九七式中戦車 新砲塔(チハ改)

Cached: 2024-12-15 23:21:56 Last-modified: 2024-09-27 (金) 12:48:01
No.498
weapon498.png九七式中戦車 新砲塔(チハ改)陸戦部隊
装備ステータス
火力雷装
爆装対空
対潜索敵
命中回避
射程
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可
当時の日本陸軍の主力戦車、歩兵支援に主眼をおいた九七式中戦車、通称「チハ車」。
同戦車の対機甲戦闘力向上を図るべく、新開発の貫徹力の高い新主砲を搭載した改良後期型、通称「チハ車改」です。
※単独で海上機動できませんが、接岸擱座揚陸能力を持つ二等輸送艦などに搭載することで、着上陸戦闘が可能です。

ゲームにおいて

入手方法について

過去の入手方法

過去の入手方法

装備の運用方法について

装備ボーナスについて

アップデート履歴

小ネタ

  • 当初は九七式中戦車の改良型として開発されたわけではなく、新型戦車に搭載予定だった試製四十七粍戦車砲*1(+新型砲塔)の出来映えを試験すべく、未完成の新型戦車の車体の代用として、改造した九七式中戦車の車体へ乗せたモノと言う立ち位置だった。
  • 多くの書籍では、チハ改は日本初の本格的な戦車戦が発生したノモンハン事件*2の教訓から開発が始まったといわれるが、実際にはノモンハン事件の報告が日本に届くより前には、戦車戦を考慮した戦車の開発が構想されていた。
    • この戦車はチハ改ではなく、チホ車とも呼ばれる新型中戦車である。この戦車はごく初期に計画されていた九七式中戦車の後継機種であるが、この段階ではまだチハを改造することは考えていなかった。
      • チホ車は九七式中戦車を軽量化し、生産性や整備性を高め、エンジンや足回りといった駆動系に改良を加えた車両である。チホ車の開発が開始された時期は九七式中戦車の採用直後だったという。
    • その後ノモンハン事件を経て、同紛争の分析が進むにつれて、後継機としては力不足であるという認識が広がったため、ノモンハン事件の翌年には、量産化を前提とした開発が中止となっている。

  • チハ改と言う名称は戦後に付けられた名前であり、当時の戦車兵からは「九七改」または「チハ車改」と呼ばれていたという。
    • ほかには単に「中戦車」「九七」とも呼ばれることも多かったらしい。

この装備についてのコメント

  • チハタンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! -- 2023-03-21 (火) 07:39:49
  • 実質的に乙限定報酬みたいな立ち位置(甲でもほへーとセットの奴のオマケみたいに貰えるけど)だからにほんへシリーズで今の所一番地味ね・・・ -- 2023-03-30 (木) 00:06:49
    • チハ2+カミ車1で運用らしいからこの子+甲報酬でコンビになるんじゃないかな? -- 2023-03-31 (金) 01:48:52
  • 新砲塔って言うからには当然主砲が強くなったんだよな!と思わせてからの口径が57㎜→47㎜に縮小してる奴。いやまあ強くはなってるんだけどマジで戦車の砲口径よくわからん -- 2023-04-10 (月) 20:10:46
    • 歩兵支援用から対戦車用に変わってるんで当然強くはなってる。だがM4シャーマン相手では横か後ろから狙うしかなかったがな… -- 2023-04-11 (火) 00:01:23
    • 口径が小さくなっても、砲身の長さとか色々と調整して火力が上がる例も、あると言えばある……らしい -- 2023-04-11 (火) 00:16:44
    • 対戦車戦を意識して貫徹力を重視し、砲弾の砲口初速を上げるためにより砲身を長くしたんだよ。だから短砲身の57 mm砲より装甲目標に対しては強くなってる……はず(貫徹力の比較データがあったら、よりはっきりしたことが言える) -- 2023-04-12 (水) 09:36:30
    • まあ弾丸鋼製の一式蛋形徹甲弾しか選択肢がないから実際はイマイチなんだけど、47mm戦車砲の火砲自体の能力としてはドイツの1号47mm対戦車砲と3号戦車L型の5cm60口径の間くらいの性能で、砲身が短めの割に優秀だった。…砲弾にクロームはじめとする希少金属がじゃんじゃん使えれば、一式徹甲弾の採用時点で蛋形弾でなく他国並みのAPCBC作ってたはずだったんだけどねぇ…。 -- 2023-04-15 (土) 09:27:55
    • 特に難しい話をしなくても、57mm砲は砲身の長さが1メートルしかなくて、47mm砲は2メートル以上、つまり倍以上の長さがあった、と言えば、どっちのほうが貫徹力があるか普通にわかるでしょ。イラストを比べても圧倒的に新砲塔の方が砲身が長いし、つまりそういうこと。 -- 2023-04-15 (土) 10:01:16
      • 残念ながら、その説明だと「走り幅跳びで、長い距離助走を付けた方が遠くまでジャンプできる(当社比)」ぐらいの説明しか出来てない。長い距離を疲れずに、しかもファウルにならないよう狙ったところに着地できるように飛ばなくてはならない。つまり、発射に使う火薬の増量(筋力アップ)、それの爆発力に耐えられる駐退複座機の開発(関節と骨を強くする)、大口径化し砲操作系統に支障を来さないための軽量化(減量と筋持続力コントロールによる肉体改造)、長砲身ライフリングと砲口内の改良(長い助走の間に狙いを定める運動勘)、さらに長距離に延伸した射程での照準管制系(視力とブレない三半規管)、弾丸の形状および材質改良による弾丸自体の高初速化(いい靴を買おう)等など…つまり、新砲塔は旧砲塔に比べて、歩兵と一緒に進軍したり装甲化されていない軽目標や障害物を破壊したりする一般的な場面で多用途に活躍するために平均多角化していた能力を、敵戦車を破壊することだけに特化しアスリート化したもの、と言える。…なので、チハ車改は「もう普通じゃ満足できない!」のである。 -- 2023-04-15 (土) 10:31:04
    • チハに57mmの高初速砲を搭載する案については原さんの著作以外に出元がなくてよくわからんけれども、要望としてはあったみたい。ただ、なんで47mmなのかって話は実はチハそのものには無関係で、結構やりきれない気分になる。有り体に言うと次期中戦車(チホ)に47mm砲を積むことになってて、その砲塔の試験をチハに載せてやってたから。で、なんでチハで砲塔の試験やってたのかって言うとチホ車の車体がトランスミッションの不具合で何時まで経っても出来上がらなかったから。 -- 2023-04-17 (月) 22:09:34
      • (長いので続き) 次期中戦車がなんで10mmも小さい砲なのかって言うと、実はチハの採用のときに紛糾した架橋資材問題が根っこにあって、チホはチハより軽量化させてかつ走行性能と対戦車能力は向上させる予定だった。57mmの長砲身となると砲も弾薬も重量が嵩んでしまうから、軽量化と両立させるためには口径ダウンもやむなしということ。加えて、47mmだと開発中の重速射砲(1式47mm砲)と弾頭の共通化もできる。 -- 2023-04-17 (月) 22:17:35
      • (余談) チハには新砲塔化せずに対戦車能力を向上させる案もあった。57mm砲の砲身(バレル+装填部全体、ざっくり言うと撃つと反動で後退する部分全部)をひっこ抜いて次期軽戦車用の1式37mm戦車砲相当の砲身とすげ替えるお手軽パターン。試作して実車で試射までやったけど採用はされなかった。やっぱり榴弾の威力がガタ落ちになっちゃうのがネックで、あと37mmじゃ流石に将来性がないと思われたのかもしれない。 -- 2023-04-17 (月) 22:26:38
  • https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%BC%8F%E5%9B%9B%E5%8D%81%E4%B8%83%E7%B2%8D%E6%88%A6%E8%BB%8A%E7%A0%B2 そもそも旧砲塔の57mm砲は対装甲車両を想定したものではないので、貫徹力においては劣る -- 2023-04-12 (水) 09:59:29
    • 初速が350m/sだからまともな貫徹力を期待しちゃだめぽ(直射の平射専用砲なので短加農と言われてるけど91式10糎榴弾砲や山砲より初速が低い) 低初速だから砲システムが軽量で済み、57mmという当時としては大口径の弾を砲手1人で運用できたという方が正しいかもしれない。新砲塔の47mmは対戦車砲だけど旧57mmは今で言えば自動擲弾銃みたいなもの。 -- 2023-04-17 (月) 14:28:17

*1 後に改良されて一式四十七粍戦車砲となる。
*2 かなり大雑把にいえば、ソ連と日本の国境紛争のこと。