No.249 | ||||
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Fulmar | 艦上戦闘機 | |||
装備ステータス | ||||
火力 | +1 | 雷装 | ||
爆装 | 対空 | +3 | ||
対潜 | +2 | 索敵 | +1 | |
命中 | +2 | 回避 | +1 | |
戦闘行動半径 | 4 | |||
装備可能艦種 | ||||
駆逐艦 | 軽巡洋艦 | 重巡洋艦 | 戦艦 | |
軽空母 | 正規空母 | 水上機母艦 | 航空戦艦 | |
備考 | ||||
開発解禁日:2020年10月16日、改修可 Ark Royal改、Victoriousの初期装備 任務「演習ティータイム!」選択報酬 | ||||
改修更新 | ||||
Fulmar →*1 Fulmar(戦闘偵察/熟練) | ||||
紅茶の国で開発された複座艦上戦闘機です。 偵察や攻撃も可能な多用途運用を目指しましたが、運動性能や速度に難があり、 空中戦で優位性を発揮することはできませんでした。 機動部隊の零戦隊にも圧倒されることになり、徐々にその姿を消していきます。 |
ゲームにおいて
- 2017年8月12日にArk Royal改の初期装備として実装された艦戦。
- 2020年10月16日に開発解禁となった。Ark Royal秘書艦の弾薬又はボーキテーブルで開発できる。
- 2021年7月30日に艦上偵察機のFulmar(戦闘偵察/熟練)が実装された。
- 2021年8月4日に本装備の改修が実装され、改修更新できるようになった。
- Spitfire Mk.VをSeafire Mk.III改に改修更新する際2機消費する。
- 任務「精鋭複葉機飛行隊の編成」にて本機を2機要求される。ポイ捨て注意!
運用について
- 性能は旧式かつ複座機ゆえに九六式艦戦に毛が生えた程度。
- 命中2が付く艦戦は零式艦戦21型(熟練)、零式艦戦53型(岩本隊)に次ぐ3例目。加えて火力1があるため砲撃戦の貢献はそれなり。
ただし零式艦戦21型(熟練)の量産が比較的容易なので、命中目的にこの機体を採用する意義は薄いと思われる。 - ちなみに戦闘機初の対潜値付き装備だが、水偵の対潜値同様対潜攻撃力には寄与しない。*2
- 瑞鳳改二乙で先制対潜可能ライン(対潜65)に僅かに届かない…という場合には一応使えなくもない。4スロ目に装備すれば対空の低さも然程気にならない。
- 命中2が付く艦戦は零式艦戦21型(熟練)、零式艦戦53型(岩本隊)に次ぐ3例目。加えて火力1があるため砲撃戦の貢献はそれなり。
小ネタ
- 元となっているのはフェアリー・フルマー。ソードフィッシュと同様フェアリー・アヴィエーション社の手になった艦上戦闘機である。「フルマー」とはフルマカモメのこと。
- もともとは同社が空軍向けに設計・製造していたフェアリー・バトル軽爆撃機の、後継機の競争試作に供された機体がベースとなっている。
- 1937年1月に初飛行した当機はホーカー社の試作機*3に敗れ去ったものの、デンマーク海軍が興味を示し、ライセンス生産権を購入した。
- 12機がコペンハーゲンの海軍工廠で製造開始されたが、ドイツのデンマーク侵攻時には全て未完成だった。
- もともとは同社が空軍向けに設計・製造していたフェアリー・バトル軽爆撃機の、後継機の競争試作に供された機体がベースとなっている。
- 空軍省が艦隊航空隊向けに艦上戦闘・観測機の要求仕様を提示すると、フェアリー社はこの試作機を改良して競作に応じた。
- この仕様書で要求されていたのは艦隊防空を主眼とした長距離戦闘機だった。
戦闘機ではなく爆撃機や雷撃機を主敵としており、機動力は妥協して重武装と航続力が重視されていた。
また、長距離の洋上飛行でのパイロットの負担を軽減するため、航法・通信士の乗る複座機とされた。- 日米では機動力低下を嫌ってパイロットに洋上航法をさせていた。
護衛対象の爆撃・雷撃機や先導機による航法支援が行われ、多くの場合これで問題はなかった。 - しかし誘導機を付けて洋上航法を行った日米でもしばしば航法ミスにより不時着機や行方不明機を出していた。
ミッドウェー海戦では空母ホーネットのVF-8所属のF4F-4艦上戦闘機10機が日本艦隊までの航法を間違えてしまい、そのまま行方不明になってパイロット10名を一挙に失う大惨事を起こしている。
特に日本では大戦末期になると搭乗員の確保を急ぐあまり新兵の訓練を短縮した影響によって練度低下により各パイロットごとの航法技術は低下しつつあった。
無論、六〇一空のように、部隊によっては洋上航法も追加訓練により習得していたようだ。
しかしマリアナ沖海戦では米機動部隊に向かう際アウトレンジ戦法を取った為長距離の洋上航法を行うことになった。
洋上航法において、島など目印になるものがあればいいのだが、無い場合は上空の風に流される中でまず風向・風速を調べ、速度*4と時間で距離を割り出し、方位を確認してだいたいここにいるだろう、と予測を立てるしかない。
当然誤差もあるし距離が伸びるほど誤差も大きくなる。
マリアナ沖海戦当日、攻撃隊が発艦し、米機動部隊へ向けて飛行していたのだが目標変更により飛行ルートが変わるという連絡を聞き逃したことに航法ミスを起こしてしまい未帰還機を出してしまう。
さらに攻撃後も帰還時に誘導機からはぐれたり、航法ミスにより未帰還となった機体が多かったらしい。 - ちなみに1943年のポートダーウィン侵攻時も零戦隊は事前に450海里*5ほど海上を飛ぶ為の洋上航法を猛訓練で会得したので、ティモール島のクーパン飛行場よりおよそ800~900kmという長距離飛行を行いながらポートダーウィンを襲撃、オーストラリア空軍を撃破して、さらに800~900km飛んで基地へ帰る、という超人じみたことを航法ミス無しで成し遂げている。
- 日米では機動力低下を嫌ってパイロットに洋上航法をさせていた。
- 文字通り洋上航法は命がけなのだ。艦これでは基地航空隊を筆頭に、妖精さんは洋上航法に関してはハトの帰巣本能に匹敵する精度で必ず帰ってくるため、あまり心配しなくて良い。
- この仕様書で要求されていたのは艦隊防空を主眼とした長距離戦闘機だった。
- 当時まともな戦闘機を保有していなかった艦隊航空隊にとって緊急性の高い機体であったため、既に原型機の存在していた当機が採用され、早くも1938年半ばに最初の量産発注が行われた。
- 量産機の初飛行は1940年1月で、同年7月から運用が始まった。
- ほどなく地中海の戦いで、機動力を妥協したフルマーは単座の陸上戦闘機を相手取るには実力不足であることが明らかになった。
- その自重はおよそ3.2t。なんと天山と同等であり、これをMk.1ではわずか1,080馬力のマーリン8、Mk.2でも1,300馬力のマーリン30エンジンで動かしていたのだ。
- 一方で長距離性能は有用で、ビスマルク追撃戦でも触接維持に活躍した。また、マルタを出入りする船団護衛ではより軽快な枢軸軍戦闘機相手に(爆撃機の護衛任務という足枷がついていたとはいえ)勝利を収めている。
- ほどなく地中海の戦いで、機動力を妥協したフルマーは単座の陸上戦闘機を相手取るには実力不足であることが明らかになった。
- 1941年3月からは出力向上型のMk.2が配備され始めた。Mk.2は500ポンドまでの爆弾を搭載しての急降下爆撃も可能だった。
- フルマーの基本的な主武装は7.7mm機銃8挺だが、Mk.2の最末期型では12.7mm機銃4挺に改められている。
また、Mk.2には機上対空レーダーを搭載した夜間戦闘機型がある。
- フルマーの基本的な主武装は7.7mm機銃8挺だが、Mk.2の最末期型では12.7mm機銃4挺に改められている。
- フルマーは1942年までには一線を退き、シーファイアやマートレットといった単座戦闘機にその座を譲っていった。
- 太平洋戦線ではMk.2を装備した海空軍の3個中隊がセイロン島を拠点に活動したが、圧倒的な戦力を誇る南雲機動部隊の前に大苦戦を強いられた。
- 護衛空母搭載の夜間戦闘機型を最後に、フルマーは1945年2月8日に前線での運用を終了した。
- フルマーは大戦を通じて40機の損失と引き換えに112機を撃墜した。これは第二次大戦で艦隊航空隊が運用した戦闘機としては最多である。
- 生産数はMk.1が250機、Mk.2が350機の計600機。Mk.2のうち100機弱が夜間戦闘機型のNF Mk.2に改修された。
- 複座艦上戦闘機の後継としては、1943年から配備が始まったフェアリー・ファイアフライがある。
- 純粋な戦闘機としてはやはり単座機に劣るものの、運用の柔軟性や大きな搭載量、航続距離を活かして強行偵察や船団/対地攻撃、対潜哨戒などで活躍した。
この装備についてのコメント
- 改修来た!と思ったら★1から共食いかー -- 2021-08-04 (水) 20:49:04
- イヤーリーでフルマー2機いるの忘れてた、というかソーフィmk2とか3機も4機もいらんだろとタカをくくってた…特効で必要になってきてるやん… -- 2021-08-31 (火) 22:45:35
- イヤーリー二個処分した後、E3で重複用の特効装備なのを知ってワロエナイ。また開発しなおしだよ…… -- 2021-09-04 (土) 13:54:05
- そもそもアクロがおりゃん -- 2021-09-09 (木) 00:55:45
- ゴミ倉庫実装して、使わないゴミの分際で改修とか任務とか特効で使うから捨てるに捨てれない、ちゃんと限界まで母校拡張した意見だからちゃんと聞け糞運営 -- 2021-09-11 (土) 15:26:09
- ここで運営に言ってどうするんだよwww ちゃんと問い合わせフォームあるんだからそこ使おうな? -- 2021-09-11 (土) 15:34:42
- そんなもの機能してないだろ -- 2021-09-11 (土) 21:11:50
- お前の思い込み以外の機能してないってソースはあるか?少なくともこんな所で無駄な書き込みするよりは遥かにマシだよー?w -- 2021-09-11 (土) 21:41:49
- 使うか使わないかどっちなの?文章読んでもわからないけど。 -- 2021-09-11 (土) 21:24:33
- 紫電改二を無駄に100個くらい持ってそう(小並感) -- 2021-09-11 (土) 21:49:37
- ここで運営に言ってどうするんだよwww ちゃんと問い合わせフォームあるんだからそこ使おうな? -- 2021-09-11 (土) 15:34:42
- 今必要なのはフルマーなんだよ、アーク。…どうしてソーフィッシュを20機も量産しちゃうの? -- 2021-09-14 (火) 10:31:28
- 「フルマーは大戦を通じて40機の損失と引き換えに112機を撃墜した。これは第二次大戦で艦隊航空隊が運用した戦闘機としては最多である。」←この記述本当?英軍限定の話ではなく? -- 2021-09-15 (水) 03:15:18
- 艦隊航空隊(FAA)だからイギリス限定の話じゃね? -- 2021-09-15 (水) 20:41:18
- とてもゼロ戦とまったく同じ時期に出てきたとは思えない残念性能な艦上戦闘機がはたして40機と引き換えに112機も撃墜できたのか疑問でしかない ちゃんと相手側の資料つき合わせたら悲惨な結果が見えただろう -- 2021-09-16 (木) 06:55:11
- 艦隊航空隊限定でしょう。キルレシオはぶっちゃけ個体性能より敵対機や時期を始めとした環境に左右されるんでフルマーの数字であってもおかしくはない。 -- 2021-09-16 (木) 08:04:06
- 複葉のCR42を一撃離脱のみならず垂直面格闘戦でも圧倒してたらしい -- 2021-09-21 (火) 22:25:00
- これ元記事をたどるとエリック・ブラウンっていう英軍のテストパイロットが雑誌に寄稿したのを引用して書いた英語版wikiが元なんだけど、そのwikiの方の記述はなんかゼロ戦に対し優位だったとかありえそうにないこと書いてて信憑性が薄い.そのテストパイロットの方の記事の原著は1973年のものらしく確認不可能 -- 2021-09-29 (水) 08:16:11
- 「軽快で軽装な三菱A6M零式戦闘機や愛知D3Aヴァル急降下爆撃機との交戦で、フルマーは零式戦闘機に劣ることがすぐに証明され、愛知D3Aヴァル4機と中島B5Nケイト1機と引き換えにフルマー6機が失われた[23][24][25] にもかかわらず、フルマーはさらに極東に派遣され、日本軍に対抗し続けた。(DeepLで翻訳)」……普通に劣るって書いてあるけど(冒頭文でもまったく歯が立たなかったってある) -- 2021-09-29 (水) 08:55:55
- 改修でスピットファイアを食うのめんどくさすぎる なかなか開発で出ないし -- 2021-09-20 (月) 13:04:05
- 開発するとソードフィッシュばっかりくる。いらんところばかり物欲センサーが仕事するな -- 2021-09-21 (火) 21:49:44
- 終盤に戦闘偵察作ったけどこれほんとにいらねえなって -- 2021-09-29 (水) 10:17:20
- 複座だから秋刀魚特効がこねぇかなと密かに期待している(でも使わねえよとも思っている) -- 2021-10-20 (水) 17:05:32
- まあ複座機と言うだけで洋上観測できるなら大半の艦攻/艦爆が複座なのにって話になるから…… -- 2022-11-30 (水) 10:20:00
- ヴィクトリアスが結構なフルマー厨だけど開発秘書官に追加されたりはしてないのかな。 -- 2021-10-21 (木) 16:36:07
- 金曜日Victoriousで改修可能だったけど、早見表にのってないな -- 2023-12-01 (金) 20:56:16
- フルマーを振る舞う -- 2022-01-30 (日) 15:22:31
- 名前の由来のフルマカモメ。フルマとは悪臭のするという意味があるらしいwフルマカモメ -- 2022-04-10 (日) 22:09:46
- 野生動物なんてだいたいは悪臭の固まりだ。 -- 2022-12-01 (木) 07:00:22
- 初の対潜値付き艦戦だけど、半月後にはF6Fの夜戦型で対潜値4~5が出てたりする -- 2023-12-09 (土) 14:10:11