに対して特2TLや特1TLはタンカーとしての能力を残して空母化しているのが異なる。そのぶん、格納庫を確保できないので搭載数はしょぼくなるけどね。 -- 2025-03-23 (日) 23:14:09
- 絵師drewさんかな?新艦描くのいつ以来だろう -- 2025-03-23 (日) 22:20:31
- 見るからに活発そうなゴトランドに見えてきた -- 2025-03-23 (日) 22:33:18
- ゴトも活発やろ -- 2025-03-24 (月) 00:18:59
- drew絵師なんすか?山汐丸の時報でしまね丸の名前が出てくるんで魚原さかな絵師と思ってた -- 2025-03-25 (火) 13:35:23
- 見るからに活発そうなゴトランドに見えてきた -- 2025-03-23 (日) 22:33:18
- きみのためならしまねまる -- 2025-03-23 (日) 22:32:42
- 左上のマークが陸護空になってるけど、しまね丸は海軍配当船で陸軍徴用船じゃないはずだが…… -- 2025-03-23 (日) 23:11:26
- 特1TL型だから海軍だよねぇ陸はどこから来た -- 2025-03-24 (月) 00:09:30
- おお、山汐丸の代理として3-2放り込めるかな? -- 2025-03-24 (月) 04:56:06
- 攻略中に泥しますように(切なる願い -- 2025-03-24 (月) 05:03:44
- 改の情報出てます? -- 2025-03-24 (月) 07:20:59
- 名前がめっちゃ島根 -- 2025-03-24 (月) 08:34:46
- 雑草と精米所と年寄りが多い県に住んでそう -- 2025-03-24 (月) 08:54:57
- 声が鬼頭さんぽっいけど、少し違くも感じるマジで誰だろう。 -- 2025-03-24 (月) 10:52:42
- 史実通りで行くと山汐丸の上位互換的な性能だから期待できるな。補給艦枠の中では耐久面以外最強の存在になりそう -- 2025-03-24 (月) 12:20:43
- 石見銀山があるから大金持ちかも -- 2025-03-24 (月) 14:03:57
- えっしまね丸じゃん!俺pixivの小説に遠征向けの性能キャラで出した! -- 笠三和大 2025-03-24 (月) 17:45:50
- 3月19日の九州冲航空戦でフランクリンが大破、僚艦の航空隊がしまね丸を攻撃…まさかアの新艦つながりでは…。 -- 2025-03-24 (月) 19:45:16
- しまゴト丸!? -- 2025-03-24 (月) 22:46:23
- そういえば持参装備ないのか…何か後で追加されれば良いが果たして -- 2025-03-24 (月) 23:53:34
- 各ステの初期値、初期装備を追記しましたので、他の部分は詳しいニキネキよろしくお願いします。 -- 2025-03-25 (火) 01:29:10
- 装備いいもん持ってくるじゃん、使い道そんなないかもだけど -- 2025-03-25 (火) 08:29:43
- 新艦娘の情報見てなかったからe6-3攻略中出てきて、おっ、ゴト…じゃない誰だお前!?ってなった。 -- 2025-03-25 (火) 23:20:59
- E6のルート固定要員らしくて草 -- 2025-03-26 (水) 18:55:57
- え? しまね丸って、史実の礼号作戦に少しでも関係してたっけ? -- 2025-03-26 (水) 23:35:27
- 上に「その生涯は、瀬戸内海で完結してしまった。太平洋に出たこともない。」って書いてありますね。これが正しければ一ミリも関係してないんじゃないかと。 -- 2025-03-26 (水) 23:54:02
- つまりは硫黄島の時の潜高型ヤケクソ特効みたいな…? -- 2025-03-27 (木) 02:21:47
- てか、なんでこんな船を実装したんや?使い道ないから埋もれるだけやん… -- 2025-03-27 (木) 06:07:31
- え? しまね丸って、史実の礼号作戦に少しでも関係してたっけ? -- 2025-03-26 (水) 23:35:27
- 何気に宗谷副砲が初期装備なのか…… こんな形で宗谷副砲の入手方法が増えるとは…… -- 2025-03-27 (木) 00:20:39
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