Ro.44水上戦闘機

No.164
	Ro.44水上戦闘機		水上戦闘機
	装備ステータス
	火力		雷装
	爆装		対空	+2
	対潜	+1	索敵	+2
	命中	+1	回避	+2
	戦闘行動半径	3
	装備可能艦種
	駆逐艦	軽巡洋艦	重巡洋艦	戦艦
	軽空母	正規空母	水上機母艦	航空戦艦
	備考
	開発不可、改修可、入手方法 装備搭載可能艦
改修更新
Ro.43水偵 → Ro.44水上戦闘機 → Ro.44水上戦闘機bis
パスタの国で運用された信頼性と運動性に優れた複葉複座の水偵Ro.43を単座に改修した水上戦闘機です。 低速なため戦闘機としては限界がありますが、貴重な洋上防空戦力として期待されました。 量産数は控えめです。

ゲームにおいて

• 2016年 02月24日にランカー報酬として配布された、艦これ初の【水上戦闘機】。
  • 装備リスト内の位置は末尾に近い位置なので装備を探す際は注意。装備ソートでは偵察機欄にある。
    • ランカー装備の本実装としては三番目。(最速は大発動艇(八九式中戦車＆陸戦隊)である。オンメンテと同時じゃ勝てない)
  • Pola改とZara dueが持参する。Polaを拾ったら牧場もありかもしれない。

水上戦闘機について

• 「一部の戦艦/重巡/軽巡、航巡/水母等が装備できる艦戦」といった認識で問題ない。
  • 熟練度最大>>でスロット搭載機数にかかわらず制空値+25となる。
    • 機体性能で発揮できる分より多く、熟練度が本体ともいえるカテゴリである*1。
    • これは装備スロット1つにつきの値であり、ふたつみっつと装備していくことで艦戦なしでも制空値を大きく稼ぐことができる。
    • かつては熟練度による補正値が非常に小さかったが、2016/5/3のアップデート以降、艦戦と同等まで上昇。使い勝手は大きく向上したといえる。
  • ちなみに戦闘機の被撃墜による減少数は端数切り捨ての割合で決定されるほか、対空砲火の撃墜対象にならないため、搭載数が1のスロットなどでも全滅することはなく問題なく運用できる。
    • 全滅しないこと、および搭載数では変動しない熟練度補正により空母以外で制空値を確保する手段として非常に有用。
    • 水上戦闘機を乗せられるスロットは搭載が小さめのものが多く、機体性能とあいまって艦戦ほどの制空値は出ない。
      空母が出せない・足りないとき、あるいは空母に攻撃機を多く積みたいときに艦戦から置き換える形で活用される。
  • 単独では弾着観測射撃を行えない。触接もできない。
    • 1隻のみで観測射撃を行うには水上戦闘機と別に水偵が必要になる。
      戦艦の場合5スロットの武蔵改二・伊勢日向改二以外は徹甲弾や三式弾との併用が出来ないのがネックとなる。
      1人乗りで弾着観測なんて無茶振りだし仕方ないね。
• 対潜航空支援だと対潜攻撃に参加するが、熟練度が無効になるため制空も攻撃も非常に弱い。
  • ……が、艦戦が意味をなさない対潜支援において制空値を稼げる貴重な存在ではある。大人しく空母の爆戦を使った方がいいが。
    またこの場合対空砲火の撃墜対象になる。

対地特効補正について

• 微弱だが対地特効補正が発生する。
  対地特効補正について/水上戦闘機・多用途水上機／水上爆撃機より転送
  対地特効補正について

  対地特効補正について

  	乗算補正a				キャップ後補正	補足
  	ソフト スキン	砲台小鬼	離島棲姫	港湾夏姫	集積地 追加
  1積み 以上	×1.2	×1.5	×1.0	×1.3	×1.0	水戦・水爆の合計数で計算

  集積地追加のみキャップ後補正、他は火力値にかかる補正。
  補正のかかる正確な位置については対地攻撃を参照。

  
  

  • 単独では微弱なものの、幅広い陸上型に対して対地特効が発生する。
    対地特効は全滅時(搭載数0機時)も有効。
  • 水上爆撃機は弾着構成と併用しやすいことがメリット。他の陸上特効装備と組み合わせると意外と差が出ることも。

Ro.44について

• 2016年 03月11日に実装された水上戦闘機「二式水戦改」と比較すると対空-1、索敵+1。
  • 制空値では譲るが、Ro.43からの改修・更新コストが安く生産しやすい利点がある。*2
    更新までにかかるネジ消費を比較すると、最後まで確実化しなかったとすれば12、★+6から確実化したとすれば15も軽い。
  • ただし、生産性を除けばその後の改修にかかるコストや最終的な発展性は共食いがなく熟練任務や強風改への更新が控える二式水戦改の方が上なので、その辺りも考えてどちらを作るかを考えよう。
• 2017年 03月17日から二式水戦改ともども改修可能になった。
  • 改修更新で更に上位の「Ro.44水上戦闘機bis」にできるが、更新時と更新後の★+6以降の改修にこの装備共食いを要求するのでかなりの高コストである。
    • 更新先bisの性能は既存の二式水戦改とあまり代わり映えしないので実益より趣味の領域か。
    • 熟練度が本体なカテゴリの都合上、共食いで水戦の個数が減ると発揮制空値が大きく減少してしまう。

性能比較表(装備最大値/水戦早見表/テーブルより転送)

• 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと

装備可能な艦

• 2024/10/18現在、装備可能な艦は以下の通り。
  • 航空戦艦・航空巡洋艦・潜水空母・水上機母艦・潜水母艦
  • 改造後のイタリア戦艦 (Italia・Roma改・Conte di Cavour nuovo)
  • 改造後のイタリア重巡 (Zara改/due・Pola改)
  • 改造後の大和型 (大和改/改二/改二重・武蔵改/改二)
  • 改造後の長門型 (長門改/改二・陸奥改/改二)
  • 改造後の金剛型（比叡改二丙*3・榛名改二乙*4・霧島改二丙）
  • 一部の軽巡洋艦 (由良改二・球磨改二・多摩改二・矢矧改二乙)
  • 一部の補給艦 (速吸/改・神威改母 (未改造の神威は搭載0のため実質装備不可))
  • 一部の揚陸艦 (神州丸)

入手方法について

• 初期装備艦
  • Pola改、Zara due
• 2016年 1月作戦報酬 (1位～500位)
• 「Ro.43水偵★max」からの改修更新

アップデート履歴

• 2016年 02月24日：ランカー報酬として実装配布。
  • 同時に「改装後の中型以上のイタリア艦娘など」に瑞雲等の水爆/水戦系統を搭載できるようになった。(運営告知tweet)
• 2016年 02月29日：アップデートで「Ro.43水偵★max」からの改修更新が実装された。
  • 【水上戦闘機】カテゴリが新設された。
  • 水上戦闘機の装備可能艦種に改造後の長門型と大和型が追加された。
    • これらの艦は水上爆撃機や零式ソナーを装備しても対潜攻撃は行わないため、水上/航空攻撃に機能限定された航空戦艦・航空巡洋艦として運用するのが良いだろう。
• 2016年 05月03日：アップデート当初、新実装されたPola改は初期装備から本装備を一度でも外すと再装備不可、他の水戦水爆も装備不可、等の不具合があった。
  • 2016年 05月13日：臨時メンテナンスにより解消された。
    • 過去には山城改二や鹿島改の実装直後に探照灯に関して同様の事があり、それぞれ数時間～数日で修正されていた。
• 2016年 02月29日：カテゴリ変更に伴い爆装が削除された (配布当初は水上爆撃機の扱いであり爆装+1を持っていた)。
  • 当然水爆としては最弱性能に近かった。
  • カテゴリ変更の時点ではまだ熟練度補正の制空値も小さかった。
  • この頃Ro.43と同様、装備選択画面で能力値6行目になる「索敵 +2」がスクロールしないと見えない状態だった*5。
• 2017年 03月17日：アップデートにより改修更新が可能となった。
  • イラスト左上の種別アイコンが水偵から独立した水上戦闘機専用のものに差し代わった。
    • アイコンベースは二式水戦改と思われる。
    • 航空戦で飛んでいくミニグラはイタリア水上機系統のものが使われている。
• 2017年 04月05日：アップデートにて、図鑑でのカテゴリ分類が「多用途水上機/水上戦闘機」から「水上戦闘機」に変更された。
  • それと入れ替わるように瑞雲・晴嵐等の水上爆撃機が「多用途水上機/水上爆撃機」と表記されるようになった。
  • 余談だがかつては図鑑での分類で「多用途水上機/水上戦闘機」と2つのカテゴリが並べて表記されていた。
    • 運営twitterには「「瑞雲」シリーズなどの多用途水上機」という記述があることから、瑞雲系列も表記されていないものの多用途水上機カテゴリに入っていたと考えられる。

小ネタ

• 元ネタはイタリアの水上戦闘機Ro.44。先立ってゲーム内に実装されていた水上偵察機Ro.43を単座化し戦闘機としたものである。
  • 原型機がカタパルト射出用に設計されているため、本機もカタパルト射出による艦載運用が可能。
  • 武装は12.7mm機銃2挺、最高速度は315km/h　爆装はない
  • 生産数は35機とされる

• 艦載機としては敵観測機および哨戒機の排除を目的として、また基地からは防空のために運用されるはずだった。
  • ところが原型機Ro.43からして初飛行は1934年であり、小改修した程度の本機は就役した時点で既に戦闘機として性能不足となりつつあった。
    • よって艦載運用はされず、リットリオ級戦艦の艦載戦闘機としては陸上機Re.2000の改修型が使用された。
  • 大戦中はクレタ島での作戦に用いられたのち*6、練習機として余生を過ごすのみだった。

• カラーリングはレロス島（現ギリシア領）に展開した161独立水上戦闘飛行隊*7。同飛行隊は第二次大戦に本装備を抱えて突入、緒戦に実戦を経験した。
  • レロス島はムッソリーニが「地中海のコレヒドール」と喧伝、対ギリシャの拠点として重視していた。
    • イタリア降伏の後、英軍が一時占領したがドイツ軍の空挺・上陸作戦により陥落した。レロス島を含むドデカネス諸島の戦いはドイツ最後の勝利とされる。

• どうも欧州で数社がプラモデル化しているようである。世間は広い

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