F6F-3N

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No.254
weapon254.pngF6F-3N艦上戦闘機
装備ステータス
火力雷装
爆装対空+8
対潜+4索敵+2
命中+2回避+3
戦闘行動半径5
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可、入手方法
大戦初期の太平洋上で零戦としのぎを削った艦上戦闘機F4Fシリーズの後継機、
大出力エンジンを装備した強力な主力艦上戦闘機F6Fシリーズ初期型の夜戦タイプです。
主翼下に機上レーダーを装備し、夜間の作戦行動を可能とした夜間戦闘機型艦載機です。

ゲームにおいて

  • 【夜間戦闘機】のひとつであり、アイコンが「夜戦」と専用のものになっている。
    • 装備分類は艦上戦闘機である。
    • F6F-3に比べ火力-1、対潜+4、索敵+1、命中+1、回避+1
  • F6F-5Nの入手任務の解放条件に、本装備の入手任務がある。

入手方法について

性能比較表(装備最大値/艦戦上位早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたんでいます
装備名対空対潜索敵命中回避火力装甲半径国籍入手方法改修備考追加
震電改152任務、イベント-編集
試製 陣風13115ランキング、イベント-一部日本艦に装備ボーナス編集
烈風改二132115イベント-一航戦に装備ボーナス編集
烈風改二戊型(一航戦/熟練)121326イベント-夜戦、一航戦に装備ボーナス編集
烈風改二戊型111225イベント-夜戦、一航戦に装備ボーナス編集
烈風 一一型125任務、イベント、ランキング-編集
烈風(六〇一空)11125任務、イベント、ランキング編集
烈風改(試製艦載型)1023114イベント-一航戦に装備ボーナス編集
試製烈風 後期型105開発、初期装備-編集
紫電改四101314イベント、ランキング、改修鈴谷航改二熊野航改二龍鳳改二戊/改二に装備ボーナス編集
紫電改二933開発、任務編集
零式艦戦64型(制空戦闘機仕様)911315任務鳳翔改二/龍鳳改二/に装備ボーナス編集
零式艦戦53型(岩本隊)123246任務編集
零戦52型丙(付岩井小隊)101126任務編集
零戦52型丙(八幡部隊)101116イベント編集
零戦52型丙(六〇一空)9116初期任務、ランキング編集
零式艦戦52型(熟練)91126任務編集
零式艦戦32型(熟練)8145改修任務編集
零戦21型(付岩本小隊)91137任務編集
零式艦戦21型(熟練)81227初期装備任務編集
Fw190 A-5改(熟練)111324イベント-編集
Fw190T改10223初期装備、イベント-編集
Bf109T改8412初期装備、イベント、任務-編集
Re.2005 改11313イベント、改修-AquilaGraf Zeppelinに装備ボーナス編集
Re.2001 OR改6234初期装備、ランキングAquilaに装備ボーナス編集
XF5U12124イベント、ランキング-IntrepidSaratogaGambier BayHornet加賀に装備ボーナス編集
FR-1 Fireball111325任務-米英空母に装備ボーナス編集
F6F-5N1053335任務、ランキング-夜戦編集
F6F-51011315改修、ランキング編集
F6F-3N842235任務、ランキング-夜戦編集
F6F-3811215初期装備、改修、、ランキング編集
F4U-2 Night Corsair9521216イベント、ランキング夜戦、米英空母に装備ボーナス編集
Corsair Mk.II(Ace)1122226イベント米英空母に装備ボーナス編集
Corsair Mk.II101116ランキング、初期装備米英空母に装備ボーナス編集
Seafire Mk.III改912114イベント、改修-編集
  • 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと

アップデート履歴

  • 2017/08/29:7月作戦報酬として実装。
    • 同時実装に、一群以上に配布された上位互換のF6F-5Nがある。
  • 2017/09/12:任務報酬として本実装。

小ネタ

  • F6F-3の夜間戦闘機型の1つ、F6F-3Nが元ネタか。
    • F6F-3の右主翼端にAN/APS-6レーダーを搭載し夜間戦闘を行えるようにしたタイプ。
      229機が改修され、またAN/APS-4レーダーを搭載したF6F-5E夜間戦闘機が本機の前に18機つくられている。
    • AN/APS-4はスペリー社、AN/APS-6はウェスティングハウス社が開発した機上レーダーで、Xバンド*1を使用する。
      それぞれ最大出力40kW*2、AN/APS-6の探知距離はスペックデータによると3cmの波長で探知距離が戦闘機7.3km、爆撃機9.1km、戦艦56km、照準距離914m、発射距離228m*3、周波数は9375MC/sec*4AN/APS-4は同じく波長は3cmで、探知距離は航空機9km、潜水艦30km、商船55km、海岸線140kmなっている。
    • レーダーの他にも、電波高度計、IFF、後方警戒レーダーと至れり尽くせりの装備がされていた。ただ日本側夜戦との空中戦に備えた後方警戒レーダーは取り越し苦労とわかり、必要ない後方警戒レーダーは取り外されたものと思われる。
    • その他に、キャノピーに計器の灯りが反射して見えなくなることへの対策として赤色灯に変更し、曲面の多いキャノピー前面の枠を減らして、前面の平面ガラスの大型化を行った。これは好評で後に昼間型にも導入された。
    • これらの改修により機体重量と空気抵抗の増加により、速度は580kmまで低下し上昇力も落ちた。
  • 昭和18年以降、防衛側に回った日本陸海軍航空隊は昼間攻撃を行う傍ら、敵の迎撃が鈍くなる夜間に飛行場や水上艦艇へ雷撃や水平/急降下爆撃を行うことが増え、一定の被害を与えてアメリカ軍を悩ませつつあった。
    • これに対応すべくアメリカ海軍は、当時の主力艦上戦闘機であったF4UとF6F-3に夜間戦闘用のレーダーポッドを搭載して夜間戦闘機として改修することとなった。AN/APS-4を搭載したタイプをF4U-2、F6F-3Eとして、AN/APS-6を搭載したタイプはF6F-3Nとして採用した*5
  • F6F-3Nの高性能に喜んだ海軍はF6Fの半分を夜戦型にしようと考えたくらいである。だがレーダーの生産が追いつかないこと、夜間パイロットの条件がファイタースクールの成績優秀者か実戦経験者の中から選抜され、さらに29週間の訓練が必要とされたため断念した。
  • F6Fによる初の夜間戦闘は1943年11月ギルバート諸島沖海戦。バットパトロールと呼ばれたレーダー搭載TBFとの連携作戦であり、この時使われたのは普通の昼間型F6F-3であった。
    • 11月26日、野中五郎少佐率いる七五二空・一式陸攻15機の迎撃に向かった、最初の夜間迎撃隊を率いたオヘア少佐が未帰還となる。原因は味方のTBFの誤射ではないかと推定される。
  • それから2ヶ月後の1944年1月より、F6F-3Nを装備したVF(N)-76がバンカーヒルとヨークタウンにそれぞれ4機ずつ配属された。また海軍初の夜間戦闘隊のVF(N)-101のF4U-2もまたエンタープライズとイントレピッドに同じように4機ずつ配属された。このように、当初は専用の夜間空母ではなく、通常の空母に夜間戦闘隊が少数配属されるという形であった。しかし、この方式はすぐに役に立たないことがわかる。
    • たとえば1944年1月29日から始まったクエゼリン環礁攻撃では、夜間戦闘隊は待機したままであった。この時空母からは夜明けから日没まで15時間以上に渡り発着艦が繰り返され、LSOを含む甲板での作業員が疲れ切ってしまっていた。そこから更に無理してたかだか数機上げたところで意味はない、と判断されたのである。
    • 待機を続けるうちに技量が低下し、低下した技量では空母の作戦関係者も彼らを信頼できず、出撃を見送るという悪循環であった。
  • それでも2月17日のトラック島空襲の際、日本側の反撃を予期し夜戦を上空哨戒に上げたが、闇に紛れてやってきた九七艦攻を捕捉できず、イントレピッドが雷撃され艦尾を損傷した。翌18日にTBF-1Cによる艦載機による初の夜間攻撃が大成功したことから、ふがいないF6F-3Nと夜間哨戒任務を交代したら、という意見もでるくらいであった。
    • 本機による初の撃墜は2月22日であり、零戦5機、一式陸攻1機が記録されている。ただこの時は夜が明けてからであり、夜戦能力とは関係なかった。
    • 初の夜間撃墜はVF(N)-77のジョージ・タールトン少尉が6月20日グアム島上空で九九艦爆を撃墜したものである。
    • 7月4日、海軍夜間航空隊で一夜の戦果としては最多の撃墜が記録される。
      • ホーネットを発艦したVF(N)-76det.BのFred L. Dungan中尉とJohn W. Dear中尉は空襲本隊から先行し父島を偵察*6した際、佐世保海軍航空隊父島派遣隊の二式水戦9機と戦闘、二人は帰還後7機を撃墜したと報告した。この戦闘は夜明け直後に行われ夜間撃墜と認められた。両機は手ひどく被弾しており、操縦席に被弾したDungan中尉は負傷していた。佐世保空水戦隊によれば5機が撃墜され、1機が不時着、3機が帰還、直井輝行上飛曹(乙飛11期)はグラマン1機撃墜、2機不確実と報告している。なお父島派遣隊はキスカ島で奮戦した第四五二海軍航空隊水戦隊からのベテラン搭乗員揃いであった。
    • このように夜間戦闘隊は戦果を上げていたが、艦隊の首脳にとっては戦闘機隊全体の戦果の中ではほんの僅かにすぎず、手間のほうが大きいと考えていた。戦闘機隊は昼間だけでいい、夜間攻撃は対空砲火と操艦で対処できるという判断であった。
    • それを変えたのはVF(N)-79のターナー・コールドウェル中佐であった。彼は今までの少数の夜間飛行隊を各空母に派遣する方式ではなく、空母1隻すべて夜間航空隊にするよう進言、それがいれられ真珠湾に戻っていたインディペンデスが初の夜間空母とった。VF(N)-79は解隊されVF(N)-41となり、新編のVT(N)-41と合わせてCVLG(N)-41が編成されコールドウェルは航空群司令官に就任した。夜間専門航空群ができたことにより、今までの76から78の夜戦隊は9月までに解隊され、所属パイロットは昼間作戦に従事することになった。
    • TF38には、計41機のF6F-3Nが各空母に分散配置されていたが、夜間撃墜はまれにしかなかった。一方CVLG(N)-41の1944年9月から1945年1月までの作戦行動で、撃墜46不確実3、そのうち夜間撃墜27と、夜間空母というアイディアが正しいことを証明したのであった。
  • 夜戦機としてのF6F-3Nは機体が単座であり、夜間戦闘機隊はしばしば昼間でも防空任務を行ったあと*7夜間にも任務を行うことがあり、更に操縦しながらレーダーを注視しつつコクピットから全方位への目視警戒、計器確認、敵機への照準と、パイロット1人に対しての仕事量が非常に多く疲労しやすかったが、空母に載せられる夜間戦闘機はこれしかなかった*8のと、夜戦隊も昼間の戦果は多く、さらにアメリカ海軍の記録では夜間撃墜となっていても黎明時だったり夕暮れ時だったりと、レーダーに頼らず目視可能な時間帯の方が多く、純然たる夜間戦果は少ない*9ため、空母に載せる夜間戦闘機としては単座による夜間戦闘の際の不都合*10は多々あっても機動性に優れている方が有効であった。

この装備についてのコメント

  • 索敵/命中2以上の艦戦って意外と少ないんだな -- 2019-05-08 (水) 09:17:25
  • 要求素材重めで良いから改修なり任務なり実装してコイツを5Nにさせてくれ… CIでTBM-3D F6F-5N F6F-3Nが並ぶと絵柄の違いでコイツだけ浮いてしまう… -- 2019-05-08 (水) 16:11:29
  • これの練度上げは搭載空母が小破どまりの状態で夜戦に持ち込まないと付かないのだろうか? -- 2019-05-18 (土) 05:46:27
    • いや?普通に昼間も制空権争いに参加するし、普通の艦戦扱いでOKよ -- 2019-05-18 (土) 06:04:09
      • thx、何回か演習に出してるのだけど昼間で航空優勢以上を取ってるのに一向に棒線が付かないから気になってた -- 木主? 2019-05-18 (土) 07:49:30
      • 演習では熟練上りも下がりもしなくなったらしいよ。 -- 2019-05-18 (土) 08:00:44
      • この前のアプデで演習での熟練度剥げが無くなった訳だが、どうも演習じゃ上りもしなくなった気がする。 -- 2019-05-18 (土) 08:07:06
      • 何度も演習に航空機出してるけどアプデ以来上がらなくなってる。 -- 2019-05-18 (土) 09:09:17
  • 夜戦型烈風も来たしこれは改修で5Nに更新させて欲しい あとサラトガ搭載時の火力ボーナスも -- 2019-06-02 (日) 04:25:01
  • F6F-5★max 作るまではコレの任務って放置で良いのだろうか -- 2019-09-28 (土) 01:20:16
  • やっと任務で貰ってきた。 先に九七艦攻(夜)を作っちゃったので気分はアレだけどw 所で皆さん、やっぱりサラに積んでるのん? -- 2019-11-20 (水) 15:08:12
    • あんまり使ってない。ただサラ使う時は日本夜戦じゃなくてこっち載せる -- 2019-11-20 (水) 22:19:20
    • 夜戦サラ使うときは使うことも…でも、TBMと共にづほ乙に搭載してることが多いかもしれん -- 2019-11-20 (水) 22:46:47
  • 「直井上飛」について少し調べたので追記しています。元452空水戦隊の直井輝行上飛曹です。この方は終戦まで生き延びています -- 2020-01-22 (水) 07:44:31
    • ただしキスカ島以来の戦友だった八郷勲 一飛曹をこの戦闘で失っています -- 2020-01-22 (水) 07:45:31
  • ガンビーが改装で持ってくるようになったぞ。 -- 2021-07-15 (木) 22:33:08
    • ガンビーをマジで解雇しようかと思ってた時期があったが待っててよかった -- 2021-07-16 (金) 06:40:20
  • 遂に量産できるようになったのか -- 2021-07-15 (木) 22:34:22
    • 要カタパルトを量産と呼んでよいのかどうか…… -- 2021-07-15 (木) 22:35:09
      • 一応カタパルトも年1で手に入るようになったしまぁ一応は…。ぶっちゃけF6-F5まで取ってれば使いどころあまりないのでロスト時の救済の趣の方が強そう -- 2021-07-15 (木) 23:15:04
    • インピ持ってないうちの鎮守府はF4Fの改修がクッソ面倒で放置してて一個も夜戦持ってなかったから今回の持参はすごい助かる -- 2021-07-15 (木) 23:58:51
      • 他の夜間艦戦がどれも入手面倒な中でわかりやすい入手手段が出来て助かった人も少なくないだろね -- 2021-07-16 (金) 00:06:14
      • F6F-5の紫電改12個の部分が面倒なだけでF4Fで面倒な箇所なんて皆無だと思う -- 2021-07-28 (水) 08:57:10
      • ↑何でF6F-5の話がでてくるの? まずF4Fを改修してF6F-3に、さらにそれを改修してようやくこれ作れるんだよ?普通に面倒だと思うんだけど -- 2021-07-28 (水) 18:09:35
      • F6F5Nが面倒ならまだ同意できるけど、これ面倒なんて言ってたら何も改修できんだろ -- 2021-07-29 (木) 05:14:33
      • 夜間戦闘機が一つもないならなおさら改修任務もして複数所持と、上位のF6F5Nも入手したほうがいいと思うぞ。その際のF6F5の改修で比べ物にならん面倒さを感じると思うが -- 2021-07-29 (木) 06:24:39
  • ガンビーが持ってきてくれたのでF6F-3★maxはF6F-5にしたいとこなんだけど… -- 2021-07-29 (木) 01:40:09
  • TBM-3D入手の為にはこいつを任務で入手しなきゃならないのがなぁ。2つも要らないのに。 -- 2021-07-29 (木) 01:41:49
    • 「四つくれ」 -- 2021-07-29 (木) 07:12:25
      • 二つで充分ですよ!判ってくださいよ…。 -- 2021-07-31 (土) 02:24:04
      • あれってうどんの上に乗っけるニシンの甘露煮みたいなヤツだったんだな、数十年来の謎が今更判明した… -- 2021-07-31 (土) 04:08:27
  • F6F-5Nを未入手のわが鎮守府、今イベでは意外と活躍。見直して4-5で使ったりもした。 -- 2021-12-02 (木) 14:18:00
  • 今まで夜戦で空母使ったことなかったけど、ガンビーがこれを持参してくれるらしいので使ってみるかな -- 2023-05-22 (月) 15:35:04
  • 2017年7月のランカー 報酬もらっていないのに3機いる。ガンビーも一人しか改造していないから、上記以外の入手方法があると思うのですが、思い出せなくてモヤモヤしています。 -- 2023-05-27 (土) 19:05:41
    • すみません、遠征に出していたサブガンビーを無意識で改造してました。ご迷惑おかけしました。貴重なカタパルトが… -- 2023-05-28 (日) 10:25:00
  • そろそろこの辺の装備も通常改修で作れるようにならんかな -- 2024-05-19 (日) 12:26:55
    • 改修任務報酬の装備を通常改修や開発で入手可能にしちゃうと任務自体無価値になるからね… これは後続任務があるからマシだけど、潜水装備のY任務は報酬の開発落ちで息してない。でもこれやF6F-5N自体の改修は実装してほしい(素材は零戦系で) -- 2024-05-19 (日) 13:14:35
    • これ自体は、ガンビーが第二改装で持参するから、まだマシな部類でしょ。(比較的ガンビーは入手し易いし。要カタパルトが難だけどね。) -- 2024-05-19 (日) 13:29:25
    • F6F-3N→F6F-5N→F6F-5Eでも派生しそう、しそうじゃない? -- 2024-05-19 (日) 18:41:46

*1 当時は5~15GHz帯を指す。
*2 ちなみに13号電探が10kW、11号電探の後期型が40kW。さらに日本陸海軍ではFD-2やタキ2号など実用レベルの夜間戦闘にも使える機上用対空レーダーが開発できず、二式大艇などに搭載された哨戒用レーダーの三式空六号無線電信機も最大70kmの距離で航空機を探知できるが、早期警戒用で攻撃用途ではない。やはり小型精密機器に関してはアメリカが一枚上手という点は否めない。なおレーダー電波の特性上、解像度を上げるため短波長でパルス幅の狭い電波を使用すると探知距離が減少する。そのため早期警戒用で解像度が低くてもよく、波長が長くパルス幅も大きい電波を使う11号や13号電探より探知距離が短い
*3 または戦闘機7.3km、爆撃機9.1km、潜水艦25km、商船50km、海岸線105kmとも
*4 メガサイクル毎秒。Hz(ヘルツ)という単位は1930年に制定されていたが、一般的に使われだすのは1960年以降。まして由来のハインリッヒ・ヘルツがドイツ人だったため連合国ではなおさら使われなかった。ちなみに日本では1972年までサイクル毎秒が使われていた。
*5 F4UではAN/APS-6は戦中に搭載しておらず、戦後にF4U-4Nとして試作機が作られたに留まる。
*6 夜間戦闘機はレーダーを装備していたので偵察任務に投入されることも多かった
*7 夜間専門部隊という扱いではなく、あくまで夜間戦闘"も"できる部隊という扱いで、場合によっては昼間防空に駆り出されることもあった。搭乗員たちにも、時間があれば昼寝することが推奨されていた。
*8 厳密に言えばF4U-2もあるが、極少数。F7Fは太平洋戦争中は生産が後回しにされた
*9 日本機による夜間の艦隊攻撃といっても、実際はまだ薄明かりがある時間に行われることが多かった
*10 戦闘時は母艦や基地のレーダーがおおよその位置を探知し誘導してくれるし、射撃照準器に内蔵されたブラウン管とレーダーが連動し目標の位置を投影と、可能な限り省力化はされてはいるが、やはり複座機より負担は大きい