No.422 | ||||
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FR-1 Fireball | 艦上戦闘機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | +2 | 雷装 | ||
爆装 | 対空 | +11 | ||
対潜 | 索敵 | |||
命中 | +1 | 回避 | +3 | |
戦闘行動半径 | 5 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修不可、入手方法 | ||||
米国で開発され、実際に部隊配備もされたジェットエンジンとレシプロエンジンのハイブリッド複合動力を持つ、 時代の橋渡し的な艦上戦闘機です。 比較的小型の護衛空母でも運用できる最新鋭艦上戦闘機として開発され、護衛空母での運用実験も開始されましたが、 戦争の終結及びジェット戦闘機の加速的な発展により短期間で量産計画は中止、全機が退役していきます。 |
ゲームにおいて
- 2021/07/15実装。
- 初登場はGambier Bay Mk.IIの出撃任務報酬。戦果+800との選択報酬。
- ジェットエンジンを搭載した機体だが、通常の空母に装備可能。
- 装備分類も噴式機ではなく通常の艦上戦闘機扱い。
- 半径以外、Fw190 A-5改(熟練)と全く同じステータス。装備ボーナス込みで考えるならあちらの上位互換となる。
- 22,23年欧州イベでは唯一航空機特効が二重に付与されており超強力な機体であった。24年欧州イベではその他航空機同様の単一特効に修正された。
入手方法について
- 任務『改装特務空母「Gambier Bay Mk.II」抜描!』選択報酬
装備ボーナスについて
- 特定艦に装備した時、パラメータが更に変化する装備ボーナスがある。
- 搭載一個ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
- 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に計算される。
- 対象艦と各ボーナス値は下表の通り。艦種該当艦は艦娘名一覧(艦種別)で確認を。
艦名記載は、その値が適用される一番下の改造段階が基準。
※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら装備 基本値 FR-1 Fireball 火力 雷装 対空 対潜 索敵 装甲 回避 射程 命中 累積 2 11 3 1 - 単体ボーナス↓ 加算値 装備 対象艦 火力 雷装 対空 対潜 索敵 装甲 回避 射程 命中 累積 FR-1 Fireball Gambier Bay +3 +2 +3 ? Intrepid +2 +1 +1 Lexington
Saratoga
Hornet
Ranger
Langley
Ark Royal
Victorious+1 +1
- 艦戦の装備ボーナスによる対空値上昇は制空値・艦隊防空値のどちらにも反映されないとみられる。
性能比較表(装備最大値/艦戦上位早見表/テーブルより転送)
装備名 | 対空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 火力 | 装甲 | 半径 | 国籍 | 入手方法 | 改修 | 備考 | 追加 |
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震電改 | 15 | 2 | 日 | 任務、イベント | - | 編集 | |||||||
試製 陣風 | 13 | 1 | 1 | 5 | 日 | ランキング、イベント | - | 一部日本艦に装備ボーナス | 編集 | ||||
烈風改二 | 13 | 2 | 1 | 1 | 5 | 日 | イベント | - | 一航戦に装備ボーナス | 編集 | |||
烈風改二戊型(一航戦/熟練) | 12 | 1 | 3 | 2 | 6 | 日 | イベント | - | 夜戦、一航戦に装備ボーナス | 編集 | |||
烈風改二戊型 | 11 | 1 | 2 | 2 | 5 | 日 | イベント | - | 夜戦、一航戦に装備ボーナス | 編集 | |||
烈風 一一型 | 12 | 5 | 日 | 任務、イベント、ランキング | - | 編集 | |||||||
烈風(六〇一空) | 11 | 1 | 2 | 5 | 日 | 任務、イベント、ランキング | △ | 編集 | |||||
烈風改(試製艦載型) | 10 | 2 | 3 | 1 | 1 | 4 | 日 | イベント | - | 一航戦に装備ボーナス | 編集 | ||
試製烈風 後期型 | 10 | 5 | 日 | 開発、初期装備 | - | 編集 | |||||||
紫電改四 | 10 | 1 | 3 | 1 | 4 | 日 | イベント、ランキング、改修 | ◯ | 鈴谷航改二、熊野航改二、龍鳳改二戊/改二に装備ボーナス | 編集 | |||
紫電改二 | 9 | 3 | 3 | 日 | 開発、任務 | ◯ | 編集 | ||||||
零式艦戦64型(制空戦闘機仕様) | 9 | 1 | 1 | 3 | 1 | 5 | 日 | 任務 | ◯ | 鳳翔改二/戦、龍鳳改二/戊に装備ボーナス | 編集 | ||
零式艦戦53型(岩本隊) | 12 | 3 | 2 | 4 | 6 | 日 | 任務 | ◯ | 編集 | ||||
零戦52型丙(付岩井小隊) | 10 | 1 | 1 | 2 | 6 | 日 | 任務 | ◯ | 編集 | ||||
零戦52型丙(八幡部隊) | 10 | 1 | 1 | 1 | 6 | 日 | イベント | △ | 編集 | ||||
零戦52型丙(六〇一空) | 9 | 1 | 1 | 6 | 日 | 初期装備、任務、ランキング | ◯ | 編集 | |||||
零式艦戦52型(熟練) | 9 | 1 | 1 | 2 | 6 | 日 | 任務 | ◯ | 編集 | ||||
零式艦戦32型(熟練) | 8 | 1 | 4 | 5 | 日 | 改修、任務 | ◯ | 編集 | |||||
零戦21型(付岩本小隊) | 9 | 1 | 1 | 3 | 7 | 日 | 任務 | △ | 編集 | ||||
零式艦戦21型(熟練) | 8 | 1 | 2 | 2 | 7 | 日 | 初期装備、任務 | ◯ | 編集 | ||||
Fw190 A-5改(熟練) | 11 | 1 | 3 | 2 | 4 | 独 | イベント | - | 編集 | ||||
Fw190T改 | 10 | 2 | 2 | 3 | 独 | 初期装備、イベント | - | 編集 | |||||
Bf109T改 | 8 | 4 | 1 | 2 | 独 | 初期装備、イベント、任務 | - | 編集 | |||||
Re.2005 改 | 11 | 3 | 1 | 3 | 伊 | イベント、改修 | - | Aquila、Graf Zeppelinに装備ボーナス | 編集 | ||||
Re.2001 OR改 | 6 | 2 | 3 | 4 | 伊 | 初期装備、ランキング | ◯ | Aquilaに装備ボーナス | 編集 | ||||
XF5U | 12 | 1 | 2 | 4 | 米 | イベント、ランキング | - | Intrepid、Saratoga、Gambier Bay、Hornet、加賀に装備ボーナス | 編集 | ||||
FR-1 Fireball | 11 | 1 | 3 | 2 | 5 | 米 | 任務 | - | 米英空母に装備ボーナス | 編集 | |||
F6F-5N | 10 | 5 | 3 | 3 | 3 | 5 | 米 | 任務、ランキング | - | 夜戦 | 編集 | ||
F6F-5 | 10 | 1 | 1 | 3 | 1 | 5 | 米 | 改修、ランキング | ◯ | 編集 | |||
F6F-3N | 8 | 4 | 2 | 2 | 3 | 5 | 米 | 任務、ランキング | - | 夜戦 | 編集 | ||
F6F-3 | 8 | 1 | 1 | 2 | 1 | 5 | 米 | 初期装備、改修、任務、ランキング | ◯ | 編集 | |||
F4U-2 Night Corsair | 9 | 5 | 2 | 1 | 2 | 1 | 6 | 米 | イベント、ランキング | △ | 夜戦、米英空母に装備ボーナス | 編集 | |
Corsair Mk.II(Ace) | 11 | 2 | 2 | 2 | 2 | 6 | 英 | イベント | △ | 米英空母に装備ボーナス | 編集 | ||
Corsair Mk.II | 10 | 1 | 1 | 1 | 6 | 英 | ランキング、初期装備 | △ | 米英空母に装備ボーナス | 編集 | |||
Seafire Mk.III改 | 9 | 1 | 2 | 1 | 1 | 4 | 英 | イベント、改修 | - | 編集 |
- 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと
小ネタ
- 元ネタは、アメリカ海軍が開発していた艦上戦闘攻撃機「ライアンXFR-1」。愛称は「ファイアボール」(火の玉や流れ星などの意味)。残念なことにルイージからの投擲はできない
- 開発元のライアン・エアロノーティカル社は1927年のチャールズ・リンドバーグの大西洋横断飛行時の乗機「スピリット・オブ・セントルイス」を製造したライアン・エアラインズ社の創業者T・クロード・ライアンがエアラインズ社の経営権を共同経営者に譲渡した後、1934年に改めて自身で興した会社である*1。
- 1940年代、次代の航空機として各国はジェットエンジンに興味を示していた。アメリカ海軍も例外ではなかったが、ガスタービンの根本の問題として燃料を常時バカ食いするのと推力の急激な変更ができない2つの問題点があった。なおこれは現代でも同じであり、機体を大型化して大量の燃料を積み、急な推力向上が必要なら燃料をドブに捨てるようにしてアフターバーナーを炊くしかない。
- ジェットエンジンだけで離陸するならばゆっくりと推力をあげていって長距離を滑走して十分な推力と速度がついた時点で離陸するが陸上基地ではよくても空母では使い物にならないのだ。
- また燃費の問題も陸上なら大量の燃料を搭載した大型の機体でも問題はないが、空母の狭い格納庫では大問題であった。
- なお、この問題は空母を超大型化して大型機を運用することで最終的に解決された。
- また燃費の問題も陸上なら大量の燃料を搭載した大型の機体でも問題はないが、空母の狭い格納庫では大問題であった。
- なおレシプロエンジンとの比較であるが、実用に使われた最大の航空機用レシプロエンジンのR-4360とヘリコプター用のライカミングT-55はほぼ同等の出力だが、重量は1.7tにたいし380kg程度と重量に厳しい制限がある航空機用分野でレシプロエンジンが戦後追い出されたのは当然といえよう。
- 航空機ほど重量軽減を要求されない分野ではガスタービンの燃費の悪さは許容できず、船舶では最大10万馬力にも到達する超大型ディーゼルエンジンが使用されている。
- 1942年12月アメリカ海軍は9社に対し、新型ジェット戦闘機の要求を提出、発艦のための加速と燃費のためのレシプロエンジンと、戦闘時や上昇時等必要な時にはジェットエンジンの両方を装備することを要求、またこの時期の戦闘機では当然だが爆弾搭載も要求された。
- 現代の戦闘機では考えられないことだが、当時の軍用航空エンジンは「速度を増しても推力が減らず、高速機に仕上げやすいが、そもそもの推力が小さく信頼性がイマイチで燃費も悪いジェットエンジン」と「超高速域だとプロペラ効率が低下して推力が落ち込むが、信頼性が高くジェットより低速での推力と燃費とに優れるレシプロエンジン」が共存しており、それぞれの利点を拾うべくレシプロ・ジェット両方を動力として採用するのはFR-1以外でも試されているアイデアである。
一方ソ連は「レシプロとロケットの併用」というFR-1以上にけったいな戦闘機を試作していた。 - 9社の中からライアン社の案が選ばれた。ライアン社はこれ以前海軍に練習機しか納入したことがなく、選ばれた理由は、他の会社は既存兵器の生産と新型機の開発でいっぱいであり、手があいてるライアン社ならば既存兵器の生産と新型機の開発に影響がでないからであり、アメリカ海軍の期待がどのあたりだったかがわかる。
- 現代の戦闘機では考えられないことだが、当時の軍用航空エンジンは「速度を増しても推力が減らず、高速機に仕上げやすいが、そもそもの推力が小さく信頼性がイマイチで燃費も悪いジェットエンジン」と「超高速域だとプロペラ効率が低下して推力が落ち込むが、信頼性が高くジェットより低速での推力と燃費とに優れるレシプロエンジン」が共存しており、それぞれの利点を拾うべくレシプロ・ジェット両方を動力として採用するのはFR-1以外でも試されているアイデアである。
- 海軍は3機のXFR-1を1943年11月に発注、1944年6月25日に初飛行だがこのときはまだジェットエンジンは装備されておらずレシプロエンジンのみであった。
同年9月22日にジェットエンジンを装備した機体が初飛行。このあたりからトラブルが発生し始める。飛行機は主翼が作り出す揚力の中心と重心が一致しないと空中で極めて不安定になるのだが、レシプロエンジンとジェットエンジンを両方を装備したところ重心の位置が変わってしまう。また練習機メーカーが戦闘機をはじめてつくる経験のなさからか主翼の強度が不足、急降下からの引き起こし時に空中分解をおこしテストパイロットが殉職。この事故の後主翼は強化されたがやはり機体強度は最後まで不足していたのであった。 - 開発がはじまったばかりの1943年12月に海軍はライアン社に100機を発注、1945年1月31日にさらに追加で600機が発注され1945年3月から納入が開始されたが1945年8月に戦争は終わり、追加分はキャンセル初回の発注も66機で残りはキャンセルされ11月に最終機が納入された。
- 配備先はVF-66のみであり、画像もVF-66がモデルである。VF-66は45年3月から10月までであり、その後FR-1が全機退役する1947年8月まではVF-41、その後はVF-1Eに改編される。
- FR-1は護衛空母で運用試験が行われたが、機体重量が大きく発艦にはカタパルトが必要であった。この時代の油圧式カタパルトは一度使うと次までに時間が必要なため、敵機迎撃の緊急発進も想定される戦闘機としては護衛空母向きではなかったと言える。
- また練習機メーカーの戦闘機だからか空母への繰り返しの着艦に耐える強度がないことが判明。5G以上の機動を制限された。
- だが1946年6月3日、VF-41飛行長ジョン・F・グレイ機がバレルロール中に主翼が分解、下方にいたJ・C・ウエスト少尉機に衝突、両名とも殉職。
- 強度が空母で使用する基準を満たさず、さらにFH ファントムといった純ジェット機が空母から離着艦するようになれば混合動力機の居場所はなくなる。
- 機首のレシプロエンジンをターボプロップエンジンに換装した性能向上型の「ライアンXF2R-1 ダークシャーク」も試作されていたが、開発は途中でキャンセルされた。
- 機首のレシプロエンジンをターボプロップエンジンに換装した性能向上型の「ライアンXF2R-1 ダークシャーク」も試作されていたが、開発は途中でキャンセルされた。
- Gambier Bayっぽい妖精さんがいる、もちろんMk.II衣装。
「今更対空10の改修なし戦闘機とかイラネwww ランカー報酬に賭けた方がマシwww」って奴に乗せられたんならご愁傷さまだが自分で判断するのを放棄したツケとしか…… -- 2023-08-30 (水) 22:27:13
>4葉 KCNavの特効情報が装備特効などの影響でブレるのは事実です。しかし今回の件では個別にデータをとって特効を逆算した値が期間により変動しているので、修正があったのは確実です -- 2024-08-04 (日) 01:54:39