FAQ/イベント

Cached: 2024-12-21 21:00:34 Last-modified: 2021-08-02 (月) 12:31:32

主に艦これを始めて間もない、イベント初参加の提督の方達向けに、イベント海域の戦い方を記します。

イベント開始前

情報収集

ゲーム内での準備は勿論ですが情報収集も同様に重要です。

wiki内

まず読んでおくべきページはイベント海域独自のシステムである連合艦隊です。特に護衛待避の項目は完全に理解していないと取り返しの付かない結果を招きます。熟読しましょう。
その他艦種や装備の特徴夜戦や陣形の効果など最新の情報を把握して臨みましょう。
道中の安定を意図する、もしくはボス戦での攻撃力を高めたい場合は支援艦隊についても目を通しておきましょう。支援艦隊には通常の出撃とは異なった装備構成が要求されます。
また、イベント海域を抜けるための戦略は直近のイベントページも参考になります。目を通しておくと良いでしょう。
基地航空隊のページも重要です。基地航空隊の配備が重要になることもあるので、必ず目を通しましょう。

Twitter

運営ツイッターにて1ヶ月~3週間前くらいにイベントの大まかな開始時期が、1週間~前日あたりにイベントに関する詳細な情報が告知されます。
※ツイッターはアカウントを取得していなくても閲覧出来ます。
イベント直前のメンテナンス&アップデートと同時に、艦種や装備についてイベント攻略に関わる更新があったり、イベント海域の敵戦力ゲージに時間回復が着くかどうかといった情報が出ることもあるので確認しておきましょう。
当wikiでもトップページや左メニュー上部にて、イベントや更新に関する情報のほか発生中のサーバー障害情報等を随時更新しているので活用してください。

公式サイト

公式サイトに掲載されるイベント告知のバナーには一度目通しておきましょう。出撃!礼号作戦 (2016年冬イベント) の頃からバナーに攻略のヒントとなる艦娘妖精さんが描かれていることがあります。
イベント内で特別な意味を持つので、どの艦娘を温存するか判断するのに使いましょう。

その他

余裕があれば、イベントのモデルになる作戦や海戦なども事前に調べておくともっといいでしょう。
特にその時に活躍した艦を知っておくのは有用です。通常海域と違い、羅針盤制御には特定の艦娘が名指しで指定される場合があります(同艦種や同型艦ではありません)。
イベントが始まってからでも間に合う可能性は大いにありますので、目論見が外れても落ち込むことはありません。

大まかな目標設定

公式からイベントに関する情報が出たら、準備の為の大まかな目標設定をしましょう。
もし難易度選択システムが採用されるのなら、とりあえずの目標は難易度丙で行けるところまで行く(あわよくば完走)がお勧めです。
理由は次の通りです。

  • 出撃制限(いわゆるお札システム)が採用されていても全て無視できるので主力の練度確保にある程度は集中できる
  • 海域クリアで確定で入手できる艦娘は甲でも丙でも違いは無いが、取り逃した際に後のイベントでの入手性に難がある事が多い(周回難度、ドロップ率など)。
  • 難易度丁が実装されたためそれを選ぶことでクリアはしやすくなったが、初心者にとって欲しいアイテムがもらえない。(WG42や試製甲板カタパルトなど、艦隊運営上において非常に重要なアイテムを取り逃す例もあった)

但しこれらは以前と同様のイベントシステムの場合に限ります。もしシステムに変更があるようならそれに合わせて目標を変更しましょう。
また、難易度乙以上でないと入手できない強力な報酬も存在しますので、その場合は入手を諦めることになるでしょう。イベント突破報酬のレア装備は基本的に二度と手に入りません。序盤海域だけ難易度甲にすることも選択肢として考えることも大事です。
もし十分な準備期間を経て戦力や資源確保をもってイベントに臨めたのなら、難易度を一つ上げて様子見で出撃するのも良いでしょう。
難易度乙以上であれば出撃制限のお札を考慮する必要がありますが「無理そうだったら丙にすればいい」と気楽に構え、提督として次のステップへチャレンジしてみるのも悪くありません。
また、難易度丁は「丙でやってみたけど、それでもどうしてもキツい」と言った場合に切り替えるのがよいでしょう。

戦力の充実

通常海域とイベント海域の大きな違いは、連合艦隊システムの存在です。通常海域なら戦艦と正規空母がいればだいたいなんとかなりますが、連合艦隊ではそれ以外の艦種も強くなければ歯が立たないです。

そのため、練度を上げる基準としては、「連合艦隊を組んだときにバランスの良い練度になるか」を最初の基準にするのがよいでしょう。

あくまで一例ですが

  • 水上打撃部隊
    • 第一艦隊: 戦艦4軽空母2
    • 第二艦隊: 軽巡1駆逐3重巡2
  • 機動部隊
    • 第一艦隊: 戦艦2正規空母4
    • 第二艦隊: 軽巡1駆逐3重巡2
  • 輸送艦隊
    • 第一艦隊: 航巡2駆逐4
    • 第二艦隊: 軽巡1駆逐3重巡2
  • 支援艦隊
    • 砲撃支援艦隊: 駆逐2戦艦2正規空母1重巡1

と考えると、十分に育った艦が戦艦x6、正規空母x5、軽空母×2、航巡x2、重巡x4、軽巡x2、駆逐x9は例え全部難易度丙丁で挑むとしても必要になります。
さらに、イベントでは羅針盤等の都合上こうしたセオリー通りの艦隊が組めないこともよくあります。
予備要員等も含めて考慮すると、戦艦x8、正規空母x6、軽空母×3、重巡x6、軽巡x3、駆逐x12は最低必要になってくるでしょう。
(一部戦艦を重巡に、空母を軽空母に、重巡や駆逐を雷巡に、といったアレンジは可能です)
特に軽巡や駆逐・重巡は意識しないと全然育たないので優先しましょう。

特に重要なのが「戦力バランスに偏りがないか」です。下記のとおり、過去のイベントには全て「ある一定の編成によって羅針盤がある程度操作される」というシステムがありました。
もしあなたの戦力が「戦艦・空母ばかりが高レベル」「駆逐艦は未改造が殆ど」「軽空母育ててない」「航巡なんて居ない」「幸運艦(運50前後の艦娘)がいない(もしくは、いても1人だけ)」「少数だけが強く、他が弱い」等の穴があった場合は攻略上致命的な問題になります。

羅針盤制御対策は?

過去のイベントでは

  • 艦隊に「水上機母艦」が含まれていないと出撃すらさせてもらえなかった
  • 速力が高速艦に統一されているか、低速艦と混成されているかで航路が変わる
  • 艦種だけではなく特定の艦の有無でもルートが左右される
  • 水雷戦隊(軽巡・駆逐のみ)でしか出撃できない
  • 特定の艦限定で火力などに補正が入りダメージを与えやすくなる

といった事がありました。

従って、可能であれば「あらゆる艦種の艦娘を平均的に育てる」というのが理想ですが「主力組の練度確保」も忘れてはいけません。
また、どうしても必要と言うことならイベントが開始して制御対象の艦娘が判明してから一生懸命育成すれば何とかなることが多いです。

とは言え、イベント海域を楽しみたい気持ちが先行してイベント期間中に通常海域で地道に育成する気など普通は微塵も起きないでしょう。ですので、

  • 戦艦/正規空母以外にも意図的に経験値を与える
  • ケッコン艦や高レベル艦の育成よりも低レベル艦の育成の方に力を入れる
  • 普段から持っていない艦娘がドロップする海域を重点的に周回する
  • デイリー建造任務で持っていない艦娘を狙ってみる
  • もし入手済みならば、改にしておく
    •  主力組がある程度(レベル70前後)まで育ったならば、改二艦を増やしておく

といったプレイを日頃から心がけると良いでしょう。

有る程度育成を進めた提督であれば、各艦種毎の層の厚さにも気を配ると良いかもしれません。

装備は?

同時に装備の開発もある程度進めていく必要があります。しかし、これは基本的には通常の開発と同様、艦隊に不足している装備を開発していけばよいでしょう。
イベント初参加で丙難易度を選ぶ場合、主砲・魚雷については、初期装備・改造時での持参装備でもわりと何とかなることが多いです。
一方、「艦載機」「ソナー・爆雷」の上位装備や、三式弾徹甲弾九六式陸攻二式水戦改は、優先的に開発しておきましょう。

  • 改修資材とボーキサイトを何とか捻出して改修工廠二式水戦改を作っておくとよいでしょう。2つあるだけでも戦術の幅が大きく広がり必ず役に立ちます。瑞雲で代用するのは困難であることが多いです。
  • 艦載機は開発で手に入る上位装備は、空母の持参装備よりずっと優れたものが多く、空母の戦力を飛躍的に増大させます。また、一部は、基地航空隊に転用する場合にも有用です。
    • 余裕があれば、開発不可能ではありますが零式艦戦21型(熟練)も用意しておきましょう。基地航空隊における九六式陸攻の護衛として非常に優秀です。該当機を入手するまでは零式艦戦21型を捨てずに取っておきましょう。
  • ソナー・爆雷は、潜水艦対策に必須です。対潜攻撃力は装備によるダメージ配分が強い計算式であり、これらの装備無しでは、敵潜水艦にロクなダメージを与えられません。
  • 三式弾は、本来は対空力を強化する装備ですが、一部の陸上型ボスに有効な装備です。
    これさえあれば全てOKというわけではありませんが、多くの陸上タイプの敵にダメージ追加効果が発揮され、また陸上タイプに有用な装備の中で、比較的、入手難易度が低いのが特徴です。
  • 徹甲弾は戦艦に装備することで、敵の戦艦や空母などへ大打撃を与えられる装備です。
    イベント海域でもその威力を発揮する機会は多いため、4個は用意するとよいでしょう。
  • 九六式陸攻は航空基地隊用の装備です。基地隊では、艦載機による流用もできますが、こちらは基地隊専用装備である分、艦載機より強力な効果を発揮できます。また、長い行動半径を持っており、その行動半径は艦載機での代用が難しいです。
    2部隊に満載できるよう8個用意できればベストです。最低でも4個は用意すべきでしょう。
  • 電探も複数用意しておくと良いでしょう。特に32号対水上電探33号対水上電探は開発で作るだけの価値がある装備です。
  • 明石がいるなら、改修工廠で装備改修を行うことも重要です。
    • 上で述べた通り、二式水戦改は是非とも作っておきたい装備です。
    • 使用頻度の高い九一式徹甲弾は戦艦にまず間違いなく載せる装備となるため、改修優先度が高めです。
    • 35.6cm連装砲は、試製主砲が入手できるまでのことを考えると2本ほどなら改修して損はありません。
    • 大井改二、北上改二が持参する61cm五連装(酸素)魚雷を改修するのもよいでしょう。61cm四連装(酸素)魚雷は、五連装(酸素)魚雷を量産する繋ぎとして1本だけ★9まで上げる程度で十分です。
    • 他にも、20.3cm(3号)連装砲大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊)あたりも候補になりやすいでしょう。
    • 逆に、駆逐艦の主砲などは任務以外の理由で叩くべきではありません。

それ以外の必要装備がイベント開始後に判明するかも知れませんが、資源さえあれば連続して開発することは容易なので、「どんな装備が必要になるかわからない」という場合でも、開発資材と資源を貯蓄しておくと安心です。

資源確保

イベント攻略のためには資源の確保も必要です。

資材

各種資材は消費量が提督によって異なるので「ここまであれば大丈夫」というラインはありませんが、イベント前は自然回復上限値を無視して貯めるのが定石とされています。
普段、自然回復上限値(概ね2万)前後で艦隊運営をしている提督ならば、遅くともイベント時期が告知された時点で備蓄に専念した方が良いでしょう。
目安として、上記上限値程度の回復量であれば最低限その2倍以上は貯めておくと良いでしょう。
それ以上を貯めても困る事はありませんが、艦娘の練度を上げる必要もあります。
強力な艦は相応の資源が無ければ満足に運用できませんが、資源だけあっても相応の戦力が無ければ無駄になりやすいです。育成と貯蓄のバランスを考えるのも提督の大事な役目です。

過去のイベントでも、2万程度の消費でクリア出来た提督の報告もあれば、10万使ってもクリア出来なかった提督の報告もあります。また、クリアするのに同じ量の資材を使うにしても、各資源量25,000の人が20,000使ってクリアするのと50,000の人が20,000使ってクリアするのでは、特に後半の精神的プレッシャーが大きく異なってきます。繰り返しになりますが、どこまで備蓄するかは最終的には各人の判断です。

自然回復ラインや、資源ゼロからイベントをクリアしている人も居るから自分も大丈夫、等と考えてはいけません。
そういった人たちは日頃から十分過ぎる戦力を整え、艦これのシステムを熟知し、イベント情報を細かく分析した上で高度な判断で資材運用をしています。連合艦隊や基地航空隊等の実装以後、更にその難度は上昇していると言えるでしょう。
また、ドロップ限定の新艦入手を最初から考慮の外に置いている等、ある種の「縛りプレイ」としての趣向が強く、決して万人に勧められるようなイベントプレイスタイルとは言えません。
一方、自然回復による資源増加量はバカにしてはいけません。イベントに挑む戦力があまり整っていない状況では、自然回復範囲内でひたすらレベリングや開発を進めたほうがイベント海域のボス撃破率の上昇に貢献し、結果的に資源の節約に繋がります。特にイベント初挑戦するような初心者提督ほど、その傾向が強いです。
再度繰り返しになりますが、どこまで備蓄するかは最終的には各人の判断です。

高速修復材

主力の連続出撃が基本戦略になるため、バケツこと高速修復材も相当数確保すべきでしょう。
バケツは自然回復が無く一日の入手量も限られているので、平時から計画的に貯めることが必要です。こちらは500ほど準備できれば、よほどのことがない限りバケツ不足でクリア出来ないということにはならないでしょう。

イベント開始後

さらに情報収集

イベント開始直後しかプレイ出来ない、というのでない限り、イベントが開始しても、いきなりイベントには参加せず、引き続き戦力の充実に力を入れた方がよいでしょう。
数日すれば少なくとも序盤海域の情報は出揃います。先人に感謝しつつ、資源の消費を抑えながら進むのがよいでしょう。

目標の調整

冷静な現状把握で今回のイベント完走が難しいと判断したなら、頭を切り替えて次回に万全の態勢で挑めるよう戦力拡充に注力するのも立派な作戦です。
イベント海域ではそれぞれの海域で比較的レアな艦娘がドロップできる傾向にあり、イベント開始より数時間~数日もすると各海域での敵編成や艦娘のドロップ情報が大方集まります。
それを参考に自分の戦力で安定してボスまで到達できる海域を周回することでいたずらに精神と資源を消耗することなく戦力を拡充できるでしょう。
コレクション的な意味合いでも、レア艦探しをする意義はあります。

ただし、海域クリアボーナスの艦娘とは違い、ドロップによる艦娘は難易度による影響を受ける場合があります。現在の難易度で目的の艦娘がドロップするかはよく確認しましょう。

がむしゃらに最深部を目指すだけがイベントではありません。微妙な戦力で苦戦して心労が重なれば、轟沈のリスクも上がるでしょう。
現状把握と情報収集を行い、明確な判断指針を作って長期的な視点で艦隊運営を行うのも楽しみ方の1つです。

最後に

そして一番重要なのは時間の確保健康及び精神的安定(セルフコントロール)です。
時間の確保は、学生の皆さんは時間割と相談、社会人の皆さんは上司とよく相談(口実作りとも)してください。
また体調を崩していては攻略どころではありませんので、最低でも病気にかからないように注意しておきましょう。
そして軽視されがちですが心の安定も重要です。
ゲージ削りに焦り苦心する余り、まだ大破していないと思っていたとか、ダメコンを積んだはずだったといった事も起こりえます。
イベント海域出撃時のながらプレイは避けるべきですが、最低限出撃前の装備確認と戦闘後のリザルト確認は念入りに行って下さい。
確認したつもりにならないように。

どうしても長時間張り付くのが難しい多忙提督は、数日掛かりでゆっくり攻略するのも手です。
レア艦掘りまで考えるなら早く攻略するに越したことはありませんが、そうでないなら情報収集をしながら少しずつ進めるほうが余計な消耗を抑えられます。
・・・だからといって終了ギリギリまでのんびりしていて攻略が間に合わないようでは本末転倒なので、時間配分は計画的に。

準備ができたらいよいよイベント開始を待つだけです。暁の水平線に勝利を刻め!