20連装7inch UP Rocket Launchers

No.301
	20連装7inch UP Rocket Launchers		対空機銃
	装備ステータス
	火力		雷装
	爆装		対空	+7
	対潜		索敵
	命中		回避	+2
	射程		装甲
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
	開発解禁日:2022年12月6日、改修不可、入手方法
紅茶の国で開発され、大型艦などの対空近接防御に使用された多連装対空ロケットランチャーです。 日本の対空噴進砲に使用された12cmロサ弾より大型のロケット弾を採用しています。 紅茶の国の艦艇や一部の戦艦などでポンポン砲と一緒に、または集中運用することで、 限定的ではありますが近接対空防御に効果を発揮します。

ゲームにおいて

• 18年6月作戦ランカー褒章として登場。その後Nelson改の持参装備になった。
• これ自体を2つ装備、またはQF 2ポンド8連装ポンポン砲と同時搭載することで英国艦娘が対空カットインを発動できる。CI性能は変動1.2の固定3で同じ。
  • 発動できるのはWarspite、Nelson、Ark Royal、Jervis、Janus、Sheffield、Victorious、金剛型改二。
  • 16inch Mk.I三連装砲改＋FCR type284の対空CIも同じ性能。
• 説明にはロケットランチャーと書かれているが実物は別物であり、12cm30連装噴進砲改二のような対空噴進弾幕は確認されていない。

入手方法について

• 初期装備艦
  • Nelson改、Rodney改
• 2018年 6月作戦報酬 (1位～500位)
• 2022年12月6日 開発可能となり、同時に英国系大口径主砲の改修必要装備に指定される。
  • そのため、「必要かどうかは置いといて(運営)」という謳い文句に首をかしげる提督もいたとか。
  • ネルソン旗艦、開発理論値(10/40/20/40)で開発可能。
    • 16inch Mk.I三連装砲と同時開発を狙う場合、(10/150/210/40)で可能。

装備ボーナスについて

• 特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する装備ボーナスがある。
  • 対象艦はイギリス艦(Warspite、Nelson、Rodney、Ark Royal、Jervis、Janus、Javelin、Sheffield、Victorious)。
    国籍該当艦は艦娘名一覧（艦種別）で確認を。
  • 搭載一基ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
  • 他装備との単体ボーナス・相互シナジーボーナスを持つ艦もいるが、それもまた別に加算される。
  • 各ボーナス値は下表の通り。

  装備		基本値
  20連装7inch UP Rocket Launchers		対空	回避	装甲	累積
  		7	2		-
  単体ボーナス↓		加算値
  装備	対象艦	対空	回避	装甲	累積
  20連装7inch UP Rocket Launchers	イギリス艦	+2	+1	+1	◯

  ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら

対空機銃上位早見表(装備最大値/対空機銃上位早見表/テーブルより転送)

小ネタ

• 1940年、何隻かの主力艦に設置された20連装対空ロケットランチャーが元ネタと思われる。
  • 図鑑の説明通り７インチ（17.8㎝）と12cmロサ弾より大型である。
  • UPはUnrotated Projector、非回転投射体の略であり、これはランチャーの砲身内部にライフリングがなくロケットが回転していないことを意味する。
• 設置された艦は、ネルソン、キングジョージＶ世、プリンスオブウェールズ、そしてフッドである。このフッドが一番被害を受けたのであった。
  • フッドには1940年の春に設置された。前部のＢ砲塔上部に設置されたものがイタリアのカリャッリ、ジブラルタルで2回誤発射され、噴射炎で近くにいた乗組員に3度の火傷を負わせた。またフッド最後の戦闘*3でもランチャーの中でロケット燃料に火がつき、火災の原因となったといわれる*4。
• 一回の発射で10発が同時に発射され、15秒後高度1000ft（約300m）に到達したところで爆発して、地雷を放出、地雷には３つのパラシュートとそれから伸びる400ftのケーブルがついており、空中地雷原を作り上げる。このケーブルに敵機が絡まると地雷が引っ張られて敵機めがけて突進し撃破する、はずであった。
  • この「空中地雷原」は、低空侵入する敵機からは非常に見えやすく、かつ簡単に回避できた。それどころか風向きが変わったら、発射した艦に向かって戻ってくることさえあった。発射から95秒たつと自爆するのが唯一の救いであろうか
  • それでもなお、敵への損害より味方への損害の方が大きかった、とする評がある
• ゲームではポンポン砲とシナジーがあるが、史実ではあまりにもダメすぎたので早い段階で撤去され、ポンポン砲やボフォース40㎜に換装された。撤去されたランチャーは陸上に配置され、トブルク防衛では多少の役に立ったという。なおこれをアメリカ軍はロング・ラジェーターと呼んだ

• こんなダメ兵器であるが、仕組みが同じような兵器がもう一つあったりする。Parachute Aerial Cable（PAC）Rocket Systemといい、こちらは商船の自衛用として使われたが、役に立たない機械の漫画を描くことで当時有名だったヒースロビンソンの作品みたいだと言われ、それが敵機を落としたことは見たことも聞いたことも商船の乗組員はなかったという

• 日本陸軍にも阻塞弾という似た兵器があり、直径7センチの発射筒から7個の子弾を散布した。同様の構造を持つ8センチ発射筒もあった。
  複数を揃えて一斉に発射する事で、低空を飛ぶ敵機に弾幕を形成する。
  陸戦だけでなく海軍や輸送船などでも使用されており、戦後の回顧録などで「敵機に向かって花火を撃っていた」などと酷い事を書かれている。

この装備についてのコメント