おすすめゲーム

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「艦娘さんが入浴中、なんかヒマだなー」ってな時には、艦娘さん(本物)が出てくるゲームを遊ぼう!

ってなことで作ったこのページ、提督諸兄のおすすめゲームなどありましたら、ぜひ 追加してみてね!
注:ゲームの最中にゲームをするなんて不健康極まりないので、こまめに休憩しましょう。

『提督の決断シリーズ』

発売年:1989年(初代) 1993年(II) 1996年(III) 2001年(IV)
発売元:光栄
対応機種:PC、PS、PS2など(詳しくはWikipedia等へ)
太平洋戦争(第二次世界大戦)をモデルとした海戦シミュレーションゲーム。プレイヤーは連合艦隊司令長官(日本)、若しくは太平洋艦隊司令長官(アメリカ)となり、太平洋戦争を戦い抜くことになる*1
大和型、金剛型、大鳳などの帝国海軍艦は勿論、PoWやビスマルクなど史実に登場した連合・枢軸の艦艇・航空機が多数登場する。
そして自分が設計した「俺の考えた最強の軍艦」を作り、艦隊を編成できるというロマンも実装済み。さらには航空機設計も可能。
ゲーム終盤では51cm砲やガスタービン、果てはステルス機やデコイ、CIWS、チャフとかの現代兵器まで使える。
(一部兵器は別売りソフトのパワーアップキットが必要)
赤城さんにアングルド・デッキを装備させ、摩耶様にCIWSを積み、震電改に誘導爆弾を装備させるなどロマンを存分に楽しむといいだろう。
なおIII・IVでは空母に大砲も詰める*2

また初代とIIでは陸軍との折衝が存在し、「陸軍としては海軍の提案には反対である」の台詞は一部の人に有名だ。
(そのためか、このゲームにおいての最大の敵は陸軍と予算という、なんともリアルなゲームになっている)
III以降ではこの要素はなくなったので、シリーズ初心者の方にはIIIをお勧めする。
(が、発売時が古いためIIIはxp以降では色バケして動作しない。PC版をプレイするなら二束三文ですっ転がってる
「Windows2000がギリギリ動くPC-9821」か「PowerPC時代のMac」を入手するのが手っ取り早い*3)

特にIV(PS2版)のグラフィックの良さは必見だ。島に艦隊が引っかかって大渋滞を起こす様も必見だ!
ただしIVはIIIまでと若干毛色が違うのでその点は注意である。

現在(2017年)時点では対応するPCもないため、Xp以前のPCを使うか、まだ手に入れやすいPS2の本体を手に入れてPSソフト(ⅣはPS2)を中古で購入しプレイするしかない。

またミニゲームはミッドウェーやレイテなど主要海戦の指揮をとることができ史実の仇をうつこともできる。
特に最後に登場する坊の岬沖海戦では当時の米軍機動部隊の恐ろしさを見ることができるが、提督の努力次第で坊ノ岬沖から大反撃する帝国海軍が見られる。

米軍でもプレイできるので米帝プレイを心置きなく楽しむのも良い。ただし序盤は低速低火力戦艦群に雷撃力に速力も低い駆逐艦など苦労する所も多いので油断は禁物。
なお、ドイツ・イギリスがプレイヤー陣営になれるのはIVのみ。特にドイツ軍プレイは理不尽にもほどがある。
枢軸・連合も任意に設定出来るので日・英VS独・米や日本単独プレーなど楽しみ方は色々。ドイツ単独プレーはある意味おすすめ・・・

『提督の決断Ⅲ』

発売年:1996年
発売元:光栄
対応機種:PC、PS
上記『提督の決断シリーズ』でも特に人気の高いⅢについて記述する。Ⅳ以降新シリーズがリリースされていない同シリーズで、毛並みが違うⅣを除いて最も戦略性が高く、PS版なら現在(2017年)でも中古屋などで手に入れやすく、プレイする事も可能である。

本作ではプレイヤーは連合艦隊司令長官(日本)、もしくは太平洋艦隊司令長官(アメリカ)となり、最大10個の艦隊を編成して自勢力の勝利を目指す。
艦隊は

『鋼鉄の咆哮シリーズ』

発売年:2000年(WSC1) 2001年(PS2版WSC1) 2002年(WSC2) 2003年(WSG1) 2003年(WSC2EK) 2004年(WSC3、PS2版WSC2) 2006年(WSG2) 2009年(WSG2P)
発売元:光栄(原作Windowsの開発はマイクロキャビン、PlayStation2版は光栄でWSC2まではマイクロキャビンは開発協力。WSG2以降は光栄のみでマイクロキャビンは原作クレジットのみ。)

「くろがねのほうこう」と読む。海戦アクション+軍艦設計シミュレーション。公式には「戦艦アクションゲーム」。
今日における操作可能な艦船ゲームの始祖、先駆けとも言える存在であり、同じくマイクロキャビンが過去に開発したシミュレーションゲーム「紺碧の艦隊2」をベースにしている。
見下ろし2D視点で艦隊行動を行うウォーシップコマンダー(WSC)と、TPS視点でアクション性の高いウォーシップガンナー(WSG)がある。
自分で艦を操りつつ陸海空の敵の大群を蹴散らしてマップをクリアしていき、時折遭遇する「超兵器」と呼ばれるトンデモ兵器(ようはボス)を撃破するという基本的なストーリー傾向は全作でほぼ共通。
自艦の駆逐艦1隻で敵の大艦隊を真正面からぶっ飛ばすことも可能で、発売元が同じ某有名ゲームに倣って「軍艦無双」とも言えるシリーズ。

両シリーズの特徴である基本システムとして、好きなパーツで直感的に自由に艦艇を組み上げられる設計システム「ヒラガHLG」を実装している。浪漫。
序盤は敵味方ともに二次大戦期の日米英独の兵器が登場する(シリーズによってはソ連や仏の兵器も登場する)
ゲームが進むにつれてミサイルやCIWS、艦載ジェット機やイージスシステムなどの現用兵器・装備、
さらに進むと100cm砲、432mmガトリング砲などの規格外兵器、エネルギー兵器や核融合炉、波動砲やドリル戦艦など近未来・SF的な超兵器が登場していく。
果てはナマモノ兵器もあるよ!にゃんこビームをくらえ!
アヒルが波動砲を乱射してくるゲームなど、世界中探してもこのゲームだけであろう・・・かすっただけでゲームオーバー!
艦艇を史実通りに再現するもよし、幻の未完成艦を完成させるもよし、
島風も真っ青の100ktを出せる超高速艦で敵を翻弄するもよし、レールガンやら波動砲やらを満載した最凶戦艦で蹂躙するもよし。100cm砲は絶対載せるべき。
一部艦艇については完成キットやレア設計図として入手する事で手軽に再現が可能な上に、
その設計をベースに中身を最新鋭武装に入れ替えるような改造も簡単に出来る。
また、WSCの2以降では最大3隻まで従属艦を引き連れて出撃可能、例えば金剛型4隻で出撃なんて事も可能である。
WSC2EKでは航空機以外にも小型の攻撃艇、WSC3では揚陸艇まで搭載可能
WSC3においてはプレイヤーを含め最大16隻の艦船で出撃可能の他、航空機設計まで可能となっている。
隠しモードに加えて、パロディやバカゲー要素も揃っているので、攻略上の難易度はともかくとして様々な楽しみ方が可能。
とかく、架空戦記・ゲーム的なウソにツッコミを入れるのはこのシリーズでは無粋というもの。たとえ大和型の大群が荷電粒子砲をぶっ放してきても。

WSC1とWSC2はPC版とPS2版があるが、前者は細かいシステム、後者は内容が全く違うので注意(PC版の方がやり込み要素が圧倒的に多い)
WSG2はPS2版の他、修正及び難易度の強化や追加要素を加えたPSP版がある。難易度に関しては賛否両論だが。
またWSGには『亡国のイージス』とコラボした番外編『亡国のイージス2035~ウォーシップガンナー~』がある。
こちらは現用艦艇が主役なので、初期装備にミサイルがある代わりに強制的に駆逐艦プレイだったりする。
あまりやり過ぎると艦娘たちが被弾した時に副長の声が聞こえる気がするという弊害がある…かも知れない。甘美に被弾!

なお、2020年現在再販されていないため、特にPC版の入手は非常に困難である。中古市場で取引されてはいるものの、そのお値段は数万円単位まで跳ね上がっている。昨今の艦艇ブームに乗ってぜひ再販して欲しい。
なおPC版はWindows10だとそのままでは起動しないので、ゲームを起動するには軽い下準備が必要である。
WSG2ならば現在もPSP版がDLで販売中。vita及びvita TVでもプレイできる。敵艦隊ヲ、撃沈セヨ―
Storeで検索する際の注意点として、「コーエーテクモ the Best WARSHIP GUNNER 2 PORTABLE」までがタイトル名となっているため「ウォーシップガンナー」とカナで入力してもヒットしない。「コーエーテクモ the Best」もしくは「コーエーテクモ」で検索すること。

余談だが鋼鉄の咆哮にも「超重力砲」という兵器が登場する(某漫画の兵器とは全くの別物)
「ピッピリピー ハイジョー ホンハー ハイホーヘンヘー」は正しくは「着々 戦果を 拡張中なり」である

『1943 ミッドウェイ海戦』

発売年:1987年(アーケード版)
発売元:CAPCOM
その名の通りミッドウェー海戦を題材とした縦スクロールシューティングゲーム。
元々はアーケードゲームだが、ファミコンを始めとしてSS、PS、PS2、PSPに移植されている他、PS3やXBox360、iosでもDLソフトとして配信されている。STGに力を入れているゲームセンターでは、現在でもアーケード版が稼働していることもある。

米軍のP-38を操り、ミッドウェーに展開した大日本帝国海軍を撃破していくというものであり、ボスとしておなじみの艦艇が多々登場。最終面では本気になった大和の恐ろしさを体感できる*4トウタク? 知らない子ですね……。

反面、昔のゲームという事もあって軍事的なリアリティは突っ込みどころが多い。
4大空母はそれなりに作り込まれてるものの、本来陸軍の戦闘機であるP-38が空母*5に艦載されていたり、なぜか「利根」と呼ばれる艦の砲配置が違ってたり*6、あんまり海戦に出番が無かった伊勢型、扶桑型などが登場したりと。そもそも裏の看板ボスである亜也虎*7に至っては超兵器すぎ、そもそもミッドウェー海戦があったのは1942年だったり*8と突っ込みどころも満載。

しかし、ゲームシステムや演出への評価は高く、難易度も(大和面以外は)そこまで高くはないため、余り深い事は考えずにお気に入りの彼女とドンパチしたい方にはお勧めである。こういうゲームなので艦これの二次創作でもネタにされやすい…

 攻撃目標
  大 和
 健闘ヲ祈ル

余談だが、続編の『1941 COUNTER ATTACK』ではビスマルクが出演している。

『IL-2 STURMOVIK』

発売年:2001年(初代)2007年(IL-2 Sturmovik 1946)
発売元:Ubisoft
タイトル名は旧ソ連の傑作地上攻撃機「シュトルモヴィク(ロシア語発音シュトゥルマヴィーク)」より来ている。第2次世界大戦機(独ソ戦)を中心に、戦闘機・攻撃機・爆撃機など、
当時の戦線に登場した数多くの機体を収録したコンバットフライトシミュレーターで、前記『蒼の英雄』もこのゲームを母体にしている。
本格PCフライトシムだけあって、その機体収録数とフライトのリアルさはかなりのもの。
フライトスティックがなくてもパッドコントローラー(箱コンなど)があればすぐプレイでき、難易度をかなり低めにすることでエースコンバットのような飛行感覚でのプレイも出来る。
発売が12年前と古いゲームだが、今でも公式アップデートやMODが公開され続けているほど息が長い。Mod収録機はWW1時代の複葉機から現用ジェット機までと多岐に渡る。
第一作はタイトル通り、独ソ戦をテーマにしているが、車輌類や艦艇も充実している。
 後継作「Pacific Fighters」では太平洋戦争を描き、日米を主軸に様々な航空機が登場!
もちろん艦艇も追加され、赤城と翔鶴が元から実装されている他、ちとちよ姉妹や祥鳳・瑞鳳姉妹などの軽空母MODまでもが公開されており、彼女たちの狭くて平べったい甲板を離着艦するのも楽しい。
 フルミッションビルダーで艦隊決戦を行わせたり、航空機操縦をAIに任せて見物することも可能。
 赤城とレキシントンの20cm砲での殴りあいを見物したりもできる。

購入を検討される場合、シリーズ集大成で過去全ての拡張パックやアップデートを含んだ
 『IL-2 Sturmovik 1946』(2007年7月発売)以外選択肢がない(これ以前のタイトルではマルチプレイサーバーへ接続できない)。
 海外ゲームなのでとっつきにくく感じるかも知れないが、有志による詳細な日本語wikiがあるので、やる気さえあればゲーム導入は難しくない。コントローラー等での操作も可能で、フライトスティックは必須というわけではないが、操作精度が段違いで、特に繊細な操作が要求される高難易度設定になるほどフライトスティックが必要になってくる
ベースが古いゲームなのでそれほど高いマシンスペックを求めていないのもポイント。
(ただし、大量のMOD導入や航空機数百機によるリアル真珠湾攻撃などの大規模ミッションの作成を行うと、とんでもないことになるのでその点は注意)

ニコニコ動画で艦これの戦闘を再現したものがあるが、あれは必見である。ちなみに、MOD関連と
フルミッションビルダーに慣れれば、ゲーム一本で映画級のプレイ動画も作成可能だ。
参考動画:艦隊これくしょん/リアル劇場
       艦隊これくしょん/リアル劇場 キス島撤退作戦
(注)IL-2以外にMMD要素あり。

『蒼の英雄-BIRDS of STEEL-』

発売年:2012年
発売元:KONAMI(開発はロシアのGaijin Entertainment)
上記の『IL-2 STURMOVIK』を家庭用に調整して移植したゲーム。
第二次世界大戦を舞台にしたフライトシミュレーター。PS3とXbox360にて発売(DL版もあり)
実機の再現が売りなので操縦は難しいが、アシスト付きの簡単操作モードもあるので、マニア以外も気軽に楽しめる。
艦これに登場するうちでは、零戦各型、九九艦爆と九七艦攻が登場。艦これでも御馴染みの機体に乗って、空戦したり雷撃したりが楽しめる。
ついでに、戦闘フェイズで行われる制空権争いや航空攻撃の実風景がよくわかる、もとい痛感できる。
試しに九七艦攻かなんかで米艦相手に挑んでみると、その厳しい迎撃であっという間に落されることもザラ。
艦娘の対空の値を見る目が変わるかもしれない。
艦船は基本的に名無しだが、キャンペーンモードの空母はちゃんと名前付きで区別されていて、発着艦も可能。
翔鶴・瑞鶴姉妹と飛龍が登場するので、彼女達の飛行甲板に飛び込みたいと常々思う提督諸君は是非着艦に挑戦してみよう。

『War Thunder』

発売年:2012年
発売元:Gaijin Entertainment
上記の『蒼の英雄-BIRDS of STEEL-』を製作したGaijin EntertainmentによるPC向け基本プレイ無料のオンラインゲーム。
同じ開発元であるからか、様々な面が非常によく似ている。というよりほぼそのままである。
『青の英雄』とは違い、オンラインプレイが基本で、シングルプレイはオマケ程度。
しかしながら『青の英雄』の内容の内、ダイナミックキャンペーンがほぼそのまま移植されている上
課金パックを購入すれば、ヒストルカルキャンペーンが遊べる。
簡単に言えば、『青の英雄』をPC向けに移植し、オンライン部分を発展させた内容となっている。
登場する航空機はもちろん前作から大幅増加。ゼロ戦は一一型~五二型乙まで、更に烈風に震電、局地戦闘機も雷電、紫電シリーズの大半を網羅しており、
艦爆・艦攻もあるので、海戦で九九式艦爆に九七式艦攻、彗星、流星を使ってLet's対艦攻撃!
陸軍機も皆大好き隼、若干マイナーな鐘馗、和制メッサー事飛燕に大東亜決戦機疾風や五式戦も揃っている。
戦闘もUFO機動で気楽にできるアーケードバトル(AB)、シミュレータとアーケードの間くらいのリアルさを体験できるリアリスティックバトル(RB)、フライトスティック推奨のシミュレーターバトル(SB)と
初心者からフライトシミュ経験者まで満足させてくれる幅広さを誇る。

このゲームでも加賀、赤城、蒼龍、瑞鶴が登場するが、航空機とサイズを比べると鳳翔と同じ程度の大きさになっている。 これは誤りで実際はほぼ正確な大きさである。
その他海軍艦艇も居るので、見つけたら何型か予想してみるのも面白いかも知れない。
目を凝らし知識を総動員して嫁探しするも見つからない悲しさもあるが……。
公式ページは日本語化されていないが、ゲームそのものは(完全ではないものの)日本語化されており、
公式フォーラムも日本語用のものが用意されており、運営陣も日本語で対応してくれる。
アカウントさえ登録できれば英語がわからなくてもプレイできるはずだ。
2019年8月現在海軍はβテスト中であり、有料のNaval Packを購入するか、専用タスクを完了させないとプレイできない。
初期段階では魚雷艇のみの予定だったが、現在では吹雪型、夕雲型が実装されており巡洋艦も次々と実装されている。
戦艦、空母は現時点では実装の予定は無し。(何度か実装の予定が無いと言われた戦車や航空機が実装されたこともあるので無いとは言い切れない)

余談だが、某国のプレイヤーが公式に対して旭日旗を削除しろと文句を言った後のアップデートで、ガレージにデカデカと旭日旗の垂れ幕が飾られたそうな(いいぞ、もっとやれ)


2016年7月15日、DMM GAMESより日本向けサービスの配信が発表された。8月11日よりサービス開始。
DMMアカウントがあれば登録できるので興味のある提督たちは当時の戦いの中に身を投じてみてはどうだろうか。


2016年12月21日、βテストを経て遂に当初実装が絶望視されていた日本陸軍が参戦。
装備にも登場したカミ車や89式戦車も使えるので、それらの車両でも思う存分ボコボコにされる暴れまくれる事もできる。


2017年4月、正式にPS4での日本語サービスが開始。(それまでは北米アカウントが必要だったので始める為の手続きがかなり大変だった。)こちらでは課金機体等が入っている状態での販売を行っている。

2019年6月、ついに大日本帝國海軍が本実装。ver.タイトルも「Imperial navy(帝國海軍)」。本ゲーム初の重巡洋艦として加古、古鷹が実装された。
艦これ登場艦艇としては、次の艦艇が登場している。睦月型(改装後)、吹雪型(綾波型)、夕雲型(夕雲、清霜)、秋月型、球磨型(モデルは多摩)、阿賀野型、古鷹型(古鷹は改装後、加古は改装前の単装砲装備)
「ちなみに球磨型は公式からfighting bear(戦うクマ)と言われたクマー」「けどモデルは多摩なのにゃー」「どっちだキ…キソー!」
そして2019年現在実施中のイベントでタスクを必要数消化(課金による突破も化)すると、夕立が手に入る。
Warthunderの日本運営ツイッターで「ランクⅢの夜戦が得意な駆逐艦ぽい!」って言われたっぽい。ちなみにそれを見たユーザーさん達の反応は「どっちもDMMだからね」で割と納得してたっぽい。
そして英語版のツイッターのリプ欄も似たような感じだったっぽい。

海外艦はフレッチャー級とタシュケントがそれぞれの国で開発可能な艦艇として実装されている。また、イギリスではジャービスの準同型艦であるN級駆逐艦を開発できる。2019年8月現在次回アップデートにてプリンツ・オイゲンのネームシップであるアドミラル・ヒッパーも実装される。

※年齢制限に関しては艦これと違って13歳以上であればプレイ可能との事

『Battlefield1942(BF1942)』

発売年:2002年
発売元:エレクトロニックアーツ(開発はDICE)
 第二次大戦時の世界中にある22の戦場をモチーフにしたマップを
1兵士となって戦い抜くオンラインFPSゲーム(オフラインモードもあるが、自分以外の兵士すべてをAIが操る中でオンラインと同じマップで遊ぶという、実質マップの下見やソロ練習用のおまけ)。
2017年現在でもオンラインプレイヤーは平日でも40/64程度は居る。
プラットフォームはWindowsXP/2000/ME/98 (vista以降でも互換モードで動作は可能)
 コンシューマ版としてリメイクされた『BF1943』が2009年に発売(PC版は当初アナウンスされたが未発売)。
 もちろん我らが大日本帝國陸海軍も登場する。
FPSにしては革命的で、ジープ、戦車や戦闘機といった乗り物から潜水艦や戦艦までを操ることが出来る上、
64人対戦という大人数プレイは当時のFPS界隈に衝撃をもたらした(現在は非公式パッチで256人までプレイ可能になった)。
日本側は初月、翔鶴や大和などの艦船に零戦、九九艦爆などの兵器を扱える。陸軍兵器も多数登場。
ただしゲーム性重視のために軍事考証がかなり緩く、「なぜこの時の○軍にこの兵器があるんだ?」というツッコミは野暮である。例えば、なぜか日本軍の潜水艦がUボートである。
こうした不満点を解決するべく世界中の有志がModと呼ばれる改造ゲーム(改造ツールは公式で配布された)を製作し、「Forgotten Hope」「BattleGroup42」「Desert Combat」と言ったリアル要素を追加した物が幾つも制作された。
同シリーズの続編は近年ではもっぱら現代戦だが、一方で初代である1942のModを製作し続ける職人も健在で、今なお新しい戦場や兵器が生まれている。
 
 日本でもMod製作は盛んで、モビルスーツ、ウィッチーズ、最終兵器ちせを操作できるModなど数多く存在する
 おふざけで作られた「サッカーmod」ではサッカーをはじめ野球・テニス・剣道・バスケ・将棋・麻雀等ができ(結構本格的)、大洗エンブレムの入ったガルパン仕様のIV号戦車も出てきます。(性能は無印と変わらず)
 
「艦これ」Modの可能性も存在しているが、DMMのガイドラインにより「ゲームとして遊べる」本格的なものは登場していない。
 ついに艦これの音声Modが完成しました!
 実際に吹雪を操作できるModも登場しました(ただし撮影特化・解説がニコニコ動画にあります)
リアル寄り調整を施したMod 「Forgotten Hope」 に日本人マニアのチームが改良を加えた 「Forgotten Hope Secret Weapon(フォーガットゥン・ホープ シークレット・ウェポン)」以下FHSWでは 艦これで有名になった艦船が数多く追加され、真珠湾攻撃、ミッドウェイ艦隊戦、珊瑚海海戦、マレー沖海戦、レイテ沖海戦、ブーゲンビル航空戦、ソロモン海戦、呉軍港空襲、あ号作戦、菊水作戦(航空機)、坊ノ岬沖海戦(大和特攻)、欧州戦線での北海護衛船団やドイツ艦隊とイギリス艦隊が対決するライン演習作戦など本格的な艦隊戦や対艦航空戦が最大64人で楽しめる
ちなみにこのMOD、2018年7月現在でも開発が続いている。

艦これファンが技術を結集して作ったマップ 「レイテ沖海戦 Day2」 では、艦これでお馴染みの艦船が大集合して暁の水平線を背景に 大艦隊戦を 楽しむことが出来、現在も改良中である。このマップのためだけに開発された、航跡、水柱や砲弾エフェクト等は、元が15年前のゲームとは思えず一見の価値あり。
15年前のゲームがいまだにオンラインゲームとして残っていることが実績の証明でもある。

中でも有名なMODがFHSWである。(レイテ沖海戦day2もFHSWのマップ。)
なんとmap数は180種類以上あり、東部戦線から太平洋戦線他広大な戦場をモチーフにしている。
FHSWの詳しい解説はニコニコ大百科の方が詳しく書いてある。
今FHSWに実装されている艦は、艦名だけ変更して全艦実装済み:陽炎型、秋月型、吹雪型、最上型(20.3cm)(最上は航巡モデル有)、翔鶴型(モデル変更により史実に近い形に)、矢矧型、伊勢型(航空戦艦ver)、金剛型戦艦。
単艦実装:赤城、加賀、蒼龍、飛龍(モデル変更により史実に近い形に。副砲の20cm砲も完備)、大淀、大和、武蔵(武装が大和と異なる)、摩耶(対空巡洋艦。調整中)伊58、大発(艦に搭載されてたり桟橋に置いてあったりする。八九式戦車やテケ車を載せたタイプもある)。
航空機は零戦(21,32,22甲,52乙,54,64)、隼(I,II)飛燕(マウザー砲搭載型)、疾風、紫電、震電、九九艦爆、天山、流星、彗星(二式艦偵ver有)、一式陸攻、九七艦攻、瑞雲、二式水戦、二式飛行艇、零式観測機など。

この他に多くの陸軍や航空隊、他国軍の兵器があるが、艦これの内容とは離れるので割愛する。
BF1942はアンロック機能や課金要素が無いので初心者から古参兵までこれらの兵器を扱える
航空機、軍艦、戦車、歩兵が一斉に戦う戦場に魅了されることはまず間違いないだろう
(簡単に言えばWotとWowsとWtを1mapに押し込めたような感じ。気になる人は動画を見てみよう。)
またFHSWは日本サーバー「株鯖」が稼働中。休日22:00には60人を越える日本人が居る。最大接続人数は80人で、満員になることもしばしば。

日本に加えも実装されている。艦これに実装されている艦はビスマルク、プリンツオイゲン、サラトガ、イントレピッド、ガンビア・ベイ、サミュエル・B・ロバーツ、アークロイヤルである。他はアトランタ級防空巡洋艦やサウスダコタ級戦艦、フレッチャー級駆逐艦、ギアリング級駆逐艦、戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、戦艦フッド、戦艦レパルス、ジュノー級駆逐艦、L級駆逐艦、U級駆逐艦、戦艦ライオン(完成if)、ヨークタウン級空母、エセックス級空母、レキシントン級空母、ガトー級潜水艦、ジョン・C・バトラー級護衛駆逐艦他大多数。
http://fhseheiki.web.fc2.com/
ここにFHSWの兵器のほぼ全てが載っている。ただし最近追加された物は入っていない。

さまざまな遊び方ができる良質なウォーゲームであることは間違いない。日本人声優が喋る日本語は、洋ゲーにしてはまともな方なのだが一部が直訳でおかしく、ネタにされている。。
 [限られた]「我々はキティちゃんを連れている!」
その他詳細はBF1942wikiに詳しい。
雑談などでたまに見る「敵の潜水艦を発見!」⇛「駄目だ!」の流れもこのゲームが元ネタ

【注意】
現在BF1942の内部ブラウザサービスが終了しています。そのため検索できないどころかフリーズします。
プレイする際には絶対にBF1942wikiを見て対策をしてください

『Battlestations:シリーズ』

発売年:2008年(Midway) 2009年(Pacific)
発売元:アイドス・ハンガリー(ローカライズはスパイク)
太平洋戦争を題材としたシミュレーションゲームで、Midwayと続編であるPacificの2作品が存在する。
最大の特徴はリアルタイムストラテジーとアクションシューティングを合成した点で、司令官視点でユニット
に命令を下すことも、自身の手で航空機や艦艇を操ることも可能となっている。
 次作『Battlestations:Pacific』では日本側の視点でのキャンペーンモードも存在しており、
スラバヤ沖海戦やスリガオ海峡海戦などの戦闘を追体験可能。扶桑姉妹もちゃんと登場する。
アクション性が強く数百メートル内で砲撃戦が展開されたりするが、
兵器のグラフィックディティールはしっかりしている。特にPacific版はグラフィック面が強化されている。
 なんと、甲標的も登場する
 ただ、第一作Midwayは考証不足が否めず、利根型重巡洋艦に「生助」というマーキングがなされていたり、
金剛が「代華」となっているなど、致命的な漢字ミスも多い。
珍しく(?)那珂ちゃんも登場するのだが、長良型・古鷹型と同型扱いされている。
また、瑞鳳、翔鶴、瑞鶴が全て蒼龍型扱いである。陽炎型も吹雪型扱いである。
艦名表記のペイントも駆逐艦とごっちゃになっており、
戦艦「ヤマト」に軽巡洋艦「クマ」なんてちょっと恥ずかしい事態になっているクマ
 次作「Pacific」ではおおよそ修正されている。追加兵器も豊富で、雷巡コンビも登場。
これらの観点から、2作目「Pacific」がオススメだ

 MidwayはXbox360版のみ、PacificはXbox360とWindows版が存在する。Pacific日本語版はXbox360のみだが、PC版の日本語化パッチが有志によって作成されたため、Windowsでの日本語プレイが可能となった。(一部翻訳抜け有り)

登場するほぼ全ての艦艇と航空機の殆どがプレイアブルかつ手軽な操作性、そしてリアルなグラフィックという、とにかく素晴らしいシリーズ。
全提督にオススメしたい一品であるが、残念な事に開発スタジオは閉鎖されて既に無く、今後の続編は期待できない。

『Silent Hunterシリーズ』

発売年:1996年(最新の5は2010年)
発売元:Ubisoft
潜水艦のPCゲームで、現在5作目までが発売されている潜水艦シミュレーターの決定版。
乗員管理、航路設定、敵艦識別、対空・対艦射撃、魚雷発射装置の調整等々やることが多いが、2008年~2010年にかけてニコニコ動画でブームがあった影響で軍事シミュレーターの中ではかなりの知名度を誇る。
特に人気があるのがIIIとIVで、IIIが大西洋でのドイツ軍Uボート視点、IVが太平洋・インド洋を主な舞台にしており(アメリカ軍潜水艦部隊かドイツ軍モンスーン戦隊から選べる)、特にIVでは日本艦船も数多く登場する。
このシリーズもファンによって数多くのMODが作られていて、巡洋艦・戦艦を操作できるものもある。IVでは日本海軍潜水艦がプレイアブル化されるModもあり。
今ではAmazonからダウンロード販売もされているので入手は容易。
更に2014年には、基本プレイ無料のオンライン版がオープンβテストを開始。
上記映画「Uボート」を観てハマった提督なら、抜群のグラフィックでその雰囲気を存分に楽しむことができるだろう。
ただし、日本語版が存在せず、日本語化パッチも無いため英仏独西語のいずれかの知識が必要だが、解説サイトや解説動画に恵まれているためプレイ自体は容易な無類。

『パトルの軍事博物館』

配布開始:2008年
開発:日本戦争ゲーム開発
ジャンル:兵器収集RPG+博物館経営SLG
第4回ふりーむ!ゲームコンテスト 大人気賞受賞
最終バージョン(2013年10月7日現在):G型1.4(2012年8月2日公開)

自己中心的で無責任で重度のミリオタな駄目親父、パトル(45歳・バツイチ・子持ち)。彼は突然こう思いついた。「そうだ、軍事博物館作ろう。」

プレイヤーはこのスコットランド人のオッサンを操作して、なぜかその辺をうろついている兵器を集め、軍事博物館を経営していくのが目的となる。

謎の生物や兵器がその辺をうろつき、魔法すら平然と登場する不条理な世界観、パトルに振り回されっぱなしだがなんだかんだで付いていくパトルの一人娘・カタリナ、
共産主義者の喋るウサギ・コモラーデ、都内の某神社の巫女でかなり右に偏った思想の持ち主の神田桜花、プレイヤーの指南役のロンメル将軍(亡霊)といった個性的すぎる登場人物、
超弩級にブラックなジョークの連発が謎の笑いを誘う作品である。

軍艦も一応登場する(日本からは三笠・大和・赤城)が、陸空がメインである。時々は陸軍に浮気したっていいよね!

経営についてはロンメルさんが優しく教えてくれるし、システムもシンプルなので、未経験者でもよっぽど無茶をしない限り大丈夫だろう。

兵器や資料を集めていくことで閲覧できる兵器・軍事の資料はバカゲーテイストの本編とは打って変わってかなり真面目に詳しく書かれており、
初心者ミリオタでもこのゲームをやりこんだ暁には相当に軍事に明るくなっているであろう。

なお、このゲームは政治・宗教・歴史等に関する相当に強烈なブラックジョークが大量に含まれている。
そういったものへの耐性がない人や、本職の政治活動家・宗教団体関係者等プレイしないことを強く勧める

あと上の概要の部分を読めばわかると思うが、このゲームはフリーゲームである。懐が寂しい提督も安心してプレイできるぞ。

『パトルの軍事博物館2』

発売開始:2014年
開発:日本戦争ゲーム開発
ジャンル:兵器収集RPG+博物館経営SLG
最終バージョン:1.4(2014/11/14公開)

上記『パトルの軍事博物館』の続編。今作は有料となっている。前作と合わせて2作分の価格と思おう。

収蔵兵器も増え、着々と大きくなっていたパトルの博物館。
経営も順調に思われたが、突如スコットランドを襲った震度2の大地震(と手抜き工事)によりあえなく倒壊・焼失。
パトルはこの地震を「自分に恨みを持つ何者か」の仕業と考え、報復と博物館の再興の為にネス湖に係留していた吹雪型で旅立つ。

基本的には前作同様、なぜかその辺をうろついている兵器を集め、軍事博物館を経営していくのだが、
今作では海上がフィールドの一つとなっており、艦船系の兵器が大幅に増えている。陸空ももちろん増えてるよ
日本からフィリピン、インドネシアあたりを航行すれば最上や金剛が現れ、パナマ運河のそばには伊400が潜み、ビキニ環礁ではまとまった数の核燃料と長門が見つかる、といった具合。
艦これ登場艦以外にも米英独ソなどの主要艦艇を中心に、戦列艦ヴィクトリードレッドノートや前作にも登場した三笠から現代のDDGまで、
海保の巡視船しきしまや北朝鮮の不審船、オリンピック級客船といった艦艇……艦艇?も。
容易に手に入り、航続距離のあるブーゲンヴィル級通報艦あたりで序盤からアメリカに向かうとそこそこの確率でイベント期間中の1-1のイ級の気持ちが味わえる。

非公式の兵器追加MODも無料配布されており、導入することで新たに瑞雲などの兵器や西村艦隊やヒ70船団護衛部隊といった編成が登場するようになる。
導入は自己責任で。

なお、前作同様にこのゲームは政治・宗教・歴史等に関する相当に強烈なブラックジョークが大量に含まれている。
そういったものへの耐性がない人や、本職の政治活動家・宗教団体関係者等プレイしないことを強く勧める

『空母決戦』

発売年:2009年(空母決戦Ver1.0~2.0)2010年(一周年記念製品)2011年(空母決戦Ver2.0~攻略本パック~ )
発売元:Si-phon(サイ・フォン)
太平洋戦争を空母戦を中心に再現した、作戦級ウォーシミュレーションPCゲーム。プレイヤーは日本軍の指揮官として米英軍と戦っていく。対応プラットフォームはWindowsXP/vista/7
「仕事を終えて一杯飲みながら遊べる大人のウォーゲーム」をコンセプトとしており、細かな設定や操作は省かれている一方、索敵や兵装の選択など空母戦の醍醐味はしっかりと再現されている。
敵艦隊発見後も偵察機が敵艦隊に長時間張り付き続けなければその艦隊の情報を得られないため、プレイヤーはどれが敵の主力艦隊(空母機動艦隊)なのか、どの艦隊に攻撃するか、先に敵基地を叩くかなど慎重に判断をくださねばならず、さながらミッドウェーの南雲提督の気分が味わえる。
シナリオとしては、マレー沖(チュートリアル)、真珠湾、珊瑚海、ミッドウェー、ソロモン、マリアナ、レイテなど主要な空母戦が収録されており、前半は日本軍パイロットの優秀さを、後半は米軍の圧倒的物量を体感できるだろう。
また、キャンペーンシナリオではプレイ結果が次のシナリオに引き継がれるため、戦績によってその後の作戦や艦隊の構成、パイロットの技量などに変化が表れることとなり、プレイヤーには先を見据えた判断が求められることになる。
なお、一周年記念製品及びVer2.0~攻略本パック~には更なるシナリオの追加がなされているので、基本こちらを購入することをおススメする。

『空母決戦1942』

発売年:2014年
発売元:Si-phon(サイ・フォン)
太平洋における空母戦を題材とした小規模なボードゲームを元にアプリ化したもの。対応プラットフォームはAndroid/iPhone。
最初に日本側が6隻(赤城/加賀/蒼龍/飛龍/翔鶴/瑞鶴)、アメリカ側が5隻の空母を持ち、太平洋上に点在する拠点を取り合う。
ユニットごとの差などは存在しないが、イベントで米軍海兵隊(日本側の拠点が無条件で陥落)伊号潜水艦(米側空母が1隻撃沈)などが発生し、戦場に劇的な変化をもたらす。
ミッドウェーの大敗を再現する特別ルール、「日本軍の慢心」などもあり、やや優勢程度では気を抜けない展開が続く。
1プレイ30分もかからないので、ちょっとした息抜きなどに。

World of Warships

販売年:正式サービスが開始しました(2015/9/23)
販売元:Wargaming.net(日本法人はWargaming Japan)
ベラルーシ(旧ソ連の構成国で、現在もロシアとは友好国)の会社が運営する基本プレイ無料のオンラインゲーム。
広大なフィールドで一人一隻を操作して艦隊戦を行う。いわゆるTPSに属するアクションゲーム。ただし、艦隊決戦に向かないためか現在イベント以外では潜水艦は登場しない。
参加する艦種は必殺の魚雷で大物喰いも可能な駆逐艦、なんでもこなす巡洋艦、海戦の花型である空母に、海の女王戦艦の4種類。ただし、吹雪、白雪などと個別の艦ごとに参戦しているわけではなく、吹雪型なら吹雪のみと実質ネームシップのみの参戦となっている。もっとも、課金等で入手できるプレミアム艦に関してはその限りではない。(例:陸奥、Missouri、Warspite、など)
各艦種の操作方法はほぼ共通しているが、空母にはRTS要素が入っており、戦闘機での偵察や味方艦の護衛・敵戦闘機の排除による偵察の妨害から、複数ヒットすれば無傷の戦艦にすら致命傷を与える雷撃機による攻撃、そして、敵に見つからないようなポジションチェンジといった、FPSの狙撃手のような幅広い活躍と複雑かつ忙しい操作は独特の魅力がある。
プレイモードは通常のPVP戦であるランダム戦の他、対CPU戦であるCo-op戦、同じく対CPU戦で港を奇襲したりされたりするシナリオ戦などが用意されている。どの戦闘も長くて20分、早いものでは数分で決着がつく。
現在参戦している勢力は大日本帝国・アメリカ合衆国・大英帝国・ソビエト連邦・ドイツ・フランスといったかつての大戦の主要参加国や、ポーランド、アジア諸国、イギリス連邦といった中小国の一部艦艇などがある。各勢力の各艦ごとにTierというランク付けをされており、戦闘では基本的に同じくらいのTierの艦と戦うようになっている。提督諸氏におなじみの船といえば巡洋艦では天龍・球磨・古鷹・青葉・妙高・最上・愛宕・Prinz Eugen・夕張・香取。戦艦では金剛・扶桑・陸奥・長門・武蔵・大和・Iowa・Warspite・Nelson・Bismarck・Roma・Richelieu・Октябрьская революция。駆逐艦では睦月・吹雪・暁・初春・白露・陽炎・夕雲・島風・秋月・神風・朝潮・雪風・Z1・Jervis・Ташкент。空母では鳳翔・瑞鳳・龍驤・飛龍・加賀・翔鶴・大鳳・Graf Zeppelin。なお加賀、陸奥、神風、朝潮・雪風、夕張、愛宕、香取、Warspite、Roma、Prinz Eugen、Graf Zeppelin、Октябрьская революцияはプレミアム艦であり、別途課金が必要。注意されたし。Nelson・武蔵のようにゲーム内で経験値を貯めることにより購入可能になる艦もある。不定期販売・販売中止の艦も存在する。この他、現在は入手できないが北上なども参戦していた。ちなみに、戦艦ツリーには戦艦として建造された天城がおり、巡洋艦ツリーでは鈴谷改二に相当する伊吹がいる。(北上は再調整中らしい。)
余談ではあるが、アルペジオともコラボしていたため、戦場ではハルナやタカオなど、艦これでもお世話になった霧の艦隊を見ることもある(超兵器は積んでないただの色違いであるが…)。コラボ自体は2016年で終了したため現在新規入手は不可能となっている。大人の事情で再入手は困難との噂
2017年現在はアニメのハイスクールフリートとコラボしており、陽炎型を改造した艦がプレミアム艦として発売された。
尚、課金で購入できる艦は同格と比べて単純に強い訳ではなく(むしろ妙な性能だったりして扱いにくいのが多い一方、使いこなす熟練者が乗ると手が付けられないこともある)、課金したからと言って勝てるゲームではない。他の課金要素も港拡張(艦これの母港拡張と同じく保有可能艦数を増やす)など、より快適に遊ぶためのものである。よって無課金や微課金でも十分楽しめる。

同社製のゲームである「WorldofTanks(戦車戦、WoT)」などとはアカウントが統合されており、共通のIDでプレイ可能。

WorldofTanksとWorldofWarplanesについて

ちなみにTanksのほうでは日本戦車が実装されていて、大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊)こと八九式中戦車やみんな大好きチハたんこと九七式中戦車なども動かす事ができる。
そして、空戦を楽しめるWarplanesもサービス開始済(ただしAsia鯖での開始時期は不明 2019年4月19日よりサービス開始。)。現在はwar thunderに客を取られているため過疎気味。そのせいかアプデの頻度も遅い。…と言われていたがアジアサーバーの開設によりそこそこの人数とアップデート頻度を獲得している。
日本ツリーは九六式艦戦やゼロ戦といった海軍機が中心、烈風以降は一年以上音沙汰が無い艦これ最強戦闘機こと、震電系列(Tier10に至っては空想戦記でしかお目にかかれないジェットエンジン搭載型)。
そして最高峰の格闘戦能力と引き換えにした紙装甲、限界高度の低さにより、高い高高度性能を持つ技術は世界一な同盟国の機体や憎きにゃんこ達に一撃離脱に徹されると何もできない史実仕様
先人の栄光と苦労を擬似的とはいえ体験できる他、やはり混成チームも組めるので、米機と日本機のタッグやゼロ戦対ゼロ戦の終わらないケツの取り合いなんてことも。
興味があるならやってみるのをおすすめする。
また、同社のWorld of tanksではとあるマップの背景としてZ1型駆逐艦らしき艦艇を見ることが出来、WorldofWarplanesでは対空砲を射撃してくる制圧目標としてフレッチャー級駆逐艦が確認できる。

なお、旗が旭日旗から日章旗へと変更されていたり、クランマーク等のゲーム内に表示が反映される画像等への旭日旗の使用禁止など歴史的・政治的な面の問題を抱えている。
(軍艦旗である旭日旗ではなく、商船旗である日章旗を掲げる事で「商船のふりをして海賊行為を働いている」と断じられても仕方の無い状態がデフォルトである)
どうにも見た目が締まらないと思う人は有志制作のModと呼ばれるツールで変更しよう。他のModではボイスを艦これキャラのものに変えたりもできてしまう他、龍驤の飛行甲板に艦娘の方の龍驤が描かれれてしまう物があったりする…これがほんとの甲板む、おっと艦爆のエンジン音が?支援かな…

STEEL OCEAN

開発: ICE Entertainment
プラットフォーム: Windows
公開年:2015年11月12日
World of Warshipsのパクリ、ではなくWorld of TanksやBattle Station Pacificを参考にしたと思われる。
「Steel Ocean」は、戦艦や巡洋艦・駆逐艦などに乗って戦う、基本プレイ無料の対戦型オンラインゲーム。
Steel Oceanには6種類の艦種が登場し、これらは順に戦艦(BB)、空母(CV)、重巡(CA)、軽巡(CL)、駆逐(DD)、そして潜水艦(SS)である。これらの艦種が相互に連携しつつ戦闘を進めて行く。
駆逐艦「吹雪」「陽炎」「秋月」「島風」や戦艦「金剛」「伊勢」「大和」、航空母艦「鳳翔」「飛龍」「大鳳」など艦これに登場する様々な艦もプレイ可能である。この他にアメリカやイギリス、ドイツの艦艇なども登場する。
上記のWoWsと直接比較されることが多いが、実際にはかなりの部分で違いがあるため独自のゲームとして成立している。
非常にゲームのペースが早く、10分程度のマッチに戦闘が凝縮されているため様々な展開をダレることなく楽しむことが出来る。またWoWsと比較して操艦への反応が早く、直感的な操作がし易い点もこれに寄与している。
対潜用の爆雷はもとより、対空砲も手動(自動の対空機銃とは別)であり、対空、対潜、対水上と戦いの激しさを余すところなく楽しめる。秋月の猛烈な対空砲火に酔いしれろ!
その他、徹甲弾、榴弾、航空機までもが搭載数調整が可能であり、特に空母は何を主眼に行動するかの戦略的な面も必要となってくる。
プレイモードは通常のPVPである【ノーマルモード】、狭いマップで戦う「5VS5」、レイドボス(ハイパー北上等)になって挑戦者を駆逐したりする「チャレンジ」、史実を再現しようとした「シナリオ」などの【イベントモード】、【トレーニングモード】等が存在する。
独立した対CPU戦モードは存在しないが、低ランクの場合は敵味方双方に自動的にCPUによるBOTが参戦する仕様となっている。
マッチングが行われるとプレイヤーは最大16人対16人の戦闘に放り込まれ、それぞれが独自に行動してチームの勝利を目指すことになる。また3人まで仲間を集めて一緒にプレイすることも可能である。
ルールは敵や特定の場所のキャップか殲滅を行う「フラッグ」や、特定数の艦を撃沈する「コンペティション」、旗艦の撃沈で勝敗が決する「フラグシップ」、そして照明弾を駆使して戦う「夜戦」などがある。
やったー夜戦だー!
課金を強要するような要素は殆ど無く、楽々獲得できるランキング報酬や不定期に開催されるイベントなどに参加することで無課金でも十分楽しむことが出来る。

『萌え萌え2次大戦(略)』

発売年:2007年(PC版無印)、2009年(PC版2[chu~♪])
発売元:システムソフト・アルファー
枢軸・連合国の兵器を少女に擬人化した作品で、ある意味『艦これ』の先輩にあたるゲーム。損害を受けると装甲=衣装が脱げていくのも共通している。ただし、こちらは小破・中破・大破で脱ぎっぷりが変化する(もちろん大破するとかなり際どくなる)。なお、この作品では登場キャラは「鋼の乙女」と呼ばれ、描写などからアンドロイドに近い。登場キャラは陸空が中心。軍艦では「あかぎ」「やまと」「ゆきかぜ」が、航空機は「レイ」「ナナ」「てんざん」「ふがく」「ルーデル」「エーリヒ」「ネコ」「ハイネ」「フェアリー」が登場する(ゆきかぜはパワーアップキットである『ウルトラデラックス』以降)。チハたんも居るよ!
『大戦略』をベースとしたターン制戦略シミュレーションだが、生産の概念が無く必殺技・レベル・改造の概念があるのでむしろ『スーパーロボット大戦』に近く、撃破されてもキャラロストしない。だから安心して大破できるな!ただし、ストーリーの関係から強制的にロストさせられることはある。
システムソフト・アルファーといえば最近クソゲーを量産しているため、あまりよく思われていないが、ゲームとしては若干バランスに難はあるものの普通。シナリオはギャグ中心で、登場キャラも変態ちょっと個性の強い者が多い。だが、思い出したようにシリアスなものや胸が熱くなるストーリーも出てくる。PC以外の機種(PS2など)でも出ているので比較的やりやすい。

『NAVYFIELD NEO』

サービス開始:2006年(ベータ版は2002年)
開発元:SD ENTERNET(韓国)
第二次大戦における艦隊戦をモデルとしたオンライン海戦バトルアクションゲーム。プレイヤーは日米英仏独ソ伊の7カ国の艦艇と、チュートリアル的な小型艦のみの無国籍の8カ国の艦艇を操作できる。WoTのように国籍・レベル関係なく二つのチームに分かれて戦闘を行い、戦闘で得たポイント・クレジットを使い間に登載する水兵のレベルを上げ、より高レベルの艦を使用する事が出来る。
NFの特徴の一つに自由に武装を換装する事が出来ると言うものがある。武装マウントの容量さえクリアしていれば、戦艦の高角砲マウントに爆雷投射機を載せたり、日向に41センチ砲12門を論者積みしたり、重雷装艦の魚雷マウントに高角砲を山盛りして対空艦にしたり。また、艦上機と水上機の区別がないので航空戦艦に彩雲や震電を搭載し、高角砲の代わりに5連装酸素魚雷を搭載するといった仮想戦記ばりの魔改造が出来る。開幕雷撃で敵艦隊を混乱させ、戦闘機で敵偵察機を叩き落とし敵の視界外から砲撃する航空戦艦…それなんてレ級(もちろん史実どおりの装備でも十分戦える)
艦これに出て来る艦艇のほとんどが実装済みであり、駆逐艦、巡洋艦、戦艦、空母、潜水艦などが使用可能。重雷装艦、航空戦艦、航空巡洋艦、潜水空母などの日本特有の艦艇もしっかり実装されている。
海外艦も同様に充実しており、アイオワ級やビスマルク級などのオーソドックスなものから45.7cm単装砲を搭載したフューリアスなどの英国面、ソ連空母などの架空艦からドレットノートといった伝説の艦まで運用できる。三笠もいるよ。
プレイ時間は10~25分程度なので艦娘のオレンジ疲労を抜く時間に一戦するのに丁度良いかと。
ただ、日本サーバは2012年にサービス終了してしまい、激減した現在の日本人プレイヤーは北米サーバでプレイしている。そのため攻略Wikiの記事の更新が途絶えている事が難点か。もともと日鯖のころからプレイヤーが少なく、某笑顔大百科にはユーザー数が1000人を切るなどと書かれているぐらいだ。上記の理由から日本での現在のプレイ人口は3桁いればいい方じゃないかな。面白いのに。
なお、後継にNAVYFIELD2があったが、あまりのプレイヤーの少なさからその一年後、日本ではサービス終了してしまったが、まだ欧州のサーバーが残っているため、一応プレイすることはできる。

『フリートコマンダー2~黄昏の海域』

発売年:1990年
発売元:アスキー
対応機種:MSX2
戦術級シミュレーションゲーム。ターン制だが、将棋と同じように1ユニットずつを交互に動かす仕組みになっている。全ユニットを動かすか「終了」を選択すると2時間が経過し、天候も変化する。ヘックスやスクエアはなく、ユニットはアニメーションで移動する。戦闘もアニメーションで行われ、艦砲射撃の迫力や艦攻・艦爆の攻撃アニメーションの違いなどは見物。
大きな特徴は索敵が非常に重要だということ。各ユニットには索敵範囲が決まっており、その範囲内に入らないかぎり敵を発見することはできず、航空機以外は視点を自由に動かすこともできない。索敵範囲はレーダーで示されているのも雰囲気が出ていて良い。駆逐艦や航空機で広範囲を偵察することが勝利のカギとなる。
また、艦の向きが導入されており、真横への移動や後退は移動力を大きく消耗する、魚雷は両弦からしか攻撃できない(潜水艦は艦首方向)、砲撃は弦側からでないと攻撃力が激減するなど、向きを生かすためにも陣形を組んで戦うことが非常に重要になる。

ゲームモードはプロトン帝国(日本海軍)とアルゴン連合国(米国海軍)の海戦を順に行うキャンペーンゲームと「水雷船隊」「砲撃戦」など5つのシナリオを自由に選択するシナリオゲームの2種類。前者は完全にオリジナルだが、後者は「ガ島砲撃」「ミッドウェイ」のように史実準拠マップもある。

艦種はなかなか細かい。特に駆逐艦は「一等」「一等特型」「一等甲型」にしっかり分けられており、睦月型以前の一等駆逐艦も登場する(性能はお察しレベルだが)、赤城・加賀は「戦闘空母」として砲戦能力を有する、金剛型は巡洋戦艦で魚雷も装備しているなど、なかなか心をくすぐられる要素も盛り込まれている。ただ、北上が長良型だったりするなど一部艦種の分類がおかしい、日本側に比して米国側の艦船はかなり大雑把な点は残念なところである。

古いゲームの上、対応機種がMSX2なので現物の入手もプレイも非常に困難なのが悲しい。『MSX MAGAZINE永久保存版2』にも収録されているが、こちらはかなりのプレミアがついている。VCで配信されたらもっと多くの人の目に触れられるのだけど……。

なお、『フリートコマンダー2』ということは、初代もあったわけで、それはなんと1980年にPC-8001用ソフトとして発売されている。当時としては画期的だったようだ。1988年にはファミコン版も発売されており、アニメーションなどもかなりがんばっているのだが、BGMがない・ターボファイルがないとセーブ不可・マップが一つしかないと荒の非常に多い作品となっている。また、91年にはゲームボーイ版も発売されており、こちらは陸海共同作戦もあり、水雷艇・千鳥や氷川丸などの補助艦艇はもちろん、チハたんさえ登場する。

『太平洋の嵐』

発売年:1987年
発売元:G.A.M
対応機種:PC-9801・PC-88VA・X68000 近作ではWindowsPC・PSP・PS2・PS3

『太平洋の嵐』は1987年12月08日に発売されたコンピュータシミュレーション(あえてゲームとは言わない)。
扱うデータのあまりの多さに、当時主流の8bitパソコンで発売されずに16bit機専用ソフトとなった。
しかもメモリは640KBフル実装する必要が有り、プレイする為だけに数万円と言う大変な負担が生じたが、それでもプレイしたいソフトであったのだ。
(筆者はフル実装して指折り数えて発売日を待ち、当日は会社を早々に切り上げてPCショップに走った記憶がある)
『リセットの嵐』の通称があり、パッケージの題字は源田実が書いている。
ちなみに発売前の宣伝リーフレットに敬礼する女の子の絵が描いてあったのは衝撃だった。
1988年08月15日に『太平洋の嵐DX』にアップデート。

プレイヤーは日本を扱い、大東亜戦争を戦い抜いて日本を納得のいく道へと導く(あえて勝利とは言わない)のが目的というか目標。
このゲームの革新的なところは物資輸送(言い方を変えれば経済)の概念を取り入れたことで、如何に大艦隊を揃えたところで重油がなければ艦隊は動けない。

例えば、ゲーム上飛行機を作るには鉄とアルミが必要で、アルミはボーキサイトと石炭を、鉄は鉄鋼石と石炭を組み合わせて精製する必要がある。
生成する場所は本土に限られ、日本は島国だからボーキサイトと鉄と石炭は輸送船で外地から運ぶしかないが、輸送船を動かすには重油が必要で、その重油を作るには原油を内地に運んで加工する必要があり、原油を輸送するにはタンカーが必要で、タンカーを作るには鉄が大量に必要でと延々と物資の輸送計画だけを考えていく。
外地から荷物を運ぶ時には輸送船団に護衛艦つけておかないと潜水艦にやられるし…でも護衛艦が使う重油は相当に負担で…その他にも兵隊には食料を与えてやらないと飢え死にしてしまうので食料を外地に運んだり、トラックやマーシャルに重油を運んで艦隊を維持したりと、日本が戦争に負けた理由が本当によくわかるソフトだった。
このゲームをやるために当時10万円位した表計算ソフトに手を出したプレイヤーは少なくない。

因みにこの作品のアルゴリズムは、潜水艦も航空機も最大排水量の艦を集中攻撃することが多い。
当時のプレイ記録を見ると、開戦後の一ヶ月だけで輸送護衛艦隊の旗艦を務めた『天龍』『由良』『夕張』『球磨』『香椎』『龍田』『木曽』『香取』と喪失している…艦これでこれだけ沈んだら提督さんたちは心穏やかには居られないと思う。
これからプレイするユーザーは、是非とも「旗艦は軽巡」と言う先入観は捨てて欲しいと思う。

なお『太平洋の嵐』シリーズは初代以降システムソフト・アルファーによって開発・販売が行われているが、
初代のゲームデザインを行った阿部隆史氏らはG.A.Mから独立し、ジェネラル・サポートを起業。
初代『太平洋の嵐』のゲームデザインを受け継いだ新シリーズ『太平洋戦記』シリーズを作成している。
『太平洋の嵐』シリーズは現在はPSP版やPS2,3などでも発売中。難易度設定で、初心者でも安心してプレイ出来る。
・・・のだが、最新版は致命的なバグが多く、戦闘も地味なためPS3版「太平洋の嵐~戦艦大和、暁に出撃す!」は2012年クソゲーオブザイヤー大賞に選ばれるほど・・・。
ゲームというより本格的シミュレーションのもつ難解さはライトユーザーには向かない様子。お手軽に迫力満点な艦隊決戦がお望みの方は要注意

『太平洋の嵐3』セレクション2000

発売年:2001年
発売元:システムソフト・アルファー
対応機種:Windows95以降Vistaまで対応、Windows8非対応、Windows7一部制限あり
上記「太平洋の嵐」の改良作である「太平洋の嵐2」を、一部改良して戦闘ムービーを足した作品。しかし、毎度毎度ムービーを見る人は少ないと思われる
この後に続くシリーズでは、手動戦闘が追加されたり戦闘アルゴリズムが変更されてどんどんおかしな方向に行ってしまった。最新作の6に至っては欧州が舞台という有り様で、そこは太平洋じゃねぇだろと突っ込みたくなるタイトルである。そのため2〜5と続く「嵐」シリーズで最良作と言ったとき、皮肉なことに、シリーズの祖形でありゲームデザイナーである阿部氏が直に関わった最後の作品と言われる「嵐2」が推される場合がある。この項で「嵐3」を取り上げたのは入手性と、若干自動化部分が多くなり、操作量が減少している点から
ゲームとしては初代「太平洋の嵐」や「太平洋戦記」シリーズ同様、日本軍全部を一人で動かすソロプレイ戦略級ゲームである。陸軍は作戦計画や資源配分に反対してこないし勝手に隣接基地に侵攻もしないので、その点は楽*9。兵站設定は実に面倒くさいものの、一度設定が済めば毎ターン自動で輸送してくれる。第1ターン第1フェイズを始めるまでの作業には腰を据えて掛る必要があるが、一連の設定等を一旦済ませてしまい、散らばった拠点や艦船の整理がひととおり終わってからは、驚くほど淡々とゲームが進む。
ターン/フェイズ制のゲームではあるが、「嵐2」以降、航空戦と海戦フェイズはマップ上を彼我のユニットが動いて遭遇判定をするセミリアルタイムシミュレーションとなった。そのため、同一目標を波状攻撃して迎撃を分散させるなどの戦術が可能。当然自軍も同じ目に遭う。基地や艦隊が複数の敵基地の攻撃圏に入ったときには迎撃編成に要注意。
ゲームとしては、要素が細かく分かれているものの、要は輸送してきたり生産された資源を加工して戦力を作り、これも資源を加工して生成される燃料を消費して戦うというもの。キャンペーンシナリオならば、序盤は資源を獲得するための生産拠点の確保と輸送路を確保するための作戦を立てることになる。
難易度設定では索敵や搭乗員ルールの有無の他、この資源ルールの有無も設定できる。資源ルールを無しにするとゲームの操作量は激減するが、同時に実に味気ないものになってしまうので、選択の際はその点考慮の上で。
戦闘自体はシークエンスこそ細分化されているものの、個々の判定は単純な量の勝負となる簡潔明快なものである。乱数の幅がそれなりに大きいため、戦力が拮抗していると思わぬ結果になることもあるが、どちらかが圧倒していれば覆すことはできない*10

現在販売されている「嵐3」のパッケージは数種類あるが、「セレクション2000」版がCD1枚組かつ安価であり、しかも追加シナリオまで含んでいてお買い得。
ただしマニュアルが付属しないのが泣き所。PDF形式でダウンロード可能だが、内容の割にページ数が多すぎるので印刷するのはお勧めできない。
しかしゲームの仕様上、別窓で閲覧しながらのプレイができないという二律背反…。本ゲーム自体、Windows8以降には非対応をうたっていることもあり、知識がある人はVirtualBox等のエミュレータ上で動かす方が良いだろう。または、マニュアルをタブレット等に別途入れておくのが最良かもしれない。

『ハーツオブアイアン(Hearts of Iron、HoI)シリーズ』

発売年:2002年(HoI1) 2005年(HoI2) 2009年(HoI3)
発売元:パラドックスインタラクティブ(英語版)
     サイバーフロント(日本語版)(注:会社倒産のため、品薄の可能性あり)
パラドックスインタラクティブ社が販売している歴史シミュレーションシリーズの第2次大戦版。
1936年から1948年までをプレイでき、選択できる国が非常に多い。(米帝プレイのアメリカから超難易度のアルバニアまで)。
同社の他のSLGと比べると戦闘に特化したシステムになっており、複雑な戦闘システムが実装されている。
当時の国家総力戦を再現するため、工業力(IC)と資源の確保が内政の中心となっており、これらをしっかりしないと後々戦闘ができなくなったりする。
非常にわかりやすい例だと、日本は石油不足に悩まされる等。提と・・・国家元首の腕の見せ所である。
例外は米帝プレイアメリカは工業力から資源まで何もかも揃っていて寝ながらでも世界征服できる。これでも10分の1ほどに減らして調整をしているらしい。

戦闘は陸海空とすべてそろっているが、どちらかというと陸寄りで海空は補助に近い。
戦闘画面も非常にシンプルで艦これと比べるとさみしく感じるかと思う。
しかし艦これと違い、100隻の艦隊同士が戦闘を行ったりと非常に白熱する戦いが見られる。が、同時に沈む船も膨大なので艦これでは見られない規模の沈没が見られる。
部隊や艦艇には名称がつくため、知っている艦名もでてくるだろう。ただし生産できる艦型はある程度名称が決まっており、生産時に名称が決まるので天龍型軽巡「矢矧」などのおかしな状況になったりする。(ただし名称変更は可能)

このゲームはMODを作ることを前提に作られており、非常に簡単にプログラムが書きかえられる。
HoIwikiや某動画サイトを見てもらえばわかると思うが、この時代には似つかわしくないアニメキャラがゲーム内に登場したりする。
簡単なものでは将軍追加や提督追加から、複雑なものでは某エロゲのBETAと戦争している世界観を再現したMODまである。
おそらく大なり小なり艦これMODを作り始めている提督兼国家元首もいるのではなかろうか。
その影響から、AAR*11が多く作られている。

【Hoi小ネタ】
  • HoI2にはバグで軽空母を引き連れた艦隊が敵機動艦隊と交戦状態に入ると戦闘開始直後に軽空母艦隊が敵艦隊に近接戦闘を仕掛ける現象があった。
    HoIでの海戦は距離という概念があり、当然ながら戦艦と空母が戦えば空母がアウトレンジ攻撃を仕掛けるため、戦艦側が不利である。
    しかしこのバグを利用すると、敵艦隊から見れば突如目の前に敵の戦艦が現れるようなもので、空母の利点がすべて失われる。
    これらのバグは通称「デスラー戦法」と呼ばれている。鳳翔さんの弓で放たれる長門や龍驤の呪術でワープさせられる大和など非常にシュールである。
  • ギリシアッー!
    「ギリシア」の誤表記から生まれた悲劇。「ギリシャ」と邦訳しなかったばかりに起きた風評被害。
    ギリシアッー!国王はホモ。はっきりわかんだね
  • 太宰治
    日本の文豪にしてコロンビア総合参謀総長候補。本当は「ダーサ」なんだけど開発元のミスで、名前が近い太宰治を顔写真にしてしまった。
  • 暗黒王
    時の英国王ジョージ6世のこと。史実では凄い偉人なのだが、某AARのせいで英国面暗黒面に堕ちてしまった。
  • ボリスフラッシュ
    うおっ、まぶしっ!!
  • **情勢は複雑怪奇
    Hoiは「歴史イベント」によって史実で起きた事件が発生し徐々に大戦へと突入するのだが、イベント発生後の選択肢によっては、戦争が起こらなかったりする。
    プレイヤーが何を選択するかで歴史が変わる、それがこのシリーズの面白い所。だが時にはAI国家が珍妙な、史実と違う行動をし、わけのわからない事態が発生する。
    例えば「独ソ同盟」だとか「日本が中国にボコボコにされて朝鮮半島失陥」だとか。このような状態を端的に表したのが「**(地域名・国名・世界/国際)情勢は複雑怪奇」である。
    なお、この言葉は某極東の島国国家の首相の発言「欧州情勢は複雑怪奇」が元ネタ。
  • かかって来い!相手になってやる!
    Hoi2屈指の燃えイベント「冬戦争」に出てくる選択肢のひとつ。超大国ソ連 VS 弱小国家フィンランドの戦いがココに始まる!
  • ビスマルク級戦艦二番艦の名前を間違えている人間はだいたいこれのAARのせい。それにしてもこのレーダー、ノリノリである

『バトルフリート』

発売年:1990年
発売元:ナムコ
対応機種:FC

RED軍(日本)BLUE軍(アメリカ)に別れ、ターン制で艦隊や上陸部隊を指揮しながら相手の本拠地の攻略を目指すゲーム。
内容はシミュレーションとシューティングが融合したような感じである。
日米の各艦型より代表的な艦型や航空機が量産でき、進め方によっては大規模な艦隊決戦や航空戦が楽しめる。
上級者向け要素として索敵モードがあり、偵察で見つけた敵艦隊しか攻撃できないなど、この当時のゲームにしてはなかなかにマニアック。
索敵モードのOnOffはゲーム中自由に選択することが出来る。

戦闘は自分で行うシューティング的な物になっており、特に艦爆や艦攻など空対艦、空対地の攻撃は比較的シビアなタイミングが要求される。
これがシンプルながら簡単過ぎず難し過ぎずなかなか良くできており、ハマる事必定である。
そして見所はドット絵を感じさせないほど詳細に描き込まれた各艦のグラフィックで、巨大戦艦による対艦対地攻撃が熱い!このゲームで軍艦の形を覚えた30~40代提督も多いはず。
そしてパッケージの長門がものすごく格好良いので、興味が出た方は出来るならパッケージ付きの物を探していただきたい。

古いゲームではあるが侮るなかれ、ユニットの建造、MAP上での戦略と戦闘フェイズのバランスが絶妙かつスピーディーでかなり楽しめる。
艦船・航空機・陸戦部隊とユニットの特徴と役割が大変よくわかるゲームとなっており、FCが遊べる環境があるのなら提督必携と言っていいゲームだ。
ガチ提督でないライト層と対戦しても意外と楽しめてしまうのも特長であり、懐ゲー大会に持ち込んでみるのも一興。
「艦これから入ったけど軍艦や航空機はあまり詳しくない…」なんて人にこそ触っていただきたい1本である。

『ネイビーミッション』

公開年:2005年
開発元:メタリッククローバー
対応機種:WindowsPC

兵装を使い分けて敵勢力を全滅させればクリアするという単純明快な3Dゲーム。
兵装は攻撃力に優れてリロードも早めの主砲、圧倒的連射性を誇るファランクス、強力な追尾能力を持つミサイルの3種類で固定。強化や換装といったことはできない。
一見するとミサイルが使いやすいように見えるが、発射するにはロックオンが必要でロックオン可能な距離が短いうえ、リロードにもやや時間がかかり威力も主砲の半分程度なので注意が必要。

ストーリーも特に存在せず与えられた仕事を淡々とこなすだけではあるが難易度によって出現する敵の数が異なり物量で圧倒されることもよくあるためとっさの判断と適切な兵装の選択が必要になるなど歯ごたえのある難易度・ミッションがそろっている。

ミッションをクリアすると勲章がもらえ、勲章の数に応じて本当にささやかな機能開放やミッション解放がある。

余談:クリアタイムが保存されるが、未達成ミッションのクリアタイムランキングにはどこかで見たことのある艦や艦載機の名前が記載されている。

『デストロイヤーコマンド』

公開年:2002年
開発元:Ultimation Inc.
対応機種:WindowsPC(Win7 64bitで動作可能を確認)

世界で唯一とも言える二次大戦中の駆逐艦シム。駆逐隊の指揮から駆逐艦の操舵、主砲魚雷の諸元入力、対潜掃討、機関部の保安など駆逐艦に関連するものなら殆ど体験できる。
軍艦の種類も多種多様であり、天龍型や神風型、長良型等ちゃんと区別されている海外産ゲームはこれぐらいでは無いだろうか。

ミッションに関しては、サボ島沖海戦、第三次ソロモン海戦、ブーケンビル沖海戦等名だたる海戦が史実通りに再現されており、当時の状況をゲームながらにして、体感出来るかもしれない。

しかし残念なことに、日本側の駆逐艦は操作出来ないので注意してほしい。
使用可能な艦はクレムソン級からアレン・Mサムナー級までの米駆逐艦のみである。

なぜか日本語版も発売している。フル吹き替えという無駄に豪華な仕様である。

なお、Silent HunterIIを持っていると、マルチプレイで潜水艦と駆逐艦に分かれて対戦することも出来る。
映画「眼下の敵」のような頭脳戦に憧れる方は、是非トライしてみて欲しい。

『TORPEDO AWAY!』

公開年:(ver.15.0:2013/4/22~
開発元:Fiddly Bits Software.LLC
対応機種:iPhone,iPad,ipod touch(iOS4.2以降)

スマホでプレイできる数少ないフリーソフトの一つ。
まあ操作するのは日本の潜水艦ではなくアメリカのガトー級だが。
遊び方はいたって簡単。スマホを傾けて潜水艦を動かし画面をタップして魚雷を発射、
水上を航行する駆逐艦やタンカーなどを撃沈する。
勿論駆逐艦は爆雷を投下してくるので撃沈されずにクリアするのは意外と難しい。
暇つぶしには最適。欠点はソフト内部がすべて英語表記なことくらい。
爆雷の回避運動や足の遅い客船に命中させることもなかなかに難しく、
シンプルながらにして潜水艦って改めて大変、ということがわかるゲーム。
これをプレイすれば、すこしは潜水艦伊58の気持ちがわかるかもしれない。
オリョクルで潜水艦娘が入浴中にぜひどうぞ。

『スティールダイバー サブウォーズ』

発売日:2014年2月14日
発売元:任天堂
ニンテンドー3DSで遊べる潜水艦ゲーム。ニンテンドーeショップでダウンロードでき、仮入隊版(体験版だがオンライン対戦もできる)は無料。
潜水艦を操り、ソナーや潜望鏡で索敵、魚雷を発射して輸送船や戦艦を沈めたりする3DのTPS。
任務をこなすシングルプレイのほかにマルチプレイモードがあり、オンライン対戦が可能。4vs4のチーム戦で、駆け引きがアツい。
登場する潜水艦は数多く、おおまかに「長射程・高威力・リロード遅」「短射程・中威力・リロード早」「両者の中間のバランス型」に分かれており、さらに浮沈速度・回頭性能・加速性・最大速・耐久性などがバリエーション豊かで、さまざまな戦法が取れる。
ソナーを打つと敵がMAPに表示されるが、同時に敵のマップにもソナーを打った艦が表示されてしまう。また水中で泡を放出して姿を消すことができるが、エアーの量には限りがある。浮上するとエアーを補充できる。
弾数制限つきのホーミング魚雷は相手に当たるまで追尾するが、泡を放出することで誘導を切れる。
姿を消してこっそり近づいたり、誘導魚雷でエアーを使わせて逃げられないように追い込んだり、様々な駆け引きが楽しめる。
チーム戦なので、味方が集結して火力に物を言わせたり、散開して索敵したり、挟み撃ちに持ち込んだりと、協力する楽しみもある。
なお、チャットはモールス信号となっている(一覧表が見られるので安心)。
仮入隊版は0円なので3DSをお持ちの提督は一緒に遊びませんか。

1000円払って正規版にアップグレードすると、シングルプレイのステージと使える潜水艦が増える。
またDLCとして、Uボート、ガトー級、伊400型など実在艦を追加料金で買える(だが晴嵐は載ってない)。

『Pacific Fleet』

公開年:2013
発売元:Paul Sincock
対応機種:iPhone,iPad,ipod touch(iOS4.0以降),Android(4.0以降)

スマホでプレイできるリアル3D海戦ゲーム。すべて英語表記。米国太平洋艦隊か日本海軍を選択してプレイできる。最大3vs3でターン制ステージ突破型。砲撃は俯角、仰角を手動で調整して攻撃する。レーダーと主砲は連動して回転するなど芸が細かい。日本は対潜がヘボい反面、米国は魚雷の不発率が高いなど妙にリアルな設定もある。空母も砲撃戦距離になるので戦闘スタイルは艦これに近い。登場艦艇は日本が秋月型駆逐艦、阿賀野型軽巡、大鷹型護衛空母、高雄型重巡、金剛型戦艦、大和型戦艦、翔鶴型正規空母。米国がガトー級潜水艦、フレッチャー級駆逐艦、クリーブランド級軽巡、カサブランカ級護衛空母、ボルチモア級重巡、アイオワ級戦艦、エセックス級正規空母。日本側は特攻(Kamikaze)と桜花(Ouka)、米国側は原爆(Atomic bomb)が使えるという若干不謹慎な点があるので注意が必要。
序盤のみプレイできるフリーのLite版があるので気になる人は購入前にお試ししてみるといいでしょう。

『Naval Front-Line』

公開年:2014年(8月現在オープンβ中)
発売元:Uniques Digital Game (香港)
対応機種:Android 3.2以上(ハイスペック端末及びWi-Fi環境必須です)
課金方式:ゲーム本体は無料。ゲーム内での課金方式

World of Warships が待ちきれない提督におすすめできるシングル/マルチプレイ3Dリアルタイム海戦ゲーム。
日米独英の4カ国の初期駆逐艦から複数選択して、ミッションで得た報酬コインをためて装備を換装したり、
ツリーに沿って艦をアップグレードしていくWoTスタイルのゲームプレイ。
シングルはチュートリアルだけでなく、ミッションも充実している(しかも激ムズ)
極めてテンポのよいゲーム展開で、水上砲撃戦・雷撃戦は非常にスリリングである。
ただし、距離が遠くなればなるほど砲撃も雷撃も命中させることが極めて難しい(当たり前)

グラフィックエンジンはPacific Fleet同様のUnityエンジンで、PFには及ばないものの比較的精密なモデル造形がされている。
砲撃はPF同様、仰角をコントロールして撃ちあうタイプだが、PFがターン制であるのに対し、こちらはリアルタイムで同じことをやるため、
敵の未来位置を予測しながら砲弾を打ち込まねばならず、射撃後の装填待ち時間もあるため、難易度は高い。
またPFにない点として、ターゲットに対してピンチングで射弾散布の幅を広げることができる。
戦艦などの長射程砲をもつ艦では射弾散布の幅をひろげて適切な仰角に絞った後、散布幅を縮めて相手艦に集中弾を与えるというわりと現実的な砲撃戦も可能。
開発会社は香港で、中華圏プレイヤーも非常に多いし、GooglePlayの紹介の日本語が極めて怪しいのが心配になるかも知れないが、
ゲームの中身はきわめてまっとうであり、スタッフは日本語でもサポートしてくれるようだ。

『大戦略 大東亜興亡史~トラ・トラ・トラ ワレ奇襲ニ成功セリ~』

公開年:2008
発売元:システムソフト・アルファー
対応機種:PS2 PSP PC(PC版は大東亜興亡史2なので注意)

大戦略シリーズの一つで主に日本軍が中心のSLG
艦娘の元になった艦船は勿論、あの友鶴事件で有名な「千鳥型」やマイナーな淡水砲艦など第二次大戦で活躍した兵器がほぼ全て出ている。さらに富嶽や震電改(艦これのと異なりこちらは陸上ジェット戦闘機)等、計画のみで終わった兵器も登場する。
キャンペーンモードは盧溝橋事件から始まり史実と同じ結末や米本土侵攻やソ連侵攻などのIFまでとかなり大規模。(開始後しばらくは陸マップ続きなので艦船が活躍するのは中盤位から)

マップによっては百年戦争(撤退を繰り返して経験値・資金稼ぎや進化をする事)ができる。鹿児島湾で百年戦争して1941年の真珠湾に富嶽を持ってくる事も可能

なお、艦船を進化させると艦名まで引き継がれてしまい「金剛:信濃型」と言う事態になってしまうので、気になる人は艦名が「○○型」になるまで生産し、そこから進化するしかない。

武装に核(米重爆)と特攻(後期の日本軍機)を持つ兵器があるので苦手な人は注意。
球磨型の換装武装に北上さんが嫌うアレがある…がアレより普通の魚雷の方が強いので積まない方がいい。なお、松型(未実装)も積めるがこちらは魚雷より若干強い。ゲームなのでお好みで。どっちにしろこのゲームでの回天は使い勝手が悪いので。
最強の対地対艦攻撃機は10機編成で800kg爆弾を1機につき5発落とす彗星四三型 一回の攻撃でアイオワも大破ないしは轟沈である
追記:大東亜興亡史3(PSP版で確認・他機種は不明)ではこれが修正され、彗星四三型が大幅に弱体化してしまった。…が、今度は何故か高角砲で対潜攻撃が可能に よって3での艦船は最終改装大和と空母だけで勝てる

鹵獲・引き継ぎ周回可能なので様々なIFを楽しみたい方にお勧め。

Naval South Pacific War』『Kido Butai Approaching Fast!

配布元:奈良鹿製作所
対応機種:PC
ジャンル:RTS

フリーで配布されているPC用海戦RTS。
日本もしくはアメリカ側が操作できる史実の海戦を再現したものから架空戦記的なものまで多種多少なミッションを固定配置された艦隊を率いて勝利条件達成を目指す。
グラフィックがちょっとチープなのだが、ゲーム性は奥深く、艦隊・空母決戦の面白さを手軽に楽しめる秀作である。スクリーンショットを見ただけでスルーしてしまうのは勿体なすぎる出来。フリーなので時間ができた提督諸氏は是非暇つぶしがてらにプレイしてみて欲しい。複雑な操作は少なく、一プレイ時間が短めなのもうれしい仕様。
一方、それぞれの艦種や航空機を上手く使いこなさないとクリアは難しいようデザインされており、索敵の成否やリアルタイムに時間が流れている関係上とっさの判断ミスが艦隊全滅につながるため全般に難易度は高めであるが、逆にこちらの戦術が成功して敵艦を撃沈した時の爽快感はかなり大きい。
また、艦これではいまいち実感し難い、なぜ空母戦は輪形陣なのか、水雷戦は単従陣なのか、どうして潜水艦が恐れられるのかを如実に教えてくれる。特に日本軍の魚雷は強力なので誤射には注意!
ただ、Naval South Pacific Warは古いゲームであるため最近のOSではプレイが難しかったのだが、アップデートされ新しいOSにも対応した。
『Kido Butai Approacing Fast! 』はNaval South Pacific Warの3D版で、艦攻と艦爆の違いがあったり、操作方法が改善されていたりするのでこれからプレイする提督にはこちらをお勧めしたい。
現在もアップデートが続いているらしいので今後にも期待できるゲームである。サイトにある記述によると、ゲーム作成からは引退したようだ。

『ストライカーズ1945』

開発元:彩京
第二次世界大戦終結直後、世界を転覆させんと目論む謎の組織との戦いを描いた縦スクロールSTG。
実戦配備されなかった新兵器(トンデモ兵器含む)を駆る敵と戦うのは、大戦時の各国の名機と選りすぐりのパイロットという設定。
日本からはゼロ戦52型と震電、続編の1945 IIでは疾風と震電が参戦。序盤の海ステージでは、艦これにも実装されている艦が敵として出ており濃密な弾幕を繰り出してくる。
アーケードの有名ブランド「彩京」の代表作シリーズで、特に初代のこれと1945 IIの評価が高い。サターンを始め幾つものコンシューマに移植されているが、やはりアーケードで遊んで頂きたいところ。
STGに力を入れているゲームセンターでは、現在でもプレイできることもある。
STGとしては非常にオーソドックスで硬派な縦スクロールであるが、ゲームバランスが秀逸。初心者でも「挑戦」出来るタイトルで、実際に当時はシューター以外のユーザーも取り込んだ傑作であった。
反面終盤ステージでは「殺意が違う」とまで言われる、開発メーカーの伝統芸「彩京弾」による高難易度も特徴で、反射神経は元よりパターン記憶など持てる技術を駆使しなければ攻略は難しくなる。
システムや雰囲気は硬派だが、いくつかの荒唐無稽な展開やお遊び要素によって、独特の魅力を醸し出す彩京らしい作品でもある。
パイロットにも詳細な設定がなされており、好成績でクリアすれば最期に(一人を除いて)可愛い美少女パイロットのご褒美グラフィックを拝むことも。
震電で頑張った俺には救いの手が差し伸べられていいと思うんだ。

『太平洋戦記3』

開発:ジェネラル・サポート
シリーズ最高傑作であり最終作といわれている作品(作成主は3しかプレイしたことないので追記修正頼みます)
ターン製ゲームでありプレイヤーは日本の最高指導者として陸海空の三軍を指揮する(ただし日本のみ)シナリオは最も古い年代で1939年9月のポーランド侵攻直後から1945年11月の本土決戦(プレイ最長は1947年まで可能)まであり、間に真珠湾からミッドウェー、ソロモン、マリアナなどがある他、特別シナリオとして88艦隊や氷山空母などが登場するシナリオがある。
目標だがアメリカとの和平でありその道中、中国、イギリス、ソ連、オーストリアと講和することにより講和した国が仲介することでアメリカとの和平の道が開かれるなど、どの国を下して和平するか戦略性が試される。(ついでにフィリピンやマレーなどの独立国家を樹立も可能)
マップだが北はアリューシャン及び樺太や満州沿いのソ連領土、西はハワイ、東は西インド(東側は見切れている)北はオーストリア南部と日本を中心に太平洋戦争の主戦場を網羅しておりマップ外任務としてアメリカやイギリスに対し通商破壊や米本土空襲、ドイツへの潜水艦派遣などがる。
ゲームは戦略ターンとして外交、エンジン及び航空機開発、科学、陸戦、艦艇の開発に艦艇及びドッグの建造、増築そこに資源と兵器の発展、製造と非常に多岐にわたる。
これだけ聞くとめんどくさいように聞こえるが簡略化されており戦略フェイズは何度かやれば自然に覚えることができる範囲である。
問題は戦術フェイズであり哨戒機を出さないと奇襲され、上陸部隊が強襲を仕掛け、陸上機が空襲を仕掛けるのを払いつつ前線への兵力や物資の補充、陣地の築城に占領地域への治安維持、資源の輸送とやることは非常に多い(ご丁寧にメモ機能がある)特に潜水艦はGのごとく出現し物資を積んだ輸送船を沈めにかかるなど大戦中の日本軍の気持ちをこれほどかと味わえる。ゆえに一通りの操作を覚え敵を殲滅するときなど感動を覚えること間違いなしである。
幸いエディット機能があるので資源などをいじれば多少は簡単になる他、51センチ砲を積んだ陽炎型や空母大和にジェット機やドイツのアニマルシリーズを運用する日本が作れたりと可能性は多岐にわたるのでぜひプレイしてほしい。
また艦これ的ポイントとして登場する艦艇が非常に多岐に渡り祥鳳、瑞鳳こと高崎、剣崎。飛鷹、隼鷹こと出雲、橿原丸に軽巡時代の最上型、88艦隊が実行されたらのIFとして戦艦、赤城に加賀。艦これ未登場の海防艦や睦月型の前の神風型のさらに前の峯風型の登場と多彩なのでまだ嫁が未登場の人はプレイすればいるかもしれないのもポイントである。
なおパワーアップキットとして太平洋戦記3 大和計画が出ており、ドイツ機の追加や大和型の設計を変更することができる

最後に同ゲーム会社はDMMに文庫版としてソロモン海戦や日露戦争にWW2の欧州大戦のゲームも発売しているので興味のある方は覗いてみるといい。

艦砲射撃!甲・改

開発: NEXT FRAME(U-TANAKA)
プラットフォーム: PC(FLASH)
ジャンル: シューティング

15年ほど前、FLASHによる動画・ゲームがインターネット上を風靡した時代のゲームの一つ。
プレイヤーは一隻の戦艦を操作し主砲・副兵装により敵を撃破していく。全10ステージ。1ステージ当たりの時間は5分程度。序盤は敵艦隊の撃破や重爆撃機の撃破という現実的な内容だったのが終盤に行くにつれて明らかにスケールを間違えたんじゃないかというぐらい馬鹿でかい戦艦や海上を二足歩行する機動兵器やら超兵器が登場する。でもあっさり撃破できたりする。むしろ的が大きいだけ当てやすい(こちらが避け続ければ)。
副兵装を換装したり、機動性や耐久性といったパラメーターを成長させることができる。ちなみにシステム上は全く意味はないが艦名を設定することもできる。
欠点はサイドビュー方式が故に一直線上の移動しか出来ない事。これが故に高難易度になると前進か後退しか出来ない自艦に濃密な弾幕が降り注ぐと言う理不尽なゲームになる。
FLASH、というか15年近く前のゲームなので艦これ以上に軽い。
ちなみに開発元のNEXT FRAMEは同じく軽快なゲームテンポのシューティングFLASHゲームが充実しているので気になったら他のゲームも見てはいかがだろうか。

The Wing Bluff

開発: プリムラソフト
プラットフォーム: Windows
ジャンル: 双方向スクロール型シューティング
公開年:2003

第二次大戦をモチーフにした任意スクロールシューティングで、プレイヤーは150種類近い(無料版は149種、有料版は158種)各国の実在の航空機を操作して戦う。重力や揚力、失速といった要素も盛り込まれており、さながら「2D版フライトシム」という感じのゲーム。無料版では「シングルミッション」で真珠湾攻撃・ミッドウェー海戦・南太平洋海戦・トラック島空襲・エンガノ岬沖海戦といった史実に基づいたミッションや、「もし栗田艦隊がレイテ湾に突入していたら……?」「日本本土の九十九里浜に米軍が上陸」といったIFシナリオで遊ぶことができるほか、「アペンドミッション」という、自分でミッションを自作したり、他の人が作ったミッションで遊ぶことができるモードも存在する。更に有料版には太平洋戦争を戦いぬく「キャンペーンモード」があり、プレイヤーの活躍次第で様々な「IF」のシナリオに分岐する。

本作において特質すべきは、敵味方のユニットを操るAIの優秀さであろう。艦これの艦載機熟練度に似たパラメータが個々の航空機に設定されており、熟練の敵戦闘機ともなると、操作に慣れたプレイヤーすらも軽々と翻弄してしまう見事な空戦技術を見せる。

本作は操作が独特で、初めは空戦や爆撃・雷撃はおろか、離陸や着陸すらおぼつかないかもしれない。チュートリアルで操作に慣れてから、実戦に挑もう。

また、2009年にはPSPにプラットフォームを移し、「大空軍」というタイトルで本作のリメイク作が発売された。
リメイク作では2Dのグラフィックが横視点・斜め視点の3Dになり、BGMが全てリニューアルされ、幾つかのゲームシステムが追加されている。
ダウンロード版はPSVitaでもプレイ可能である。

ボードウォーゲーム編

 電源不要のアナログウォーゲーム編です。↓非常にまとまった良記事。
 “艦娘”ともっと戦いたい「艦これ」提督のための「日本海軍ウォーゲームガイド」(ITmedia記事)

『Midway』

メーカー:アバロンヒル 1965年
おそらく世界で初めてブラインドサーチを用いた空母戦ゲームだろう。
著名なミッドウェー海戦を簡単な四角いエリア式索敵ボード(画像)と戦闘解決用ボードの2つで再現する。
索敵ボードは、艦隊マーカーや索敵マーカーのみで利用し、戦闘解決時には個別の艦艇ユニットを使用する。当然、航空機も登場する。
基本ルールは、空母戦をメインにした索敵ゲームになっている。急降下爆撃機と雷撃機のみが攻撃できる。
索敵は、艦艇の存在するエリアと日本軍は艦艇から12エリア以内のエリアを3か所索敵でき、アメリカ軍は索敵ボード全体のどれか4か所のエリアを索敵できる。
戦闘解決は、戦闘比で解決するが、これは当時から論議を呼んでいたと記憶する。
トーナメントルールは、戦闘機と水上戦闘が加わりかなり難しくなる。早い話、CAP対護衛機戦闘が起きる。
日本は空母とミッドウェー島の両方を狙わねばならないので、かなり難しい。史実に忠実ではある。
さらに、対空砲火を分散させるために戦艦や巡洋艦にも攻撃機を向かわせるか、空母に集中攻撃をするかも悩みどころである。
実は水上砲撃戦ルールもある。戦艦が逃げる空母を追いかけ回すという光景も見られた。
このゲームは空母戦ゲームの草分けとしては価値があるが、現在では入手困難なのが残念なところ。
珊瑚海海戦シナリオもあって、ルールとユニットが通信販売されていたのだ。

『アイアンボトムサウンド』

メーカー:Quarterdeck Games/ホビージャパン 1982年(日本語版発売年)
2013年11月の期間限定出撃『決戦!鉄底海峡を抜けて!』ではありません。
1942年のガダルカナル島周辺での夜間水上戦をプレーするゲームです。
こちらにボードやユニットが紹介されてますが、ユニットは1艦1ユニット(すべて艦名入り)、
シナリオごとに参加艦艇の浮力、砲塔、魚雷発射管、艦橋、レーダー、が印刷されたデータがあり、被弾すると、
命中判定を行い、貫通力と装甲を比べて被害を受けたり砲弾を跳ね返したりします。
火災が発生すると、当然、被弾しやすくなります。
ホビージャパン版はビニールコーティングされており、ホワイトボードマーカーを使うと、戦闘終了後布で拭くと何度でも使えるようになってました。
夜戦というだけに、両軍とも視界が決められており、視界外の艦船は砲撃できません。当然、日本軍の視界のほうが広いのですが、
米軍にはレーダー装備艦があり、敵が見えないところ(ユニットは裏返ってるんで存在は判りますが)から打ち込んでくるのです。
もっとも、両軍に照明弾や探照灯という手段はありますが、後者はコロンバンガラ島沖海戦の神通となる危険性が待ち受けているのです。
そしてこのゲーム最大の最強な兵器は46cm砲ではなく、61cm四連装(酸素)魚雷です。
特に至近距離(各艦の間隔は550m≒600ヤード)での一斉雷撃(4方向から16本ずつ)が決まると、サウスダコタ級戦艦をも一撃で屠ってしまいます。
シナリオは架空を含めて10あり、架空シナリオ用に大和利根北上(当然、重雷装艦)、矢矧の他に、
イギリスのプリンス・オブ・ウェールズ、オランダのトロンプ、ドイツのシェーアなどのユニットもあります。
大和とサウスダコタが暗夜に至近距離で撃ちあうのも楽しいのですが、各ユニットに撃沈時のポイントがありますので、
一定ポイント内で艦隊を編成(戦艦禁止、重巡は4隻までとか)して戦うというのも楽しいです。
ま、若き日のプロデューサーさんが楽しまれたんじゃないでしょうか。

『Destroyer Captain』

メーカー:Quarterdeck Games 1982年

タイトル通り、古今東西の駆逐艦の戦闘をプレーするゲームです。
対象年代は日露戦争から第二次世界大戦までで、日露戦争時の日本の水雷艇がプレーできるのはこのゲームくらいではないでしょうか。
明治34年竣工の暁型が登場する明治37年3月の旅順港南方海域での戦闘のシナリオがあります。
特徴はログシートに艦艇の兵装などを記入して、損害を受けるとそれをチェックしていくことで表現する点で、船体やスピードに対する損害もそれに記入します。
命中箇所は10面体ダイス2個で判定し、100通りの結果があり、なおかつ徹甲弾と榴弾で表が違うという凝りようです。
このような詳細なシステムなので、小型艦同士の海戦でも十分に表現できるわけです。
登場艦艇は駆逐艦中心ですが、巡洋艦も一部登場します。
写真1写真2はゲームで使うログシートや表などの例ですが、ユニットは少し大きな写真で提供しています。指揮官ユニットもあり、日本は海軍少将もありますが、名前が「秋山」となっているので、あの秋山さんかもしれません。
名前だけでしょうけど。
*12
このゲームは古いもので、メーカーのクォーターデッキももうないと思いますので、入手は困難ですが、日本のコマンド・マガジン51号で新シナリオとともに再版されています。
ただ、この号自体も2003年なので入手は少し難しいでしょう。

『IJN 大日本帝国海軍』

メーカー:ホビージャパン 1982年

ソロモン海域の水上戦闘を、いくつかのシナリオで再現します。1コマ1隻で、戦艦から駆逐艦まで皆名前がついています。空母は登場しませんが、それ以外の日本海軍艦艇はほとんど登場すると言っていいでしょう。
ルールも比較的簡単なので、すぐプレーできると思います。
なお、仮想シナリオでレイテで栗田艦隊と米戦艦部隊が激突したらとか、大和の沖縄特攻を米戦艦部隊が迎撃したらというものがあるので、大和や長門も出ますが、ゲームのメインはあくまでガダルカナル、
それも駆逐艦の活躍でしょう。
難点は古いゲームなので、現在では入手が難しいこと。しかし、国産ゲームなのでかなりの数が出回ったはずですから、オークションなどで入手できるかもしれません。
なお、1986年くらいに、「IJN2 FLEET BATTLES」*13という名で第二版が発売されていました。
写真はユニットの例。艦のシルエットが表、数字が書いてあるのが裏です。数字は上の左から、砲撃力、砲撃射程、雷撃力、雷撃射程、防御力、移動力です。
小さいので分かりにくいかもしれませんが、シルエットは艦種ごとに変えているという凝りようです。

『日本機動部隊』

メーカー:エポック社 1982年(初出時データ)

結論:日本の病気は昔からをその存在として体現するボードゲーム。

内容的にはストイックな海戦ゲームである。
「真珠湾攻撃」「マレー沖航空戦」「スラバヤ沖海戦」「空母vs.空母」「珊瑚海海戦」「ミッドウェー海戦」「第2次ソロモン海戦」「連合艦隊vs.太平洋艦隊」の8つの初期シナリオがセットされており、前者程難易度が低く、後者ほど高くなる。
近現代戦ボードゲームの初心者から上級者まで楽しめる内容になっている。
特に「真珠湾攻撃」シナリオは現在で言うところのチュートリアルシナリオに近く、『艦これ』以外のウォーゲームが初めてと言う人や、ボードゲーム・TRPG初心者にも楽しみやすいだろう、

ただ問題は現状入手難易度が高いこと。
エポック社の初版は探せば出てこないこともないと思われるが、リニューアル+追加ユニット+追加シナリオのジャパン・ウォーゲーム・クラシックス版は雑誌流通、しかも『コマンド・マガジン日本版』の付録という扱い、さらには同誌の10号と15号に分割して収録されたので、完全版の入手は現状不可能に近い……
パッケージでの復刻が望まれるところである。

※2020年現在では国際通信社からボックス版で定期的に再販がかかっています。中古も含めると、ボードゲームとしてはかなり入手難易度の低いアイテムになりました。

で、冒頭の件。
本作のゲームデザイナーは、特に欧州戦線のウォーゲームデザイナーとして著名だった鈴木銀一郎氏である。
と、この名前に聞き覚えのある提督も結構いるはず……
1987年に商業ベースとしては初めて発売されたファンタジーカードゲーム「モンスターメーカー」のグランドゲームデザイナーである。
カードイラストに九月姫を採用した愛らしいキャラクターデザインは同時期のうぶなボーイを直撃。現在は下火になってしまったが一時期はマイナーなりに、『艦これ』の提督陣より数段濃いコミュニティが形成されていた。ちなみに今提督をしている人間も結構いるはずである。
ちなみにどの程度の病状だったのかというと……この有様イクが18禁なら21禁レベルである。
つまり……もうこの時期日本は手遅れでした

※2021年1月6日、鈴木銀一郎氏は老衰により他界されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

『航空母艦』

メーカー:ツクダホビー 1983年

マップ2枚を埋め尽くすダミーマーカーの海、その中をプロットしたとおりにダミーマーカーをめくりながら索敵機や艦隊が進む。
やっと何かが存在するとわかっても、艦種誤認という危険性(珊瑚海海戦のように)もある。
攻撃隊を繰り出しても、敵艦隊が雲の下で逃げてしまう(瑞鶴のように)こともある。
ついに艦船攻撃となったら、艦上爆撃機は一度で攻撃を終了するが、艦上攻撃機は魚雷を抱いて輪形陣の中を動いてゆくのである。
つまるところ、ジェネラル・サポートのゲームをボードシミュレーションにしたようなものである。
当然、データは細かく、艦船の防御力、主砲、副砲、高角砲、機銃が、空母と水母は発着艦能力、整備能力が細かく定められている。
あまりの時間のかかり方に、週末に泊まりこんでも両軍激突せぬままということがままあったらしい。
こんなお化けゲームが4800円で売られていた時代があったのだ。今ならDSのソフト1本分だが。

『幻の八八艦隊』

メーカー:アドテクノス 1986年

弩級戦艦の出現以前の戦艦からワシントン軍縮会議で建造が中止された幻の戦艦までが大海原を駆け巡る。
この世界には航空母艦、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦は存在しない・・・と言いたいところだが、
日本の球磨川内巡洋艦古鷹巡洋艦睦月型駆逐艦、
合衆国のオマハ型巡洋艦、クレムソン型駆逐艦はユニット化されているが、各々の艦名は出てこない。
当然、焼き鳥製造機は戦艦、ボーキサイトの女王は巡洋戦艦、パンパカパーンカカオも巡洋戦艦として建造されている。
それどころか、日米英独仏伊のみならず、トルコ*14、ロシア、ノルウェーなどの戦艦もユニット化されている。
なお、システムデザインを担当したのは佐藤大輔氏である。

『USN Deluxe』

メーカー:デシジョンゲームズ 2004年

太平洋戦争を戦略的に再現し、キャンペーンと個別シナリオが付属する。
陸軍、海軍、空軍が登場しそれぞれ、個性が割り当てられゲームで重要な役割をする。
海軍は名称ではなく1ユニット毎に番号が振られている(画像)。
システムは、かなり凝ったもので、3軍にそれぞれ行動を与えることで戦闘を再現する。逆に、1個毎に行動を与えることができるので、手順としては煩雑ではあり、ゲームの時間はかなりかかることになる。
どのゲームもそうですが、陸軍や海軍にとって補給はシビアで、かなり考えないと作戦を遂行することが困難になりやすい。
空母は別に航空機ユニットを配備できるので、空戦任務が楽しめるのも特徴かもしれません。地上支援など再現できる。
キャンペーンはほぼプレイは無理なので、シナリオをプレイするのがベストである。珊瑚海海戦とミッドウェー海戦はかなり萌えるシナリオではあるかもしれません。
現在でもこのゲームは入手可能なので、プレイは可能ですが、ルールが長い英語の敷居は高いかもしれません。

『聯合艦隊』

メーカー:サンセットゲームズ 2004年

HJより販売されていたフリートバトルズ(IJNに追加ユニット、シナリオが加わった第二版)に雑誌でのソ連やドイツ艦隊の追加シナリオを網羅した。
IJNよりのルール変更点は、探照灯と照明弾と魚雷の隠密移動である。当然魚雷の簡易射撃判定も行える。
また、ユニットの裏に以前はデーターが書かれていたが、改装後の性能を再現するため別の冊子に書かれている。
フリートバトルズよりマニアックな艦艇も含まれているが、一部の戦艦が入っていなかったりして、
完全版とは言えるのか?
サンセットゲームズ版では、ユニットの裏面が射撃面となっている(画像)。ユニットは改装後のシルエットバージョンが入っている。
また、マップサイズも大きくなっている(画像)ので、年寄りには優しいかも。
再販が決定したので、今後入手は容易と思われます。→詳しい情報

『Empire of the Sun』

メーカー:GMT 2005年

太平洋戦争全体をやるゲームです。駒は陸海空の部隊の形で登場しますが、海軍は艦名入りです。ただし主要な艦艇だけで、たいてい2隻で1コマになっています。「IJN」がガダルカナル周辺に限られるのに対し、こちらはインドからハワイまで、戦いの場所はずっと広いです。
太平洋戦争全体をプレーできるゲームとしては、比較的ルールは難しくなく、プレー時間もかかりません。しかしそうは言っても、ウォーゲームにあまりなじみのない人には難しいかもしれません。
写真はマップの一部とユニットの例。数字は左から攻撃力、防御力。空母の場合はさらに攻撃範囲が付きます。これは航空攻撃をするものは数ヘクス先の敵も攻撃できるからです。
このゲームは比較紀最近のものなので、入手は比較的容易です。しかし、外国製ゲームなので、ルールの日本語訳も合わせて入手した方がいいでしょう。

『Axis & Allies Guadalcanal』

メーカー:アバロン・ヒル*15 2007年

Axis & Alliesはユニットに立体コマを使い、第二次世界大戦全体をプレーする二人ゲームですが、そのシリーズの中で、日米のガダルカナル島を巡る戦いのゲームがこれです。
一連の戦いが行われた海域をエリアで分け、海では海空部隊、島の上では陸上部隊が戦います。
島には飛行場が建設できますが、そのためには必要な数の補給ポイントを陸揚げしなければならず、そのために輸送船で部隊や補給を運びます。建設には3つの補給ユニットが必要ですが、輸送船1隻で運べるのは2個までです。
相手はその輸送を阻止しようとしてユニットを出し、双方のユニットがいるエリアで戦闘になります。
撃沈した敵戦艦と空母、建設に成功した飛行場が得点になり、15点に達した方が勝ちになります。
写真がこのゲームのユニットの例です。軍艦は戦艦から駆逐艦、潜水艦、輸送船、航空機は戦闘機、爆撃機があります。戦闘機は空母に積んで運ぶこともできます。赤が日本、緑が米国です。
ユニットには艦名はありませんが、御覧のように、それぞれの艦種で両国の特徴が出ており、例えば戦艦は日本は大和型、米国はノースカロライナ級です。駆逐艦は日本は陽炎型、米国はフレッチャー級のようです。
ところが巡洋艦を見てください。艦艇をクローズアップした写真で、一番前に出して艦首を突き合わせるようにしてあるのがそれですが、赤い方が米軍の標準的な重巡、緑が愛宕型の重巡に見えます。そうです。ここだけ、日米を取り違えているのです。せっかくの立体コマなのに残念です。色で日米を区別するので、巡洋艦だけ日米を取り換えるわけにもいきません。
ゲームはバランスが取れていて面白いのですが、巡洋艦ユニットだけが残念です。
このゲームは比較的最近のゲームなので、入手はできると思います。大きな箱が目立つゲームです。

『レイテ湾強襲』

メーカー:ゲームジャーナル(24号) 2007年

ゲーム・システムは基本的に「ストーム・オーバー・アルンヘム」システム。
これはエリア方式(画像)で、それぞれのユニットは移動か戦闘だけができて、それをすると裏返って、次のターンまで行動できないというもの。
なのだが、このゲームはカードによって、移動しても使用済みにならなかったり、使用済みになっているところを表にできたりできるので、油断がならない。
テーマはレイテ作戦全体をやるものだが、期間的には米軍のフィリピン攻略作戦なので、45年までが範囲に入っている。ルールブックに1ターンの期間は定義されていないが、全部で7ターンということは、1ターン1か月くらいと考えることもできる。レイテ海戦が44年10月、マニラが陥落し、米軍がマニラ北方の山下軍の掃討に入ったのが45年4月なので。
このゲームで日本海軍の活躍場面はゲームの序盤になるだろう。いわゆる「レイテ湾突入」である。何度かプレーしたが、日本側がカードをうまく駆使すると、米海軍はレイテ湾突入を防げないようだ。得点的にはまだ上陸していない陸上ユニットの除去得点が一番高く、ルール上、米軍はレイテ湾に集結したそれらをすぐには上陸できないようになっていて、除去されるとその失点を取り返すのが困難。よってゲームの勝敗はこのレイテ湾突入を日本側が成功させ、いくつ米陸上ユニットを除去するかでほぼ決まるといえる。
この過程で日本がいくらか軍艦を失ってもそれは米軍の得点にはならないので、日本軍プレーヤーは損失を顧みる必要はない。
仮想戦記ファンの夢を叶えるようなゲームで、それは分かるのだが、だれが米軍をやるのかという問題はあるゲームだ。
写真はユニットの例とカードの例。
ユニットは上から小沢艦隊、栗田艦隊、西村・島艦隊。
2隻1ユニットくらいで、軽巡と駆逐艦には艦名がない。
カードは日本軍の例。上2枚が自軍の行動を有利にするカードで、下2枚は米軍の行動を阻害するカード。
このゲームのついたゲームジャーナル誌は、そのHPによればまだ購入可能です。もっと最近の号で売り切れもあるのですから、ラッキーですよ。

『Coral Sea』

メーカー:アバランチ・プレス 2010年

これはアバランチ・プレス社の「第2次世界大戦海戦シリーズ」の一つで、珊瑚海海戦のゲームです。
同社は第一次と第二次世界大戦の各戦域の海戦を数多くゲーム化しており、それぞれのゲームに多くのシナリオがあり、いろいろな国の各種艦艇が登場するのですが、この「Coral Sea」は1ゲーム1シナリオという珍しいケースです。
同社のこのシリーズは基本ルールが共通で、まず双方がいくつかの艦隊を組んで、それぞれの艦隊に任務を与えます。各艦隊はその任務に応じた制限があり、たとえば上陸作戦を任務とする艦隊は出港から目的地までのゲームマップ上での経路をすべてプロットしておき、任務を放棄する以外ではそれに従わないといけません。
それぞれの艦隊マーカーはマップ上を移動するので、相手にもどこにいるかわかりますが、それを攻撃するには味方の艦隊が移動終了時に相手と同じゾーン(六角形ではなく四角なのでこう呼ぶ)にいて、索敵に成功しなければなりません(画像)。航空機による攻撃も同様で、事前に敵を発見していないといけません。つまりマップ上敵がどこにいるかは分かりますが、発見しないと攻撃できないというルールで、相手が全く見えない状態でプレーする「ブラインド・サーチ」とは違う、より簡単なシステムです。
戦闘になると艦隊を構成する艦艇のユニットを戦闘ボード上に移し、そこで戦闘を解決します(画像)。そのボードの上で双方の艦が移動し、砲撃し合いますが、移動は彼我の距離しか関係ありません。敵との間合いを詰めるか離すかだけで、当然敵の方が足が速いと逃げられてしまいます。ただ、戦闘ボードに艦艇を置いた時はお互いユニットを裏返すので、相手の艦艇はそのシルエットしかわかりません。これは戦艦と巡洋艦などおおまかな艦種の区別しかつきませんから、場合によっては逃げるか戦うか迷うことになります。
このようによくできたシステムなのですが、双方が艦艇のみの一次大戦の場合、なかなか戦闘が起こらないという難点がありました。上記のように双方の艦隊は移動を事前プロットし、一番制限が少ない迎撃任務でも2ターン先をプロットするので、相手の動きを完璧に読まないと会敵はできないのです。
しかし、航空機が登場する2次大戦では様子が違います。ましてや珊瑚海海戦は純粋に空母戦ですから、戦闘が起こらないということはありません。シリーズの最初のころのゲームとはずいぶん変わってしまいましたが、これはこれで楽しめるので良いでしょう。
このゲームシステムの航空索敵は、非常に単純化されていて、索敵したい敵艦隊への航空基地からの距離と索敵に使用する航空機ユニットのステップ数で索敵に成功する確率が決まり、サイコロを振って判定します。つまり実際に索敵機がマップ上を移動するのではないので、簡単に索敵ができます。攻撃機の移動は艦隊の移動とは別フェィズなので、艦隊同士のようにすれ違うこともなく、確実に敵艦隊上空に達します。
航空攻撃は戦闘ボード上に並べられた艦艇ユニットの上に航空機ユニットを置き、目標と周辺の艦艇から対空砲火を受けた後、爆撃や雷撃の結果判定をします。
このシリーズの日本海軍が登場するゲームでは、他にインド洋作戦をテーマにした「Eastern Fleet」、「ミッドウェー」、南方作戦での海戦をやる「Strike South」などがあります。比較的最近のゲームなので、入手は可能だと思いますが、英語の苦手な人は日本語ルールが手に入るかが問題でしょう。

『艦隊これくしょん―艦これ― 艦これRPG』

メーカー:KADOKAWA(富士見書房) 2014年

冒険企画局の河嶋陶一郎氏が制作した汎用テーブルトークRPGシステム「サイコロ・フィクション」を使用した『艦これ』のTRPG版。プレイヤーは艦娘を演じながらストーリーを紡ぎあげていく。大丈夫! 艦むすが[臭い飯表]を振ったり、梅毒にかかって鼻がもげたり、14番へ行ったりはしないよ!
進行は、初期設定を行う「導入フェイズ」、艦娘たちの日常を描く「鎮守府フェイズ」、ボス戦である「決戦フェイズ」、締めと成長処理などを行う「終了フェイズ」の順。
「鎮守府フェイズ」はプレイヤーがカードにキーワードを記入の上、日常・交流・遊び・演習・遠征・作戦の6シーン*16の一つをチェックし、ダイスを使って表(通称・大惨事表)からイベントを決定する。そして、シーンプレイヤーは6×11の個性の中から指定された個性を使ってイベントの成否を判定する。成功すると戦闘が有利になるなどの良い効果が、失敗すると資源を減らされるなどの悪い効果が起きる。人数分のシーンが終了すると1サイクルが経過し、再び鎮守府フェイズとなるor決戦フェイズに突入することになる。
艦隊戦はプレイヤーと提督(GM)が動かすNPCとの戦いとなる。決戦フェイズは必ずこの艦隊戦になる。なお、鎮守府フェイズにも艦隊戦をはさむことが可能。
本編との特に大きな違いを挙げると……。

  • 各艦娘には本編にもある火力・装甲などのステータス以外に、ダイスの振り直しなどに用いる「行動力」、行為判定に用いる「個性」、特技である「アビリティ」、キャラクター同士でどれだけ気持ちを通わせているのかを数値化した「感情値」などのステータスが追加されている。他方、キャラステータスに雷撃値はない。
    • 行動力が0になると無傷であっても行動不能になる。また、艦隊戦の勝敗条件にも影響する。なお、補給はこの行動力を回復させるためのものである。
    • 感情値が1点以上あると「声援」を送ることができ、判定を有利にしたり、艦隊戦でのダメージを上乗せしたりできる。また、決戦フェイズで轟沈したときに感情値のあるキャラがいると救出が可能になる。
  • 燃料などの資源はイベント報酬や艦隊戦で勝利したときの戦利品として獲得する。ただし、上限を超えて保有することはできない。
  • 海域マップは原則自由に動ける。マップの設定によっては海域マップ上でも補給や入渠ができる。
  • 単縦陣などの陣形はなく、会敵時に航行序列(行動順)を決めるプロットを行うのみ。また、交戦形態には同航戦などのほかに「悪天候」「悪海象」などがある。
  • 制空権や水上機の有無に関わらず連続攻撃が可能。これには航空機や魚雷も使用できるので、空母や駆逐艦も連続攻撃できる。ただし、連続攻撃の判定に失敗すると攻撃そのものが失敗した扱いになる。
  • 戦艦の有無にかかわらず、砲撃戦は二巡する。
  • 潜水艦は潜航と浮上を選べる。浮上した潜水艦は水上艦と同じ扱いとなり、砲撃戦にも参加可能になるが、戦艦や重巡などからも攻撃される。NPCは基本的に潜航状態。
  • 深海棲艦の補給艦は敵艦の損傷を回復させる効果を持つ。
  • ステータスに雷撃値がないため、魚雷を持っていないと雷撃戦に参加できない。
  • 夜戦には行為判定が必要。判定に失敗すると強制的に戦闘終了となる。
  • 艦娘側もダメージ次第で無傷から轟沈する。旗艦も例外ではない。ただし、前述のルールがあるため、轟沈=ロストとは限らない(決戦フェイズ以外では轟沈=行動不能なだけで、入渠すれば復帰できる。救出も不要)。
  • 終了フェイズでは自動的に行動力や損傷が全快する。補給・入渠は不要で、資源も消費しない。

鎮守府名や艦隊名もダイスと大惨事表を用いて決めることも可能。ただし、シリアスなストーリーなのに「国際ふんどしアカデミー」「悪夢のへっぽこプロダクション」「網走人生波止場」なんていう鎮守府名になるかもしれないが。羅針盤ダイスの導きに人は逆らえないのです。

2015年3月現在、基本ルールの『着任ノ書』、艦娘やルールなどを追加したサプリメント『建造ノ書 壱』『建造ノ書 弐』『出撃ノ書』、基本データとルールをまとめた『抜錨ノ書』の五冊が出ている*17。艦娘としてプレイするなら『抜錨ノ書』だけでもプレイ可能。ただし、改二艦娘を使いたい場合には『建造ノ書 弐』以降のサプリが要る。また、提督(GM)や机上演習には、最低でも『着任ノ書』が必要となる。
現在、2015年冬イベ前に実装された艦娘は改二も含めてほとんど登場している。なぜかドイツ艦だけはハブられている。解せぬ。各艦娘が持っている「個性」や「固有アビリティ」は艦娘のキャラをよく反映していて、見ているだけでもニヤリとしてくるのも地味に楽しい。
深海棲艦側も2014年秋イベまでに登場したキャラはほぼ全て登場している。elite、flagship、改もルール化されているので、まだ見ぬレ級改×3と戦艦棲姫×3という夢の編成も可能。やめてくださいしんでしまいます
なお、本作は一人でもプレイ可能。一人でのプレイは机上演習とよばれ、複数人でのプレイと若干ルールが異なる。とはいえ、全くの別ゲーになることもないので、TRPGに興味のある人が周りにいないとか、TRPGに興味があるがルールがよくわからないという人は机上演習から入るのもいい。
大惨事表のおかげで、ストーリーは大まかなものでも形にはなるので、まずは自分の理解したルールの範囲でプレイしてみよう。

なお、各ルールブックはルールパートの前にリプレイパートがあり、リプレイを読むだけでも面白いのがミソ。
基本ルールブックの「着任ノ書」にあるリプレイからして、ブリドカットセーラ恵美さんが夕張を、ロシア好き漫画家の速水螺旋人さんが響を演じているところから、いきなり濃いプレイが炸裂している。

『栄光の八八艦隊』

メーカー: 天下布武
「萌え×ミリタリー」の黎明期に登場した、大艦巨砲主義時代をテーマとしたカードゲーム。

「三笠」のような前弩級戦艦から、艦これでもお馴染みの「金剛」「扶桑」「長門」「大和」といった日本の艦艇はもちろん、「ビスマルク」「プリンツ・オイゲン」のようなドイツ艦、更には米英伊仏露の艦艇や、オスマントルコの「ヤウズ・スルタン・セリム」、スウェーデンの「スヴァリイェ」といったマニアックな艦艇まで登場する。
更には建造中止となった艦も数多く登場しており、「加賀」さんが戦艦として登場したり、「赤城」さんの姉のほうの「天城」が巡洋戦艦として登場したり、果てには「13号艦」「紀伊」など、登場する艦はさながら大艦巨砲主義万歳!なラインナップとなっている。

また、カードのイラストには艦艇だけでなく艦これの「妖精さん」に似た雰囲気の女の子が描かれているのも特徴である。

ゲーム自体は極めてお手軽なカードゲームである。各艦の攻撃力や防御力が記された「シップカード」を4枚引き、自分の「艦隊」として手元に並べる。各プレイヤーは手番になったら、様々なイベントや攻撃補助手段が書かれた「プレイカード」を1枚引き、「プレイカード」を使用したり、自分の艦で相手プレイヤーの艦を攻撃したりする。

(日露戦争時代の艦から大和を超える計画艦まで登場するので当たり前なのだが)各艦ごとの強弱の差が極めて大きい。しかし強い艦は無敵かといえばそうでもなく、「潜水艦」「駆逐艦」「機雷」といったプレイカードによってあっさりと沈んでしまうこともよくある。また、敵への攻撃は全てダイスの目に依存するため、基本的には「どの艦を引けるか」「運よくプレイカードを引けるか」「攻撃で強いダイスの目を出せるか」の運ゲーである。そのためプレイヤースキルが勝ち負けに影響しにくく、初心者でも楽しめるパーティー向けのゲームといえる。

なお、かなり昔に発売されたゲームであり、現在は入手困難であるため、中古でもプレミアが付いてしまっている。
最近では復刻・リニューアルの話もちらほらと出てきているので期待してみよう。

おすすめに入れて欲しいと誰かが提案したものなど

自分が書いてもいいよという提督がいたら参考にしてください。

ストライカーズ1945 (開発元:彩京)
ストライカーズ1945II (開発元:彩京)
ストライカーズ1945PLUS(開発:彩京 家庭用発売元:アークシステムワークス)
ストライカーズ1999(開発元:彩京)
零式艦上戦闘記 (開発元:マリオネット 発売元:タイトー)
魚雷戦用意 (開発元:SANETOMO WORKS)
グロス・ぱいッ!チュラント⊂彡 (しるふ・わーくす)
ウルフファング -空牙2001- (開発・発売:データイースト)
1941 Counter Attack(開発・発売:カプコン)
19XX The War Against Destiny(開発・発売:カプコン)
1944 The Loop Master(開発:エイティング&ライジング・発売:カプコン)
P-47 THE FREEDOM FIGHTER(発売:ジャレコ・開発:NMK)
ダライアスII(開発・発売:タイトー)
U.S.NAVY(開発・発売:カプコン)
USAAFムスタング(発売:UPL・開発:NMK)
battle fleet 2 (開発・発売:Mythical City Games)
NAVAL WAR (AVALON HILL)
ウォーゲームエレクトロニクス「真珠湾攻撃」「ミッドウェー海戦」(開発・販売:エポック社)

おすすめゲーム掲示板

武蔵「どこを見ている? ここは軍艦もののゲームについて語るコーナーだぞ?」
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  • そういえばRule the Wavesはまだ紹介されてないんだね。自分で艦艇設計やら艦隊運営、さらには技術開発も出来て凄く面白いよ -- 2020-04-12 (日) 09:30:32
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      • (続き)気付いて加筆するまではそのままにしておくしかないかと。 -- 2020-11-18 (水) 17:40:06
  • NSPWはWindows 10対応版がリリースされてるぞ よく頑張ったよなあ -- 2020-05-26 (火) 00:25:38
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    • 第1ターンを終わらせるまでに丸1日かかった覚えが。攻勢限界線到達しちゃうと後は淡々と進むんですがねえ。 -- 2020-11-11 (水) 12:45:37
  • 欧州方面イベントということで、ヨーロッパ戦域キャンペーンのボドゲとか、どうかな。誰も関心ないかな。 -- 2020-11-27 (金) 15:48:59
  • 鈴木銀一郎氏逝去。田中Pとの対談は一度実現して欲しかったなあ。 -- 2021-01-07 (木) 23:35:58
    • ご冥福をお祈りします。銀ちゃんゲームで最初にプレイしたのは日本機動部隊だった。アナログゲームのデザイナーとしては、数字の丸め方が上手な人だったと思います。 -- 2021-01-08 (金) 23:35:03
  • 最近出てきたWar on the Seaも見てみる限りなかなかに面白そう -- 2021-02-24 (水) 23:45:21
  • 1943を加筆してみましたが -- 2021-03-01 (月) 15:27:08
  • 大陸より、アズレン以上の!?鎮守府への恐るべきライバルがやって来る・・・”未来人へのリベンジのため”に!? -- 2021-03-13 (土) 13:31:05
    • 終わっちまったよ…いいゲームだったんだけどギリギリ一年は持ったけど…今でも悲しみから抜け出せない… -- 2023-06-14 (水) 13:20:17
  • steamでUBOATやってみたけど中々難しいな。大西洋までの活動でもひーこら言ってる中で日本までやってきたゆーちゃんスゲーよ -- 2021-05-15 (土) 21:03:26
  • ヤラれた、先ぃ越された・・・!!!(TдT)つ https://www.p-world.co.jp/sp/kisyu.cgi?code=9752 (泣) -- ユウウツな提督? 2022-12-09 (金) 18:50:34
    • ソシャゲ的にはパチンコ化はむしろしないほうが良いまであるから…いや何で貴方達がパチンコ化してるんだよ!エ○ゲの教えはどうした教えは! -- 2023-06-14 (水) 13:21:53

*1 Ⅳでは更にイギリスとドイツも追加
*2 IIIでは三式弾装備の条件が「20cm砲以上の主砲の搭載」だったので、20cm砲装備の空母が横行した
*3 あまり旧いPC-9800シリーズはノーマルモードの出力がVGAと微妙に違うため、現在市販されているディスプレイが使えないので注意
*4 日本製のゲームなのに日本軍が敵とされた訳は、敵として出したほうが多くの日本軍艦船を出せる事と、アメリカ市場の大きさを無視できなかった事がある。
*5 設定上ではホーネットの僚艦であるCV-5ヨークタウンである。
*6 後甲板に主砲がある為明らかに利根型とは異なる。たぶん最上型…三隈
*7 6発超重爆撃機、富嶽がモデルとされてる。
*8 これは前作のタイトルが『1942』だった事との兼ね合いもある。
*9 但し、陸戦の途中で退却を選択しても、現地判断とやらで攻撃を繰り返すことはある
*10 これが本作品最大の弱点で、とにかく数さえ揃えれば勝てるという点が物足りないという声も多かった。制作サイドでも「戦闘場面を提督の決断みたいにすれば売れるのでは?」と考えたらしく、嵐4では手動戦闘を追加したが、あまりにもおかしな戦闘結果となるため今度はそこに不満が続出。そこで嵐5では戦闘解決の判定式を弄ったが、これが逆にあり得ない戦闘結果を生み、最後はめでたくクソゲーオブザイヤーを受賞することに…
*11 After Action Reportの略。プレイの感想文のようなもの。日本では紙芝居スタイルが多い
*12 1943年7月5日のクラ湾夜戦の日本側指揮官、第三水雷戦隊司令官の秋山輝男少将と思われます
*13 2は本当はローマ数字、機種依存文字なので数字にしています
*14 ドイツの巡洋戦艦を譲り受けた
*15 「MIDWAY」の発売時は独立した会社だったが、現在は「マジック:ザ・ギャザリング」「ダンジョンズ&ドラゴンズ」で有名なウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の社内ブランドとなっている
*16 サプリでほのぼの・航海・外出・激戦・任務・恐怖の6つが追加
*17 他に公式リプレイが2巻と後述の机上演習リプレイが1巻ある