No.413 | ||||
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![]() | 精鋭水雷戦隊 司令部 | 司令部施設 | ||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | +3 | ||
爆装 | 対空 | |||
対潜 | 索敵 | +1 | ||
命中 | +2 | 回避 | ||
射程 | ||||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修不可、入手方法 装備可能な艦艇についてはこちら | ||||
洋上最前線において水雷戦隊を指揮する戦隊司令部です。司令部施設を開設できる艦に設営可能です。 戦闘能力が高まると共に、同司令部を旗艦に設営した水雷戦隊は、水雷戦隊編成で行動している際に、 戦闘で大きな損害を受けた僚艦を単艦で戦場から離脱させる水雷戦隊「単艦退避」も実施可能です。 |
ゲームにおいて
- 仕様比較(詳細については各項目を参照)
艦隊司令部施設 遊撃部隊 艦隊司令部 精鋭水雷戦隊 司令部 適用海域 イベント海域のみ 通常海域/イベント海域 対象編成 連合艦隊 遊撃部隊 遊撃部隊/通常艦隊 旗艦制限 なし 軽巡/駆逐のみ*1 編成制限 なし 水雷戦隊編成のみ*2 退避艦数 2 1 補強増設 使用不可 一部可 ボーナス 無し 一部有り
入手方法について
装備運用について
- 本装備の装備目的は、大きく分けて2つ。
- 1. 水雷戦隊「単艦退避」
水雷戦隊編成(後述)の旗艦に装備する事で単艦退避が使用できる。- 僚艦(2~7番艦)が大破したとき、そのうちの1隻を単艦で戦場から離脱させる。
- 遊撃部隊でも運用可能だが、発動に必要な条件が遊撃部隊 艦隊司令部と異なる。
条件を満たしていないと、退避のメッセージは表示されない。
この場合、旗艦に装備していても大破艦の存在は保証されないので、自艦隊のステータスには要注意。 - 使用手順の詳細はこちらを参照。
使用する際は、大事な艦娘を轟沈させないために注意事項を良く確認する事を強くお勧めする。 - また、雷巡・練巡は装備しても単艦退避が使用できないため要注意。
- 2. 装備ボーナスによるステータス強化
退避を目的としない場合でも、装備ボーナスは適用される。普段使いではこちらがメインの機能となるか。- 水雷戦隊 熟練見張員より強いボーナスが付くので、連撃装備の火力アップにピッタリ。射程はそのままなので使い分けも可能。
- また、高いステータス値を求められるマンスリー遠征において有力な装備になりえる。
- 改修効果は昼戦火力と夜戦火力にかかり(雷撃戦では効果なし)、★+4で+2上がる*3
- 1. 水雷戦隊「単艦退避」
通常海域での運用について
- 通常海域では水雷戦隊で出撃したい場所は多くなく、単艦退避目的では意外と使いどころは少ない。
単艦退避の手順
- 基本的に遊撃部隊 艦隊司令部の通常艦隊版と考えてよい。
ただし、特殊な条件として後述する水雷戦隊編成を満たす必要がある。
- 水雷戦隊編成において、旗艦に精鋭水雷戦隊 司令部を装備する。
- 間違えて、連合艦隊用の艦隊司令部施設を装備しないように。
- 道中の戦闘終了後、大破艦が発生した場合に発動。
リザルト画面と「進撃 or 母港撤退」画面の間に「離脱判定(意見具申)」画面が表示される。- 「離脱判定(意見具申)」画面では大破艦が提示され、「退避」or「退避せず」の選択ができる。
- ここで「退避」を選択すると、大破艦が退避される。
- 次に、通常と同じ「進撃 or 母港撤退」の画面が表示されるので「進撃」を押せば進撃可能。
- 次の戦闘から大破艦はバナーがグレーアウトして「退避」と表示され、戦闘から除外される轟沈と見間違えてヒヤッとする
水雷戦隊編成として扱われる条件
- 単艦退避を発動できる「水雷戦隊編成」とみなされるのは、以下の条件を全て満たした通常艦隊または遊撃部隊のみ。
なお、遊撃部隊は編成画面の「第三艦隊」でしか編成できないが、水雷戦隊は「第一艦隊」でも可能。 - 旗艦に雷巡を置いたり、随伴に軽巡を置くと発動しないため注意が必要(雷1駆5(雷旗艦)、駆5軽1(駆旗艦)などはNG)。
軽巡は上記条件のため、1隻のみかつ旗艦にしか編成できない(軽2駆4などはNG)。発動できる組み合わせ例(6隻通常艦隊の場合)
軽(旗艦)+駆5
軽(旗艦)+駆4+雷1
軽(旗艦)+駆3+雷2
軽(旗艦)+駆2+雷3
駆(旗艦)+駆5
駆(旗艦)+駆4+雷1
駆(旗艦)+駆3+雷2
駆(旗艦)+駆2+雷3
使用上の注意
- 随伴艦に装備させても単艦退避はできないので、必ず旗艦に装備させること。
- 「水雷戦隊編成」を満たさないと単艦退避できないので、編成の条件を確認すること。
- 一回の戦闘で2隻以上大破した場合でも、退避できる大破艦は1隻のみ。
また、連続して「離脱判定(意見具申)」は発生しない。
このため、1隻分の退避は可能だが、基本的に拒否して撤退しよう。- ちなみに優先順位は《2番艦》→《3番艦》→…→《7番艦》。
- この優先順を逆手に取れば、仮に《2番艦》と《7番艦》が大破した時、《7番艦》にダメコンを装備している場合。
《2番艦》だけ退避させて、進撃を続けるということも可能だが…くれぐれも慢心しないように
- この優先順を逆手に取れば、仮に《2番艦》と《7番艦》が大破した時、《7番艦》にダメコンを装備している場合。
- ちなみに優先順位は《2番艦》→《3番艦》→…→《7番艦》。
- 退避時は、連合艦隊の護衛退避と同じく弾薬燃料を全消費する。
また、cond値が赤疲労まで低下し*4、そこそこの確率で退避中に耐久が更に減少することがある。- ただ、この退避中の耐久減少で轟沈はしない(耐久1で止まる)
- 退避したということは大破しており、帰投時は赤疲労なので入渠確定。なので入渠時間と修理費が若干増えるというデメリットである。
水雷戦隊艦は駆逐・軽巡級のため修理費が軽めで、即バケツの場合も多いためほとんど気にすることはないだろう。
- 単艦退避を複数回行って艦数が4隻以下になると輪形陣が使用不可となり、3隻以下になると単縦陣固定になる。
- 退避したことにより任務達成に必要な編成条件を満たさなくなった場合、海域を突破しても任務は進行しない模様。(詳細未検証)
装備ボーナスについて
- 特定艦に装備した時、ステータスが更に変化する装備ボーナスがある。
- 各ボーナス値、対象艦は表中の通り。艦種該当艦は艦娘名一覧(艦種別)で確認を。
装備可能な艦艇について
- 通常スロットに装備可能な艦は艦隊司令部施設に準ずる。
- 一部の艦は補強増設に装備可能。
- 2025/01/28メンテ時点における、補強増設への搭載可否は以下の通り
補強増設
搭載可否艦種 艦型 艦娘名 搭載可能 軽巡 球磨型 球磨、多摩、北上、大井、木曾 長良型 長良、五十鈴、名取、由良、鬼怒、阿武隈 川内型 川内、神通、那珂 阿賀野型 阿賀野、能代、矢矧、酒匂 大淀型 大淀 雷巡 球磨型 北上改、大井改、木曾改二
(単艦退避は使用不可)駆逐 夕雲型 夕雲改二、長波改二、高波改二 秋月型 秋月型/改全て、及び初月改二*5 搭載不可 艦種 艦型 艦娘名 軽巡 天龍型 天龍改二、龍田改二 夕張型 夕張改二/特/丁 海外艦 L.d.S.D.d.Abruzzi、G.Garibaldi
Brooklyn、Honolulu、Helena、Atlanta
Sheffield、Gotland、De Ruyter、Perth練巡 香取型 香取改、鹿島改
(単艦退避は使用不可)敷島型 朝日
(単艦退避は使用不可)駆逐 吹雪型 白雪改二 初春型 初霜改二 白露型 白露改二、時雨改三、村雨改二、春雨改二
海風改二、山風改二丁(改二は装備自体不可)朝潮型 霞改二(改二乙は装備自体不可) 陽炎型 不知火改二、早潮改/改二、丹陽/雪風改二 海外艦 Fletcher改 Mod.2/Mk.II 水母 神威改、瑞穂、秋津洲、日進、千歳、千代田
三隈改二特補給艦 神威改母、宗谷*6 潜母艦 大鯨、迅鯨、長鯨 揚陸艦 あきつ丸、神州丸
アップデート履歴
- 2021/05/08:実装。令和三年度 春イベント 海域突破報酬として。
- 2021/06/22:イベント終了と共に通常海域での退避が可能となった。
小ネタ
- 艦橋に神通っぽい妖精さんと箱乗りしている長波っぽい妖精さん(あぶない)がいる。
- このイラストの解像度だと分かりづらいが、神通っぽい妖精さんは困り顔で溜息吐いている。長波っぽい妖精さんェ…
- イラストで描かれている艦橋は、構造的に夕雲型のものと思われる。
水雷戦隊について
戦隊編成と当初予定された運用
- 初めて編成されたのは1914年8月18日に編成された「第一水雷戦隊」「第二水雷戦隊」。
この時の編成は防護巡洋艦*101隻に駆逐隊が3~4個*11という編成で、第一水雷戦隊は第一艦隊、第二水雷戦隊は第二艦隊にそれぞれ所属していた。- 但し、この編成も時期によって変動していて、二個駆逐隊編成だった時期もある。
特に世界恐慌期などでは必要最低限の駆逐艦のみで編成していた。
日中戦争が始まると、同方面を担当する「支那方面艦隊」に連合艦隊の戦力の多くが振り向けられたので、水雷戦隊も必然的に規模を縮小していた。
- 但し、この編成も時期によって変動していて、二個駆逐隊編成だった時期もある。
- しかし、日米関係が悪化し、太平洋での戦争が現実味を帯びてくると、逆に水雷戦隊は拡充される事になる。
1939年から40年にかけて、「第三水雷戦隊」「第四水雷戦隊」が再編され第一,第二両艦隊に配属、二個水雷戦隊態勢になる。
更に、それまで支那方面艦隊に所属していた第三,第四艦隊が名称を変更、空席となったその名称で新たに艦隊を創設し「第五水雷戦隊」「第六水雷戦隊」を編成して配備した結果、連合艦隊は一気に六個水雷戦隊態勢となる。- 但し、五水戦、六水戦は二個駆逐隊編成で第一~四水雷戦隊の半分の規模だった。
また所属する艦も睦月型や神風型など、特型駆逐艦以前の旧式艦であり、あくまでも艦隊の護衛を意識した部隊であった。
- 但し、五水戦、六水戦は二個駆逐隊編成で第一~四水雷戦隊の半分の規模だった。
- そのころの日本海軍では、対米戦戦術として「漸減邀撃作戦」を構想。
それに則った編成や部隊配備をしていたが、その中で水雷戦隊は夜戦部隊に所属して各夜戦隊を構成する段取りとなっていた。- 夜戦部隊は第二艦隊を基幹とする軍隊区分編成で、作戦に合わせて編成される戦時体制のようなもの→詳細はこちら
この構想では、第二艦隊司令長官が夜戦部隊指揮官となって直率部隊(第四戦隊)を率いて全体を指揮、金剛型の第三戦隊が支援隊として突入部隊を支援。
そこへ、第一夜戦群の第一夜戦隊(第五戦隊と二水戦)、第二夜戦隊(第七戦隊と四水戦)、そして第二夜戦群の第三夜戦隊(第六戦隊と一水戦)、第四夜戦隊(第八戦隊と四水戦)が四方よりアメリカ艦隊に夜戦を仕掛けるというものであった。- ご注意いただきたいのは、軍隊区分は「作戦に合わせて編成される部隊」で、艦隊編成とはまた別になる。
なので、上記のような編成が行われたとしても「一水戦が第二艦隊になった」とか「第三戦隊が第一艦隊から外れた」という訳ではない。
『夜戦部隊の編制=第二艦隊の編成』という訳ではないのである。
- ご注意いただきたいのは、軍隊区分は「作戦に合わせて編成される部隊」で、艦隊編成とはまた別になる。
- しかしいざ対米戦が始まると、当初から想定していた「漸減邀撃作戦」を実施するような状況は起きなかった。
相手の方が真珠湾攻撃による被害で主力艦隊が壊滅、残された空母を中心にヒット&アウェイの作戦を展開したので、「漸減邀撃作戦」の前提である「米海軍が主力艦隊を来援させる」という状況が起こらなかったためである。- 水雷戦隊は開戦と同時に始まった南方侵攻作戦で侵攻部隊を搭載する各船団の護衛に従事する。
現地に駐留する連合国軍の艦艇との衝突が散発したが、大規模な水上戦闘は「スラバヤ沖海戦」ぐらいで、彼らの真価を発揮する機会は中々起きなかった。
- 水雷戦隊は開戦と同時に始まった南方侵攻作戦で侵攻部隊を搭載する各船団の護衛に従事する。
- 夜戦部隊は第二艦隊を基幹とする軍隊区分編成で、作戦に合わせて編成される戦時体制のようなもの→詳細はこちら
鼠輸送の始まり
- しかし、その状況もミッドウェー海戦後に変わりだす。1942年8月7日、ソロモン諸島ガダルカナル島(ガ島)で米豪分断作戦の一環として建設され、完成したばかりの海軍飛行場を上陸したアメリカ海兵第一師団が占領する。当初はそれを迎撃する日本海軍との間で「第一次ソロモン海戦」「第二次ソロモン海戦」が立て続けに発生し、巡洋艦部隊や空母機動部隊の海戦が行われた。
中には日本海軍の勝利といえる戦いもあったが、ガ島に上陸した米軍を追い払うまでには至らず、占領した飛行場を「ヘンダーソン飛行場」と名付けて戦力化した米軍はガ島へ増援や物資を送ろうとする日本輸送船を攻撃、「第二次ソロモン海戦」で敗北した事もあり護送船団による増援派兵は中止となってしまう。- それでもガ島で戦う陸軍将兵に物資や増援を送らなければならない。そこで海軍が確実にガ島に兵力を送り込む手段として夜間に高速を利用した駆逐艦輸送を立案する。いわゆる「鼠輸送」である。
- 鼠輸送とは、当時の駆逐艦による高速輸送を揶揄した造語で正式名ではない。当時のソロモン海域はヘンダーソン飛行場の存在で制空権は米軍に奪われており、制海権も米軍の手にあったが、当時の軍用機に夜間攻撃能力はないので、夜間に限れば日本が握っているというような状況だった。しかし低速の輸送船では夜の間にガ島に到着して物資を揚陸し、安全圏にまで離脱するのは不可能だった。そのためせっかく到着して物資を揚陸しても、その途中で日の出となりヘンダーソン飛行場から来襲した米軍機の攻撃を受けて、現地将兵の目の前で物資やそれを搭載した輸送船が破壊されるという事もあった。
- そこで考えられたのが、高速の駆逐艦に物資や増援を搭載して夜間のうちに現地到着・物資揚陸・安全圏まで撤退、を行う輸送作戦であった。確かに駆逐艦の高速性能だとこれを行う事は可能だったが、そもそも小型艦なので搭載できる量も輸送船に比べれば微量*12だし、港湾設備のないガ島では重量物を降ろすには船自体にクレーンやデリックがないと無理だったが、駆逐艦にそのような設備はなく、重量物の荷揚げは不可能だった。
- 駆逐艦による輸送自体は、組織だってではなかったがガ島攻防戦初期より行ってはいた。その頃は折畳舟と呼ばれた手漕ぎの小型上陸用舟艇に物資や将兵を乗せ、それを駆逐艦の内火艇で牽引してガ島に荷揚げしていた。こうした手間を少しでも省くために考えられたのがドラム缶による物資の荷揚げであるが詳細はこちらに詳しい
- それでもガ島で戦う陸軍将兵に物資や増援を送らなければならない。そこで海軍が確実にガ島に兵力を送り込む手段として夜間に高速を利用した駆逐艦輸送を立案する。いわゆる「鼠輸送」である。
- 鼠輸送はガ島攻防戦から本格的に実施され外南洋部隊の増援部隊(二水戦基幹)が実施、以後一時的に三水戦が指揮を執る場合もあったが、ガ島への鼠輸送は水雷戦隊の花形だった二水戦が実施していく。
- 本来の趣旨とは異なる水雷戦隊の運用ではあったが、他にガ島への輸送を行う手段がない以上、水雷戦隊を投入するしかなかった。内容も初期は駆逐艦3隻程度で実施していたのが大規模化していき、軽巡旗艦で実施するような時もあった。
一方米軍も鼠輸送を阻止するべく水上艦隊を投入しだしたことで、増援部隊は輸送を担当する輸送隊の他に敵来襲に備える警戒隊も編成されるようになり、結果として双方の艦艇が夜戦を行う事例が出てくる。水雷戦隊としては意に沿わぬ作戦が却って自分たちの実力を示す機会となっていった訳である。- そういった代表例としては「ルンガ沖夜戦」や「サボ島沖海戦」*13、ガ島攻防戦後ではあるが「クラ湾夜戦」「コロンバンカラ島沖海戦」「ビラ・スタンモーア夜戦」「ベラ湾夜戦」「セント・ジョージ岬沖海戦」などがある。こうした海戦で水雷戦隊はある時は大勝し、ある時は大敗し、水雷戦隊の実力を示しつつも損害も多く被った。更には道中で空襲を受けて撤退する事もあり、ガ島攻防戦時だけで14隻の駆逐艦を失い、延べ63隻が損傷した。
- また、鼠輸送の中で水雷戦隊は司令部も損耗していった。作戦指揮を執った二水戦はコロンバンカラ島沖海戦とオルモック湾海戦で二度司令部が全滅し、三水戦もクラ湾夜戦で司令部が全滅している*14。
- このように大きな犠牲を払った水雷戦隊による鼠輸送だったが、当初想定していた運用とは異なる運用ではあったにせよ、日本水雷戦隊の実力を世に示すことが出来たのも鼠輸送での交戦だった。水雷戦隊の活躍も鼠輸送が不可能となりだす昭和19年以降は無くなりだし、敵機や敵潜水艦の攻撃に次々と沈められていくことになる
- 本来の趣旨とは異なる水雷戦隊の運用ではあったが、他にガ島への輸送を行う手段がない以上、水雷戦隊を投入するしかなかった。内容も初期は駆逐艦3隻程度で実施していたのが大規模化していき、軽巡旗艦で実施するような時もあった。
水雷戦隊旗艦いろいろ
- 日本では駆逐艦部隊である水雷戦隊を指揮する旗艦は軽巡洋艦というのがお決まりのパターンだが、実はこれは日本独特のもので他国ではあまり見かけない。海外では指揮能力を追加した「嚮導駆逐艦」が、こういった駆逐艦部隊を率いる形が多い。
- アメリカの場合だと、セント・ジョージ岬沖海戦での第23駆逐戦隊*18のように駆逐艦3-4隻で編成する駆逐群2個で駆逐戦隊*19を編成し、旗艦は駆逐群の1つの旗艦が兼務していて嚮導駆逐艦を建造することはしなかった。同海戦で指揮を執ったアーレイ・バーク大佐は第45駆逐群のフレッチャー級駆逐艦「チャールズ・オースバーン」で指揮を執っている。
- イギリスでもアメリカと同様、駆逐艦3-4隻で編成する駆逐隊2個で駆逐艦戦隊を編成したが、面白いのは駆逐艦の1艦級の建造数自体が駆逐艦戦隊を編成できるよう考慮されたものになっている。「嚮導任務用の駆逐艦1隻と、駆逐群2個を編成する7-8隻」で一つの級となっているのだ。
- イタリアの場合は、例を挙げるとマエストラーレ級駆逐艦4隻で構成する第10駆逐隊*22(旗艦:マエストラーレ)の上位に軽巡ジョヴァンニ・デレ・バンデ・ネーレが旗艦を務め、同型艦のバルトロメオ・コレオーニ(どちらも未実装)の所属する第2戦隊*23が存在する。*24
- ドイツは複数もしくは単独の駆逐隊(Zerstörerdivision)を以て駆逐艦戦隊(Zerstörerflottille)を構成していた。Z1は開戦時第1駆逐艦戦隊(Zerstörerflottille 1)の旗艦*25を務めていた。
- ドイツ国防軍海軍は諸外国のように複数の艦種を内包した艦隊を形成せず、巡洋艦以上の艦は単艦を基本とし必要に応じて編成を行った。*26
- また、ヴェーザー演習作戦(北欧侵攻作戦)の際に1936型駆逐艦のZ21(ヴィルヘルム・ハイドカンプ、未実装)がナルヴィク攻略部隊の旗艦を務めた。
蛇足ながら、上ルートはボス直前のHマスが難関で(難関だけど此処でまるゆドロップを狙って周回する人もいるそう)此処を突破するために火力を盛る必要が生じており、Hマス突破できれば、ボス自体はさほど火力もりもりの必要はないよね。 -- 2025-03-04 (火) 04:22:33