四式水中聴音機

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No.149
四式水中聴音機ソナー
装備ステータス
火力雷装
爆装対空
対潜+12索敵
命中+1回避
射程装甲+1
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修可
搭載可能艦入手方法
改修更新
九三式水中聴音機(二番艦に五十鈴改二(月)、夕張)
三式水中探信儀★+3
(二番艦が五十鈴改二(木・金)、香取改、時雨改二)
四式水中聴音機
小型艦艇にも装備可能な、新型パッシブソナー兵装です。
九三式水中聴音機に比べて、その対潜発見能力は格段に向上しました。
数は少ないですが、大戦末期に建造された後期型の駆逐艦などの対潜兵装として装備されました。

ゲームにおいて

  • 2015年8月作戦の作戦報酬として実装された対潜装備。
    • 100位以上は2個、101~500位は1個配布された。
    • 三式水中探信儀を三式ソナーと、零式水中聴音機を零式ソナーと呼ぶように、四式ソナーと呼ぶ事が多い。
    • 対潜装備初の☆4装備。
  • 三式水中探信儀に比べ対潜値は上回るものの命中が-1で、完全な上位装備ではない。
    • 2016/6/30アップデートで実装された対潜先制爆雷攻撃は改修ボーナス抜きの装備込みの対潜値が100以上で発動する。
      • 三式水中探信儀との対潜+2の差が重要なケースも出てくるようになった。詳しくは当該項目を参照。
  • 改修が可能な為、Type144/147 ASDIC相手なら★+4で命中が並び威力では上回る。

搭載可能艦

入手方法について

改修工廠での入手について

  • 2015/9/25アップデートで本装備の改修及び九三式水中聴音機からの更新による入手が可能になった。
    本装備への更新は五十鈴改二(木・金)、時雨改二香取改で行える。
    他装備に比べ少々複雑で(詳細は改修工廠を参照)誤って三式水中探信儀に更新してしまった事例が多数報告されている為、確認事項を以下にまとめておく。

更新による入手の注意点

  • 本装備への更新時、二番艦・曜日により更新先が異なるため注意が必要。
  1. 本装備への更新時、要求装備が三式水中探信儀が2つかどうかの確認を。チェックポイントその1
    ⇒九三式水中聴音機が要求されている場合、三式水中探信儀への更新と判断できる。
  2. 確実に四式ソナーへの改修更新を行いたい場合、香取改時雨改二のいずれかに担当させよう。チェックポイントその2。
    ⇒月曜日を避ければ良い五十鈴は兎も角、夕張の場合は必ず三式水中探信儀への更新=四式ソナーを絶対に作れないという点にも注意したい。

改修・更新について

  • 改修することにより対潜威力・命中はもちろん、装備艦の雷撃回避率や砲撃戦における与ダメージの上昇も見込める。
    • 参考として三式水中探信儀★+9が装備対潜+12相当*1
    • 改修の★+7以降は同装備を消費する改修タイプなので、★maxへの道は険しい。
      • ちなみに本装備を改修する場合、初期から★+6までは九三式水中聴音機を2つずつ消費する。
        九三式水中聴音機から本装備を作る為には、九三式水中聴音機5つと三式水中探信儀2つが必要。
        つまり、開発と改修のみで本装備の★maxまで改修するには、九三式水中聴音機が37、三式水中探信儀が10必要。
        改修資材の消費が多く、ソナー系列は開発での生成確率も低いため★maxを目指すのなら覚悟が必要。一式徹甲弾よりはマシだが
  • 改修による対潜値上昇は対潜先制爆雷攻撃の条件には関わらない。
    • 同攻撃の条件を満たすために本装備の需要が増大している現在、共食いが必要な★+7以降の改修は慎重に進める必要がある。
      ★+9★max作成のために本装備を消費する事で、艦娘の対潜値を100にする事が出来なくなったとならないように注意されたい。
  • 本装備の改修について、月・火は香取改、水は照月、木~土が五十鈴改二、日は秋月が担当。
    全員揃っている提督であればいつでも改修可能。

装備ボーナスについて


  • 2020年1月14日アップデートで得られるようになった。
  • 対潜値のボーナスは先制対潜条件、対潜攻撃力(装備対潜値)、遠征対潜値条件に加味される。
    • 装備ボーナス対潜値は2021/09/28アップデートから対潜攻撃力にも加味されるようになった。ボーナス値を装備対潜値に加算してダメージ計算を行う。
    • 先制対潜条件への寄与は素で自動先制対潜可能な五十鈴改二や夕張改二丁では無意味だが、それ以外の艦については先制対潜に必要な対潜値のハードルを僅かに下げられる。
    • 三式水中探信儀のボーナスとは違い、装備数を増やしてもボーナスは累積しない。
  • 2021年3月1日アップデートで追加された香取鹿島のボーナスは他の国産ソナー(九三式水中聴音機三式水中探信儀)と個数判定を共有し、1個目まで適用。

性能比較表(装備最大値/ソナー・爆雷早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます

装備名雷装対潜索敵命中回避装甲火ボ回ボ潜ボ国籍入手方法改修種別備考追加
四式水中聴音機121153改修、任務、イベント、ランキング特定の艦娘*3に装備ボーナス編集
三式水中探信儀改11211145任務特定の艦娘*4に装備ボーナス編集
三式水中探信儀102123開発、初期装備、改修、任務、イベント、ランキング特定の艦娘*5に装備ボーナス編集
九三式水中聴音機6132開発、初期装備、編集
HF/DF+Type144/147 ASDIC15232ランキング、イベント-編集
Type144/147 ASDIC1331初期装備任務、イベント、ランキング-編集
Type124 ASDIC1121初期装備任務、イベント、ランキング編集
零式水中聴音機11111任務、ランキング-大型艦専用編集
試製15cm9連装対潜噴進砲151153イベント爆雷とのシナジー無し
特定の艦娘*6に装備ボーナス
編集
三式爆雷投射機 集中配備1211イベント-爆雷とのシナジー無し
特定の艦娘*7に装備ボーナス
編集
三式爆雷投射機8開発、初期装備、改修、任務編集
九四式爆雷投射機5開発、初期装備編集
二式12cm迫撃砲改 集中配備71-1改修、ランキング-爆雷とのシナジー無し
対地
編集
二式12cm迫撃砲改31初期装備、任務、イベント、ランキング爆雷とのシナジー無し
対地
編集
対潜短魚雷(試作初期型)220任務-爆雷とのシナジー無し
特定の艦娘に装備ボーナス
編集
RUR-4A Weapon Alpha改17111任務-爆雷とのシナジー無し
特定の艦娘に装備ボーナス
編集
二式爆雷7改修、任務、イベント編集
九五式爆雷4開発、初期装備、任務、イベント編集
  • ソ:ソナー、 大:大型ソナー、 投:爆雷投射機、 爆:爆雷
  • 分類
    • 爆雷投射機:装甲減少補正がない爆雷。下記の爆雷とシナジーを形成するものとそうでないものが混在している。
    • 爆雷:装甲減少補正がある爆雷。
  • 火ボ:火力値装備ボーナス、回ボ:回避値装備ボーナス、潜ボ:対潜値装備ボーナス
    • 上昇数値は艦個別加算の最大値
    • 対潜ボーナス値で対潜火力は上昇しない

小ネタ

  • 九三式水中聴音機の後継装備で、橘型(改丁型)駆逐艦に装備された。
    • 九三式からの更新で入手可能なのは同じパッシブソナーだからだろう。
  • ドイツから輸入したロッシェル塩型聴音機を基に開発されただけあって信頼性は(日本製水測機器としては珍しく)高かった。
    • ロッシェル塩とは酒石酸カリウムナトリウムの通称。葡萄酒を作るときにできる副産物「酒石」(赤ワインに結晶が含まれている事があるが、あれがそう)を化学変化させることで生成できる物質で、高精度な捕音材であることはかなり前から知られており、諸外国ではロッシェル塩聴音機も早期に開発されていた。
    • 日本海軍の研究者においては、潮解性は問題視されておらず、理論上高温に弱いとされていたためほとんど研究されておらず、研究者個人レベルで細々とやっていた状態であり本当に弱いのかどうかは誰も実験して確認していなかった。ドイツが使っていると知っても当初はドイツ海軍は寒冷な高緯度海域での作戦をするので温度の問題がないのだろうと考えていたが、温暖な地中海でも使用しているの知り、来日したドイツ人技術者の指導の元に開発が始まった。ワイン生産量が戦前の5倍になるほどの大量生産を始めたものの時既に遅く、ロッシェル塩聴音機は1944年まで採用されなかった*8
      • もっとも、このワイン(?)特需により国内ワイナリーへは物資の優先配給も行われ*9、設備の近代化や規模が拡大されたことから戦後発展の基礎ともなる。
      • 酒石酸を抜いたあとの、文字通り気の抜けたまずいワインは酒保等で販売されたが絶賛大不評であった。
    • 肝心のロッシェル塩製造は、ドイツ人技術者の一人が製造の専門家であったため、彼の設計による設備が東京芝浦電気小向工場内に建設されたが、昭和20年初頭爆撃により木っ端微塵となってしまったのであった。
  • 四式聴音機を装備したことがわかっているのは四式聴音機の実用試験をおこなった梨の他は北上のみである。

  • 橘型(改丁型)駆逐艦は松型(丁型)駆逐艦の改良型。ソロモン方面の戦いで大量喪失した艦隊型駆逐艦の損耗を補うために建造された戦時急造型の小型駆逐艦である。
    • 主砲は3門のみ、魚雷も4連装1基、さらに27.8ノットと駆逐艦としては低速。
      しかし急造型と侮るなかれ。戦訓を反映して対潜装備と電探、高角型の砲と測距儀、輸送艇などの装備が充実しており、護衛力は攻撃バカの特型ファミリーを大きく上回る。
    • 耐久性の向上として機関のシフト配置が採用された。それまでの日本駆逐艦の構造が ←艦首方向|左右舷の缶|左右舷のタービン|スクリュー だったのを、←艦首方向|左舷の缶&タービン|右舷の缶&タービン|スクリュー と改めた。
    • つまり、それまでは船体に一発食らうと缶かタービンが全滅して即航行不能になったのが、シフト配置により一発くらっても片舷は生き残る構造となった。このシフト配置は左右スクリュー軸の角度が違ったりと製造の手間は増えるデメリットが有り戦時急造型というコンセプトからは矛盾するが、丁型駆逐艦では最初から要求されていた。改丁型で他の船体構造がどんどん簡略化されていく中でも維持された事からも、従来型の構造による損失がいかに大きかったかが判る。(ちなみに海外艦ではシフト配置が常識だった模様、雑な見分け方として前後煙突が離れてる艦はたいていそう)
    • よく船団護衛を主目的とした護衛駆逐艦と言われるが、上記にあるように少なくとも計画段階では護衛駆逐艦として建造されたものではない(米国の護衛駆逐艦に相当する艦種は海防艦)。*10
    • 丁型、改丁型ともに主砲に高角砲を採用しており、秋月型とともに数少ない艦隊防空戦闘可能な駆逐艦だった。
  • 妖精さんが秋月型姉妹に見えるが…
    • 秋月型の未成艦にはこのソナーを搭載する計画があった(12番艦「花月」にもこれを搭載するための捕音機室の図面があるが、実際に搭載したかは定かでない)。実装時点では史実でこれを装備した改丁型の実装艦がいなかったため(涼月の修理後の艦首はこれを搭載するためのライン(艦橋下の水線下が膨らんでいる)になっていたそうだが搭載されたかどうかは不明)、この縁が元で秋月・照月が妖精さんのモチーフになったものと思われる。
    • また、2015年9月25日のアップデート以降は、秋月、照月を2番艦に置くことでこの装備の改修が可能になっている。
  • 余談だが、このソナーにも使用されたロッシェル塩が2015/10/31~2016/2/21に国立科学博物館で開催される「ワイン展 ―ぶどうから生まれた奇跡―」で展示された。『ブドーハ科学兵器』のポスターも掲示され、当時を偲ばせていた。

この装備についてのコメント


*1 装備対潜値+2と改修強化値★+9がダメージ実数値で同一のため。
*2 国産ソナー合計で1つまで
*3 五十鈴改二由良改二那珂改二夕張改二/改二特/改二丁
*4 神風・春風・時雨・山風・舞風・朝霜・潮・雷・山雲・磯風・浜風・岸波・海風・江風・涼風・五十鈴・由良・那珂・石垣・御蔵
*5 神風春風時雨山風舞風朝霜山雲磯風浜風岸波
*6 五十鈴改二由良改二那珂改二夕張改二/改二丁
*7 五十鈴改二由良改二那珂改二
*8 原材料となる酒石の徴収を全国のワイン醸造所から行い始めたのが1943年。更に生産・配備が始まったのが1944年。当時の軍事技術者の回想→https://www.jstage.jst.go.jp/article/yukigoseikyokaishi1943/2/10/2_10_615/_pdf
*9 国税局の公式見解→https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/sozei/quiz/1212/answer.htm
*10 結果的には東京急行や船団護衛向けの装備を施されることとなったが。