No.313 | ||||
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Ташкент (タシュケント) | Ташкент級 1番艦 駆逐艦 | |||
艦船ステータス(初期値/最大値) | ||||
耐久 | 22 | 火力 | 18 / 50 | |
装甲 | 12 / 31 | 雷装 | 12 / 48 | |
回避 | 48 / 90 | 対空 | 20 / 52 | |
搭載 | 0 | 対潜 | 33 / 55 | |
速力 | 高速 | 索敵 | 7 / 36 | |
射程 | 中 | 運 | 40 / 90 | |
最大消費量 | ||||
燃料 | 15 | 弾薬 | 30 | |
装備 | ||||
130mm B-13連装砲 | ||||
改良型艦本式タービン | ||||
強化型艦本式缶 | ||||
装備不可 | ||||
改造チャート | ||||
Ташкент → Ташкент改(Lv50) | ||||
図鑑説明 | ||||
北の国で生まれた空色の巡洋艦、タシュケントだよ。 うん、そう。本当の艦種は駆逐艦なんだ。嚮導駆逐艦。まあ、駆逐艦としては大きいかな。確かに。 海の戦いも陸上の戦いの援護も頑張ったよ。結構頼りになるだろ? 空色の巡洋艦、どう? うん、よかった! 覚えておいてね。 Спасибо*1! |
※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。
CV:宮川若菜、イラストレーター:やどかり
定型ボイス一覧
イベント | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | ||
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未 改 造 | 改 | 追加 | ||||
入手/ログイン | Здравствуйте*2! 嚮導駆逐艦、タシュケント、はるばる来てみたよ! 同志提督! よろしくお願いするね! | ◯ | × | 編集 | ||
Здравствуйте! 嚮導駆逐艦、Ташкент! 同志Адмирал!*3 今日もよろしくお願いするね! | × | ◯ | 編集 | |||
母港*4 | 編集 | |||||
母港1 | 詳細 | Привет!*5 どうしたんだい? | ◯ | ◯ | 編集 | |
母港2 | 『空色の巡洋艦』…うん、まあそう呼ばれてたんだけど。なんだか……そうだね、少し照れるなぁ | ◯ | × | 編集 | ||
『空色の巡洋艦』…同志адмирал.うん、まあそう呼ばれてたけど。なんだか…少し恥ずかしいなぁ…そうか? | × | ◯ | 編集 | |||
母港3 | ああ、この甲板かい?結構広いだろう。いろいろと輸送なんかにも使えるよ。今度、奥の方も……見てみるかい? | ◯ | ◯ | 編集 | ||
ケッコンカッコカリ | 同志?どうしたんだい?珍しいね。どうした?顔が赤いよ。うん、もっとよく見せてよ。 …うんっいいね、いい顔してる!好きだなぁ…もっとよく見せてよ | ? | ◯ | 編集 | ||
ケッコン後母港 | 同志?どうした?元気が無いね?そうだ!あたしがロシアンティー淹れてあげるよ!待ってて! | ? | ◯ | 編集 | ||
放置時 | 同志…あぁ、忙しそうだね。あっ、Верный、なんだい?あー楽しそうだね!Спасибо*6! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
編成出撃 | 編集 | |||||
編成 | 嚮導駆逐艦、Ташкент、抜錨!さぁ同志、行こうか! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
出撃 | 嚮導駆逐艦、Ташкент、抜錨!さぁ同志、行こうか! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
同志諸君!用意はいい?よし!艦隊旗艦、Ташкент!出撃だ! | ◯ | ◯ | 編集 | |||
開戦・攻撃*7 | 編集 | |||||
戦闘1 | 昼戦開始 | 敵か……やるしかないね。攻撃用意!行くよ! | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘2 | 昼戦攻撃 | これでどうさ! | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘3 | 夜戦開始 | Ташкентの夜戦、お望みかい。いいよ!同志、突撃だ!Ура*8! | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘4 | 夜戦攻撃 | Урааа! | ◯ | ◯ | 編集 | |
戦闘時ステータス*9 | 編集 | |||||
小破 | くあぁぁっ!!やるねっ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
ぐっ、やられたか!痛い… | ◯ | ◯ | 編集 | |||
中破/大破 | Простите*10. やられちゃった……同志ごめん。でも、まだ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
轟沈 | 同志…空色の巡洋艦も、ここまでみたいだ…До свидания...*11 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
戦闘終了*12 | 編集 | |||||
勝利MVP | 同志!この空色の巡洋艦が一番なのかい?それは嬉しいな。Хорошо*13! | ◯ | × | 編集 | ||
同志Адмирал! 空色の巡洋艦がまた一番なのか?いいや、何度でも嬉しいものさ!うん!Хорошо! | × | ◯ | 編集 | |||
旗艦大破 | ぐっ、やられたか!痛い… | ◯ | ◯ | 編集 | ||
装備・改修*14 | 編集 | |||||
装備1 | 改修/改造 | Спасибо. 同志、アリガット! 確か、こうだよね? | ◯ | ◯ | 編集 | |
装備2 | Большое спасибо.*15 あは!いいね。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
装備3 | 改修/改造/開発/バケツ/遠征/発見 | Молодец!*16 いいね。 | ◯ | ◯ | 編集 | |
その他 | 編集 | |||||
帰投 | 同志提督、艦隊、戻ったよ。ふぅ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
補給 | Спасибо. 助かるよ。 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
入渠(小破以下) | やられちゃった。ごめん! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
入渠(中破以上) | ちょっと本格的に直さなきゃ。ごめんね、少しだけ……Пока.*17. | ◯ | ◯ | 編集 | ||
建造完了 | Хорошо получилось*18!同志、良かったね! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
戦績表示 | 情報は大事だよね。いつだってそうさ。はい。 | ◯ | ◯ | 編集 |
時報ボイス一覧
時刻 | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | |
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未 改 造 | 改 | 追加 | |||
00 | 編集 | ||||
01 | 編集 | ||||
02 | 編集 | ||||
03 | 編集 | ||||
04 | 編集 | ||||
05 | 編集 | ||||
06 | 編集 | ||||
07 | 編集 | ||||
08 | 編集 | ||||
09 | 編集 | ||||
10 | 編集 | ||||
11 | 編集 | ||||
12 | 編集 | ||||
13 | 編集 | ||||
14 | 編集 | ||||
15 | 編集 | ||||
16 | 編集 | ||||
17 | 編集 | ||||
18 | 編集 | ||||
19 | 編集 | ||||
20 | 編集 | ||||
21 | 編集 | ||||
22 | 編集 | ||||
23 | 編集 |
季節ボイス一覧
季 節 | イベント | セリフ | 改装段階 | 備考 | 追加 | |
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未 改 造 | 改 | 追加 | ||||
春 | 桃の節句 | 編集 | ||||
春の訪れ | 編集 | |||||
ホワイトデー | え? くれるの!? ……ゴメン! いや、Спасибо*19. 食べるよ。……あ、おいひい。同志やるなぁ。うん! | ◯ | ? | 編集 | ||
春 | Верный、料理を作るのかい? ハナミ? サクラ? 手伝うよ。お弁当かい、いいね! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
春本番 | 編集 | |||||
夏 | 梅雨 | へー、テーリーボーズ? ふーん、そうやるんだ。同志Гангут、作り方教えて。спасибо. | ◯ | ? | 編集 | |
初夏 | 編集 | |||||
夏 | 編集 | |||||
盛夏 | 編集 | |||||
夏祭り | 編集 | |||||
秋 | 秋 | へえ、いいね。この雰囲気。この国の秋もいいものさ。食べ物も、美味しいね。……Вкусно*20! | ◯ | ◯ | 編集 | |
秋刀魚 | サンマァ……なんだい、それは?あぁ!北の海で漁をするのかい?понятно. *21 | ◯ | ◯ | 編集 | ||
晩秋 | Гангут、そんなにコタツに入っていたら、身体がなまってしまうよ? え、そうなのかい? ……そうかぁ……。 | ◯ | ? | 編集 | ||
ハロウィン | 編集 | |||||
秋のワイン | 編集 | |||||
冬 | 冬 | 編集 | ||||
師走 | 編集 | |||||
クリスマス | Христовым!*22 ……いや同志Гангут、お酒はいいよ。酔いすぎじゃないか、全く。ははっ。 | ◯ | ? | 編集 | ||
年末 | 編集 | |||||
新年 | Поздравляю*23 ! 新年か、いいね。同志адмирал*24 、今年もよろしく頼むね。 | ◯ | ? | 編集 | ||
節分 | セッツブーン? 厳しいお祭りだね。Гангут、敵は強いよ? 援護しようか! わ、うわあああっ!? すごいな! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
バレンタイン | 同志адмирал、こ、これをあげよう! そうさ、同志愛だよ! адмирал. ……も、もちろんさ! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
周 年 | 二周年記念 | (実装前) | 編集 | |||
三周年記念 | (実装前) | 編集 | ||||
四周年記念 | (実装前) | 編集 | ||||
五周年記念 | 同志提督、Поздравляю! 艦隊は五周年かい? いいね。今夜はボルシュを作ろう。結構おいしいよ? | ◯ | ? | 編集 | ||
六周年記念 | 同志提督、Поздравляю! 艦隊は六周年かい? 凄いな。今夜はピロシキを振る舞おう。いけるよ? | ◯ | ? | 編集 | ||
七周年記念 | 同志提督、Поздравляю! 艦隊は七周年かい? 嬉しいね。今夜はお祝いか? いいね、Хорошо!*25 | ◯ | ? | 編集 | ||
十周年記念 | 同志提督、Поздравляю! 艦隊は遂に十周年だって? 嬉しいねえ! お祝いに、ボルシチとピロシキ両方作るよ。Хорошо! | ◯ | ◯ | 編集 | ||
イ ベ ン ト | イベント名 | 編集 |
ゲームにおいて
- 2018年冬イベント『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)』後段作戦のドロップ艦として実装。
その後、以下の期間限定海域において再度邂逅可となった。- 2019年春イベント『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』
- 2019年夏イベント『欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」』
- 2020年梅雨・夏イベント『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』
- 2020年秋・冬イベント『護衛せよ!船団輸送作戦』
- 2024年夏イベント
- 素の射程が「中」の駆逐艦として初めて実装された艦。
- Z1型や天津風、秋月型に続き、未改造時点で3スロット装備可能。改造後は駆逐艦初の4スロット装備可能な艦になる。
- 後に2024年夏イベントで実装されたMogadorも素の射程が「中」である。改造後のスロット数の特殊さも同様。
- 「改良型艦本式タービン」を持参する初の艦娘でもある。しかも、改造後にもう一個持ってくる。
キャラクター設定について
- 一人称は「あたし」。この一人称が出てくるのはケッコン後台詞のみ。
- 服装も艤装もニックネーム通りの空色が基調。
- ロシア帽の一般的なイメージと言えば、耳当てが一体化した*26毛皮製のウシャンカ(ушанка)があるが、彼女の帽子は耳当てが無いパパーハ(папаха)である。
- 形状の似たクバンカ(кубанка)と区別がつかない期間が続いたが、『吹雪、がんばります!』の208話にて、タシュケント本人からパパーハである事が言及された。
- パパーハとクバンカはどちらもコサックの軍服に由来し、時代によってはロシア軍の制式装備に採用されている。
- 基本形状は前者は背が高く先細り、後者は背が低いものとされるが、中間くらいの形状のものもあって区別がつきにくい。
小ネタ
1937 | 1.11 | 起工 |
1937 | 12.28 | 進水 |
1939 | 5.6 | 竣工 |
1939 | 10.22 | 就役 |
1942 | 7.2 | 沈没 |
1944 | ???? | 除籍 |
- 通常、ソ連の駆逐艦は「ヴェールヌイ」(信頼できる)と言ったような形容詞を艦名に戴くのが慣例であった。
- 例:7U型駆逐艦1番艦「ストロジェヴォイ」(見張りの)、同9番艦「ソオブラジーテリヌイ」(利口な)
- しかし20型駆逐艦「タシュケント」はソビエト連邦を構成するウズベク・ソビエト社会主義共和国(現ウズベキスタン共和国)の首都の名である。地名の方は「タシケント」とも表記される。
これはタシュケントだけでなく、嚮導駆逐艦の名は都市名から取っていたため。- 例:1型駆逐艦(嚮導艦)1番艦「レニングラード」、同3番艦「モスクワ」。48型駆逐艦1番艦「キエフ」
- ウズベキスタンの首都タシュケント(タシケント)について詳しい解説はwikipediaの記事に譲るが、古代から交易の中継で栄えた歴史ある都市で語源は「石の街」。
- 日本に縁のあるものと言えば日本人シベリア抑留者たちが建設に関わった国立大劇場がある。彼らが建設にどの程度関わったかは諸説あるものの、1996年に彼らを称える内容を記した銘板が設置された。
実艦について
- ソヴィエト連邦の第二次五ヶ年計画によって計画された嚮導駆逐艦。海軍力の増強を図っていたソ連の駆逐艦隊旗艦として計画され、他の駆逐艦よりも大きな…というより「小型軽巡洋艦に近い」船体(基準排水量2893t、船体長139.8mはほぼ夕張と同等である。)、強力な武装、通信能力、指揮能力を持って生まれた。
- 『空色の巡洋艦』とはコバルトブルーに艦体が塗られていたことからつけられたあだ名。
- ソヴィエトおよびロシアでは大祖国戦争(第二次世界大戦)を勝利に導いた英雄的な功労艦の一隻として記憶されており、黒海での奮闘を称えてソヴィエト連邦国家賞が与えられ、親衛の称号授与が諮られるほどであった。
- タシュケントは13万馬力という非常にパワフルな艦でもあった。日本海軍だと高雄と同レベルである。
- 公試において42ノット以上という高速力を出したことでも知られている。缶とタービンを持ってくるのはこの為だろうか?
建造経緯について
- ソヴィエトは駆逐艦隊の旗艦に嚮導駆逐艦(後述)を当てていた。
タシュケント以前には1号計画型嚮導駆逐艦(レニングラード級)および38号計画型嚮導駆逐艦(ミンスク級:レニングラード級の改良型)を建造したが、いずれも当時のソ連の技術力を超えたところを狙ってしまったため完成度も信頼性も低かった。
そのため技術力の高い外国からの技術導入を狙って計画されたのが20号計画型駆逐艦「タシュケント」である。 - 『北の国で生まれた』となっているが、発注したのはソ連だが建造されたのはイタリアのオート社(現オート・メラーラ社)がリヴォルノに保有していた建造ドック。少しややこしい。
- イタリアの造船会社三社の比較競作によって設計され、そのうちオート社のものが採用されて1935年1月に起工、1937年に進水、1939年5月に竣工した。
完成前の仮称は「I級駆逐艦」だった(Iは「イタリア製の」を意味する『イタリヤーンスキー』、「輸入物の」を意味する『インポールトヌイ』の頭文字からとられたとされる)。- イタリアに発注した一番艦とは別に三隻の同型艦を建造する予定で金剛「ワタシ達にそっくりネー!」、ソ連国内ではそのための新工場およびドックも完成していたが、この計画はそもそもの技術の修得に難があり、また資材調達が難しくなると判断されて1937年に中止されてしまった。
タシュケントは進水するかどうかのうちから一人っ子になることが決まってしまったのである。 - 結局38号計画型嚮導駆逐艦をベースにタシュケントで得られた技術を取り入れたやや小型の48号計画型嚮導駆逐艦(キエフ級)が10隻計画・4隻(5隻とも)起工された。
しかし独ソ戦の勃発と共に建造中止となり、以後嚮導駆逐艦は建造されなかったため、結果的にタシュケントはソ連最後の嚮導駆逐艦になってしまったのだった。 - なおタシュケント自身に姉妹艦はなかったが、建造国イタリアの海軍でタシュケントの設計をベースにカピターニ・ロマーニ級軽巡洋艦が建造されている。金剛「こんなとこもワタシとTigerの関係に似てるネー」
- イタリアに発注した一番艦とは別に三隻の同型艦を建造する予定で金剛「ワタシ達にそっくりネー!」、ソ連国内ではそのための新工場およびドックも完成していたが、この計画はそもそもの技術の修得に難があり、また資材調達が難しくなると判断されて1937年に中止されてしまった。
- 48号計画型のうち、黒海沿岸のニコラーイェフ(現在のウクライナ・ムィコライウ市)で工事が進んでいた1番艦「キエフ」と2番艦「エレバン」は港湾都市バトゥミやポチに避難したものの、その後建造が再開されないまま1950年代に標的艦となった。
レニングラードで起工されるかその準備中だった「スターリナバード」「アシュハバード」「アルマータ」の3隻はレニングラード攻囲戦のさなかに船台上で解体された*27。- 上記5隻の他に黒海でもう3隻、北海で2隻が発注されていたが、ついに着工される事は無かった。
- 竣工した後「タシュケント」は黒海沿岸のオデッサ港に回航され、ソ連海軍に受領された。兵装の艤装が済んでおらず非武装状態で引き渡されたため、その後で兵装の搭載が行われた。
- 計画ではバルト海艦隊に配属されるはずだったのだが、ヨーロッパをぐるりと大回りした上にドイツ勢力圏内を通るのは危険が大きすぎると判断され、黒海艦隊への配属に変更された。
嚮導駆逐艦とは
- 嚮導とはその一隊の行動の基準となることで、嚮導駆逐艦とは駆逐艦隊の旗艦として設計・建造された艦級を指す。
通常の駆逐艦よりも通信機能や作戦指揮機能などの旗艦設備を増設したため一回り大きくなる。第二次大戦を通じた駆逐艦の大型化によって、旗艦設備を特設する必要がなくなってくると通常の駆逐艦に吸収されて消えていった。- 1950年代のアメリカ海軍において、駆逐艦と従来型巡洋艦の間に位置するミサイルを主兵装とする艦を嚮導駆逐艦と呼んだことがあったが、元の嚮導艦とは任務の意味合いが異なる。
戦歴について
- 1941年にドイツとソヴィエトの間に戦端が開かれると、タシュケントは黒海艦隊の一員として黒海を駆けずり回る忙しい日々を送ることになる。
- 黒海艦隊においては、開戦1週間前に就役したばかりの巡洋艦「モロトフ」と共に行動することが多かった。
- 最初の戦闘である8月22日に工業都市であるオデッサという都市でもモロトフや他の僚艦と共に対空迎撃任務に就く。モロトフとタシュケントは新型の対空レーダーを搭載しており、対空任務では活躍されることが期待されたが……
モロトフ「対空レーダーに反応ありません!」
タシュケント「なんで!? こっちはバッチリ映ってるよ!? と、とにかく時間がないから位置を教えるね!」
- 最初の戦闘である8月22日に工業都市であるオデッサという都市でもモロトフや他の僚艦と共に対空迎撃任務に就く。モロトフとタシュケントは新型の対空レーダーを搭載しており、対空任務では活躍されることが期待されたが……
- と、慌ただしいデビュー戦を飾ることとなる。この時艦隊に大きな被害はなかったのが幸いである。
- 戦闘後、タシュケントの乗組員がモロトフのレーダーを点検するため移乗。そしてレーダーが敵機を捉えられなかった衝撃の理由が判明した。なんと「電源の入れ忘れ」である。ドジっ子モロトフちゃん
前述のようにモロトフは就役してから1週間しか経っていないため、慣熟訓練もままならぬ中で戦争が始まってしまったことから致し方ない面もあるのだが、流石にこの時ばかりはモロトフ乗員はタシュケント乗員にこっぴどく怒られたようである。
なおこのモロトフとはセヴァストポリ撤退までの長い付き合いとなる。
- その後、同月30日にタシュケントはオデッサでドイツ空軍の空襲により損傷を受け、同年10月より修理に入る。
- 修理の際に改装を受ける事になり、外国製の対空レーダーなど対空兵装の強化が行われた……と思われる。
改装に関する資料は写真しか残っておらず、どのような兵装を載せたのか詳しい資料がないので写真から見て取れる範囲でしか判断できないのである。ソ連時代の後遺症っていうかそもそも海軍資料の絶対数が格段に少ない…陸のはあんなに残ってるのに…
- 修理の際に改装を受ける事になり、外国製の対空レーダーなど対空兵装の強化が行われた……と思われる。
- その後同年11月25日~28日にかけてタシュケントは7-U号計画型駆逐艦ソオブラジーテリヌイおよびスポソーブヌイとともに船団護衛の任に当たった。
三隻はバトゥーミから極東ロシアに向かう砕氷船一隻と油槽船三隻の四隻からなる輸送船団を護送、船団が危険なボスポラス海峡を無事に通り抜けるまで見送ったという。 - この他にも、タシュケントはセリフで甲板の広さについて語っている通り、駆逐艦にしては大きな船体故に甲板や艦内容積が広く多くの人員や物資を輸送でき、速力も速かったことからドイツ軍の包囲下にあったオデッサやセヴァストーポリなどへ陸戦兵力の展開や避難、物資の輸送などで黒海を走り回っていた。さながら鼠輸送
- 水色の船体で走り回っていたのが余程目立ったのか、セヴァストーポリへ出入りするようになった頃から友軍地上部隊や黒海周辺の住民から「空色の巡洋艦」と呼ばれるようになったようである。
- タシュケントの活躍をまとめると、輸送任務40回以上、護衛任務17回、19,300人の民間人脱出、2,500トン以上の物資輸送、対空任務30以上、敵機9機撃墜、他未確認撃墜4機、魚雷艇1隻撃沈、その他対地支援砲撃による敵地上軍の部隊や陣地の撃破など約1年間、黒海を駆け回った。
タシュケントの最後
- 1942年6月、黒海艦隊の活動拠点でありドイツ軍の包囲下にあったセヴァストーポリの防衛線が崩れ始めると、ソ連軍は同地からの撤退を決め、黒海艦隊はノヴォロシースクへ脱出する事となる。
- タシュケントは2,100~2,300人の避難民と負傷兵、有名な絵画などを乗せ、セヴァストーポリからノヴォロシースクに向けて脱出する艦隊の最後尾を進んでいたが、ドイツ空軍に発見されてしまう。
- 86機の爆撃機に約1時間追撃され300発以上の爆弾が艦隊を襲うが、タシュケントは巧みな操艦により直撃弾を受けることはなかった。
- しかし、その後90機にも及ぶドイツ空軍が再び飛来した。今度は上手いこと避ける事ができず1t爆弾を至近に浴びてしまった事で舵が故障し、船体にヒビが入って第一ボイラー室が浸水した。
- そこに司令部から救援の命を受けた友軍機とノヴォロシースクから出迎えの艦が駆け付け、ドイツ空軍を撃退した。タシュケントを助けんと!
- その間に、タシュケントは駆逐艦「ソオブラジーテリヌイ」と「ブジーテリヌイ」に避難民などを移乗させ、大勢の人々を脱出させた。
- この時、ソオブラジーテリヌイからはタシュケントがよほど痛々しい姿に見えたのか「艦を棄てて脱出せよ」と何度も呼び掛けたが、タシュケントは「だが断る」の一点張りだった。そんな押し問答を約30分続けた
- その後、タシュケントは自力で航行を続けたり、ソオブラジーテリヌイに曳航して貰ったりしながら無事ノヴォロシースクまで辿り着いた。
- 死線をかいくぐり無事脱出したタシュケントは英雄的な活躍をしたと認められ、全乗組員にスターリン国家賞が、艦長と政治将校*28にはレーニン勲章が贈られた。どちらもソ連における最上級の褒章であった。
- 1942年7月、現地司令官のブジョーンヌイソ連邦元帥がタシュケントを訪問し、これらの活躍を称え「我が軍の誇りである」と乗組員達の前で演説し「親衛」の称号が贈られるよう申請すると約束した。
- 「親衛」とは、顕著な戦功を挙げたものに贈られる名誉称号であり、意味合いとしては「精鋭」といった風になる。個人に限らず師団や艦艇にも送られた。
- 例:スターリングラード攻防戦において街を守り抜いた第62軍は「親衛軍」の称号を贈られ「第8親衛軍」となる。海軍では駆逐艦「ソオブラジーテリヌイ」が「親衛艦」の称号を贈られ「親衛駆逐艦ソオブラジーテリヌイ」となる。
- ソ連において「親衛」の称号は重要であり、こと海軍においては親衛の称号を贈られた艦は艦名そのものが名誉称号となり、艦名を引き継いだ艦も親衛艦となるなど、大変誉れ高い事である。
- 「親衛」とは、顕著な戦功を挙げたものに贈られる名誉称号であり、意味合いとしては「精鋭」といった風になる。個人に限らず師団や艦艇にも送られた。
- 今までいくつものを任務をこなし、死線をかいくぐり、名誉まで約束された運のツイた艦であったが、突如としてその命運は尽きる。
- ブジョーンヌイ将軍の訪問を受けた翌日7月2日、78機のドイツ空軍の編隊がノヴォロシースクを襲う。
- この時、ソ連側にはちょっとした油断があった。今までもノヴォロシースクは空襲を受けた事があったがどれも飛行場など地上施設を狙ったものであり、今回もそうだろうと思っていたのである。
- しかし、今回のドイツ空軍の狙いはノヴォロシースク港内の艦艇、タシュケント達だったのである。
- 埠頭に停泊中だったタシュケントはドイツのJu88爆撃機に急襲され、最初に1t爆弾が艦首に命中、続いて2発の250kg爆弾が機関部に命中、これが致命傷となった。その後更にもう1発の250kg爆弾を艦尾に浴びた。
- 最後の命中弾から3分後に沈没、着底した。乗り合わせていた乗員334名の内76名が戦死、77名が負傷した。
- その後、ノヴォロシースクが戦場となるなど、街が奪還される1944年まで浮揚する事ができず、後に浮揚したものの船体の損傷が激しく修理は不可能と判断され除籍となり、1946~1948年の間に解体された。
- それまでの強運や活躍もウソのように突如として命運が尽きたタシュケントであったが、その雄姿は人々の記憶に深く刻まれ、海軍では「タシュケントを思い出せ!」や「タシュケントのように!」といった掛け声ができるほどであった。
というかつきた、左ルートに試しに行ってみたら思いの外スムーズで驚いていたら初周で突然のお迎え。これは一体.... -- 2024-09-13 (金) 23:28:23東回り S200回(ガシャン 41/駆逐 69/軽巡 51/重巡 18/金剛 2/Z1 1/Z3 1/迅鯨 2/長鯨1/Gotland1)
西回り S1回 タシュ 1
ここのコメで西回りに変更後少ない周回で出た報告をオカルト目にみていたが、気分転換で回ったら1発で出て変な声出た -- 2024-09-23 (月) 21:00:34