No.174 | ||||
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53cm連装魚雷 | 魚雷 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | 雷装 | +3 | ||
爆装 | 対空 | |||
対潜 | 索敵 | |||
命中 | 回避 | +2 | ||
射程 | 短 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修可、入手方法 搭載可能艦 | ||||
旧式の53cm魚雷の連装発射管です。新型の61cm酸素魚雷と比較すると、 射程・威力共に陳腐化は否めませんが、近距離魚雷戦ではまだまだ現役です。 やや旧式の艦隊型駆逐艦「神風」型などに装備されました。 |
ゲームにおいて
- 神風型駆逐艦の初期装備の魚雷。旧式魚雷であり、雷装値が+3しかない。
- 61cm三連装魚雷と比較しても雷装は-2。
- 代わりに回避+2が付いているので、回避が不安な低レベル艦や潜水艦クルーズの補助として使えないこともない。
- 低威力を逆手にとって、MVPを他艦娘へ譲るためのダメージ調整用として使う手もある。
- 金剛型第三改装に35.6cm連装砲改四搭載時は、相互シナジーボーナスが追加されて威力が向上する。
その際、比叡改二丙は大型探照灯との相互シナジーボーナスと、35.6cm連装砲改四のボーナスとを両取りできる。
- 改修可能で、★+6までは61cm三連装魚雷、★+7以降は61cm四連装(酸素)魚雷を消費する。
入手方法について
過去の入手方法
- 2024年 4月作戦報酬 (1位~5位)★max、(6位~20位)★+9、(21位~100位)★+8、(101位~500位)★+7
装備ボーナスについて
- 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
- 搭載一基ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
- 他装備との組み合わせで相互シナジーボーナスも発生する。単体ボーナスのように累積はしないが、異種のボーナスであれば個別に加算される。
- 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に加算される。
- 対象艦・各ボーナス値は下表の通り。
艦種該当艦は艦娘名一覧(艦種別)で確認を。※各艦種や他装備とのボーナス有無の比較表はこちら装備 基本値 53cm連装魚雷 火力 雷装 対空 回避 命中 累積 3 2 - 単体ボーナス↓ 加算値 装備 対象艦 火力 雷装 対空 回避 命中 累積 本装備 神風型 +1 +2 ◯ 由良改二
夕張改二/特/丁+2 +4 +4 金剛改二丙
比叡改二丙
榛名改二丙
霧島改二丙+6 +3 榛名改二乙 +5 +2 相互シナジーボーナス↓ 加算値 装備1 装備2 装備3 対象艦 火力 雷装 対空 回避 命中 累積 本装備 12cm単装砲改二
*1- 神風型
睦月型+2 +4 × 本装備 +3 +7 本装備 96式150cm探照灯
*2- 比叡改二丙 +5 ×*3 霧島改二丙 +7 ★+0~5 35.6cm連装砲改四
*4- 金剛改二丙
比叡改二丙
榛名改二乙/丙
霧島改二丙+4 特殊*5 ★+6~7 +4+1 ★+8~9 +4+1 +1 ★max +1 +4+1 +1 ★+0~5 35.6cm連装砲改三丙
*6- 金剛改二丙
比叡改二丙
榛名改二乙/丙
霧島改二丙+6 × ★+6~7 +7 ★+8~9 +7 +1 ★max +1 +7 +1
※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら
アップデート履歴
- 2020/09/17:7-3で神風・朝風が恒常ドロップするようになり、比較的入手しやすくなっている。
- 2023/05/01:榛名改二乙/丙の実装に伴い、金剛型戦艦第三改装への装備ボーナスが上方修正された。
魚雷性能比較表(装備最大値/魚雷上位早見表/テーブルより転送)
- 潜:潜水艦専用魚雷
- 全:水上艦・潜水艦両用魚雷
- 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと
小ネタ
- 53センチ級の魚雷発射管には「六年式二連装発射管」(旧称五十三糎二連装発射管、二十一吋二連装水上発射管)、「十年式二連装発射管」がある。
六年式は英国ヤーロー社製の海風型駆逐艦に搭載されていた45センチ連装発射管を参考に開発されたもの。峯風型まで採用されていた。
本装備を持参する神風は改良型の十年式を積んでいたので、この装備自体も十年式をモデルにしていると思われる。 - 大正一桁生まれの艦の標準的装備だが、建艦技術の進歩によって水中防御力が強化されてくると威力不足が目立った。
そこで一回り大きな61cm魚雷と発射管が開発され、長良型や睦月型以降に装備されてゆくこととなる。- こんな古い装備だが、昭和も10年代になって新たに搭載する新造艦もいた。香取、鹿島、香椎の練習巡洋艦3姉妹である。
もっとも新規製造品ではなく除籍廃艦になった古い駆逐艦のお下がりで、片舷1基ずつの計2基4門という練習用専門の配置だが。
練習艦がまさか実戦で魚雷戦を行うこともあるまい、ということであろう。少尉候補生の練習用に、古いが扱い易い発射管はうってつけだったのである。 - また、千鳥型水雷艇(全艦未実装)も昭和の建造ながら本発射管を装備していた。
ロンドン海軍軍縮条約で駆逐艦の保有量にも制限がかけられた際、「600トン以下の艦艇は制限なし」に着目し、実質ミニ駆逐艦として建造された型である。
何分にも小型のため、旧式低性能であることには目をつぶり、小さく軽量なこの発射管を積んだのである。
建造当初は発射管2基4門、魚雷は予備魚雷を含め8本を積んでいた。- しかし、小さな船体にこれでもかと欲張った重武装を施した結果、千鳥型は超トップヘビーで不安定な艦となってしまった。
そして1934年3月12日、姉妹のうち友鶴が荒天に耐えきれず転覆、死者行方不明者100名を出すという大惨事が起こった。世にいう「友鶴事件」である。
この事件を受けて、千鳥型は武装一部撤去を含めた緊急改善工事が実施され、発射管1基2門、搭載魚雷2本のみという哀れな姿になってしまった。 - なお、千鳥型の次世代である鴻型水雷艇(全艦未実装)では、専用の3連装バージョン発射管を開発して搭載している。
- しかし、小さな船体にこれでもかと欲張った重武装を施した結果、千鳥型は超トップヘビーで不安定な艦となってしまった。
- このほか、民間優秀商船を徴用し武装を施した「特設巡洋艦」、彼女たちもこの発射管を装備するのが標準的だった。
彼女たちは基本的に任務が通常商船に擬態しての通商破壊であり、相手も商船かせいぜい貧弱な護衛艦艇。
敵艦隊とぶん殴り合うわけじゃなし、停船させた相手を処分するのならこれくらいの旧式発射管で充分であった。- 役に立ったかというと、一応敵船を沈めるのに使った例はあるが、それよりも報国丸(未実装)の事例の方が有名である。
特設巡洋艦報国丸がイギリスの武装タンカーオンディナおよびインド植民地海軍掃海艇ベンガルと砲火を交えた際、武装では報国丸の方が遥かに強力だったのだが……。
窮鼠猫を噛むの喩え通り、両船それぞれ1門しかない小口径砲を死ぬ気で撃ちまくったところ、報国丸に数発が命中し火災が発生。
火はみるみる拡大延焼し、ついに発射管の魚雷や予備魚雷が次々に引火大爆発。もともと商船で耐久力がない報国丸はあえなく沈んでしまったのだった。
まことに不幸な自滅としか言いようがなく、どうも特設巡洋艦たちには余計な装備だったようだ。
- 役に立ったかというと、一応敵船を沈めるのに使った例はあるが、それよりも報国丸(未実装)の事例の方が有名である。
- こんな古い装備だが、昭和も10年代になって新たに搭載する新造艦もいた。香取、鹿島、香椎の練習巡洋艦3姉妹である。
- ちなみに日本以外の欧米諸国では第二次大戦時も53cm級(特に53.3cm=21inch)が水上艦の魚雷のスタンダードサイズだった。
- 艦これに実装されているものではZ1、Z3が53.3cmの四連装発射管を、Prinz EugenやLibeccio、Ташкентが三連装発射管を装備していた。
弱いとは言え全員に高めの改修値付き配ってるし -- 2024-05-31 (金) 23:20:26>木主 そういうわけだから、木主も気を落とさんでもええと思うわよ~。(´・ω・`)// -- 1枝? 2024-06-01 (土) 11:51:31