零戦52型丙(八幡部隊)

No.492
	零戦52型丙(八幡部隊)		艦上戦闘機
	装備ステータス
	火力	+1	雷装
	爆装		対空	+10
	対潜		索敵
	命中	+1	回避	+1
	戦闘行動半径	6
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
	開発不可、改修不可、入手方法
零戦の最終的な量産型「零式艦上戦闘機52型丙」です。 武装及び防御力が強化されました。その分、若干機動性は失われています。 「八幡部隊」は、洋上の敵航空母艦への空襲による撃破を目指して編成され、硫黄島に進出した部隊です。圧倒的な米艦載機の前に、対抗できず硫黄島にて壊滅しました。

ゲームにおいて

• 「零式艦戦52型」の上位装備。
  • 「試製烈風 後期型」と比較して完全上位互換。ただしこちらはイベント報酬であり、現状入手手段が存在しない。
  • 「零戦52型丙(六〇一空)」と比較して対空+1、火力+1と数値上は上位互換。
    ただし、こちらは現在改修できない。
  • 「零戦52型丙(付岩井小隊)」と比較して 火力+1、索敵と回避がそれぞれ-1と相互互換。やはり改修できない分あちらの方が有利。
    そのほかの装備との比較は当wikiの比較テーブルから確認して欲しい。

• 同じ八幡部隊として「一式陸攻(八幡部隊)」も実装されている

入手方法について

装備の運用方法について

• E5甲(★+4)は制空値10.8、乙の(★+2)は10.4相当になる。改修解禁された場合*1、★+10で制空値12相当になるため解禁が待たれる。

装備ボーナスについて

性能比較表(装備最大値/艦戦上位早見表/テーブルより転送)

アップデート履歴

• 2023/03/18：2023年 早春・春イベント 突破報酬として実装

小ネタ

• 52型丙については「零戦52型丙(六〇一空)」を参照
• マリアナ沖海戦における「あ」号作戦時、主力基地航空隊である第１航空艦隊と別に「後詰」の基地航空隊を編成し米機動部隊に対して攻撃を仕掛ける計画があった。この部隊が在関東の航空隊をかき集めて編成された八幡空襲部隊（八幡部隊、八幡攻撃部隊とも）である。
  • 主力は本来なら実験・教育部隊であった横須賀航空隊で、他に27航空戦隊（752空/252空/301空）が含まれている。総機数は300機とされた。
    
    
• 米のサイパン攻撃開始を受けて、上陸開始後の1944年6月15日、連合艦隊は八幡空襲部隊に対し硫黄島へ進出、味方機動部隊と呼応し米空母部隊に攻撃を加えるように命ずる。
  • しかし時は梅雨である。悪天候によって進出が遅れ、すでに機動部隊が敗れ去っている22日に飛行隊長の中島少佐（海兵58期）が率いる27機が到着した。24日の迎撃戦では後述の252空や雷電から零戦に乗り換えて参戦した301空とともに戦い、17機（うち6機不確実）を撃墜するものの、大機大尉（海兵70期）以下9機を失った。この日の午後、次席分隊長山口大尉（海兵67期）ら9機を含む23機が天山9機、艦爆3機を護衛して敵機動部隊索敵攻撃に出たが、見つける前に敵戦闘機に迎撃されて天山7機、戦闘機10機（うち横空4機）を失っている。
  • 25日、先任分隊長の塚本大尉（海兵66期）率いる24機がようやく到着したが、3日早朝に硫黄島の弾薬庫が爆発事故を起こした中、敵機が来襲、迎撃に出たものの、分隊長の三森大尉（海兵68期）が北硫黄島へ不時着し重傷を負う。翌4日も迎撃するが、山口大尉らを失った挙げ句、艦砲射撃で稼働機すべてを失ってしまう。海軍戦闘機隊の総本山の面目丸つぶれであった。
  • 6日には輸送機で内地へ引き上げることになる。だが、再編成に入った彼らの一部には新たなる任務が待っていた。紫電一一型に乗り換えるのである。そう、戦闘701飛行隊の編成である。
    
    
• 一方、カードのイラストは252空である。
  • マーシャル諸島のマロエラップ環礁のタロア島にいた252空は、1944年1月30日からのクェゼリン環礁環礁への攻撃を免れ*2たものの、内地で再建するために、舟木飛行長率いるパイロットがトラック、サイパン経由で内地に引き上げた*3。柳村司令や地上要員は引き上げる余裕もなく、残留することになったが、柳村司令は3月31日の空襲で戦死することになる。マロエラップ環礁はその後上陸されることがなかったので、残留者の一部は終戦まで辛酸をなめながらも生き残った。
  • 一方、内地引き上げ後の252空は、パイロットがほぼ入れ替わり、舟木飛行長が司令に昇格し、飛行隊長に202空分隊長の粟信夫大尉（海兵69期）を迎え、甲飛9期、乙飛15期、丙飛14期を主力として、館山基地で再建錬成に入る。4月には空地分離で戦闘302飛行隊となり、定数も48機に倍増し、乙飛16期、特乙1期*4の若手パイロットを補充して、三沢基地に移駐し訓練・哨戒に従事した。5月には稼働機55機に達していた。
  • 6月16日、三沢から館山への全機進出命令が出たが、未整備機を除いて粟隊長が30機を率いて進出し、21日には23機が硫黄島に到着した。24日の迎撃戦では全機23機が参加し、19機を撃墜したものの、粟飛行隊長、分隊長の桝本大尉（海兵70期）を含む10機を失い、2機が被弾して不時着水した。
  • 士官パイロットが皆無となったので、25日には館山に残留していた分隊長の木村大尉（海兵70期）が16機を率いて硫黄島に到着した。7月3日、弾薬庫爆発の混乱の中、28機で迎撃戦に参加し、10機を失い、2機が被弾して不時着水した。翌4日、17機で迎撃戦に参加し、4機を失った。そして、艦砲射撃で稼働機皆無になってしまった。
  • 6日は急遽内地へ引き上げ、13日には12機で硫黄島へ再進出する。10日、第３航空艦隊が新編され、252空はその麾下部隊となり、302、315、316、317の四個飛行隊、定数192機の航空隊になった。司令には藤松大佐が着任し、舟木中佐は341空の司令となり、翌年ルソン島で戦死する。その後、一部を硫黄島に残し、サイパン銃撃特攻も行った。一方、主力はレイテ作戦に参加した。
    
    

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