8cm高角砲

Cached: 2021-10-24 08:55:30 Last-modified: 2021-09-30 (木) 22:46:39
No.066
8cm高角砲副砲
装備ステータス
火力+1雷装
爆装対空+6
対潜索敵
命中+2回避
射程
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発解禁日:2015年6月12日、改修可
阿賀野型の初期装備
任務「対空兵装の整備拡充」選択報酬(クォータリー)
以下の補強増設へ装備可能
由良改二、改鈴谷型(を含む)
練習巡洋艦工作艦大鯨
改修更新
12.7cm連装高角砲8cm高角砲8cm高角砲改+増設機銃
新開発の長8cm高角砲です。
秋月型に装備された長10cm高角砲の小型軽量化を目指した対空用副砲バージョンです。
微妙な出来という評価もありますが、後期の建造艦艇への装備が期待されていました。

ゲームにおいて

  • 阿賀野型が実装された2013年秋イベントで実装された。
    • 阿賀野能代矢矧酒匂が持参する初期装備。開発でも出る。
    • クォータリー任務「対空兵装の整備拡充」の選択報酬でも入手可能。
    • 水雷系秘書艦の鋼材(燃料)テーブルで開発可能、開発理論値は10/10/20/10
      • 阿賀野型秘書艦だと開発率が向上し、更に開発可能なテーブルが拡張され弾薬やボーキサイトテーブルでの開発も可能となる。
  • 種類を表すマークの色が対空装備の色(緑)にも関わらず分類が副砲となっている通り、対空砲と副砲の機能を兼ね備えた装備。
    • ……のはずだが、他の対空砲と違い防空時の前進エフェクトが発生しない。バグか仕様かは不明。
  • 同じ副砲兼高角砲の12.7cm連装高角砲と比べると、対空が2、命中が1高く、火力が1低い。うまく使い分けたい。

装備の改修について

  • 2017/03/18のアップデートで改修可能となったが、改修資材消費が初期から3個と90mm単装高角砲より重い。
    • 改修による火力の伸びは「0.2×」と従来の「√」とは異なる(90mmは√)。
      ★+1で火力+0.2、★+4で+0.8、★+9で+1.8と特に前半の伸びが小さい(従来式は+1/+2/+3)うえ、★maxにしても火力は+3と90mm単装高角砲(火力+4相当)には及ばない。
      • 改修度に対する上昇幅が最後まで一定なので、使うならば★+5★maxまで上げたい。
    • 加えて本装備の艦隊対空ボーナス(艦隊防空値)の上昇幅は「2√」と90mm単装高角砲(3√)より小さいため、既に90mm単装高角砲を所持しているのであれば火力・対空面ではそちらを改修した方が良い。
    • 「簡単に量産可能で改修可能な対空副砲」ではあるので、90mm単装高角砲を所持していないなら対空装備の摩耶用か、下記の補強増設配備のために本装備を改修するのも良いかもしれない。
      12.7cm高角砲+高射装置が改修可能になればその限りではないが、本装備より改修コストが高くなる可能性は非常に高い。ワイン砲が強過ぎるんや。

アップデート履歴


  • メンテナンスによって幾度か性能が上方修正されている(最終は2014/10/24)。
    • 2013/11/01~ 火力+1、対空+5、命中+1(実装当初)
    • 2014/09/12~ 火力+1、対空+6、命中+1(対空1up)
    • 2014/10/24~ 火力+1、対空+6、命中+2(命中1up)
  • 2021/3/31のメンテナンスで、『【阿賀野型軽巡洋艦】を秘書艦に配備した場合、「8cm高角砲」の開発効率が従来より上昇』するとアナウンスされた。

装備ボーナスについて

  • 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
    • 搭載一基ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
    • 他装備との組み合わせで相互シナジーボーナスも発生し、単体ボーナスとは別に加算される。これは装備の数を増やしても累積しない。
    • 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に加算される。
    • 各ボーナス値は下表の通り。
      装備基本値
      8cm高角砲火力対空回避射程命中累積
      162-
      単体ボーナス↓加算値
      装備対象艦火力対空回避射程命中累積
      8cm高角砲能代改二
      矢矧改二 /
      +2+1
      最上改二 / +1+2+2
      相互シナジーボーナス↓加算値
      装備1装備2対象艦火力対空回避射程命中累積
      8cm高角砲対空電探*3能代改二
      矢矧改二 /
      最上改二 /
      +1+2×
      ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら

性能比較表(装備最大値/高角砲(副砲)早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます

No高角砲(副砲)火力対空加重対空*4艦隊防空*5命中回避装甲高射装置機能*6改修国籍入手方法備考追加
1725inch連装砲 Mk.28 mod.249363.1211-初期装備編集
27510cm連装高角砲改+増設機銃29363.1211初期装備任務増設スロット装備可編集
43065mm/64 単装速射砲改19363.11-初期装備伊艦に装備ボーナス有編集
13012.7cm高角砲+高射装置18322.811-改修編集
13590mm単装高角砲18322.81初期装備、イベント編集
07110cm連装高角砲(砲架)17282.41--、ランキング増設スロット装備可編集
2208cm高角砲改+増設機銃17282.421-改修、任務増設スロット装備可編集
0668cm高角砲16242.12-開発、増設スロット装備可編集
16010.5cm連装砲36242.121--初期装備編集
3585inch 単装高角砲群26242.1111-ランキング、初期装備現状は改修不可、米艦に装備ボーナス有編集
01012.7cm連装高角砲24161.41-開発、初期装備編集

小ネタ

  • 元ネタは「六〇口径九八式八糎高角砲」。通称「長8センチ高角砲」。
    大正時代に開発された「四〇口径三年式八糎高角砲」とは異なるので注意(5500t軽巡が搭載していたと書いてある高角砲はコチラのこと)。三年式は当時の戦艦や巡洋艦などに幅広く用いられたが、この九八式はに搭載されたのみである。
  • 公称8センチだが、実口径は76.2ミリでいわゆる3インチ砲。
    コンセプトは長10cm砲を軽量化し追従性などを高めようというもので、重量は11tと20tある12.7cm砲や長10cm連装砲架の半分以下に抑えられている。
    発射速度こそ一門辺り分間26発になっているが、口径が小さくなったことで威力は落ちている。シブヤン海海戦後の軽巡矢矧からは「(九八式8cm連装高角砲2基4門から)大淀と同じ長10cm砲4基8門に換装してくれ」と言われたそうな…当然大幅に重量が増える為実現はされなかった。
    • 実際にはそこそこ戦果をあげているので、非力と言うより米軍機の防御力が半端なさすぎたからと思うのだが…*8
    • 戊三号作戦で、100機を超える敵機に対して、能代の8cm高角砲と大淀の10cm連装高角砲(砲架)が共闘し、大淀の高角砲はの240発に対し能代の高角砲弾発砲数は29発。これは能代で高角砲の故障が起きていた為である。*9しかしサマール沖海戦において能代は主砲弾260発、機銃24000発と共に8cm高角砲弾を450発発射しており、戦果は撃墜6、不確実6、協同8の計20機を記録している。
  • ちなみに矢矧では対艦戦闘でも使われた。
  • 「敢えて軽量化したのだから、それなりに使えたのではないか?」という想像はできるかもしれない。
    • とは言え寿命の短さや機構の複雑さも長10cm砲譲りだったので、総生産数は30門以下に終った。後世では失敗作と見做す向きもある。
      このためか搭載する案のあった松型駆逐艦では12.7cm単装高角砲が採用されている。恐らく8cmでは対艦威力に問題が出るからと思われる。
      軽空母「伊吹」や一部の雲龍型正規空母への搭載も検討されたようだが、上記の理由から実現したかどうかは不透明である。
      • 機構については九八式10cmと同じ、つまり八九式12.7cm高角砲とも同じである。ぶっちゃけ「他の生産ラインを圧迫してまで作る価値はない」と思われていたのかもしれない。
      • ちなみに砲身寿命は600発と八九式12.7cm高角砲(1000発)と長10cm連装砲(350発)の間。
  • 結局、利点である軽さを活かせずに終わった事が芳しい評価を得られなかった一番の理由であろう。
    もし松型駆逐艦や海防艦に多数採用され戦果を挙げていたら、この評価は随分変わっていたかもしれない。
  • 米海軍も同時期にMk.33 3インチ連装高角砲を開発しており、高性能化し体当たりさえする航空機に対しては威力と追従性を併せ持つ軽量砲が必要という認識では一致していた。つまり本砲の発想や着眼点はまったく妥当なものであり、決して時代錯誤ではなかったのである。
    • Mk.33は40mm機銃の代替対空兵装として有効射程の延伸・大口径化による危害半径の増大・VT信管への対応を目的として開発されたのもであり、Mk.12 5"/38高角砲の発展型及び代替の兵装ではない。実際デ・モイン級の兵装構成は「8"/55 Mk.16 3連装3基9門・5"/38 Mk.12 連装6基12門・3"/50 Mk.22 連装12基24門・20mm/70 連装12基24門」となっており、40mm機銃をそのまま3インチ砲へとシフトした構成である。
      下記は両兵装及び搭載した軽巡洋艦の比較表。排水量比に対する砲門数・搭載砲弾数から日本海軍は軽量の高角砲をアメリカ海軍は大口径の対空砲として運用したことがわかる。
      兵装8cm連装高角砲3"/50 Mk.33
      構成連装
      口径76.2mm
      砲弾重量5.99kg5.85kg*10
      炸薬重量0.31kg (比率5.18%)0.24kg (比率4.18%)
      初速900mps823mps
      最大射程13.6km13.4km
      最大射高9.1km9.3km
      発射速度26発/分45-50発/分
      仰俯角-10/+90°-10/+85°
      仰俯速度16°/s30°/s
      旋回速度16-18°/s24°/s
      装填角ALL
      シールドあり無し
      ホイスト無し
      砲塔重量12.5t14.7t
      砲身命数600発2,050発
      搭載艦阿賀野型
      満載排水量:8,338t
      ウースター級
      満載排水量:18,286t
      搭載基数連装2基 計4門単装2基・連装11基 計24門
      搭載砲弾数250発/門
      総搭載数1,000発
      1,500発/門
      総搭載数36,000発
    • Mk.33は太平洋戦争に間に合わなかったものの、戦後長らく西側の駆逐艦主砲や空母の近接防空システムとして機能した。
      海上自衛隊でも68式50口径3インチ連装速射砲の名前で制式化され、オート・メララ社76mm速射砲が登場するまでメジャーな小口径砲として君臨。ミサイル護衛艦「あまつかぜ」などの艦に搭載されている。
      実はあまつかぜの場合予算が足りず、Mk.42 5インチ単装速射砲(はるな・しらね型やはたかぜ型が装備してるアレ)が装備できなかったからというのは内緒だ。

この装備についてのコメント


*1 2021/3/30実装
*2 2021/4/22実装
*3 素対空値+2以上の電探
*4 高角砲は倍率4倍
*5 高角砲は倍率0.35倍
*6 対空電探との連動により対空CI発動可能な場合◯と記述
*7 対空値8以上
*8 特に主力雷撃機のTBFアベンジャーなどは恐ろしく頑丈な機体だった
*9 その為能代は主砲と機銃で対空戦闘を行っており、主砲弾に関しては大淀が194発に対し能代は283発と多い。
*10 AAVT Mk.31