宗谷

Cached: 2021-10-22 07:44:29 Last-modified: 2021-10-19 (火) 08:43:12
No.408
宗谷(そうや)耐氷型雑用運送艦
特務艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久22火力1 / 9
装甲13 / 35雷装0
回避27 / 77対空8 / 32
搭載0対潜8 / 32
速力低速索敵2 /12
射程55 / 110
最大消費量
燃料20弾薬10
装備
25mm単装機銃
未装備
未装備
装備不可
改造チャート
宗谷
宗谷(灯台補給船)(Lv60+高速建造材×5+開発資材×5)
宗谷(南極観測船)(Lv60+高速建造材×10+開発資材×20)
宗谷(Lv60+高速建造材×5)*1
図鑑説明
耐氷型貨物船として生まれた宗谷です。
海軍特務艦として、MI作戦などの様々な作戦に参加、激戦のソロモン方面へも展開。
測量や揚陸、輸送などの任務に就きました。
戦後は、皆さんの帰還、そして灯台補給船。
さらに大改装され、南極観測船として、昭和という時代と、その海を駆け抜けました。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:タニベユミ、イラストレーター:しばふ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

CV:タニベユミ、イラストレーター:しばふ

定型ボイス一覧

イベントセリフ改装段階備考追加






 





 
追加
入手/ログイン特務艦、宗谷です。提督、お逢いできて、光栄です。
戦闘艦ではありませんが、私…精一杯、働きます!
どうぞよろしく、お願いします!
××編集
灯台補給船、宗谷です。
はい、原則として武装はできませんが、様々なものを運ぶことはできます。
私、今日も精一杯働きます。
××編集
南極観測船、宗谷です。
はい、このオレンジと白のユニフォーム素敵ですよね?かなり改装されました。
私、南極への旅も、精一杯働きます!
××編集
母港*2編集
母港1詳細測量ですか? 輸送ですか? ……やります!××編集
灯台の補給ですか?お任せください。……やります!××編集
南極ですね? お任せください! もちろん!××編集
母港2奇跡の船、ですか? ……いえ、いえいえ! ……そんな……。××編集
海の守り神、ですか?……いえ、そんな……。働くだけです!××編集
不可能を可能にする船? いえっ、精一杯頑張るだけです!××編集
母港3はい、昭和という時代を、精一杯、働きました。
元々は……外国から発注されたんですが、色々あって、横須賀鎮守府所属となりました。
激戦のソロモンにも、行きました。
××編集
はい、昭和という時代を、精一杯、働きました。
海のサンタクロース? ……いえいえ! でも、運びますよ。皆さんのために!
××編集
はい、昭和という時代を、精一杯働きました。
昭和基地、チャージング、氷の爆破、……幾多の南極観測隊、何もかも、皆懐かしいですね……。
令和の時代の静かなお台場も、いいものです。
××編集
ケッコンカッコカリ 編集
ケッコン後母港 編集
放置時そうですね、サイパン、トラック、そして、ラバウル。
あの激戦のソロモン諸島で、強行測量や揚陸なども、行いました。
母港は横須賀だったんですけど……いろいろな所に、行きましたね。
今考えると……無事に帰ってこれたのは、確かに……奇跡、かも。
××編集
灯台補給船は大事な仕事でした。
全国各地の大切な灯台を守る灯台守の皆さんに、生活物資や補給物資をお送りしました。
そうですね、ひ……いえ、海のサンタクロース、と呼ばれたこともありました。
大切なお仕事、でした。
××編集
チャージング航行?懐かしい。まだ、行けるかしら…?
今は、ラミング航行っていうの?融雪用散水装置?……便利なものがあるのですね。
…いえっ、大丈夫。最悪、爆破で進めば……えぇ?強引すぎます?
××編集
編成出撃編集
編成特務艦宗谷、抜錨、します!××編集
巡視船宗谷、抜錨、します!××編集
宗谷、出港! 必ずやり遂げて……戻りますね。××編集
出撃特務艦宗谷、抜錨、します!××編集
巡視船宗谷、抜錨、します!××編集
宗谷、出港! 必ずやり遂げて……戻りますね。××編集
雑用運送艦宗谷、出港、します!××編集
灯台補給船宗谷、出航、します!××編集
南極観測船宗谷、出発します!××編集
開戦・攻撃*3編集
戦闘1昼戦開始皆さん、ご注意を。警戒を厳に!前半部は小声編集
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戦闘2昼戦攻撃や、やるしか……ありません!編集
……ど、どうしましょう!?編集
戦闘3夜戦開始よ、夜ですか? 危険では……は、はい、了解。編集
編集
戦闘4夜戦攻撃よく狙って、てぇーっ!×編集
編集
戦闘時ステータス*4編集
小破あっ!?編集
……ふ、不発。本当に……よかった。××編集
……ん!?なにかぶつかったの?行ける?問題ない?×編集
中破/大破ああああっ! ……宗谷は、沈まない。……だって、 令和の時代へ……。編集
轟沈うそ……うそ、です。……私、沈むん……ですか? うそ……編集
戦闘終了*5編集
勝利MVPうそ……私、ですか? そんなことって……すみません。×編集
静かな海…。この時代のお台場もいいものですね。××編集
旗艦大破……ふ、不発。本当に……よかった。××編集
……ん!? なにかぶつかったの? 行ける? 問題ない?×編集
装備・改修*6編集
装備1改修/改造はい。私、元々は、民間の耐氷型貨物船ですから。×編集
回転翼機、ヘリ、いけます!そのための改装も、万全です!××編集
装備2了解しました、運用してみます。編集
編集
装備3改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見参りましょう。編集
編集
その他編集
帰投無事、戻ることが出来ました。皆さんのおかげです。編集
補給……ありがとう。また、行けますね。編集
入渠(小破以下)すみません。少し、修繕を。編集
編集
入渠(中破以上)申し訳、ありません。ドック入り……お許しください。編集
編集
建造完了素敵な、船。……おめでとう。編集
戦績表示情報をまとめます。……こちら、ですね。編集

各ボイス項目の詳しい説明はこちらをご覧ください


時報ボイス一覧


季節ボイス一覧


イベントセリフ改装段階備考追加






 





 
追加
桃の節句編集
春の訪れ編集
ホワイトデー編集
編集
春本番編集
梅雨梅雨の雨……日本の四季、私、好きです。
……え。……そう、ですね。昭和基地では雨は本当に珍しいんですよ。
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はい、内地では、勿論雨も想定済み。提督、濡れます。こちらに。編集
初夏暑く……なってきましたね。お台場も、夏は日差しが厳しいですね。
……夏服でも、いいかもしれませんね。
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宗谷、夏服にしてみました。どうでしょうか。
北方や極地でなければ、この格好でもいいかもしれませんね。涼しいし。
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編集
盛夏編集
夏祭り編集
くんくんくんくん……いい匂い。秋祭りですか? いいですね、どれも美味しそう。
屋台って、独特のドキドキ感、ありますね。
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秋刀魚編集
晩秋編集
ハロウィン編集
秋のワイン編集
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師走編集
クリスマス編集
年末編集
新年編集
節分編集
バレンタイン編集

八周年記念編集



イベント名編集


内容編集


ゲームにおいて

運用方法について

  • 艦種の表記は特務艦
    • 出撃や任務では速吸などと同じ補給艦扱いになっているようで、1-3の三重クル要員や1-6のクオータリー任務「強行輸送艦隊、抜錨!」の達成要員としても活用可能。
      改造することで灯台補給船南極観測船になるが、いずれも補給艦扱いなのは同じ。
      • 補給艦同様、洋上補給を装備した状態でボスマスに向かうと洋上補給を発動可能。
    • 装備可能なものは電探・対潜(大型ソナー除く)・機関部強化・対地装備・機銃・高射装置・増設バルジ(中型艦)系・大発動艇系・ドラム缶(輸送用)艦隊司令部施設系・照明弾探照灯戦闘糧食系・熟練見張員系・洋上補給・応急修理要員で全て。
      • この形態でのみ装備できるのは爆雷系、対地装備、対空機銃、高射装置、照明弾、水上艦要員。
      • この状態に限らずいずれの改装状態でも砲も魚雷も積めないため夜戦カットインも夜戦連撃も不可能。灯台補給船、南極観測船の状態は火力雷装の初期値が共に0のため元々夜戦で攻撃しない。いずれの改装状態でも夜戦カットインが不可能なのは宗谷と丁型海防艦のみ。また一切の夜間特殊攻撃が不可能なのは宗谷のみ。
      • 一応対空カットインは、機銃と電探が積めるため種別値12(特殊機銃、素対空3以上の対空機銃、対空電探)のものが可能。
  • 未改造の本形態は装備の多様性が最も優れる。爆雷&ソナーや対地装備&上陸用舟艇の組み合わせ、対空カットインは本形態しかできない。
    • しかし全体的なステータスが低すぎるため、この形態のまま使い続けるのは厳しい。

    各改造段階での装備可否一覧

    各改造段階での装備可否一覧

    装備分類特務艦灯台補給船南極観測船
    爆雷××
    大型ソナー××
    対空機銃××
    高射装置××
    回転翼機××
    対地装備××
    増設バルジ(大型艦)××
    照明弾××
    大型探照灯××
    水上艦要員××
    航空要員××

    ※主砲(小口径、中口径、大口径)・副砲・魚雷は全形態共通で装備不可。
    ※電探(大型、小型)・ソナー・増設バルジ(中型艦)・上陸用舟艇・司令部施設・探照灯・戦闘糧食・応急修理要員・簡易輸送部材・機関部強化・補給物資は全形態共通で装備可。

コンバート改装について

  • Lv60からコンバート改装が可能だが、改装すると「○○改(二)」あるいは「○○甲」などと艦名が変化する他の艦娘と違い、艦名は全く変化せず艦種だけが変わるという特徴がある。
    当wikiでは便宜上、初期段階の宗谷以外のページは宗谷(灯台補給船)宗谷(南極観測船)と艦種名を付けて区別している。
    • 宗谷(南極観測船)から初期段階に戻す際は高速建造材5個、弾薬130、鋼材280が必要。
    • いずれの改装状態でも、火力・防空・対潜は極めて脆弱であり、(実装時点では)特殊能力もないため、はっきり言って実戦力としてはまるで期待できない。現状の3つ以外の改装形態が仕様を変更して追加されることでも無い限り、if改造での戦力化も期待できない。
    • 実際、運営が宗谷は戦闘のための船ではないことを明言している。*7
    • コンバート可能だが初期装備があるため、宗谷に戻すと25mm単装機銃を持ってくる。
      • この仕様を利用すると25mm単装機銃を量産可能だが、コンバートに必要な資材消費にはまるで釣り合わないため意味は無い。

キャラクター設定について

  • 戦闘艦ではないこともあり、奇跡の船と呼ばれて謙遜するくらい控えめな艦娘。
  • 右手で保持しているのは十四年式拳銃。
    • 大正十四年(1926年)に日本軍に制式採用された拳銃で、諸外国で制式採用された拳銃と比較すると性能的に劣るが*8改良を重ね終戦まで使われ、戦後も一部は警察や海上保安庁で使われた。
      大きく分けて前期型と後期型があるが、トリガーガードが大きいので後期型だろう。
    • 特務艦ということもあって、最低限の自衛用装備ということなのだろうか、灯台補給船や南極観測船になると持たなくなる。
  • 中破しても顔に煤がつく程度で艤装に損害はなく、服装もコートのベルトが外れる程度の被害しか受けない。流石は奇跡の船。

期間限定グラフィック

  • 2021年6月22日のアップデートで【梅雨mode】が実装された。
    • 梅雨ということもあり服は涼し気な青い半袖と白のスカートに、革のバッグからビニール製の青いバッグに変わっており、手には水色の傘を保持している。
    • 中破すると半袖とスカートの一部が破れるが、相変わらず艤装やバッグ、傘は無事。

    限定グラフィック:梅雨mode

    限定グラフィック:梅雨mode

  • 2021年7月15日のアップデートでクソTシャツmode夏服mode】が実装された。
    • 青地のTシャツにでかでかと「特務」と書かれている。
    • バッグや艤装は普段の色を踏襲している他、「そうや」と書かれている紅白の浮き輪を、左肩からロープで吊るしている。

    限定グラフィック:夏服mode

    限定グラフィック:夏服mode

小ネタ

  • 彼女を一言で言い表せば、「奇跡の船」といえよう。
    • 過酷な戦場を生き抜いた船は雪風など他にもいるが、宗谷が抜きん出ているのは、戦後も国内にあって多くの大事件の影にその姿を見せる「国際問題の主役」であり続けた点にある。宗谷の関わった歴史上の出来事を挙げると、ラバウルの戦い、ミッドウェー海戦、トラック島空襲、北海道への特攻輸送、外地からの日本人引き揚げ、海上保安庁の発足、奄美返還、南極観測、北洋漁業の栄華とその落日...などがあり、激動の昭和から現在に至るまで日本を支え続けた生き証人である。
      • その他の異名として「北洋の守り神」「不可能を可能にする船」「福音の使者」「海のサンタクロース」「燈台の白姫」などがある。また、(元)大日本帝国海軍所属の艦船では唯一海上にあるため、「帝国海軍最後の生き残り」とも称される。

    ソビエト連邦の発注から海軍特務艦まで

    ソビエト連邦の発注から海軍特務艦まで

    • ソビエト連邦通商代表部から砕氷型貨物船3隻の発注を受け、長崎県にあった川南工業香焼島造船所にて「第107番船」(この107番という数字はなんの因果か追々再び登場することとなる)として1936年12月7日に起工、1938年2月16日造船所社長の一人娘である川南幸子(当時6歳)の手によってソ連船「ボロチャエベツ」として進水した。しかし、性能が規定を満たさなかった事や第二次世界大戦直前という時勢も重なり、結局ソ連には引き渡されず商船「地領丸」として竣工した。
      • 姉の天領丸、妹の民領丸は後の改装でマスト形状と位置が変更されたため、地領丸(宗谷)とは見た目が異なっていた。
      • 宗谷を進水した川南幸子さんは2008年に行われた宗谷の古希祭に参加している。
      • 実家の一つが酒蔵だったという珍しい艦船でもある。
        かつて地領丸時代に姉妹船と共に所属した辰南商船はソ連に引き渡されなかった天領丸以下3隻を運航させるために辰馬汽船と川南工業が共同で設立した企業であるが、このうち辰馬汽船は灘の酒蔵を祖業とする財閥の一部門であった。財閥自体は戦後の財閥解体の対象となり、辰馬汽船も財閥から離れたものの*9、祖業の酒造業自体は現在も辰馬本家酒造(銘柄名:白鹿)として残っている。*10
        • これが縁になったらしく、2020年には南極観測隊へ製品の寄贈も行われていた*11
      • また、辰南商船所属船はこの3隻だけで、地領丸(宗谷)の買い上げにより所属船が2隻に減った同社は1944年2月1日に辰馬汽船に吸収された。
    • 地領丸は1939年に海軍が買い上げを決定し、1940年2月20日「宗谷」と改名のうえ雑用運送艦として特務艦に編入された。
      • 竣工当時、日本海軍は老朽化した砕氷艦*12を一隻しか保有しておらず、砕氷能力があり最新のイギリス製ソナーを装備していた天領丸以下3隻に興味をもっていた。測量業務ができ、輸送任務も可能な砕氷艦というまさに海軍が欲しがっていた性能であった。しかしソ連との契約問題がこじれたことで海軍が直接買い上げることができなかったことと、買い上げ当時は戦略方針が南方対米重視となったことで3隻も購入する必要がないと判断され、地領丸(宗谷)のみを買い上げた。
      • 3隻の姉妹艦のうち地領丸(宗谷)のみ海軍所属となり、他は陸軍が徴用した。*13
        姉の天領丸は1945年5月29日宗谷海峡にて、妹の民領丸は1944年2月14日フィリピンベルデ島水路にて戦没。天領丸の戦没時は護衛に占守がおり、生存者91名中81名は彼女に救助された。
  • 1940年6月4日、横須賀鎮守府に配属。千島列島や樺太など北海の測量や輸送業務に従事し、10月11日には紀元2600年特別観艦式に拝観艦として参加した。その後、サイパンやカロリン諸島といった南洋諸島付近の測量を行った。これは来るべき対英米戦への備えであった。
    • 紀元2600年特別観艦式では名もなき艦同然の宗谷が、まさか16年後に日本中から注目を浴びる船になるとは誰も思わなかっただろう。
    • 戦前の観艦式に参加し戦後の海自・海保の観艦式・観閲式に参加したのは気象庁保有の凌風丸と宗谷の2隻のみである。
    • 戦後、凌風丸は宗谷より先に南極観測船の候補に上がっていた船であり、南極観測船に宗谷が決まった後に随伴船の候補にも上がった。

    開戦から終戦まで

    開戦から終戦まで

    • 開戦後、宗谷は第4艦隊支援のため物資を満載して横須賀を出港、トラック島へ向かった。
      • 宗谷は言うまでもなく凍える北海での行動を前提とした作りであり、非常に防寒性に優れていた。こういう船で赤道近くの南洋を航海したらどうなるかは想像に難くない。艦内は灼熱地獄さながらの蒸し風呂状態となった。
    • 1942年1月17日、第4艦隊に編入され、第4測量隊としてトラック泊地、ラバウルなどを駆け回り、測量や輸送任務にあたった。
      6月にはMI作戦に参加し、陸戦隊の輸送とミッドウェー島占領後の測量任務のためサイパンを出港したが、作戦失敗のためポナペへ避退し、その後はカビエン、ソロモン諸島付近の測量業務についた。ソロモン諸島近海では度々攻撃を受け他の輸送艦が次々と沈没していく中、宗谷は沈まずに任務を粛々とこなしていた。
      • なお宗谷は南雲機動部隊が壊滅した際ミッドウェー沖600海里と非常に近くにいたが、なぜか追撃を受ける事なく無傷で帰還している。
        またソロモン諸島近海の測量業務中、ラバウル湾内で空襲を受けたものの魚雷が艦首スレスレを通過していくなど豪運を発揮している。
    • 1943年、宗谷は正月も休む事なくブカ島付近の測量を行った。
      1月28日には米潜水艦の雷撃を受け、右舷後方に1本被雷したもののその魚雷は跳ね返って近くの浅瀬に乗り上げた。護衛の第28号駆潜艇とともに爆雷攻撃を実施し離脱した。
      その後宗谷は激しい攻撃に晒されながらも、ラバウル方面で掃海や測量にあたった。
    • 1944年、燃料や食糧の補給のためクェゼリン島に向かおうとしたが、宗谷を訪れていた前艦長の「クェゼリンは物資不足だ」という助言に従い、トラックへ向かった。その後クェゼリンは米軍の侵攻を受け守備隊は玉砕、宗谷は命拾いした。
      2月17.18日トラック泊地は米海軍第58任務部隊の大空襲を受け、宗谷もこれに巻き込まれた(海軍丁事件)。阿賀野那珂など50隻近くが沈没し、陸上施設も甚大な被害を被り、宗谷もまたひどく攻撃を受け、更には回避行動中に座礁してしまった。多数の戦死者、負傷者を出し、穴だらけとなり、満身創痍の様子に乗組員達は宗谷の命運も尽きたかと思った。だが、翌朝乗組員達が様子を見にいくと、宗谷は満潮のため自然と離礁、何事も無かったかのように海に浮かんでいた。その後、損傷が激しかった宗谷は2ヶ月かけて横須賀に戻った。
      • 当時の艦長天谷嘉重大佐は艦を放棄した事などの責任を問われ更迭、10ヶ月後拳銃自決を遂げる事となる。
    • 横須賀での修理後、宗谷は北方での輸送任務につき、姉の天領丸を護衛することもあった*14。その後機関の不調により内地に留まり、本調子を取り戻したところで1945年2月から輸送任務に復帰した。この時すでに日本近海ですら敵潜水艦や敵機の脅威にさらされており、数多くの輸送艦が撃沈され、輸送任務があまりにも危険だったため「特攻輸送」と言われるようになっていた。
      6月24日から宗谷は「永観丸」「神津丸」とともに海防艦の護衛を受け満州への輸送任務についたが、26日に米潜水艦の攻撃を受けた。永観丸、神津丸ともに轟沈、宗谷も雷撃を受けたが、なんと全ての魚雷が艦底を通過。すぐさま宗谷は護衛艦とともに反撃を開始し、米潜水艦に損傷を与えてこれを撃退した。
    • 8月2日、横須賀にて入渠中に空襲を受ける。米軍機に増槽を落とされ、艦内に気化したガソリンが充満した。どこかのぺったん装甲空母のように引火、大爆発を起こすかと思われたが、入渠中のため缶に火が入っておらず事なきを得ている。しかし、近くに停泊していた長門が砲塔を吹き飛ばされるなど中破した。そのおかげといっては何だが、攻撃が長門に集中し、宗谷や同じく停泊中だった「氷川丸」には目立った被害はなかった。
    • 空襲回避のため女川に移動、その後宗谷は室蘭へ向かい、太平洋戦争最後の任務となる輸送任務についた。なんと単独で。
      7日早朝、第37任務部隊接近を知った宗谷は濃霧に隠れ、八戸港に逃げ込んだ。この時、発生していた濃霧は段々と濃くなり、逃げる最中全くの視界ゼロとなった。この濃霧が無ければ宗谷は米軍に捕捉、撃沈されていたかも知れず、乗組員には「神の衣」と呼ばれた。
      翌8日早朝、八戸を出港、同日午後、室蘭に到着。そして室蘭港にて、終戦をむかえた。宗谷は数々の幸運と多くの人々の奮闘によって太平洋戦争を生き抜いたのである。
      • 尚、宗谷の八戸出港と入れ違いに、夕刻、海防艦稲木が入港仮泊する。9日早朝、八戸は第38任務部隊の空襲に晒されるが、稲木が単艦対空戦闘を敢行し、自らの艦命と引き換えに市内の被害を抑えた。
  • 終戦後、30日にGHQに接収され、その後大蔵省へと移管された。その際名前を「宗谷丸」に変え、台湾、樺太、ベトナムからの復員・引揚輸送に従事した。
    • 復員輸送中、艦内で女児が誕生し、当時の艦長が「宗子」という名をつけた。この少女は宗谷が南極観測船として有名になった折にTVの企画により当時の艦長との再開を果たしている他、1978年に執り行われた宗谷の解任式にも出席している。
  • 1948年復員輸送の任を解かれ、普通の商船に戻った。だが、翌年1949年12月には海上保安庁所属となり、宗谷はさらなる数奇な運命を辿る事となる。
  • この後についてはそれぞれの子記事を参照せよ。
  • 1979年5月1日からお台場にある船の科学館に保存されており、艦これに実装されている日本の艦娘として唯一の現存艦でもある。

    艦名について

    • 「宗谷」という名前をもつ日本海軍の船として当艦は二代目であり、もちろんご初代も存在するわけだがご初代は「ヴァリャーグ」というロシア艦艇であり日露戦争時に日本海軍が鹵獲して宗谷に改名し使用していた、という何の因果かご初代もロシアに縁のある艦なのであった。
      • しかも練習艦として使用されることが多く、宗谷で遠洋航海訓練を経験した少尉候補生の中には太平洋戦争で指揮官となった者が多数いた。代表的なところでは開戦時の第四艦隊司令長官井上成美中将、南東方面艦隊司令長官兼第11航空艦隊司令長官草鹿任一中将、第一機動艦隊司令長官小沢治三郎中将、連合艦隊司令長官山本五十六大将、古賀峯一大将とそうそうたる顔ぶれ。
    • ちなみにご初代は第一次大戦時にロシアへ返還され再びヴァリャーグに名前が戻ったという珍しい艦でもある。 南極観測船の小ネタで触れられている宗谷丸と言いご初代と言いこの船と言い「宗谷」というのは幸運を呼ぶ艦名なのだろうか
      • とはいっても、ロシアへの返還後は寂しい艦生を送ることになる。1917年に修理のためイギリスへ移動したが、同年11月の革命で政権を取ったソビエト政府は修理代の支払いを拒否したため、イギリスに没収された。1918年2月にイギリス海軍へ配属されるが、曳航中にアイルランド沖で座礁してしまう。 その後引き揚げられハルクとして使用されたのち、1920年にドイツへ売却されるが、曳航中にスコットランド沖でまたしても座礁。今度は引き揚げられずそのまま解体処分となった。
    • 「宗谷」は終戦後、一時期「宗谷丸」と船名が変わったが、稚内と樺太の大泊を結ぶ鉄道省の稚泊連絡船にも「宗谷丸」が存在した。まさに宗谷海峡を行き来する船である。
       こちらの宗谷丸も砕氷船であり、また終戦まで生き残り宗谷と同じく復員船として働いたことや、南極観測船の選定には宗谷と共に候補に上がっていた経緯もあって、宗谷と非常に間違えられやすい。
       終戦後は南樺太が放棄されたために稚泊航路が消滅、青函連絡船に転じたり貨物船として働き、1965年に33歳で無事引退している。
     

この艦娘についてのコメント

ドロップ祈願や海域攻略祈願のために、wiki内神社というページが設置されました!ぜひご利用ください。


*1 宗谷→宗谷(灯台補給船)→宗谷(南極観測船)→宗谷…の順にコンバートできる
*2 母港ボイスは各艦娘につき3つ割り当てられています。「詳細」ボイスは編成画面の「詳細」ボタンをクリックすることで聞くことが出来るボイスです。母港画面でも聞くことが出来ます。「母港3」ボイスは「母港画面でのクリック」もしくは「母港画面への遷移」でのみ聞くことが出来る、いわゆる「提督お触りボイス」です。編成画面での「詳細」ボタンでは聞くことが出来ません
*3 4つの基本ボイス(昼戦開始・昼戦攻撃・夜戦開始・夜戦攻撃)がありますが、各ボイスはその他の色々な場面でも使われます。各ボイスをどのフェーズ(航空戦/開幕雷撃/先制対潜/昼戦攻撃/各種CI...など)に割り当てるかは艦娘によって異なり、例えば開戦ボイスを攻撃でも使ったり、夜戦攻撃ボイスを昼戦でも使ったりします)
*4 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*5 「小破」ボイスの2つ目と戦闘撤退時の「旗艦大破」ボイスは共用化されています
*6 装備ボイスは3ボイスありますが、改修/改造ボイスと共用化されています。また、ボイス3は「改修/改造」「開発」「バケツによる即時修復」「遠征出撃」「アイテム発見」ボイスと共用化されています
*7 https://twitter.com/KanColle_STAFF/status/1395490954476351489、2021/05/26確認
*8 銃のサイズの割に8mm南部弾が低威力、前期型では脱落しやすく後期型では抜きづらい弾倉、等々
*9 辰馬汽船は財閥解体と度重なる合併で新日本汽船、山下新日本汽船、ナビックスラインと名前を変え、現在は商船三井となっている。
*10 ちなみに、銘柄名の白鹿の名を冠した船もあった。(http://ww6.enjoy.ne.jp/~iwashige/hakushikamaru.htm
*11 https://www.oricon.co.jp/pressrelease/737626/
*12 1921年に就役した砕氷艦「大泊」
*13 このうち妹の民領丸は大発用の船台や修理工場が設置されて陸軍工作艦となり、大発の修理の他、船台を使用しての大発輸送で活躍した。
*14 1944年5月に天領丸ら陸軍の輸送船団を宗谷と雪風が千島列島まで護衛したという説で、「宗谷姉妹唯一の任務」として知られている。しかし一水戦の戦時日誌によると、この船団の陣容は輸送船が「天領丸・サマラン丸・北洋丸・信濃丸」、護衛艦が「第七駆逐隊、峯風型駆逐艦野風」とあり、宗谷は船団に含まれていなかったという説もある。