21inch艦首魚雷発射管6門(初期型)

No.440
	21inch艦首魚雷発射管 6門(初期型)		潜水艦魚雷
	装備ステータス
	火力		雷装	+10
	爆装		対空
	対潜		索敵
	命中		回避	+2
	射程	短
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
	開発解禁日:2023年11月02日、改修可、入手方法 潜水艦、潜水空母のみ装備可
改修更新
21inch艦首魚雷発射管6門(初期型) → 21inch艦首魚雷発射管6門(後期型)
米海軍で開発され、運用された潜水艦用魚雷兵装です。 前部6門の発射管から、水上の敵艦を攻撃可能ですが、 初期型の魚雷は信頼性が低く、数々のチャンスを逸しています。 逆に、信頼性の向上した後期型では、日本の輸送船団、 さらに護衛艦艇や主力艦に対しても猛威を発揮することになります。

ゲームにおいて

• 2021/11/21実装。
  • 同時実装に21inch艦首魚雷発射管6門(後期型)、潜水艦後部魚雷発射管4門(初期型)、潜水艦後部魚雷発射管4門(後期型)がある。
• 性能の方は史実と解説の通りのポンコツっぷりのせいかかなり弱い。
  • 雷装が10しかなく、水上艦も装備可能な61cm四連装(酸素)魚雷と同値。増設に装備できない潜水艦魚雷の中では、ワーストの21inch艦首魚雷発射管4門(初期型)（雷装+8）に次ぐ低さである。
  • ボーナスがつくScampなら雷装12と61cm五連装(酸素)魚雷相当になる。回避+2もあるので、装備するなら実質彼女専用となるが、素直に五連装酸素魚雷を改修した方が雷装が高い。
    • しかも後期型とボーナスが累積しないため、後期型を所持している場合はScampでさえ装備する意味がほとんどないという非常に厳しい立場である。史実再現
  • 潜水艦魚雷の改修効果は雷撃戦・夜戦では★×0.2であり、通常の魚雷に比べ補正が若干弱い。
    この装備の利点としては、改修が非常に安く、最後まで改修資材2~3本で済むこと、強力な後期型への更新ができることか。
    • ★+10まであげればScampのボーナス込で雷装+14相当になるが、後期魚雷ではないので魚雷CIの威力は通常のものと同じ。
      しかも後期型が未改修・装備ボーナスなしで上位互換なので前期型に拘らずに更新した方がいいだろう。
      そもそも同日に開発解禁された後期型艦首魚雷(6門)の未改修時のスペックが本装備の★+10で装備ボーナスを加味しても雷装が上であり、命中+1しか勝ってない

入手方法について

• 開発（潜水系米国艦Salmon・Scamp、理論値30/30/20/20）
  過去の入手方法

  過去の入手方法

  • 2021年秋イベント『海上護衛！本土近海航路の防衛』E-2 甲作戦(★+4)・乙作戦(★+2)・丙作戦(★無し) 突破報酬

装備ボーナスについて

• 特定艦に装備した時、パラメータが更に変化する装備ボーナスがある。
  • 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に計算される。
  • 対象艦と各ボーナス値は下表の通り。艦種該当艦は艦娘名一覧（艦種別）で確認を。
    艦名記載は、その値が適用される一番下の改造段階が基準。

  装備			基本値
  21inch艦首魚雷発射管6門(初期型)			火力	雷装	対空	対潜	索敵	装甲	回避	射程	命中	累積
  				10					2	短		-
  単体ボーナス↓			加算値
  装備		対象艦	火力	雷装	対空	対潜	索敵	装甲	回避	射程	命中	累積
  21inch艦首魚雷発射管6門(初期型) 21inch艦首魚雷発射管6門(後期型)		Drum、Scamp		+2								×

魚雷性能比較表(装備最大値/魚雷上位早見表/テーブルより転送)

アップデート履歴

• 2021/11/21：秋イベント報酬として実装。
• 2022/01/21：改修可能になった。
• 2023/11/02：米国の潜水系秘書艦で開発可能になった。また、21inch艦首魚雷発射管6門(後期型)に更新可能になった。

小ネタ

• 元ネタはアメリカ海軍のタンバー級以降の潜水艦に搭載された6門の艦首魚雷発射管と、そこに搭載された潜水艦用魚雷(Mk.14魚雷)と思われる。
  • 従来のアメリカ潜水艦は艦首に4門の発射管を備えていたが、タンバー級ではそれを6門に増加、艦尾の4門と合わせて10門の発射管を装備した。
    • この「艦首6門、艦尾4門」という発射管のレイアウトは後のガトー級、バラオ級、テンチ級に渡るまで踏襲された。
      
      
• Mk.14は1931年に設計された潜水艦用魚雷。それまで使われていたMk.10魚雷の後継として開発され、大戦中に延べ13000発が製造された。
  • 航空魚雷であるMk.13、水上艦艦用のMk.15などと共に、第二次大戦中のアメリカ海軍の主力魚雷となった。
  • 初期は多くの技術的問題を抱えており、当たらない、あるいは当たっても爆発しない欠陥魚雷であったことで有名。1943年7月24日にガトー級潜水艦「ティノサ」が特設輸送船「第三図南丸」に対して魚雷を15本発射して12本命中したものの、船体に突き刺さって不発となった例もある。その時の第三図南丸は花魁のかんざしのように魚雷がたくさん突き刺さっていたことから、海軍関係者から「花魁船」と呼ばれる羽目に。
    • 深度調節装置に不具合があり、設定より3mほど深く航走して船の下を通り抜けてしまった。
    • 信管として磁気信管と接触信管を採用していたものの、磁気信管は早爆を招き、接触信管は強度不足によって破損し機能しなかった。
    • なおMk.13、Mk.15も同様の問題を抱えており、潜水艦のみならず雷撃機や駆逐艦も当初は魚雷の性能に足を引っ張られていた。もっとも、魚雷のトラブルに頭を悩ませていたのは日本軍もドイツ軍も同様だったが。
  • 兵器局が中々問題を認めなかったことや、不発の原因が複合していたこともあり、解決には開戦から2年近くの歳月を要した。
  • なお、Mk.14のトラブルで最悪の事例なのが、1944年3月26日のガトー級潜水艦「タリビー」と同年10月24日のバラオ級潜水艦「タング」の戦没で、どちらも自分が撃った魚雷が、舵の故障で円を描くようにＵターンしてきて命中するという大鳳以上の不運に見舞われた最後だった。
    
    
• Scampっぽい妖精さんがいる。そして困惑している。史実のような故障でもしているのだろうか。

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