SG レーダー(初期型)

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No.315
SG レーダー(初期型)小型電探
装備ステータス
火力+1雷装
爆装対空+3
対潜+3索敵+8
命中+8回避+6
射程
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可
海防艦も装備可能
対空電探&水上電探扱い
2018年11月作戦報酬*1
2020年3月作戦報酬*2
Fletcher改,Johnston改,
Colorado改,South Dakota改の初期装備
米国で開発され、多くの水上艦艇に装備された実用的な対水上レーダーです。
紅茶の国で開発された進んだレーダー技術を導入、さらに独自の改良を加え、
発展していった標準的かつ実用的な対水上及び低空警戒捜索レーダー、その初期型です。

ゲームにおいて

  • 2018/12/25に実装。11月作戦の上位100位以内に配布された。
    • 2020年3月作戦での配布時は、500位~21位に★+2、20位~6位に★+3、5位~1位に★+4で配布。
  • GFCS Mk.37に続く射程中の小型電探。水上&対空電探である点も同じ。
    後述の装備ボーナスで、アメリカ駆逐艦と丹陽/雪風改二搭載すると射程になるので注意!
  • 初期型にして既に完成された高い性能を持つ。索敵は小型電探中最高の+8、命中も+8と非常に高い。
  • 対潜値+3を持っているが本装備は電探であるため、これは対潜攻撃のダメージには一切関与しない。
    しかし対潜先制爆雷攻撃に必要な対潜値には加算されるため、先制対潜を行う艦で僅かな対潜値不足を埋めつつ射程を伸ばして攻撃順を調整するといった使い方もできる。
  • 隠れた弱点として対空電探としては対空値が低い。改修も不可なので艦隊対空ボーナスを増やすのは難しい。

装備ボーナスについて

  • ボーナス対空値は対空砲火に寄与しない。遠征ではそのまま参照される。
  • ボーナス索敵値は、マップ上のルート分岐に関わる索敵値計算に影響しない*4
    他の類例は索敵スコアに加味されており、SGレーダーだけが無影響という状態になっている。
  • 射程長の駆逐艦を作成できる装備は初である。

電探性能比較表(装備最大値/電探早見表/テーブルより転送)

長いので折りたたみ

装備名火力対空艦隊防空対潜索敵命中回避装甲入手方法改修装備艦分類備考追加
22号対水上電探53開発、初期装備、任務水上編集
22号対水上電探改四258初期装備、改修、任務、ランキング水上編集
22号対水上電探改四(後期調整型)1279イベント、ランキング、任務水上編集
33号対水上電探75開発、イベント水上編集
32号対水上電探108開発、ランキング水上編集
32号対水上電探改119改修、ランキング水上編集
13号対空電探20.831開発、初期装備対空編集
13号対空電探改41.6421初期装備、改修、任務、イベント対空編集
GFCS Mk.37272.86921ランキング、任務、イベント-水上・対空射程:中編集
SG レーダー(初期型)131.23886装備、ランキング水上・対空射程:中編集
21号対空電探41.642開発、初期装備対空秋月型,最上改二/に装備ボーナス編集
21号対空電探改52.0631改修、ランキング水上・対空編集
21号対空電探改二72.8744改修水上・対空秋月型,最上改二/に装備ボーナス編集
15m二重測距儀+21号電探改二183.27911初期装備、イベント、ランキング-水上・対空編集
42号対空電探62.454開発水上・対空第1期は「14号対空電探」だった編集
42号対空電探改二72.868-1ランキング水上・対空榛名改二、扶桑型改二、伊勢型改二、長門型改二、重巡級、軽巡級、駆逐艦に装備ボーナス編集
FuMO25 レーダー372.8910初期装備、イベント-水上・対空編集
SKレーダー83.21012イベント、ランキング、任務水上・対空編集
SK+SGレーダー193.61244イベント、ランキング水上・対空射程:中編集
潜水艦搭載電探&水防式望遠鏡11428イベント、ランキング潜水専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし編集
潜水艦搭載電探&逆探(E27)115311初期装備、ランキング-潜水専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし編集
後期型潜水艦搭載電探&逆探274131イベント-潜水専用魚雷CI装備,渦潮軽減効果なし編集
  • 装備可能艦
    • 小:海防艦以上の水上艦
    • 大:軽巡以上の水上艦*5
    • 戦:戦艦系のみ*6
    • 潜:潜水艦系のみ
  • 分類
    • 水上:素索敵値+5以上の(潜水艦装備以外の)電探。以下のトリガーとなる。図鑑上対空電探だがこの機能も持つものもある
      • 駆逐艦専用夜戦カットイン 
      • 装備ボーナスの水上電探シナジー
      • 水上電探装備数によるルート制御
    • 対空:素対空値+2以上の(潜水艦装備以外の)電探。以下のトリガーとなる
      • 対空カットイン
      • 装備ボーナスの対空電探シナジー
    • 潜水:潜水艦専用の電探。以下のトリガーとなる。渦潮軽減効果を持たず、素対空値+1でも対空カットインのトリガーとならない。
      • 潜水艦専用夜戦カットイン
      • 水上電探装備数によるルート制御(素索敵値+4でも可能)

小ネタ

  • 元ネタは、アメリカのレイセオン社が開発した低空警戒・対水上捜索用レーダーである「SG」。
    • 艦艇への配備は1942年から。
    • 1文字目のSは捜索レーダー(Search radar)を意味する略語、2文字目のGはその用途として7番目に開発されたタイプであることを意味する。
      • 開発時の名称より「CXGR」とも呼ばれる。
    • 指示器はAスコープとPPIスコープ。マイクロ波による対水上捜索レーダーとしては初めてPPIスコープを導入した。
      PPIスコープは現代でも使われている技術で、全周360度は円形に表示され、目標の距離と方角を一度に把握、さらに目標と陸地の識別も容易になった。
      • 周囲の状況が一目でわかるため、あるとないとでは得られる情報量では雲泥の差があるが、それをもとに勝てる作戦を立てられるかどうかは指揮官の力量しだいである。
  • 出力は50kW、波長は10cm。重量は1350kg。*7
    • 探知距離は低高度の爆撃機30km、戦艦41km、駆逐艦30km。
    • ちなみに日本海軍の22号対水上電探は最終型で出力2kW、探知距離は航空機(編隊)35km、戦艦35km、駆逐艦17km。*8
      レーダー自体のスペック上では22号も悪くは無いが、信頼性の問題と、Aスコープ*9と手動旋回*10しかないため、自動旋回とPPIスコープにより艦の全周を表示できるSGレーダーには捜索レーダーとしては一歩も二歩も劣っていた。
      • 更に言えば22号電探が量産され艦艇に行き渡り始めたのは1944年後半からであり、下記のソロモンの戦いに間に合わせたアメリカに対し日本は2年後れを取ったと言えよう。
    • アンテナの大きさは122cm×38cmで、22号対水上電探とほぼ同程度の重量(22号は1320kg)ながら、アンテナはより小型。
    • 初期型は出力が50 kWよりも低く、導波管での減衰のためにアンテナと表示器を離して配置できないなどの問題が指摘された。他にも衝撃に弱い、よく壊れるという問題もあった。
      そこで出力を50kWに増強したSGaが開発され、1943年5月以降の量産型はこれに準じたSG-1に移行した。
      • 本装備はこの出力増強前のタイプとみられる。
  • 改良型のSG-1を含めると延べ955基が製造され、アメリカ海軍の駆逐艦以上の艦艇に標準装備された米レーダーの代表的存在。
    • サボ島沖海戦では軽巡Helenaが搭載した本装備が日本艦隊を感知し、先制攻撃を行う切っ掛けとなった。
    • ベラ湾夜戦(江風の小ネタ参照)やセント・ジョージ岬沖海戦(卯月の小ネタ参照)で日本艦隊を壊滅させたバーク大佐考案の新戦術も、駆逐艦に搭載された本レーダーの存在あってのものだった。
  • 初期のレーダーの発振波長はメートル波であり、分解能に問題があった。
    • 1927年、東北大学の岡部金治郎助教授が陽極2分割構造のマグネトロンにより波長12cmのマイクロ波を発振させることに成功した。
      しかし、各国とも高周波域での誘電損失を解決できずセンチメートル波レーダーの開発は難航した。
      1940年2月、バーミンガム大学(イギリス)のジョン・ランドールとハリー・ブートが陽極6分割構造で絶縁体にポリエチレンを使用した空洞共振型マグネトロンにより波長9.8cm/連続出力400wを達成。6月にはGE社が陽極8分割構造で強制空冷式に改良された「CV64」の生産を開始した。
      イギリス海軍はこれを初めて搭載した*11艦載レーダー、271型を開発した。
    • そしてこのイギリス海軍のレーダー技術がアメリカにもたらされて開発されたのが本機である。

この装備に関してのコメント


*1 1~100位
*2 1~5位★+4、6~20位★+3、21~500位★+2
*3 対空電探合計で1つまで
*4 ソース:https://twitter.com/CC_jabberwock/status/1089154587628466177 , 閲覧日2019/1/26
*5 天龍型改二、夕張改二特/丁、Gotland、Conte di Cavourを除く。初霜改二、霞改二乙、秋月型、速吸改、神州丸改、宗谷に装備可能。
*6 Conte di Cavourを除く
*7 http://pwencycl.kgbudge.com/S/g/SG_surface_search_radar.htm
*8 出力が25倍も違うのに、水上艦の探知距離がさして変わらないのはいかなるレーダーでも水平線の下は探知できないため
*9 レーダー射撃のために精密な距離測定用にはこちらが向く
*10 旋回角度に制限があり、全周捜索は不可能
*11 ちなみに世界で初めての艦載レーダーは、装甲艦グラーフ・シュペーが1938年1月以降搭載したFuMG 38Gである。8か月後にはイギリスも79型レーダーを軽巡シェフィールドに搭載し、これに続いた。