おすすめ艦隊プラモデル/おすすめの1/700キット-軽・重巡洋艦-

Cached: 2024-12-18 18:27:56 Last-modified: 2024-09-18 (水) 19:36:15

元のおすすめ艦隊プラモデルに戻りたい場合は、こちらから。

初心者の方はまず1/700スケールのキットを作ってみましょう。
作りたい艦が大型艦の場合でも、練習を兼ねてまずは駆逐艦類の小型艦を1つは作る事を強くおススメします。

『軽巡洋艦』

軽巡洋艦はウォーターラインのものが作りやすく初心者の方にもおススメです。
古いキットも多いですが特徴を良くとらえており、部品数もさほど多くありません。
特におススメは比較的新しいアオシマの川内型と北上・大井、タミヤの阿武隈、ハセガワの天龍型です。

各キットの簡単な解説

天龍型

天龍型のキットはハセガワから発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    ハセガワ天龍3571941年12月
    1942年7月
    2015年開戦時・対空兵装強化後
    選択式
    龍田3581941年12月
    1942年7月
    2015年開戦時・対空兵装強化後
    選択式
  • 概要
    • 後の5500トン型の基礎になった軽巡洋艦です。
    • ハセガワから最近リニューアルされ、最新の考証に基づいた精密キットに生まれ変わっています。
    • 部品点数も少なめで、組み立てもそれほど難しくはないです。
    • リノリウムも押さえ等のモールドも旧製品と違い両艦での差異をきっちり作り分けてあるなど、艦船模型としては標準以上の精密な表現となっています。
    • 天龍龍田ともに、開戦時・対空兵装増強時の選択式キットとなっています。
球磨型

球磨型のキットはタミヤとアオシマ、ピットロード、そしてフジミから発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    タミヤ球磨3161938年~
    1940年頃
    1973年
    多摩3171942年頃1973年
    木曾3181933年~
    1936年頃
    1983年
    アオシマ大井3601941年9月~
    1942年9月
    2016年重雷装艦
    1943年頃2017年高速輸送艦時
    限定品
    北上1941年12月~
    1942年9月
    2017年重雷装艦
    限定品
    1942年9月~
    1945年7月頃
    2017年高速輸送艦時
    限定品
    3611945年頃2017年回天搭載母艦
    フジミ北上特-851945年頃2014年回天搭載母艦
    球磨NX-171942年2020年多色成形
    スナップフィットキット
    多摩NX-181944年10月2020年
    ピットロード大井W461941年12月~
    1942年9月
    1998年重雷装艦
    北上W471941年12月~
    1942年9月
    1999年重雷装艦
    SPW382015年架空艦(5連装魚雷発射管仕様)
    W47に装備セットNE09を同梱
  • 概要
    • 3種類ある5500トン型軽巡の最初の型です。
    • 5隻全てが発売されていますが、キットの時代がバラバラなので、特定の時期を再現するなら注意しましょう。  
    • 古いキットもありますが、全体的に組みやすいです。
  • "タミヤ"
    • タミヤからは球磨多摩木曾が発売されています。
    • 古いキットですが特徴をしっかり捉えており、部品の数も少なく組みやすいので初心者にお勧めのキットです。
    • モールドのだるさは時代相応なので、気になる箇所はアフターパーツで置き換えるといいでしょう。
  • "アオシマ"
    • 2016年に大井北上が発売され、それぞれ重雷装艦時と高速輸送艦時のバリエーション展開がなされています。
    • 回天搭載母艦時の北上も発売されています。
    • 精密で細かい部品も多いですが、部品の数もほどほどで組みやすいキットとなっています。
  • "フジミ"
    • 2014年にはフジミから、「アレ」こと回天搭載母艦に改装された北上が発売されました。
    • このキットでは艦これに登場する仕様の北上は組めないので、購入する際は気をつけてください。
    • 艦NEXTシリーズで球磨多摩が発売されています。
長良型

長良型のキットはタミヤとフジミから発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    タミヤ長良322最終時1993年
    五十鈴3231944年9月以降1993年防空巡洋艦
    名取3201935年頃1992年
    鬼怒3211941年
    (開戦時)
    1992年
    阿武隈3491941年
    (真珠湾攻撃時)
    2007年
    フジミ長良特-1021939年~
    1942年頃
    2013年内容は1972年発売のものと同じ
    五十鈴特-581944年以降2012年防空巡洋艦
    2隻セット
    名取特-1011940年頃2013年内容は1971年発売のものと同じ
    鬼怒特-1031940年頃2013年内容は1971年発売のものと同じ
  • 概要
    • 3種類ある5500トン型軽巡の二番目の型です。
  • ”タミヤ”
    • タミヤの長良型はフジミのウォーターライン脱退後に作られた物で、その分考証が新しくなっています。
    • その中でも阿武隈は長良型のなかでも比較的新しいキットで、左右分割された船体で特徴的な艦首の形状が再現されています。
    • 由良は今のところ発売されていませんが、アオシマから発売されている(流通在庫のみ)、アニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」の「1/700 霧の艦隊 軽巡洋艦 ユラ」なら、由良用の追加パーツが入っていますので、これを購入するのが早道でしょう。アオシマ発売ですが、キット自体はタミヤの長良型です。
  • ”フジミ”
    • 長良五十鈴名取鬼怒が発売されています。
    • 五十鈴は機銃配置の考証違い2種類を作り分けられるキット(同じ物2隻を作る事も可能)ですが、改装以前の軽巡洋艦の姿には組めないので注意が必要です。
    • 残りの三隻については『特シリーズ』のパッケージで販売されていますが、内容はウォーターライン脱退前のキットと同一のものとなっています。
川内型

川内型のキットはアオシマとフジミから発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    アオシマ川内3501943年2007年
    0401331933年2008年艦橋前航空機滑走台
    神通3511942年2007年
    0401401933年2008年艦橋前カタパルト
    那珂3201943年4月以降2008年
    0401571933年2008年艦橋前航空機滑走台
    フジミ神通特-1041942年~
    1943年
    2013年内容は1973年発売のものと同じ
    那珂特-1051943年~
    1944年
    2013年内容は1972年発売のものと同じ
  • 概要
    • 3種類ある5500トン型軽巡の最終型です。
  • ”アオシマ”
    • アオシマの川内型は、フジミのウォーターライン脱退後に作られた物で、考証が新しくなっています。
    • また艦橋が航空機の格納庫だった時代を再現した製品もあり、趣味的にも興味深い物となっています。
  • ”フジミ”
    • フジミの神通那珂は、前部魚雷発射管の設置されているウェルデッキを埋め、後部魚雷発射管を四連装にすると、時代設定的には、より実物に近くなります。
    • 『特シリーズ』のパッケージで販売されていますが、内容はウォーターライン脱退前のキットと同一のものとなっています。
夕張型

夕張型のキットはタミヤとピットロードから発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    タミヤ夕張3191944年頃1984年対空兵装強化時
    ピットロード夕張W2221942年頃2021年ソロモン海戦時
    洋上・フルハル選択式
    W2331944年頃2022年最終時
    洋上・フルハル選択式
  • 概要
    • 5500トン型の攻撃力を、より小型の船体で実現した試験的な性格の強い軽巡。
  • ”タミヤ”
    • 夕張はピットロードのキットが発売されるまで、長らくタミヤ1/700のものが唯一のプラモデル製品でした。
    • 発売より時間のたった古いキットで最新の考証にはそぐわない部分もありますが、製品はタミヤらしいシャープなモールドが特徴です。
  • "ピットロード"
    • タミヤ1/700キット発売から37年を経て、2021年5月発売されました。翌年4月には対空兵装強化後の最終時1944年版も発売されました。
阿賀野型

阿賀野型のキットはタミヤとフジミから発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    タミヤ阿賀野3141942年~
    1943年
    1972年
    矢矧3151944年~
    1945年
    1972年対空兵装強化時
    フジミ阿賀野能代特-91竣工時?(阿賀野)
    1944年?(能代)
    2015年阿賀野能代
    コンパチブル仕様
    矢矧酒匂特-921944年2015年矢矧・酒匂
    コンパチブル仕様
    矢矧特-931945年2016年特-92に新金型追加
    エッチングパーツ付属
  • 概要
    • 旧式化していた5500トン型の後継として建造された軽巡。
  • ”タミヤ”
    • 古くから発売されていますが、時代を感じさせないシャープなモールドが魅力で、なおかつ比較的作り易いキットです。
    • 腕に自信のある方は能代阿賀野から、酒匂矢矧からの小改造で作ると良いでしょう。
  • ”フジミ”
    • 2015年に阿賀野型が完全新規金型で発売されました。
    • それぞれ阿賀野能代矢矧酒匂と作りわけられるコンパチブルキットになっています。
    • 選択式故に使用しないパーツが多く出るため(特に阿賀野能代)、腕に自信のある方は、余ったパーツをタミヤのキットに流用してディティールアップするのもいいかもしれません。
    • 2016年には最終時の矢矧が、酒匂専用のパーツの代わりに新規パーツとエッチングパーツをセットにして発売されました。
大淀

大淀

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    アオシマ大淀3531944年
    連合艦隊旗艦時
    2009年
    041711943年
    竣工時
    2008年限定品
    フジミ特-1061944年
    連合艦隊旗艦時
    2014年エッチングパーツ付属
  • 概要
  • 潜水艦隊旗艦として建造された軽巡。
  • ”アオシマ”
    • 近年新規金型で発売し、シャープな成形が魅力の製品となっています。
    • 1943年仕様は現在絶版になっているので、欲しい方は1/700 艦隊これくしょんプラモデルNo.34の大淀のキットでバリエーション再現できるので、そちらを購入するといいでしょう。
  • ”フジミ”
    • 『特シリーズ』のパッケージで販売されていますが、WL時代の製品にエッチングパーツ2枚を追加し、再販した製品となっています。
    • 古いキットのため現在の目で見ると苦しいものがありますが、エッチングパーツ込みで2000円未満で購入できるという点は魅力的です。
    • 大量のエッチングパーツ使用する前提のキットなので、上級者向けキットと言えます。

なお、アオシマの大淀(1944)にフジミ付属のエッチングパーツを流用する場合、そのままでは全く合わない部分が何箇所か出ます。事前の採寸や入念な仮組が重要です。

香取型

香取型のキットはアオシマから発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    アオシマ香取3541942年2011年対空兵装増強後
    鹿島3551944年2011年対空・対潜兵装増強後
    香椎3561942年2011年艤装煙突付き
  • 概要
    • 練習巡洋艦として建造されたのが香取型です。
    • キットはすべて軽巡として活躍していた時代のモデル化になります。
    • 香取型は古くからアオシマが製品化していましたが、2011年に相次いでリニューアルされ、近年の標準的なモールドのキットになりました。
    • 船体規模の割に搭載兵装が多く、また木甲板が採用されている等、とても模型映えする艦です。
Atlanta級

アトランタ級

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    ピットロードオークランドW-101996年絶版
    ドラゴンサンディエゴ70522006年旧ピットロード製
    エッチングパーツ付属
    洋上・フルハル選択式
    ジュノー70661942年2007年
    マッチボックスサンディエゴ401631978年
    Vee Hobby(ヴィー・ホビー)サンディエゴVEEV570121944年2022年洋上モデル
    オークランドVEEE570131945年2024年洋上モデル
  • 概要
    • 水雷戦隊旗艦として計画され、対空火力の高さから機動部隊防空直衛艦として活躍。
  • ”ピットロード”
    • 1980年代に発売されたキットで、当初はアトランタとサンディエゴのキット名で二種類発売されていました。
    • その後部品を追加してオークランドの品名で再版されましたが、金型がドラゴン社に移行したため絶版となりました。
    • 現在でも中古品で入手することは可能です。
  • ”ドラゴン”
    • ピットロード社から金型が移行して生産されるようになりました。
    • 自社製の他の艦船キットの武装等のパーツを同梱して使用するようになっています。
    • レーダーや手すり等のエッチングパーツが付属しています。
    • 船体下部のパーツが追加され、洋上・フルハル選択式になりました。
    • 日本での流通が少なく、なかなか再版されないため、入手が困難です。
  • ”マッチボックス”
    • 同社独自のキットで、上記ピットロード系とは別の内容です
    • 今となっては全体的な古さは否めませんが、船体の再現度はドラゴン(旧ピットロード)製より良好という評価もあります。
  • "Vee Hobby(ヴィー・ホビー)"
    • 中国の新興メーカー「ヴィー・ホビー」から完全新金型のプラキットとしてアトランタ級軽巡がラインナップに加わりました。
    • 3番艦サンディエゴを皮切りに、1番艦アトランタ他も予定しているとのこと。
Town級

タウン級

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    トランペッターベルファスト067011942年2022年第3グループ
    067021959年2023年第3グループ
    最終改装後
  • 概要
  • 日本の最上型、アメリカのブルックリン級に対抗して建造されたイギリスの大型軽巡洋艦。設計変更により三つのグループに分けられます。
  • 2022年の時点では実装されているシェフィールドのインジェクションキットは発売されていません(レジンキャストキットのみ存在します)。
  • ”トランペッター”
    • 予告開始から数年を経て、ベルファストが発売されることになりました。
    • 同艦はタウン級の第3グループに該当し、記念艦として現存していることもあり他のスケールでは古くからキット化されていましたが、1/700では初めてとなります。
    • まずは大戦中の姿で、続いて大戦後に改装された状態も発売されました。

なお、シェフィールドとベルファストは建造グループが異なるため上部構造物レイアウトに大きな差があり、改造するにはかなりの高難易度が予想されます。
引き続きタウン級のさらなるインジェクションキット展開が望まれます。

St. Louis級

セント・ルイス級

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    Vee Hobbyヘレナ1942年2024年発売予定
  • 概要
    • 日本の最上型に対抗して建造されたアメリカの大型軽巡洋艦であるブルックリン級の小改造版。
    • 単装高角砲から連装両用砲への変更などが相違点となっています。
  • ”Vee Hobby”
    • アメリカの軽巡洋艦が充実しつつある同社のラインナップに、ついにセント・ルイス級が登場。待望のインジェクションキット化です。
    • ゲームにも実装されているヘレナからの発売で、日本艦隊と死闘を繰り広げた1942年時の姿となり、ボックスアートも夜戦での砲撃戦が描かれています。

なお、前級となるブルックリン級は未発売ですが、バリエーション展開が期待されます。

『重巡洋艦』

重巡洋艦はウォーターラインのものがおススメです。
すべてのキットがリニューアルされており、どの艦もある程度実艦を忠実に再現されています。
ただリニューアルの早かったキットは少々あっさりしている感じです。
型にもよりますが部品数はやや多めになるので初心者の方は注意してください。
ある程度慣れてきたらより精密なフジミのキットに乗り換えるのも手でしょう。
初心者の方におススメなのは比較的パーツが少なめなハセガワの古鷹型、青葉型、タミヤの最上型でしょうか。
プリンツ・オイゲンは、Admiral Hipper級を。タスカルーサはNew Orleans級の項目を参照ください。

各キットの簡単な解説

古鷹型

古鷹型重巡のキットはハセガワのみが発売しています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    ハセガワ古鷹3451941年~1942年2007年
    加古346
  • 概要
    • 近年のリニューアル製品であるためディテール表現は十分です。
    • 青葉型と準同型艦ですが、船体や甲板は専用の部品で再現されています。
    • 初期の重巡ということもありパーツ数は少なめなので初心者の方でも手の出しやすいキットです。
青葉型

青葉型重巡のキットはハセガワのみが発売しています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    ハセガワ青葉3471944年~1945年2007年
    衣笠3481941年~1942年
  • 概要
    • 古鷹型と準同型艦ですが、船体や甲板は専用の部品で再現されています。
    • 改古鷹型ということでパーツ数も増えていますが、それでも重巡の中では少ない部類です。
    • 初心者の方が最初に作る重巡としてもおススメのキットです。

青葉(No.347)、衣笠(No.348)は二種類のパッケージが市場に出回ってますが、中身に違いはありません。

妙高型

妙高型重巡のキットはハセガワとフジミより発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    ハセガワ妙高333第二次改装時(開戦時)
    ~最終時
    2000年
    那智334
    羽黒3352001年
    足柄336
    フジミ妙高特-07第二次改装時(開戦時)
    ~最終時
    2005年
    那智特-082004年
    羽黒特-092005年
    足柄特-102005年
  • 概要
    両社のキットにほとんど差異はありません。
  • ”ハセガワ”
    • ウォーターラインシリーズ極初期に発売されたキットの完全リニューアルキットです。
    • フジミ製と比べると力強いシルエットが特徴です。
    • 現在フジミ製には入っていないバラストが付属しているので、船体の反りは抑えられています。
  • ”フジミ”
    • 特シリーズ初期のキットということもあり、現在のような超絶ディテールではなくWLシリーズに近い仕様になっています。
    • 後発ということもあり、実艦の再現度はフジミの方が若干高くなっています。
    • ポリキャップ内蔵式の砲塔回転ギミック付きです。
高雄型

高雄型重巡のキットはアオシマ、フジミ、ピットロードより発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    アオシマ高雄3371944年2001年
    1942年
    インド洋作戦時
    2001年限定版
    愛宕3381942年2001年
    1944年
    レイテ沖海戦時
    2001年限定版
    摩耶3391944年
    マリアナ沖海戦時
    2001年
    1944年
    レイテ沖海戦時
    2013年米国潜水艦デイス付属(タミヤ製)
    一部新規パーツ
    鳥海3401942年
    第一次ソロモン海戦時
    2001年
    1944年
    レイテ沖海戦時
    2001年
    フジミ高雄特-451944年2011年
    愛宕特-801944年2013年
    摩耶特-681944年2012年
    鳥海特-841942年2014年
    ピットロード高雄W541942年2000年
    W571944年
    愛宕W551941年2001年
    摩耶W581944年2001年
    鳥海W59開戦時~最終時2001年
  • 概要
    初心者の方はアオシマのキットを選ぶといいでしょう。
  • ”アオシマ”
    • 細かなディティールを排除した分パーツ数を少なく押さえた作りやすいキットです。
  • ”フジミ”
  • 精密且つおおむね正確なキットですがかなりの量のパーツがあり、上級者向けです。
  • 中でも鳥海は船体のモールドを削ってエッチングパーツで置き換える加工が必要な為、注意が必要です。
  • ”ピットロード”
    • ピットロードのキットは精密さが売りですが、当時から実艦との違いが多々あると指摘されています。
最上型

最上型重巡のキットはタミヤとフジミより発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    タミヤ最上3411944年2002年航空巡洋艦
    3591941年~1942年2015年軽巡洋艦時
    三隈3421941年~1942年2002年
    鈴谷3431941年~1942年2003年
    熊野3441937年~1939年2003年軽巡洋艦時
    フジミ最上特-731944年2012年航空巡洋艦時
    特-691941年~1942年2019年軽巡洋艦時
    三隈特-70舷外電路用エッチングパーツ付
    鈴谷特-271944年2019年捷一号作戦時
    特-191942年2020年5月予定
    熊野特-651944年2019年捷一号作戦時
    特-201942年2020年5月予定
  • 概要
    • 後に主砲を換装することを前提に設計された巡洋艦です。
    • そのため、書類上はあくまで軽巡(二等巡洋艦)であり、名前も軽巡の命名基準である川の名前が付いています。
    • ゲームではすべて航空巡洋艦に改装できますが、史実では最上のみです。
    • 鈴谷熊野は最上で判明した不具合などを改良した艦で、改最上型とも言われます。
  • ”タミヤ”
    • 4隻全てに加えて、軽巡洋艦時の最上も発売されています。
    • パーツ数もさほど多くなく作りやすいキットです。
    • 熊野のキットは軽巡時代の設定なので、重巡時代にしたい場合は鈴谷のキットを組むと良いでしょう。
    • 逆に三隈を軽巡にするには、新しく発売になった最上(軽巡時)のキットを組むと良いでしょう。
    • 艦これ設定で三隈鈴谷熊野を航空巡洋艦に改造する場合も、同様に最上の飛行甲板部品を取り寄せるのがオススメです。   
    • ただし鈴谷熊野は船体断面が最上三隈と少々異なるので、飛行甲板の取り付けには加工が必要です。
    • なお、航空巡洋艦最上(341)はシェルター甲板が滑り止め鉄甲板仕様となっていますが、改装時点ではリノリウム張りだったという説が現在は有力です。
    • リノリウム張り仕様とするには甲板の滑り止めモールドを削る必要があり、最終時仕様とするには航空甲板後端部に機銃座を追加する必要があります。どちらも比較的手間のかかる改造になります。
  • ”フジミ”
    • 特-73最上はおなじみの超絶ディティール&パーツ数のキットで上級者向けとなっています。
    • シェルター甲板はリノリウム張りで、現在主流の考証に沿った仕様となっています。
    • モールドは素晴らしいのですが、全体的に高さ方向のスケールがおかしいと指摘されています。また航空甲板脇の機銃座の位置も間違っています。
    • いずれも修正は非常に困難なので、他艦と並べて鑑賞するならばタミヤの方が無難でしょう。
    • 軽巡洋艦時の最上が一部新金型で発売されています。
    • 三隈も発売予定となっており、専用の舷外電路用のエッチングパーツが付属となっています。
    • 鈴谷熊野も発売発売され、最終状態である捷一号作戦時の姿を再現しています。
    • 史実では航空巡洋艦への改装はされておらず、重巡洋艦の姿となります。
    • 最上との船体形状の差だけでなく、鈴谷と熊野の間の相違点も再現されています。
利根型

利根型重巡のキットはアオシマとフジミより発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    アオシマ利根3311944年1993年
    1944年2000年限定版
    エッチングパーツ付属
    1944年2009年限定版
    真鍮砲身・エッチングパーツ付属
    筑摩3321944年1993年
    1941年限定版
    エッチングパーツ付属
    フジミ利根特-301944年
    レイテ沖海戦時
    2010年
    特-441945年
    最終時
    2010年
    特-511944年
    レイテ沖海戦時
    2020年予定2ピース機銃付き
    筑摩特-401944年
    レイテ沖海戦時
    2010年
  • 概要
  • ”アオシマ”
    • フジミ脱退後の埋め合わせとして発売されたキットです。
    • リニューアル初期のものということもあり、モールド抑えめのキットとなっています。
    • 目立つ箇所では魚雷発射管まわりのディティールが省略されています
    • パーツ数はフジミ製の半分程度となっており、比較的組みやすいキットです。
  • ”フジミ”
    • 超絶ディティール&パーツ数のキットであり上級者向けです。
    • 最近の特シリーズと比べるとパーツの一体化が進んでおらず必要以上に分割されているので、パーツの破損や紛失には注意してください。
    • パーツが細かすぎる故に純正エッチングパーツを全て組み込むのは、熟練モデラーでなければ非常に困難です。
Admiral Hipper級

アドミラル・ヒッパー級はタミヤとピットロードより発売されています。

  • 概要
  • "タミヤ"
    • タミヤ製らしいシャープで、比較的組みやすいキットとなっています。
    • ただし後部マストが説明書通りに組んでも貫通しないなど、タミヤ製としては難ありのキットとなっています。
    • 迷彩の塗装資料が少なく、デカールやガイドラインが無いのも難点です。
    • 組みやすさと入手の容易さではタミヤ製に軍配が上がります。
  • "ピットロード"
    • キットは中国のトランぺッター社製です。
    • 精密さが売りの上級者向けキットとなっています。
    • タミヤ製でも後部マストの問題点が上がっていますが、このキットの後部マストは細すぎて破損しやすいので、組み立てにストレスを感じるかもしれません。
  • 補足
    • ドイツレベルから1/720スケールでヒッパー級各艦がリリースされています。世に出たのは半世紀以上前という古強者です。
    • 部品の合いは悪く金型も酷くくたびれているため、「昔のプラモの雰囲気に浸る」以外の目的で製作するのはおすすめできません。
    • 但し、製作年代を考慮すれば相応の出来栄えと言えるキットではあります。
New Orleans級

ニューオーリンズ級はピットロードとトランぺッターより発売されています。

  • 主なキット
    メーカー艦名キットNo.キット仕様発売年備考
    ピットロードニューオリンズW1131942年2008年洋上/フルハル選択可
    アストリアw1141942年2008年洋上/フルハル選択可
    ミネアポリスw1951942年2017年洋上/フルハル選択可
    サンフランシスコw1161942年2009年洋上/フルハル選択可
    w1271944年2010年洋上/フルハル選択可
    クインシーw1201942年2009年洋上/フルハル選択可
    ヴィンセンスw2181942年2018年洋上/フルハル選択可
    トランぺッターニューオリンズ057421942年洋上/フルハル選択可
    アストリア057431942年洋上/フルハル選択可
    ミネアポリス057441942年洋上/フルハル選択可
    タスカルーサ057451942年洋上/フルハル選択可
    サンフランシスコ057461942年洋上/フルハル選択可
    057471944年洋上/フルハル選択可
    クインシー057481942年洋上/フルハル選択可
    ヴィンセンス057491942年洋上/フルハル選択可
  • 概要
  • ”ピットロード”
    • 実装されたタスカルーサ以外の、太平洋戦線で活躍した6隻を発売しています。下記トランぺッター社のOEM製品です。
  • ”トランぺッター”
    • 4番艦タスカルーサ含むニューオーリンズ級重巡の全7姉妹をキット化しています。