No.307 | ||||
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GFCS Mk.37 | 小型電探 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | +2 | 雷装 | ||
爆装 | 対空 | +7 | ||
対潜 | 索敵 | +6 | ||
命中 | +9 | 回避 | +2 | |
射程 | 中 | 装甲 | +1 | |
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発不可、改修不可 海防艦も装備可能 対空電探&水上電探扱い 2018年8月作戦報酬 期間限定任務『秋刀魚漁:大漁ですね…助かります。』選択報酬 2019年冬イベント E-2 甲乙作戦突破報酬 2019年春イベント E-4 甲乙丙作戦突破報酬 2019年秋イベント E-6 甲乙作戦突破報酬 | ||||
米国で開発・実戦配備された射撃管制システムです。 機械式コンピュータを採用し、射撃指揮レーダー連動の発展性を有する本射撃指揮システムは、 駆逐艦などの小型艦艇だけでなく、戦艦や巡洋艦などの大型艦にも幅広く採用されました。 レトロフューチャーな独特の外観も魅力です。 |
ゲームにおいて 
- 2018/9/28に実装。8月作戦の上位100位以内に配布された。
- 小型電探だが、火力・装甲・回避を持つ上に押しなべて性能が高く、上位の大型電探と比べても遜色がない。
また射程「中」を持つ、初の小型艦対応の射程延長装備である。- なんとFuMO25 レーダーに匹敵する。あれと比較して火力-1、命中-1、索敵-3、回避+2、装甲+1。
- 索敵が5以上・対空が1以上あるので,水上電探・対空電探の両方の機能を持つ。
両方の機能を持つ電探自体は42号対空電探など以前から存在はしていたが、小型電探では初。- このため12.7cm連装砲A型改三(戦時改修)+高射装置や12.7cm連装砲B型改四(戦時改修)+高射装置のシナジーボーナスを水上・対空電探の両方とも受けられる。当然対空カットイン要件も満たす。
特に綾波改二や長波改二はシナジー含め90近い昼戦火力を得られるようになる。 - 12.7cm連装砲C型改二・12.7cm連装砲D型改二を特定艦に水上電探と同時に搭載した場合のボーナスを発動させる際にも便利である。
他水上電探での同時搭載ボーナスだと対空CIは諦めなければならない場合が多いがC/D型砲・高射装置内蔵高角主砲・GFCS Mk.37ならば同時装備ボーナスを得つつ対空CIが両立可能となる。
白露型・朝潮型・陽炎型・夕雲型・島風改などは当装備があると運用の幅が広がるだろう。 - 12cm単装砲改二・12.7cm連装砲A型改二・☆7以上の改修値の12.7cm単装高角砲(後期型)も水上電探との同時装備ボーナスがありそちらでも対空CIとの両立に役立つ。
ただし12.7cm連装砲A型改二以外の2つは素の能力はそれほど高くなくボーナスの対象艦の元火力もそれほど高くない点には注意したい。
12.7cm連装砲A型改二は特型駆逐艦(吹雪型・綾波型・暁型)で重宝する。
対象艦は12cm単装砲改二が神風型・睦月型・占守型・択捉型、12.7cm単装高角砲(後期型)が神風型・睦月型・海防艦・由良改二・鬼怒改二、12.7cm連装砲A型改二が特型駆逐艦(I(吹雪型)、II(綾波型)、III(暁型)。 - 汎用対空カットイン対応の高角砲、と熟練見張員と併せて装備すると対空CIと夜戦見張回避コンボを両立する。Ташкент改だと夜連撃と両立する上に元から中射程である。
- このため12.7cm連装砲A型改三(戦時改修)+高射装置や12.7cm連装砲B型改四(戦時改修)+高射装置のシナジーボーナスを水上・対空電探の両方とも受けられる。当然対空カットイン要件も満たす。
- 駆逐艦・海防艦の射程を「中」に伸ばすことができる革命的な装備である。
いくつかある射程延長装備の中では渦潮対策を兼ねるという点でも特異である。 - 本装備による射程延長のメリットは以下の例がある
- 1-1や1-5などのキラ付けの際に、随伴艦をつけて安全性を高めつつも確実に旗艦にMVPを獲得させられる。
- 短射程のみの編成を強いられる場合に火力が高い艦に装備させることで、未行動敵艦の撃破を狙える。
- 敵に潜水艦が一隻だけ混じっているような編成に対して、速やかに潜水艦を撃沈し他の短射程対潜可能艦の火力を水上艦に振り向けさせられる。
- 逆にデメリットについては射程延長が裏目になるケースである。特に駆逐艦に火力やシナジーを考慮しないで装備する場合、駆逐艦は空母や重巡軽巡より火力が低いため早めの敵艦撃沈の障害になりうる。
- 総じて強力な装備だが使いどころが肝心。他の小型電探と上手く使い分けよう。
- 索敵値は+6と意外と控えめな値で(現状)改修もできないため、2-5など索敵判定がある海域で使っていて索敵スコアが不足するということもしばしば。
装備ボーナスについて 
- 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
- 搭載一基ごとの単体ボーナスは、基本的に装備数を増やせば累積する。
- 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に加算される。
- 各ボーナス値・対象艦は下表の通り。艦種該当艦は艦娘名一覧(艦種別)で確認を。
艦名記載は、その値が適用される一番下の改造段階が基準。
- 今のところ5inch単装砲 Mk.30等との相互シナジーはない。
電探性能比較表(装備最大値/電探早見表/テーブルより転送) 
装備名 | 火力 | 対空 | 艦隊防空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 装甲 | 入手方法 | 改修 | 装備艦 | 分類 | 備考 | 追加 |
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22号対水上電探 | 5 | 3 | 開発、初期装備、任務 | ◯ | 小 | 水上 | 編集 | |||||||
22号対水上電探改四 | 2 | 5 | 8 | 初期装備、改修、任務、ランキング | ◯ | 小 | 水上 | 編集 | ||||||
22号対水上電探改四(後期調整型) | 1 | 2 | 7 | 9 | イベント、ランキング | △ | 小 | 水上 | 編集 | |||||
33号対水上電探 | 7 | 5 | 開発、イベント | ◯ | 小 | 水上 | 編集 | |||||||
32号対水上電探 | 10 | 8 | 開発、ランキング | ◯ | 大 | 水上 | 編集 | |||||||
32号対水上電探改 | 11 | 9 | 改修、ランキング | ◯ | 大 | 水上 | 編集 | |||||||
13号対空電探 | 2 | 0.8 | 3 | 1 | 開発、初期装備 | ◯ | 小 | 対空 | 編集 | |||||
13号対空電探改 | 4 | 1.6 | 4 | 2 | 1 | 初期装備、改修、任務、イベント | ◯ | 小 | 対空 | 編集 | ||||
GFCS Mk.37 | 2 | 7 | 2.8 | 6 | 9 | 2 | 1 | ランキング、任務、イベント | - | 小 | 水上・対空 | 射程:中 | 編集 | |
SG レーダー(初期型) | 1 | 3 | 1.2 | 3 | 8 | 8 | 6 | 初期装備、ランキング | △ | 小 | 水上・対空 | 射程:中 | 編集 | |
21号対空電探 | 4 | 1.6 | 4 | 2 | 開発、初期装備 | ◯ | 大 | 対空 | 秋月型,最上改二/特に装備ボーナス | 編集 | ||||
21号対空電探改 | 5 | 2.0 | 6 | 3 | 1 | 改修、ランキング | ◯ | 大 | 水上・対空 | 編集 | ||||
21号対空電探改二 | 7 | 2.8 | 7 | 4 | 4 | 改修 | ◯ | 大 | 水上・対空 | 秋月型,最上改二/特に装備ボーナス | 編集 | |||
15m二重測距儀+21号電探改二 | 1 | 8 | 3.2 | 7 | 9 | 1 | 1 | 初期装備、イベント、ランキング | - | 戦 | 水上・対空 | 編集 | ||
42号対空電探 | 6 | 2.4 | 5 | 4 | 開発 | ◯ | 大 | 水上・対空 | 第1期は「14号対空電探」だった | 編集 | ||||
42号対空電探改二 | 7 | 2.8 | 6 | 8 | -1 | ランキング | △ | 大 | 水上・対空 | 榛名改二、扶桑型改二、伊勢型改二、長門型改二、重巡級、軽巡級、駆逐艦に装備ボーナス | 編集 | |||
FuMO25 レーダー | 3 | 7 | 2.8 | 9 | 10 | 初期装備、イベント | - | 大 | 水上・対空 | 編集 | ||||
SKレーダー | 8 | 3.2 | 10 | 1 | 2 | イベント、ランキング、任務 | ◯ | 大 | 水上・対空 | 編集 | ||||
SK+SGレーダー | 1 | 9 | 3.6 | 12 | 4 | 4 | イベント、ランキング | △ | 大 | 水上・対空 | 射程:中 | 編集 | ||
潜水艦搭載電探&水防式望遠鏡 | 1 | 1 | 4 | 2 | 8 | イベント、ランキング | ◯ | 潜 | 潜水 | 専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし | 編集 | |||
潜水艦搭載電探&逆探(E27) | 1 | 1 | 5 | 3 | 11 | 初期装備、ランキング | - | 潜 | 潜水 | 専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし | 編集 | |||
後期型潜水艦搭載電探&逆探 | 2 | 7 | 4 | 13 | 1 | イベント | - | 潜 | 潜水 | 専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし | 編集 |
- 装備可能艦
- 小:駆逐以上の水上艦
- 大:軽巡以上の水上艦
- 戦:戦艦系のみ
- 潜:潜水艦系のみ
- 分類
- 水上:素索敵値+5以上の(潜水艦装備以外の)電探。以下のトリガーとなる。図鑑上対空電探だがこの機能も持つものもある
- 駆逐艦専用夜戦カットイン
- 装備ボーナスの水上電探シナジー
- 水上電探装備数によるルート制御
- 対空:素対空値+2以上の(潜水艦装備以外の)電探。以下のトリガーとなる
- 対空カットイン
- 装備ボーナスの対空電探シナジー
- 潜水:潜水艦専用の電探。以下のトリガーとなる。渦潮軽減効果を持たず、素対空値+1でも対空カットインのトリガーとならない。
- 潜水艦専用夜戦カットイン
- 水上電探装備数によるルート制御(素索敵値+4でも可能)
- 水上:素索敵値+5以上の(潜水艦装備以外の)電探。以下のトリガーとなる。図鑑上対空電探だがこの機能も持つものもある
小ネタ 
- Mk.37 GFCS(Mark 37 Gun Fire Control System)*4はアメリカ海軍で射撃のために開発された複数の装置から構成されたシステム全体の名称であり、この名称がついたのは実は第二次大戦後である。
対地・対水上・対空の射撃指揮に対応し、1939年にシムス級駆逐艦に配備されて以降、8インチ55口径砲*5、5インチ38口径砲*6、5インチ54口径砲*7、6インチ47口径砲*8の射撃管制に使われ、主力艦のほぼすべてに搭載された。搭載された数は、戦艦で4つ、空母や巡洋艦は二つ、駆逐艦や大型補助艦は一つであった。なお複数ある艦では、通常はそれぞれのシステムが担当の砲群を管制するが、回路を切り替えることにより担当以外の砲群も管制できた。やろうと思えば一つのシステムで全砲の管制もできたのである。
- Mark 37 Gun Fire Control Systemは以下の3つの主要な装置から構成されていた。(以下、FCR:Fire Control Radar、RF:Rangefinder、HF:Height Finder、SE:Stable Element、CP:Computer)
- 1. Mk.37 Gun Director:(Mk.42 RF + レーダー無し ⇒ Mk.4 FCR ⇒ Mk.12 FCR + Mk.22 HF ⇒ Mk.25 FCR
)
方位盤と測距儀。後に射撃管制レーダーが組み込まれて上部にアンテナが設置された。装備イラストに描かれてるのは下記の2レーダーが組み込まれたMk.37 Gun Directorの姿である。 - 2. Mk.1 Computer:5インチ38口径砲用として開発された電気機械式のアナログコンピューター。自艦に対する標的(敵艦・敵機など)の相対位置や標的の未来位置を計算し、射撃角度等の発砲諸元を計算する。高度の変化する目標に対処できず、対空用に使えないためすぐに改良型のMk.1Aが登場した。後に他の砲に対応するよう改修された
- 3. Mk.6 Stable Element:ジャイロを用いた人工水平儀で艦の傾きを感知、そのデータに基づきMk.1 CPが射撃諸元を修正する。
- 1. Mk.37 Gun Director:(Mk.42 RF + レーダー無し ⇒ Mk.4 FCR ⇒ Mk.12 FCR + Mk.22 HF ⇒ Mk.25 FCR
- Mk.1 CPとMk.6 SEは甲板下のプロッティング・ルームに設置されていた。
- プロッティング・ルームは射撃指揮の中枢であり日本海軍の発令所に相当する。かつてここでは文字通り自艦や敵艦の動きを海図やグラフにプロットして射撃諸元を算出していたため、機械式計算機が導入された後になってもそう呼ばれていた。自艦周囲の情報を集約して戦闘指揮を執り行う「CIC」とは異なる。
- Mk.1 CPではMk.37 Gun Directorから送られてくる測的データと、ジャイロコンパスやピトー管から得られた自艦の針路と速力のデータをもとに射撃諸元を算出していた。なおこれらは電気的に接続されており、Mk.1Computerにデータが直接入力された。
- この時代、重要だったのが光学機器である。イラストで横に突き出している測距儀は、目標の敵味方識別*11、おおまかな距離の算定*12、レーダーに映る反応のどれを計測するかの指定等重要な役割を果たした。そのほかにもレーダー故障時の予備、レーダーに映らない対地目標の観測もあった。
- 円筒の形のところに砲術長がおり、そこには双眼鏡とメタルサイトがあり、捜索レーダーや見張り員の報告に基づいて目標を視認、どれを狙うかを決定する。なお捜索レーダーは低空目標が苦手であり、見張り員が先に見つけることもあった。
- イラストで品の形をしているのは上はハッチでこの下に副砲術長の席があり、イラストは開いている状態でここから身を乗り出して周囲の確認を行った。
- 下の二つの場所にはそれぞれTrainerとPointerがおり、この窓に照準スコープがあり、目標への方位と仰角をあわせ追尾した。なお夜間等見えないときは内部のレーダースコープを見ながら同じこと行ったが、イラストのレーダーは方位精度が悪く、不正確なデータしか計測できなかった。
- Mk.12 FCR + Mk.22 HFの時代でも、人間が目標を選択し、スコープに表示される指示器を目標に合わせた後はコンピュータが距離の変化を検出して自動計測した。*13仰角や方位の計測はこの時代はまだ自動化されておらず、戦後のMk.25 FCRの時代に自動化された。
- Mk.1 Computerと各砲は電気的に接続され、算出した射撃諸元で自動的に砲の照準を合わせ、発砲も自動で行った。
- 戦後、創設期の海上自衛隊に米海軍から供与された艦艇のうち、あさかぜ(DD-181、元リヴァモア級エリソン(DD-454))、はたかぜ(DD-182、元リヴァモア級メイコム(DD-458))、ありあけ(元フレッチャー級ヘイウッド・L・エドワーズ(DD-663))、ゆうぐれ(元フレッチャー級リチャード・P・リアリー、(DD-664))の4隻が、これを装備していた。
- 供与時点では、このイラストどおりの組み合わせで装備されていた。
- 後に改装で、レーダー一式をMk25 Radarに換装している。
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