第二十二号海防艦

No.498
	第二十二号海防艦 (だいにじゅうにごう)		丁型海防艦 11番艦 海防艦
	艦船ステータス(初期値/最大値)
	耐久	8	火力	3 / 14
	装甲	4 / 15	雷装	0
	回避	39 / 81	対空	4 / 18
	搭載	0	対潜	30 / 71
	速力	低速	索敵	2 / 13
	射程	短	運	19 / 85
	最大消費量
	燃料	10	弾薬	10
	装備
	三式爆雷投射機
	装備不可
	装備不可
	装備不可
改造チャート
第二十二号海防艦 → 第二十二号海防艦改(Lv35)
図鑑説明
長崎生まれの丁型海防艦、第二十二号海防艦だよ！厳しい戦局の中で、船団護衛や対潜掃蕩、頑張ったよ？ マモ船団もタマ船団も、大変だった…敵潜水艦はホントに危険…とにかく見つけたら、全力で何とかしないと！最後まで戦い抜いた私たちの事…きっと覚えていてね。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、改造直後の値とは異なります。
最大値はLv99の時の最大値を指します。

ゲームにおいて

• 2023夏イベント前段作戦E-1にてドロップ艦として初登場。

アップデート履歴

• 2023/08/09：イベントドロップ艦として実装。

キャラクター設定について

• 自称「ふーふ」。「夫婦」ではない。
  口癖は「ヤバい」。
  • こう見えて、砲撃戦時に「接近戦、上等！」と言ってのけるくらい勇ましい子でもある。
• 左腕部に25mm三連装機銃が増設されているのが、他の丁型海防艦との違い。

期間限定グラフィック

• 2023/10/11のアップデートで、【ハロウィン】modeが実装された。
  • 普段のスモックの上からコウモリポンチョを被り肩からお菓子満載のカボチャバッグを下げた、丁型駆逐艦おなじみのハロウィンスタイル。
  • ハロウィンの季節限定台詞には、どこかの宇宙世紀で聞いたような台詞があったりする。カボチャ繋がりだろう。
  • 秋祭り台詞での「シャケさん」は……多分あの潜水艦だろう。
  限定グラフィック：ハロウィンmode

  限定グラフィック：ハロウィンmode
  

• 2023/11/28のアップデートで、【Xmas】modeが実装された。
  • モミの木をイメージした緑の服を着て、両手で星がぶら下がった紐を持っている。
    サンタのよつ、トナカイのみと、そしてモミの木のふーふと丁型海防艦で役割分担をしているのかも。
  • 中破すると星のついた紐が体に絡まってしまう。
  限定グラフィック：Xmasmode

  限定グラフィック：Xmasmode
  

• 2024/01/01の正月メンテで、艦娘【晴着】modeが実装された。
  • 初詣に来た寺社の手水場でのワンシーンといった感じだろうか。表情はわりと緊張している。
  • 腰の巾着には25mm三連装機銃が搭載されており、中破すると巾着が展開し出現する。
  限定グラフィック：晴着mode

  限定グラフィック：晴着mode
  

• 2024/01/25のアプデで【節分】modeが実装された。
  • よつやみとと色違いの半纏を着て、豆を投げている。
  • ちなみに節分ボイスで鬼役をやっている潜水艦を「ボラさん」と呼んでいる。
    ボラといえば、第二十二号海防艦が撃破したアメリカ潜水艦屈指の武勲艦、Harderが思い浮かぶが、はたして……？
  限定グラフィック：節分mode

  限定グラフィック：節分mode
  

• 2024/02/14のアプデで【Valentine】modeが実装された。
  • 肩から提げた入れ物でチョコを輸送中。包みが同じなので、ふーふが配る分なのだろう。
  • 中破すると、しゃがんでチョコを守りながら爆雷を持って応戦に入る。
  限定グラフィック：バレンタインmode

  限定グラフィック：バレンタインmode
  

• 2024/04/23のアプデで、【花束】modeが実装された。
  • ランプのような形状の籠で花束を保持している。
  限定グラフィック：花束mode

  限定グラフィック：花束mode
  

• 2024/06/27のアプデで、一足先に水着modeが実装された。
  • 限定ボイスによるとどうしてもプールに行きたいらしい。家具で揃えてあげよう。
  限定グラフィック：水着mode

  限定グラフィック：水着mode
  

小ネタ

• 第二号型(丁型)の11番艦で、1943年11月1日、三菱重工業株式会社長崎造船所で起工。1944年1月27日に進水し、3月24日に竣工。竣工後は舞鶴鎮守府籍となり、連合艦隊に配属された。
• その初陣は門司発マニラ行きのモマ02船団の護衛で、途中の高雄まで無事任務を完遂。高雄からはマニラ行きのタマ21C船団の護衛に加わり、7月14日に高雄を出港した。ところが16日朝、船団はアメリカ潜水艦スレッシャー・ピラーニャ・ガードフィッシュのウルフパックに発見されて攻撃を受けてしまい、輸送船15隻中6隻が撃沈されてしまう。しかも撃沈された輸送船の中にはフィリピンへ向かう陸軍部隊を乗せた船があり、輸送船の撃沈によりかなりの損失を出した。
  • 当時、陸軍兵士として貨客船「しあとる丸」に乗船し、タラカンに向かう途中だった宮地喬氏は、ピラーニャの攻撃で「しあとる丸」を撃沈されて漂流していたところ、輸送船「真洋丸」*8に救助された。宮地氏によれば、「しあとる丸」の生存者は「真洋丸」と1C型戦時標準船「祥山丸」に救助されたという。夜になって、「真洋丸」の右舷を航行中だった「祥山丸」が突然スレッシャーからの雷撃を受けた。宮地氏はその時の様子を著書「タラカン島絵戦記」にてこう記している。
    • 「右側を並進していた薄黒い僚船の中央から大音響と共に数百メートルと思われる火焔があがった。2・30秒もたっただろうか、焔が消えた。だが哀れにもそこにはもはや船影がなかった。轟沈！！祥山丸の最期である。祥山丸に救出され、死との闘いを生き延びた幸運に微笑んだであろう500名の兵士はそれから僅か数時間後に、大爆発を起した祥山丸とともに瞬時に砕け散ったのだ」
  • 残った船団を護衛してマニラに到着した第二十二号海防艦は、ミ11船団をミリまで護衛したのち、マニラに戻った。8月20日、連合艦隊の指揮下に第三十一戦隊が編成され、第二十二号海防艦は同日に同戦隊に編入された。
• 8月23日、マニラにて停泊中の第二十二号海防艦は第百二号哨戒艇*9と共にダソル湾へ向かうように命ぜられた。これはタマ24A船団の1TL型戦時標準タンカー「二洋丸」が朝風の護衛を受けて航行中、アメリカ潜水艦ハッドの雷撃を受けて朝風が大破し、ダソル湾に移動後沈没してしまったため、護衛なしとなっていたことによる。このため第二十二号海防艦は第百二号哨戒艇と共にダソル湾へ向かった。もっとも、2隻とも万全の状態とは言えず、第二十二号海防艦は修理中であり、第百二号哨戒艇も当時缶管の故障に悩まされており、応急修理を受けていた。
  • 24日早朝、2隻は無事ダソル湾口に到着。到着後は2隻で対潜警戒を実施したが、夜が明けてから第百二号哨戒艇が安全のためにダソル湾の奥に投錨していた「二洋丸」を誘導するために湾内に入っていき、第二十二号海防艦は湾口にて単独で警戒を続けた。
  • そうしてソナーを使用して探査をしていたところ、水測室から「艦橋、敵潜探知、右艦首二〇度、感度三」と報告があり、同時にその方向に潜望鏡を発見した。この潜水艦はアメリカ潜水艦ハーダーで、駆逐艦雷、谷風、水無月、早波、海防艦松輪、日振の6隻を撃沈したエース潜水艦だった。艦長の羽場艮大尉（同年11月に少佐に進級）は「戦闘爆雷戦、前進強速急げ」と命じ、第二十二号海防艦はハーダーの潜望鏡に艦首を向けて速力を上げた。それを見たハーダーは接近する第二十二号海防艦めがけて魚雷を3本発射してきた。第二十二号海防艦は命中を覚悟したが、魚雷は右舷側に1本、左舷側に2本と迫ってきたものの、いずれもかすめ去った。7時28分頃、第二十二号海防艦は潜望鏡が見えていた辺りの直上から爆雷を投射器から12個、軌条から3個投下した。やがて攻撃地点から多量の噴煙や重油、コルク片が出てきた。探信の結果なんの反応もなく、第二十二号海防艦はこの攻撃でハーダーを撃沈した。
    • なお、この一連の対潜戦闘の間、第百二号哨戒艇は「二洋丸」を誘導し、ダソル湾を出てマニラに向けて航行を開始しており、戦闘を終えた第二十二号海防艦もこれに合流して「二洋丸」の右舷側に張り付き、3隻は同日夕方に無事マニラに到着した。
• 10月18日、第二十二号海防艦はレイテ沖海戦に参加する小沢機動部隊の補給部隊であるタンカー「たかね丸」を第三十三号海防艦、第二十九号海防艦と共に護衛し、徳山から奄美大島まで無事守り切ることができた。29日、呉に向かう「たかね丸」を引き続き第三十三号海防艦、第二十九号海防艦と共に護衛して奄美大島を出発。しかし、31日、「たかね丸」らはアメリカ潜水艦サーモン・トリガー・スターレットに発見される。まずトリガーの雷撃で「たかね丸」が被雷し航行不能になる。続いてサーモンが「たかね丸」に魚雷を命中させたが、第二十二号海防艦達護衛部隊の反撃でサーモンも損傷したため、サーモンは浮上砲戦するべく浮上した。
• 「たかね丸」乗員の収容作業をしていたところ、艦首方向に浮上したサーモンを発見した第二十二号海防艦は慎重に、状況を判断するまで距離を維持したままサーモンを観察。また、第二十二号海防艦からの報を受けて、第三十三号海防艦も助太刀で向かいつつあった。
  深夜、サーモンと第二十二号海防艦は500メートルもない至近距離で壮絶な砲撃戦、銃撃戦を展開。第二十二号海防艦の方が乾舷が高いので被弾しやすく、特に艦橋部分は激しく被弾し、指揮系統は大いに乱れた。この戦闘で第二十二号海防艦では乗員4名が戦死し、24名が負傷した。この時になって第三十三号海防艦が追いつき、挟撃態勢に持ち込んだ。サーモンは第三十三号海防艦にも砲撃を行いつつ味方の潜水艦に対して救援を要請して、スコールを利用して燃料を流しつつ戦場を離脱した。サーモンはスターレット、トリガーの他、救援に駆け付けたシルバーサイズの護衛でサイパンに向かった。第二十二号海防艦は艦首が大きく沈み、排水作業を行いつつ11月1日に呉に帰還。右舷側にはサーモンとの激戦の痕を示す無数の弾痕が残された。12月25日、海上護衛総司令部第一護衛艦隊に編入。
  • なお、「たかね丸」はその後スターレットにとどめを刺されて撃沈された。
• 1945年3月、米軍の沖縄上陸が差し迫ったと判断した日本軍は、南西諸島への緊急輸送の実施を決定し、4つの輸送船団を運航させることにした。23日、第二十二号海防艦は南西諸島緊急輸送船団の1つであるサイ05船団を護衛して福江島にある富江港を出発し、石垣島へ向かった。船団の中には撤退中に米潜水艦の雷撃で動けなくなった熊野をサンタクルーズまで曳航したエピソードを持つ貨物船「道了丸」の姿もあった。
• ところが翌23日夕方、船団はかつて神鷹を撃沈した潜水艦であるアメリカ潜水艦スペードフィッシュに発見される。スペードフィッシュは潜航した状態で船団の中に入り、17時12分に「道了丸」に対して魚雷3本を発射。「道了丸」の右舷に1本が命中し、道了丸は搭載していた特攻用モーターボート「震洋」や弾薬が誘爆し、周辺に破片をまき散らしながらわずか25秒の速さで轟沈した。「道了丸」の沈没により、船団は反転し佐世保へ向かった。
  • この頃にはもはや制空権も失われており、米第58任務部隊の空襲や潜水艦の雷撃で残る3つの南西諸島緊急輸送船団のうち、鹿児島発那覇行きのカナ101船団、カナ304船団はいずれも全ての輸送船が撃沈され、特に後者は護衛部隊も含めて全滅。鹿児島発那覇経由基隆行きのカタ504船団のみが那覇に到着しているが、那覇止まりの輸送船2隻はいずれも停泊中に空襲を受けて撃沈されてしまった。
  • 被害甚大のため南西諸島への緊急輸送は中止となった。そして3月末に米軍の沖縄上陸と沖縄戦が開始されることになる。
• その後、第二十二号海防艦は本土と大陸間の船団護衛や対潜哨戒に従事し、終戦の日は七尾湾にて停泊中であった。
• 戦後は機雷掃海任務に従事したのち、1947年9月5日、佐世保において賠償艦としてアメリカに引き渡されたが、10月20日に佐世保船舶工業（旧佐世保海軍工廠）にて解体が開始され、12月31日に解体完了となった。

この艦娘についてのコメント

提案意見掲示板からのお知らせ

• ドロップ祈願や海域攻略祈願のために、wiki内神社というページが設置されました！ぜひご利用ください。

• 建造成果の報告は建造レシピ内にあるコメント欄に、
  ドロップ報告に関しては出撃ドロップ内にあるコメント欄にて行なっていただけると幸いです。